JPH07216295A - つやなしエポキシド−並びにハイブリッド−粉末塗料の製法 - Google Patents
つやなしエポキシド−並びにハイブリッド−粉末塗料の製法Info
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- JPH07216295A JPH07216295A JP7002714A JP271495A JPH07216295A JP H07216295 A JPH07216295 A JP H07216295A JP 7002714 A JP7002714 A JP 7002714A JP 271495 A JP271495 A JP 271495A JP H07216295 A JPH07216295 A JP H07216295A
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- C08G59/00—Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
- C08G59/18—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
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-
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 つやなしエポキシド−並びにハイブリッド粉
末塗料の製法 【構成】 つやなしエポキシド−並びにハイブリッド粉
末塗料の製法において、硬化剤として、 a)フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸と下記の
グアニジンとの塩(その際、酸1モル当り、グアニジン
A)0.5〜2モルを反応させる)及び b)ピロメリト酸及び/又はトリメリト酸(その際、
a)1モルに対して、b)0.25〜2モルを使用す
る)からなる混合物を使用する。 【化1】
末塗料の製法 【構成】 つやなしエポキシド−並びにハイブリッド粉
末塗料の製法において、硬化剤として、 a)フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸と下記の
グアニジンとの塩(その際、酸1モル当り、グアニジン
A)0.5〜2モルを反応させる)及び b)ピロメリト酸及び/又はトリメリト酸(その際、
a)1モルに対して、b)0.25〜2モルを使用す
る)からなる混合物を使用する。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、つやなしエポキシド−
並びにハイブリッド−粉末塗料の製法に関する。
並びにハイブリッド−粉末塗料の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公開(DE−OS)第232
4696号明細書中に、つやなし被覆剤の製法が記載さ
れており、その場合、エポキシド樹脂は、芳香族ポリカ
ルボン酸、特にピロメリト酸と環状アミジンとからの塩
を用いて硬化される。このドイツ特許公開(DE−O
S)第2324696号明細書に記載の方法の場合に
は、単−成分ではなく、その反応生成物である塩が使用
されることが重要である。
4696号明細書中に、つやなし被覆剤の製法が記載さ
れており、その場合、エポキシド樹脂は、芳香族ポリカ
ルボン酸、特にピロメリト酸と環状アミジンとからの塩
を用いて硬化される。このドイツ特許公開(DE−O
S)第2324696号明細書に記載の方法の場合に
は、単−成分ではなく、その反応生成物である塩が使用
されることが重要である。
【0003】更に、脂肪族もしくは芳香族ジカルボン酸
のグアニジン塩を用いて硬化されるEP−樹脂は、高い
光沢を有する塗料をもたらすことは公知である。この樹
脂/硬化剤−混合物が、付加的にピロメリト酸を含有す
る場合に、それは、硬化してつやなし表面を有する塗料
となる。
のグアニジン塩を用いて硬化されるEP−樹脂は、高い
光沢を有する塗料をもたらすことは公知である。この樹
脂/硬化剤−混合物が、付加的にピロメリト酸を含有す
る場合に、それは、硬化してつやなし表面を有する塗料
となる。
【0004】
【発明の構成】従って、本発明の課題は、つやなしエポ
キシド樹脂−並びにハイブリッド−粉末塗料の製法であ
り、これは、硬化剤として、 a)フタル−、イソフタル−及びテレフタル酸と次のグ
アニジン:
キシド樹脂−並びにハイブリッド−粉末塗料の製法であ
り、これは、硬化剤として、 a)フタル−、イソフタル−及びテレフタル酸と次のグ
アニジン:
【0005】
【化2】
【0006】[式中、R、R1、R2、R3、R4は、群:
H、(シクロ)−アルキル−、1〜9個のC原子を有す
る芳香族−炭化水素(KW)−基からの同じか又は異な
る基であり、かつこの際、R1及びR2並びにR3及びR4
は、一緒に、酸素原子をヘテロ原子として含有してもよ
い環を形成してよい]との塩(この場合、酸1モル当り
グアニジンA0.5〜2モルが反応する)及び b)ピロメリト酸及び/又はトリメリト酸(この際、
a)1モルに対して、b)0.25〜2モルを使用す
る)からなる混合物を使用することよりなる。
H、(シクロ)−アルキル−、1〜9個のC原子を有す
る芳香族−炭化水素(KW)−基からの同じか又は異な
る基であり、かつこの際、R1及びR2並びにR3及びR4
は、一緒に、酸素原子をヘテロ原子として含有してもよ
い環を形成してよい]との塩(この場合、酸1モル当り
グアニジンA0.5〜2モルが反応する)及び b)ピロメリト酸及び/又はトリメリト酸(この際、
a)1モルに対して、b)0.25〜2モルを使用す
る)からなる混合物を使用することよりなる。
【0007】本発明の方法のために使用可能なフタル酸
(PS)、イソフタル酸(IS)並びにテレフタル酸
(TS)の塩は、造塩可能なアミン成分としてグアニジ
ン、例えば、テトラメチルグアニジン(TMG)、テト
ラメチルシクロヘキシルグアニジン、N.N’.N”−
トリフェニルグアニジン、N.N’−ジシクロヘキシル
−4−モルホリンカルボンアミドを含有する。本発明方
法に使用可能な塩a)の塩基性N−含分は、N2〜12
ミリモル/gである。
(PS)、イソフタル酸(IS)並びにテレフタル酸
(TS)の塩は、造塩可能なアミン成分としてグアニジ
ン、例えば、テトラメチルグアニジン(TMG)、テト
ラメチルシクロヘキシルグアニジン、N.N’.N”−
トリフェニルグアニジン、N.N’−ジシクロヘキシル
−4−モルホリンカルボンアミドを含有する。本発明方
法に使用可能な塩a)の塩基性N−含分は、N2〜12
ミリモル/gである。
【0008】本発明によるつやなし外観を有する粉末状
被覆物質の製造のために使用される硬化剤混合物a)+
b)は、2工程で製造され、その際、第1工程では造塩
a)を溶液中で実行し、かつ造塩終了後に第2工程で、
ピロメリト酸(PMS)もしくはトリメリト酸を添加
し;かつ引続き、溶剤を除去する。塩a)は、本発明の
目的物ではない。これは、公知方法で製造され、その場
合は、水又はエタノール中に溶けているフタル酸、イソ
フタル酸又はテレフタル酸に、加熱沸騰下でグアニジン
A)を少しずつ添加する。
被覆物質の製造のために使用される硬化剤混合物a)+
b)は、2工程で製造され、その際、第1工程では造塩
a)を溶液中で実行し、かつ造塩終了後に第2工程で、
ピロメリト酸(PMS)もしくはトリメリト酸を添加
し;かつ引続き、溶剤を除去する。塩a)は、本発明の
目的物ではない。これは、公知方法で製造され、その場
合は、水又はエタノール中に溶けているフタル酸、イソ
フタル酸又はテレフタル酸に、加熱沸騰下でグアニジン
A)を少しずつ添加する。
【0009】グアニジン添加の終了後に、更に約1時間
加熱する。この後に、激しい撹拌下でピロメリト−もし
くはトリメリト酸の添加を実施する。引続き、溶剤を蒸
留により除去し、この際、ピロメリト−もしくはトリメ
リト酸は、溶解している必要はない。溶剤の定量的な除
去のために、反応混合物を真空乾燥箱中、60℃で約1
0時間乾燥させる。
加熱する。この後に、激しい撹拌下でピロメリト−もし
くはトリメリト酸の添加を実施する。引続き、溶剤を蒸
留により除去し、この際、ピロメリト−もしくはトリメ
リト酸は、溶解している必要はない。溶剤の定量的な除
去のために、反応混合物を真空乾燥箱中、60℃で約1
0時間乾燥させる。
【0010】塩a)は、フタル酸及び/又はイソフタル
酸及び/又はテレフタル酸1モル及びグアニジンA0.
5〜2モルからなる。本発明の硬化剤混合物a)+b)
の組成は、芳香族ジカルボン酸(グアニジン塩として)
1モル及びピロメリト−もしくはトリメリト酸0.25
〜2モルからなる。
酸及び/又はテレフタル酸1モル及びグアニジンA0.
5〜2モルからなる。本発明の硬化剤混合物a)+b)
の組成は、芳香族ジカルボン酸(グアニジン塩として)
1モル及びピロメリト−もしくはトリメリト酸0.25
〜2モルからなる。
【0011】ポリエポキシド及び場合によりカルボキシ
ル基を含有するポリマーをベースとする、つやなし外観
を有する粉末状被覆物質の製造のために、硬化剤混合物
a)+b)を、エポキシド樹脂及び場合により存在する
COOH−基を有するポリマーの総量に対して3〜14
重量%の量で使用し、この際、芳香族ジカルボン酸(塩
として)1モル当り、ピロメリト−もしくはトリメリト
酸0.25〜2モルが存在する。使用されたポリエポキ
シドは、60〜150℃、有利に70〜110℃の範囲
で溶融し、かつ平均で1分子当り1,2−エポキシド基
1個以上を含有する固体の樹脂状物質である。原則的
に、1分子当り1,2−エポキシド樹脂基1個以上を含
有する全ての化合物がこれに該当し;無論、例えば、ビ
スフェノールAとエピクロロヒドリンとの反応により得
られるような400〜4000、有利に800〜100
0のEP−当量を有する市販のEP−樹脂を使用するの
が有利である。
ル基を含有するポリマーをベースとする、つやなし外観
を有する粉末状被覆物質の製造のために、硬化剤混合物
a)+b)を、エポキシド樹脂及び場合により存在する
COOH−基を有するポリマーの総量に対して3〜14
重量%の量で使用し、この際、芳香族ジカルボン酸(塩
として)1モル当り、ピロメリト−もしくはトリメリト
酸0.25〜2モルが存在する。使用されたポリエポキ
シドは、60〜150℃、有利に70〜110℃の範囲
で溶融し、かつ平均で1分子当り1,2−エポキシド基
1個以上を含有する固体の樹脂状物質である。原則的
に、1分子当り1,2−エポキシド樹脂基1個以上を含
有する全ての化合物がこれに該当し;無論、例えば、ビ
スフェノールAとエピクロロヒドリンとの反応により得
られるような400〜4000、有利に800〜100
0のEP−当量を有する市販のEP−樹脂を使用するの
が有利である。
【0012】カルボキシル基含有ポリマーは、ポリオー
ル及びポリカルボン酸もしくはその誘導体から製造され
るポリエステルカルボン酸である。これらの酸性ポリエ
ステルの溶融範囲は、60〜160℃、有利に、80〜
120℃の範囲であり;その酸価は、KOH10〜15
0mg/g、有利にKOH30〜60mg/gで変動す
る。OH価は、KOH10mg/gを下回るべきであ
る。
ル及びポリカルボン酸もしくはその誘導体から製造され
るポリエステルカルボン酸である。これらの酸性ポリエ
ステルの溶融範囲は、60〜160℃、有利に、80〜
120℃の範囲であり;その酸価は、KOH10〜15
0mg/g、有利にKOH30〜60mg/gで変動す
る。OH価は、KOH10mg/gを下回るべきであ
る。
【0013】本発明により使用されるべきポリエステル
ポリカルボン酸の製造のために、ポリカルボン酸、例え
ば、蓚酸、アジピン酸、2.2.4(2.4.4)−ト
リメチルアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカ
ンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、フマル酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリト酸を
使用する。酸性ポリエステルの製造のためのポリオール
としては、次のものを使用する:エチレングリコール、
1.2−及び1.3−プロパンジオール、1.2−、
1.3−、1.4−及び2.3−ブタンジオール、1.
5−ペンタンジオール、3−メチル−1.5−ペンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1.12−ドデカ
ンジオール、2.2.4(2.4.4)−トリメチル−
1.6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリトリット、1.4−ビスヒドロ
キシメチル−シクロヘキサン、シクロヘキサン−1.4
−ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール並びにジプロピレングリコール。勿論、公知方法
により、ポリカルボン酸及びポリオールから製造され
る、ヒドロキシル基を含有するポリエステルを、ポリカ
ルボン酸及び/又は無水ポリカルボン酸と反応させ、ポ
リエステルポリカルボン酸にすることもできる。
ポリカルボン酸の製造のために、ポリカルボン酸、例え
ば、蓚酸、アジピン酸、2.2.4(2.4.4)−ト
リメチルアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカ
ンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、フマル酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリト酸を
使用する。酸性ポリエステルの製造のためのポリオール
としては、次のものを使用する:エチレングリコール、
1.2−及び1.3−プロパンジオール、1.2−、
1.3−、1.4−及び2.3−ブタンジオール、1.
5−ペンタンジオール、3−メチル−1.5−ペンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1.12−ドデカ
ンジオール、2.2.4(2.4.4)−トリメチル−
1.6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリトリット、1.4−ビスヒドロ
キシメチル−シクロヘキサン、シクロヘキサン−1.4
−ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール並びにジプロピレングリコール。勿論、公知方法
により、ポリカルボン酸及びポリオールから製造され
る、ヒドロキシル基を含有するポリエステルを、ポリカ
ルボン酸及び/又は無水ポリカルボン酸と反応させ、ポ
リエステルポリカルボン酸にすることもできる。
【0014】カルボキシル基含有ポリエステルの代わり
に、カルボキシル基含有アクリル酸樹脂を使用すること
もできる。
に、カルボキシル基含有アクリル酸樹脂を使用すること
もできる。
【0015】個々の粉末ラッカー結合剤成分の量は、か
なり変動することができる。
なり変動することができる。
【0016】ビスフェノールA−ベース(+エピクロロ
ヒドリン)の市販のEP−樹脂のみを使用する場合に
は、硬化剤濃度は3〜14重量%である。ビスフェノー
ルAのジグリシジルエステルタイプのエポキシド樹脂及
びカルボキシル基含有ポリエステルからなる混合物を使
用する場合には、量比をカルボキシルポリエステルの酸
価に合わせる。従って、例えば、通常、酸価がKOH3
0〜50mg/gの場合に、EP−樹脂/カルボキシル
ポリエステルの重量比は、60:40〜80:20、有
利に、70:30である。硬化剤混合物a)+b)の濃
度は、このEP−樹脂/カルボキシルポリエステル−混
合物中で2〜10重量%である。粉末ラッカーの製造の
ために、結合剤を、レべリング剤、顔料及び/又は填料
及びUV−安定剤を酸化安定剤と同様に一緒に混合し、
かつ押出機中で約100℃で均質化する。押し出された
物質を、室温までの冷却の後に粉砕して、粉末ラッカー
にし、その際、平均粒度は、約40〜80μm、有利
に、50μmであるべきである。
ヒドリン)の市販のEP−樹脂のみを使用する場合に
は、硬化剤濃度は3〜14重量%である。ビスフェノー
ルAのジグリシジルエステルタイプのエポキシド樹脂及
びカルボキシル基含有ポリエステルからなる混合物を使
用する場合には、量比をカルボキシルポリエステルの酸
価に合わせる。従って、例えば、通常、酸価がKOH3
0〜50mg/gの場合に、EP−樹脂/カルボキシル
ポリエステルの重量比は、60:40〜80:20、有
利に、70:30である。硬化剤混合物a)+b)の濃
度は、このEP−樹脂/カルボキシルポリエステル−混
合物中で2〜10重量%である。粉末ラッカーの製造の
ために、結合剤を、レべリング剤、顔料及び/又は填料
及びUV−安定剤を酸化安定剤と同様に一緒に混合し、
かつ押出機中で約100℃で均質化する。押し出された
物質を、室温までの冷却の後に粉砕して、粉末ラッカー
にし、その際、平均粒度は、約40〜80μm、有利
に、50μmであるべきである。
【0017】こうして製造された粉末ラッカーの好適な
基材上への塗布は、公知方法、例えば、静電気的粉末ス
プレー噴霧、粉末塗装により実施できる。前記の方法に
よる粉末ラッカーの塗布の後に、被覆された基材を硬化
させるために、150〜220℃の温度まで、30〜8
分かけて加熱する。こうして製造されたラッカー被膜
は、非常に良好なレベリング性及び優れた溶剤安定性及
びつやなし表面により優れており、その際、光沢度は、
広い範囲で任意に調整可能である。
基材上への塗布は、公知方法、例えば、静電気的粉末ス
プレー噴霧、粉末塗装により実施できる。前記の方法に
よる粉末ラッカーの塗布の後に、被覆された基材を硬化
させるために、150〜220℃の温度まで、30〜8
分かけて加熱する。こうして製造されたラッカー被膜
は、非常に良好なレベリング性及び優れた溶剤安定性及
びつやなし表面により優れており、その際、光沢度は、
広い範囲で任意に調整可能である。
【0018】
I.本発明の塩の製造 一般的な製造処方 6〜10倍量のエタノールもしくはH2Oと共に、溶剤
の沸点まで加熱された芳香族ジカルボン酸(イソ−、テ
レ−、フタル酸)に、アミンを少しずつ添加する。アミ
ン添加の終了の後に、更に約1時間加熱する。引続き、
エタノールもしくはH2O中に溶かされたピロメリト酸
(PMS)の少量宛の添加を実施する。PMS−添加の
後に、溶剤の除去を、一般に留去により実施する。溶剤
の定量的除去のために反応生成物を、更に真空乾燥箱
中、約60℃で後処理する。
の沸点まで加熱された芳香族ジカルボン酸(イソ−、テ
レ−、フタル酸)に、アミンを少しずつ添加する。アミ
ン添加の終了の後に、更に約1時間加熱する。引続き、
エタノールもしくはH2O中に溶かされたピロメリト酸
(PMS)の少量宛の添加を実施する。PMS−添加の
後に、溶剤の除去を、一般に留去により実施する。溶剤
の定量的除去のために反応生成物を、更に真空乾燥箱
中、約60℃で後処理する。
【0019】
【表1】
【0020】II.エポキシド樹脂 適用例で、エポキシド樹脂化合物として、ビスフェノー
ルA−ベースのものを使用した。これは、次の特有デー
タの特性を有する:
ルA−ベースのものを使用した。これは、次の特有デー
タの特性を有する:
【0021】
【表2】
【0022】III.エポキシド樹脂−粉末ラッカー 粉末ラッカーの製造のために、粉砕された生成物−硬化
剤、エポキシド樹脂及びレベリング剤−マスターバッチ
(注1)−を、白色顔料(TiO2)と一緒に、転輪粉
砕機中でよく混合し、かつ引続き、押出機中で90〜1
10℃で均質化した。冷却の後に、押出物を砕き、かつ
ピンディスクミル中で、粒度<100μmまで粉砕し
た。こうして製造された粉末を、静電気的粉末スプレー
装置を用い、60kVで、脱脂され、場合により前処理
された鋼鉄板上に塗布し、かつ実験用−循環空気乾燥箱
中で焼き乾燥させた。
剤、エポキシド樹脂及びレベリング剤−マスターバッチ
(注1)−を、白色顔料(TiO2)と一緒に、転輪粉
砕機中でよく混合し、かつ引続き、押出機中で90〜1
10℃で均質化した。冷却の後に、押出物を砕き、かつ
ピンディスクミル中で、粒度<100μmまで粉砕し
た。こうして製造された粉末を、静電気的粉末スプレー
装置を用い、60kVで、脱脂され、場合により前処理
された鋼鉄板上に塗布し、かつ実験用−循環空気乾燥箱
中で焼き乾燥させた。
【0023】(注1) レベリング剤−マスターバッチ ポリマーアクリル酸ブチルをベースとするレベリング剤
10重量%をエポキシド樹脂と一緒に、溶融状態で均質
化し、かつ硬化の後に粉砕する。
10重量%をエポキシド樹脂と一緒に、溶融状態で均質
化し、かつ硬化の後に粉砕する。
【0024】次の表中の略記は、次の意味を有する: SD= 層厚(μm) GS= クロスカット試験(DIN 53151) ET= エリクセンによる押出し試験(DIN 53
156) GG60= ガードナーによる光沢(ASTM−D
523) Imp.rev.= 衝撃リバース(g・m)。
156) GG60= ガードナーによる光沢(ASTM−D
523) Imp.rev.= 衝撃リバース(g・m)。
【0025】 ラッカー−処方の計算は、次の式により実施した: EP重量%=エポキシド B−V=EP B=結合剤重量% V=架橋剤重量% B=100−Z Z=添加剤重量% [白色顔料(TiO2)40重量%、レベリング剤0.
5重量%]
5重量%]
【0026】
【表3】
【0027】IV.カルボキシル基含有ポリエステルハ
イブリッド−粉末ラッカーの製造のために、次の特有デ
ータを有する次に記載のカルボキシル基含有ポリエステ
ルを使用した: I II 酸価: KOH52〜58mg/g KOH36mg/g 融点範囲: 104〜106℃ 91〜94℃ ガラス転移温度: 約58℃ 64℃ 160℃での粘度: 33400mPa・s 58000mPa・s V.ハイブリッド−粉末ラッカー 粗製物質の後処理並びに製造及び適用を、IIIと同様
に実施する。
イブリッド−粉末ラッカーの製造のために、次の特有デ
ータを有する次に記載のカルボキシル基含有ポリエステ
ルを使用した: I II 酸価: KOH52〜58mg/g KOH36mg/g 融点範囲: 104〜106℃ 91〜94℃ ガラス転移温度: 約58℃ 64℃ 160℃での粘度: 33400mPa・s 58000mPa・s V.ハイブリッド−粉末ラッカー 粗製物質の後処理並びに製造及び適用を、IIIと同様
に実施する。
【0028】
【表4】
Claims (2)
- 【請求項1】 つやなしエポキシド−並びにハイブリッ
ド−粉末塗料の製法において、硬化剤として、 a)フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸と次のグ
アニジン: 【化1】 [式中、R、R1、R2、R3、R4は、群:H、(シク
ロ)−アルキル−、1〜8個のC原子を有する芳香族−
炭化水素−基からの同じか又は異なる基であり、かつ
R1及びR2並びにR3及びR4は、一緒になって、酸素原
子をヘテロ原子として含有してもよい環を形成してよ
い]との塩(この場合、酸1モル当り、グアニジンA
0.5〜2モルが反応する)及び b)ピロメリト酸及び/又はトリメリト酸(この場合、
a)1モルに対して、b)0.25〜2モルを使用す
る)からなる混合物を使用することを特徴とする、つや
なしエポキシド−並びにハイブリッド−粉末塗料の製
法。 - 【請求項2】 硬化剤濃度a)+b)は、エポキシド樹
脂及び存在しうるCOOH−基を有するポリマーの総量
に対して、3〜14重量%である、請求項1に記載のつ
やなしエポキシド−並びにハイブリッド−粉末塗料の製
法。
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