JPH07215307A - 包装機 - Google Patents

包装機

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JPH07215307A
JPH07215307A JP1123694A JP1123694A JPH07215307A JP H07215307 A JPH07215307 A JP H07215307A JP 1123694 A JP1123694 A JP 1123694A JP 1123694 A JP1123694 A JP 1123694A JP H07215307 A JPH07215307 A JP H07215307A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品搬出時に物品を上方から押しつぶすおそ
れをなくして商品価値の維持向上を図るばかりでなく、
物品点数を減らして構造を簡単にする。さらに、物品に
対するフィルム折込後から物品の搬出までの時間を短縮
する。 【構成】 包装部Sにおいて、包装フィルム39が物品
受台装置2の載置台2a上の物品38により持ち上げら
れた状態で、搬出ベルト19の物品押出部32の側面3
2bに対する近接位置に物品38の押出面38aが位置
する。そして、包装部Sの物品38は、フィルム折込
後、搬出ベルト19の回転に伴いその物品押出部32に
より搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はストレッチフィルム包
装機において包装部から物品を搬出する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種の包装機としては、例えば特開昭58−9001
0号公報や特開昭62−109713号公報に示すもの
がある。これらの包装機においては、フィルム供給装置
により包装部に包装フィルムが搬送され、この包装フィ
ルムが受台装置上の物品により持ち上げられた状態で、
物品の下側に対しフィルム折込装置により折り込まれる
ようになっている。そして、この物品が物品搬出装置の
搬出ベルトにより包装部から搬出され、このとき物品に
対する最後の折り込みが行われる。ところが、物品は搬
出ベルトにより上方から押さえ付けられながらその回転
により搬出されるため、物品が押しつぶされるおそれが
あり、商品価値の低下の原因になる。
【0003】そこで、特開昭61−142107号公報
に示す包装機が提供されている。この包装機において
は、前記搬出ベルトと別に物品搬出用の押出部材が付設
されている。そして、物品の搬出はこの押出部材により
行われ、搬出ベルトは包装部で物品の上面に当接してそ
れを支える機能を有している。
【0004】しかし、物品搬出装置の搬出ベルトやフィ
ルム折込装置の各折込部材の他に、前記押出部材やその
往復動機構を付設しなければならず、部品点数が増えて
構造が複雑になる欠点があった。
【0005】また、前記押出部材は包装部の物品から離
れた位置で待機しているため、物品に対するフィルム折
込後から物品の搬出までの時間が長くなる欠点があっ
た。本発明はこのような押出部材を利用せずに既存の搬
出ベルトを改良するとともに、搬出制御を改良して前記
問題点を解消することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】後記する実施例の図面に
示すように、本発明に係る包装機は、フィルム供給装置
3と物品受台装置2と物品供給装置1とフィルム折込装
置4と物品搬出装置5とを備えている。フィルム供給装
置3は包装部Sに包装フィルム39を搬送するようにな
っている。物品受台装置2はこの包装部Sに対し昇降す
るようになっている。物品供給装置1はこの物品受台装
置2に物品38を搬送するようになっている。フィルム
折込装置4は前記受台装置2上の物品38により包装部
Sの包装フィルム39を持ち上げた状態で物品38に対
し包装フィルム39を折り込むようになっている。
【0007】本発明は前記物品搬出装置5を改良してい
る。この物品搬出装置5は、物品包装部Sの上方で物品
搬出方向Pへ回転するように両プーリ17,18間に掛
け渡された搬出ベルト19を有している。この搬出ベル
ト19は物品上面対向部31と物品押出部32とを備え
ている。物品上面対向部31は包装部Sで物品38の上
面38bを支え得る。物品押出部32は包装部Sで物品
38を搬出方向Pへ押し出す。より具体的には、物品上
面対向部31は両プーリ17,18の回転中心間を結ぶ
中心線Cに対し所定距離SDをなす周面31aを有して
いる。物品押出部32はこの周面31aの前記距離SD
よりも前記中心線Cに対する距離LDの大きい側面32
bを有している。この物品押出部32の側面32bはこ
れに隣接する物品上面対向部31の周面31aから突出
して段差状をなす。この物品上面対向部31の周面31
aにより、前述したように包装部Sで物品38の上面3
8bを支え得る。この物品押出部32の側面32bによ
り、搬出ベルト19の回転に伴い包装部Sの物品38の
押出面38aを搬出方向Pへ押し出す。
【0008】また、物品搬出方向Pに沿う物品38の幅
Wに基づき、包装部Sにある物品38の押出面38aの
近接位置で前記物品押出部32を停止させるようにクラ
ッチ22等の搬出ベルト駆動手段を停止させる制御手段
36を備えている。
【0009】
【作用】包装部Sにおいて搬出ベルト19の物品押出部
32の側面32bに対する近接位置に物品38の押出面
38aが位置する。そして、包装部Sの物品38は搬出
ベルト19の回転に伴いその物品押出部32により搬出
される。
【0010】なお、包装部Sにおいて物品38の上面3
8bを搬出ベルト19の物品上面対向部31の周面31
aにより支えるようにしてもよい。
【0011】
【実施例】まず、本発明の一実施例にかかるストレッチ
フィルム包装機の概略を説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、この包装機は
大別して物品供給装置1と物品受台装置2とフィルム供
給装置3とフィルム折込装置4と物品搬出装置5とから
なる。物品受台装置2は機枠6内で昇降可能に設けられ
ている。物品供給装置1は機枠6の内外に配設され、そ
の内端側が物品受台装置2に対応している。そして、物
品供給装置1に載せられた物品38は物品受台装置2へ
向けて搬送され、最下降位置にある物品受台装置2の載
置台2a上に載せられて停止するようになっている。物
品供給装置1には搬送中の物品38を検知する光電式ス
イッチ1aが取り付けられている。フィルム供給装置3
は物品受台装置2の上方で機枠6内の上端部に設けら
れ、フィルム巻取ロールから引き出されたフィルムを包
装部Sへ向けて搬送し、その搬送途中で物品38のサイ
ズに合わせて所定長さに切断された包装フィルム39を
包装部Sに供給するようになっている。フィルム折込装
置4はフィルム供給装置3の上方で機枠6内の上端部に
設けられている。このフィルム折込装置4においては、
前固定折込部材4aと、この前固定折込部材4aに対し
接近離間するように前後方向へ移動可能な後可動折込部
材4bと、この後可動折込部材4の後方で回動可能に支
持された左右の可動折込部材4c,4dとを備え、後可
動折込部材4bが前固定折込部材4aに対し接近離間す
るに伴い、左右の可動折込部材4c,4dが互いに開閉
するようになっている。この各折込部材4a,4b,4
c,4d間の包装部Sはフィルム供給装置3の包装部S
の上方にあり、物品受台装置2はこれらの包装部Sと物
品供給装置1の内端側との間で昇降するようになってい
る。物品搬出装置5はフィルム折込装置4の上方で機枠
6上に設けられている。本実施例はこの物品搬出装置5
を改良したものであって、以下これを詳述する。
【0013】図3及び図4(a)に示すように、機枠6
の後側上方にある左右の支持板6a間で平行クランク機
構7が設けられている。同機構7においては、左右両支
持板6a間で回転可能に支持された上側の固定中心軸8
と、左右両支持板6a間で回転不能に支持された下側の
固定中心軸9と、上側の固定中心軸8の左右両側に一体
回転可能に固着された上側の左右両クランク10と、下
側の固定中心軸9の左右両側に回転可能に支持された下
側の左右両クランク11と、左右両側でそれぞれ上下の
クランク10,11に上下の永久中心軸12,13によ
り回転可能に支持された左右のL状連動リンク14とを
備え、下側の永久中心軸13間に連結杆15が回転可能
に取付けられている。下側の左右両永久中心軸13に左
右の側板16が上下方向へ回動可能に支持されて包装部
Sの上方へ延設され、左右の連動リンク14にあるボル
ト14a上に左右の側板16が支えられている。左右の
側板16の前部間に駆動プーリ17が支持されていると
ともに、左右の側板16の後端部間に従動プーリ18が
支持され、この両プーリ17,18間にエンドレス搬出
ベルト19が掛け渡されている。
【0014】前記下側の固定中心軸9には一体化された
駆動ギヤ20及び駆動プーリ21が回転可能に支持され
ているとともに、前記駆動プーリ17の回転中心軸17
aにはクラッチ22を介して従動プーリ23が連結さ
れ、この両プーリ21,23間に丸ベルト24が掛け渡
されている。従って、駆動ギヤ20に回転が伝達される
と、その回転は駆動プーリ21、丸ベルト24、従動プ
ーリ23及びクラッチ22を介して駆動プーリ17に伝
達され、搬出ベルト19が回転するようになっている。
【0015】前記上側の永久中心軸12の上方で左右の
支持板6a間に支持杆25が架設され、この支持杆25
にハンドル軸26が回動可能に支持されてその先端側に
ある雄ねじ部26aが前記連結杆15に螺合されてい
る。そして、このハンドル軸26を回転させると、連結
杆15が下側の永久中心軸13に対し回動しながら雄ね
じ部26aに沿って移動し、上下両クランク10,11
が上下方向へ回動して左右の連動リンク14及び側板1
6とともに両プーリ17,18及び搬出ベルト19が上
下方向へ平行移動する。なお、側板16を下側の永久中
心軸13に対し上方へ回動させて連動リンク14のボル
ト14aから離すと、搬出ベルト19を上方へ起こすこ
とができる。
【0016】前記エンドレス搬出ベルト19において
は、外周可撓体27が内周可撓体28に対しその周方向
へ一定間隔をおくように固着されて両可撓体27,28
の各固着部間で両可撓体27,28間に別々の収納空間
29が形成され、この各収納空間29にスポンジ30が
充填されて両可撓体27,28に接着されている。従っ
て、このスポンジ30と両可撓体27,28とにより、
弾性を有する柔軟な複数の突出部31,32が周方向へ
等間隔で並設される。
【0017】前記各突出部31,32は大小2種類あ
り、5個の小突出部31が連続して並設された一部の小
ベルト部33と、3個の大突出部32が連続して並設さ
れた一対の大ベルト部34とが交互に周方向へ連続して
いる。そして、各小突出部31においてその周面31a
が両プーリ17,18の回転中心軸17a,18a間を
結ぶ中心線Cに対し所定距離SDを有している。また、
各大突出部32においてその周面32aは同中心線Cに
対し距離LDを有し、この距離LDは前記距離SDより
も大きくなっている。従って、各大突出部32は各小突
出部31よりも外側へ突出し、互いに隣接する大小両突
出部32,31が重合されたとき、大突出部32の側面
32bが小突出部31の周面31aに対し直交して段差
状をなす。両側板16には光電式スイッチ35(投光部
35a及び受光部35b)が取り付けられ、同スイッチ
35は搬出ベルト19の回転に伴い大突出部32を検知
するようになっている。
【0018】図4(b)に示すように、前記物品供給装
置1の光電式スイッチ1aはコントローラ36に接続さ
れている。この光電式スイッチ1aは包装部Sに至る前
の搬送途中で物品38を検知し、その物品検知時間がコ
ントローラ36に入力されるようになっている。この検
知時間に基づきコントローラ36は物品搬出方向Pに沿
う物品38の幅Wを演算する。
【0019】前記物品搬出装置5の光電式スイッチ35
はコントローラ36に接続されている。この光電式スイ
ッチ35は搬出ベルト19の回転に伴いその大突出部3
2を検知する。その検知信号に基づきコントローラ36
のカウンタ37は搬出ベルト19の回転時間を演算す
る。
【0020】コントローラ36は前記物品幅W毎に設定
回転時間を記憶している。そして、前記光電式スイッチ
1aからの入力信号に基づき演算された実際の物品幅W
に応じてコントローラ36は予め記憶された設定回転時
間を選択し、前記光電式スイッチ35からの入力信号に
基づき演算される回転時間がこの設定回転時間に一致し
たところで、クラッチ22を切る。
【0021】次に、このように構成された物品搬出装置
5の物品搬出作用を述べる。まず、ハンドル軸26を操
作し、包装部Sで物品受台装置2の載置台2a上にある
物品38の高さに合わせて搬出ベルト19を上下動させ
る。この場合、搬出ベルト19の各小突出部31の周面
31aが物品38の上面38bを軽く支えるようにする
か、又はそれらの間を若干離す。
【0022】搬出ベルト19が前後方向に沿う搬出方向
Pへ回転すると、図5(a)に示すように、大突出部3
2を光電式スイッチ35が検知する。この検知信号に基
づきコントローラ36は読み出した搬出ベルト19の設
定回転時間経過後にクラッチ22を切る。従って、搬出
ベルト19の回転が停止し、図5(b)に示すように大
突出部32が包装部S上で停止する。一方、物品供給装
置1から物品受台装置2の載置台2a上に移換えられた
物品38は、図5(c)に示すように、物品受台装置2
とともに包装部Sへ上昇し、フィルム供給装置3により
包装部Sに展張された包装フィルム39を持ち上げる。
このとき、物品38の上面38bが小突出部31の周面
31aに対向するとともに、搬出方向Pに対する反対側
である物品38の後側の押出面38aが大突出部32の
側面32aに対向する近接位置にある。ちなみに、包装
部Sにおける物品38の基準位置Qは物品38の前端側
であり、物品幅Wはその位置Qを基準にして後方へ変化
する。そして、この物品38の後側の押出面38aと大
突出部32の側面32bとの間の距離Lは、物品38の
上昇時に物品38がこの大突出部32に当接しない程度
(約5〜15mm)に設定され、物品幅Wが変化しても
ほぼ同一になるように設定されている。
【0023】その状態で、フィルム折込装置4において
その後可動折込部材4bが前固定折込部材4aに接近し
て左右の可動折込部材4c,4dが互いに閉じると、図
5(d)に示すように、包装フィルム39が物品38の
下側で三方から折り込まれる。その折込後、コントロー
ラ36がクラッチ22を入れて搬出ベルト19が再び回
転すると、図5(d)に示すように、大突出部32の側
面32bにより物品38が搬出方向Pへ押し出される。
この時、物品38の下側に前固定折込部材4aによる最
後の折り込みが行われる。
【0024】本実施例は下記の特徴を有する。 (イ)ストレッチフィルム包装機において従来から一般
に利用されている搬出ベルト19に物品押出部としての
大突出部32を設けるだけで、物品38を搬出すること
ができるので、物品38を上方から押しつぶすおそれが
なくなって商品価値の維持向上を図ることができるばか
りでなく、部品点数が減って構造が簡単になる。
【0025】(ロ)搬出ベルト19には前記物品押出部
としての大突出部32の他に、物品上面対向部としての
小突出部31があるため、フィルム折込時や物品搬出時
に物品38の上面38bを支えて物品38の浮き上がり
を防止することができる。
【0026】(ハ)前記実施例のような側面32aを有
する物品押出部としての大突出部32や、周面31aを
有する物品上面対向部としての小突出部31によれば、
前記(イ)(ロ)の機能をより確実に行うことができ
る。
【0027】(ニ)物品38の搬出前に物品38に最も
接近する前記大突出部32の側面32bは物品38の幅
Wに応じて物品38の押出面38aの近接位置で停止す
るので、物品38に対するフィルム折込後から物品38
の搬出までの時間を短縮することができる。このような
制御を行うために、前述した実施例では、物品押出部と
しての大突出部32が包装部Sに達する前にこの大突出
部32を検知する物品押出部検知手段としての光電式ス
イッチ35が設けられ、制御手段としてのコントローラ
36はこの光電式スイッチ35からの検知信号と物品幅
検知手段としての光電式スイッチ1aからの検知信号と
に基づき、光電式スイッチ35による検知位置からの大
突出部32の設定回転量を読み出し、その設定回転量で
搬出ベルト駆動手段としてのクラッチ22を停止させる
ようになっている。
【0028】ここに前記近接位置とは、物品38の押出
面38aと大突出部32の側面32bとの間の距離Lが
搬出時間短縮効果を奏する範囲のものをいい、前記実施
例では約5〜15mmに設定されているが、それ以上、
例えば5〜6cmに設定してもよい。
【0029】前述した実施例以外にも下記のように構成
してもよい。 (イ)前述した搬出ベルト19においては一対の小ベル
ト部33(物品上面対向部としての各小突出部31)と
一対の大ベルト部34(物品押出部としての各大突出部
32)とが交互に設けられているが、それらを少なくと
も一つ設ける。
【0030】(ロ)前述した実施例では物品38が物品
供給装置1により搬送される途中で光電式スイッチ1a
により物品幅Wが自動的に検知されるが、物品供給前に
作業者がコントローラ36に物品幅Wを入力操作する。
【0031】(ハ)前記実施例における物品搬出装置5
の光電式スイッチ35や物品供給装置1の光電式スイッ
チ1aに代えて、他の検知手段、例えば接触式センサや
磁気センサや超音波センサ等を利用する。
【0032】(ニ)前記実施例ではクラッチ22を入切
して搬出ベルト19に回転を伝達する駆動手段を採用し
ているが、搬出ベルト19に回転を伝えるモータを入切
する。
【0033】
【発明の効果】本発明にかかる包装機の物品搬出装置5
によれば、従来から一般に利用されている搬出ベルト1
9に物品押出部32を設けるだけで、物品38を搬出す
ることができるので、物品38を上方から押しつぶすお
それがなくなって商品価値の維持向上を図ることができ
るばかりでなく、部品点数が減って構造が簡単になる。
特に、物品38の搬出前に前記物品押出部32は物品3
8の幅Wに応じて物品38の近接位置で停止するので、
物品38に対するフィルム折込後から物品38の搬出ま
での時間を短縮することができ、包装機の高速化に有利
である。
【0034】また、搬出ベルト19には物品上面対向部
31があるため、フィルム折込時や物品搬出時に物品3
8の上面38bを支えて物品38の浮き上がりを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかるストレッチフィルム包装機の
概略側面図である。
【図2】同じく概略平面図である。
【図3】(a)は本実施例にかかる物品搬出装置を示す
一部切欠側面図であり、(b)は同物品搬出装置におい
て物品搬出時に搬出ベルトを制御するための電気ブロッ
ク回路図である。
【図4】同じく一部切欠平面図である。
【図5】この搬出ベルトによる物品搬出作用説明図であ
る。
【符号の説明】
5…物品搬出装置、17…駆動プーリ、17a…回転中
心軸、18…従動プーリ、18a…回転中心軸、19…
搬出ベルト、22…搬出ベルト駆動手段としてのクラッ
チ、31…物品上面対向部としての小突出部、31a…
周面、32…物品押出部としての大突出部、32a…側
面、35…物品押出部検知手段としての光電式スイッ
チ、36…制御手段としてのコントローラ、S…包装
部、38…物品、38a…押出面、W…物品幅。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装部(S)に包装フィルム(39)を
    搬送するフィルム供給装置(3)と、 この包装部(S)に対し昇降する物品受台装置(2)
    と、 この物品受台装置(2)に物品(38)を搬送する物品
    供給装置(1)と、 前記受台装置(2)上の物品(38)により包装部
    (S)の包装フィルム(39)を持ち上げた状態で物品
    (38)に対し包装フィルム(39)を折り込むフィル
    ム折込装置(4)と、 物品包装部(S)の上方で物品搬出方向(P)へ回転す
    るように両プーリ(17,18)間に掛け渡された搬出
    ベルト(19)を有する物品搬出装置(5)とを備えた
    包装機において、 前記搬出ベルト(19)には物品(38)を搬出方向
    (P)へ押し出す物品押出部(32)を設け、 この物品搬出方向(P)に沿う物品(38)の幅(W)
    に基づき、包装部(S)にある物品(38)の押出面
    (38a)の近接位置で前記物品押出部(32)を停止
    させるように搬出ベルト駆動手段(22)を停止させる
    制御手段(36)を設けたことを特徴とする包装機。
  2. 【請求項2】 搬出ベルト(19)には物品包装部
    (S)で物品(38)の上面(38b)を支え得る物品
    上面対向部(31)を設け、この物品上面対向部(3
    1)は両プーリ(17,18)の回転中心間を結ぶ中心
    線(C)に対し所定距離(SD)をなす周面(31a)
    を有し、物品押出部(32)はこの周面(31a)の前
    記距離(SD)よりも前記中心線(C)に対する距離
    (LD)の大きい側面(32b)を有し、この物品押出
    部(32)の側面(32b)がこれに隣接する物品上面
    対向部(31)の周面(31a)から突出して段差状を
    なし、この物品上面対向部(31)の周面(31a)に
    より包装部(S)の物品(38)の上面(38b)を支
    え得るとともに、搬出ベルト(19)の回転により包装
    部(S)の物品(38)の押出面(38a)をこの物品
    押出部(32)の側面(32b)により搬出方向(P)
    へ押し出し得ることを特徴とする請求項1に記載の包装
    機。
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JPH0423606U (ja) * 1990-06-21 1992-02-26

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