JPH0718661U - 商品陳列具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 前方から後方に行くに従って次第に高くなる
階段状の複数個の商品載置面を有する主陳列台と、同じ
く前方から後方に行くに従って次第に高くなる階段状の
複数個の商品載置面を有する副陳列台とからなり、上記
主陳列台と副陳列台とを相互に長手方向にスライド自在
に嵌合してなる。 【効果】 陳列ケース内を有効に活用することができる
とともに全体に纏まった陳列形態を演出することがで
き、不使用時等においてはコンパクトにして保管するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は例えば化粧品、ミニカー、文房具、その他の各種の商品を販売するた めに顧客に展示する際に用いられる商品陳列具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種の新商品の販売に当たっては、透明ガラスからなる陳列ケース内に 平坦な商品載置面を有する陳列台を並列し、この陳列台上に各種の商品を載置し 、商品を陳列するようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、陳列ケースの大きさは大小様々である上に商品の大きさも大小 様々であるから、それ毎に陳列台を製作することには経済的にも困難があり、そ れだけ商品の良さを強くアッピールすることができないことがあり、販売促進効 果が半減し、需要を喚起するには希薄な陳列態様をなしているという不都合を有 している。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような課題を解決することを目的としているもので、その要旨は 、前方から後方に行くに従って次第に高くなる階段状の複数個の商品載置面を有 する主陳列台と、同じく前方から後方に行くに従って次第に高くなる階段状の複 数個の商品載置面を有する副陳列台とからなり、上記主陳列台と副陳列台とを相 互に長手方向にスライド自在に嵌合して構成したことを特徴とする商品陳列具に ある。

【０００５】 また上記主陳列台及び副陳列台を合成樹脂により成形することが望ましい。

【０００６】

【作用】 陳列ケースの大きさや商品の大きさ及び商品の陳列数量に応じて、主陳列台と 副陳列台とを相互に長手方向にスライドして全体の長手方向の長さを調節するこ とになる。

【０００７】

【実施例】

図１乃至図７は本考案の実施例を示し、図１乃至図５は第一実施例、図６、７ は第二実施例を示している。

【０００８】 図１乃至図５の第一実施例は、この場合化粧品からなる各種の商品Ｗを展示す るものに適用されており、１は主陳列台であって、合成樹脂成形により製作され 、この場合前方から後方に行くに従って次第に高くなる階段状の複数個の商品載 置面２、この場合二個の商品載置面２ａ・２ｂ及び側板１ａを有して形成されて いる。

【０００９】 ３は副陳列台であって、合成樹脂により製作され、前方から後方に行くに従っ て次第に高くなる階段状の複数個の商品載置面４、この場合二個の商品載置面４ ａ・４ｂ及び側板３ａを有して形成され、上記主陳列台１と副陳列台３とを相互 に長手方向に引き出しスライド自在に嵌合している。

【００１０】 この第一実施例は上記構成であるから、各種の商品Ｗを前方から後方に行くに 従って次第に高くなる階段状の複数個の商品載置面２・４に載置することができ 、前列、後列の商品相互の重なり合いをなくすことができ、購買者に商品のほぼ 全景を認識させることができ、それだけ商品の良さを強くアッピールすることが でき、商品の内容を良く理解させることができ、販売促進効果を向上することが でき、特に陳列ケースの大きさや商品の大きさ及び商品の陳列数量等に応じて、 主陳列台１と副陳列台３とを相互に長手方向に引き出しスライドして全体の長手 方向の長さを調節することができ、陳列ケース内を有効に活用することができる とともに全体に纏まった陳列形態を演出することができ、斬新な形態も相俟って 需要喚起を促すことができ、また不使用時等においては、主陳列台１内に副陳列 台３をスライド収納して置くことができ、コンパクトにして保管することができ 、非常に使用し易いものとなる。

【００１１】 また主陳列台１及び副陳列台３を合成樹脂により製作することにより、量産効 果も相俟ってコスト低減を図ることができる。

【００１２】 図６、７の第二実施例は別例構造を示し、この場合主陳列台１及び副陳列台３ に上記商品載置面２・４として三個の商品載置面２ａ・２ｂ・２ｃ、４ａ・４ｂ ・４ｃを形成してなるものである。

【００１３】 この第二実施例にあっても、上記第一実施例と同様な作用効果を得ることがで きる。

【００１４】 尚、本考案は上記実施例に限られるものではなく、商品載置面２・４の数や奥 行き、幅及び高さ等は商品の形態や大きさに応じて適宜変更して設計されるもの である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は上述の如く、各種の商品を前方から後方に行くに従って次第に高くな る階段状の複数個の商品載置面に載置することができ、前列、後列の商品相互の 重なり合いをなくすことができ、購買者に商品のほぼ全景を認識させることがで き、それだけ商品の良さを強くアッピールすることができ、商品の内容を良く理 解させることができ、販売促進効果を向上することができ、特に陳列ケースの大 きさや商品の大きさ及び商品の陳列数量等に応じて、主陳列台と副陳列台とを相 互に長手方向にスライドして全体の長手方向の長さを調節することができ、よっ て陳列ケース内を有効に活用することができるとともに全体に纏まった陳列形態 を演出することができ、斬新な形態も相俟って需要喚起を促すことができ、また 不使用時等においては、主陳列台内に副陳列台を収納して置くことができ、コン パクトにして保管することができ、非常に使用し易いものとなる。

【００１６】 また上記主陳列台及び副陳列台を合成樹脂により製作することにより、量産効 果も相俟ってコスト低減を図ることができる。

【００１７】 以上、所期の目的を充分達成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例の収納状態の全体斜視図で
ある。

【図２】図１で示す本考案の第一実施例の横断面図であ
る。

【図３】図１で示す本考案の第一実施例の分解斜視図で
ある。

【図４】図１で示す本考案の第一実施例の引き出しスラ
イド状態の斜視図である。

【図５】図１で示す本考案の第一実施例の使用状態の斜
視図である。

【図６】図１で示す本考案の第二実施例の収納状態の全
体斜視図である。

【図７】図１で示す本考案の第二実施例の引き出しスラ
イド状態の斜視図である。

【符号の説明】

Ｗ 商品 １ 主陳列台 ２ 商品載置面 ３ 副陳列台 ４ 商品載置面

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前方から後方に行くに従って次第に高く
   なる階段状の複数個の商品載置面を有する主陳列台と、
   同じく前方から後方に行くに従って次第に高くなる階段
   状の複数個の商品載置面を有する副陳列台とからなり、
   上記主陳列台と副陳列台とを相互に長手方向にスライド
   自在に嵌合して構成したことを特徴とする商品陳列具。
2. 【請求項２】 上記主陳列台及び副陳列台は合成樹脂に
   より成形されることを特徴とする請求項１記載の商品陳
   列具。