JPH018187Y2 - - Google Patents

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JPH018187Y2
JPH018187Y2 JP1993284U JP1993284U JPH018187Y2 JP H018187 Y2 JPH018187 Y2 JP H018187Y2 JP 1993284 U JP1993284 U JP 1993284U JP 1993284 U JP1993284 U JP 1993284U JP H018187 Y2 JPH018187 Y2 JP H018187Y2
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JP
Japan
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eyelet
seat plate
locking
cylindrical
cylindrical part
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JP1993284U
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JPS60133908U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、帽子、被服等に用いられる鳩目の改
良に関するものである。
b 従来技術 プラスチツクの弾性力を利用して係合するよう
にした鳩目は従来種々考案されているが、例えば
第7図に示すように、雄形aを硬質合成樹脂製と
し、雌形bを軟質合成樹脂製として、雌形bに雄
形aを打込んで嵌合するようにしたもの(実公昭
52−2567号公報)があるが、これのものは単に嵌
合しただけのもので鳩目の抜け落ちるおそれがあ
り、また第8図に示すように、硬質プラスチツク
製の雌形dに設けた係止舌片fを、雄形cに設け
た係止溝eに弾性作用によつてスナツプ式に係合
するようにしたもの(実開昭56−128001号公報)
があるが、このものは係止溝の成形がむずかしい
と共に雄形及び雌形の回動するおそれがある等の
問題があつた。
c 考案の目的 本考案は、本考案の出願人が先に出願(実願昭
58−193333号)した、従来の欠点を改良して、硬
質プラスチツク製の座板の係止部を、軟質プラス
チツク製のアイレツトの円筒部に、プラスチツク
の弾性力により食い込ませて係止させるようにし
て、簡単な構造で回動しない強固な係止を行うよ
うにしたものを更に改良したものであつて、座板
の係止部の弾性力を更に強化して係止力を強くす
ると共に、肌との接触による異物感を少くするよ
うにした鳩目を提供することを目的とするもので
ある。
d 考案の構成 本考案の構成は、実用新案登録請求の範囲に記
載したところのものであり、特に座板5の内周に
設けた係止部6と、座板の外周部11とを下方に
延出して双方を先端で連結し一体として脚部9と
し、係止部6の弾性力を強化すると共に、該脚部
9の先端を、嵌合したアイレツトの円筒部2の先
端とほぼ同一面となるようにした点を特徴とする
もので、本考案を図示した実施例にしたがつて更
に具体的に説明すると、1は、軟質プラスチツク
製のアイレツトで、円筒部2と円筒部2の上端に
形成されたフランジ部3とからなつている。5は
硬質プラスチツク製の円形の座板であつて、中央
部はアイレツトの円筒部2と嵌合する孔12を有
し、その嵌合孔12の内周縁に、4か所の凹部7
により分割された4個の係止部6が設けられてい
る。なお、第3図に示した係止部6は4個である
が、必要により任意の個数を設けることができ
る。そして係止部6と座板の外周部11とは下方
に延出し双方が先端で連結し一体となつて全体と
して脚部9を構成している。したがつて係止部6
と外周部11との間には、係止部6の円弧と対応
した円弧状の溝8が形成されることになる。そし
て係止部6の内周縁6aの内径rはアイレツトの
円筒部2の外径Rより僅かに小さくしてあり、こ
のため座板5にアイレツトの円筒部2を挿入した
ときに、係止部6が脚部9の連結部10を基点と
して円弧状の溝8の方に傾き変形し、係止後時間
と共に硬質プラスチツク製の係止部が弾性回復し
て軟質プラスチツク製のアイレツトの円筒部2に
食い込んで係止するように構成されている。この
時に食い込み易いように係止部6のアイレツトの
円筒部2の外周面と接触する内側面は、断面クサ
ビ状に中心に向つて突出する形状に構成されてい
る。また係止部6と外周部11の延出部によつて
構成される脚部9は円弧状をなして円周上に4個
設けられており、脚部9の長さは、第6図に示す
如くアイレツト1を生地14を介して座板5と嵌
合係止した時に、円筒部2の先端とほゞ同一面上
になる様に作られている。
座板の係止部6を分割する凹部7は、係止部6
を形成すると共に回り止めの役目をなすものであ
つて、係止部6をアイレツトの円筒部2に食い込
ませて係止した時に、凹部7では係止部6がない
ため円筒部2に食い込まずに逆に円筒部2の外周
が突出した形となり、これによりアイレツト1と
座板5との回動を防止するように構成されてい
る。凹部7の数は設置する係止部6の数と同数と
なる。また必要ならば回り止めの構成として、ア
イレツト1のフランジ部3の下面に突起部4を、
また座板5の外周部11の上面に突起部13を互
いに重ならない位置に数個設けて、アイレツト1
と座板5を嵌合係止した時に生地14に食い込ま
せ、両者の回動を防止するように構成してもよ
い。
第5図は鳩目の組立分解図であつて、生地14
の穿設した孔にアイレツトの円筒部2を挿入し、
生地14の下方より座板5を押圧嵌入して取付け
るもので、この時、圧入により外方に弾性変形し
た硬質の座板の係止部6が時間と共に弾性回復
し、軟質であるアイレツトの円筒部2の外周に食
い込み係止が行われるものである。
なおアイレツトには軟質プラスチツクとしてナ
イロン6を座板には硬質プラスチツクとしてポリ
ブチレンテレフタレート(PBT)を用うるもの
であるが、ここでいう軟質、硬質は、食い込まれ
る方と食い込む方のプラスチツクの硬さの相対的
な関係を示すものであるから、異種のプラスチツ
クのものに限らず同種のプラスチツクのものでも
可塑剤等の配合により硬さを変えて用うることも
できる。但し硬質プラスチツクとしては弾力性を
有するものでなければならない。
e 考案の効果 本考案は、座板の嵌合孔に沿つて設けた係止部
と、外周部とを下方に延出し、双方をその先端で
連結して一体となして、円弧状の溝をもつた脚部
を形成したため、アイレツトの円筒部への押圧嵌
入時の係止部の変形が脚部の連結部を基点として
行われることとなり、その結果係止部の弾性力は
強化されて、アイレツトの円筒部への食い込みも
深くなり係止が一段と強固になると共に、座板の
脚部の先端が嵌入したアイレツトの円筒部の先端
とほぼ同一面上に位置するようにしてあるため、
従来のようにアイレツトの円筒部のみが突出して
いるものよりも、鳩目が肌に接触して与える異物
感が少く帽子、被服等の着用感が良好となり、ま
た座板の係止部と係止部との間に凹部を設けたた
め、係止部が円筒部に食い込むときに該凹部に円
筒部の外周面が突出して残り、あたかも円筒部に
突起を設けたと同様に座板の回動を防止する役目
を果すものである等の従来の鳩目にはみられない
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のアイレツトの平面図、第2
図は第1図A−A線の縦断面図、第3図は本考案
の座板の平面図、第4図は第3図B−B線の縦断
面図、第5図は本考案の鳩目の組立分解図、第6
図は本考案の鳩目を取付けた状態の縦断面図、第
7図および第8図は従来の鳩目を取付けた状態の
縦断面図である。 1……アイレツト、2……円筒部、5……座
板、6……係止部、7……凹部、8……円弧状
溝、9……脚部、12……嵌合孔、14……生
地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軟質プラスチツク製のアイレツト1と硬質プラ
    スチツク製の座板5とからなる鳩目において、ア
    イレツト1は、フランジ部3と座板5と嵌合する
    円筒部2とを有し、座板5は、中央にアイレツト
    1の円筒部2との嵌合孔12を有し、この嵌合孔
    12に沿つて凹部7によつて分割された複数個の
    係止部6が設けられており、この係止部6と座板
    の外周部11とは、鳩目を取付けた時にアイレツ
    トの円筒部2の先端とほぼ同一面となる程度に下
    方に延出しており、両者はその先端で連結し一体
    となつて円弧状の脚部9を形成し、係止部6と外
    周部11との間には円弧状の溝8が形成されるよ
    うに構成されており、そして係止部6の内周縁6
    aは、アイレツトの円筒部2の外径Rよりは僅か
    に小さい内径rを有し、その内側面は断面くさび
    状に中心に向つて突出していて、アイレツト1と
    座板5との嵌合時に係止部6がその弾性力により
    アイレツトの円筒部外周面に食い込んで係止する
    ようにしたことを特徴とする鳩目。
JP1993284U 1984-02-15 1984-02-15 鳩目 Granted JPS60133908U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993284U JPS60133908U (ja) 1984-02-15 1984-02-15 鳩目

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993284U JPS60133908U (ja) 1984-02-15 1984-02-15 鳩目

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Publication Number Publication Date
JPS60133908U JPS60133908U (ja) 1985-09-06
JPH018187Y2 true JPH018187Y2 (ja) 1989-03-03

Family

ID=30509957

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993284U Granted JPS60133908U (ja) 1984-02-15 1984-02-15 鳩目

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KR101639751B1 (ko) * 2015-11-26 2016-07-15 박승동 조립형 장식구

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JPS60133908U (ja) 1985-09-06

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