JP6821264B2 - 棚 - Google Patents

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Description

本発明は、壁面に取り付けられる棚に関する。
従来から、支柱などを含む壁面には、各種物品を収納あるいは陳列するために、備え付けの棚が設けられている。このような棚としては、壁面に対する棚板の角度を切り替えられるものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、左右に立設した支柱と、支柱に取り付けられる支持ブラケットと、支持ブラケットに支持される棚板とを備えた棚板の支持構造が開示されている。この構造では、支柱の前面に設けられた係止孔に、支持ブラケットの後端部に形成されたフックを係止している。さらにこの構造では、支持ブラケットの後端縁下部に角度調整部材を回転可能に装着し、この角度調整部材を回転させることで、支持ブラケットの後端縁と支柱の前面との間の距離を変化させ、支持ブラケットの支柱に対する傾斜角度を調整している。
特開2006−87794号公報
しかし特許文献1に記載の構造では、傾斜角度を調整するためには、支持ブラケットとは別部品である角度調整部材を支持ブラケットに回転可能に装着する作業、さらには角度調整部材を回転させる作業も必要となり、また、それらの作業も容易ではない。さらに、角度調整部材の機構が露出するため、外観上も無骨な印象を与えてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、壁面に対する棚板の角度を容易に切り替えることができ、利便性を向上できると共に、簡潔な外観で美観を向上させた棚を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる棚の代表的な構成は、壁面に取り付けられる棚であって、壁面に固定される2つ以上のブラケットと、ブラケットに着脱可能に取り付けられる棚板とを有し、ブラケットには、角度の異なる複数のレールが設けられていて、棚板には、ブラケットのレールに嵌合する長尺状の溝が設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、壁面に固定されたブラケットは、角度の異なる複数のレールを有している。一方、棚板は、ブラケットのレールに溝を嵌合させることで、ブラケットに着脱可能に取り付けられる。したがって、棚板の溝と嵌合するレールを異ならせるだけで、壁面に対する棚板の角度を容易に切り替えることができ、利便性を向上できる。また、機械的な角度調整機構がないため、簡潔な外観で高い美観を備えることができる。
上記のレールの1つは、水平に近い角度であり、レールの1つは、壁から離れる方向である手前側に向かって上方に大きく傾斜しているとよい。上記構成によれば、水平に近い角度のレールに嵌合すればほぼ水平となり、大きく傾斜したレールに嵌合すれば棚板も大きな傾斜角で支持される。なお、「水平に近い角度」とは、ほぼ水平であるが、水切りのために壁側に向かって若干下がる角度である。
上記のレールの1つは、壁側に向かって上方に大きく傾斜しているとよい。これにより、ブラケットには、3つのレール、すなわち水平に近い角度のレール、手前側に向かって上方に大きく傾斜した角度のレール、さらには壁側に向かって上方に大きく傾斜した角度のレールが設けられている。このため、ブラケットの3つのレールのいずれかで棚板を支持することで、壁面に対する棚板の角度を3つの角度のいずれかに容易に切り替えることができる。
上記の棚板の壁側に、転落防止用の保持部材が設けられているとよい。これにより、棚板がブラケットにほぼ水平に支持されている場合、保持部材が棚板の上側に配置されれば、棚板と壁との隙間から物品が転落することを防止することができる。保持部材が棚板の下側に配置されれば、保持部材にフック等をかけて任意の物品を吊下げ収納することができる。また棚板が手前側に向かって上方に傾斜するようにブラケットに支持されている場合、保持部材を上側(壁側)に位置させれば、保持部材によって物品の底を支持することができる。これにより物品を斜めに保持して、水切りを行うことができる。さらに棚板が壁側に向かって上方に傾斜するようにブラケットに支持されている場合、保持部材を上側(手前側)に位置させれば、保持部材は各種物品を斜めに収納あるいは陳列するとともに、水切りも行うことができる。
上記のブラケットのレールの壁側の端には、溝の壁側の端部に当接する当接部が設けられているとよい。これにより、ブラケットに棚板を取り付ける際、溝の壁側の端部をブラケットの当接部に当接するまで嵌合させることで、溝の壁側の端部の位置が規制され、ブラケットに棚板を安定して取り付けることができる。
本発明にかかる棚の他の代表的な構成は、壁面に取り付けられる棚であって、壁面に固定される2つ以上のブラケットと、ブラケットに着脱可能に取り付けられる棚板とを有し、ブラケットには、壁から離れる方向である手前側に向かって上方に傾斜するレールが1つ設けられていて、棚板には、レールに嵌合する長尺状の溝を有する脚部が設けられていて、脚部は、棚板に対してレールの傾斜角と同じ角度に傾斜していて、レールに溝を嵌合可能であることを特徴とする。
上記構成によれば、壁面に固定されたブラケットは、壁面に対して所定の傾斜角で傾斜した1つのレールを有している。一方、棚板は、棚板に対して傾斜した脚部を有し、脚部の溝をブラケットのレールに嵌合することで、ブラケットに着脱可能に取り付けられる。また脚部の傾斜角は、レールの傾斜角と同じ角度としている。このため、脚部が棚板に対して壁側に向かって下方に傾斜している状態で、脚部の溝をレールに嵌合させると、脚部の傾斜角とレールの傾斜角とが相殺され、棚板は、ブラケットに水平に支持可能となる。したがって、棚板の脚部の溝をブラケットのレールに嵌合するだけで、ブラケットに棚板を水平に取り付けることができる。また溝を有する脚部は、棚板に対して傾斜している部位であるので、清掃もし易い。
本発明によれば、壁面に対する棚板の角度を容易に切り替えることができ、利便性を向上できると共に、簡潔な外観で美観を向上させた棚を提供することができる。
本発明の第1実施形態における棚を示す図である。 棚の分解斜視図である。 ブラケットを拡大して示す図である。 壁固定部材を拡大して示す図である。 サイドキャップを拡大して示す図である。 棚が組み立てられる様子を示す図である。 図1の棚とは棚板の置き方を変えたスタイルの棚が組み立てられる様子を示す図である。 本発明の第2実施形態における棚を示す図である。 本発明の第3実施形態における棚を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における棚100を示す図である。図2は棚100の分解斜視図である。図1に示す棚100は、例えば浴室の壁面102などに取付けられ、各種物品を収納あるいは陳列するために用いられる。棚100は、図2に示すように、左右一対の2つのブラケット104、106と、ブラケット104、106に着脱可能に取り付けられる棚板108とを有する。なお棚100が取付けられる壁面102は、ブラケット104、106に対応する位置に立設された支柱であってもよい。
また棚100が取付けられる壁面102には、ブラケット104、106を取付け可能であって、同一の構造を有する2つの壁固定部材110が固定されている。つまりブラケット104、106は、壁固定部材110を介して図1に示す壁面102に取り付けられる。なおブラケット104、106は、左右対称の構造を有していて機能等が同様であるので、以下ではブラケット106の説明を適宜省略する。
棚板108には、図示のように、その側端112、114に沿って左右一対の2つのサイドキャップ116、118が取付けられている。サイドキャップ116、118には、同一の構造を有する長尺状の溝120がそれぞれ設けられている(図2および図7(a)参照)。
また棚板108の上面122のうち、壁面102から離れる方向である手前側には、側端112、114同士をつなぐ縁部124が形成されている。縁部124は、棚板108の上面122から上方に突出していて、棚板108に収納あるいは陳列された各種物品が手前側から転落することを防止する。
さらに棚板108には、サイドキャップ116、118を介して各種物品の転落防止用の保持部材であるパイプ126(図7(a)参照)が取付けられている。サイドキャップ116、118は、図7(a)に示すように、パイプ126を支持する柱状部材128、130を有する。パイプ126は、柱状部材128、130に支持されることで、棚板108の壁側に位置していて、さらに棚板108の下面132から離間している。
図3はブラケット104を拡大して示す図である。ブラケット104には、図3(a)に示すように、角度の異なる複数(ここでは、2つ)のレール134、136が設けられている。
レール134、136は、ブラケット104の側壁138にそれぞれ設けられている。レール134は、水平に近い角度で延びている。なお水平に近い角度とは、ほぼ水平であるが、水切りのために壁側に向かって若干下がる角度である。レール136は、手前側に向かって上方に大きく傾斜した角度で延びている。
またブラケット104には、水平に近い角度でリブが延びていて下面140を形成している。ブラケット104の壁側には、リブ142が上下方向に延びていて、壁固定部材110に取付けられる取付面144を形成している。取付面144には、図3(b)に示すように、下方が開放された切欠部146が形成されている。切欠部146は、壁固定部材110の凹部148(図4(b)参照)に嵌合可能である。
またブラケット104のレール134の壁側の端には、当接部150が位置している。当接部150は、サイドキャップ116、118の長尺状の溝120の壁側の端部152(図2および図5(b)参照)に当接する。サイドキャップ116、118は、溝120の壁側の端部152をブラケット104のレール134、136に対して位置合わせした後、レール134、136のいずれかに溝120を嵌合させる(後述)。
図4は壁固定部材110を拡大して示す図である。壁固定部材110は、図4(a)に示すように、壁面102に接する土台部154と、土台部154の手前側に配置された固定部156と、土台部154と固定部156との間に形成された凹部148とを有する。
固定部156は、その内部に穴158、160が設けられている。壁固定部材110は、不図示のネジなどを穴158、160に挿通して壁面102に固定される。また固定部156には、図4(a)に示すキャップ162が手前側から被せられることで、その内部が視認されず、美観が損なわれない。
図4(b)に示す壁固定部材110の凹部148は、テーパー状となっている。凹部148にブラケット104の切欠部146を上方から下方にスライドして係合させることにより、がたつきを防止できる。このようにして、ブラケット104は、壁固定部材110を介して壁面102に安定して固定される。
図5はサイドキャップ116を拡大して示す図である。なお以下では、サイドキャップ118については説明を適宜省略するが、サイドキャップ116と左右対称の構造を有していて機能等も同様である。
サイドキャップ116は、図5(a)に示すように、棚板108の側端112に接する側板164と、棚板108の下面132(図7(a)参照)を支持する支持部166と、上記のパイプ126を支持する柱状部材128とを有する。またサイドキャップ116の側板164には、図5(b)に示すように、上記の長尺状の溝120が設けられている。溝120は、その壁側の端部152で開放され、手前側の端部168で閉じている。
図6は棚100が組み立てられる様子を示す図である。まず、図6(a)に示すように、サイドキャップ116の溝120の壁側の端部152を、ブラケット104のレール134に対して位置合わせする。位置合わせの際、溝120の角度は、図6(a)に示すように、ブラケット104のレール134の角度に合わせて水平に近い角度とする。なおブラケット104は、壁固定部材110に取付けて壁面102に固定する。
つぎに、溝120の壁側の端部152をブラケット104のレール134に嵌合させる。続いて、溝120の壁側の端部152がブラケット104の当接部150に当接するまで、サイドキャップ116を押し込む。これにより、サイドキャップ116は、図6(b)に示すように、ブラケット104のレール134に溝120が嵌合し、さらに壁側の端部152が当接部150に当接して位置規制される。
したがって棚100では、図6(b)に示すように棚板108をほぼ水平に支持可能となり、この場合に棚板108がブラケット104から脱落することを防止でき、ブラケット104に棚板108を安定して取り付けることができる。このため、棚100では、棚板108に各種物品を安定して収納あるいは陳列できる(以下、フラットスタイルと称する)。
また棚100では、棚板108を水平に支持した状態でパイプ126が棚板108の下側に配置されるので、パイプ126にフック等をかけて、各種物品を吊り下げることができ、利便性を高めることができる。
図7は、図1の棚100とは棚板108の置き方を変えたスタイルの棚100Aが組み立てられる様子を示す図である。棚100Aでは、棚板108を左右反転させた状態でブラケット104、106に取り付ける。図6ではサイドキャップ116が図示されていたところ、図7(b)では反対側のサイドキャップ118も図示されている。そして、ブラケット104のほぼ水平のレール134に代えて、傾斜したレール136にサイドキャップ118の溝120を嵌合して、ブラケット104に棚板108を取り付けている。
棚100Aを組み立てる場合、まず、図7(a)に示すように、サイドキャップ118に設けられた溝120の壁側の端部152を、ブラケット104のレール136に対して位置合わせする。位置合わせの際、溝120の角度は、図7(a)に示すように、ブラケット104のレール136の角度に合わせて手前側に向かって上方に大きく傾斜している角度とする。
つぎに、溝120の壁側の端部152をブラケット104のレール136に嵌合させる。続いて、溝120の壁側の端部152がブラケット104の下面140に当接するまで、サイドキャップ118を押し込む。これにより、サイドキャップ118は、図7(b)に示すように、ブラケット104のレール136に溝120が嵌合し、さらに壁側の端部152が下面140に当接して位置規制される。
したがって棚100Aでは、図7(b)に示すように棚板108を手前側に向かって上方に傾斜するように支持可能となり、この場合にブラケット104に棚板108を安定して取り付けることができる。
また棚100Aでは、パイプ126が棚板108の上側にある。パイプ126が各種物品170の底172を受けることができるため、各種物品170を収納するだけでなく水切りを行うことができる(以下、水切りスタイルと称する)。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態における棚200を示す図である。棚200は、左右一対のブラケット202の側壁204に、上記レール134、136に加え、レール206が設けられている点で、上記ブラケット104、106を有する棚100と異なる。
レール206は、レール134、136よりも手前側に位置していて、壁側に向かって上方に大きく傾斜している。ブラケット202は、これら3本のレール134、136、206を設けることで、例えば図6(a)に示すブラケット104に比べると、側壁204および下面208が手前側に延長された形状を有する。
棚200では、ブラケット202に3本のレール134、136、206が設けられていることで、上記フラットスタイル、水切りスタイルに加え、水切りディスプレイスタイルの棚も得ることができる。以下具体的に説明する。
フラットスタイルにおいては、サイドキャップ116に設けられた溝120の壁側の端部152を、ブラケット202のレール134に対して位置合わせして、水平に近い角度でレール134に接近させる(矢印A参照)。続いて溝120の壁側の端部152がブラケット202の当接部150に当接するまで、サイドキャップ116を押し込む。このようにして、棚200は、棚板108をほぼ水平に支持したフラットスタイルとなり(図6(b)参照)、棚板108に各種物品を安定して収納あるいは陳列できる。
水切りスタイルにおいては、サイドキャップ118に設けられた溝120の壁側の端部152を、ブラケット202のレール136に対して位置合わせして、手前側に向かって上方に大きく傾斜している角度でレール136に接近させる(矢印B参照)。続いて溝120の壁側の端部152がブラケット202の下面208に当接するまで、サイドキャップ118を押し込む。このようにして、棚200は、棚板108を手前側に向かって上方に傾斜するように支持した水切りスタイルとなり(図7(b)参照)、棚板108に各種物品を収納するだけでなく、パイプ126が各種物品の底を受けることで水切りも行うことができる。
水切りディスプレイスタイルにおいては、サイドキャップ116に設けられた溝120の壁側の端部152を、ブラケット202のレール206に対して位置合わせして、壁側に向かって上方に大きく傾斜している角度でレール206に接近させる(矢印C参照)。続いて溝120の壁側の端部152がブラケット202の下面208に当接するまで、サイドキャップ116を押し込む。このようにして、棚200は、棚板108を壁側に向かって上方に傾斜するように支持した水切りディスプレイスタイルとなる。棚200は、この状態でパイプ126を用いて各種物品を斜めに収納あるいは陳列するとともに、水切りも行うことができる。
なおブラケット202は、3本のレール134、136、206を設けるようにしたが、これに限られず、レール134、206のみ、あるいは、レール136、206のみを設けてもよい。レール134、206のみを設けた場合には、サイドキャップ116を矢印A、Cに沿ってレール134、206に押し込むことで、棚200をフラットスタイル、水切りディスプレイスタイルとすることができる。またレール136、206のみを設けた場合には、サイドキャップ118を矢印Bに沿ってレール136に押し込むことで、棚200を水切りスタイルとし、サイドキャップ116を矢印Cに沿ってレール206に押し込むことで、棚200を水切りディスプレイスタイルとすることができる。
このように第1および第2実施形態では、ブラケット104、106、202に角度の異なる複数のレール134、136、206が設けられていて、これらのレール134、136、206に嵌合可能な溝120がサイドキャップ116、118に設けられている。したがって、第1および第2実施形態によれば、溝120と嵌合するレール134、136、206を異ならせるだけで、壁面102に対する棚板108の角度を容易に切り替えることができ、利便性を向上できる。さらに、機械的な角度調整機構がないため、簡潔な外観で高い美観を備えた棚100、100A、200を得ることができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態における棚300を示す図である。棚300は、左右一対のブラケット302の側壁304にレール306が1つのみ設けられている点、サイドキャップ308に脚部310が設けられている点で、上記棚100、100A、200と異なる。
ブラケット302のレール306は、手前側に向かって傾斜角θaで上方に大きく傾斜している。サイドキャップ308の脚部310は、棚板108に対して傾斜角θa、すなわちブラケット302のレール306の傾斜角θaと同じ角度で下方に傾斜している。脚部310に設けられた長尺状の溝312も、脚部310と同様に棚板108に対して傾斜角θaで下方に傾斜している。
棚300を組み立てる場合、まず、図9(a)に示すように、棚板108に対して傾斜角θaで下方に傾斜した脚部310の溝312の壁側の端部314を、ブラケット302のレール306に対して位置合わせする。
つぎに、溝312の壁側の端部314をブラケット302のレール306に嵌合させる。続いて、溝312の壁側の端部314がブラケット302の下面316に当接するまで、サイドキャップ308の脚部310を押し込む。
これにより、サイドキャップ308の脚部310は、図9(b)に示すように、ブラケット302のレール306に溝312が嵌合し、さらに壁側の端部314が下面316に当接して位置規制される。このようにして、サイドキャップ308に設けられた脚部310は、ブラケット302のレール306に嵌合して、ブラケット302に安定して取り付けられる。
ここで図9(a)に示したように、ブラケット302のレール306が傾斜角θaで上方に傾斜し、サイドキャップ308の脚部310の溝312がレール306と同じ傾斜角θaで下方に傾斜している。したがって、棚300では、脚部310の溝312をレール306に嵌合させると、図9(b)に示すように溝312の傾斜角θaとレール306の傾斜角θaとが相殺され、棚板108がブラケット302に水平に支持可能となる。
したがって棚300は、フラットスタイルとなり、棚板108に各種物品を安定して収納あるいは陳列できるとともに、棚板108の下側に配置されたパイプ126にフック等をかけて、各種物品を吊り下げることができ、利便性を高めることができる。また溝312を有する脚部310は、棚板108に対して傾斜している部位であるので、清掃もし易い。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、壁面に取り付けられる棚に利用することができる。
100、100A、200、300…棚、102…壁面、104、106、202、302…ブラケット、108…棚板、110…壁固定部材、112、114…棚板の側端、116、118、308…サイドキャップ、120、312…溝、122…棚板の上面、124…棚板の縁部、126…パイプ、128、130…柱状部材、132…棚板の下面、134、136、206、306…レール、138、204、304…ブラケットの側壁、140、208、316…ブラケットの下面、142…ブラケットのリブ、144…取付面、146…切欠部、148…壁固定部材の凹部、150…ブラケットの当接部、152、314…溝の壁側の端部、154…土台部、156…固定部、158、160…穴、162…キャップ、164…サイドキャップの側板、166…支持部、168…溝の手前側の端部、170…各種物品、172…各種物品の底、310…脚部

Claims (6)

  1. 壁面に取り付けられる棚であって、
    壁面に固定される2つ以上のブラケットと、
    前記ブラケットに着脱可能に取り付けられる棚板とを有し、
    前記ブラケットには、角度の異なる複数のレールが設けられていて、
    前記棚板には、前記ブラケットの前記レールに嵌合する長尺状の溝が設けられていることを特徴とする棚。
  2. 前記レールの1つは、水平に近い角度であり、
    前記レールの1つは、壁から離れる方向である手前側に向かって上方に大きく傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の棚。
  3. 前記レールの1つは、壁側に向かって上方に大きく傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の棚。
  4. 前記棚板の壁側に、転落防止用の保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の棚。
  5. 前記ブラケットのレールの壁側の端には、溝の壁側の端部に当接する当接部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の棚。
  6. 壁面に取り付けられる棚であって、
    壁面に固定される2つ以上のブラケットと、
    前記ブラケットに着脱可能に取り付けられる棚板とを有し、
    前記ブラケットには、壁から離れる方向である手前側に向かって上方に傾斜するレールが1つ設けられていて、
    前記棚板には、前記レールに嵌合する長尺状の溝を有する脚部が設けられていて、
    前記脚部は、前記棚板に対して前記レールの傾斜角と同じ角度に傾斜していて、前記レールに前記溝を嵌合可能であることを特徴とする棚。
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