JPH07213731A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07213731A
JPH07213731A JP781794A JP781794A JPH07213731A JP H07213731 A JPH07213731 A JP H07213731A JP 781794 A JP781794 A JP 781794A JP 781794 A JP781794 A JP 781794A JP H07213731 A JPH07213731 A JP H07213731A
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芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ玉払出装置を外部に設けても、出玉
状況に変動があり、パチンコ機特有の楽しみが失われな
いパチンコ機を提供すること。 【構成】 パチンコ機1は、その外部のパチンコ島台側
にパチンコ玉供給機構10が設けられ、パチンコ機1の
内部には、第1のパチンコ玉供給通路11から供給され
るパチンコ玉を貯留する貯留タンク21と、開状態にす
ると貯留タンク21内のパチンコ玉を放出するシャッタ
装置23とを備えている。貯留タンク21にパチンコ玉
が導入されるとパチンコ機1の上部が重くなり、逆にシ
ャッタ装置23が開かれて、貯留タンク21からパチン
コ玉を放出するとパチンコ機1の上部を軽くなる。この
重量バランスの変化によって、パチンコ機1の設置状態
に微妙な変化を与える。また、貯留タンク21にパチン
コ玉を導入する音が聴こえるため、従来のパチンコ機特
有の雰囲気が再現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技中の入賞,玉貸機か
らの玉貸請求等によってパチンコ玉の払出が必要となっ
た際に、パチンコ機本体の外部に設けられたパチンコ玉
払出装置から払出に必要な数だけパチンコ玉の供給を受
けてパチンコ玉の払出を行うパチンコ機が提案されてい
る。この種のパチンコ機では、払出用のパチンコ玉を貯
留するタンクや計数しながら払出を行う計数払出機をパ
チンコ機に内蔵しなくても良いため、パチンコ機の取替
作業時等における払出機構の損傷などを防止でき、払出
機構自体も簡素化されて故障原因が少なくなり、また、
パチンコ機の内部機構の簡素化によってコストダウンも
図れるといった利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パチンコ玉払
出装置をパチンコ機本体の外部に設けたことで、以下に
述べるような問題が新たに生じてきた。パチンコ玉払出
装置を内蔵したパチンコ機では、通説として、払出用の
パチンコ玉が貯留されている量の多少によって、パチン
コ機にかかる荷重が変化してパチンコ機に微妙な傾きが
生じ、出玉が良くなったり悪くなったりすると言われて
いる。また、この通説に対しては遊技者それぞれに思惑
があり、パチンコ機内部の貯留タンクにパチンコ玉が補
給される音が聴こえると、大当りに期待したり、あるい
は玉の打ち方を変えてみたりと、それぞれにパチンコ機
特有の楽しみ方もしている。
【0004】ところが、パチンコ玉払出装置を外部に設
けたパチンコ機では、パチンコ機にかかる荷重が変化し
なくなる上に、パチンコ玉を補給する音なども発生しな
くなってしまう。このため、善し悪しに波の無い単調な
出玉状況となる恐れがあり、また、遊技者の心理として
も出玉状況の変化が期待できなくなり、従来のパチンコ
機特有の楽しみが薄れてしまうという問題があった。
【0005】そこで本発明は、パチンコ玉払出装置を外
部に設けても、出玉状況に変動があり、パチンコ機特有
の楽しみが失われないパチンコ機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上述の目的を達
成するため、本発明は、本体外に設けられたパチンコ玉
供給機構から払出の必要な時に払出に必要な数だけパチ
ンコ玉の供給を受けてパチンコ玉の払出を行うパチンコ
機において、パチンコ機本体にかかる荷重のバランスを
変化させるバランス変更手段を備えたことを特徴とす
る。
【0007】本発明のパチンコ機によれば、パチンコ機
本体内には払出用のパチンコ玉は貯留されないが、バラ
ンス変更手段を備えているのでパチンコ機本体にかかる
荷重のバランスは変化させることができる。したがっ
て、例えば、パチンコ機の下部よりも上部に大きな荷重
をかければ、従来のパチンコ機において貯留タンク内に
多量のパチンコ玉を補給した時の重量バランスと同じ状
況が作り出される。また、上部の荷重を減らせば、従来
のパチンコ機において貯留タンク内のパチンコ玉を消費
した時の重量バランスと同じ状況が作り出される。この
結果、パチンコ機に微妙な傾きが生じるなどして、出玉
状況に変化を与える。
【0008】ここで、バランス変更手段としては、例え
ば、重量物をパチンコ機本体内で上下に移動させる,重
量物をパチンコ機に荷重のかからない位置から荷重のか
かる位置へ移動させるなど、パチンコ機本体の重量バラ
ンスが変化する種々の手段が考えられる。
【0009】ところで、バランスを変更するためだけに
専用の重量物等を内蔵すれば、パチンコ機の重量増とな
るので、設置作業のしやすさなどまで配慮すると得策で
はない。また、バランス変更により実際に出玉状況の変
化が現れていても、その契機が遊技者に伝わらないとパ
チンコ機の醍醐味に欠けてしまう。
【0010】そこで、本発明の請求項2に記載の通り、
前記バランス変更手段が、パチンコ機本体に取り付けら
れ、内部に所定数量のパチンコ玉を貯留可能なタンク
と、前記パチンコ玉供給機構から所定数量のパチンコ玉
を前記タンクへと導入する導入手段と、前記タンク内の
パチンコ玉を当該タンク外へと放出する放出手段と、前
記導入手段及び前記放出手段を作動させて前記タンク内
のパチンコ玉の貯留量を調整する貯留量調整手段とから
構成されると良い。
【0011】この請求項2記載のパチンコ機によれば、
パチンコ機本体内には払出用のパチンコ玉は貯留されな
いが、パチンコ機本体内にバランス変更専用にパチンコ
玉が貯留される。ここで貯留されるパチンコ玉の量は、
貯留量調整手段によって適宜調整され、例えば、遊技開
始から一定時間が経過した場合、出玉量とアウト玉量と
の関係が一定の条件を満たした場合、所定の入賞口にパ
チンコ玉が入った場合など、種々のタイミングで導入手
段及び放出手段を作動させて調整することが考えられ
る。
【0012】このように構成すれば、バランス変更専用
の重量物等を特に設けなくても良い上に、従来のように
パチンコ玉が補給される音も発生するため、遊技者が出
玉状況の変化を期待するなどといったパチンコ機特有の
楽しみ方もまったく失われない。
【0013】なお、このタンクを設けるに当たっては、
パチンコ機本体の上部に配設されていると、パチンコ機
の上部が重くなって不安定になるため、下部の重量が変
化する場合に比べてパチンコ機が傾きやすく、重量バラ
ンスの変化による玉の流れへの影響が顕著に現れること
が期待できる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。実施例としてのパチンコ機1は、その外部に、図
1に示す通り、パチンコ島台側に設けられた玉補給用樋
3と、玉補給用樋3から所定量のパチンコ玉を分離する
玉補給分離器5と、玉補給分離器5に分離されたパチン
コ玉を必要な数だけカウントして払い出す計数払出機7
とからなるパチンコ玉払出装置10が設けられ、3つの
パチンコ玉供給通路11,13,15を介してパチンコ
機1にパチンコ玉を供給するよう構成してある。一方、
パチンコ機1の内部には、パチンコ機1の上部に配設さ
れ、第1のパチンコ玉供給通路11から供給されるパチ
ンコ玉を貯留する貯留タンク21と、開状態にすると貯
留タンク21内のパチンコ玉を放出するシャッタ装置2
3と、シャッタ装置23が開いて放出されたパチンコ玉
を図示しない回収タンクへと導く回収通路25とを備
え、また、第2,第3のパチンコ玉供給通路13,15
から供給されるパチンコ玉を受けるホッパー31と、ホ
ッパー31からパチンコ機正面側にある図示しない上皿
へ導く払出通路33とを備え、更に、図示しない遊技盤
面上の大口入賞口から導かれるパチンコ玉を検知する大
口入賞センサ41と、小口入賞口から導かれるパチンコ
玉を検知する小口入賞センサ43と、アウト玉の数を計
数するアウト玉センサ45とを備えている。
【0015】これらの構成のうち、玉補給分離器5は、
玉補給用樋3に連通する開口からパチンコ玉を導入する
と共に、そのパチンコ玉を内部で3列に整列させて計数
払出機7に受け渡している。計数払出機7は、パチンコ
玉が内部を通過する通路を3列分備え、そのうち第1,
第2のパチンコ玉供給通路11,13に通じる2つの通
路については、パチンコ玉を5個ずつ通過させるため
に、図2(a),同図(b)に示す多数個通過機構50
を備え、第3のパチンコ玉供給通路15に通じる残る1
つの通路については、パチンコ玉を1個ずつ通過させる
ために、図3に示す少数個通過機構70を備えている。
【0016】ここで、多数個通過機構50は、図2
(a),同図(b)に示す通り、両端部に爪51a,5
1bが形成されると共に、支点51cを軸に揺動可能に
設けられた通過規制部材51と、通過規制部材51の一
端に連結されたソレノイド53とを備え、通過規制部材
51の爪51a,51bの間には、図2(a)に示した
通り、5個のパチンコ玉が入り込める距離がとられてい
る。この多数個通過機構50において、ソレノイド53
に通電すると通過規制部材51が揺動し、図2(a)の
状態から図2(b)の状態になる。即ち、通過規制部材
51の揺動に伴って、爪51aはパチンコ玉同士の間に
割り込み、一方、爪51bはパチンコ玉の下から抜け出
す。この結果、爪51aより下にあった5個のパチンコ
玉だけが落下する。そして、ソレノイド53への通電が
止まると、再び通過規制部材51が揺動し、図2(a)
の状態に戻る。この結果、新たに爪51bの上にパチン
コ玉が流れ込む。このように多数個通過機構50は、駆
動信号1パルスにつき5個のパチンコ玉を通過させる。
【0017】一方、少数個通過機構70は、図3に示す
通り、外周にパチンコ玉1つ分の間隔で設けられた複数
の歯71aを備えるスプロケット71と、スプロケット
71を所定量ずつ回転させることができる図示しないス
テッピングモータとを備え、ステッピングモータに1パ
ルスの駆動信号を与えると、スプロケット71がパチン
コ玉1つ分回転して、1つずつパチンコ玉を落下させ
る。
【0018】なお、以降の説明においては、2つある多
数個通過機構50を区別して説明するため、第1のパチ
ンコ玉供給通路11に対応する方を多数個通過機構50
A,第2のパチンコ玉供給通路13に対応する方を多数
個通過機構50Bという。このように構成されたパチン
コ機1において、計数払出機7は以下に説明する制御部
81によって制御されている。
【0019】制御部81は、周知のCPU,ROM,R
AM等を中心に構成された論理演算回路で、図4に示す
通り、大口入賞センサ41,小口入賞センサ43,アウ
ト玉センサ45が接続され、パチンコ球の入賞,アウト
玉の数が検出される。また、玉貸機83も接続され、玉
貸請求信号が入力される。この玉貸請求信号は、硬貨,
紙幣が玉貸機に投入された場合,あるいはプリペイドカ
ード等が玉貸機に投入されて押ボタン等で払出の指示が
なされた場合に、玉貸機から出力される信号である。更
に、計数払出機7の多数個通過機構50A,50B、少
数個通過機構70、シャッタ装置23を作動させるシャ
ッタ駆動機構85が接続され、それぞれに駆動信号が与
えられる。
【0020】次に、制御部81によるパチンコ機1への
パチンコ玉供給制御について説明する。本実施例のパチ
ンコ機1へは、玉貸機83から玉貸請求信号が発せられ
た場合,遊技中に入賞した場合,および貯留タンク21
の重量を調整する場合に、制御部81が計数払出機7を
制御してパチンコ玉供給制御を行う。
【0021】まず、玉貸機83から玉貸請求信号が発せ
られた場合の処理について図5に基づいて説明する。制
御部81は、玉貸機83から玉貸請求信号が発せられた
か否かをチェックする(S10)。玉貸請求信号が出て
いる場合(S10:YES)、その投入金額(カードの
場合は、押ボタン等で指示された払出回数)に応じたパ
チンコ玉数を求め(S20)、そのパチンコ玉数に応じ
て計数払出機7の多数個通過機構50B、及び少数個通
過機構70にそれぞれ何回駆動信号を与えるかを決定す
る(S30)。実施例では、多数個通過機構50Bは駆
動信号1パルスで5個の玉、少数個通過機構70は駆動
信号1パルスで1個の玉をそれぞれ払い出す構造なの
で、S20で求めたパチンコ玉数を5で除算して商と剰
余とを求め、その商が多数個通過機構50Bに与えるパ
ルス数となり、剰余が少数個通過機構70に与えるパル
ス数となる。例えば、25個の玉を払出す場合、多数個
通過機構50Bに与える駆動信号は5回、少数個通過機
構70に与える駆動信号は0回と決定される。こうして
各パルス数が決定したら、多数個通過機構50B、及び
少数個通過機構70のそれぞれに駆動信号を与える(S
40)。この結果、投入金額に応じた数のパチンコ玉が
払い出される。なお、本実施例のパチンコ機1では、パ
チンコ機1の賞球排出口から直接上皿にパチンコ玉が払
い出される。
【0022】次に、遊技中にパチンコ玉が入賞口に入っ
た場合の処理について図6に基づいて説明する。制御部
81は、大口入賞センサ41,小口入賞センサ43から
の信号を入力して入賞の有無をチェックする(S11
0)。入賞があった場合(S110:YES)、大口入
賞か小口入賞かの種別に応じて計数払出機7の多数個通
過機構50B、及び少数個通過機構70にそれぞれ何回
駆動信号を与えるかを決定する(S120)。実施例で
は、大口入賞の場合は14個、小口入賞の場合は7個の
パチンコ玉を払い出すように設定されている。したがっ
て、大口入賞の場合は、多数個通過機構50Bに与える
駆動信号は2回、少数個通過機構70には与える駆動信
号は4回と決定される。また、小口入賞の場合は、多数
個通過機構50Bに与える駆動信号は1回、少数個通過
機構70に与える駆動信号は2回と決定される。こうし
て各パルス数が決定したら、多数個通過機構50B、及
び少数個通過機構70のそれぞれに駆動信号を与える
(S130)。この結果、入賞口の種類に応じた数のパ
チンコ玉が払い出される。
【0023】ところで、遊技中に連続入賞した場合など
には、計数払出機7の作動が完了する前に次の払出要求
が発生し、払い出すべき玉数が蓄積して増大する場合が
ある。この場合、入賞回数を記憶しておいて入賞回数分
だけ上記処理を実行してもよいが、図7に示すような処
理にするとアクチュエータの作動回数を減らすことがで
きる。
【0024】まず、制御部81は、大口入賞センサ4
1,小口入賞センサ43からの信号を入力して入賞の有
無をチェックする(S210)。入賞があった場合(S
210:YES)、まだ払出要求を処理していない玉数
に、大口入賞か小口入賞かに応じた玉の数を加算して、
この玉の数を新たにメモリに記憶する(S220)。次
に、計数払出機7が作動中であるか否かをチェックする
(S230)。作動中であれば(S230:YES)、
まだ払出要求が出せないのでS210へ戻る。一方、作
動が完了していれば(S230:NO)、計数払出機7
の多数個通過機構50B、及び少数個通過機構70にそ
れぞれ何回駆動信号を与えるかを決定する(S24
0)。ここで、例えば、大口入賞が3回蓄積されていた
場合、42個の払い出しが必要なので、多数個通過機構
50Bに与える駆動信号は8回、少数個通過機構70に
与える駆動信号は2回と決定される。こうして各パルス
数が決定したら、多数個通過機構50B、及び少数個通
過機構70のそれぞれに駆動信号を与える(S25
0)。この結果、蓄積されていた数のパチンコ玉が払い
出される。なお、S210において入賞が無い場合(S
210:NO)、まだ払い出していない払出残しの玉が
あるか否かを調べ(S260)、残っていればS230
へ進んで処理を続ける。
【0025】なお、大口入賞(14個払出)が3回蓄積
されていた場合の例で、14個の払い出し動作を単に3
回繰り返す処理にすると、多数個通過機構50Bに与え
る駆動信号は6回、少数個通過機構70には与える駆動
信号は12回となる。つまり、図7に示した処理によれ
ば、多数個通過機構50Bを2回多く作動させるだけ
で、少数個通過機構70の作動回数を10回分も減らせ
ることになるのである。
【0026】以上説明したように、このパチンコ玉払出
装置10では、例えば、玉貸機からの玉貸請求,あるい
は遊技中の入賞などによって、パチンコ玉を払い出す際
に、その払い出すべき玉数に応じて多数個通過機構50
B,少数個通過機構70の作動回数が組み合わせられ、
多数個通過機構50Bが1度に多数の払い出しを行うと
共に、少数個通過機構70が払出総数を適切な数に調整
する。この結果、任意の数の払い出しができ、しかも払
い出しが迅速に完了する。したがって、パチンコ機1を
払出個数の設定が異なる別機種に交換する場合でも、プ
ログラムの変更だけでパチンコ玉払出装置10自体はそ
のまま利用できる。この結果、パチンコ機の交換作業時
に、パチンコ玉払出装置まで交換する手間がかからなく
なる。
【0027】また、種々のパチンコ機が配置されたパチ
ンコ店においても、パチンコ玉払出装置は同じものに統
一でき、管理者が何種類ものパチンコ玉払出装置の利用
方法を理解していなくても済む。更に、玉貸機からの指
示によってパチンコ玉を払い出し可能なパチンコ機とし
て構成する場合、このパチンコ玉払出機構10ならば任
意の個数が払い出せるので、種々の投入金額に対応で
き、玉貸時用と入賞時用とでパチンコ玉払出装置を別々
に設けなくてもよい。
【0028】更にまた、少数個通過機構70が、多数個
通過機構50Bでは払い出せない端数分だけを払い出す
ようにしているので、多数個通過機構50B,少数個通
過機構70の作動回数の合計が最も少なくなる。このよ
うに頻繁にアクチュエータが作動しなくなると、払出機
構の寿命が延びる。
【0029】また、パチンコ機1での遊技中に払い出す
べき玉数が蓄積した際に、その時の払出総数に応じて多
数個通過機構50B,少数個通過機構70の作動回数を
組み合わせる構成とした場合には、各払出機構の作動回
数の合計がより一層少なくなる。したがって、より効率
よく払出が行われて迅速になり、払出機構の寿命も一層
延びることが期待される。
【0030】さて次に、貯留タンク21の重量を調整す
る場合の処理について図8に基づいて説明する。この処
理は、貯留タンク21にパチンコ玉を導入することによ
りパチンコ機1の上部を重くし、逆に貯留タンク21か
らパチンコ玉を放出することによりパチンコ機1の上部
を軽くし、その重量バランスの変化によって、パチンコ
機1の設置状態に微妙な変化を与えるためになされる。
【0031】制御部81は、貯留タンク21にパチンコ
玉を供給すべき条件になったか否かをチェックする(S
310)。この条件は種々考え得るが、実施例では、賞
球が所定数量払い出された場合にパチンコ玉を供給す
る。このようにすると、「払出用のパチンコ玉を本体内
に貯留するタイプのパチンコ機において賞球が所定数量
払い出された場合に補給がなされる」ことを擬似的に再
現できる。他の条件としては、特定の入賞口にパチンコ
玉が入った場合、遊技開始から所定時間が経過した場
合、アウト玉の数が所定数量を超えた場合等を挙げるこ
とができる。次に、S310において供給条件が満たさ
れていた場合(S310:YES)、計数払出機7の多
数個通過機構50Aに駆動信号を与える(S320)。
実施例では、1回につき100〜500個の玉を貯留タ
ンク21に供給する。これは、例えば、まとめて400
個とか500個を供給する方法でも良く、タイミングを
段階的に分けて100個ずつ増量してゆく方法でもよ
い。この結果、パチンコ機1の上部が重くなり、傾きな
どの設置状態が微妙に変化する。また、パチンコ玉の補
給される音が発生することにもなる。さて一方、S31
0において供給条件が満たされていない場合(S31
0:NO)、貯留タンク21のパチンコ玉を放出すべき
条件になったか否かをチェックする(S330)。この
条件についても種々考え得るが、実施例では、アウト玉
センサ45によってカウントされるアウト玉の数が、所
定数量を超えた場合にパチンコ玉を放出する。これは、
パチンコ機1がある程度の時間継続して使用された場合
に、ゲームの流れに変化を与えるためである。他の条件
としては、賞球の払出タイミングに合わせる場合、遊技
終了から所定時間が経過した場合等を挙げることができ
る。放出条件が満たされていた場合(S330:YE
S)、シャッタ駆動機構85に駆動信号を与える(S3
40)。この結果、シャッタ装置23が作動してパチン
コ玉が放出され、パチンコ機1の上部が軽くなって、傾
きなどの設置状態が微妙に変化する。なお、実施例で
は、貯留タンク21内のパチンコ玉が全部放出される。
これは、タイミングを分けて段階的に放出するようにし
てもよい。
【0032】以上説明したように、このパチンコ機1に
よれば、貯留タンク21に玉を出し入れして、パチンコ
機1本体にかかる荷重のバランスを変化させることがで
きる。このため、パチンコ機1に微妙な傾きなどが生
じ、パチンコ玉の流れに変化が与えられる。この結果、
パチンコ玉の払出機構を外部に設けても、ゲームの流れ
に変化が現れるパチンコ機となる。
【0033】また、パチンコ玉を使ってバランス変更を
行っているので、パチンコ機1の内部にバランス変更専
用の重量物等を特に設けなくても良く、しかも、従来の
パチンコ機ようにパチンコ玉が補給される音も発生す
る。したがって、従来のパチンコ機特有の雰囲気を再現
でき、遊技者が出玉状況の変化を期待するなどといった
パチンコ機特有の楽しみ方もまったく失われない。
【0034】更に、このパチンコ機1では、貯留タンク
21をパチンコ機1の上部に配設したので、少しの重量
変化でもパチンコ機が傾きやすく、玉の流れへの影響が
顕著に現れる。以上本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内の種々なる態様を採用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く本発明のパチンコ機によれ
ば、パチンコ機本体にかかる荷重のバランスを変化させ
て、パチンコ機に微妙な傾きなどを生じさせ、パチンコ
玉の流れに変化を与えることができる。この結果、パチ
ンコ玉の払出機構を外部に設けても、ゲームの流れに変
化が現れるパチンコ機となる。
【0036】特に、請求項2に記載のパチンコ機によれ
ば、パチンコ玉を使ってバランス変更ができるので、専
用の重量物等を特に設けなくても良い上に、従来のよう
にパチンコ玉が補給される音も発生するため、遊技者が
出玉状況の変化を期待するなどといったパチンコ機特有
の楽しみ方もまったく失われない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機を背面側から見た構造図
である。
【図2】 実施例のパチンコ機が備える多数個通過機構
の構造図である。
【図3】 実施例のパチンコ機が備える少数個通過機構
の構造図である。
【図4】 実施例のパチンコ機の制御部を示すブロック
図である。
【図5】 玉貸処理を示すフローチャートである。
【図6】 賞球払出処理を示すフローチャートである。
【図7】 別の賞球払出処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】 バランス変更処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1・・・パチンコ機、3・・・玉補給用樋、5・・・玉
補給分離器、7・・・計数払出機、10・・・パチンコ
玉払出装置、11,13,15・・・第1,第2,第3
のパチンコ玉供給通路、21・・・貯留タンク、23・
・・シャッタ装置、25・・・回収通路、31・・・ホ
ッパー、33・・・払出通路、41・・・大口入賞セン
サ、43・・・小口入賞センサ、45・・・アウト玉セ
ンサ、50・・・多数個通過機構、51・・・通過規制
部材、51a,51b・・・爪、51c・・・支点、5
3・・・ソレノイド、70・・・少数個通過機構、71
・・・スプロケット、71a・・・歯、81・・・制御
部、83・・・玉貸機、85・・・シャッタ駆動機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体外に設けられたパチンコ玉供給機構
    から払出の必要な時に払出に必要な数だけパチンコ玉の
    供給を受けてパチンコ玉の払出を行うパチンコ機におい
    て、 パチンコ機本体にかかる荷重のバランスを変化させるバ
    ランス変更手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ機において、 前記バランス変更手段が、 パチンコ機本体に取り付けられ、内部に所定数量のパチ
    ンコ玉を貯留可能なタンクと、 前記パチンコ玉供給機構から所定数量のパチンコ玉を前
    記タンクへと導入する導入手段と、 前記タンク内のパチンコ玉を当該タンク外へと放出する
    放出手段と、 前記導入手段及び前記放出手段を作動させて前記タンク
    内のパチンコ玉の貯留量を調整する貯留量調整手段とか
    ら構成されることを特徴とするパチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061320A (ja) * 2008-12-22 2009-03-26 Sanyo Product Co Ltd パチンコ球の払い出し制御機構
JP2012085688A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Takao Co Ltd 弾球遊技機の賞球払出装置,弾球遊技機

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