JPH07213360A - コーナー部を利用した棚の連結構造 - Google Patents

コーナー部を利用した棚の連結構造

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JPH07213360A
JPH07213360A JP1300394A JP1300394A JPH07213360A JP H07213360 A JPH07213360 A JP H07213360A JP 1300394 A JP1300394 A JP 1300394A JP 1300394 A JP1300394 A JP 1300394A JP H07213360 A JPH07213360 A JP H07213360A
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long
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JP1300394A
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Hiroyuki Sawa
広幸 澤
Kazuya Nagae
和弥 永江
Katsumi Yamazaki
克実 山崎
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納のコスト性や見栄えを向上でき、しかも
棚の寸法調整が容易なコーナー部を利用した棚の連結構
造を提供すること。 【構成】 2つの長尺棚1,2は、取付け治具としての
取付け金具6を介して連結される。取付け金具6は、第
1の接続片としての垂直接続片7と、第2の接続片とし
ての水平接続片8とを備えている。垂直接続片7は、第
1の長尺棚1の側部木口面1dに木ねじ11によって接
続される。水平接続片8は第2の長尺棚2の裏面に木ね
じ11によって接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーナー部を利用した
棚の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家屋等に収納を設けるにあた
って、収納を構成する棚(上板、地板、棚板など)同士
をコーナー部において連結させたい場合がある。
【0003】図11には、収納における棚の連結構造の
一例が示されている。この収納の連結構造では、図12
に示されるように一枚の板材20をコーナー部の形状に
合わせてカットし、それをコーナー用棚21として使用
している。
【0004】また、図13に示される収納の連結構造で
は、二枚の棚板22,23を直交させて配置するととも
に、一方の棚板22上に他方の棚板23の端部を支持さ
せている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術には下記のような問題点があった。図11の連結構
造にはコーナー用棚21を組み付けたときの見栄えがよ
いという利点がある反面、板材20を複雑な形状にカッ
トする必要があり、加工コストが高くなりやすいという
欠点がある。また、材料採りのときにロス20aがでる
ことから、必然的に材料コストも高くなりやすい。特に
このようなロス20aは、得ようとするコーナー用棚2
1が大きくなるほど増加する。
【0006】逆に使用するコーナー用棚21の面積を小
さくすると、コーナー用棚21を支持するための側板2
4や帆立板25が接近してしまい、物を出し入れする際
にそれらが邪魔になってしまう。
【0007】さらに、この連結構造の場合、いったん板
材20をカットしてしまうと、後で寸法を調整すること
が難しくなる。また、図13の連結構造の場合、少なく
とも図11のコーナー用棚21のときほど材料のロスが
大きくないという利点がある反面、棚板22,23同士
が重なり合う分だけ余分に材料を要するという欠点があ
る。また、この連結構造では棚板22,23が段違いに
なることから、どうしても見栄えが悪くなり、しかも二
枚の棚板22,23の両方にわたって物を置くときに不
便になる。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、収納のコスト性及び見栄えを向上
させることができ、しかも棚の寸法調整を容易に行うこ
とができるコーナー部を利用した棚の連結構造を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、側部木口面が部屋のコーナー部の壁
面に当接するように配設された二枚の長尺棚によって構
成されると共に、一方の長尺棚の側部木口面に他方の長
尺棚の端部木口面が連結されてなる棚の連結構造であっ
て、少なくとも第1の長尺棚の側部木口面及び第2の長
尺棚の端部木口面のうちのいずれかに接続される第1の
接続片と、少なくとも前記両長尺棚のうちのいずれかの
表面若しくは裏面またはそれらの表裏面に接続される第
2の接続片とを持つ取付け治具を介して、前記両長尺棚
同士が連結されてなることを特徴とするコーナー部を利
用した棚の連結構造をその要旨としている。
【0010】この発明において、前記取付け治具を、例
えば第1の接続片の端縁部に第2の接続片を垂直に突設
させてなる取付け金具としても良い。また、その取付け
金具の第1の接続片及び第2の接続片に、それぞれテー
パ面を有する貫通孔を形成しても良い。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によると、取付け治具の
第1の接続片及び第2の接続片を介して、第1の長尺棚
の側部木口面と第2の長尺棚の端部木口面とが連結され
る。この構成では各々の木口面同士を接続することを特
徴としているため、第1の長尺棚と第2の長尺棚とがほ
ぼ同一平面上において連結した状態となる。また、この
発明によると、長尺棚を作製するときでも板材を複雑な
形状にカットする必要がなく、その長さのみを調整すれ
ば足りることとなる。
【0012】第2の接続片を垂直に突設させた請求項2
に記載の発明によると、側部木口面と端部木口面との間
に第1の接続片を配置したときに、いずれかの長尺棚の
少なくとも表面または裏面に第2の接続片を密着させる
ことができる。
【0013】貫通孔を形成した請求項3に記載の発明に
よると、取付け治具をねじ等によって容易に固定するこ
とができる。また、この発明によると、貫通孔のテーパ
面内にねじ等の頭部を収容することができるため、第1
の接続片及び第2の接続片の表面をフラットに保つこと
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例の「コー
ナー部を利用した棚」を図1〜図5に基づき詳細に説明
する。
【0015】図1に示されるように、本実施例の棚は、
第1の長尺棚1及び第2の長尺棚2によって構成されて
いる。また、それらの長尺棚1,2は、垂直に立設され
た側板3,4及び帆立板5により所定の高さにて水平に
支持されている。本実施例の場合、第1の長尺棚1及び
第2の長尺棚2は同じ板材から作製されたものであるた
め、両者の幅及び厚さについては等しいものとなってい
る。また、両長尺棚1,2は特に切り欠き部分などを有
さず、ともに長方形状を呈している。
【0016】第1の長尺棚1は、一方の側部木口面1a
が部屋のコーナー部の壁面Wに当接するように配置され
ている。第1の長尺棚1の一方の端部木口面1bは側板
3に固定され、他方の端部木口面1cは帆立板5に固定
されている。
【0017】第2の長尺棚2は、一方の側部木口面2a
が部屋のコーナー部の壁面Wに当接するように配置され
ている。第2の長尺棚2の一方の端部木口面2bは、側
板4に固定されている。第2の長尺棚2の他方の端部木
口面2cは、第1の長尺棚1の側部木口面1dに対して
連結される。その際、両長尺棚1,2の間には、取付け
治具としての断面略L字状の取付け金具6が介在され
る。
【0018】図2に示されるように、取付け金具6は、
第1の接続片としての垂直接続片7と、第2の接続片と
しての水平接続片8とを有している。水平接続片8は、
垂直接続片7の片側の端縁部に垂直に突設されたもので
ある。本実施例の場合、前記の取付け金具6として、厚
さ1mm〜3mmの金属板(例えば鉄板など)を直角に折り
曲げることによって形成されたものが使用されている。
また、長尺棚1,2との一体感を増すために、本実施例
では長尺棚1,2の色とほぼ同じ色に着色された取付け
金具6が使用されている。
【0019】本実施例の取付け金具6において、垂直接
続片7の形状は、第2の長尺棚2の断面形状(即ち、端
部木口面2cの形状)とほぼ等しくなっている。また、
水平接続片8の形状は、垂直接続片7の形状と等しくな
っている。
【0020】図2に示されるように、垂直接続片7には
テーパ面9aを有する貫通孔9が3個透設されている。
前記各貫通孔9のテーパ面9aは、L字の内側方向に広
がっている。同じく水平接続片8にはテーパ面10aを
有する貫通孔10が3個透設されている。ただし、前記
各貫通孔10のテーパ面10aは、L字の外側方向に広
がっている。そして、これらの貫通孔9,10には、取
付け金具6を固定するための木ねじ11が挿通されるよ
うになっている。
【0021】次に、第1の長尺棚1と第2の長尺棚2と
を連結する手順について説明する。まず、垂直に立設し
ている側板3及び帆立板5に第1の長尺棚1を固定す
る。次に、図3に示されるように、第1の長尺棚1の側
部木口面1dに対し、取付け金具6の垂直接続片7の片
側面を配置する。その際、水平接続面8を手前側に向け
ておく。そして、木ねじ11を各貫通孔9aに挿通させ
ることによって、第1の長尺棚1に取付け金具6を固定
する。次に、水平接続片8の上面に第2の長尺棚2の一
端を載せるとともに、木ねじ11を各貫通孔10aに挿
通させることによって前記取付け金具6を固定する。す
ると、垂直接続片7が第1の長尺棚1の側部木口面1d
に接続され、水平接続片8が第2の長尺棚2の裏面に接
続された状態となる。
【0022】さて、本実施例のコーナー部を利用した棚
によると、取付け治具6の垂直接続片7及び水平接続片
8を介して、第1の長尺棚1の側部木口面1dと第2の
長尺棚2の端部木口面2cとが連結される。そして、こ
の構成では側部木口面1dと端部木口面2cとを接続す
ることとしているため、第1の長尺棚1と第2の長尺棚
2とがほぼ同一平面上において連結した状態となる。ゆ
えに、一方の棚板上に他方の棚板の端部を支持させると
いう従来の連結構造とは異なり、接続部分に段差ができ
ることがない。このため、長尺棚1,2の一体感が増
し、収納の見栄えが向上する。また、見栄えが向上する
ばかりでなく、二枚の長尺棚1,2の両方にわたって物
を置くことも可能になるため、コーナー部の有効利用が
いっそう図られる。
【0023】また、この発明によると、長尺棚1,2を
作製するときでも板材を複雑な形状にカットする必要が
ないという利点がある。そして、第2の長尺棚2を作製
するときでも、第1の長尺棚1の側部木口面1dと側板
4との間の距離に応じて、板材の長さのみを微調整すれ
ばよいものとなる。ゆえに、材料のロスも極めて少な
く、加工コストもそれほどかからない。しかも、板材を
複雑な形状にカットする必要のあった従来の連結構造と
は異なり、棚の寸法調整を容易に行うことができる。さ
らに、この発明によると、コーナー用棚板として長尺棚
1,2を使用することができるため、それを支持するた
めの側板3,4と帆立板5とを離間して配置することが
できる。このため、側板3,4及び帆立板5が邪魔にな
ることもなく、収納の使い勝手が向上する。
【0024】また、この取付け金具6では垂直接続片7
の端縁部に水平接続片8を垂直に突設させている。この
ため、側部木口面1dと端部木口面2cとの間に垂直接
続片7を配置したときに、水平接続片8を第2の長尺棚
2の裏面に確実に密着させることができる。従って、収
納の見栄えがいっそう向上する。
【0025】さらに、前記取付け金具6には複数の貫通
孔9,10が形成されているため、木ねじ11を用いて
取付け金具6を長尺棚1,2に容易に固定することがで
きる。また、貫通孔9,10のテーパ面9a,10a内
に木ねじ11の頭部を収容することができるため、垂直
接続片7及び水平接続片8の表面をフラットに保つこと
ができる。そして、特に垂直接続片7がフラットになる
結果、両長尺棚1,2のあいだに隙間が形成され難くな
くなる。ゆえに、両長尺棚1,2の一体感が増し、収納
の見栄えが極めてよくなる。
【0026】また、本実施例のような棚の連結構造で
は、垂直接続片7の貫通孔9に挿通された木ねじ11
と、水平接続片8の貫通孔10に挿通された木ねじ11
とによって取付け金具6が固定されることを特徴として
いる。つまり、木ねじ11によって二方向(垂直方向及
び水平方向)からの荷重を支えることができるため、連
結部分に充分な強度を確保することができる。その結
果、両長尺棚1,2にわたって、重い物や大きな物等を
載置することも可能になる。
【0027】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、以下のような構成に変更することが可能
である。例えば、 (1) 図6(a),図6(b)に示される別例1の取
付け金具15を用いた連結構造としてもよい。前記取付
け金具15は、垂直接続片7と、その両方の端縁部に垂
直に突設されてなる二枚の水平接続片8とを有してな
り、長尺棚1の側部木口面1dには、該水平接続片8が
嵌合するような切欠き構造が設けられ、その切欠き構造
に水平接続片8を嵌合させ、長尺棚1の側部木口面1d
と長尺棚2の端部木口面2cとを接続することを特徴と
している。
【0028】従って、上記の連結構造の場合、垂直接続
片7が第1の長尺棚1の側部木口面1dに接続された状
態となる。また、一方の水平接続片8が第2の長尺棚2
の裏面に接続され、他方の水平接続片8が第1の長尺棚
1の表面に同表面が平坦になるように接続された状態と
なる。このような構成であると、長尺棚1,2の裏面の
みならず表面にも水平接続片8を固定することができる
ため、接続部分の強度がいっそう向上する。また、接続
部分も平坦であり、物を載置するときに邪魔にならな
い。なお、前記の取付け金具15を用いる場合、図6
(a)に示されるように、貫通孔9,10の位置を互い
違いにしておくことがよい。つまり、貫通孔9に挿通さ
れる木ねじ11と、貫通孔10に挿通される木ねじ11
との干渉を避けるためである。この場合、貫通孔9,1
0の数や配設位置については任意に変更することが可能
である。
【0029】(2) 図7(a),図7(b)に示され
る別例2の取付け金具16を用いた連結構造としてもよ
い。この取付け金具16は、垂直接続片7と二枚の水平
接続片8とを有する点において別例1と共通している。
ただし、垂直接続片7の一つの端縁部に二枚の水平接続
片8を突設させていることから、前記取付け金具16は
断面略ト字状を呈したものとなっている。従って、この
連結構造の場合、垂直接続片7が第1の長尺棚1の側部
木口面1dに接続された状態となる。また、一方の水平
接続片8が第2の長尺棚2の裏面に接続され、他方の水
平接続片8が第1の長尺棚1の裏面に接続された状態と
なる。このような取付け金具16を用いると、実施例の
ときと同じく物を載置する面側に水平接続片8が存在し
なくなるため、収納の見栄えがよくなる。
【0030】(3) 図8(a),図8(b)に示され
る別例3の取付け金具17を用いた連結構造としてもよ
い。この取付け金具17は、垂直接続片7と三枚の水平
接続片8とを有しているため、断面略ユ字状を呈してい
る。勿論、垂直接続片7と四枚の水平接続片8とからな
る断面略エ字状の取付け金具であってもよい。
【0031】長尺棚1の側部木口面1dと長尺棚2の端
部木口面2cとには、金具の水平接続片8が嵌合するよ
うに切欠き構造が設けられており、この切欠き構造に水
平接続片8を嵌合させて表面が平坦になるように、長尺
棚1,2を連結できる。接続部分の表面が平坦であるた
め、物を載置しても邪魔にならない。また、断面略ユ字
状の取付け金具17は強度を確保できる。
【0032】(4) 図9に示される別例4の取付け金
具18を用いた連結構造としてもよい。この取付け金具
18は、実施例と同じく断面略L字状である。ただし、
この取付け金具18は、垂直接続片7の両面及び水平接
続片8の片面に接着剤層19を備えている。上記のよう
に接着剤層19を形成しておくと、貫通孔9,10が不
要になり、しかも取付け金具18の接続が容易になる。
また、接着剤層19及び貫通孔9,10の両方を設けて
おけば、貫通孔9,10のみを設けたときよりも優れた
接続強度を確保することができる。勿論、取付け金具1
8の断面形状はL字状のみに限定されることはない。
【0033】(5) 実施例のように貫通孔9,10の
両方にテーパ面9a,10aを設けることは、必須とい
うわけではない。例えば、長尺棚1,2のあいだの隙間
を防止したい場合には、垂直接続片7側の貫通孔9のみ
にテーパ面9aを設けるだけでも足りる。また、当該部
分にテーパ面9aを持たない取付け金具であっても、後
で前記隙間を埋めてやれば一体感を損なうこともない。
【0034】(6) 前記実施例の取付け金具6を固定
する場合、例えば垂直接続片7を第2の長尺棚2の端部
木口面2cに接続した後、水平接続片8を第1の長尺棚
1の側部木口面1dに接続するという手順にしてもよ
い。
【0035】(7) 取付け治具6,15,16,1
7,18は金属製の治具に限定されることはなく、例え
ばプラスティック、木、セラミックス等からなる治具で
あってもよい。ただし、強度、加工性、コスト性等の観
点からみると、金属製のものを選択することが最も好ま
しいといえる。
【0036】(8) 図9(a)〜(c)には別例5の
連結構造が示されている。この連結構造では、別例5の
取付け金具Kとして、垂直接続片7とその両方の端縁部
に垂直に突設されてなる2枚の水平接続片8とを持ち、
垂直接続片7には突起構造Pが設けられてなるものを用
いる。長尺棚1の側部木口面1dには、水平接続片8が
嵌合するように切欠き構造が設けられる。また、長尺棚
2の端部木口面2cには、突起構造Pを嵌合するための
溝Rが設けられてなる。取付け金具Kの水平接続片8を
長尺棚1の切欠き構造に嵌め込み、水平接続片8の貫通
孔10にねじを嵌め込み、固定する。次いで、突起構造
Pを溝Rに嵌め込み、長尺棚2を固定する。このような
構造にすることにより、長尺棚2の取り付け、取り外し
ができる。また、接続部分は平坦で物を載置しても邪魔
になる部分がない。また、裏からのねじ止めの必要がな
い。裏からねじを止めることは意外に面倒であり、この
手間を省くことができる。
【0037】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施例及び各別例によって把
握される技術的思想をその効果とともに以下に列挙す
る。 (1) 請求項2において、取付け治具は断面略L字状
であること。この構成であると、長尺棚の表面側または
裏面側のいずれかに水平接続片を配置することができ
る。つまり、使用者にとって見えにくくなる面側に水平
接続片8を配置できることになり、収納の見栄えがいっ
そう向上する。また、構成が極めて簡単であるため、金
属板から比較的容易に取付け治具を得ることができる。
【0038】(2) 請求項2または技術的思想1にお
いて、水平接続片は長尺棚の裏面側に配置すること。物
を載置したとき取付け金具が邪魔にならないからであ
る。 (3) 請求項2,技術的思想1,2のいずれかにおい
て、取付け金具の垂直接続片及び水平接続片に貫通孔を
形成すること。この構成であると、貫通孔にねじ等を挿
通させることによって、取付け金具を容易に固定するこ
とができる。
【0039】(4) 請求項1〜3,技術的思想1〜3
のいずれかにおいて、第1の接続片(または垂直接続
片)及び第2の接続片(または水平接続片)のうち少な
くともいずれかの表面に接着剤層を形成すること。この
構成であると、接着剤層を介して取付け治具を容易に接
続でき、かつ充分な接続強度を確保できる。
【0040】(5) 請求項1〜3,技術的思想1〜4
のいずれかにおいて、取付け治具は長尺棚の色とほぼ同
じ色であること。この構成であると、取付け治具と長尺
棚との一体感が増し、収納の見栄えがいっそうよくな
る。
【0041】(6) 請求項1〜3,技術的思想1〜5
のいずれかにおいて、長尺棚の表面あるいは裏面には、
取付け治具の水平接続片に嵌合する切欠き構造が設けら
れること。この構成によると、長尺棚の接合部分の表面
が平坦になり、物を載置しても金具が邪魔にならない。
【0042】(7) 請求項1〜3,技術的思想1〜6
のいずれかにおいて、取付け治具の垂直接続片には突起
構造が設けられてなり、長尺棚の端部木口面には突起構
造を嵌め込むための溝が形成されてなること。この構成
であると、長尺棚を自由に取り付けたり、取り外すこと
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1のコーナ
ー部を利用した棚の連結構造によれば、板材を複雑な形
状にカットする必要がないため、収納のコスト性が向上
しかつ棚の寸法調整が容易になるという優れた効果を奏
する。しかも、長尺棚同士がほぼ同一平面上において連
結した状態となるため、収納の見栄えが向上するという
優れた効果をも奏する。
【0044】また、請求項2の棚の連結構造によれば、
側部木口面と端部木口面との間に第1の接続片を配置し
たときに、いずれかの長尺棚の少なくとも表面または裏
面に第2の接続片を密着させることができる。従って、
収納の見栄えがいっそう向上するという優れた効果を奏
する。
【0045】さらに、請求項3の棚の連結構造によれ
ば、貫通孔にねじ等を挿通させることによって、取付け
治具を容易に固定することができるという優れた効果を
奏する。また、両長尺棚のあいだに隙間が形成され難く
なることによって両長尺棚の一体感が増すため、収納の
見栄えが極めてよくなるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のコーナー部を利
用した棚の連結構造を示す部分破断概略斜視図である。
【図2】実施例の取付け金具を示す斜視図である。
【図3】長尺棚同士を接続する手順を説明するための部
分破断拡大斜視図である。
【図4】長尺棚同士を接続する手順を説明するための部
分破断拡大斜視図である。
【図5】図3のA−A線における部分破断拡大断面図で
ある。
【図6】(a)は別例1の取付け金具を示す斜視図、
(b)はその取付け金具の使用状態を示す部分破断拡大
断面図である。
【図7】(a)は別例2の取付け金具を示す斜視図、
(b)はその取付け金具の使用状態を示す部分破断拡大
断面図である。
【図8】(a)は別例3の取付け金具を示す斜視図、
(b)はその取付け金具の使用状態を示す部分破断拡大
断面図である。
【図9】別例4の取付け金具の使用状態を示す部分破断
拡大断面図である。
【図10】(a)は別例5の取付け金具を示す斜視図、
(b)はその使用状態を示す部分破断拡大断面図、
(c)は長尺棚の端部木口面の溝を示す部分斜視図であ
る。
【図11】従来におけるコーナーを利用した棚の連結構
造を示す部分破断概略斜視図である。
【図12】図11の棚に使用されるコーナー用棚を示す
平面図である。
【図13】従来におけるコーナーを利用した棚の連結構
造の別の例を示す部分破断概略斜視図である。
【符号の説明】
1…(第1の)長尺棚、2…(第2の)長尺棚、1a,
1d,2a…側部木口面、1b,1c,2b,2c…端
部木口面、6,15,16,17,18,K…取付け治
具としての取付け金具、7…第1の接続片としての垂直
接続片、8…第2の接続片としての水平接続片、9,1
0…貫通孔、9a,10a…テーパ面、W…壁面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側部木口面が部屋のコーナー部の壁面に当
    接するように配設された二枚の長尺棚によって構成され
    ると共に、一方の長尺棚の側部木口面に他方の長尺棚の
    端部木口面が連結されてなる棚の連結構造であって、 少なくとも第1の長尺棚の側部木口面及び第2の長尺棚
    の端部木口面のうちのいずれかに接続される第1の接続
    片と、少なくとも前記両長尺棚のうちのいずれかの表面
    若しくは裏面またはそれらの表裏面に接続される第2の
    接続片とを持つ取付け治具を介して、前記両長尺棚同士
    が連結されてなることを特徴とするコーナー部を利用し
    た棚の連結構造。
  2. 【請求項2】前記取付け治具は、前記第1の接続片の端
    縁部に前記第2の接続片を垂直に突設させてなる取付け
    金具であることを特徴とする請求項1に記載のコーナー
    部を利用した棚の連結構造。
  3. 【請求項3】前記取付け金具の前記第1の接続片及び第
    2の接続片にそれぞれテーパ面を有する貫通孔を形成し
    たことを特徴とする請求項2に記載のコーナー部を利用
    した棚の連結構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041663A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Noda Corp 天板の連結部材および連結構造
JP6211163B1 (ja) * 2016-10-20 2017-10-11 アクシス株式会社 被支持用具を備えた棚板
JP6294936B1 (ja) * 2016-10-20 2018-03-14 アクシス株式会社 棚構造体

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