JPH068152Y2 - フォークリフト用マスト部配管構造 - Google Patents

フォークリフト用マスト部配管構造

Info

Publication number
JPH068152Y2
JPH068152Y2 JP8499388U JP8499388U JPH068152Y2 JP H068152 Y2 JPH068152 Y2 JP H068152Y2 JP 8499388 U JP8499388 U JP 8499388U JP 8499388 U JP8499388 U JP 8499388U JP H068152 Y2 JPH068152 Y2 JP H068152Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable chain
chain
mast
side member
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8499388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH027295U (ja
Inventor
実 込山
Original Assignee
小松フォークリフト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小松フォークリフト株式会社 filed Critical 小松フォークリフト株式会社
Priority to JP8499388U priority Critical patent/JPH068152Y2/ja
Publication of JPH027295U publication Critical patent/JPH027295U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068152Y2 publication Critical patent/JPH068152Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフォークリフト用マスト部配管構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕 フォークリフトのマスト装置のアウタマストaを上下動
するインナマストbへのマスト部配管cやインナマスト
bを上下動するリフトブラケットへのマスト部配管c
は、第10図及び第11図に示すようにプーリを使わず
にアウタマストaからインナマストbに、またはアウタ
マストaからリフトブラケットにホースeをU字形にた
らして成り、このホースeがつぶれないようにガイド
d、fを設置している。
このガイドd、fはホースeの移動範囲分必要としてい
るので長く、前方視界を悪くしており、ガイドfを固定
する箇所が多く高価になっている。
これを改善するものとして実開昭62-26396号公報に開示
された考案がある。
この考案は、互いに曲折自在に連結された複数個のチェ
ーンピースiからなるケーブルチェーンg内にホースを
貫通させたものである(第12図参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記考案の場合、ケーブルチェーンgの両端部は固定さ
れていないので、U字形の反転部hの曲げ半径は、各チ
ェーンピースiが有するリンクストッパ設定による最小
曲げ半径から無限大(直線)になる。
よって、第12図に示すように反転部hはふくらみイン
ナ、アウタマストb、aやシリンダに当り、機能を十分
に果すことができなかったし、またケーブルチェーンg
の両端部が自由であるため、このケーブルチェーンgが
左右に揺れ他の部材に当るなどの不具合があった。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは曲折部(反転部)がふくらみ、他の
部材に干渉し、その機能を十分に果すことができないと
いった不具合が解消されるし、悪路走行時のケーブルチ
ェーンの横振れや、走行時の右折、左折による遠心力に
よるケーブルチェーンの横揺れが防止できて、ケーブル
チェーンの他部材への干渉がなくなるフォークリフト用
マスト部配管構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、固定側部材と可
動側部材の間に配設されて曲折自在なホースを有するマ
スト部配管を備え、隣り合うチェーンピースを曲折自在
に連結して成るケーブルチェーン内に前記ホースを挿入
したフォークリフト用マスト部配管構造において、前記
ケーブルチェーンの一端を固定側部材に係止すると共に
ケーブルチェーンの他端を可動側部材に係止し、前記ケ
ーブルチェーンの曲折部にU字形状のガイドライナを摺
動自在に設けた構成にしてある。
〔作用〕
ガイドライナによってケーブルチェーンの曲折部の曲折
半径を規制し、またケーブルチェーンの両端を固定側部
材及び可動側部材に係止して、悪路走行時のケーブルチ
ェーンの横振れや、走行時の右折、左折による遠心力に
よるケーブルチェーンの横振れを防止した。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第9図に基づいて説
明する。
マスト装置Aは固定側部材であるアウタマスト1を備え
ており、アウタマスト1には可動側部材であるインナマ
スト2が上下動可能に設けてある。
アウタマスト1からインナマスト2にかけてマスト部配
管3が配設してある。このマスト部配管3は車体側から
アウタマスト1に配設された外側配管4とインナマスト
2からシリンダ5に配設された内側配管6とこれら内、
外側配管6,5を接続するホース7とから成る。
図面中8はケーブルチェーンであり、このケーブルチェ
ーン8は複数個のチェーンピース9を屈折自在に連ねて
成る。
すなわち、チェーンピース9は前後の面部材10,11
を左右の面部材12,13で連結した四角形の枠状のピ
ース本体14を備えており、面部材10,11の一端部
には段部15,16を介して連結片部17,18が形成
してある。そして一方のチェーンピース9の連結片部1
7,18を他方のチェーンピース9の面部材11,12
間に挿入して面部材11と連結片部17をピン19で、
また面部材12と連結片部18をピン20でそれぞれ連
結してケーブルチェーン8が構成してある。そして、面
部材10,11の一方の角部が切欠されていて、この切
欠部がストッパ21になされており、チェーンピース9
の屈折時ストッパ21が前記段部15,16に衝接して
屈折範囲を角度θに規制する。
上記のように構成されたケーブルチェーン8の曲折部
8′内にはU字形状のガイドライナ22が挿入してあ
り、ケーブルチェーン8内にはホース7が挿入してあっ
て、ホース7は、前記曲折部8′の部分で前記ガイドラ
イナ22に挿入してある。
そして、前記ケーブルチェーン8の両端側のチェーンピ
ース9には、係止片部23,24が形成してあり、一方
の係止片部23はアウタマスト1に設けたブラケット2
5に係止してあり、他方の係止片部24はインナマスト
2のプレート26に係止してある。
次に作動を説明する。
インナマスト2が上昇すると、プレート26、内側配管
6も一緒に上昇する。したがって、内側配管6に取りつ
けられているホース7及びプレート26に係止されたケ
ーブルチェーン8は吊られて上昇する。ホース7は柔軟
性がありケーブルチェーン8は回転自在であるので、各
チェーンピース9で曲折しインナマスト2の上昇に合せ
刻々と曲折位置を変えてゆく。
曲折半径はチェーンピース9の回転角θは定まっている
ので一定であるのでガイドライナ22はチェーンピース
9を滑走させ曲折部に残る。
下降時も上述同様である。
悪路走行による横振れや走行時の右折・左折による遠心
力により、ケーブルチェーン9に横方向の力が働く。
しかし、ケーブルチェーン9の両端は固定してあり、ケ
ーブルチェーン9はストッパ21が段部15,16に当
り逆折れしないので、振らつかない。
しかしながら、端側固定部より曲折部まで距離が長けれ
ばタワミ量は大きくなり、チェーンピース9とピン1
9,20の回転部のガタによる累積量も大きい。
ケーブルチェーン9に挿入されているガイドライナ22
はケーブルチェーン9をU字に滑走させ曲折半径を一定
にしている。よってU字の相対する直線部の距離の曲折
半径rの2倍である(第8図参照)。
前述の横方向の力によりδのタワミを発生したときケー
ブルチェーン9はガイドライナ22により直線部の間隔
が一定でありタワミδに合せて他端の位置を変化させよ
うとするが外端は固定されているので、曲折部は移動し
ない。横方向の力は、両端で受けるのでガイドライナ2
2を取りつけることにより各固定部の負担は半減でき
る。
また、ガイドライナ22はケーブルチェーン8の内部に
限らず第9図に示すようにケーブルチェーン8の外側
に、このケーブルチェーン8を挿入して設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案に係るフォークリフト用マ
スト部配管構造は、固定側部材と可動側部材の間に配設
されて曲折自在なホースを有するマスト部配管を備え、
隣り合うチェーンピースを曲折自在に連結して成るケー
ブルチェーン内に前記ホースを挿入したフォークリフト
用マスト部配管構造において、前記ケーブルチェーンの
一端を固定側部材に係止すると共にケーブルチェーンの
他端を可動側部材に係止し、前記ケーブルチェーンの曲
折部にU字形状のガイドライナを摺動自在に設けたこと
を特徴とするものである。
したがって、ガイドライナによってケーブルチェーンの
曲折部の曲折半径が規制されるので、この曲折部がふく
らみ、他の部材に干渉し、その機能を十分に果すことが
できないといった不具合が解消されるし、また、ケーブ
ルチェーンの両端が固定側部材及び可動側部材に係止し
てあるために、悪路走行時のケーブルチェーンの横振れ
や、走行時の右折、左折による遠心力によるケーブルチ
ェーンの横揺れが防止できて、ケーブルチェーンの他部
材への干渉がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の正面図、第2図は第1図II方
向からの矢視図、第3図はケーブルチェーンの一部省略
した傾視図、第4図は同側面図、第5図は第4図V−V
線に沿う断面図、第6図はケーブルチェーンの曲折部の
説明図、第7図は同移動説明図、第8図はケーブルチェ
ーンの作動図、第9図はガイドライナの他の実施態様の
説明図、第10図、第11図は従来のマスト配管部の説
明図、第12図は従来のケーブルチェーンの作動説明図
である。 1はアウタマスト、2はインナマスト、3はマスト部配
管、7はホース、8はケーブルチェーン、22はガイド
ライナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側部材と可動側部材の間に配設されて
    曲折自在なホースを有するマスト部配管を備え、隣り合
    うチェーンピースを曲折自在に連結して成るケーブルチ
    ェーン内に前記ホースを挿入したフォークリフト用マス
    ト部配管構造において、前記ケーブルチェーンの一端を
    固定側部材に係止すると共にケーブチェーンの他端を可
    動側部材に係止し、前記ケーブルチェーンの曲折部にU
    字形状のガイドライナを摺動自在に設けたことを特徴と
    するフォークリフト用マスト部配管構造。
JP8499388U 1988-06-29 1988-06-29 フォークリフト用マスト部配管構造 Expired - Lifetime JPH068152Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8499388U JPH068152Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 フォークリフト用マスト部配管構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8499388U JPH068152Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 フォークリフト用マスト部配管構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027295U JPH027295U (ja) 1990-01-18
JPH068152Y2 true JPH068152Y2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=31309667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8499388U Expired - Lifetime JPH068152Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29 フォークリフト用マスト部配管構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068152Y2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537356U (ja) * 1976-07-05 1978-01-23
JP2809083B2 (ja) * 1994-01-27 1998-10-08 村田機械株式会社 スタッカクレーンのケーブル振れ防止構造
JP3060874B2 (ja) * 1995-03-07 2000-07-10 株式会社豊田自動織機製作所 バッテリーケーブル保護装置
JP3676186B2 (ja) * 2000-04-24 2005-07-27 日本輸送機株式会社 スタッカークレーン
JP4020724B2 (ja) * 2002-07-26 2007-12-12 極東開発工業株式会社 荷受台昇降装置の配線保護構造
JP6520655B2 (ja) * 2015-11-12 2019-05-29 株式会社ダイフク スタッカークレーン
JP6789797B2 (ja) * 2016-12-15 2020-11-25 新明和工業株式会社 コンテナ荷役車両
JP7172008B2 (ja) * 2021-01-07 2022-11-16 アールアンドピー株式会社 フォークリフトの作業部視認装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH027295U (ja) 1990-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH068152Y2 (ja) フォークリフト用マスト部配管構造
US6193335B1 (en) Endless drive track with improved drive lug configuration
JPS62101517A (ja) 自動車滑り屋根のケ−ブル案内装置
US9732497B2 (en) Traveling device and working machine
US20180154942A1 (en) Three-Wheeled Vehicle Crumple Zone
US6196646B1 (en) Endless drive track system with reinforcing brace and method
US4661007A (en) Corner guide assembly
KR100377842B1 (ko) 동력 공급 체인
US5253727A (en) Steering mechanism for an articulated vehicle
JP2005053597A (ja) 産業車両の油圧配管構造
US5647474A (en) Structure for preventing position deviation of a truck loaded on a traverser
EP3868582A1 (en) Fastening device, insulation unit and corresponding method
JP2008302745A (ja) クローラ式作業機械の油圧配管構造
US4190376A (en) Fastening device for a safety fence beam
JPS61178399A (ja) チエーンに懸架されたスライダを有するリフターのリフト装置
KR100238001B1 (ko) 주행차의 범퍼장치
JP7310375B2 (ja) 弾性クローラ
JPH07137671A (ja) ゴムクロ−ラ
JPS6323434Y2 (ja)
JPH0515624U (ja) ケーブルドラグチエーンの摺動保護構造
CN113795686B (zh) 用于能量引导链的疲劳强度地设计的侧板
JPH0538035A (ja) ケーブルドラグチエーンの歪み防止構造
EP0786397B1 (en) A member for forming hinge caterpillars
JP4671233B2 (ja) クローラ装置
JP4621482B2 (ja) 弾性クローラとクローラ式走行装置