JPH07215412A - スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造 - Google Patents

スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造

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JPH07215412A
JPH07215412A JP6007450A JP745094A JPH07215412A JP H07215412 A JPH07215412 A JP H07215412A JP 6007450 A JP6007450 A JP 6007450A JP 745094 A JP745094 A JP 745094A JP H07215412 A JPH07215412 A JP H07215412A
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cable
mast
stacker crane
magnets
lifting
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JP6007450A
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Shigeaki Cho
維明 張
Yoshihiro Hata
善裕 畑
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタッカクレーンの昇降台とマストの間に配
設する昇降ケーブルの振れを防止できるようにする。 【構成】 スタッカクレーンSの昇降台10とマスト3
に設けた端子板15との間に、一方向にのみ折り曲げ可
能なケーブルベア17を設け、このケーブルベア17内
に昇降台10への昇降ケーブル14を収納し、該ケーブ
ルベア17をU字状に垂れ下げて配置し、該ケーブルベ
ア17の一面にマスト3に取外し自在に固定する手段を
設け、このマストに取外し自在に固定する手段を磁石と
して、ケーブルベア17に磁石20を適宜間隔を開けて
付設し、この磁石20位置に対応するマストの所定位置
にも磁石22を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスタッカクレーンの昇降
台とマストの間に配設する昇降ケーブルの振れを防止す
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスタッカクレーンの本体側と昇
降台との間で電力の供給や信号の授受を行うために昇降
ケーブルが設けられている。該昇降ケーブルは給電線及
び信号線等からなる配線をひとまとめにして可撓性の樹
脂で覆って樹脂ケーブルとしたものであり、該昇降ケー
ブルの一端は昇降台に、他端はマストに設けた端子台に
接続されて、昇降台を昇降させても本体からは電力の供
給や信号の授受ができるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように昇降ケー
ブルの一端が昇降台に、他端がマストの所定位置に固定
された構成であると、昇降ケーブルの中途部は宙づりの
状態であり、スタッカクレーンを走行させたときに昇降
ケーブルが揺れて、マストやその近傍の梯子やその他の
機器と衝突して騒音を発したり、昇降ケーブル自体が絡
まったり、また、この衝突や捩れにより昇降ケーブルが
破損したりすることもあったのである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明の解決すべき課題は
以上の如くであり、該課題を解決するために、請求項1
では、昇降台とマストに設けた端子板との間に、一方に
のみ折り曲げ可能なケーブルベアを設け、このケーブル
ベア内に昇降台への配線を収納した。また、請求項2で
は、ケーブルベアをU字状に垂れ下げて配置し、該ケー
ブルベアの一面にマストに取り外し自在に固定する手段
を設けた。さらに、請求項3では、ケーブルベアの一面
に磁石を所定間隔をあけて設け、この磁石位置に対応す
るマスト側の所定位置にも磁石を設けた。
【0005】
【作用】このような手段を用いることによって、スタッ
カクレーンの昇降台とマストに設けた端子台との間で垂
れ下げられたケーブルベアは、マスト側の一面が磁石等
の固定手段によってマスト側に固定され、昇降台の上昇
の際には順次ケーブルベアの折り曲げ部の位置から上昇
とともに外され、下降の際には逆に磁石同士が吸着して
マストに固定される。故に、このケーブルベアの固定に
よってスタッカクレーンの走行時には前後方向の振れが
規制されることとなり、左右方向の振れはケーブルベア
自身が有する一方向以外への折り曲げ不能の構造、及び
磁石の吸着によって常に規制されて、ケーブルベアが振
れてマストやその他の物との衝突や振動を発することが
なく、ケーブルベア内に収納した配線も保護される。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1はスタッカクレーンの側面図、図2は昇降ケーブルの
マストと昇降台への固定部の側面図、図3は同じく平面
図である。
【0007】図1においてスタッカクレーンSの全体構
成から説明すると、走行レール1上に走行フレーム2が
載置され、該走行フレーム2の前端に走行駆動モーター
と該走行駆動モーターによって駆動される駆動輪4が配
置され、走行フレーム2後部に従動輪9が配設されて、
走行フレーム2の中央にマスト3が立設され、該マスト
3上端を上ガイドレール8に嵌合して、走行レール1及
び上ガイドレール8に沿って走行できるようにしてい
る。
【0008】前記走行フレーム2の前上部に制御ボック
ス5が載置され、該制御ボックス5上方のマスト3前下
部に昇降モーター6と巻上機7が配設され、マスト3の
後部には昇降台10が上下に摺動可能に設けられて、前
記巻上機7と昇降台10との間にワイヤー(またはチェ
ーン)を連結して、該ワイヤーの中途部をマスト3上部
に設けたプーリー(又はスプロケット)に掛けて、昇降
モーター6の駆動によって昇降台10を昇降可能として
いる。そして、昇降台10の上にスライドフォーク11
を配置して、該スライドフォーク11の左右摺動と、昇
降台10の昇降によって荷物12を載せたり、降ろした
りできるようにしている。
【0009】前記マスト3前面には梯子13が上下方向
に配設されてメンテナンス等ができるようにしており、
該マスト3の上下方向中央部と昇降台10の間には昇降
ケーブル14がU字状に垂れて配設されて、該昇降ケー
ブル14は給電線や信号線をまとめてスタッカクレーン
Sの本体側と昇降台10との間で電力の供給や信号の授
受ができるようにしており、本発明の振れ防止構造によ
って昇降ケーブル14の振れが抑制されている。
【0010】即ち、図2、図3に示すように、マスト3
上下中央部の前面より側方に端子板15を突出し、該端
子板15に設けたターミナルに昇降ケーブル14の一端
が固定され、該ターミナルよりマスト3に沿って配置し
たケーブルより制御ボックス5や給電部と接続される。
更に、該昇降ケーブル14は一方向にのみ折り曲げ可能
なケーブルベア17に収納されており、該ケーブルベア
17の一端が前記端子板15に固定され、他端が昇降台
10の端子板15に面する側の位置に固定され、該ケー
ブルベア17の折り曲げられる反対側面に磁石20が長
手方向に適宜間隔をあけて固定されている。
【0011】一方、マスト3より側方に支持板21・2
1・・・が前記磁石20の位置に合わせて突出され、そ
れぞれの支持板21先端のケーブルベア17側の磁石2
0に対向して磁石22が固定され、前記磁石20と吸着
できるように配置されている。但し、磁石の種類や大き
さや間隔等はケーブルベア17の重量やスタッカクレー
ンSの高さ等を考慮して決められるものであり、走行時
に磁石が外れないように設定される。また、振れを防止
するためのケーブルベア固定面は前後方向の面に限るも
のではなく、またケーブルベアの固定手段として、磁石
20・22の一方は磁石、他方を鉄板またはニッケル板
(または鉄のレール)としてもよく、また、磁石の代わ
りに面ファスナー等の接着(又は吸着)と解除を繰り返
すことが可能な材料を用いることもできる。
【0012】そして、前記ケーブルベア17が前方や側
方への振れを防止するためにマスト3よりケーブルベア
側の側方へ平面視「く」字状のガイド杆23・23・・
・が適宜間隔をあけて突出されている。24・24・・
・は昇降台10のマスト3への嵌合部に配置したガイド
ローラーであり、位置ズレの防止と昇降がスムースにで
きるようにしている。
【0013】このような構成において、昇降モーター6
を駆動して昇降台10を昇降させた場合、昇降台10が
下端に位置しているときには、図1に示すようにケーブ
ルベア17は下方に伸びた状態であって、ケーブルベア
17に付設した磁石20はマスト3に固設した支持板2
1上の磁石22に吸着して固定されている。よって、ケ
ーブルベア17はスタッカクレーンSが走行することに
よる慣性や振動等によって振れることがなくその状態が
維持される。
【0014】そして、昇降台10を上昇させると、昇降
台10側のケーブルベア17が引き上げられ、ケーブル
ベア17の折れ曲がる位置が上方へズレていき、この折
れ曲がる位置が上方へズレるに従って磁石20と22の
吸着部が順次解除されていく、そして、ケーブルベア1
7のマスト3側の当接部分は磁石20・22の吸着によ
って固定されたままなので振れは防止されている。一
方、昇降台側へ折れ曲がって垂れたケーブルベア17は
磁石によって固定されないが、ケーブルベア17自体が
有する一方向しか曲げられない性質によって、側方と前
方へは折れ曲がることはできず捩じれることもなく、マ
スト側が固定されているので振れは小さいものとなる。
また、例え前後方向へ振れても、マスト等の障害物は存
在しないので、他の物と衝突して破損することもないの
である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く構成したので、折り返し部分以外での昇降ケーブルの
折れ曲がりを防止することができて振れを抑制すること
ができるようになり、昇降ケーブルがマストにぶつかる
ことによって生じる騒音や、衝突による昇降ケーブルの
破損も防止することができ、また、昇降ケーブル自体が
ケーブルベアに収納されているので、振動やその他の外
的環境からも保護される。
【0016】請求項2記載の如く構成したので、ケーブ
ルベアの一面がマスト側に固定されて昇降ケーブル全体
の反りを防止することができ、昇降ケーブルの振れをよ
り確実に防止することができる。
【0017】請求項3記載の如く構成したので、昇降ケ
ーブルの昇降にともなって、マストに対する昇降ケーブ
ルの固定及び解除を簡単な構成により確実に行うことが
でき、磁石の種類や大きさ、吸着面積、取付間隔等を変
更することによって、スタッカクレーンの大きさや昇降
ケーブルの配線の本数、重量等に合わせて、任意に振れ
防止のための抑制力を調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタッカクレーンの側面図である。
【図2】昇降ケーブルのマストと昇降台への固定部の側
面図である。
【図3】同じく平面図である。
【符号の説明】
S スタッカクレーン 3 マスト 10 昇降台 14 昇降ケーブル(配線) 15 端子板 17 ケーブルベア 20・22 磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカクレーンの昇降台とマストに設
    けた端子板との間に、一方向にのみ折り曲げ可能なケー
    ブルベアを設け、このケーブルベア内に昇降台への配線
    を収納したことを特徴とするスタッカクレーンのケーブ
    ル振れ防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーブルベアをU字状に
    垂れ下げて配置し、該ケーブルベアの一面にマストに取
    外し自在に固定する手段を設けたことを特徴とするスタ
    ッカクレーンのケーブル振れ防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のケーブルベアの一面に磁
    石を所定間隔をあけて設け、この磁石位置に対応するマ
    スト側の所定位置にも磁石を設けたことを特徴とするス
    タッカクレーンのケーブル振れ防止構造。
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Cited By (2)

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JP2009084006A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Itoki Corp 自動倉庫
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