JPH072307A - 自動倉庫におけるケーブルの揺れ抑制構造 - Google Patents

自動倉庫におけるケーブルの揺れ抑制構造

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Publication number
JPH072307A
JPH072307A JP14400993A JP14400993A JPH072307A JP H072307 A JPH072307 A JP H072307A JP 14400993 A JP14400993 A JP 14400993A JP 14400993 A JP14400993 A JP 14400993A JP H072307 A JPH072307 A JP H072307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
crane
carriage
mast
suppressing
Prior art date
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Pending
Application number
JP14400993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Suzuki
和宏 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP14400993A priority Critical patent/JPH072307A/ja
Publication of JPH072307A publication Critical patent/JPH072307A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブル長さの増大に起因するクレーン移動時
の揺れを抑制して、ケーブルと棚や収納部に収納された
荷との干渉、更にはケーブルの損傷を防止する。 【構成】スタッカクレーン4のマスト7にはキャリッジ
10が昇降可能に支持されており、そのキャリッジ10
に対してケーブルがケーブルベア17に覆われた状態で
引き回されている。マスト7に、ケーブルベア17を囲
んで、スタッカクレーン4の移動方向と直交する方向へ
のケーブルベア17の揺れを抑制するケーブルガイド1
4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倉庫におけるクレー
ンのキャリッジに引き回されるケーブルの揺れ抑制構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動倉庫は例えば次のよ
うに構成されている。すなわち、図7,図8に示すよう
に、自動倉庫1は前後(図8の左右方向)に立設され、
長さ方向及び高さ方向に複数の収納部2を有する一対の
棚3を備えている。又、前後一対の棚3の間には、クレ
ーンとしての荷昇降式のスタッカクレーン4が設けられ
ている。
【0003】このスタッカクレーン4は、地面に敷設さ
れた下部ガイドレール5上を走行する走行台6を備えて
いる。走行台6の両端部には支柱としての一対のマスト
7がそれぞれ立設されており、両棚3間に設けられた上
部ガイドレール8上を走行可能になっている。そして、
マスト7は走行モータ9の回転により走行台6とともに
上部及び下部ガイドレール5,8に沿って水平方向へ往
復移動可能となっている。又、マスト7間にはキャリッ
ジ10が上下方向へスライド可能に支持されており、昇
降モータ11の回転により昇降するようになっている。
更に、このキャリッジ10には、マスト7の移動方向と
直交する方向へ昇降可能にフォーク12が設けられてい
る。
【0004】このフォーク12を往復移動させるための
移動モータは、図示はしないがキャリッジ10内部に設
けられている。従って、その移動モータの電源用等のた
めのケーブル13はキャリッジ10が昇降することを考
慮して、ほぼマスト7の高さと同等の長さが必要とな
る。ところが、全てのケーブル13を露出した状態でキ
ャリッジ10まで引き回してはキャリッジ10の昇降の
邪魔となるため、できるだけ露出部が少なくなるよう
に、ケーブル13の一部をマスト7内に配設している。
そして、マスト7のほぼ中央部からケーブル13を露出
させてキャリッジ10に引き回すことにより、キャリッ
ジ10が円滑に昇降でき且つキャリッジ10の昇降の邪
魔とならないようにしている。なお、この従来例ではケ
ーブル13は一対のマスト7の両側に各一対設けられて
いる。
【0005】又、マスト7から露出したケーブル13
は、その一部が撓んだ状態でキャリッジ10に引き回さ
れており、キャリッジ10の昇降に合わせてその撓み部
分が変化する。従って、ケーブル13はその露出部がキ
ャリッジ10の昇降方向すなわち、マスト7に沿う方向
へ撓み易くなることが望ましい。このため、従来では、
図示はしないがケーブル13の露出部を複数個の角パイ
プ状の部材同士を回動可能に連結したケーブルベアで覆
ったり、ケーブル13を板状の合成樹脂に埋設したフラ
ットケーブルを用いて、マスト7に沿う方向への可撓性
を向上させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したケ
ーブルベアやフラットケーブルを用いたケーブル13を
マスト7の高い自動倉庫1に適用した場合、ケーブル1
3が長くなるためスタッカクレーン4の移動時に移動方
向と直交する方向へ揺れが生じるという問題がある。
【0007】すなわち、ケーブル13はケーブルベアや
フラットケーブルを用いることによりマスト7に沿う方
向に撓み易くし、スタッカクレーン4の移動方向と直交
する方向には撓みにくくしている。このため、比較的ケ
ーブル13の長さが短い場合には、その直交方向への全
体の撓み量が極僅かであるためスタッカクレーン4の移
動時において揺れが生じることはない。しかしながら、
ケーブル13が長くなると全体の撓み量が増大し、マス
ト7のほぼ中央部から垂れ下がった状態では揺れが生じ
てしまう。そして、この揺れによる振幅はケーブル13
(ケーブルベアやフラットケーブル)の下部が特に大き
くなるため、スタッカクレーン4の移動時にその下部が
棚3や棚3の収納部2に収納されている荷と干渉した
り、棚3に引っ掛かったりするおそれがある。更には、
ケーブル13がキャリッジ10と棚3との間に挟み込ま
れてケーブルべアが破損してしまうという問題もある。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであってその目的は、ケーブル長さの増大に
起因するクレーン移動時の揺れを抑制して、ケーブルと
棚や収納部の荷との干渉、更にはケーブルの損傷を防止
することができる自動倉庫におけるケーブルの揺れ抑制
構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、物品を収納する複数の収納部を備えた棚
と、物品を搬送して前記収納部との間で受渡しを行うク
レーンとを備えた自動倉庫において、該クレーンの支柱
に昇降可能に支持されたキャリッジに対して引き回され
るケーブルの揺れ抑制構造であって、前記クレーンの支
柱に、前記ケーブルを囲んでクレーンの移動方向と直交
する方向へのケーブルの揺れを抑制する抑制部材を少な
くとも一箇所設けた。
【0010】
【作用】このように構成された本発明は、ケーブル長さ
の増大によりクレーンの移動時にそのクレーンの移動方
向と直交する方向へケーブルの揺れが生じた場合、抑制
部材によりその揺れが抑制される。従って、ケーブルが
揺れても棚や収納部に収納されている荷と干渉したり、
棚に引っ掛かったりすることがなくなる。又、ケーブル
がキャリッジと棚との間に挟み込まれることがなくケー
ブルの破損が防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。なお、本実施例において、棚、
クレーン等、自動倉庫の構成自体については、前記図
7,図8において説明した従来技術と同じであるため、
ここではその符号を同一にして説明を省略する。
【0012】図1,図2に示すように、両マスト7のキ
ャリッジ10を支持した側とは反対側の側面下部には、
抑制部材としての一対のケーブルガイド14が所定間隔
離間して配設されている。
【0013】図3,図4に示すように、このケーブルガ
イド14は長楕円形状に曲成された金属パイプからな
り、その長手方向が両棚3の間隔よりも若干短い長さと
なっている。ケーブルガイド14の長手方向の両端部は
所定角度にて折り曲げ形成されており抑制部14aとな
っている。ケーブルガイド14の中央部にはその幅方向
に対して一対の取付板15が溶接固定されている。そし
て、ケーブルガイド14は両抑制部14aがケーブルベ
ア17を囲った状態で、取付板15がビス16を介して
マスト7の側面に締付固定されている。このケーブルガ
イド14をマスト7に固定した状態では、抑制部14a
が棚3とケーブルベア17との間に位置するようになっ
ている。
【0014】次に、ケーブル13が挿通されるケーブル
ベア17の構造について簡単に説明する。このケーブル
ベア17は複数個の角パイプ状の可動部材18が互いに
連結されている。すなわち、可動部材18の一端に一対
の外側連結片19が形成され、他端に一対の内側連結片
20が形成されている。そして、それぞれの可動部材1
8は外側連結片19と内側連結片20とがピン21によ
り回動可能に軸着された状態で連結されている。そし
て、上記のように構成されたケーブルベア17はマスト
7に沿う方向へ撓み易くなるように配設されている。
【0015】そして、図4に示すように、ケーブル13
はケーブルベア17とともにスタッカクレーン4の移動
方向と直交するP矢印方向(図4にて図示)への揺れが
生じたときに、ケーブルベア17が抑制部14aと干渉
するようになっている。すなわち、ケーブルベア17は
抑制部14aと干渉することによりその揺れが抑制され
るとともに、棚3と干渉しないようになっている。更
に、ケーブルベア17は抑制部14aに干渉して棚3と
キャリッジ10との間に挟み込まれたりしないようにな
っている。
【0016】さて、上記のように構成された自動倉庫1
においては、スタッカクレーン4が図4に示すようにS
矢印方向に往復移動する。このとき、マスト7に固定さ
れたケーブルガイド14の抑制部14aは常時、ケーブ
ルベア17と棚3との間に介在している。従って、ケー
ブル13を長くしたときにケーブルベア17がスタッカ
クレーン4の移動方向と直交するP矢印方向に揺れた場
合、そのケーブルベア17は抑制部14aと干渉する。
そして、この干渉によりケーブル13の揺れが抑制され
る。この結果、ケーブルベア17と棚3や収納部2に収
納されている荷との干渉を防止することができる。更
に、ケーブルベア17がキャリッジ10と棚3との間に
挟み込まれることがなくなり、ケーブルベア17の損傷
を確実に防止することができる。
【0017】又、ケーブルベア17に揺れが生じても棚
3と干渉したり、棚3に引っ掛かったりすることがなく
なるため、スタッカクレーン4による円滑な荷役作業を
行うことがができる。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (1)上記実施例では、ケーブルベア17を設けたケー
ブル13にケーブルガイド14を適用したが、代わり
に、図6に示すようなフラットケーブル22に対して適
用してもよい。このフラットケーブル22はケーブルベ
ア17と同じように一方向の可撓性に優れたものであ
る。又、ケーブル13のみとした場合にもケーブルガイ
ド14を適用してもよい。
【0019】(2)上記実施例では、一本のマスト7に
対してケーブルガイド14を二箇所に亘って設けたが、
その数、間隔は必要に応じて変更することも可能であ
る。 (3)上記実施例では、ケーブルガイド14を長楕円形
状としたが、矩形状や板状等他の形状としてもよい。
又、抑制部14aを幅広形状としてもよい。この場合、
ケーブルと干渉する部分が増して揺れの抑制効果を高め
ることができる。
【0020】(4)上記実施例では、ケーブル13をマ
スト7の両側に設けたが、片側のみに設けてもよい。こ
の場合、ケーブルガイド14は一本のケーブル13の揺
れを抑制するような形状であればよい。
【0021】(5)上記実施例では、荷昇降式スタッカ
クレーン4に具体化したが、人荷昇降式スタッカクレー
ンに具体化してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ケ
ーブル長さの増大に起因するクレーン移動時の揺れを抑
制して、ケーブルと棚や収納部の荷との干渉、更にはケ
ーブルの損傷を防止することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るケーブルの揺れ抑制構造を有す
る自動倉庫を示す部分概略側面図である。
【図2】同じく、自動倉庫を示す部分概略正面図であ
る。
【図3】ケーブルの揺れ抑制構造を示す部分拡大側面図
である。
【図4】同じく、図3のA−A断面図である。
【図5】ケーブルの揺れ抑制構造を示す部分概略正面図
である。
【図6】他の実施例における図3のA−A断面図であ
る。
【図7】従来例の自動倉庫を示す部分概略側面図であ
る。
【図8】同じく、自動倉庫を示す部分概略正面図であ
る。
【符号の説明】
1…自動倉庫、2…収納部、3…棚、4…クレーンとし
てのスタッカクレーン、7…支柱としてのマスト、10
…キャリッジ、13…ケーブル、14…抑制部材として
のケーブルガイド、17…ケーブルベア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納する複数の収納部を備えた棚
    と、物品を搬送して前記収納部との間で受渡しを行うク
    レーンとを備えた自動倉庫において、該クレーンの支柱
    に昇降可能に支持されたキャリッジに対して引き回され
    るケーブルの揺れ抑制構造であって、 前記クレーンの支柱に、前記ケーブルを囲んでクレーン
    の移動方向と直交する方向へのケーブルの揺れを抑制す
    る抑制部材を少なくとも一箇所設けた自動倉庫における
    ケーブルの揺れ抑制構造。
JP14400993A 1993-06-15 1993-06-15 自動倉庫におけるケーブルの揺れ抑制構造 Pending JPH072307A (ja)

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JP14400993A JPH072307A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 自動倉庫におけるケーブルの揺れ抑制構造

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JPH072307A true JPH072307A (ja) 1995-01-06

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ID=15352200

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JP14400993A Pending JPH072307A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 自動倉庫におけるケーブルの揺れ抑制構造

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JP (1) JPH072307A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07215412A (ja) * 1994-01-27 1995-08-15 Murata Mach Ltd スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造
KR100982202B1 (ko) * 2008-07-31 2010-09-14 주식회사 남전상공 케이블 권치장치
JP2011011880A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Ihi Corp 昇降機構付き軌道走行台車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07215412A (ja) * 1994-01-27 1995-08-15 Murata Mach Ltd スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造
KR100982202B1 (ko) * 2008-07-31 2010-09-14 주식회사 남전상공 케이블 권치장치
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