JPH07214988A - 止金具付き筆記具および筆記具軸本体に対する止金具の取付構造 - Google Patents

止金具付き筆記具および筆記具軸本体に対する止金具の取付構造

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JPH07214988A
JPH07214988A JP6008623A JP862394A JPH07214988A JP H07214988 A JPH07214988 A JP H07214988A JP 6008623 A JP6008623 A JP 6008623A JP 862394 A JP862394 A JP 862394A JP H07214988 A JPH07214988 A JP H07214988A
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JP
Japan
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writing instrument
ring
recesses
fastening
writing implement
Prior art date
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Pending
Application number
JP6008623A
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English (en)
Inventor
Akira Fukai
明 深井
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計の自由度を広くしてもポケットクリップ
が、軸本体から取れたりあるいは嵌まりにくくなったり
することがなく、かつ白化やクリープ現象を防止できる
い止金具付き筆記具および筆記具軸本体に対する止金具
の取付構造を提供すること。 【構成】 筆記具軸本体2Aにリング状取付環4Aを介
して嵌入固定される止金具4Aを備えてなる止金具付き
筆記具1Aにおいて、この止金具付き筆記具は、軸本体
端部2A1に周方向に延びる周溝6と一または二以上の
凹部10とが設けられ、止金具4Aのリング状取付環内
周面4A1’には、軸本体端部2A1の周溝6に対応して
嵌まる突条12と一または二以上の凹部10に対応して
一部のものが嵌まる凹部12よりも多数の凸部14とが
設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、止金具付き筆記具およ
び筆記具軸本体に対する止金具の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来技術における筆記具1の斜視
図である。従来技術にあっては、軸本体2に筆記具用止
金具としてのポケットクリップ4のリング状取付環41
を単に圧入して固く嵌める構造であった。このため、軸
本体2の後端部21の外径とリング状取付環41の内径と
の誤差が大き過ぎたり小さ過ぎたりすると、ポケットク
リップ4が、軸本体2から取れたりあるいは嵌まりにく
いという問題があった。この問題を解決するためには、
後端部21の外径とリング状取付環41の内径との公差を
小さく取らざるを得ず、このために設計の自由度が自ず
と狭くなってしまった。特に軸本体2やポケットクリッ
プ4をプラスチック等の合成樹脂で製造した場合には、
ポケットクリップ4の軸本体2への圧入の際にポケット
クリップ4に生じることがある、いわゆる白化の問題が
あった。また、上記圧入後、ポケットクリップ4がクリ
ープ現象を起こし、軸本体2に対する嵌合力が弱まって
しまうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みてなされたものであって、その解決しよう
とする課題は、設計の自由度を広くしてもポケットクリ
ップが、軸本体から取れたりあるいは嵌まりにくくなっ
たりすることがなく白化やクリープ現象を防止できる止
金具付き筆記具および筆記具軸本体に対する止金具の取
付構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明止金具付き筆記具
および筆記具軸本体に対する止金具の取付構造は、以上
の課題を解決するものであって、次のようなものであ
る。すなわち、請求項1記載の止金具付き筆記具は、筆
記具軸本体にリング状取付環を介して嵌入固定される止
金具を備えてなる止金具付き筆記具において、この止金
具付き筆記具は、前記軸本体端部に周方向に延びる周溝
と一または二以上の凹部とが設けられ、前記止金具のリ
ング状取付環内周面には、前記周溝に対応して嵌まる突
条と前記一または二以上の凹部に対応して一部のものが
嵌まる当該凹部よりも多数の凸部とが設けられてなるこ
とを特徴とする。
【0005】また、請求項2記載の止金具付き筆記具
は、一または二以上の凹部に嵌まらない他の前記凸部
は、前記軸本体端部の周面に当接することを特徴とす
る。
【0006】さらに、請求項3記載の筆記具軸本体に対
する止金具の取付構造は、周方向に延びる周溝と一また
は二以上の凹部とが設けられた筆記具軸本体に、この軸
本体の前記周溝に対応して嵌まる突条と前記一または二
以上の凹部に対応して一部のものが嵌まる当該凹部より
も多数の凸部とが内周面に設けられたリング状取付環を
介して嵌入固定するようになっている。
【0007】そして、請求項4記載の筆記具軸本体に対
する止金具の取付構造は、一または二以上の凹部に嵌ま
らない他の前記凸部は、前記軸本体端部の周面に当接さ
れることを特徴とする。
【0008】
【作用】したがって、請求項1および2記載の止金具付
き筆記具並びに請求項3および4記載の筆記具軸本体に
対する止金具の取付構造によれば、軸本体端部に周方向
に延びる周溝と一または二以上の凹部とが設けられ、止
金具のリング状取付環内周面には、前記軸本体端部の周
溝に対応して嵌まる突条と前記一または二以上の凹部に
対応して一部のものが嵌まる当該凹部よりも多数の凸部
とが設けられてなるので、まず軸本体端部の周溝と止金
具の突条とが嵌まり合うことによって止金具が軸本体の
軸方向への抜けが防止されるとともに、両者の嵌合に幾
らかの遊びを持たせておけば止金具は軸本体に対して回
転できるようになる。
【0009】また、軸本体端部の一または二以上の凹部
と止金具の一または二以上の凹部に対応して一部のもの
が嵌まる前記凹部よりも多数の凸部とが嵌まり合うこと
によって、止金具は軸本体に対しての回転が妨げられ
る。この場合、当該嵌合がゆるやかなものであれば、止
金具をクリック感のある抵抗力をもった状態で回すこと
が可能となり、使用者に心地よい感じを与えられるとと
もに、止金具が正常に機能しているという安心感をも与
えられる。
【0010】請求項2記載の止金具付き筆記具および請
求項4記載の筆記具軸本体に対する止金具の取付構造に
よれば、一または二以上の凹部に嵌まらない他の前記凸
部は、前記軸本体端部の周面に当接するので、当該当接
分に相当する分の軸本体と止金具との間に摩擦力が生じ
るため、それだけ安定した軸本体に対する止金具の固定
が確保できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る止金具付き筆記具および
筆記具軸本体に対する止金具の取付構造を図示した実施
例に従って詳細に説明する。なお、この実施例で示す筆
記具が従来技術で説明した筆記具1と異なる点は、リン
グ状取付環と軸本体の後端部の構造だけであるので、当
該異なる部分についてのみ説明し、同一部分には符号A
を付加して説明を省略する。
【0012】図1は本発明止金具付き筆記具1Aの全体
斜視図、図2は図1の一部切欠き縦断面図、図3は図2
の領域IIIで囲った部分の拡大図、図4は筆記具軸本体
と止金具との組み付け状態を示す分解斜視図、図5は図
2のV−V線に沿った拡大横断面図である。
【0013】プラスチック等の合成樹脂で製造した軸本
体2Aの後端部2A1は、軸本体2Aの他の部分に比し
て細径となっているとともにその先端部2A1’は同じ
く合成樹脂で製造したポケットクリップ4Aのリング状
取付環4A1が嵌まり易いようにわずかに先細りとなっ
ている。そして後端部2A1のうち先端部2A1’を除く
部分には周方向に延びる周溝6が形成されている。周溝
6が形成されたことによって周溝6の前後側部は後端側
環状部8bと先端側環状部8fとなる。そして、後端側環
状部8bには軸方向に沿って延びる長方形状の一または
二以上の凹部としての切欠部10・10・10・…が周
方向に等間隔で設けられている。この実施例では2つの
切欠部10・10が対向する位置、具体的には、後端側
環状部8 bにおけるクリップ本体11の対応箇所とその
対向側箇所11’に形成してある。
【0014】ポケットクリップ4Aのリング状取付環4
1の内周面4A1’の軸方向におけるほぼ中央には、周
溝6に対応して嵌まる突条12と、切欠部10・10に
対応して一部のものが嵌まる切欠部10・10よりも多
数の凸部としてのリブ14・14・14・…が周方向に
等間隔で設けられている。この実施例では8つのリブ1
4・14・14・…を形成してある。そして、リブ14
は切欠部10と同じに軸方向に沿って延ばされ三角柱の
如き形状のものであって、ポケットクリップ4Aをその
リング状取付環4A1を介して軸本体2Aの後端部2A1
の先細りの先端部2A1’から嵌めると、リブ14・1
4・14・…のうち対向する一組のリブ14・14が、
切欠部10・10に嵌まるようになっており、他のリブ
14・14・14・…は、軸本体端部の周面に当接する
ようになっている(図5参照)。
【0015】しかして、このように構成された止金具付
き筆記具1Aによれば、軸本体2Aの後端部2A1にそ
の周方向に延びる周溝6と2つの切欠部10・10とが
設けられ、ポケットクリップ4Aのリング状取付環4A
1の内周面4A1’には、後端部2A1の周溝6に対応し
て嵌まる突条12と切欠部10・10に対応して一部の
ものが嵌まる切欠部10・10よりも多数のリブ14・
14・14・…が設けられてなるので、後端部2A1
周溝6とのポケットクリップ4Aの突条12とが嵌まり
合うことによって、ポケットクリップ4Aの軸本体2A
の軸方向への抜けが防止されるとともに、周溝6と突条
12との嵌合に幾らかの遊びを持たせておけば、ポケッ
トクリップ4Aは軸本体2Aに対して回転できるように
なる。
【0016】また、後端部2A1の切欠部10・10と
ポケットクリップ4Aのとリブ14・14とが嵌まり合
うことによって、ポケットクリップ4Aは軸本体2Aに
対してその回転を妨げるストッパーとして機能する。こ
の場合、当該嵌合がゆるやかなものであれば、ポケット
クリップ4Aをクリック感のある抵抗力をもった状態で
回すことが可能となり、使用者に心地よい感じを与えら
れるとともに、ポケットクリップ4Aが正常に機能して
いるという安心感をも与えられる。
【0017】さらに、切欠部10・10に嵌まらない他
のリブ14・14・14・…は、後端部2A1の後端側
環状部8bのうち切欠部10・10が形成されていない
周面に当接するので、当該当接分に相当する分の軸本体
2Aとポケットクリップ4Aとの間に摩擦力が生じるよ
うになるため、それだけ安定した軸本体2Aに対するポ
ケットクリップ4Aの固定が確保できる。このため、後
端部2A1外径とポケットクリップ4Aのリング状取付
環4A1の内径との間における公差が大きくともポケッ
トクリップ4Aが軸本体2Aから取れたりあるいは嵌ま
りにくくなったりすることがないので、白化やクリープ
現象を防止できるとともに設計の自由度を広くすること
ができる。
【0018】なお、軸本体等に飾りのための印刷等を施
し、その印刷とポケットクリップとの位置決めが必要な
場合でも、本発明によれば取付後容易に位置決めが可能
である。
【0019】
【発明の効果】本発明止金具付き筆記具および筆記具軸
本体に対する止金具の取付構造筆記具軸本体の外径と止
金具のリング状取付環の内径との間における公差が大き
くとも止金具軸本体から取れたりあるいは嵌まりにくく
なったりすることがないので、白化やクリープ現象を防
止できるとともに設計の自由度を広くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明止金具付き筆記具の全体斜視図である。
【図2】図1の一部切欠き縦断面図である。
【図3】図2の領域IIIで囲った部分の拡大図である。
【図4】筆記具軸本体と止金具との組み付け状態を示す
分解斜視図である。
【図5】図2のV−V線に沿った拡大横断面図である。
【図6】従来技術における筆記具1の斜視図である。
【符号の説明】
1A 止金具付き筆記具 2A 筆記具軸本体 2A1 軸本体端部 4A 止金具 4A1’ リング状取付環内周面 4A1 リング状取付環 6 周溝 10 凹部 12 突条 14 凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具軸本体にリング状取付環を介して
    嵌入固定される止金具を備えてなる止金具付き筆記具に
    おいて、この止金具付き筆記具は、前記軸本体端部に周
    方向に延びる周溝と一または二以上の凹部とが設けら
    れ、前記止金具のリング状取付環内周面には前記周溝に
    対応して嵌まる突条と前記一または二以上の凹部に対応
    して一部のものが嵌まる当該凹部よりも多数の凸部とが
    設けられてなることを特徴とする止金具付き筆記具。
  2. 【請求項2】 前記一または二以上の凹部に嵌まらない
    他の前記凸部は、前記軸本体端部の周面に当接すること
    を特徴とする請求項1記載の止金具付き筆記具。
  3. 【請求項3】 周方向に延びる周溝と一または二以上の
    凹部とが設けられた筆記具軸本体に、この軸本体の前記
    周溝に対応して嵌まる突条と前記一または二以上の凹部
    に対応して一部のものが嵌まる当該凹部よりも多数の凸
    部とが内周面に設けられたリング状取付環を介して嵌入
    固定する筆記具軸本体に対する止金具の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記一または二以上の凹部に嵌まらない
    他の前記凸部は、前記軸本体端部の周面に当接されるこ
    とを特徴とする請求項3記載の筆記具軸本体に対する止
    金具の取付構造。
JP6008623A 1994-01-28 1994-01-28 止金具付き筆記具および筆記具軸本体に対する止金具の取付構造 Pending JPH07214988A (ja)

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JP (1) JPH07214988A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023712A (ja) * 2006-07-17 2008-02-07 Pilot Precision Co Ltd シャープペンシル用クリップ
JP2015030164A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 三菱鉛筆株式会社 クリップの軸筒への取付構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023712A (ja) * 2006-07-17 2008-02-07 Pilot Precision Co Ltd シャープペンシル用クリップ
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Effective date: 20030408