JP6294936B1 - 棚構造体 - Google Patents

棚構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP6294936B1
JP6294936B1 JP2016205621A JP2016205621A JP6294936B1 JP 6294936 B1 JP6294936 B1 JP 6294936B1 JP 2016205621 A JP2016205621 A JP 2016205621A JP 2016205621 A JP2016205621 A JP 2016205621A JP 6294936 B1 JP6294936 B1 JP 6294936B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
plate
main
sub
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016205621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018064780A (ja
Inventor
彦坂 尚義
尚義 彦坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AXISCORPORATION
Original Assignee
AXISCORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AXISCORPORATION filed Critical AXISCORPORATION
Priority to JP2016205621A priority Critical patent/JP6294936B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6294936B1 publication Critical patent/JP6294936B1/ja
Publication of JP2018064780A publication Critical patent/JP2018064780A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】人が立ち入り可能な作業空間を備えた収納空間内に組み込むのに好適な、平面視でL字形の棚構造体を提供する。【解決手段】主棚板16と副棚板17を、主棚板16の長さ方向と平行な側辺に副棚板17の一端部が隣接する、平面視でL字形に接続する状態で、収納空間囲壁4〜6,10,11の内側に支持させて成る棚構造体において、前記副棚板17の一端部は、この一端部に取り付けられた被支持用具22の突出片22aが、主棚板16の長さ方向と平行な側辺の上に載置されることにより、当該主棚板16に支持された構成。【選択図】図3

Description

本発明は、主棚板と副棚板とを、主棚板の長さ方向と平行な内側辺に副棚板の一端が隣接する状態で、収納空間囲壁の内側に架設して成る棚構造体に関するものである。
この種の棚構造体は、人が入り込めるような奥行きのある収納空間内において、その正面壁と側面壁とに沿って棚板を平面視でL字形に架設する場合などに利用されるが、従来は、その構成を開示した特許文献を示すことは出来ないが、前記主棚板の長さ方向と平行な内側辺に隣接する副棚板の一端は、収納空間囲壁の何れかに直接支持させることが出来ないので、この副棚板の外側辺が隣接する収納空間囲壁に取り付けられて、副棚板の下側に片持ち状に突出する棚受け金具で支持させるか又は、主棚板の内側辺に沿って立設した棚受けフレームに支持させていた。
上記のように、副棚板の一端を支持させる手段として、片持ち状の棚受け金具を使用する方法では、この副棚板の一端下側に前記棚受け金具が出っ張ることになり、棚受けフレームを使用する方法では、主棚板と副棚板との間の入隅部に、棚受けフレームの支柱が位置することになって、何れの場合も、平面視でL字形に連なる主棚板と副棚板との間のコーナー部に対する物品の出し入れに支障を来す結果になる。又、主棚板と副棚板との関連性が無いので、主棚板の表面と副棚板の表面とを面一に連続させることが難しくなる。勿論、前記副棚板の長さが比較的短いときは、主棚板と副棚板とに分けないで、主棚板と副棚板とを平面視でL字形に一体形成した特殊形状の棚板を使用することも行われていたが、コスト高になっていた。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる棚構造体を提案するものであって、本発明に係る棚構造体は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、主棚板(16)と副棚板(17)とを、主棚板(16)の長さ方向と平行な側辺に副棚板(17)の一端部が隣接する、平面視でL字形に接続する状態で、収納空間囲壁(4,5,6,10,11)の内側に支持させて成る棚構造体であって、前記副棚板(17)の一端部は、この一端部に取り付けられた被支持用具(22)の突出片(22a)が、主棚板(16)の長さ方向と平行な側辺の上に載置されることにより、当該主棚板(16)に支持されている棚構造体において、主棚板(16)の長さ方向の両端には、これら両端が隣接する収納空間囲壁(4,5)に取り付けられた棚板受け具(19,20)に対して上から嵌合する凹窪部(凹溝部(23g,23h)の端部)が設けられ、副棚板(17)の、前記被支持用具(22)を備えていない他端部には、この他端部が隣接する収納空間囲壁(10)に取り付けられた棚板受け具(21)に対して上から嵌合する凹窪部(凹溝部(23g,23h)の端部)が設けられ、主棚板(16)と副棚板(17)の何れもが、持ち上げにより取り外し可能な構成になっている。
上記本発明の構成によれば、主棚板の内側辺に隣接する副棚板の一端部は、この副棚板の一端部に取り付けられた被支持用具の突出片を主棚板の内側辺上に載置するだけで、主棚板の内側辺で支持することが出来るので、従来必要とされていた片持ち状の棚受け金具や、棚受け用フレームなどが不要になり、極めてシンプルで安価に実施することが出来る。しかも、前記棚受け金具や棚受け用フレームなどの存在によって、棚板上や棚板下側の収納空間に対する物品の出し入れに支障を来す恐れがない。又、主棚板の表面と副棚板の表面が面一に連続する高さに副棚板を支持させることが出来、主棚板の内側辺上に載置される被支持用具の突出片の存在が影響しない範囲で、両棚板間に跨って物品を載置することも、両棚板間で物品を滑らすことも支障なく行える。
上記本発明を実施する場合、前記被支持用具(22)は、副棚板(17)の端面に開口する開口部(空洞部(24)の端部)に自転不能に差し込まれる差し込み軸部(25a)と、この差し込み軸部(26)の先端に連設された倒立L字形部(27)を備え、この倒立L字形部(27)の水平板部が、主棚板(16)の上に載置される前記突出片(22a)となるように構成することが出来る。この構成によれば、前記開口部に対する差し込み軸部の差し込み時の倒立L字形部の向きさえ注意すれば、副棚板の一端部に前記突出片を正しく位置させて取り付けることが出来、副棚板の一端部に対する前記被支持用具の取付けが極めて簡単容易に行える。
主棚板と副棚板は、無垢の板材で構成することも出来るが、次のように構成することが出来る。即ち、表面板部(23a)と裏面板部(23b)、及び前記表裏両板部(23a,23b)間に巾方向等間隔おきに並列配置されて表裏両板部(23a,23b)を連結一体化する、板材長さ方向全長にわたって連続する仕切り板部(23c)、から構成された中空合成樹脂製とし、前記棚板受け具(19〜21)に対して上から嵌合する凹窪部は、前記裏面板部(23b)に形成された、板材長さ方向全長にわたって連続する凹溝部(23g,23h)の端部で形成し、この凹溝部(23g,23h)の真上に前記仕切り板部(23c)が配置されるように構成することが出来る。この構成によれば、軽量でしかも必要な耐荷重性能を有する棚板とすることが出来る。
又、上記のような構造の中空合成樹脂製棚板によって本発明を実施する場合、前記被支持用具(22)の差し込み軸部(26)が差し込まれる前記開口部は、表面板部(23a)と裏面板部(23b)、及び隣り合う2つの仕切り板部(23c)で囲まれた矩形断面の空洞部(24)の端部で構成することが出来る。この構成によれば、軽量でしかも必要な耐荷重性能を有する棚板の構造そのままを利用しながら、前記被支持用具の差し込み軸部が自転不能に差し込まれる前記開口部を別途設ける必要がなく、簡単容易に実施することが出来る。
尚、主棚板と副棚板は、その全ての側辺が垂直側面となっている一般的な板材で構成することも出来るが、この主棚板(16)と副棚板(17)を構成する板材(23)は、主棚板(16)と副棚板(17)それぞれの巾方向の一側辺では、裏面が斜め上方に傾斜すると共に、この傾斜裏面(傾斜板部(23e))と表面(表面板部(23a))とが突出円弧面(突出円弧板部(23f))によって接続され、当該板材(23)の巾方向の他側辺では、垂直側面(垂直側板部(23d))によって表裏両面が接続されている構成とし、主棚板(16)は、前記突出円弧面(突出円弧板部(23f))が副棚板(17)に隣接する向きに配置し、副棚板(17)は、その突出円弧面(突出円弧板部(23f))が、主棚板(16)の前記突出円弧面(突出円弧板部(23f))との間で直角入隅部を形成する向きに、配置することが出来る。この構成によれば、主棚板と副棚板の、収納空間の囲壁に隣接する側辺は、垂直側面となっているので、一般的な棚板を使用している場合と同様に、囲壁との間に凹溝が形成されることはなく、小さな物品を載置したようなときにも、収納空間の囲壁との間に当該物品の一部が嵌まり込むようなことはない。しかも、主棚板と副棚板の、人が立つ正面側の側辺は、突出円弧面となっているので、物品の出し入れ時に人の手や肌が摺接しても、傷を負う恐れがなく、安全に使用することが出来る。更に、正面側の側辺は、突出円弧面側ほど斜めに薄肉になっているので、前記突出円弧面の曲率半径を小さくすることが出来、主棚板や副棚板の平坦な表面面積の減じる割合を抑制出来る。
図1Aは、本発明に係る棚構造体を採り入れたクローゼットの、正面扉を取り外した状態の正面図、図1Bは、同上クローゼットの、図1AのA−A線位置での断面図である。 図2Aは、図1BのB−B線断面図、図2Bは、前記クローゼットの、図2AのC−C線位置での断面図である。 図3は、同上クローゼットの要部の拡大横断平面図である。 図4は、図3に示す要部を分解して示す、主棚板と副棚板の縦断面図を含む平面図である。 図5Aは、主棚板と副棚板の断面構造を示す斜視図、図5Bは、副棚板の支持構造を示す要部の縦断側面図である。 図6Aは、副棚板に使用される被支持用具の斜視図、図6Bは、同平面図、図6Cは、同側面図である。
図1A〜図2Bに示すクローゼット1は、本発明の棚構造体を採用したものであって、床板2、天板3、左右両側板4,5、背板6、及び大小2枚の巾の異なる開閉扉7a,7bで囲まれた収納空間内に、大巾開閉扉7aで開閉される主収納部8と、小巾開閉扉7bで開閉される副収納部9とが形成されている。この副収納部9は、閉じた小巾開閉扉7bと側板5との間の入隅部に、一側辺が側板5に取り付けられた間口方向の仕切り板10と、この仕切り板10の他側辺に取り付けられた奥行き方向の仕切り板11によって形成された、横断面が四角形の柱状空間であって、両仕切り板10,11の下側辺は、床板2から上方に離れて位置し、両仕切り板10,11の上側辺は、天板3に取り付けられている。そしてこの副収納部9内の下端近傍位置には、側板5と両仕切り板10,11に取り付けられた固定棚板12が設けられ、この固定棚板12より上方には、上下複数段に、高さ変更自在な可動棚板13が架設されている。このクローゼット1の主収納部8における収納空間囲壁は、左右両側板4,5、背板6、間口方向の仕切り板10、及び奥行き方向の仕切り板11となる。
主収納部8は、副収納部9の後ろ側に入り込んでいる、横断面がL字形の柱状空間であって、その上端側には、左右両側板4,5、背板6、及び副収納部9を形成している間口方向の仕切り板10に取り付けられたL字形固定棚板14が架設されている。このL字形固定棚板14の下側に、本発明の棚構造体を採用した上下複数段のL字形可動棚板15が架設されている。L字形固定棚板14は、この主収納部8の奥行きの半分弱の巾で、間口方向の全巾と等しい長さの主棚板部14aと、この主棚板部14aの側板5側の前側辺から一体に連設した副棚板部14bから成り、主棚板部14aと副棚板部14bとの間の入隅部は円弧形に湾曲している。
各段のL字形可動棚板15は、同一構造のものであって、前記L字形固定棚板14の主棚板部14aより巾が狭く、主収納部8の間口方向の全巾と等しい長さの主棚板16と、副棚板17とで構成されている。この副棚板17は、副収納部9を構成している間口方向の仕切り板10と同一巾のもので、当該仕切り板10と主棚板16の側辺との間を埋めるように、主棚板16と同一高さに、平面視でL字形に架設されている。従って、図1B及び図2Bに示すように、主収納部8には、副収納部9を構成している奥行き方向の仕切り板11と側板4との間の巾で、副収納部9の奥行きに副棚板17の長さを加えた奥行きの、大巾開閉扉7aで開閉される平面視が四角柱状の人が立ち入り可能な作業空間18が形成されている。
図3に示すように、L字形可動棚板15の主棚板16は、その後側辺が背板6に隣接する状態で、長さ方向(主収納部8の間口方向)の両端が、左右両側板4,5に取り付けられた、それぞれ2本の棚板受け具19,20によって支持され、副棚板17は、副収納部9の仕切り板10に取り付けられた2本の棚板受け具21によって、この副収納部9の仕切り板10に隣接する一端部が支持されると共に、この副棚板17の他端部は、当該他端部に取り付けられた2本の被支持用具22の突出片22aが主棚板16の内側辺上に載置されることにより、当該主棚板16の内側辺で支持されている。
図4A〜図5Bに示すように、主棚板16と副棚板17は、同一巾の板材23から構成されたもので、その板材23は、表面板部23aと裏面板部23b、前記表裏両板部23a,23b間に巾方向等間隔おきに並列配置されて、表裏両板部23a,23bを連結一体化する仕切り板部23c、この板材23の巾方向の一側辺に位置する垂直側板部23d、当該板材23の巾方向の他側辺の裏面板部23bに形成された斜め上方への傾斜板部23e、この傾斜板部23eと同一側の表面板部23aの側辺と当該傾斜板部23eとを連結一体化する突出円弧板部23f、前記垂直側板部23dに隣り合う仕切り板部23cと交叉する裏面板部23bを内側に入り込むように成形させて成る凹溝部23g、及び前記傾斜板部23eの内側に隣り合う仕切り板部23cと交叉する裏面板部23bを内側に入り込むように成形させて成る凹溝部23hから成るもので、前記仕切り板部23c、垂直側板部23d、傾斜板部23e、突出円弧板部23f、及び2本の凹溝部23g,23hは、全てこの板材23の長さ方向に連続するものであって、板材23の全体が合成樹脂により一体に押出し成型されたものである。従って、主棚板16と副棚板17には、表裏両板部23a,23bと隣り合う2つの仕切り板部23cで囲まれた、板材23の全長にわたって連続する矩形断面の空洞部24が、板材23の巾方向に並列し、凹溝部23g,23hと共に、板材23の長さ方向の両端に開口していることになる。
尚、上記構成の板材23では、その巾方向の一側辺では、裏面板部23bにおける傾斜板部23eの傾斜裏面と、表面板部23aの表面とが、突出円弧板部23fの外側の突出円弧面によって接続され、当該板材23の巾方向の他側辺では、垂直側板部23dの外側の垂直側面によって、表面板部23aの表面と裏面板部23bの裏面が接続され、各凹溝部23g,23hの上半湾曲部の頂上外側面と表面板部23aとが、短くなった仕切り板部23cによって連結一体化され、そして傾斜板部23eは、その横断面形状が内側に凹曲するように湾曲し、その巾方向の中央部に1つの短くなった仕切り板部23cが配置された構成になっている。主棚板16は、上記構成の板材23が、その垂直側板部23dが背板6に隣接する向きで使用され、副棚板17は、上記構成の板材23が、その垂直側板部23dが側板5に隣接する向きに使用されている。従って、主棚板16と副棚板17は、その突出円弧板部23fが、主収納部8の作業空間18側に位置して互いに直角に連なる状態になっている。この結果、主棚板16の長さ方向の両端、即ち、板材23の各空洞部24と凹溝部23gの両端開口部が、左右両側板4,5に直角向きに隣接し、副棚板17の長さ方向の両端、即ち、板材23の各空洞部24と凹溝部23hの両端開口部が、主棚板16の突出円弧板部23fと、副収納部9を構成している間口方向の仕切り板10とに対し、直角向きに隣接している。
各棚板受け具19〜21は、同一構造の従来周知のものであって、左右両側板4,5及び間口方向の仕切り板10に取り付けられる取付け用軸部25aの外端に、当該取付け用軸部25aと同心状に円柱状軸部25bを連設したものである。左右両側板4,5には、垂直側板部23dを背板6に隣接させた水平状態の主棚板16の、長さ方向両端に開口する2本の凹溝部23g,23hに隣接する2つ一組の取付け孔28が、上下方向一定間隔おきに設けられ、間口方向の仕切り板10には、垂直側板部23dを側板5に隣接させた水平状態の副棚板17の、前記仕切り板10に隣接する長さ方向一端に開口する2本の凹溝部23g,23hに隣接する2つ一組の取付け孔28が、左右両側板4,5に設けられた取付け孔28と同一高さに位置するように、上下方向一定間隔おきに設けられている。各棚板受け具19〜21が備える取付け用軸部25aは、取付け孔28に差し込むか又は捻じ込みによって取り付けられるもので、円柱状軸部25bは、板材23の凹溝部23g,23hの内巾よりは狭いが高さよりは少し大き目の直径を有し、当該凹溝部23g,23hを上から嵌合させることが出来るものである。
被支持用具22は、図6に示すように、上下両帯状板部26a,26bを、これらと直交する向きの1つの帯状板部26cで連結一体化して成る、断面倒立H形の差し込み軸部26と、この差し込み軸部26の先端に連設された倒立L字形部27を備え、この倒立L字形部27の水平板部が、主棚板16の上に載置される前記突出片22aとなっている。前記差し込み軸部26は、板材23の空洞部24内に自転不能に差し込み可能な断面サイズとなっている。
主収納部8内にL字形可動棚板15を架設するときは、左右両側板4,5と間口方向の仕切り板10に、L字形可動棚板15を支持させる高さにある取付け孔28と取付け用軸部25aを利用して、棚板受け具19〜21を取り付けておく。次に、左右両側板4,5に同一高さで取り付けられている各2本の棚板受け具19,20より上方位置から、垂直側板部23dを背板6に隣接させた状態の主棚板16を下方にスライドさせて、その長さ方向に沿った2本の凹溝部23g,23hの両端部を、各2本の棚板受け具19,20の円柱状軸部25bに上から嵌合させる。この結果、主棚板16は、垂直側板部23dが背板6に隣接する水平状態で、間口方向と平行な長さ方向の両端が左右両側板4,5に、それぞれ2本の棚板受け具19,20の円柱状軸部25bによって支持された状態になる。同様にして、他の高さにも主棚板16を水平に架設する。
次に、各副棚板17を、その垂直側板部23dが側板5に隣接する向きにしたときに、主棚板16に隣接する側の長さ方向(奥行き方向)の一端に開口する各空洞部24の内、凹溝部23g,23hより内側にある2つの空洞部24に、被支持用具22の差し込み軸部26を、先端の突出片22aが上になる向きに差し込む。この状態の副棚板17を、組み合わせる主棚板16と同一高さで間口方向の仕切り板10に取り付けられている2本の棚板受け具21より上方位置で、垂直側板部23dを側板5に隣接させると共に、主棚板16とは反対側の長さ方向(奥行き方向)他端を間口方向の仕切り板10に隣接させた状態で、下方にスライドさせて、仕切り板10に隣接する前記他端に開口する2本の凹溝部23g,23hを、2本の棚板受け具21の円柱状軸部25bに上から嵌合させると同時に、主棚板16側の長さ方向(奥行き方向)一端から突出している2本の被支持用具22の突出片22aを、主棚板16の突出円弧板部23fのある側辺の上に載置させる。この結果、副棚板17は、垂直側板部23dが側板5に隣接する水平状態で、間口方向の仕切り板10と主棚板16との間で水平に支持され、L字形可動棚板15が完成する。このとき、主棚板16の表面と副棚板17の表面とが面一になるように、被支持用具22の突出片22aは、その下側面が副棚板17の表面と同一レベルになるように構成されている。同様にして、他の高さの主棚板16に対しても副棚板17を組み合わせて、各段のL字形可動棚板15を完成させる。
上記構成によれば、主棚板16が有する凹溝部23g,23hの両端部と、副棚板17が有する凹溝部23g,23hの一端部が、各棚板受け具19〜21の円柱状軸部25bに対して上から嵌合する凹窪部となっており、副棚板17の空洞部24の内、被支持用具22の差し込み軸部26が差し込まれる空洞部24の端部が、当該被支持用具22の差し込み用開口部となっているが、無垢の板材から主棚板16及び副棚板17を構成するときは、各棚板受け具19〜21の円柱状軸部25bに対して上から嵌合する凹窪部と、被支持用具22の差し込み軸部26が差し込まれる開口部を、加工することになる。又、本発明の棚構造体を組み込む対象は、上記のクローゼット1に限定されるものではなく、主棚板16の長さ方向の両端を支持する収納空間囲壁(上記実施例の左右両側板4,5)と、当該主棚板16と平面視でL字形に接続される副棚板17の、主棚板16とは反対側の端部を支持する収納空間囲壁(上記実施例の間口方向の仕切り板10)を備えた収納空間であれば、本発明の棚構造体を組み込むことが出来る。
本発明の棚構造体は、人が立ち入り可能な作業空間を備えた収納空間内に組み込むのに好適な、平面視でL字形の棚構造体として活用出来る。
1 クローゼット
2 床板
3 天板
4,5 側板
6 背板
7a,7b 開閉扉
8 主収納部
9 副収納部
10 間口方向の仕切り板
11 奥行き方向の仕切り板
14 L字形固定棚板
15 L字形可動棚板
16 主棚板
17 副棚板
18 作業空間
19〜21 棚板受け具
22 被支持用具
22a 突出片
23 板材
23a 表面板部
23b 裏面板部
23c 仕切り板部
23d 垂直側板部
23e 傾斜板部
23f 突出円弧板部
23g,23h 凹溝部
24 空洞部
25a 棚板受け具の取付け用軸部
25b 棚板受け具の円柱状軸部
26 被支持用具の差し込み軸部
27 被支持用具の倒立L字形部
28 取付け孔

Claims (5)

  1. 主棚板と副棚板とを、主棚板の長さ方向と平行な側辺に副棚板の一端部が隣接する、平面視でL字形に接続する状態で、収納空間囲壁の内側に支持させて成る棚構造体であって、前記副棚板の一端部は、この一端部に取り付けられた被支持用具の突出片が、主棚板の長さ方向と平行な側辺の上に載置されることにより、当該主棚板に支持されている棚構造体において、
    主棚板の長さ方向の両端には、これら両端が隣接する収納空間囲壁に取り付けられた棚板受け具に対して上から嵌合する凹窪部が設けられ、副棚板の、前記被支持用具を備えていない他端部には、この他端部が隣接する収納空間囲壁に取り付けられた棚板受け具に対して上から嵌合する凹窪部が設けられ、主棚板と副棚板の何れもが、持ち上げにより取り外し可能となっている、棚構造体。
  2. 前記被支持用具は、副棚板の端面に開口する開口部に自転不能に差し込まれる差し込み軸部と、この差し込み軸部の先端に連設された倒立L字形部を備え、この倒立L字形部の水平板部が主棚板の上に載置される前記突出片となっている、請求項1に記載の棚構造体。
  3. 主棚板と副棚板は、表面板部と裏面板部、及び前記表裏両板部間に巾方向等間隔おきに並列配置されて表裏両板部を連結一体化する、板材長さ方向全長にわたって連続する仕切り板部から成り、前記棚板受け具に対して上から嵌合する凹窪部は、前記裏面板部に形成された、板材長さ方向全長にわたって連続する凹溝部の端部で形成され、この凹溝部の真上に前記仕切り板部が配置されている、請求項1に記載の棚構造体。
  4. 主棚板と副棚板は、表面板部と裏面板部、及び前記表裏両板部間に巾方向等間隔おきに並列配置されて表裏両板部を連結一体化する、板材長さ方向全長にわたって連続する仕切り板部から成り、前記被支持用具の差し込み軸部が差し込まれる前記開口部は、表面板部と裏面板部、及び隣り合う2つの仕切り板部で囲まれた矩形断面の空洞部の端部で構成されている、請求項2に記載の棚構造体。
  5. 主棚板と副棚板を構成する板材は、その巾方向の一側辺では、裏面が斜め上方に傾斜すると共に、この傾斜裏面と表面とが突出円弧面によって接続され、当該板材の巾方向の他側辺では、垂直側面によって表裏両面が接続され、主棚板は、前記突出円弧面が副棚板に隣接する向きに配置され、副棚板は、その突出円弧面が、主棚板の前記突出円弧面との間で直角入隅部を形成する向きに、配置されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の棚構造体。
JP2016205621A 2016-10-20 2016-10-20 棚構造体 Active JP6294936B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016205621A JP6294936B1 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 棚構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016205621A JP6294936B1 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 棚構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6294936B1 true JP6294936B1 (ja) 2018-03-14
JP2018064780A JP2018064780A (ja) 2018-04-26

Family

ID=61629009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016205621A Active JP6294936B1 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 棚構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6294936B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124137U (ja) * 1988-02-18 1989-08-23
JPH07213360A (ja) * 1994-02-04 1995-08-15 Ibiden Co Ltd コーナー部を利用した棚の連結構造
US20020130233A1 (en) * 2001-03-14 2002-09-19 Etablissements Robert Ludmann, Societe Anonyme Supporting device for a shelf of a piece of furniture or the like

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124137U (ja) * 1988-02-18 1989-08-23
JPH07213360A (ja) * 1994-02-04 1995-08-15 Ibiden Co Ltd コーナー部を利用した棚の連結構造
US20020130233A1 (en) * 2001-03-14 2002-09-19 Etablissements Robert Ludmann, Societe Anonyme Supporting device for a shelf of a piece of furniture or the like

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018064780A (ja) 2018-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9655443B2 (en) Adjustable shelf support system for medicine cabinets
TW201632115A (zh) 櫃子
KR100776329B1 (ko) 다단선반의 높이간격에 관계없이 다양한 높이를 갖는물품의 전시가 가능한 조립선반
JP2009195677A (ja) 少なくとも1つの垂直支柱とこの垂直支柱に取り付けられる1次支持部材とを有する商品展示用の棚
JP6294936B1 (ja) 棚構造体
US985924A (en) Store-fixture.
JP6211163B1 (ja) 被支持用具を備えた棚板
US2486548A (en) Shelf support
JP2006345951A (ja) 収納棚
ES2258743T3 (es) Estructuras para estanterias.
JP5425588B2 (ja) 間仕切り家具の組付構造
JP2001037600A (ja) 商品陳列ユニット
US3674327A (en) Furniture construction
JP6422121B2 (ja) 棚板の装着構造
JP6422374B2 (ja) 天板付き家具
KR200321265Y1 (ko) 받침판의 높이가 조절되는 물품수납장
BR112019012745A2 (pt) prateleira metálica configurada para equipar um dispositivo de apresentação de artigos de mercadoria, como uma gôndola
JP6821264B2 (ja)
EP2676586A1 (en) Shower box with associated additional elements
JPS6119723Y2 (ja)
JP3211999U (ja) 支柱体
JP4450363B2 (ja) 組立式収納家具
JP6843562B2 (ja) 収納家具
JP6886828B2 (ja) 間仕切収納装置
JP2006263380A (ja) 洗面化粧台の壁面への取付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6294936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250