JP7031960B2 - 棚 - Google Patents

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Description

本発明は、壁面に取り付けられる棚に関する。
従来から、支柱などを含む壁面には、各種物品を収納あるいは陳列するために、備え付けの棚が設けられている。このような棚としては、壁面に対する棚板の角度を切り替えられるものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、左右に立設した支柱と、支柱に取り付けられる支持ブラケットと、支持ブラケットに支持される棚板とを備えた棚板の支持構造が開示されている。この構造では、支柱の前面に設けられた係止孔に、支持ブラケットの後端部に形成されたフックを係止している。さらにこの構造では、支持ブラケットの後端縁下部に角度調整部材を回転可能に装着し、この角度調整部材を回転させることで、支持ブラケットの後端縁と支柱の前面との間の距離を変化させ、支持ブラケットの支柱に対する傾斜角度を調整している。
特開2006-87794号公報
しかし特許文献1に記載の構造では、傾斜角度を調整するためには、支持ブラケットとは別部品である角度調整部材を支持ブラケットに回転可能に装着する作業、さらには角度調整部材を回転させる作業も必要となり、また、それらの作業も容易ではない。さらに、角度調整部材の機構が露出するため、外観上も無骨な印象を与えてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、壁面に対する棚板の角度を容易に切り替えることができ、利便性を向上できると共に、簡潔な外観で美観を向上させた棚を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる棚の代表的な構成は、壁面に取り付けられる棚であって、壁面に固定される2つ以上のブラケットと、ブラケットに着脱可能に取り付けられる棚板とを有し、ブラケットには、壁から離れる方向である手前側に向かって上方に傾斜するレール溝が設けられていて、棚板には、ブラケットのレール溝に挿入する脚部が設けられていて、脚部は、棚板に対してレール溝の傾斜角と同じ角度に傾斜していて、棚板を左右反転させてレール溝に挿入可能であることを特徴とする。
上記構成によれば、壁面に固定されたブラケットは、壁面に対して所定の傾斜角で傾斜したレール溝を有している。一方、棚板は、棚板に対して傾斜した脚部を有し、脚部をブラケットのレール溝に挿入することで、ブラケットに着脱可能に取り付けられる。ここで、脚部の傾斜角は、レール溝の傾斜角と同じ角度としている。このため、脚部が棚板に対して壁側に向かって下方に傾斜している状態で、脚部をレール溝に挿入すると、脚部の傾斜角とレール溝の傾斜角とが相殺され、棚板は、ブラケットに水平に支持可能となる。そして棚板を左右反転して脚部をレール溝に挿入すると、棚板は、脚部の傾斜角とレール溝の傾斜角とを合わせた角度で、壁面に対して傾斜した状態でブラケットに支持可能となる。したがって、棚板を左右反転して取り付けるだけで、壁面に対する棚板の角度を容易に切り替えられることができ、利便性を向上できる。また、機械的な角度調整機構がないため、簡潔な外観で高い美観を備えることができる。
上記のブラケットは、1つのブラケットに2つ以上のレール溝が平行に設けられているとよい。これにより、ブラケットに平行に設けられた2つ以上のレール溝は、それぞれ壁面からの距離が異なる。このため、棚板は、脚部を挿入するレール溝を異ならせるだけで、壁面からの距離を容易に調整でき、利便性が向上する。
上記の棚板の壁側かつ脚部側に、保持部材が設けられているとよい。これにより、棚板の脚部側となる裏面を壁面に対向させ、表面を手前側にして、さらに壁側に設けられている保持部材が下側に位置するように、棚板をブラケットに取り付けた場合、棚は、保持部材を用いて各種物品の底を受けることができ、各種物品を収納あるいは陳列できる。
上記の保持部材は、脚部に掛け渡されたパイプであるとよい。これにより、棚板をブラケットに水平に支持した状態で、パイプは、棚板の脚部側となる裏面側に位置し、2つ以上のブラケットの脚部間に掛け渡されている。このため、棚では、パイプにフック等をかけて各種物品を吊り下げることができ、利便性を高めることができる。
本発明によれば、壁面に対する棚板の角度を容易に切り替えることができ、利便性を向上できると共に、簡潔な外観で美観を向上させた棚を提供することができる。
本発明の第1実施形態における棚を示す図である。 図1のブラケットを拡大して示す図である。 図2のブラケットが取り付けられる壁固定部材を拡大して示す図である。 図1のサイドキャップを拡大して示す図である。 図1の棚が組み立てられる様子を示す図である。 図1の棚とは棚板の組み立て方を変えたスタイルの棚を示す図である。 図6の棚が組み立てられる様子を示す図である。 本発明の第2実施形態における棚を示す図である。 図8のブラケットを拡大して示す図である。 図8のサイドキャップを拡大して示す図である。 図8の棚を組み立てた様子を示す図である。 図8の棚とは棚板の組み立て方を変えたスタイルの棚を示す図である。 図12の棚を組み立てた様子を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における棚100を示す図である。棚100は、例えば浴室の壁面102などに取付けられ、各種物品を収納あるいは陳列するために用いられる。棚100は、左右一対の2つのブラケット104、106と、ブラケット104、106に着脱可能に取り付けられる棚板108とを有する。なお棚100が取付けられる壁面102は、ブラケット104、106に対応する位置に立設された支柱であってもよい。
また棚100が取付けられる壁面102には、ブラケット104、106を取付け可能な壁固定部材110が固定されている。ブラケット104、106は、壁固定部材110を介して壁面102に取り付けられる。なおブラケット104、106は、左右対称の構造を有していて機能等が同様であるので、以下ではブラケット106の説明を適宜省略する。
棚板108は、図示のように、その側端112、114に沿って左右一対の2つのサイドキャップ116、118が取付けられている。また棚板108の上面120のうち、壁面102から離れる方向である手前側には、側端112、114同士をつなぐ縁部122が形成されている。縁部122は、棚板108の上面120から上方に突出していて、棚板108に収納あるいは陳列された各種物品が手前側から転落することを防止する。さらに棚板108には、サイドキャップ116、118を介してパイプ124が取付けられている。パイプ124は、各種物品の保持部材であり、例えばフック等をかけて各種物品を吊り下げて保持できる。
図2は、図1のブラケット104を拡大して示す図である。ブラケット104には、図2(a)に示すように、1つのレール溝126が設けられている。ブラケット104は、側壁128から立設したリブ130、132、134を有する。リブ130、132は、いずれも手前側に向かって上方に傾斜している。リブ134は、上下方向に延びていて、リブ130、132をつないでいる。レール溝126は、これら側壁128、リブ130、132、134で区画されることで、手前側に向かって上方に傾斜角θa(図5(a)参照)で傾斜し、さらに上方が開放された形状となっている。
リブ134は、図2(b)に示すように、壁固定部材110に取付けられる取付面136を形成している。取付面136には、下方が開放された切欠部138が形成されている。切欠部138は、壁固定部材110の溝部140(図3(b)参照)に挿入可能である。
図3は、図2のブラケット104が取り付けられる壁固定部材110を拡大して示す図である。壁固定部材110は、図3(a)に示すように、壁面102に接する土台部142と、土台部142の手前側に配置された固定部144と、土台部142と固定部144との間に形成された溝部140とを有する。
固定部144は、その内部に穴146、148が設けられている。壁固定部材110は、不図示のネジなどを穴146、148に挿通して壁面102に固定される。また固定部144には、図3(a)に示すキャップ150が手前側から被せられることで、その内部が視認されず、美観が損なわれない。
図3(b)に示す壁固定部材110の溝部140は、テーパー状となっている。溝部140にブラケット104の切欠部138を上方から下方にスライドして係合させることにより、がたつきを防止できる。このようにして、ブラケット104は、壁固定部材110を介して壁面102に安定して固定される。
図4は、図1のサイドキャップ116を拡大して示す図である。なお以下では、反対側のサイドキャップ118については説明を適宜省略するが、サイドキャップ116と左右対称の構造を有していて機能等も同様である。
サイドキャップ116には、図4(a)に示すように脚部151が設けられている。脚部151は、棚板108に対して傾斜角θa、すなわちブラケット104のレール溝126の傾斜角θaと同じ角度で下方に傾斜している(図5(a)参照)。脚部151は、互いに平行に延びる傾斜部154、156と、傾斜部154、156同士を連結する連結部160を有し、図4(b)に示すように、枠体を形成している。また傾斜部154には、パイプ124を保持する丸穴の保持部158が設けられている。
図5は、図1の棚100が組み立てられる様子を示す図である。まず、図5(a)に示すように、棚板108に対して傾斜角θaで下方に傾斜した脚部151を、ブラケット104のレール溝126に対して位置合わせする。
つぎに、図5(b)に示すように、脚部151をブラケット104のレール溝126に挿入する。このとき、脚部151は、連結部160がリブ134に突き当たるまで挿入されていて、さらに傾斜部154、156がリブ130、132にそれぞれ当接している。このようにして、サイドキャップ116に設けられた脚部151は、ブラケット104のレール溝126に挿入され、ブラケット104に安定して取り付けられる。
ここで図5(a)に示すように、ブラケット104のレール溝126が傾斜角θaで上方に傾斜し、脚部151がレール溝126と同じ傾斜角θaで下方に傾斜している。したがって、棚100では、脚部151をレール溝126に挿入すると、図5(b)に示すように脚部151の傾斜角θaとレール溝126の傾斜角θaとが相殺され、棚板108がブラケット104に水平に支持可能となる。このため、棚100では、棚板108に各種物品を安定して収納あるいは陳列できる(以下、フラットスタイルと称する)。
またパイプ124は、サイドキャップ116の脚部151に掛け渡され、図示のように、棚板108の壁側かつ脚部151側に設けられる。このため、棚100では、棚板108を水平に支持した状態でパイプ124が棚板108の下側に配置されるので、パイプ124にフック等をかけて、各種物品を吊り下げることができ、利便性を高めることができる。
図6は、図1の棚100とは棚板108の組み立て方を変えたスタイルの棚100Aを示す図である。棚100Aでは、図6(a)に示すように、棚板108を左右反転させた状態でブラケット104、106に取り付けている。棚100Aでは、図6(b)に示すように、棚板108に設けられたサイドキャップ116の脚部151がブラケット106に挿入され、サイドキャップ118の脚部151がブラケット104に挿入されている。
また棚100Aでは、図6(b)に示すように、棚板108の下面162を壁側にしてさらにパイプ124が下側に位置するように棚板108を取り付けている。棚100Aは、この状態でパイプ124を用いて各種物品を収納し、パイプ124が棚板108の下面162から離間しているため水切りを行うことができる(以下、水切りスタイルと称する)。
図7は、図6の棚100Aが組み立てられる様子を示す図である。図5ではサイドキャップ116が図示されていたところ、図7では反対側のサイドキャップ118が図示されている。棚100Aを組み立てる場合、まず、図7(a)に示すように脚部151を、ブラケット104のレール溝126に対して位置合わせする。
つぎに、図7(b)に示すように、脚部151をブラケット104のレール溝126に挿入する。このとき、脚部151は、連結部160の先端部164がリブ134に突き当たるまで挿入されていて、さらに傾斜部154、156がリブ130、132にそれぞれ当接している。このようにして、サイドキャップ118に設けられた脚部151は、ブラケット104のレール溝126に挿入され、ブラケット104に安定して取り付けられる。
ここで図7(a)に示すように、ブラケット104のレール溝126が傾斜角θaで上方に傾斜し、脚部151がレール溝126と同じ傾斜角θaで傾斜している。したがって、棚100Aでは、脚部151をレール溝126に挿入すると、図7(b)に示すように棚板108は、脚部151の傾斜角θaとレール溝126の傾斜角θaとを合わせた角度で、壁面102に対して傾斜した状態でブラケット104に支持可能となる。
したがって、第1実施形態によれば、棚板108を左右反転して取り付けるだけで、壁面102に対する棚板108の角度を容易に切り替えられることができ、利便性を向上できる。例えば、図5に示すようにブラケット104のレール溝126にサイドキャップ116の脚部151を挿入すると、フラットスタイルの棚100を得ることができる。また、図7に示すようにレール溝126にサイドキャップ118の脚部151を挿入すると、水切りスタイルの棚100Aを得ることができる。さらに、機械的な角度調整機構がないため、簡潔な外観で高い美観を備えた棚100、100Aを得ることができる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態における棚200を示す図である。棚200は、例えば浴室の壁面202(図11参照)などに取付けられ、各種物品を収納あるいは陳列するために用いられる。棚200は、左右一対の2つのブラケット204、206と、ブラケット204、206に着脱可能に取り付けられる棚板108とを有する。
ブラケット204、206は、壁固定部材110(図11参照)を介して壁面202に取り付けられる。なおブラケット204、206は、左右対称の構造を有していて機能等が同様であるので、以下ではブラケット206の説明を適宜省略する。
棚板108には、図示のように、その側端112、114に沿って左右一対の2つのサイドキャップ208、210が取付けられている。また棚板108には、サイドキャップ208、210を介して各種物品の保持部材であるパイプ124が取付けられている。
図9は、図8のブラケット204を拡大して示す図である。ブラケット204には、図9(a)に示すように、2つのレール溝212、214が平行に設けられている。レール溝212、214は、壁から離れる方向である手前側に向かって上方に傾斜していて、さらに上方が開放された形状となっている。ブラケット204では、レール溝212、214の傾斜角は、ブラケット204の手前側の面を形成するリブ216の傾斜角θbと同じ角度となっている。
レール溝212、214は、図9(b)に示すように、ブラケット204の上面を形成するリブ218に設けられている。レール溝212は、互いに平行で傾斜した側壁220、222と、側壁220、222同士をつなぐ底壁224とで区画されている。レール溝214は、レール溝212の手前側に位置していて、リブ216の一部と、リブ216に平行で傾斜した側壁226と、リブ216と側壁226とをつなぐ底壁228とで区画されている。
リブ216は、ブラケット204の下面を形成するリブ230を斜めにつないでいる。ブラケット204の壁側に形成されたリブ232は、上下方向に延びていて、リブ218とリブ230とをつないでいる。
リブ232は、図9(c)に示すように、壁固定部材110に取付けられる取付面234を形成している。取付面234には、下方が開放された切欠部236が形成されている。切欠部236は、壁固定部材110の溝部140(図3(b)参照)に挿入可能である。溝部140にブラケット204の切欠部236を上方から下方にスライドして係合させることにより、がたつきを防止できる。このようにして、ブラケット204は、壁固定部材110を介して壁面202に安定して固定される。
図10は、図8のサイドキャップ208を拡大して示す図である。なお以下では、サイドキャップ210については説明を適宜省略するが、サイドキャップ208と左右対称の構造を有していて機能等も同様である。
サイドキャップ208には、図10(a)に示すように脚部240が設けられている。脚部240は、レール溝212、214に挿入される部位であり、傾斜角θbで下方に傾斜している。この傾斜角θbは、ブラケット204の2つのレール溝212、214の傾斜角θbと同じである。また脚部240は、互いに平行で傾斜した傾斜面242、244と、傾斜面242、244同士をつなぐ底面246とを有する。
さらにサイドキャップ208には、図10(b)に示すように、パイプ124を保持する保持部248が形成されたリブ250が設けられている。なおリブ250は、図12(a)に示すように、壁側から見て脚部240の位置と重なっていない。すなわちサイドキャップ208のうち、レール溝212、214に挿入される部位は、脚部240のみである。
図11は、図8の棚200を組み立てた様子を示す図である。図11(a)は、ブラケット204のレール溝212、214のうち、壁面202との距離が小さい位置にあるレール溝212に、サイドキャップ208に設けられた脚部240を挿入した状態を示している。
脚部240は、図11(a)に示すように、その底面246がレール溝212の底壁224に突き当てられていて、さらに傾斜面242、244がレール溝212の側壁220、222にそれぞれ当接している。このようにして、脚部240は、ブラケット204のレール溝212に挿入され、ブラケット204に安定して取り付けられる。
図11(b)は、ブラケット204のレール溝212、214のうち、壁面202との距離が大きい位置にあるレール溝214に、脚部240を挿入した状態を示している。
脚部240は、図11(b)に示すように、その底面246がレール溝214の底壁228に突き当てられていて、傾斜面242がレール溝214の側壁となるリブ216の一部に当接し、さらにレール溝214の側壁226に当接している。このようにして、脚部240は、ブラケット204のレール溝214に挿入され、ブラケット204に安定して取り付けられる。
ここで図11(a)に示すように、ブラケット204のレール溝212、214が傾斜角θbで上方に傾斜し、脚部240がレール溝212、214と同じ傾斜角θbで下方に傾斜している。したがって、棚200では、脚部240をレール溝212、214に挿入すると、図11(a)、図11(b)にそれぞれ示すように、脚部240の傾斜角θbとレール溝212、214の傾斜角θbとが相殺される。このため、棚200は、棚板108がブラケット204に水平に支持されたフラットスタイルとなり、棚板108に各種物品を安定して収納あるいは陳列できる。
またブラケット204に設けられたレール溝212、214は、それぞれ壁面202からの距離が異なる。このため、棚200では、脚部240をレール溝212に挿入することで(図11(a)参照)、棚板108と壁面202との距離を小さくできる。また棚板200では、脚部240をレール溝214に挿入することで(図11(b)参照)、棚板108と壁面202との距離を大きくできる。したがって、棚200では、脚部240を挿入するレール溝212、214を異ならせるだけで、棚板108と壁面202からの距離を容易に調整でき、利便性が向上する。
またパイプ124は、サイドキャップ208に掛け渡され、図示のように、棚板108の壁側かつ脚部240側に設けられる。このため、棚200では、棚板108を水平に支持した状態でパイプ124が棚板108の下側に配置されるので、パイプ124にフック等をかけて、各種物品を吊り下げることができ、利便性を高めることができる。
図12は、図8の棚200とは棚板108の組み立て方を変えたスタイルの棚200Aを示す図である。棚200Aでは、図12(a)に示すように、棚板108を左右反転させて、棚板108の下面162を壁側にしてさらにパイプ124が下側に位置するようにしている。
さらに棚200Aでは、図12(b)に示すように、棚板108に設けられたサイドキャップ208の脚部240がブラケット206に取り付けられ、サイドキャップ210の脚部240がブラケット204に取り付けられている。このようにして、棚200Aは、水切りスタイルとなっている。棚200Aでは、この状態でパイプ124を用いて各種物品を収納し、パイプ124が棚板108の下面162から離間しているため水切りを行うことができる。
図13は、図12の棚200Aを組み立てた様子を示す図である。図11ではサイドキャップ208が図示されていたところ、図13では反対側のサイドキャップ210が図示されている。
図13(a)は、ブラケット204のレール溝212、214のうち、壁面202との距離が大きい位置にあるレール溝214に、脚部240を挿入した状態を示している。棚200Aは、この状態で棚板108と壁面202との距離が大きくなる。このため、図13(a)に示す棚200Aでは、幅の大きな各種物品252の底254をパイプ124で受けることができる。各種物品252を収納するだけでなく、水切りを行うことができる。
図13(b)は、ブラケット204のレール溝212、214のうち、壁面202との距離が小さい位置にあるレール溝212に、脚部240を挿入した状態を示している。棚200Aは、この状態で棚板108と壁面202との距離が小さくなる。このため、図13(b)に示す棚200Aでは、幅の小さな各種物品256の底258をパイプ124で受けることができる。各種物品256を収納するだけでなく、水切りを行うことができる。
ここで図13(a)に示すように、ブラケット204のレール溝212、214が傾斜角θbで上方に傾斜し、脚部240がレール溝212、214と同じ傾斜角θbで傾斜している。したがって、棚200Aでは、脚部240をレール溝212、214に挿入すると、図13(a)に示すように棚板108は、脚部240の傾斜角θbとレール溝212、214の傾斜角θbとを合わせた角度で、壁面202に対して傾斜した状態でブラケット204に支持可能となる。
したがって、第2実施形態によれば、棚板108を左右反転して取り付けるだけで、壁面202に対する棚板の角度を容易に切り替えることができ、フラットスタイルの棚200や水切りスタイルの棚200Aを得ることができる。また、棚200、200Aでは、脚部240を挿入するレール溝212、214を異ならせるだけで、棚板108と壁面202との距離を容易に調整でき、利便性を向上できる。さらに、機械的な角度調整機構がないため、簡潔な外観で高い美観を備えた棚200、200Aを得ることができる。
上記第2実施形態では、ブラケット204に2つのレール溝212、214を設けるようにしたが、これに限られず、レール溝を3つ以上設けて、壁面202と棚板108と距離をさらに細かく調整できるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、壁面に取り付けられる棚に利用することができる。
100、100A、200、200A…棚、102、202…壁面、104、106、204、206…ブラケット、108…棚板、110…壁固定部材、112、114…棚板の側端、116、118、208、210…サイドキャップ、120…棚板の上面、122…棚板の縁部、124…パイプ、126、212、214…レール溝、128…ブラケットの側壁、130、132、134、216、218、230、232…ブラケットのリブ、136、234…取付面、138、236…切欠部、140…溝部、142…土台部、144…固定部、146、148…穴、150…キャップ、151、240…脚部、152、154…傾斜部、158、248…保持部、160…連結部、162…棚板の下面、164…連結部の先端部、220、222、226…レール溝の側壁、224、228…レール溝の底壁、242、244…傾斜面、246…底面、250…脚部のリブ、252、256…各種物品、254、258…各種物品の底

Claims (3)

  1. 壁面に取り付けられる棚であって、
    壁面に固定される2つ以上のブラケットと、
    前記ブラケットに着脱可能に取り付けられる棚板とを有し、
    前記ブラケットには、壁から離れる方向である手前側に向かって上方に傾斜するレール溝が設けられていて、
    前記棚板には、前記ブラケットの前記レール溝に挿入する脚部が設けられていて、
    前記脚部は、前記棚板に対して前記レール溝の傾斜角と同じ角度に傾斜していて、該棚板を左右反転させて前記レール溝に挿入することにより壁面に対して前記棚板を水平または傾斜させて支持可能であり、
    前記棚板の壁側かつ脚部側に、保持部材が設けられていて、該棚板を傾斜させて支持した姿勢において該棚板の上面側に前記保持部材が配置されることを特徴とする棚。
  2. 前記ブラケットは、1つのブラケットに2つ以上のレール溝が平行に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の棚。
  3. 前記保持部材は、前記脚部に掛け渡されたパイプであることを特徴とする請求項1または2に記載の棚。
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