JPH0259905B2 - - Google Patents

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JPH0259905B2
JPH0259905B2 JP16828085A JP16828085A JPH0259905B2 JP H0259905 B2 JPH0259905 B2 JP H0259905B2 JP 16828085 A JP16828085 A JP 16828085A JP 16828085 A JP16828085 A JP 16828085A JP H0259905 B2 JPH0259905 B2 JP H0259905B2
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JP
Japan
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floor structure
movable
expansion
floor
stage
Prior art date
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JP16828085A
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JPS6229678A (ja
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Fumihiko Suzuki
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、伸縮自在の床構造体に関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年体育館等においては内部を多目的に使用す
るために、壁面に近い床面の一部に第7図に示す
ような伸縮自在の床構造体Aを設置することが多
くなつた。この床構造体Aは、最前段の移動床台
5.1から最後段に至る移動床台5.6までの各移動
床台5を順に高さを増す複数段のもとで相互に連
結し、前後方向に伸縮による移動が可能となるよ
うに形成されている。そしてこの床構造体Aの使
用時には最も低い最前段の移動床台5.1から順次
に引き出して全体を雛壇状に伸長し、これによつ
て上記の各移動床台5上における連結状に折りた
たみ椅子(図示せず)に多数の観客が着座できる
観覧席として使用することができる。また上記の
図示しない連結椅子を反転状に折りたたんだ際に
は各移動床台5が個々に平面化し、この平面化し
た雛壇状による上記の各移動床台5上を、例えば
展覧会,彫刻展,物産展,即売会,フアツシヨン
シヨー等の展示台として多目的に使用することが
できる。さらに上記による床構造体Aの不使用時
には、各段の図示しない連結椅子を折りたたんだ
状態にして各移動床台5を、前記とは逆に最前段
の移動床台5.1から順次に最後段の移動床台5.6
下へ戻すように後退移動させることにより、全体
が上記最後段の移動床台5.6下に垂直棚状に縮減
し、これによつて建物の壁側に設けられた図示し
ない格納凹所内へ収納保管することができるよう
に構成されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の構成により、従来における伸縮自在の床
構造体には次のような問題点があつた。
(1) 床構造体Aの使用時に、各段における移動床
台5の引出量が一定であるため、上記の床構造
体Aを前記した展示台として使用する場合、各
段の変化が乏しくて多様な展示が困難であつ
た。
(2) また上記の床構造体Aを、その伸縮自在性を
活用して前記による観覧席や展示台の他に転用
しようとしても、一定の引出量が災いして実現
できなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記による従来技術の問題点を解
決するものであり、各段における移動床台の各段
における移動床台に設置された伸縮量変換装置に
よつて床構造体の伸縮量を変換可能に形成して、
目的別に合わせた各移動床台の伸縮量の変化によ
り、多様な展示をしたり、観覧席や展示台の他に
も転用したりできる伸縮自在の床構造体を提供す
ることにある。この発明の特徴とするところは、
底部にローラを備え上部に支柱を立てて一対とな
る左右の基台を横架状のビームにより結合するこ
とで組着された複数個の移動床台をこの移動床台
毎における基台の間隔および支柱の高さを異なら
せ順次に入れ子状の収納が可能となるように組合
せて使用時には全体が雛壇状の伸長が可能となる
床構造体において、隣接する各内側位置にあたる
支柱後部に、該支柱後部から外側に隣接する各支
柱前部に向つて回動する係止体を有する伸縮量変
換装置を配置して、各移動床台の奥行寸法を調節
可能にしたことにある。
〔作 用〕
上記の構成による床構造体を、格子を用いた通
常の観覧席として使用する場合は、最も低い最前
段の移動床台から順次に引き出すことにより、全
体を雛段状に伸長することができる。そして図示
しないが、上記の引き出しと連動して各段毎にお
ける連結状の折りたたみ椅子を起立させることに
より、この各椅子に多数の観客がそれぞれ着座が
可能になつて一様の観覧席として使用できるもの
である。また上記の床構造体を展示台として使用
する場合は、図示しない連結椅子を反転状に折り
たたんで個々に平面化した状態に格納されている
上記の移動床台をいつたん雛段状に引き出したの
ち、あらかじめ計画された各段別における引出量
の設定によるその基台毎の伸縮量変換装置を作動
すると、個々の隣接支柱間に配置されている上記
伸縮量変換装置の一端が内側支柱の後部からその
位置毎に隣接する外側支柱の前部に突出するた
め、この時点で上記の各移動床台を後退動させる
ことで、各移動床台は、直下における上記伸縮量
変換装置の規制により、あらかじめ設定された個
別の奥行寸法を残置した状態で停止することにな
る。従つて上記の各移動床台を、目的別に合わせ
た最適な引出量による展示台に変化させて多様な
展示を実現することができる。さらに上記床構造
体の使用後は、各段の図示しない連結椅子を折り
たたんだ状態のもとで、各支柱間における伸縮量
変換装置の要部を原状に復帰させたのち、前記と
は逆に最前段の移動床台から順次に最後段の移動
床台下へ戻すように後退移動させることにより、
全体が最後段の移動床台下に垂直棚状に縮減する
ため、この全体を建物の壁側に設けられた図示し
ない格納凹所内へ収納保管することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図から第3図までのこの発明の第1実施例
を示すものである。まず構成を説明すると、使用
時には床構造体A全体を後方壁側の図示しない格
納凹所から前方Cの床面上へ移動し、また不使用
時にはこの床面上から後方Nの図示しない格納凹
所内へ移動が可能となるように、底部にローラ2
を備え、上部にはその段毎の例えば最前段にお
ける移動床台5.1では支柱3.1を、またこの移動
床台5.1に隣接する次設段の移動床台5.2では
支柱3.2をそれぞれ立設して、上記の各段毎で一
対となる最前段では左右の基台1.1を、(基台
1.1の外側Dに隣接する次設段の移動床台5.2
では基台1.2)を横架状のビーム4.1(基台1.1
の外側Dに隣接する次設段の移動床台5.2では
図形の関係で同様の基台を省略する。)により結
合することで組着された複数個の移動床台5.1
5.2…5,6を、上記移動床台5.1,5.2における
基台1.1,1.2の間隔および支柱3.1,3.2の高
さを異ならせように形成し、かつ各隣接する基台
1.1,1.2…中の各外側D位置にあたる基台1.2
…の前端部に、この外側D基台1.2…からその位
置毎の内側Eに隣接する基台1.1…の支柱3.1
部に向けて帯状板の係止具6を突出した状態によ
り伸縮自在に組合わされて、使用時には最前段
の移動床台5.1から順次に引き出すことにより、
第2図に示すように、最前段の支柱3.1の前部
に次設段を移動床台の前部に取付けられた帯状
板の係止具6が突出状に係止し、この時点から次
設段の移動床台5.2も連携的に前進する態様に
より次々に全体が雛壇状に伸長し、また不使用時
には前記とは逆に最前段の移動床台5.1から順
次に最後段の移動床台5.6下へ戻すようにし
て、隣接支柱3.1,3.2…間では内側Eの支柱
3.1に結合されているビーム4.1が、この支柱
3.1の外側Dに隣接する支柱3.2に当接すること
により、従来と同様に、次々に集束しながら後退
動させ、逐には全体を垂直棚状による縮減体のも
とで一括状にまとめ、この状態の床構造体A全体
をその後方の前記の後方壁側の図示しない格納凹
所内へ収納保管が可能となる床構造体において、
前記により隣接する支柱3.1,3.2…の各後部
で、第2図では上記中の内側E位置にあたる基台
1.1上に、次に示す伸縮量変換装置Bが備えられ
ている。
上記の伸縮量変換装置Bは次のように構成され
ている。すなわち上記中の内側E位置にあたる基
台1.1上には、この位置の支柱3.1の後部にモー
タ7が後向けの水平態に取付けられている。この
モータ7の出力軸は、その後方に固設した軸受状
の支持板9に遊挿されている。そしてこの支持板
9の直前に位置する上記モータ7の出力軸には長
方立方体による係止体8が、図示しない下方孔部
の嵌合とキー止め等により上記モータ7の正逆駆
動時における起倒操作をもつて外側Dの支柱3.2
前部側へ、その一端の上部が位置変更可能となる
ように一体的に軸嵌されている。この態様による
伸縮量変換装置Bの係止体8は、床構造体Aを展
示台として使用する際に、あらかじめ計画したそ
の位置毎における移動床台5の引き出し残置状態
の奥行寸法により、その設置位置がそれぞれ異な
るように設定されている。
上記により隣接する両支柱3.1,3.2と同じ組
合せの配置による各両支柱(すなわち床構造体A
の伸長時に、前後位置で隣接することになる各段
と,と,と,と,と毎に配
置されて、その位置毎の両側で隣接することにな
る各段毎における隣接両支柱)の各後部で、上記
した隣接の組合せによる図示しない両支柱の各内
側E位置にあたる基台(第2図では基台1.1)上
に、前記の伸縮量変換装置Bが、同様状の配置に
よりそれぞれ備えられている。従つて床構造体A
を例えば展示台として使用する際には、上記床構
造体Aをいつたん引き出したのち、その段毎にお
ける各モータ7の駆動により、上記した各係止体
8を隣接する外側Dの基台側へ倒しておくことに
より、上記床構造体Aの後退時に、各段,,
,,,における移動床台5の引き出し状
態による奥行寸法を、前記したように個別に設定
することができるように構成されている。
この場合各段に設置された全伸縮量変換装置B
のータ7を駆動しない状態にしておくことによ
り、床構造体Aにおける全部の移動床台A(すな
わち5.1,5.2…5.6)は、その後退時に、隣接
相互の内側E支柱に結合されているビームがその
位置毎の外側D支柱に当接しながら(第2図では
側支柱3.1のビーム4.1が側の支柱3.2に当
接しながら)次々に後退動を促して、第6図の一
部に示すように、引き出し量が残置しない奥行寸
法G0の状態により収納が可能となるように構成
されている。なお上記側支柱3.1のビーム4.1
が側支柱3.2を伴つた状態により後退動する場
合、上記によりの支柱3.1に結合されたビーム
4.1と、の支柱3.2に結合された図示しない同
様のビームとは高さ位置が異なるため、重複する
ことなく、上下の配置により同一垂線上に位置し
た状態をもつて最終位置まで後退動を継続し、こ
れによつて全部の移動床台5が最後段の移動床
台5.6下へ垂直棚状に格納することができるよう
に構成されている。
上記各段毎における移動床台5.1,5.2…5.6
の各基台1.1,1.2…(5.6の基台は図示せず)
は、その位置毎の上記移動床台5.1,5.2…5.6
がその段(支柱を表わす)の高さを増すのに比例
して、移動床台も外側D方向に配置されるように
構成されている。従つて第2図にも一部をもつて
示すように、最前段の基台1.1の外側Dに次設
段の基台1.2が配置され、この順により最後段
の図示しない基台は最大限の外側D方向に配置
されている。
上記の第1実施例による床構造体Aを、図示し
ない椅子を用いた観覧席として使用する場合は、
最も低い最前段の移動床台5.1から別途の連携
的な伝動装置等(図示せず)の駆動力をもつて順
次に引き出すことにより、全段〜の移動床台
5.1,5.2…5.6を雛壇状に伸長することができ
る。その際図示しないが、上記による各移動床台
5の引き出しと連動して各段毎における連結状の
折りたたみ椅子(図示せず)を起立させることに
より、この各椅子に観客がそれぞれ着座が可能に
なつて全体を一様に観覧席として使用することが
できる。その際全部の移動床台5は均一な最大限
の奥行寸法Goに引き出されることになる。
また上記の床構造体Aを前記の椅子を用いない
展示台として使用する場合は、図示しない連結椅
子を後部側へ反転状に折りたたんで個々に平面化
した状態により格納されている上記の各移動床台
5を、別途の連携的な伝動装置等(図示せず)の
駆動力をもつていつたん順次に引き出して上記床
構造体Aを雛壇状に伸長したのち、各段毎に設置
されている伸縮量変換装置Bの各モータ7を駆動
して、その位置毎の係止体8を、各外側Dに隣接
する基台側(第2図では基台1.2側)へ倒してお
くと、いつたん引き出した各移動床台5を、上記
伝動装置等(図示せず)の逆駆動力をもつて床構
造体Aを後退動させた場合、各段〜の移動床
台5は、個々の隣接支柱間(第2図では3.1
3.2間)に配置されている伸縮量変換装置Bの各
係止体8により、この位置以降の後退が不可能と
なる。従つて最前段の移動床台5.1は、この
側支柱3.1と、上記の係止体8が当接したこの時
点における側支柱3.2との距離をもつてする引
き出し状態の残置量にあたる奥行寸法を確保する
ことができる。このようにして全段〜の各移
動床台5を、目的別に合わせたその段毎に最適な
引出量による奥行寸法に変化させて、床構造体A
の全部を、第6図に示すように、例えば残置量が
0となる奥行寸法G0や、若干の残置量による奥
行寸法G1、或いは全量を残置量とする奥行寸法
Go等による変化に富んだ多様な展示台に形出し
て、この展示台を展覧会,彫刻展,物産展,即売
会,フアツシヨンシヨー等に広くかつ有効に使用
することができる。
さらに上記した床構造体Aの使用が終わつて収
納する場合は、各段の図示しない連結椅子を折り
たたんだ状態のもとで、各段における伸縮量変換
装置Bの係止体8を起立させ、これによつてそれ
までの係止態様を解除したのち、床構造体Aを、
前記した引き出し時とは逆に最前段の移動床台
5.1から順次に最後段の移動床台5.6下の方向
へ戻すように後退移動させると、例えば第2図に
示すように、最前段の支柱3.1に横架状に結合
されているビーム4.1も上記支柱3.1と一体状に
後退動し、両支柱3.1,3,2が並列状に隣接した
際に側のビーム4.1が側の支柱3.2に当接す
ることになる。従つてこの時点から次設段の移
動床台5.2も直下の移動床台5.1上に位置した状
態のもとで一体状に後退動することができる。こ
のようにして全部の移動床台5は、最後段の移
動床台5.6下に垂直棚状に縮減されるため、床構
造体Aの全体を建物の壁側に設けられた図示しな
い格納凹所内へ円滑容易にかつ確実に収納保管す
ることができる。
なお図示しないが、上記の床構造体Aは、各移
動床台5の引出残置量をもつてする奥行寸法が係
止体8の設置位置により任意に設定できるため、
例えばこの床構造体Aを横幅が狭い階段状に形成
した場合は、中途高さ位置の移動床台5だけを最
大限の奥行寸法に設定し、その他の移動床台5は
階段に最適な奥行寸法に設定して使用すると、上
記の中途部を踊り場としたタラツプが形出され、
これによつて床構造体Aを船舶や航空機の乗降時
におけるタラツプに転用することができる等の利
点がある。
第4図はこの発明の第2実施例を示すものであ
る。この第2実施例でも前記第1実施例に示した
と全く同じ前提条件(すなわち第1実施例に示し
た伸縮量変換装置Bを除く以外の構成要素条件)
での床構造体Aにおいて、隣接する支柱の各後部
(例えば第4図に示す支柱3.3,3.4の各後部)
で、この第4図では支柱3.3,3.4中の内側E位
置にあたる基台1.3上に、次に示す伸縮量変換装
置Bが備えられている。この伸縮量変換装置Bは
次のように構成されている。すなわち上記した内
側E位置にあたる基台1.3上で、この位置の支柱
3.3後部縦面の上位部が下位部とに軸受板11,
12が対面状に取付けられている。また上位部の
直下位置にあたる支柱3.3の後部縦面には短冊形
による台板13が後向けの水平態に固設されてい
る。そして上記した上位部の軸受板11から台板
13および下位部の軸受板12を超えた下端側に
かけて縦軸15が回動自在に軸挿されている。上
記の台板13には出力軸にベベルギヤ16を軸嵌
したモータ14が前向けの水平態により載設され
ている。この場合上記のベベルギヤ16に近傍す
る縦軸15には同様のベベルギヤ17が軸嵌され
て、両ベベルギヤ16,17の噛み合いにより、
モータ14の駆動時に縦軸15が連携回動するよ
うに構成されている。上記縦軸15の下端軸部に
は、角材状の先端に外側Dの基台1.4上に立設さ
れた隣接支柱3.4の前部へ突出する形状の凸片1
9を設けてなる係止体18が、内側E向けによる
水平態のもとで後方N側への回動可能に固定され
ている。この態様による伸縮量変換装置Bの腕1
8は、床構造体Aを展示台として使用する際に、
あらかじめ計画したその位置毎における移動床台
5の引き出し残置にあたる引出量Fをもつてする
奥行寸法によりその長さがそれぞれ異なるように
形成されている。この場合上記の引出量Fは、各
移動床台5の全量引き出しにあたる奥行寸法Go
よりも小さく設定されている。すなわちF<Go
の関係比にある。なおこの両隣接支柱3.3,3.4
に各一端が装着されているのは、第4図に示す両
段,の各移動床台5.3,5.4(第1図参照)
に所属するその側毎の床板10である。
この第2実施例でも伸縮量変換装置Bを作動し
た際には、最前段の次々段における移動床台
5.3の奥行寸法を、上記の引出量Fと同量宛残置
させることができ、また上記装置Bを作動しない
ときは、移動床台5,3の残置量が存在しない奥行
寸法とすることができるように構成されている。
上記の第2実施例による床構造体Aを、図示し
ない椅子を用いた観覧席として使用する場合は、
前記の第1実施例と同様に、最前段の移動床台
5.1から別途の連携的な伝動装置等(図示せず)
の駆動力をもつて順次に引き出すことにより、全
段〜の移動床台5.1,5.2…5.6を雛壇状に
伸長することができる。(第1図参照) また上記の床構造体Aを前記の椅子を用いない
展示台として使用する場合は、これも前記の第1
実施例と同様に、各納状態にある各移動床台5
を、別途の連携的な伝動装置等(図示せず)の駆
動力をもつていつたん順次に引き出して上記床構
造体Aを雛壇状に伸長したのち、各段毎に設置さ
れている伸縮量変換装置Bの各モータ14を駆動
して、その位置毎の係止体18を、各外側Dに隣
接する基台側(第4図では基台1.4側)へ揺動に
より位置変更しておくと、いつたん引き出した各
移動床台5を、上記伝動装置等(図示せず)の逆
駆動力をもつて床構造体Aを後退動させた際、各
段〜の移動床台5は、隣接する基台上の各支
柱後部(第4図では3.3,3.4の後部)に配置さ
れている伸縮量変換装置Bの係止体18により、
この位置以降の後退が不可能となり、これによつ
て各移動床台5は、その位置毎の引出量Fをもつ
てする引き出し残置の奥行寸法を確保することが
できる。このようにして全段〜の各移動床台
5を、目的別に合わせたその段毎に最適な引出量
Fによる奥行寸法に変化させて、床構造体Aの全
部を、第6図に示すような変化に富んだ多様な展
示台として有効に使用することができる。
さらに上記した床構造体Aの使用が終わつて収
納する場合も前記した第1実施例と同様である。
すなわち各段における伸縮量変換装置Bの係止体
18を原状へ戻してそれまでの係止態様を解除し
たのち、床構造体Aを、前記した引き出し時とは
逆に最前段の移動床台5.1から順次に最後段
の移動床台5.6下の方向へ戻すように後退移動さ
せることにより、全部の移動床台5を、最後段
の移動床台5.6下に垂直棚状に縮減した状態をも
つて図示しない格納凹所内へ円滑容易にかつ確実
に収納保管することができる。
なお図示しないが、この第2実施例でも上記の
床構造体Aは、各移動床台5の引出残置量をもつ
てする奥行寸法が係止体18の長さにより任意に
設定できるため、例えば中途高さ位置の移動床台
5だけを最大限の奥行寸法に設定し、その他の移
動床台5は階段に最適な奥行寸法に設定した際、
上記中途部を踊り場としたタラツプが形出され
て、床構造体Aを船舶や航空機の乗降時における
タラツプに転用することができる等の利点があ
る。
第5図はこの発明の第3実施例を示すものであ
る。この第3実施例でも前記の各実施例に示した
と全く同じ前提条件(すなわち両実施例に示した
各伸縮量変換装置Bを除く以外の構成要素条件)
での床構造体Aにおいて、隣接する支柱の各後部
(例えば第5図に示す支柱3.3,3.4の各後部)
に次に示す伸縮量変換装置Bが備えられている。
この第3実施例における伸縮量変換装置Bは、上
記した各支柱の極近位置に駆動体となるモータが
配置できない事情の床構造体Aにおいて最適とな
るものである。
この第3実施例における伸縮量変換装置Bは次
のように構成されている。すなわちまず支柱の各
後部(第5図では3.3,3.4の各後部)に、上記
左右の支柱間に及ぶ長さの横材27がその位置毎
の基台(第5図では1.3,1.4)に近傍する若干
の高さ配置によりそれぞれ結合されている。そし
て上記による各横材27には次に示す伸縮量変換
装置Bがその位置毎の隣接支柱3.3,3.4間に設
置されている。すなわち上記横材27が結合され
ている例えば支柱3.3から離れた位置のこの横材
27にはモータ20が、上記した支柱3.3側に出
力軸を向ける水平態により取付けられている。ま
たこのモータ20に隣接する上記支柱3.3側には
減速機23の入力軸が前記モータ20の出力軸と
向い合う様に横材27に取付けられている。次に
この態様による上記横材27の支柱3.3の外側D
位置にあたる端部近くにはこの横材27から隣接
する後部の支柱3.4に達する長さの係止体22
が、その基端の二股部分を上記横材27に対する
支軸26の挿通をもつて内側E方向への揺動可能
に連結されている。なおこの係止体22の先端に
は上記した後部支柱3.4に当接可能な凸片24が
取付けられている。この係止体22には、基端側
を前記の減速機23に原動軸25を介して揺動可
能の状態により連結されたリンク機構21の先端
がピン等の挿通をもつて、リンク操作の伸縮作用
時に、上記係止体22を、支軸26を中心として
横材27側に平行状に収納していた状態から隣接
する基台1.4側へ揺動による位置変更が可能とな
るように配置されている。
この第3実施例でも伸縮量変換装置Bを作動し
た際には、段における移動床台5.3の奥行寸法
を、上記の引出量Fと同量宛残置させることがで
き、また上記装置Bを作動しないときは、移動床
台5.3の残置量が存在しない奥行寸法とすること
ができるように構成されている。
上記の第3実施例による床構造体Aを、図示し
ない椅子を用いた観覧席として使用する場合は、
前記した各実施例と同様に、最前段の移動床台
5.1から別途の連携的な伝動装置等(図示せず)
の駆動力をもつて順次に引き出すことにより、全
段〜の移動床台5.1〜5.2…5.6を雛壇状に
伸長することができる。
また上記の床構造体Aの前記の椅子を用いない
展示台として使用する場合は、これも前記した各
実施例と同様に、格納状態にある各移動床台5
を、別途の連携的な伝動装置等(図示せず)の駆
動力をもつていつたん順次に引き出して上記床構
造体Aを雛壇状に伸長したのち、各段毎に設置さ
れている伸縮量変換装置Bの各モータ20を駆動
すると、このモータ20の駆動力で減速機23が
一方向に回動するため、この回動力によりリンク
機構21が原動軸25を支点にして実線で示す縮
減状態から仮想線で示す外側D方向へ伸長する。
従つて上記リンク機構21の先端側に連結されて
いる係止体22は、このリンク機構21の伸長操
作により支軸26を中心にして隣接する基台1.4
上に揺動的に位置変更することになる。
上記により係止体22がその位置毎の隣接基台
側に位置変更した時点でいつたん引き出した各移
動床台5を、上記伝動装置等(図示せず)の逆駆
動力をもつて床構造体Aを後退動させると、各段
〜の移動床台5は、隣接する基台上に突出し
ているその段毎における伸縮量変換装置Bの各係
止体22でこの位置以降の後退が不可能となり、
これによつて各移動床台5は、その段毎の引出量
Fをもつてする引き出し残置の奥行寸法を確保す
ることができる。このようにして全段〜の各
移動床台5を、目的別に合わせたその段毎に最適
な引出量Fによる奥行寸法に変化させて、床構造
体Aの全部を、第6図に示すような変化に富んだ
多様な展示台として有効に使用することができ
る。
さらに上記した床構造体Aの使用が終わつて収
納する場合も前記の各実施例と同様である。すな
わち各段における伸縮量変換装置Bの係止体22
を、その位置毎のリンク機構21の縮減操作によ
り原状へ戻してそれまでの係止態様を解除したの
ち、床構造体Aを、前記した引き出し時とは逆に
最前段の移動床台5.1から順次に最後段の移
動床台5.6下の方向へ戻すように後退移動させる
ことにより、全部の移動床台5を、最後段の移
動床台5.6下に垂直棚状に縮減した状態をもつて
図示しない格納凹所内へ円滑容易にかつ確実に収
納保管することができる。
なお図示しないが、この第3実施例でも上記の
床構造体Aは、各移動床台5の引出量Fをもつて
する奥行寸法が係止体22の長さにより任意に設
定できるため、例えば中途高さ位置の移動床台5
だけを最大限の奥行寸法に設定し、その他の移動
床台5は階段に最適な奥行寸法に設定した際、上
記中途部を踊り場としたタラツプが形出されて、
床構造体Aを船舶や航空機の乗降時におけるタラ
ツプに転用することができる等の利点がある。
〔発明の効果〕
この発明は、底部にローラを備え上部に支柱を
立てて一対となる左右の基台を横架状のビームに
より結合することで組着された複数個の移動床台
をこの移動床台毎における基台の間隔および支柱
の高さを異ならせ順次に入れ子状の収納が可能と
なるように組合せて使用時には全体が雛壇状の伸
長が可能となる床構造体において、隣接する各内
側位置にあたる支柱後部に、該支柱後部から外側
に隣接する各支柱前部に向つて回動する係止体を
有する伸縮量変換装置を配置して、各移動床台の
奥行寸法を調節可能にしたことを特徴とするもの
である。従つて床構造体の使用時には、上記伸縮
量変換装置の操作をもつて各段における移動床台
の引出量が容易確実に調節され、これによつて目
的別に合わせた各移動床台の引出量に変化を与え
ることが可能となるため、この床構造体を椅子付
の観覧席や、各種の展示台に、さらには船舶や航
空機のタラツプ等に活用して、この種床構造体の
多目的な活用性をさらに拡大できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例による伸縮自在
の床構造体の斜視図、第2図は第1図のH部にお
ける伸縮量変換装置と周辺要部の斜視図、第3図
は第2図のM矢視図、第4図は同第2実施例によ
る床構造体の伸縮量変換装置と周辺要部を第1図
のK部に相当する位置で示す斜視図、第5図aは
同第3実施例による床構造体の伸縮量変換装置に
おける伸長操作と周辺要部を第1図のK部に相当
する位置で示す斜視図、第5図bは同装置の縮減
操作と周辺要部を示す平面図、第6図は各段毎に
おける移動床台の引出量を異にして展示台に使用
する各実施例共通の同床構造体の斜視図、第7図
aは従来例によるこの種床構造体の引き出し以前
における収納斜視図、第7図bは同床構造体の引
き出し時における斜視図、第7図cは使用後に後
退させた同床構造体の格納斜視図である。 1.1,1.2,1.3,1.4…基台、2…ローラ、
3.1,3.2,3.3,3.4…支柱、4.1…ビーム、
5.1,5.2,5.3,5.4,5.6,5…移動床台、
8,18,22…係止体、21…リンク機構、A
…床構造体、B…伸縮量変換装置、F…引出量、
G0,G1,Go…奥行寸法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底部にローラを備え上部に支柱を立てて一対
    となる左右の基台を横架状のビームにより結合す
    ることで組着された複数個の移動床台を該移動床
    台毎における基台の間隔および支柱の高さを異な
    らせ順次に入れ子状の収納が可能となるように組
    合せて使用時には全体が雛段状の伸長が可能とな
    る床構造体において、隣接する各内側位置にあた
    る支柱後部に、該支柱後部から外側に隣接する各
    支柱前部に向つて回動する係止体を有する伸縮量
    変換装置を配置して、各移動床台の奥行寸法を調
    節可能にしたことを特徴とする伸縮自在の床構造
    体。 2 前記伸縮量変換装置は、回動起倒する係止体
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の伸縮自在の床構造体。 3 前記伸縮量変換装置は、駆動される縦軸に固
    定した回動する凸片付係止体を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の伸縮自在の床
    構造体。 4 前記伸縮量変換装置は、駆動されるリンク機
    構によつて回動する凸片付係止体を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の伸縮自在
    の床構造体。
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