JP4091154B2 - 冷蔵ショーケースのコーナ部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵ショーケース、特にそのコーナ部のモール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上方に開口する上部の外周を透明なフェンスにより囲った冷蔵ショーケースでは、ショーケース本体の外周の側縁部に、フェンスを立設する縁部モールを設け、角部には、図7に示すように、フェンスの端部を覆うフェンスコーナモール(1)とこの角部に隣接する両側部モールの間を覆う縁部コーナモール(2)とを一緒に、ショーケース本体にねじ(3)によりねじ止めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来のやり方では、フェンスコーナモール(1)のねじ孔が長孔であり、フェンスコーナモール(1)と縁部コーナモール(2)とが直接互いに係合していないので、互いの位置合わせが難しく、取り付けた時に隙間が生じ易いという問題がある。
また、ねじ(3)が縁部コーナモール(2)の表面上面に露出して外観を損ねるという問題もある。
【0004】
本発明は、このような問題点を解決するため、フェンスコーナモールと縁部コーナモールとを、直接互いに係合させてショーケース本体に取り付け、位置合わせし易く、隙間が生じにくく、かつ見栄えがよい冷蔵ショーケースのコーナ部を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 上方に開口する上部の外周をフェンスにより囲った冷蔵ショーケースにおいて、ショーケース本体の外周の側縁部に縁部モールを取り付け、この縁部モールから前記フェンスを立設し、前記ショーケース本体の角部には、この角部に隣接する前記縁部モールの端部を覆うフェンスコーナモールを取り付け、このフェンスコーナモールの下部と前記ショーケース本体の角部に隣接する各縁部モールの端部間の隙間とを覆う縁部コーナモールを、この縁部コーナモール及び前記フェンスコーナモールのいずれか一方に設けた係合片を、他方に設けた係合部に係合させて、取り付ける。
【0006】
(2) 上記(1)項において、係合部を、フェンスコーナモールの下部の角部に穿設した係合孔とするとともに、この係合孔の外方両側部に、縁部コーナモールの係合片の側部に当接する挾持片を設け、かつ、この当接片の上端を、前記縁部コーナモールの上部内面に当接させるようにする。
【0007】
(3) 上記(1)項において、係合部を、縁部コーナモールの上部内面に互いに間隔を隔てて設けた2つの係合挾持片とし、これら係合挾持片の間に、フェンスコーナモールに突設した係合片を係合させるようにする。
【0008】
(4) 上記(1)項において、係合部を、フェンスコーナモールに穿設した丸穴とし、この丸穴に係合する円筒形突起を、縁部コーナモールに設ける。
【0009】
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、縁部コーナモールの下部を、ショーケース本体に止着する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示す冷蔵ショーケース(A)は、ショーケース本体(4)を備え、その上部は、上方に開口している。この多角形状の上部の開口外周の側縁部には、縁部モール(5)が設けられ、その上にガラス板等の透明なフェンス(6)が立設されている。
直角に隣り合う縁部モール(5)と縁部モール(5)との間の角部には、フェンス(6)の端部を覆うフェンスコーナモール(7)が設けられ、フェンスコーナモール(7)の下部と、互いに直角をなす両縁部モール(5)の間の空間とを、縁部コーナモール(8)により覆っている。
【0011】
このコーナ部のフェンスコーナモール(7)、縁部コーナモール(8)、及び縁部モール(5)を分解した状態で示す斜視図が図2である。
この分解斜視図に示すように、押し出し成形した合成樹脂材料製の縁部モール(5)は、丸味を帯びた上部部分(5a)と、後部に形成されたフェンス保持溝部分(5b)と、ショーケース本体(4)に取り付ける取付部分(5c)とを備えている。
【0012】
フェンスコーナモール(7)は、互いに直角をなす2つのフェンス(6)の端部が差し入れられる2つの溝部(7a)を上部に備え、下部に、直角の隅部から外方に突出する、互いに間隔を隔てた2枚の当接片(7b)と、当接片(7b)の下端から水平に延び取付孔(7c)を穿設した、ショーケース本体(4)への取付部分(7d)とを備えている。符号(7e)は、2つの当接片(7b)の間においてフェンスコーナモール(7)に穿設された細長いスリットで、後述する縁部コーナモール(8)の係合片(8c)を嵌合させる孔部である。
【0013】
縁部コーナモール(8)は、丸味を持ち90度にわたって角部を覆う上面部分(8a)と、フェンスコーナモール(7)の外面の曲率に合わせて丸く切り欠いた内方切欠部分(8b)と、内方部分(8b)から若干突出するようにして上面部分(8a)の内面に45度の角度をもって垂直に延びる係合片(8c)とを備えている。
また、上面部分(8a)の下部の立ち下がり部分には、ショーケース本体(4)への取り付けのための取付孔(8d)が穿設されている。
【0014】
図3には、ショーケース本体(4)、フェンス(6)、及びフェンスコーナモール(7)を実線により、縁部コーナモール(8)を想像線により、組上がった状態を平面で示している。
また、図4は、図3のIV-IV線に沿う断面を示す図で、フェンスコーナモール(7)及び縁部コーナモール(8)を実線により示し、ショーケース本体(4)を想像線により示している。
【0015】
これらの図から明らかなように、組立に当たっては、まずフェンスコーナモール(7)の2つの溝部(7a)に、縁部モール(5)に立設した両側のフェンス(6)の端部を差し込み、この状態で取付部分(7d)の取付孔(7c)を利用して、フェンスコーナモール(7)をショーケース本体(4)にねじ(3)により止着する。
【0016】
ついで、縁部コーナモール(8)を、その係合片(8c)を2つの当接片(7b)の間からスリット(7e)に差し込み、その内方切欠部分(8b)をフェンスコーナモール(7)の外側の湾曲面に当接させる。
この状態にあっては、当接片(7b)の上端が端部コーナモール(8)の内面に当接し、さらに、係合片(8c)の先端の上端が、フェンスコーナモール(7)のスリット(7e)の上端に当接している。
【0017】
このように両者を係合させた状態において、縁部コーナモール(8)の下部の取付孔(8d)に挿入したねじ(3)により、縁部コーナモール(8)をショーケース本体(4)に止着する。
【0018】
図5に示す変形例では、縁部コーナモール(8)には、互いに間隔を隔てて2枚に係合片(8c)が形成されており、これら係合片に対応して穿設されたスリット(7e)に挿入されるようにしてある。フェンスコーナモール(7)の2つのスリット(7e)の間には、若干厚みのある突出片(9)が形成されており、これが2枚の係合片(8c)間に挾持される。
なお、係合片(8c)を内方切欠部分(8b)から突出させず、したがってスリット(7e)を設けないようにすることもできる。
【0019】
図6に示す別の変形例では、縁部コーナモール(8)には、係止片(8c)の代わりに円筒状突起(10)を設け、これが、フェンスコーナモール(7)の丸孔(11)に係合するようにしている。
なお、この円筒状突起(10)と丸孔(11)との関係は逆とすることもできる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、コーナ部の組み立てに当たり、フェンスコーナモールの下部とショーケース本体の角部に隣接する両縁部モールの端部間の隙間とを覆う縁部コーナモールは、組み立ての時の位置合わせが容易にでき、隙間が生じにくいという効果を奏することができる。
【0021】
請求項2記載の発明のように、係合部を、フェンスコーナモールの下部の角部に穿設した係合孔とするとともに、この係合孔の外方両側部に、縁部コーナモールの係合片の側部に当接する当接片を設け、かつ、この当接片の上端を前記縁部コーナモールの上部内面に当接させるようにすると、正確な場所に縁部コーナモールを取り付けることができ、隙間が生じにくい。
【0022】
請求項3記載の発明のように、係合部を、縁部コーナモールの上部内面に互いに間隔を隔てて設けた2つの係合片とし、これら係合片の間に、フェンスコーナモールに突設した突出片を係合させるようにすると、フェンスコーナモールと縁部オーナモールとの結合をより強固にすることができる。
【0023】
請求項4記載の発明のように、係合部を、フェンスコーナモールに穿設した丸穴か円筒状突起とし、この丸穴に係合する円筒形突起を縁部コーナモールに設けると、円筒状突起と丸孔との全周的な係合により、係合と位置合わせとを同時に果たさせることができる。
【0024】
請求項5記載の発明のように、縁部コーナモールの下部を、ショーケース本体に止着すると、ねじ等が縁部コーナモールの上面に露出せず、見栄えがよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する冷凍ショーケースの斜視図である。
【図2】本発明の1実施例であるコーナ部を構成する部材の分解斜視図である。
【図3】組み立て中の状態におけるショーケース本体、フェンスコーナモール、及び縁部コーナモールの平面図である。
【図4】図3のIV-IV線に沿うフェンスコーナモールと縁部コーナモールの断面図である。
【図5】本発明の変形例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の別の変形例を示す分解斜視図である。
【図7】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
(A)冷蔵ショーケース
(1)フェンスコーナモール
(2)縁部コーナモール
(3)ねじ
(4)ショーケース本体
(5)縁部モール
(5a)上部部分
(5b)フェンス保持溝部分
(5c)取付部分
(6)フェンス
(7)フェンスコーナモール
(7a)溝部
(7b)当接片
(7c)取付孔
(7d)取付部分
(7e)スリット
(8)縁部コーナモール
(8a)上面部分
(8b)内方切欠部分
(8c)係合片
(9)突出片
(10)円筒状突起
(11)丸孔
Claims (5)
- 上方に開口する上部の外周をフェンスにより囲った冷蔵ショーケースにおいて、ショーケース本体の外周の側縁部に縁部モールを取り付け、この縁部モールから前記フェンスを立設し、前記ショーケース本体の角部には、この角部に隣接する前記縁部モールの端部を覆うフェンスコーナモールを取り付け、このフェンスコーナモールの下部と前記ショーケース本体の角部に隣接する各縁部モールの端部間の隙間とを覆う縁部コーナモールを、この縁部コーナモール及び前記フェンスコーナモールのいずれか一方に設けた係合片を、他方に設けた係合部に係合させて、取り付けたことを特徴とする冷蔵ショーケースのコーナ部。
- 係合部を、フェンスコーナモールの下部の角部に穿設した係合孔とするとともに、この係合孔の外方両側部に、縁部コーナモールの係合片の側部に当接する挾持片を設け、かつ、この当接片の上端を、前記縁部コーナモールの上部内面に当接させるようにした請求項1記載の冷蔵ショーケースのコーナ部。
- 係合部を、縁部コーナモールの上部内面に互いに間隔を隔てて設けた2つの係合挾持片とし、これら係合挾持片の間に、フェンスコーナモールに突設した係合片を係合させるようにした請求項1記載の冷蔵ショーケースのコーナ部。
- 係合部を、フェンスコーナモールに穿設した丸穴とし、この丸穴に係合する円筒形突起を、縁部コーナモールに設けた請求項1記載の冷蔵ショーケースのコーナ部。
- 縁部コーナモールの下部を、ショーケース本体に止着した請求項1〜4のいずれかに記載の冷蔵ショーケースのコーナ部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32422697A JP4091154B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 冷蔵ショーケースのコーナ部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32422697A JP4091154B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 冷蔵ショーケースのコーナ部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11155705A JPH11155705A (ja) | 1999-06-15 |
JP4091154B2 true JP4091154B2 (ja) | 2008-05-28 |
Family
ID=18163455
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32422697A Expired - Lifetime JP4091154B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 冷蔵ショーケースのコーナ部 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4091154B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334086A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Nakano Refrigerators Co Ltd | 平型オープンショーケース |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP32422697A patent/JP4091154B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11155705A (ja) | 1999-06-15 |
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