JP2003245432A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003245432A
JP2003245432A JP2002045699A JP2002045699A JP2003245432A JP 2003245432 A JP2003245432 A JP 2003245432A JP 2002045699 A JP2002045699 A JP 2002045699A JP 2002045699 A JP2002045699 A JP 2002045699A JP 2003245432 A JP2003245432 A JP 2003245432A
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JP2002045699A
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English (en)
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Nobuyuki Taniguchi
信行 谷口
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当たり図柄が特定図柄の際に、大当たりに
よる利益有る遊技中にも、特定図柄による利益の提供を
開始できる遊技機を提供する。 【解決手段】 大当たりが111,333,555,7
77,999の奇数図柄(特定図柄)で発生した際に、
大当たり図柄を確定表示した直後から、普通電動役物4
2の開放時間を2.0秒に延長する。これと同時に、普
通図柄表示装置32の変動時間を6.7秒へ短縮する。
このため、大当たり図柄が特定図柄の際に、大当たりに
よる大入賞口51の開放中から、普通図柄表示装置32
の変動時間を短縮して普通電動役物42の開放回数を多
くすることで、特定図柄による利益を提供でき、特定図
柄の大当たり発生の際の興趣を更に高めることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、図柄表示装置に
て図柄を変動表示し、大当たり図柄を確定表示した際に
利益有る遊技を提供し、更に大当たり図柄が特定図柄の
際に、利益有る遊技の提供を終了した後に、特別の利益
有る遊技を提供する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1種、第3種パチンコ機では、特別図
柄表示装置にて図柄を変動表示し、停止図柄が大当たり
図柄である際に、大入賞口を連続開放することで、遊技
者に大量の賞球を払い出す。ここで、所謂、確変機で
は、大当たり図柄が特定図柄の際に、該大入賞口の開放
を終了した後に、所定条件下で次大当たり発生の確率を
高める。即ち、大当たりを高確率へ移行しない通常図柄
の大当たりと、高確率へ移行する特定図柄の大当たりと
の2種類設けることで、特別図柄表示装置の図柄合わせ
の興趣を高めている。この確変機で、高確率状態におい
て、図柄変動の時間を短くする所謂時短遊技を行い、所
定時間に於ける当たりハズレの抽選回数を増やすことで
大当たりを発生し易くし、更に興趣を高めている機種も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
高確率移行、時短遊技は、大当たりによる大入賞口の連
続開放の終了後に訪れるのであって、大当たり中の遊技
状態はどの大当たり図柄で当たっても同じであり、折角
有利な種別の大当たり図柄(特定図柄)で当たったにも拘
わらず、遊技者がその図柄による大当たり中にその恩恵
を感ずることはない。つまり、大当たり遊技中に大入賞
口に入賞させることができる上限規定数(1回の開放に
付き10球入賞)が予め定められている現状において
は、どの大当たり図柄で当たっても、1回の大当たり遊
技中に獲得できる遊技球の総個数は略同じであり、変化
に乏しかった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、大当た
り図柄が特定図柄の際に、大当たりによる利益有る遊技
中にも、特定図柄による利益の提供を開始できる遊技機
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1の発明は、図柄表示装置にて図柄を変動表
示し、予め定められた複数の大当たり図柄の何れかを確
定表示した際に大当たり遊技を提供する遊技機におい
て、前記複数の大当たり図柄の内の所定の特定図柄を確
定表示した際には、当該確定表示した直後から、前記大
当たり遊技とは異なる利益ある遊技を提供することを技
術的特徴とする。
【0006】請求項1の遊技機では、大当たり図柄が特
定図柄の際には、大当たり図柄を確定表示した直後か
ら、大当たり遊技とは異なる利益ある遊技の提供を開始
する。このため、大当たり図柄が特定図柄の際に、大当
たり遊技中から、特定図柄による利益の提供を開始でき
る。
【0007】請求項2の発明は、図柄表示装置にて図柄
を変動表示し、予め定められた複数の大当たり図柄の何
れかを確定表示した際に大当たり遊技を提供し、更に大
当たり図柄が所定の特定図柄の際に、前記大当たり遊技
の提供を終了した後に、特別の利益有る遊技を提供する
遊技機において、前記大当たり図柄が前記特定図柄の際
には、前記大当たり図柄を確定表示した直後から、前記
特別の利益有る遊技の一部の提供を開始することを技術
的特徴とする。
【0008】請求項2の遊技機では、大当たり図柄が特
定図柄の際には、大当たり図柄を確定表示した直後か
ら、特別の利益有る遊技の一部の提供を開始する。この
ため、大当たり図柄が特定図柄の際に、大当たり遊技中
から、特定図柄による利益の提供を開始できる。
【0009】請求項3の発明は、普通図柄表示装置にて
図柄を変動表示し、当たり図柄を表示した際に普通電動
役物を開放すると共に、特別図柄表示装置にて図柄を変
動表示し、大当たり図柄を確定表示した際に大入賞口を
開放し、更に大当たり図柄が特定図柄の際に、該大入賞
口の開放を終了した後に、所定条件下で次大当たり発生
の確率を高める遊技機において、前記大当たり図柄が前
記特定図柄の際には、前記大当たり図柄を確定表示した
直後から、前記普通電動役物の開放時間を延長すること
を技術的特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、普通図柄表示装置にて
図柄を変動表示し、当たり図柄を表示した際に普通電動
役物を開放すると共に、特別図柄表示装置にて図柄を変
動表示し、大当たり図柄を確定表示した際に大入賞口を
開放し、更に大当たり図柄が特定図柄の際に、該大入賞
口の開放を終了した後に、所定条件下で前記特別図柄表
示装置での図柄変動の時間を短縮する遊技機において、
前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
り図柄を確定表示した直後から、前記普通電動役物の開
放時間を延長することを技術的特徴とする。
【0011】請求項3及び請求項4の遊技機では、大当
たり図柄が特定図柄の際には、大当たり図柄を確定表示
した直後から、普通電動役物の開放時間を延長する。こ
のため、大当たり図柄が特定図柄の際に、大当たりによ
る大入賞口の開放中から、普通電動役物の開放時間を長
くすることで特定図柄による利益を提供でき、特定図柄
の大当たり発生の際の興趣を更に高めることができる。
即ち、大入賞口への入賞個数に制限があり、大当たり遊
技中に大入賞口に入賞させることによって獲得できる遊
技球数が概ね決まっていたとしても、入賞個数に制限の
ない普通電動役物の開放時間を長くし、大入賞口へ入賞
する球を該普通電動役物側に入賞させることで入賞個数
を増やし、賞球数増大という特別の利益を遊技者に提供
することで、特定図柄の大当たり発生の際の興趣を更に
高めることができる。
【0012】請求項5の発明は、普通図柄表示装置にて
図柄を変動表示し、当たり図柄を表示した際に普通電動
役物を開放すると共に、特別図柄表示装置にて図柄を変
動表示し、大当たり図柄を確定表示した際に大入賞口を
開放し、更に大当たり図柄が特定図柄の際に、該大入賞
口の開放を終了した後に、所定条件下で次大当たり発生
の確率を高める遊技機において、前記大当たり図柄が前
記特定図柄の際には、前記大当たり図柄を確定表示した
直後から、前記普通図柄表示装置の変動時間を短縮する
ことを技術的特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、普通図柄表示装置にて
図柄を変動表示し、当たり図柄を表示した際に普通電動
役物を開放すると共に、特別図柄表示装置にて図柄を変
動表示し、大当たり図柄を確定表示した際に大入賞口を
開放し、更に大当たり図柄が特定図柄の際に、該大入賞
口の開放を終了した後に、所定条件下で前記特別図柄表
示装置での図柄変動の時間を短縮する遊技機において、
前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
り図柄を確定表示した直後から、前記普通図柄表示装置
の変動時間を短縮することを技術的特徴とする。
【0014】請求項5及び請求項6の遊技機では、大当
たり図柄が特定図柄の際には、大当たり図柄を確定表示
した直後から、普通図柄表示装置の変動時間を短縮す
る。このため、大当たり図柄が特定図柄の際に、大当た
りによる大入賞口の開放中から、普通図柄表示装置の変
動時間を短縮して普通電動役物の開放回数を多くするこ
とで特定図柄による利益を提供でき、特定図柄の大当た
り発生の際の興趣を更に高めることができる。即ち、大
入賞口への入賞個数に制限があり、大当たり遊技中に大
入賞口に入賞させることによって獲得できる遊技球数が
概ね決まっていたとしても、入賞個数に制限のない普通
電動役物の開放回数を多くし、大入賞口へ入賞する球を
該普通電動役物側に入賞させることで入賞個数を増や
し、賞球数増大という特別の利益を遊技者に提供するこ
とで、特定図柄の大当たり発生の際の興趣を更に高める
ことができる。
【0015】請求項7の発明は、普通図柄表示装置にて
図柄を変動表示し、当たり図柄を表示した際に普通電動
役物を開放すると共に、特別図柄表示装置にて図柄を変
動表示し、大当たり図柄を確定表示した際に大入賞口を
開放し、更に大当たり図柄が特定図柄の際に、該大入賞
口の開放を終了した後に、所定条件下で次大当たり発生
の確率を高める遊技機において、前記大当たり図柄が前
記特定図柄の際には、前記大当たり図柄を確定表示した
直後から、前記普通電動役物の開放回数を増加させるこ
とを技術的特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、普通図柄表示装置にて
図柄を変動表示し、当たり図柄を表示した際に普通電動
役物を開放すると共に、特別図柄表示装置にて図柄を変
動表示し、大当たり図柄を確定表示した際に大入賞口を
開放し、更に大当たり図柄が特定図柄の際に、該大入賞
口の開放を終了した後に、所定条件下で前記特別図柄表
示装置での図柄変動の時間を短縮する遊技機において、
前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
り図柄を確定表示した直後から、前記普通電動役物の開
放回数を増加させることを技術的特徴とする。
【0017】請求項7及び請求項8の遊技機では、大当
たり図柄が特定図柄の際には、大当たり図柄を確定表示
した直後から、普通電動役物の開放回数を増加させる。
このため、大当たり図柄が特定図柄の際に、大当たりに
よる大入賞口の開放中から、普通電動役物の開放回数を
多くすることで特定図柄による利益を提供でき、特定図
柄の大当たり発生の際の興趣を更に高めることができ
る。即ち、大入賞口への入賞個数に制限があり、大当た
り遊技中に大入賞口に入賞させることによって獲得でき
る遊技球数が概ね決まっていたとしても、入賞個数に制
限のない普通電動役物の開放回数を多くし、大入賞口へ
入賞する球を該普通電動役物側に入賞させることで入賞
個数を増やし、賞球数増大という特別の利益を遊技者に
提供することで、特定図柄の大当たり発生の際の興趣を
更に高めることができる。
【0018】なお、普通電動役物を大入賞口の直上に設
けることが好適である。これにより、入賞個数の制限を
受ける大入賞口へ入賞する球を、入賞個数に制限の無い
普通電動役物側へ入賞させることで入賞個数を増やし、
賞球数増大という特別の利益を遊技者に提供すること
で、特定図柄の大当たり発生の際の興趣を更に高めるこ
とができる。即ち、普通電動役物が大入賞口の直上部に
設けられていることにより、本来大入賞口に向けて流下
すべき遊技球が普通電動役物によって通常の遊技状態以
上に捕捉されるため、大入賞口が規定個数を受け入れる
までの時間が長くなり、必然的に大当たり中に普通電動
役物によって遊技球が捕捉される機会が多くなることと
なる。以上により、大当たり遊技中に、より多くの遊技
球を獲得できる期待感が益々膨らみ、興趣に満ちた遊技
を満喫することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機の実施形態
に係るパチンコ機について図を参照して説明する。 [第1実施形態]なお、以下の第1実施形態では、本発明
のパチンコ機として、CR第1種のパチンコ機を代表に
説明する。まず、第1実施形態のパチンコ機の主要構成
について、第1実施形態のパチンコ機を正面から見た説
明図である図1を参照して説明する。
【0020】遊技機10には、遊技枠12にガラス枠1
1が開閉可能に取付けられている。にガラス枠11の裏
面側には、上部を遊技領域に合わせて円形に加工された
遊技盤13が配置されている。ガラス枠11の上側に
は、上部装飾灯14が設けられている。ガラス枠11の
右側には、ガラス枠11開閉用の鍵を差し込む鍵穴15
が設けられている。ガラス枠11の下には、前面板18
が設けられており、この前面板18の左側上部には、賞
球が導出される上皿賞球排出口19が形成されており、
この上皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排
出口19から排出された賞球を溜めておくための上皿2
0が取り付けられている。上皿20の前面には、遊技球
を貸し出すための貸球ボタン92と、プリペイドカード
を返却するための返却ボタン94とが設けられている。
上皿20の下方には、その上皿20で収容しきれなくな
った賞球を排出するための下皿賞球排出口21が形成さ
れており、この下皿賞球排出口21の排出側には、その
下皿賞球排出口21から排出された賞球を溜めておくた
めの下皿22が設けられている。
【0021】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図示せ
ず)を操作するための発射ハンドル23が、回転可能に
取付けられている。また、上皿20の右方には、上皿2
0に溜められた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜き
レバー25がスライド可能に取付けられている。
【0022】次に、遊技盤13の構成について図2を参
照して説明する。遊技盤13の略中央にはセンターケー
ス30が配置されている。センターケース30には、天
入賞口36と、10.5インチの大型液晶表板で特別図
柄を表示する特別図柄表示装置34と、この特別図柄表
示装置34の始動される回数を表示する4個のLEDか
らなる特別図柄記憶LED35とが備えられている。
【0023】センターケース30の下方には、特別図柄
表示装置34を作動させるための第1種始動口41が設
けられており、この第1種始動口41の下部には普通電
動役物42が設けられている。開放された普通電動役物
42は、第1種始動口41と同様に、特別図柄表示装置
34を作動開始させる機能を備えている。
【0024】普通電動役物42の直下には、当たりの発
生時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取
り付けられており、また、大入賞口51の内部には、特
定領域(図示せず)が形成されている。この大入賞口5
1の両側には、普通袖入賞口52,52、普通入賞口5
3,53がそれぞれ設けられている。
【0025】図3(A)及び図3(B)に示すように、
第1実施形態では、第1種始動口41、普通電動役物4
2、大入賞口51及び普通袖入賞口52,52が一体と
なった入賞装置50が設けられている。
【0026】左側の普通入賞口53の下側には、3個の
LEDからなる普通図柄表示装置32が、右側の普通入
賞口53の下側には、普通図柄表示装置32の始動され
る回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶L
ED33が配置されている。
【0027】センターケース30の左右には、普通図柄
表示装置32を作動させるための普通図柄作動ゲート4
0,40が設けられている。普通電動役物42は、普通
図柄表示装置32の停止図柄が所定の当たり図柄となっ
た場合に開放されるよう構成されている。遊技盤13の
下方には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収
するアウト口69とが設けられている。
【0028】また、普通図柄表示装置32、または、普
通電動役物42の作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート
40を通過した場合は、最初の4個までが始動記憶とな
り、普通図柄記憶LED33の点灯数でもって記憶数が
表示され、普通図柄が変動可能となると、その始動記憶
に基づいて変動が開始される。
【0029】特別図柄表示装置34は、遊技球が第1種
始動口41または開放した普通電動役物42に入賞した
際に、ビリヤード球を模した0〜9の10種類の図柄が
縦3列で、左表示領域34a、中表示領域34b、右表
示領域34cの3箇所の図柄表示領域にスクロール表示
する。そして、変動開始後、所定の変動固定時間が経過
すると、左表示領域34a、右表示領域34c、中表示
領域34bの順に変動を停止する。
【0030】特別図柄表示装置34には、横3列、対角
斜め2列の大当たり有効ラインが設けられており、この
大当たり有効ラインのいずれかで同じ数字の図柄が並ん
だときに大当たりとなる。例えば、図中に示すように横
中の大当たり有効ラインに7、7、7の図柄が並ぶこと
により大当たりとなって大入賞口51が開放される。
【0031】特別図柄表示装置34が作動中、または、
大当たり状態の時に、遊技球が第1種始動口41または
開放した普通電動役物42に入賞した場合は、最初の4
個までが始動記憶となり、特別図柄記憶LED35によ
って記憶数が表示される。そして、特別図柄が変動可能
な状態になると、その始動記憶に基づいて変動が開始さ
れるとともに、特別図柄記憶LED35が1つ消灯され
る。
【0032】次に、パチンコ機10の電気的構成につい
てそれをブロック図で示す図4を参照して説明する。パ
チンコ機10には、遊技全般を制御する主制御基板10
0が設けられており、この主制御基板100には、特別
図柄表示装置34を制御する特別図柄制御装置120,
パチンコ機に配設された各LEDランプを制御するラン
プ制御装置140、音声出力を制御する音声制御装置1
70、賞球の払い出しを制御する払出制御基板190が
接続されている。
【0033】主制御基板100には、特別図柄制御装置
120などの制御を行うCPU102と、このCPU1
02が実行する制御プログラムが記憶されたROM10
4と、CPU102が制御プログラムを実行する際にR
OM104から読出された制御プログラムを一時的に記
憶するRAM106とが搭載されている。
【0034】主制御基板100には、更に、盤面中継基
板210が接続されている。該盤面中継基板210に
は、普通電動役物42を開放する普通電動役物用ソレノ
イド212と、普通図柄表示装置32を制御する普通図
柄表示基板214と、普通図柄作動用のゲートスイッチ
216と、入賞検出スイッチ220,222,224
と、大入賞口中継基板230と、が接続されている。当
該大入賞口中継基板230には、特定領域ソレノイド2
32と、大入賞口51を開放する大入賞口用ソレノイド
234と、特定領域の通過を検出する特定領域スイッチ
236と、大入賞口への入賞数を計数するカウントスイ
ッチ238とが接続されている。
【0035】主制御基板100には、また、遊技枠中継
基板240が接続されている。該遊技枠中継基板240
には、下皿22(図1参照)が満杯になったことを検出
する下皿満杯検出スイッチ244、センサ中継基板24
6とが接続されている。
【0036】また、主制御基板100には、第1種始動
口を通過した遊技球を検出する第1種始動口スイッチ2
02、及び、入賞、エラー発生等に関する情報をパチン
コホールの管理室などに設けられたホールコンピュータ
(図示せず)へ送信するための遊技盤情報端子基板28
0が接続されている。
【0037】上述した払出制御基板190には、発射ハ
ンドル23に内蔵された発射スイッチ252から出力さ
れる信号に従って発射モータ254を制御する発射モー
タ駆動基板250と、CR接続基板260と、払出中継
基板270とが接続されている。CR接続基板260に
は、カードを処理するための遊技機外装置部分262が
接続されている。一方、払出中継基板270には、球切
れを検出する貸球切れスイッチ242、賞球ユニット2
72及び貸球ユニット274が接続されると共に、セン
サ中継基板246を介して遊技枠中継基板240が接続
されている。賞球ユニット272には、賞球払出を検出
する賞球払出センサ(図示せず)、賞球を払い出すため
の賞球払出モータ276が収容されている。
【0038】主制御基板100、特別図柄制御装置12
0、ランプ制御装置140,音声制御装置170、払出
制御基板190には、主電源292の電力が、電源基板
290から電力線Pを介して供給されるようになってい
る。
【0039】次に、図2、図3を参照し第1実施態様の
パチンコ機による遊技のあらましについて説明する。
【0040】〔普通図柄表示装置による遊技〕ここで
は、まず、普通図柄作動ゲート40、40への遊技球の
通過に伴うについて説明する。遊技球が普通図柄作動ゲ
ート40、40を通過すると、普通図柄表示装置32の
左上ダイオード、中央ダイオード、右下ダイオードが順
次点灯(変動表示)する。
【0041】ここで、普通図柄表示装置32の変動表示
中、又は、普通電動役物42の開放中に、更に、遊技球
が普通図柄作動ゲート40、40を通過すると、普通図
柄記憶LED33のLEDが順次点灯し、普通図柄表示
装置32の変動が開始になる都度消されることにより記
憶個数が表示される。なお、上述した遊技球が普通図柄
作動ゲート40、40を通過してもそれが記憶されるの
は最初の4個までで、それ以上の値は保持されない。こ
の入賞が記憶されている状態においては、普通図柄表示
装置32での変動停止後、再び変動が開始される。
【0042】普通図柄表示装置32の変動開始後、高確
率状態では高確率状態の変動固定時間である6.7秒、
又は、低確率状態では低確率状態の変動固定時間29.
5秒変動させた後、表示図柄が後述する乱数によって選
択された停止図柄と一致したときに変動を停止させる。
ここで、左上ダイオード、又は、右下ダイオードのいず
れか1個でも点灯した状態であれば、当たりとなり、普
通電動役物42が高確率状態では2.0秒、低確率状態
では0.5秒間開放される。第1実施形態では、当たり
が93/97の確率で発生する。
【0043】〔特別図柄表示装置による遊技〕引き続
き、特別図柄表示装置34による遊技について説明す
る。遊技球が第1種始動口41又は普通電動役物42へ
入賞すると、特別図柄表示装置34は、各表示領域34
a、34b、34cにて0〜9の図柄の変動をそれぞれ
開始する。そして、予め設定された時間が経過すると、
先ず、左表示領域34aの図柄を停止、次に、右表示領
域34cの図柄を停止し、最後に、中表示領域34bの
図柄を停止する。ここで、特別図柄表示装置34には、
横3列、対角斜め2列の大当たり有効ラインが設けられ
ており、この大当たり有効ラインのいずれかで同じ数字
の図柄が並んだときが大当たりとなる。例えば、図中に
示すように横中の大当たり有効ラインに7、7、7の図
柄が並ぶことにより大当たりとなって大入賞口51が開
放される。他方、全ての大当たり有効ラインでの図柄が
異なるときにハズレとなる。
【0044】大当たりが発生すると、大入賞口51を約
29.5秒開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を
提供する。そして、該29.5秒の経過又は開放時間内
であっても遊技球が10個入賞することにより大入賞口
51が閉じられる。この大入賞口51の開放中に、入賞
球が特定領域(図示せず)を通過することにより大入賞
口51は再び開放される。なお、この大入賞口51の開
放回数は最高16回までである。
【0045】第1実施形態では、大当たりが222、4
44,666、888の偶数図柄及び000図柄(普通
図柄)で発生した時には、次の大当たりの発生まで、大
当たりの発生確率が低くなる低確率状態(3/953)
になる。一方、大当たりが111,333,555,7
77,999の奇数図柄(特定図柄)で発生した際に、
次の大当たりの発生まで、大当たりの発生確率が高くな
る高確率状態(16/953)になる。
【0046】そして、大入賞口の開放中に遊技機が特定
領域を通過しなかった場合、もしくは前記最高の16回
の開放を繰り返した際には、大入賞口の開放を終了す
る。
【0047】ここで、特別図柄表示装置34にて0〜9
の図柄の変動表示を行っている最中に、更に、第1種始
動口41又は普通電動役物42へ遊技球が入賞すると、
この入賞個数が記憶され、特別図柄記憶LED35にて
順次表示される。なお、上述した遊技球が第1種始動口
41に入賞してもそれが記憶されるのは最初の4個まで
で、それ以上の値は保持されない。この入賞が記憶され
ている状態においては、特別図柄表示装置34での変動
停止後、再び変動が開始される。
【0048】ここで、第1実施形態では、大当たりが1
11,333,555,777,999の奇数図柄(特
定図柄)で発生した際に、大当たり図柄を確定表示した
直後から、普通電動役物42の開放時間を高確率状態で
の2.0秒に延長する。これと同時に、普通図柄表示装
置32の変動時間を低確率状態下の29.5秒から高確
率状態下の6.7秒へ短縮する。
【0049】この普通図柄表示装置32での図柄変動と
普通電動役物42の開放時間とを図12のタイミングチ
ャートを参照して説明する。図12(A)は、低確率状
態において特定図柄の大当たりが発生した場合であっ
て、普通図柄表示装置32で図柄変動中に特定図柄が表
示された場合を示している。特別図柄表示装置34が図
柄を停止して3秒たってから大入賞口51の開放が開始
され、特別図柄表示装置34では大当たりのデモ表示が
なされる。ここで、低確率状態で普通図柄表示装置32
での図柄変動中に、特定図柄での大当たりが発生して
も、普通図柄表示装置32は、低確率状態の変動固定時
間29.5の変動を継続する。そして、29.5秒が経
過して変動が停止してから0.5秒経過した際、普通電
動役物42を高確率状態での開放時間である2秒間開放
させる。また、特定図柄での大当たりが発生した以降、
普通図柄表示装置32が図柄変動する際には、高確率状
態での6.7秒の変動時間が設定される。
【0050】図12(B)は、高確率状態において低確
率へ移行する普通図柄の大当たりが発生した場合であっ
て、普通図柄表示装置32で図柄変動中に普通図柄が表
示された場合を示している。特別図柄表示装置34が図
柄を停止して3秒してから大入賞口51の開放が開始さ
れる。ここで、高確率状態で普通図柄表示装置32での
図柄変動中に、普通図柄での大当たりが発生しても、普
通図柄表示装置32は、高確率状態の変動固定時間6.
7の変動を継続する。そして、6.7秒が経過して変動
が停止してから0.5秒経過した際、普通電動役物42
を低確率状態での開放時間である0.2秒間開放させ
る。また、普通図柄での大当たりが発生した以降、普通
図柄表示装置32が図柄変動する際に、低確率状態での
29.5秒の変動時間が設定される。
【0051】第1実施形態のパチンコ機は、大当たり図
柄が特定図柄の際に、大当たりによる大入賞口51の開
放中から、普通図柄表示装置32の変動時間を短縮して
普通電動役物42の開放回数を多くすることで、特定図
柄による利益を提供でき、特定図柄の大当たり発生の際
の興趣を更に高めることができる。即ち、大入賞口への
入賞個数に制限があり、大当たり遊技中に大入賞口に入
賞させることによって獲得できる遊技球数が概ね決まっ
ていたとしても、入賞個数に制限のない普通電動役物4
2の開放時間と長くすると共に開放回数を多くし、大入
賞口51へ入賞する球を該普通電動役物42側に入賞さ
せることで入賞個数を増やし、賞球数増大という特別の
利益を遊技者に提供することで、特定図柄の大当たり発
生の際の興趣を更に高めることができる。
【0052】特に第1実施形態では、普通電動役物42
を大入賞口51の直上に設けてあるため、入賞個数の制
限を受ける大入賞口51へ入賞する球を、入賞個数に制
限の無い普通電動役物42側へ入賞させることで入賞個
数を増やし易い。即ち、普通電動役物42が大入賞口5
1の直上部に設けられていることにより、図3(A)に
示すように、普通電動役物42の側方を通り、大入賞口
51へ流下する遊技球が、図3(B)に示すように普通
電動役物42によって捕捉されるため、大入賞口51が
規定個数を受け入れるまでの時間が長くなり、必然的に
大当たり中に普通電動役物42によって遊技球が捕捉さ
れる機会が多くなることとなる。以上により、大当たり
遊技中に、より多くの遊技球を獲得できる期待感が益々
膨らみ、興趣に満ちた遊技を満喫することができる。
【0053】ここで、上述したパチンコ機による遊技を
遂行するための主制御基板100の動作について図5〜
図10のフローチャートを参照して説明する。主制御基
板100の主たる処理手順について、メインルーチンを
示す図5のフローチャートを参照して説明する。
【0054】まず、CPU102は電源が投入されたか
を判断し(S100)、電源投入直後の1回目のループ
(S100:Yes)だけはステップ102へ移行し、
初期設定を行いメインルーチンを終了する。ここで、電
源投入時でないと判断されると(S100:No)、入
賞球検出スイッチ220、222,224(図4参照)
等からの入賞球等についての信号を入力し、他のフェー
ズで使用できる形に整える入力処理を行い(S20
0)、出力編集された出力データを盤面中継基板21
0、払出制御基板190(図4参照)へ出力する出力処
理を行う(S300)。
【0055】引き続き、普通図柄作動ゲート40(図2
参照)を通過した遊技球に対する処理である普通図柄始
動処理を行い(S400)、このゲート通過処理に伴
い、普通図柄表示装置32の図柄を変化させる普通図柄
・普通電動役物制御処理を行う(S600)。
【0056】また、第1種始動口41(図2参照)を通
過した遊技球に対する処理である特別図柄始動処理を行
い(S500)、第1種始動口41への入賞に伴い、特
別図柄表示装置34の図柄を変化させる特別図柄変動処
理を行う(S700)。そして、当たりの発生に応じて
大入賞口51を開放する大入賞口制御処理を行う(S1
500)。
【0057】引き続き、ランプ、LEDの点灯処理を行
う(S104)。最後に、音声制御装置170を介して
音声を出力させる音声出力処理を進め(S106)、1
サイクルのメインルーチン処理を完了する。そのメイン
ルーチンは、内蔵のクロックからのリセット信号がCP
U102へ加わるマシンサイクルの度に繰り返される。
【0058】ここで上述した普通図柄作動ゲート40へ
の遊技球の通過に基づく上述したステップ400での普
通図柄始動処理について図6に示すサブルーチンを参照
して説明する。
【0059】CPU102は、ゲートスイッチ216
(図4参照)からの信号を基に普通図柄作動ゲート40
を遊技球が通過したか否かを判断し(S402)、遊技
球が通過していない場合には(S402:No)、該普
通図柄始動サブルーチンを終了する。他方、遊技球が通
過したときは(S402:Yes)、普通図柄作動記憶
数Wが4未満かを判断する(S404)。ここで、変数
Wは、普通図柄表示装置32の図柄変動中に普通図柄作
動ゲート40を通過した遊技球の数を示しており、本実
施態様では前述したように4を超える数は保持されない
ように構成されている。このため、変数Wが4の場合に
は(S404:No)、該サブルーチンを終了する。
【0060】他方、変数Wが4未満の場合は(S40
4:Yes)、変数Wに1加算した後(S406)、図
11(B)に示す0から96までの97コマの普通図柄
乱数内の現タイミング(普通図柄作動ゲート40を遊技
球が通過時)に於ける値を抽出し(S408)、この値
を保持して普通図柄始動サブルーチンを終了する。なお
後述するように、普通図柄乱数「0」〜「96」の97
個の内、「0」〜「4」がハズレで、「5」〜「96」
なら当りになる(確率93/97)。
【0061】遊技球のゲート40通過により、普通図柄
表示装置によって普通図柄を変動表示する普通図柄・普
通電役制御処理を実行する(S600)。この普通図柄
・普通電役制御処理について、図7のフローチャートを
参照して説明する。
【0062】まず、普通電動役物が作動しているかどう
かを判定する(S602)。普通電動役物を作動させる
以前は(S602:No)、ステップ610へ進み、普
通図柄表示装置によって普通図柄が作動されているかど
うかを判定する。ここで、普通図柄を変動する以前は
(S610:No)、ステップ624へ進み、普通図柄
作動記憶は1個以上かを判断する(S624)。ここ
で、1個以上記憶している状態においては(S624:
Yes)、ステップ626へ進む。そして、作動記憶を
1個減少させ(S626)、普通図柄表示装置32の図
柄の変動を開始し、左上ダイオード、中央ダイオード、
右下ダイオードを点灯させる(S628)。
【0063】引き続き、高確率状態を示す高確率フラグ
が設定されているか否かを判断する(S631)。ここ
で、高確率フラグが設定されている場合には(S63
1:Yes)、高確率状態での普通図柄表示装置32の
図柄変動時間である29.5秒をタイマーに設定する
(S634)。他方、高確率フラグが設定されていない
ときには(S631:No)、低確率状態での図柄変動
時間である6.7秒をタイマーに設定する。次に、ステ
ップ634へ進み、上記ステップ408にて格納した普
通図柄乱数の値を見て、乱数値がハズレ(0〜4)に該
当しているなら(S634:No)、ステップ642へ
進み、ハズレ図柄を選択することで、普通図柄停止時
に、選択したハズレ図柄を表示させる。一方、乱数値が
当り(5〜96)に該当している場合は(S634:Y
es)、ステップ638へ進み当り図柄を設定すること
で、普通図柄停止時に、選択した当たり図柄を表示させ
る。最後に、当りフラグをONにする(S640)。
【0064】変動タイマがスタートして、停止図柄を選
択したら、次のマシンサイクルにおいて、ステップ61
0の普通図柄が変動中かの判断がYesとなる。これに
よりステップ612へ移行し、普通図柄の変動時間を設
定してある変動タイマがタイムアップしたかを判断す
る。ここで、タイムアップするまでは(S612:N
o)、ステップ622へ進み、図柄の変動を続ける。そ
して、変動タイマがタイムアップ状態になった時に(S
612:Yes)、ステップ614へ進み、CPU10
2は、左上ダイオード、中央ダイオード、右下ダイオー
ドによりステップ638にて設定した当たり図柄、また
は、ステップ642で設定したハズレ図柄を表示する。
【0065】その後、ステップ616へ進み、当りフラ
グがONかを判断する。ここで、当たりフラグがONな
ら(S616:Yes)、ステップ618へ進み、普通
電動役物の作動を開始させ、ステップ620へ進み、高
確率状態を示す高確率フラグが設定されているか否かを
判断する。ここで、高確率フラグが設定されている場合
には(S620:Yes)、高確率状態での普通電動役
物42の開放時間である2.0秒を作動タイマーに設定
する(S624)。他方、高確率フラグが設定されてい
ないときには(S620:No)、低確率状態での普通
電動役物42の開放時間である0.2秒を作動タイマー
に設定する(S623)。
【0066】次のマシンサイクルにおいて、ステップ6
02での普通電動役物が作動しているかの判断におい
て、普通電動役物が作動した際には(S602:Ye
s)、ステップ604へ進み、普通電動役物の作動タイ
マがタイムアップしているか否かを判断する。ここで、
タイムアップした際に(S604:Yes)、ステップ
606へ進み、普通電動役物の作動を終了させ、ステッ
プ608へ進み、当りフラグをOFFにする。
【0067】次に、上記第1種始動口41又は上述した
普通電動役物42への入賞に基づく上述した図5に示す
ステップ500の特別図柄表示装置の変動処理につい
て、図8のサブルーチンに基づき詳細に説明する。
【0068】先ずCPU102は、第1種始動口スイッ
チ202からの信号を基に第1種始動口41へ遊技球が
入賞したか否かを判断し(S502)、遊技球が入賞し
ていない場合には(S502:No)、該特別図柄始動
処理サブルーチンを終了する。他方、遊技球が入賞した
ときは(S502:Yes)、始動記憶変数Uが4未満
かを判断する(S504)。ここで、変数Uは、特別図
柄表示装置34での図柄変動中に第1種始動口41へ入
賞した遊技球の数を示しており、本実施態様では前述し
たように4を超える数は保持されないように構成されて
いる。このため、変数Uが4の場合には(S504:N
o)、該サブルーチンを終了する。
【0069】他方、変数Uが4未満の場合は(S50
4:Yes)、変数Uに1加算した後(S506)、図
11(A)に示す0から952までの953コマ数の大
当たり特別乱数内の現タイミング(第1種始動口41へ
遊技球が入賞時)に於ける値を抽出し格納する(S50
8)。第1実施形態では、低確率状態においては、乱数
“7”、“107”、“207”を大当たりとして設定
しており、3/953の確率で大当たりが発生し、高確
率状態においては、乱数“7”〜“22”を大当たりと
して設定しており、16/953の確率で大当たりが発
生するようになっている。これにより、特別図柄始動処
理のサブルーチンを終了する。
【0070】次に、図5のステップ700における特別
図柄変動処理について図9に示すフローチャートを参照
して説明する。ここでは、第1種始動口41へ遊技球が
入賞していないとき、即ち、上記変数Uが0の時の処理
について述べる。CPU102は、先ず、図3に示す特
別図柄表示装置34で大当たりの確定図柄表示後のデモ
ンストレーション画面(以下デモ画面)を表示中か判断
するが(S702)、デモ画面表示前は(S702:N
o)、特別図柄表示装置34の図柄を変動中か判断する
が(S710)、ここでは特別図柄表示装置34を変動
していないため(S710:No)、変数Uが“1”以
上かを判断する(S720)。ここでは、変数Uが0で
あるため(S720:No)、当該特別図柄変動処理の
サブルーチンを終了する。
【0071】引き続き、第1種始動口41へ遊技球が入
賞し、上記変数Uが1になった時の処理について説明す
る。特別図柄表示装置34でデモ画面表示中かのステッ
プ702の判断がNoとなり、特別図柄表示装置34を
変動中かのステップ710の判断がNoとなり、CPU
102は、変数Uが“1”以上かを判断するが(S72
0)、変数Uが1であるため(S720:Yes)、変
数Uから“1”を減じる(S722)。そして、特別図
柄表示装置34の図柄の変動を開始する(S726)。
【0072】その後、CPU102は、高確率状態を示
す高確率フラグが設定されているか否かを判断する(S
728)。ここで、高確率フラグが設定されている場合
には(S728:Yes)、上述したステップ508に
て設定した乱数値が、高確率状態での大当たりの乱数値
“7”〜“22”であるかを判断する(S730)。こ
こで、乱数値が“7”〜“22”の場合には(S73
0:Yes)、大当たりフラグを設定した後(S73
4)、大当たり図柄を選出するための大当たり図柄選択
処理を行う(S800)。即ち、図11(C)に示す0
から9までの10コマの特別図柄乱数内の現タイミング
に於ける値を抽出する。ここで、乱数“0”が抽出され
た際には、000の大当たり図柄(普通図柄)が選択さ
れることになり、乱数“1”が抽出された際には、11
1の大当たり図柄が選択(特定図柄)されることにな
る。他方、上述した大当たりかの判断(S730)がN
oとなった際には、図示しない乱数によりハズレ図柄を
選択するハズレ図柄選択処理を行う(S900)。
【0073】ここで、高確率フラグが設定されていない
場合には(S728:No)、上述したステップ508
にて設定した乱数値が、低確率状態での大当たりの乱数
値“7”、“107”、“207”であるかを判断する
(S732)。ここで、乱数値が“7”、“107”、
“207”の場合には(S732:Yes)、大当たり
フラグを設定した後(S734)、大当たり図柄を選出
するための大当たり図柄選択処理を行う(S800)。
他方、上述した大当たりかの判断(S732)がNoと
なった際には、ハズレ図柄を選択するハズレ図柄選択処
理を行う(S900)。
【0074】その後、高確率状態を示す高確率フラグが
設定されているか否かを判断する(S750)。ここ
で、高確率フラグが設定されている場合には(S75
0:Yes)、短変動時間を設定し、特図変動タイマを
スタートさせる(S752)。他方、高確率フラグが設
定されていない場合には(S750:No)、長変動時
間を設定し、特図変動タイマをスタートさせる(S75
4)。
【0075】上述したステップ726にて特別図柄表示
装置34の図柄変動を開始すると、次のマシンサイクル
において、ステップ710の判断において、図柄変動中
かの判断がYesとなり、CPU102は、先ず、上述
したステップ752又はステップ754にて設定した図
柄変動タイマがタイムアップしたかを判断する(S71
1)。ここで、変動時間の経過により図柄停止タイマが
タイムアップするまでは(S711:No)、図柄の変
動を継続する(S716)。そして、図柄変動タイマが
タイムアップすると(S711:Yes)、CPU10
2は、各変動停止態様で図柄変動を停止し、上述した大
当たり図柄又はハズレ図柄を特別図柄表示装置34に確
定表示させ、大当たりが発生している際には、引き続き
デモ画面を表示する(S712)。その後、大当たりが
発生している際には、大当たり図柄が、111、33
3、555、777、999の奇数図柄(特定図柄)か
を判断する(S713)。ここで、大当たりが特定図柄
の際には(S713:Yes)、高確率状態を示す高確
率フラグを設定し(S714)、大当たり図柄が222
等の普通図柄の場合には(S713:No)、高確率フ
ラグをオフする(S715)。
【0076】大当たり後のデモ画面、例えば、大入賞口
の開放回数、大入賞口への入賞数を示す映像が表示され
ている際には(S702:Yes)、設定されたデモ画
面表示のタイマーがタイムアップしたかを判断し(S7
04)、タイムアップするまで(S704:No)、デ
モ表示を続け(S706)、タイムアップすると(S7
04:Yes)、デモ表示を停止し、特別図柄変動処理
を完了する(S708)。
【0077】図5のステップ1500における大入賞口
制御処理について図10に示すサブルーチンを参照して
説明する。まず、大当たりフラグが設定されているかの
判断(S1502:Yes)を経て、大入賞口の開放時
間中(29.5秒)か判断する(S1504)、最初の
動作は大入賞口の開放時間中ではないので(S150
4:No)、ステップ1530へ進み、開放後のインタ
ーバル時間かを判断する。最初の場合は大当りと判定さ
れた判定後インターバル時間なので(S1530:N
o)、ステップ1538へ進み、R=16かを判断す
る。ここで、Rはラウンド数で1R終了後に特定領域を
通過すると+1されるものであり、これは今時点ではま
だR=0なので(S1538:No)、ステップ154
0へ進み、判定後インターバル時間タイマがタイムアッ
プしたかを判断する。ここで、判定後インターバル時間
とは、大当りが確定して、大入賞口が開放するまでの時
間である。該設定時間に達すると(S1540:Ye
s)、ステップ1534へ進み、大入賞口の29.5秒
の開放時間を設定してから、大入賞口を開放させる(S
1536)。
【0078】次のマシンサイクルにおいて、ステップ1
504での大入賞口は開放時間中かの判断が、今度は開
放時間中であるので(S1504:Yes)、ステップ
1506へ進む。該ステップ1506では、大入賞口開
放時間タイマがタイムアップしたかを判断する。ここで
は、大入賞口を開放したばかりなので(S1506:N
o)、ステップ1508へ進み、CPU102は、カウ
ントSW:ONかを判断する(S1508)。ここで、
カウントスイッチを通過していなかったら(S150
8:No)、処理を終了する。他方、通過した場合は
(S1508:Yes)、ステップ1510へ進み、R
=15かを判断する。ここで、大入賞口を開放するのは
最初なので(S1510:No)、ステップ1512へ
進み、特定領域SW:ONかを判断する。このステップ
1512では、遊技球が大入賞口51へ入賞した際に特
定領域を通過したなら(S1512:Yes)、ステッ
プ1514へ進み、通過していなければ(S1512:
No)、ステップ1516へ進む。ここでは通過したと
して説明を続ける(ステップ1512:Yes)。該通
過により、特定領域SWはON状態になる(S151
4)。次にカウント数≧9か、即ち、大入賞口に遊技球
が9個入賞したかを判断する(S1516)。大入賞口
への入賞により、9カウントになると(S1516:Y
es)、ステップ1518へ進み、大入賞口閉口コマン
ドの指示を出して、大入賞口51を閉じる。9個検出し
たタイミングで閉じることで大入賞口へ平均10個入賞
させる。
【0079】そして、ステップ1520へ進み、特定領
域SWはON状態になっているかを判断する。ここで
は、上述したようにON状態になっているので(S15
20:Yes)、ステップ1522へ進み、特定領域S
WをOFF状態にする。引き続き、ステップ1524へ
進み、大入賞口に入賞したカウント数をリセットした
後、ステップ1526へ進み、R=R+1にする。上述
したようにRはラウンドが開放した数を指し、大入賞口
が閉口して、特定領域SWがONされていれば、それを
1回として数える。
【0080】次のマシンサイクルで、ステップ1530
での開放後インターバル時間かの判断が、今度は開放後
インターバル時間なので(S1530:Yes)、ステ
ップ1532まで進む。開放後インターバル時間がタイ
マタイムアップとなると(ステップ1532:Ye
s)、ステップ1534へ進んで、大入賞口び開放時間
を設定してから、再び大入賞口を開放する(S153
6)。
【0081】引き続き、大入賞口の開放を16回繰り返
した際の処理の流れを説明する。16R目では、それま
でに大入賞口が連続して開いた回数は15回なのでR=
15となる。まず大入賞口開放時間中であるとして(S
1504:Yes)、ステップ1506へ進み、大入賞
口開放時間タイマがタイムアップするまでは(S150
6:No)、ステップ1508へ進み、カウントSW:
ONかの判断で、カウントスイッチを通過した場合は
(S1508:Yes)、ステップ1510へ進み、R
=15かを判断する。ここではR=15になっているた
め(S1510:Yes)、特定領域SWをON状態に
することなく、ステップ1516へ移行する。ステップ
1516の判断でカウント数≧9になることで(S15
16:Yes)、ステップ1518へ進み、大入賞口閉
口コマンドの指示を出力してから、ステップ1520へ
進み、特定領域SWはON状態かを判断する。上述した
ようにR=15となっており、特定領域SWはON状態
にしていないため(S1520:No)、ステップ15
28へ進み、Rが16にされる。
【0082】次回のマシンサイクルで、ステップ150
4における大入賞口は開放時間中かの判断において、現
在の状態は最終ラウンドが終了しているので(S150
4:No)、ステップ1530へ進む。該ステップ15
30での開放後インターバル時間かの判断で、今の状態
は大当りが終了して終了デイレー時間に入るので(S1
530:No)、ステップ1538へ移行する。該ステ
ップ1538でのR=16かの判断で、現時点でR=1
6であるので(S1538:Yes)、ステップ154
2へ進み、終了ディレー時間タイマがタイムアップかを
判断する。ここで、タイムアップが未だなら(S154
2:No)、当該処理を終了する。他方、タイムアップ
すれば(S1542:Yes)、ステップ1544へ進
み、Rをリセットしてから、大当りフラグをOFFにし
処理を終了する(S1546)。
【0083】[第1実施形態の改変例]引き続き、第1実
施形態の改変例について図13、図14を参照して説明
する。第1実施形態では、大当たりが特定図柄で発生し
た際に、大当たり図柄を確定表示した直後から、普通電
動役物42の開放時間を高確率状態での2.0秒に延長
し、普通図柄表示装置32の変動時間を低確率状態下の
29.5秒から高確率状態下の6.7秒へ短縮した。こ
の特別図柄表示装置34の図柄変動時間の切替を、大当
たりの確定図柄の表示後、新たに変動を開始するものを
短縮時間で図柄変動させた。これに対して、第1実施形
態の改変例では、大当たりの確定図柄の表示後、新たな
確率状態に応じて変動中のものを停止させる。
【0084】第1実施形態の改変例に係る普通図柄表示
装置32での図柄変動と普通電動役物42の開放時間と
を図14のタイミングチャートを参照して説明する。図
14(A)は、低確率状態において特定図柄の大当たり
が発生した場合であって、普通図柄表示装置32で図柄
変動中に特定図柄が表示された場合を示している。特別
図柄表示装置34が図柄を停止して3秒たってから大入
賞口51の開放が開始され、特別図柄表示装置34では
大当たりのデモ表示がなされる。ここで、低確率状態で
普通図柄表示装置32での図柄変動中に、特定図柄での
大当たりが発生すると、普通図柄表示装置32は、低確
率状態の変動固定時間29.5秒未満でも、高確率状態
での変動固定時間の6.7秒を経過していれば、特別図
柄表示装置34の図柄変動の停止と同時に停止し、6.
7秒を経過していないときには、6.7秒を経過した時
点で停止する。そして、変動が停止してから0.5秒経
過した際、普通電動役物42を高確率状態での開放時間
である2秒間開放させる。また、特定図柄での大当たり
が発生した以降、普通図柄表示装置32が図柄変動する
際には、高確率状態での6.7秒の変動時間が設定され
る。
【0085】図14(B)は、高確率状態において低確
率へ移行する普通図柄の大当たりが発生した場合であっ
て、普通図柄表示装置32で図柄変動中に普通図柄が表
示された場合を示している。特別図柄表示装置34が図
柄を停止して3秒してから大入賞口51の開放が開始さ
れる。ここで、高確率状態で普通図柄表示装置32での
図柄変動中に、普通図柄での大当たりが発生すると、普
通図柄表示装置32は、低確率状態の変動固定時間2
9.5の変動を行う。そして、変動が停止してから0.
5秒経過した際、普通電動役物42を低確率状態での開
放時間である0.2秒間開放させる。また、普通図柄で
の大当たりが発生した以降、普通図柄表示装置32が図
柄変動する際に、低確率状態での29.5秒の変動時間
が設定される。
【0086】図13は、第1実施形態の改変例に係る普
通図柄・普通電役処理を示している。ステップ624以
降の普通図柄の変動開始処理については、図7を参照し
て上述した第1実施形態と同様であるため、普通図柄表
示装置32の図柄変動を開始した以降の処理について説
明する。普通図柄の変動中は(S610:Yes)、設
定された変動タイマーがタイムアップしたかを判断する
(S612)。ここで、設定された変動タイマーがタイ
ムアップする前でも(S612:No)、図14(A)
を参照して上述したように、低確率状態から高確率状態
になり高確率フラグが設定され(S650:Yes)、
特別図柄が変動停止した際には(S652:Yes)、
高確率状態での変動固定時間である6.7秒を経過した
際に(S654:Yes)、普通図柄表示装置32の図
柄変動を停止する(S614)。
【0087】一方、設定された変動タイマーがタイムア
ップした後であっても(S612:Yes)、図14
(B)を参照して上述したように、高確率状態から低確
率状態になり高確率フラグがオフされ(S660:Ye
s)、特別図柄が変動停止した際には(S662:Ye
s)、低確率状態での変動固定時間である29.5秒を
経過するまでは(S664:No)、普通図柄表示装置
32の図柄変動を継続する(S622)。
【0088】[第2実施形態]引き続き、本発明の第2実
施形態に係るパチンコ機について説明する。上述した第
1実施形態では、特定図柄での大当たりが発生した際
に、直ちに普通図柄表示装置32の変動時間を短くする
と共に、普通電動役物42の開放時間を長くした。これ
に対して、第2実施形態では、特定図柄での大当たりが
発生した際に、直ちに普通図柄表示装置32の変動時間
を短くすると共に、普通電動役物42の開放回数を2回
に増大させる。
【0089】第2実施形態の普通図柄・普通電役処理に
ついて、図15のフローチャートを参照して説明する。
ここで、S624〜S640での処理は、図7を参照し
て上述した第1実施形態と同様であるため説明を省略す
る。変動タイマがスタートし普通図柄が変動すると(S
610:Yes)、普通図柄の変動時間を設定してある
変動タイマがタイムアップしたかを判断する(S61
2)。ここで、タイムアップするまでは(S612:N
o)、ステップ622へ進み、図柄の変動を続ける。そ
して、変動タイマがタイムアップ状態になった時に(S
612:Yes)、ステップ614へ進み、CPU10
2は、左上ダイオード、中央ダイオード、右下ダイオー
ドにより当たり図柄、または、ハズレ図柄を表示する。
【0090】その後、ステップ616へ進み、当りフラ
グがONかを判断する。ここで、当たりフラグがONな
ら(S616:Yes)、ステップ618へ進み、普通
電動役物の作動を開始させ、ステップ620へ進み、高
確率状態を示す高確率フラグが設定されているか否かを
判断する。ここで、高確率フラグが設定されている場合
には(S620:Yes)、高確率状態での普通電動役
物42の残り開放回数を示す変数Fを1に設定する(S
624)。他方、高確率フラグが設定されていないとき
には(S620:No)、処理を終了する。
【0091】次のマシンサイクルにおいて、ステップ6
02での普通電動役物が作動しているかの判断におい
て、普通電動役物が作動した際には(S602:Ye
s)、ステップ604へ進み、普通電動役物の作動タイ
マがタイムアップしているか否かを判断する。ここで、
タイムアップした際に(S604:Yes)、ステップ
606へ進み、普通電動役物の作動を終了させ、ステッ
プ608へ進み、当りフラグをOFFにする。
【0092】更に次のマシンサイクルにおいて、普通電
動役物42の閉成中は(S602:No)、普通電動役
物42の残り開放回数を示す変数Fが1かを判断する
(S672)。ここで、高確率状態において、普通電動
役物42を1回しか開放していないときには(S67
2:Yes)、Fを0にリセットした後(S674)、
2回目の普通電動役物42の開放を行う(S678)。
以降の処理は、上記S602〜S608での処理と同様
であるため、説明を省略する。
【0093】第2実施形態のパチンコ機は、大当たり図
柄が特定図柄の際に、大当たりによる大入賞口51の開
放中から、普通電動役物42の開放回数を多くすること
で、特定図柄による利益を提供でき、特定図柄の大当た
り発生の際の興趣を更に高めることができる。即ち、大
入賞口への入賞個数に制限があり、大当たり遊技中に大
入賞口に入賞させることによって獲得できる遊技球数が
概ね決まっていたとしても、入賞個数に制限のない普通
電動役物42の開放回数を多くし、大入賞口51へ入賞
する球を該普通電動役物42側に入賞させることで入賞
個数を増やし、賞球数増大という特別の利益を遊技者に
提供することで、特定図柄の大当たり発生の際の興趣を
更に高めることができる。
【0094】[第2実施形態の改変例]引き続き、第2実
施形態の改変例について説明する。第2実施形態では、
大当たりが特定図柄で発生した際に、大当たり図柄を確
定表示した直後から、普通電動役物42の開放回数を高
確率状態での2回に増やし、普通図柄表示装置32の変
動時間を低確率状態下の29.5秒から高確率状態下の
6.7秒へ短縮した。この特別図柄表示装置34の図柄
変動時間の切替を、大当たりの確定図柄の表示後、新た
に変動を開始するものを短時間で図柄変動を行った。こ
れに対して、第2実施形態の改変例では、大当たりの確
定図柄の表示後、変動中の普通図柄表示装置32を新た
な状態に応じて変動停止させる。
【0095】図16は、第1実施形態の改変例に係る普
通図柄・普通電役処理を示している。ステップ624以
降の普通図柄の変動開始処理については、図7を参照し
て上述した第1実施形態と同様であるため、普通図柄表
示装置32の図柄変動を開始した以降の処理について説
明する。普通図柄の変動中は(S610:Yes)、設
定された変動タイマーがタイムアップしたかを判断する
(S612)。ここで、設定された変動タイマーがタイ
ムアップする前でも(S612:No)、低確率状態か
ら高確率状態になり高確率フラグが設定され(S65
0:Yes)、特別図柄が変動停止した際には(S65
2:Yes)、高確率状態での変動固定時間である6.
7秒を経過した際に(S654:Yes)、普通図柄表
示装置32の図柄変動を停止する(S614)。
【0096】一方、設定された変動タイマーがタイムア
ップした後であっても(S612:Yes)、高確率状
態から低確率状態になり高確率フラグがオフされ(S6
60:Yes)、特別図柄が変動停止した際には(S6
62:Yes)、低確率状態での変動固定時間である2
9.5秒を経過するまでは(S664:No)、普通図
柄表示装置32の図柄変動を継続する(S622)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機の正面図で
ある。
【図2】図1に示すパチンコ機の遊技領域の正面図であ
る。
【図3】(A)、(B)は、図2に示す入賞装置の斜視
図である。
【図4】図1に示すパチンコ機の制御装置のブロック図
である。
【図5】実施形態に係るパチンコ機を制御するためのメ
インルーチンのフローチャートである。
【図6】図5に示す普通図柄始動処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図7】図5に示す普通図柄・普通電役制御処理のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図8】図5に示す特別図柄始動処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図9】図5に示す特別図柄変動処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図10】図5に示す大入賞口制御処理のサブルーチン
のフローチャートである。
【図11】(A)、(B)、(C)は、大当たりの発
生、当たりの発生、大当たり図柄を決定する乱数の説明
図である。
【図12】(A)、(B)は、普通図柄表示装置での図
柄変動と普通電動役物の開放時間とを示すタイミングチ
ャートである。
【図13】第1実施形態の改変例に係る普通図柄・普通
電役制御処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図14】(A)、(B)は、第1実施形態の改変例に
係る普通図柄表示装置での図柄変動と普通電動役物の開
放時間とを示すタイミングチャートである。
【図15】第2実施形態に係る普通図柄・普通電役制御
処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図16】第2実施形態の改変例に係る普通図柄・普通
電役制御処理のサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ機 13 遊技盤 23 発射ハンドル 30 センターケース 32 普通図柄表示装置 34 特別図柄表示装置(図柄表示装置) 34a 左表示領域 34b 中表示領域 34c 右表示領域 41 第1種始動口 42 普通電動役物 51 大入賞口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄表示装置にて図柄を変動表示し、予
    め定められた複数の大当たり図柄の何れかを確定表示し
    た際に大当たり遊技を提供する遊技機において、 前記複数の大当たり図柄の内の所定の特定図柄を確定表
    示した際には、当該確定表示した直後から、前記大当た
    り遊技とは異なる利益ある遊技を提供することを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 図柄表示装置にて図柄を変動表示し、予
    め定められた複数の大当たり図柄の何れかを確定表示し
    た際に大当たり遊技を提供し、更に大当たり図柄が所定
    の特定図柄の際に、前記大当たり遊技の提供を終了した
    後に、特別の利益有る遊技を提供する遊技機において、 前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
    り図柄を確定表示した直後から、前記特別の利益有る遊
    技の一部の提供を開始することを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 普通図柄表示装置にて図柄を変動表示
    し、当たり図柄を表示した際に普通電動役物を開放する
    と共に、 特別図柄表示装置にて図柄を変動表示し、大当たり図柄
    を確定表示した際に大入賞口を開放し、更に大当たり図
    柄が特定図柄の際に、該大入賞口の開放を終了した後
    に、所定条件下で次大当たり発生の確率を高める遊技機
    において、 前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
    り図柄を確定表示した直後から、前記普通電動役物の開
    放時間を延長することを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 普通図柄表示装置にて図柄を変動表示
    し、当たり図柄を表示した際に普通電動役物を開放する
    と共に、 特別図柄表示装置にて図柄を変動表示し、大当たり図柄
    を確定表示した際に大入賞口を開放し、更に大当たり図
    柄が特定図柄の際に、該大入賞口の開放を終了した後
    に、所定条件下で前記特別図柄表示装置での図柄変動の
    時間を短縮する遊技機において、 前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
    り図柄を確定表示した直後から、前記普通電動役物の開
    放時間を延長することを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 普通図柄表示装置にて図柄を変動表示
    し、当たり図柄を表示した際に普通電動役物を開放する
    と共に、 特別図柄表示装置にて図柄を変動表示し、大当たり図柄
    を確定表示した際に大入賞口を開放し、更に大当たり図
    柄が特定図柄の際に、該大入賞口の開放を終了した後
    に、所定条件下で次大当たり発生の確率を高める遊技機
    において、 前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
    り図柄を確定表示した直後から、前記普通図柄表示装置
    の変動時間を短縮することを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 普通図柄表示装置にて図柄を変動表示
    し、当たり図柄を表示した際に普通電動役物を開放する
    と共に、 特別図柄表示装置にて図柄を変動表示し、大当たり図柄
    を確定表示した際に大入賞口を開放し、更に大当たり図
    柄が特定図柄の際に、該大入賞口の開放を終了した後
    に、所定条件下で前記特別図柄表示装置での図柄変動の
    時間を短縮する遊技機において、 前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
    り図柄を確定表示した直後から、前記普通図柄表示装置
    の変動時間を短縮することを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 普通図柄表示装置にて図柄を変動表示
    し、当たり図柄を表示した際に普通電動役物を開放する
    と共に、 特別図柄表示装置にて図柄を変動表示し、大当たり図柄
    を確定表示した際に大入賞口を開放し、更に大当たり図
    柄が特定図柄の際に、該大入賞口の開放を終了した後
    に、所定条件下で次大当たり発生の確率を高める遊技機
    において、 前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
    り図柄を確定表示した直後から、前記普通電動役物の開
    放回数を増加させることを特徴とする遊技機。
  8. 【請求項8】 普通図柄表示装置にて図柄を変動表示
    し、当たり図柄を表示した際に普通電動役物を開放する
    と共に、 特別図柄表示装置にて図柄を変動表示し、大当たり図柄
    を確定表示した際に大入賞口を開放し、更に大当たり図
    柄が特定図柄の際に、該大入賞口の開放を終了した後
    に、所定条件下で前記特別図柄表示装置での図柄変動の
    時間を短縮する遊技機において、 前記大当たり図柄が前記特定図柄の際には、前記大当た
    り図柄を確定表示した直後から、前記普通電動役物の開
    放回数を増加させることを特徴とする遊技機。
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