JPS6211776A - 塗装用熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

塗装用熱硬化性樹脂組成物

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JPS6211776A
JPS6211776A JP15156085A JP15156085A JPS6211776A JP S6211776 A JPS6211776 A JP S6211776A JP 15156085 A JP15156085 A JP 15156085A JP 15156085 A JP15156085 A JP 15156085A JP S6211776 A JPS6211776 A JP S6211776A
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polyepoxide
coating
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amino
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Kunihiro Kagawa
加川 邦博
Akira Osawa
晃 大澤
Naoyuki Amaya
直之 天谷
Takashige Murata
村田 敬重
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、カチオン−電@塗装及びその他の塗装に適し
た熱硬化性樹脂組成物に関するものである。
【従来の技術】
カチオン電着塗装は、その塗膜性能が従来のアニオン電
@塗装に比べて、被塗体の防錆力等に関し著しく優れて
いる為、自動車工業分野を含む多くの産業分野で、近年
その使用が増加してきている。 このようなカチオン電@塗装に用いられる樹脂組成物に
ついても、種々のものが提案されているが、その主流を
なすものは、例えば特開昭48−51924号、特開昭
51−126225号等に開示されているように、ビス
フェノールA/エピクロルヒドリン縮合形のエポキシ樹
脂に、第一アミン又は第二アミンを反応させた後、部分
的なブロック化ポリイソシアネートを反応させ、ついで
水分散性としたものである。
【発明が解決しようとする問題点】
ブロック化ポリイソシアネート硬化形のカチオン電着塗
装は、その塗装被膜が耐蝕性に有利な塩基性を有してい
る事、及びその塗料樹脂成分として多量の1ボキシ樹脂
を用いているため、従来のアニオン電@塗料に比べて、
その塗装鋼板は極めて高い耐蝕性を有する半面、焼付温
度が160〜180℃と高いという問題点を有している
【問題点を解決するための手段1 本発明者らは、上記のような問題点を解決するため鋭意
研究を重ねた結果、ポリエポキシドを2個のカルボニル
基と共役するエチレン性不飽和結合を有する二塩基酸化
合物で連結した後、そのエチレン性不飽和結合及び残存
するエポキシ基に、低沸点の第一モノアミン又は第二モ
ノアミンを付加して得られるアミン変性ポリエポキシド
を酸で中和し、水分散した水性塗料を用い、自動車州別
板を被塗体としてカチオン電着塗装して得られる塗装被
膜は、その後の加熱によって不安定となったマイケル形
付加結合から、第一モノアミン又は第二モノアミンが離
脱し、且つ揮散すると同時に活性なエチレン性不飽和結
合が再生して熱重合硬化すること、しかもその硬化性は
、鉛、スズ、コバルト、マンガン、亜鉛等の金属塩を、
前記アミノ変性ポリエポキシド水分散液中に硬化促進剤
として含有させることによって著しく向上し、100〜
160℃、好ましくは140〜160℃で焼付ける事に
よって充分硬化可能な低温硬化性を示すと共に、得られ
る硬化被膜も、硬さ、耐溶剤性及び耐蝕性に優れること
、及び前記アミン変性ポリエポキシドと上記硬化促進剤
との混合物を水で希釈することによって、電着塗装や浸
漬塗装として用いることができるだけでなく、適当な有
機溶剤で希釈することによって、それ以外の塗装方法に
も適用できることを見い出し本発明を完成するに至った
ものである。 即ち、本発明は、ポリエポキシドを2個のカルボニル基
と共役するエチレン性不飽和結合を有する二塩基酸化合
物で連結した後、そのエチレン性不飽和結合及び残存す
るエポキシ基に沸点が100°C以下の第一モノアミン
又は第二モノアミンを付加して得られた数平均分子l 
1100〜10000のアミノ変性ポリエポキシドと、
当該アミン変性ポリエポキシド固形分1ootx m部
に対して、0.1〜20重量部の硬化促進剤とを含んで
成る塗装用熱硬化性樹脂組成物に関するものである。 本発明に用いられるアミン変性ポリエポキシドは、ポリ
エポキシドを2個のカルボニル基と共役するエチレン性
不飽和結合を有する二塩基酸化合物によって連結した後
、残存するエポキシ基及びエチレン性不飽和結合に低沸
点の第一モノアミン又は第二モノアミンを付加させるこ
とによって合成されるものである。 アミノ変性ポリエポキシドの合成に用いられるポリエポ
キシドとしては、1,2エポキシ基を2以上有する化合
物であって、そのようなポリエポキシドとしては、まず
、ポリフェノールのポリグリシジルエーテル、ポリフェ
ノールのエチレンオキシド付加物やプロピレンオキシド
付加物のようなオキシアルキル化付加物のポリグリシジ
ルエーテル、ノボラック系フェノール樹脂のポリグリシ
ジルエーテル等があげられる。 ここで、ポリフェノールとしては、例えばビスフェノー
ルAC2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン)、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
、2−メチル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−
ブチルフェニル)プロパン、ビス(2−ヒドロキシフェ
ル)メタン、1,5−ジヒドロキシナフタレン等があげ
られる。 ついで、その他のポリエポキシドとしては、エポキシ化
ポリアルカジエン系樹脂やグリシジルアクリレート共重
合体系樹脂、グリシジルメタアクリレート共重合体系樹
脂、水酸基含有樹脂のポリグリシジルエーテル、カルボ
キシル基含有樹脂のポリグリシジルエステル等があげら
れる。 次にポリエポキシドの連結剤として用いられる2個のカ
ルボニル基と兵役するエチレン性不飽和結合を有する二
塩基酸化合物としては、マレイン酸、フマル酸又は無水
マレイン酸とグリコールとの反応によって合成されるグ
リコール−ビス−マレイン酸があげられる。 グリコール−ビス−マレイン酸としては、例えばエチレ
ングリコール−ビス−マレイン酸、プロピレングリコー
ル−ビス−マレイン酸、1..3−ブチレングリコール
−ビス−マレイン酸、1.6−ヘキIナンジオールービ
スーマレイン酸、2.5−ヘキサンジオール−ビス−マ
レイン酸、゛ネオペンチルグリコールービスーマレイン
酸、水素化ビスフェノールA−ビス−マレイン酸、ビス
フェノールジヒドロキシプロピルエーテル−ごスーマレ
イン酸等や、上記グリコール−ビス−マレイン酸中のグ
リコールがポリ縮合化したグリコールと無水マレイン酸
との反応によって合成されるグリコール−ビス−マレイ
ン酸があり、このようなグリで示されるポリエチレング
リコール−ビス−マレで示されるポリプロピレングリコ
ール−ビス−マレイン酸等があげられる。 次に、2個のカルボニル基と共役するエチレン性不飽和
結合を有する二塩基酸化合物によって連結されたポリエ
ポキシド中の、エチレン性不飽和結合及び残存するエポ
キシ基に付加させる第一モノアミン又は第二モノアミン
としては、1分子中にアミノ基又はイミノ基を1個有す
るものであって、且つ洲貞が100℃以下のものであり
そのような第一モノアミン又は第二モノアミンとしては
、例えばメチルアミン、エチルアミン、n−プロピルア
ミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、S−ブ
チルアミン、イソブチルアミン、t−ブチルアミン、n
−アミルアミン、2−アミノペンタン、3−アミノペン
タン、イソアミルアミン、t−アミルアミン、アミルア
ミン、メタリルアミン等の炭素数1〜5の第一モノアミ
ンや、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチル
アミン、メチル−n−プロピルアミン、メチルイソプロ
ピルアミン、メチル−n−ブチルアミン、メチルイソブ
チルアミン、エチル−ロープロピルアミン、エチルイソ
プロピルアミン、アリルメチルアミン等の炭素数1〜5
の第二モノアミン等があげられる。 ここで、100℃を超える沸点を有する第一モノアミン
又は第二モノアミンを用いた場合は、その得られる塗装
被膜樹脂中のマイケル形付加結合が加熱焼付下でも安定
となるため、第一モノアミン又は第二モノアミンの離脱
及び揮故による活性なエチレン性不飽和結合が再生しに
くくなり、充分な低温硬化性が得られなくなり好ましく
ない。 次に、本発明に用いられるアミン変性ポリエポキシドの
合成方法について述べる。 まず、ポリエポキシドを、2個のカルボニル基と共役す
るエチレン性不飽和結合を有する二塩基酸化合物で連結
する方法について説明する。 反応容器にポリエポキシド及び適当な有R溶剤を仕込み
、不活性ガス気流下に徐々に加熱しながら攪拌して均一
な液状物とする。 ついで、上記の均一な液状物を100℃以下の適当な温
度で不活性ガス気流下に攪拌しながら、2個のカルボニ
ル基と共役するエチレン性不飽和二塩基酸化合物を添加
し、充分攪拌して均一な液状物とした後、適当な触媒を
添加して100℃以下、好ましくは80〜100℃で、
樹脂酸価が1以下になるまで2〜6時間反応をM!続す
る。 こ、の段階で用いられる適当な有機溶剤としては、例え
ば!・ルエン、キシレン、メチルイソブチルケトン、ジ
イソプロピルケトン、ミネラルスピリット、エチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレング
リコールジメチルエーテル。 酢酸ブチル等が好ましい。 又、この段階で用いられる適当な触媒としては、ジメチ
ルエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムクロラ
イド等の第三アミンや第四級アンモニウム塩等である。 次に、2gAのカルボニル基と共役するエチレン性不飽
和結合を有する二塩基酸化合物によって連結されたポリ
エポキシドと、第一モノアミン又は第二モノアミン゛と
の付加反応方法について説明する。 この反応は、前記の反応に引き続いて行われる反応であ
り、2個のカルボニル基と共役するエチレン性不飽和結
合を有する二塩基酸化合物によって連結された、ポリエ
ポキシドからなる均一な液状物へ添加される第一モノア
ミン又は第二モノアミンの量は、反応を促進し且つゲル
化を防止するため必要量の1,2〜2倍吊が好ましい。 又添加する方法は、適当な温度で不活性ガス気流下に攪
拌しながら行われ、第一モノアミンの場合はゲル化を防
止するため全量仕込み、第二モノアミンの場合は全量仕
込み、分割仕込み、滴下仕込み等の方法によって行われ
る。この段階での反応条件は、70〜100℃で1〜4
時間で行っても良いが、低沸点のアミンを用いること、
及び2個のカルボニル基と共役するエチレン性不飽和結
合に対する第一モノアミン又は第二モノアミンの付加が
ポリエポキシドのエポキシ基に対する付加に比べ、低温
からでも極めて早く起ることから、まず30〜80℃、
好ましくは40〜70℃で1〜2時間反応させた後、7
0〜100℃で1〜3時間反応させて反応を完結させ、
反応容器内の気圧を−30〜−f30cmHgに減圧し
、60〜100℃で065〜1時間減圧蒸留を行い未反
応のアミン及び有i溶剤を除去し、反応容器内を大気圧
下に戻し、その後の水分散に適する溶剤、例えばエチレ
ングリコールモノブチルエーテル。 エチレングリコールモノエチルエーテル、ブチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ジアセ1〜ンアルコー
ル等の溶剤を添加し、樹脂溶液状のアミノ変性ポリエポ
キシドを得る。 ここで、得られるアミノ変性ポリエポキシドの分子量は
、数平均分子量で1100〜10000が好ましく、数
平均分子量が1100未満の場合は、硬度、耐溶剤性及
び耐蝕性に関し充分な性能を有する硬化被膜が得られず
、又1ooooを超える場合は塗膜外観の良好な硬化被
膜が得られない。 又、アミン変性ポリエポキシドに含まれる2個のカルボ
ニル基と共役するエチレン性不飽和結合の数は、低温硬
化性を左右する重要なものであり、140〜160℃の
焼付温度で充分な硬化性及び耐蝕性を有する硬化被膜を
得るためには、少なくともアミン変性ポリエポキシド1
0009中、0.5個以上有することが好ましい。 上記アミノ変性ポリエポキシドと共に、本発明を構成す
るもう一つの重要な成分である硬化促進剤としては、例
えば、鉛、スズ、ニッケル、コバルト、亜鉛、マンガン
、鉄、ジルコニウム等のナフテン酸塩、オレインM!塩
、オクチル酸塩、酢酸塩、1・−ル油脂肪酸塩、亜麻仁
油脂肪酸塩のような金属塩や、例えばジメチルアニリン
、フェニルモルホリン等のアミン類や、バナジルアセチ
ルアセトナート、アルミニウムアセチルアセトナ−1・
等の金属キレート化合物等があげられる。特に好ましい
ものとしては、酢酸マンガン、酢酸コバルト、ナフテン
酸マンガン、ナフテン酸コバルト等の金属塩である。 上記の硬化促進剤は、アミン変性ポリエポキシド100
1ffi部に対して、0.1〜20重吊部添加すれば良
く、添加量が、0.1重量部未満又は20重量部を超え
る場合は、硬度、耐溶剤性及び耐蝕性に関し充分な性能
を有する硬化被膜が得られない。 又、硬化促進剤の添加方法としては、アミン変性ポリエ
ポキシドの樹脂溶液に混入した後、充分攪拌するか、又
はアミノ変性ポリエポキシドの水分散液又は樹脂溶液を
つくるのに用いられる水又は有機溶剤に充分溶解させて
用いる2つの方法が適当である。 本発明による塗装用熱硬化性樹脂組成物は、基本的には
、アミン変性ポリエポキシドと、硬化促進剤とからなる
が、その混合物中の第三アミン又は第三アミンを、例え
ば+m酸、酢酸、乳酸、リン酸等の有v1酸又は無機酸
で中和することで、カチオン性塩基への変換が可能とな
り、更に水で希釈することによりカチオン電着塗装又は
浸漬塗装に適した水分散液を得ることができる。 又、当該樹脂組成物を適当な有機溶剤で希釈することに
よって、上記以外の塗装方法、例えば噴霧塗装、流れ塗
装1回転塗装等に適した樹脂溶液を得ることができる。 上記の水分散液又は樹脂溶液には、その他の成分として
、可塑剤、界面活性剤、M料(例えば二酸化チタン、カ
ーボンブラック、タルり、カオリン、シリカ、ケイiS
!2鉛、塩基性クロム酸鉛、リン酸亜鉛等の着色顔料9
体質顔料、防錆顔料等)、有機溶剤(例えば、ブチルア
ルコール、インプロピルアルコール、ジアセトンアルコ
ール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル等の親水性又は生籾水
性の溶剤や、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン等の疎水性の溶剤等)、水等
を適宜に加え、塗料の製造に通常用いられているデシル
バー、ホモミキサー、サンドグラインドミル、アトライ
ター、ロールミル等の混合機や分散機等によって、均一
に混合2分散し、樹脂分の固形分がおよそ10〜30重
量%の水分散液であるカチオン形電着塗料や浸漬塗料、
及び樹脂分の固形分がおよそ30〜70重量%の溶液で
ある噴霧塗装、流れ塗装2回転塗装に適する塗料を得る
ことができる。 このような塗料によって塗装される被塗体としては、特
に鋼、アルミニウム、銅等の金属ばかりでなく、金属化
プラスチック、電導性カーボン被塗体や、非金属性被塗
体であるガラス、木材、プラスチック等があげられる。 【実 施 例】 次に、実施例、比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。例中、部は重量部、%は重量%である。 ◇実施例1 温度計、攪拌機、還流冷却器1滴下ロート及び窒素ガス
吹込口を取り付けた反応容器に、窒素ガス気流下、ポリ
エポキシドA(エピコート828油化シェルエポキシ株
式会社製)  433部、エチレングリコール−ビス−
マレイン酸200部及びメチルイソブチルケトン422
部を仕込み、80℃まで徐々に昇温して溶解した。つい
で、80℃でジメチルエタノールアミン3部を加え、徐
々に昇温して90〜100℃にした後、90〜100℃
に保って酸価が1以下になるまで約4時間反応を継続し
た後、メチルイソブチルケトン54部を加えて直ちに冷
却し、温度を60℃に下げた。ついで、60℃でジエチ
ルアミン227部を加え、60℃に保って1時間反応を
継続した後80℃まで昇温し、80℃に温度を保って3
H#間反応させた。ついで、窒素ガスの供給をとめた後
、反応容器内の気圧を−30〜−60IJHgに減圧し
、60〜80℃で40分間減圧蒸留し、未反応のアミン
及びメチルイソブチルケトンを除去した後、反応容器内
を大気圧下に戻し、80℃でエチレングリコールモノエ
チルエーテル161部を加え、充分攪拌して、茶褐色透
明な固形分80.3%、数平均分子ffi 2050の
アミノ変性ポリエポキシド樹脂溶液(1)を得た。 ついで、得られたアミノ変性ポリエポキシド樹脂溶液(
1)249部に対して酸18部を加えて充分混合した後
、硬化促進剤として酢酸マンガン3.0部(マンガン金
属として0.8部)を脱イオン水1739.4部で溶解
した酢酸マンガン水溶液1743部を徐々に加えて希釈
し、半透明なカチオン電着塗装に適した固形分10.0
%の水分散液を得た。 ついで、燐酸亜鉛処理鋼板をこの水分散液中で、130
ボルトで60秒間電着して塗膜外観の良好な被膜を得た
。得られた被膜を150℃で30分間焼付けて、膜厚2
8μの硬化被膜を得た。 得られた硬化被膜の試験結果を下記の第1表に示す。 ◇実施例2 実施例1で得られたアミン変性ポリエポキシド樹脂溶液
(1)249部に対し、硬化促進剤として実施例1で用
いたと同じ酢酸マンガン3.6部を脱イオン水13.2
部及びイソプロピルアルコール135部に溶解させて得
られた酢酸マンガン水溶液を、151.8部徐々に加え
て希釈し赤褐色透明な噴霧塗装に適した固形分50.0
%の樹脂溶液を得た。 ついで得られた希釈溶液を用いて燐酸亜鉛処理鋼板上に
噴霧塗装し、10分間静置した後140℃で30分間焼
付けて、膜厚20〜30μの塗膜外観の良好な硬化被膜
を得た。 得られた硬化被膜の試験結果を下記の第1表に示す。 ◇実施例3 実施例1と同様な反応容器に、窒素ガス気流下、ポリエ
ポキシドB(エピコート1001  油化シェルエポキ
シ株式会社製)473部、実施例1で使用したポリエポ
キシドA60部、ジプロピレングリコール−ビス−マレ
イン酸106部、水素化ビスフエノ−ルA−ビスーマレ
イン酸70部及びメチルイソブチルケトン473部を仕
込み、80℃まで徐々に昇温しで溶解した。ついで、8
0℃でジメチルエタノールアミン2部を加え、徐々に昇
温して90〜100℃にした後、90〜100℃に保っ
て酸価が1以下になるまで約4時間反応を継続した後、
メチルイソブチルケ]・226部を加えて直ちに冷却し
、温度を60℃に下げた。ついで、60℃でジエチルア
ミン129部を加え、60℃に保って1時間反応を継続
した後80℃まで昇温し、80℃に保って3時間反応さ
せた。 ついで、窒素ガスの供給を止めた後、反応容器内の気圧
を−30〜−60cliHgに減圧し、60〜80℃で
40分間減圧蒸回し、未反応のジエチルアミン及びメチ
ルイソブチルケI・ンを除去し、反応容器内を大気圧下
に戻した後80℃でエチレングリコールモノエチルエー
テル161部を加え、充分攪拌して茶褐色透明な固形分
80.0%、数平均分子m5oooのアミノ変性ポリエ
ポキシド樹脂溶液(2)を得た。 ついで、得られたアミノ変性ポリエポキシド樹脂溶液(
2)250部に対して酢M8部を加えて充分混合した後
、硬化促進剤として酢酸コバルト 3.4部(コバルト
金属として0.8部)を脱イオン水1735.6部で溶
解させて得られた酢酸コバルト水溶液1739部を徐々
に加えて希釈し、半透明なカチオン電着塗装に適した固
形分10.0%の水分散液を得た。 ついで、燐酸亜鉛処理鋼板をこの水分散液中で、実施例
1と同様にして電着して塗膜外観の良好な被膜を得た。 得られた被膜を160℃で20分間焼付けて、膜厚32
μの硬化被膜を得た。得られた硬化被膜の試験結果を下
記第1表に示す。 ◇実施例4 実施例3で得られたアミノ変性ポリエポキシド樹脂溶液
(2)250部に対して、硬化促進剤として実施例3で
用いたと同じ酢酸コバルト2.6部を脱イオン水20部
及びイソプロピルアルコール60部に溶解させて得られ
た酢酸コバルト溶液82.6部を加えて、赤褐色透明な
流れ塗装に適した固形分60.3%の樹脂溶液を得た。 ついで、得られた樹脂溶液を用いて、′lA酸亜鉛亜鉛
処理鋼板上ミル塗布棒で塗布し、10分間静置した後、
150℃で30分間焼付けて、膜厚20〜30μの塗膜
外観の良好な硬化被膜を得た。得られた硬化被膜の試験
結果を下記第1表に示す。 ◇実施例5 実施例1と同様な反応容器に、窒素ガス気流下、実施例
3で使用したと同じポリエポキシド8385部、数平均
分子量400のポリエチレングリコールを用いて得られ
たポリエチレングリコール−ビス−マレインM! 21
0部及びメチルイソブチルケトン595部を仕込み、8
0℃まで徐々に昇温しで溶解した。ついで、80℃でジ
メチルエタノールアミン1部を加え、徐々に昇温して9
0〜100℃にした後、90〜100℃に保って酸価1
JX下になるまで約4時間反応を継続した後、メチルイ
ソブチルケト233部を加えて直ちに冷却し温度を60
℃に下げた。ついで、60℃でジエチルアミン80部を
加え、60”Cに保って1時間反応を継続した後、80
℃まで昇温し80℃に保って3時間反応させた。ついで
窒素ガスの供給をやめ、反応容器内の気圧を−30〜−
603H9に減圧し、60〜80℃で40分間減圧蒸回
し、未反応のアミン及びメチルイソブチルケトンを除去
した後、反応容器内を大気圧に戻し、80℃でエチレン
グリコールモノエチルエーテル196部を加え、充分攪
拌して、茶褐色透明な固形分74.0%、数平均分子量
8300のアミノ変性ポリエポキシド樹脂溶液(3)を
得た。 ついで、得られたアミノ変性ポリエポキシド樹脂溶液(
3)270部に対して酸86部及び硬化促進剤としてナ
フテン酸コバルト16部くコバルト金属として1.6部
)を加えて充分混合した後、脱イオン水1706部を徐
々に加えて希釈し、半透明なカチオン電着塗装に適した
固形分10.0%水分散液を得た。 ついで、燐酸亜鉛処理鋼板をこの水分散液中で、実施例
1と同様にして電着して塗膜外観の良好な被膜を得た。 得られた被膜を140℃で30分間焼付けて、膜厚19
μの硬化被膜を得た。 1qられた硬化被膜の試験結果を下記第1表に示す。 ◇実施例6 実施例5で得られたアミン変性ポリエポキシド樹脂溶液
(3)270部に対して酢酸6部及び硬化促進剤として
ナフテン酸マンガン18.4部(マンガン金属として1
.1部)を加えて充分混合した後、脱イオン水703部
を徐々に加えて希釈し、半透明な浸漬塗装に適した固形
分20.0%の水分散液を得た。 ついで燐酸亜鉛処理鋼板をこの水分散液中に浸漬し、得
られた被膜を150℃で30分間焼付けて膜厚20〜3
0μの塗膜外観の良好な硬化被膜を得た。 得られた硬化被膜の試験結果を下記第1表に示す。 ◇比較例1 実施例1と同様な反応容器に2.4− トリレンジイソ
シアネート652部、メチルイソブチルケトン50部を
仕込み、攪拌し、30゛C以下に保って、2−エチルヘ
キサノール488部を約5時間かけて滴下し、2.4−
 トリレンジイソシアネートの2−エチルヘキサノール
半ブロツク化物を得た。 又、別の実施例1と同様な反応容器に、ポリエポキシド
(エピコート1001  油化シェルエポキシ株式会社
%J)  507部及びキシレン24部を加え、140
〜150℃まで徐々に昇温し、ポリエポキシド中に存在
する水を除去した。 ついで、110°Cまで冷却し、メチルイソブチルケト
ン50部及び上記の2.4− トリレンジイソシアネー
トの2−エチルヘキサノール半ブロツク化物180部を
加え、120°Cて1時間加熱した。 ついで、ポリ力ブロラク!・ンジオール(PCPO20
0ユニオンカーバイド社製)  130部及びベンジル
ジメチルアミン0.4部を加え、130℃で4時間加熱
した後、メチルイソブチルケ]・ン260部を加えた。 ついで、80℃まで冷却し、ジエチレントリアミン1モ
ルとメチルイソブチルケトン2モルから作られたジグチ
ミン35部及びジエチルアミン31部を加え、115°
Cで3時間加熱した後、エヂレングリコールモノエヂル
エーテル157部を加え、60℃まで冷却してブロック
化イソシアネート硬化型ポリアミン樹rF3溶液を得た
。 得られたポリアミン樹脂溶液100部に対して、硬化触
媒としてジブチルスズジラウレー1−1.1部及び酢酸
7部を加え、充分攪拌した後、脱イオン水425部を加
えて半透明な固形分13.0%のカチオン1着塗装に適
した水分散液を得た。 ついで、燐酸亜鉛処理鋼板をこの水分散液中で、180
ボルトで90秒間電着して、塗膜外観の良好な被膜を得
た。この被膜を140〜160℃で焼付けることによっ
て外観の良好な膜厚22μの硬化被膜を得た。 得られた硬化被膜の試験結果を上記実施例1乃至6で得
られた結果と共に第1表に示ず。 以下余白 【発明の効果l 第1表の実施例1〜6に示された結果から容易に理解さ
れるように、本発明の塗装用熱硬化性樹脂組成物によれ
ば、比較例1に示される従来のブロック化ポリイソシア
ネート硬化形組成物に比べ、20℃低い焼付は温度でも
充分硬化できる低温硬化性を有すると共に、その得られ
る硬化被膜も、硬さ、耐溶剤性及び耐蝕性に優れること
がわかる。 即ち本発明において得られる塗装用熱硬化性例Iff粗
成物をカチオン電着塗装及びその他の塗装方法によって
塗装し、得られた被膜を140〜160℃で20〜40
分間焼付けることによって硬化被膜が得られる。 この焼付条件は、従来のブロック化ポリイソシアネート
形組成物の焼付条件である、160〜1.80’C,2
0〜40分間に比べて、約20°C程度低く、省エネル
ギー効果、生産性の向上に大ぎく寄与する許ってなく、
以上のようにして得られた本発明の硬化塗膜は、従来の
ものに比べ硬さ、耐溶剤性及び耐蝕性に格段の優位差を
認めることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエポキシドを、2個のカルボニル基と共役するエチ
    レン性不飽和結合を有する二塩基酸化合物で連結した後
    、そのエチレン性不飽和結合及び残存するエポキシ基に
    、沸点が100℃以下の第一モノアミン又は第二モノア
    ミンを付加して得られた数平均分子量1100〜100
    00のアミノ変性ポリエポキシドと、当該アミノ変性ポ
    リエポキシド固形分100重量部に対して、0.1〜2
    0重量部の硬化促進剤とを含んで成る塗装用熱硬化性樹
    脂組成物。
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