JP2809083B2 - スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造 - Google Patents

スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造

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JP2809083B2
JP2809083B2 JP6007450A JP745094A JP2809083B2 JP 2809083 B2 JP2809083 B2 JP 2809083B2 JP 6007450 A JP6007450 A JP 6007450A JP 745094 A JP745094 A JP 745094A JP 2809083 B2 JP2809083 B2 JP 2809083B2
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維明 張
善裕 畑
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Murata Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスタッカクレーンの昇降
台とマストの間に配設する昇降ケーブルの振れを防止す
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスタッカクレーンの本体側と昇
降台との間で電力の供給や信号の授受を行うために昇降
ケーブルが設けられている。該昇降ケーブルは給電線及
び信号線等からなる配線をひとまとめにして可撓性の樹
脂で覆って樹脂ケーブルとしたものであり、該昇降ケー
ブルの一端は昇降台に、他端はマストに設けた端子台に
接続されて、昇降台を昇降させても本体からは電力の供
給や信号の授受ができるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように昇降ケー
ブルの一端が昇降台に、他端がマストの所定位置に固定
された構成であると、昇降ケーブルの中途部は宙づりの
状態であり、スタッカクレーンを走行させたときに昇降
ケーブルが揺れて、マストやその近傍の梯子やその他の
機器と衝突して騒音を発したり、昇降ケーブル自体が絡
まったり、また、この衝突や捩れにより昇降ケーブルが
破損したりすることもあったのである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明の解決すべき課題は
以上の如くであり、該課題を解決するために、本発明で
は、スタッカークレーンの昇降台とマストに設けた端子
板との間に、一方向にのみ折り曲げ可能なケーブル支持
部材を設け、このケーブル支持部材内に昇降台への配線
を収納するとともに、ケーブル支持部材の一面に、磁石
を所定間隔をあけて設け、この磁石位置に対応するマス
ト側の所定位置にも磁石を設けた
【0005】
【作用】このような手段を用いることによって、スタッ
カクレーンの昇降台とマストに設けた端子台との間で垂
れ下げられたケーブル支持部材は、マスト側の一面が
によってマスト側に固定され、昇降台の上昇の際には
順次ケーブル支持部材の折り曲げ部の位置から上昇とと
もに外され、下降の際には逆に磁石同士が吸着してマス
トに固定される。故に、このケーブル支持部材の固定に
よってスタッカクレーンの走行時には前後方向の振れが
規制されることとなり、左右方向の振れはケーブル支持
部材自身が有する一方向以外への折り曲げ不能の構造、
及び磁石の吸着によって常に規制されて、ケーブル支持
部材が振れてマストやその他の物との衝突や振動を発す
ることがなく、ケーブル支持部材内に収納した配線も保
護される。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1はスタッカクレーンの側面図、図2は昇降ケーブルの
マストと昇降台への固定部の側面図、図3は同じく平面
図である。
【0007】図1においてスタッカクレーンSの全体構
成から説明すると、走行レール1上に走行フレーム2が
載置され、該走行フレーム2の前端に走行駆動モーター
と該走行駆動モーターによって駆動される駆動輪4が配
置され、走行フレーム2後部に従動輪9が配設されて、
走行フレーム2の中央にマスト3が立設され、該マスト
3上端を上ガイドレール8に嵌合して、走行レール1及
び上ガイドレール8に沿って走行できるようにしてい
る。
【0008】前記走行フレーム2の前上部に制御ボック
ス5が載置され、該制御ボックス5上方のマスト3前下
部に昇降モーター6と巻上機7が配設され、マスト3の
後部には昇降台10が上下に摺動可能に設けられて、前
記巻上機7と昇降台10との間にワイヤー(またはチェ
ーン)を連結して、該ワイヤーの中途部をマスト3上部
に設けたプーリー(又はスプロケット)に掛けて、昇降
モーター6の駆動によって昇降台10を昇降可能として
いる。そして、昇降台10の上にスライドフォーク11
を配置して、該スライドフォーク11の左右摺動と、昇
降台10の昇降によって荷物12を載せたり、降ろした
りできるようにしている。
【0009】前記マスト3前面には梯子13が上下方向
に配設されてメンテナンス等ができるようにしており、
該マスト3の上下方向中央部と昇降台10の間には昇降
ケーブル14がU字状に垂れて配設されて、該昇降ケー
ブル14は給電線や信号線をまとめてスタッカクレーン
Sの本体側と昇降台10との間で電力の供給や信号の授
受ができるようにしており、本発明の振れ防止構造によ
って昇降ケーブル14の振れが抑制されている。
【0010】即ち、図2、図3に示すように、マスト3
上下中央部の前面より側方に端子板15を突出し、該端
子板15に設けたターミナルに昇降ケーブル14の一端
が固定され、該ターミナルよりマスト3に沿って配置し
たケーブルより制御ボックス5や給電部と接続される。
更に、該昇降ケーブル14は一方向にのみ折り曲げ可能
ケーブル支持部材17に収納されており、該ケーブル
支持部材17の一端が前記端子板15に固定され、他端
が昇降台10の端子板16に面する側の位置に固定さ
れ、該ケーブル支持部材17の折り曲げられる反対側面
に磁石20が長手方向に適宜間隔をあけて固定されてい
る。
【0011】一方、マスト3より側方に支持板21・2
1・・・が前記磁石20の位置に合わせて突出され、そ
れぞれの支持板21先端のケーブル支持部材17側の磁
石20に対向して磁石22が固定され、前記磁石20と
吸着できるように配置されている。但し、磁石の種類や
大きさや間隔等はケーブル支持部材17の重量やスタッ
カクレーンSの高さ等を考慮して決められるものであ
り、走行時に磁石が外れないように設定される。また、
振れを防止するためのケーブル支持部材17の固定面は
前後方向の面に限るものではない。
【0012】そして、前記ケーブル支持部材17が前方
や側方への振れを防止するためにマスト3よりケーブル
支持部材17側の側方へ平面視「く」字状のガイド杆2
3・23・・・が適宜間隔をあけて突出されている。2
4・24・・・は昇降台10のマスト3への嵌合部に配
置したガイドローラーであり、位置ズレの防止と昇降が
スムースにできるようにしている。
【0013】このような構成において、昇降モーター6
を駆動して昇降台10を昇降させた場合、昇降台10が
下端に位置しているときには、図1に示すようにケーブ
ル支部材17は下方に伸びた状態であって、ケーブル
支持部材17に付設した磁石20はマスト3に固設した
支持板21上の磁石22に吸着して固定されている。よ
って、ケーブル支持部材17はスタッカクレーンSが走
行することによる慣性や振動等によって振れることがな
くその状態が維持される。
【0014】そして、昇降台10を上昇させると、昇降
台10側のケーブル支持部材17が引き上げられ、ケー
ブル支持部材17の折れ曲がる位置が上方へズレてい
き、この折れ曲がる位置が上方へズレるに従って磁石2
0と22の吸着部が順次解除されていく、そして、ケー
ブル支持部材17のマスト3側の当接部分は磁石20・
22の吸着によって固定されたままなので振れは防止さ
れている。一方、昇降台10側へ折れ曲がって垂れた
ーブル支持部材17は磁石によって固定されないが、
ーブル支持部材17自体が有する一方向しか曲げられな
い性質によって、側方と前方へは折れ曲がることはでき
ず捩じれることもなく、マスト側が固定されているので
振れは小さいものとなる。また、例え前後方向へ振れて
も、マスト等の障害物は存在しないので、他の物と衝突
して破損することもないのである。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、折り返し部分以外
での昇降ケーブルの折れ曲がりを防止することができて
振れを抑制することができるようになり、昇降ケーブル
がマストにぶつかることによって生じる騒音や、衝突に
よる昇降ケーブルの破損も防止することができ、また、
昇降ケーブル自体がケーブル支持部材に収納されている
ので、振動やその他の外的環境からも保護される。そし
て、昇降ケーブルの昇降にともなって、マストに対する
昇降ケーブルの固定及び解除を簡単な構成により確実に
行うことができ、磁石の種類や大きさ、吸着面積、取付
間隔等を変更することによって、スタッカクレーンの大
きさや昇降ケーブルの配線の本数、重量等に合わせて、
任意に振れ防止のための抑制力を調節できる。
【0016】
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】スタッカクレーンの側面図である。
【図2】昇降ケーブルのマストと昇降台への固定部の側
面図である。
【図3】同じく平面図である。
【符号の説明】
S スタッカクレーン 3 マスト 10 昇降台 14 昇降ケーブル(配線) 15 端子板 17 ケーブル支持部材 20・22 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B66F 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカクレーンの昇降台とマストに設
    けた端子板との間に、一方向にのみ折り曲げ可能なケー
    ブル支持部材を設け、このケーブル支持部材内に昇降台
    への配線を収納するとともに、ケーブル支持部材の一面
    に、磁石を所定間隔をあけて設け、この磁石位置に対応
    するマスト側の所定位置にも磁石を設けたことを特徴と
    するスタッカクレーンのケーブル振れ防止構造。
JP6007450A 1994-01-27 1994-01-27 スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造 Expired - Fee Related JP2809083B2 (ja)

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