JPH07212255A - 送信出力制御回路および送信出力制御方法 - Google Patents

送信出力制御回路および送信出力制御方法

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JPH07212255A
JPH07212255A JP493394A JP493394A JPH07212255A JP H07212255 A JPH07212255 A JP H07212255A JP 493394 A JP493394 A JP 493394A JP 493394 A JP493394 A JP 493394A JP H07212255 A JPH07212255 A JP H07212255A
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JP
Japan
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transmission
circuit
signal
output
control
Prior art date
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JP493394A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Kikuchi
康隆 菊池
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH07212255A publication Critical patent/JPH07212255A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】送信立上り時の波形が適正出力になるよう制御
し得る送信出力制御回路および送信出力制御方法を提供
する。 【構成】送信増幅回路の増幅度を送信出力制御電圧によ
り制御して一定の送信出力を得る送信出力制御回路にお
いて、送信立上り時には、前回送信時の送信出力制御電
圧を記憶回路から読み出して上記制御を行い、送信出力
が安定した時点で、送信出力を検出した検出電圧を上記
送信出力制御電圧として上記制御を行うよう切り換える
手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信出力の制御回路お
よび制御方法の改善に係り、特に送信立上り時の過大出
力防止に好適な制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の送信出力制御回路の構成例を図3
に示す。図3では、理解を容易にするよう、送信制御信
号で制御されたスイッチにより送信入力信号を投入し、
また出力を一定にするよう制御する増幅手段10として
出力制御対象の可変減衰器と線形増幅器とから成る構成
例について示した。すなわち、図3において、1は送信
入力信号を送信制御信号により入切するスイッチであ
り、2は可変減衰器で、減衰量制御信号の電圧が大きく
なるに従い減衰量が大きくなる減衰器であり、減衰量制
御信号電圧と減衰量の関係を図4に示す。3は線形増幅
器であり、入力された送信入力信号を一定の増幅率で増
幅する。4は高周波信号を直流電圧に変換する検出器で
あり、検出電圧は、送信出力信号が大きくなるに従い高
くなる。この検出電圧を可変減衰器の減衰量制御信号と
して用いることにより、送信出力が低下した場合には減
衰量を低下することにより送信出力を増加させ、また送
信出力が増加した場合には、減衰量を増加させることに
より送信出力を低下させることにより、送信出力を一定
に保つ回路である。なお、図3における減衰量制御信号
は増幅度を制御して一定出力を得るよう制御する送信出
力制御信号としての一例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来回路の問題
点を図5により説明する。図5は従来の送信出力制御回
路の各部の波形を示すものである。図5において、図5
(1)、図5(2)、図5(3)はそれぞれ図3におけ
る送信制御信号a、減衰量制御信号b、送信出力信号c
の波形を示す。送信制御信号aが“1”の状態から
“0”の状態になることは図3では送信入力信号が断の
状態から投入(送信開始)されるようスイッチが動作す
ることを示す。図5の波形からわかるように、送信開始
時点から、送信出力が検出されるまでの間、すなわち減
衰量制御信号が立ち上がるまでの間に遅れが発生する。
この遅れは主として検出器4(その出力回路を含む)の
時定数によるものである。この遅れる間の送信立上り時
には、減衰量制御信号電圧は0Vとなり可変減衰器の減
衰量は図4の関係から、減衰量が0となる。そのため線
形増幅器の入力は過大となり、図5(3)に示すよう
に、送信出力信号として過大な出力が発生する。このよ
うな送信立上り時には、線形増幅器の入力が過大なた
め、線形増幅自体を破壊する可能性がある。また線形増
幅器の出力が飽和することにより不要電波を発生し、他
の受信機等に妨害を与えることもある。
【0004】本発明の目的は、送信立上り時の波形が適
正出力になるよう制御し得る送信出力制御回路および送
信出力制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の送信出力制御回路では、送信の開始または
断を送信制御信号により制御されて入力された送信入力
信号を増幅し送信出力信号を出力する増幅手段と、該増
幅手段の出力を検出して得られる検出電圧を送信出力制
御電圧として上記増幅手段に帰還する制御信号回路を有
して一定の送信出力を得る送信出力制御回路において、
例えば図1に示すように、上記制御信号回路11に、上
記増幅手段10への帰還端子CS1に接続したスイッチ
8と、該スイッチ8の一方の接点と上記検出電圧の出力
端子CS0とを直接結ぶ第1の信号回路12と、該スイ
ッチ8の他方の端子と上記検出電圧の出力端子CS0と
を、該検出電圧をA/D変換して記憶手段6に記憶しそ
の記憶情報をD/A変換して出力する回路を介して結ぶ
第2の信号回路13と、該記憶手段6に対して、上記送
信制御信号aの送信断信号時点で該時点における上記検
出電圧を書き込み、上記送信制御信号aの送信開始信号
時点以降の送信期間において上記記憶情報の読み出しを
行う書き込み読み出し制御手段と、上記送信制御信号a
の出力端子SCSと上記スイッチ8の制御端子SWCと
の間に遅延回路9を含んで、上記送信制御信号aの送信
開始時点を一定時間遅延させた送信立上り時の期間にお
いて上記スイッチ8を上記第2の信号回路13に接続
し、該期間の経過後において上記スイッチ8を上記第1
の信号回路12に接続するスイッチ切り換え信号bの出
力手段を備えることとする。
【0006】また、上記目的を達成するため、本発明の
送信出力制御方法では、送信増幅回路の増幅度を送信出
力制御電圧により制御して一定の送信出力を得るように
する送信出力制御方法において、送信立上り時には、前
回送信時の送信出力制御電圧を記憶回路から読み出して
上記制御を行い、送信出力が安定した時点で、送信出力
を検出した検出電圧を上記送信出力制御電圧として上記
制御を行うよう切り換えることとする。
【0007】
【作用】本発明では、送信出力を一定にするように増幅
手段を制御する送信出力制御電圧は、スイッチを介して
増幅手段の帰還端子に与えられる。スイッチは、送信の
立上り時においては、送信制御信号が送信開始信号をあ
たえて送信信号が投入されるようになっても遅延回路の
働きによって一定の遅延時間経過するまでは第2の信号
回路が接続され、その一定時間経過後は、第1の信号回
路が接続されて定常の制御状態になるように動作する。
第2の信号回路では、送信制御信号が送信状態の信号で
ある間は、記憶手段に記憶された記憶情報を読み出して
出力する。この記憶情報は前回送信時の送信出力制御電
圧に対応するものであるから、上記の遅延回路による遅
延時間を送信出力検出回路の立上りの遅延より大きく設
定することにより、送信出力制御電圧が0になるような
ことはなくなり、送信の立上り時においても送信出力を
適正にすることが可能になる。
【0008】
【実施例】本発明の送信出力制御回路の実施例の構成を
図1に示す。図1において、1〜4は、図3に示した従
来の構成と同じである。5のA/D回路は、4の検出電
圧をディジタル変換し、6の記憶回路に出力する。6の
記憶回路は送信制御信号を、書き込み・読み出し制御信
号として使用し、送信制御信号が“0”の間は、すなわ
ち、送信状態の信号である間は、前回書き込まれた検出
電圧値を出力し、送信制御信号の立上りエッジ、すなわ
ち、送信断の時点で5のA/D回路によりディジタル変
換された検出電圧値を書き込み記憶する。7のD/A回
路は、6の記憶回路から出力されたディジタル化された
検出電圧値を直流電圧に変換する。8は、送信出力制御
電圧を切り換えるスイッチであり、本実施例では減衰量
制御信号を切り換えるスイッチである。そして9の遅延
回路の出力の減衰量切換信号が“1”の間は、Cの減衰
量切換信号は、7のD/A出力電圧と接続され、“0”
の間は、4の検出器出力電圧に接続される。9は遅延回
路であり、送信制御信号が“0”になってから一定時間
経過後に、すなわち送信出力検出回路の立上り時間の経
過後に、スイッチ切り換え信号として送信制御信号と同
じ“0”を出力するものである。なお、図中、CS0は
検出器の出力端子、CS1は送信出力制御電圧の帰還端
子であり、本実施例では減衰量制御信号cの入力端子で
ある。また、SCSは送信制御信号の出力端子であり、
SWCはスイッチ8の制御端子である。さらに、10は
増幅手段に相当する部分であり、11は送信出力を一定
にするよう制御する制御信号回路、12、13はそれぞ
れ制御信号回路を構成する第1の信号回路、および第2
の信号回路である。
【0009】図2に各部の波形を示す。図2(1)は図
1中のaの送信制御信号の波形であり、また横軸の時間
t軸上に対応の時間を示す。送信制御信号上では、t1
の時間で送信を開始するよう制御し、t1〜t3の期間
は送信を継続する期間、t3〜t4は送信断の制御期間
に相当する。図2(2)は図1中のbのスイッチ切り換
え信号の波形で、送信制御信号の送信開始の信号が遅延
回路によりt1〜t2の時間遅延されてスイッチ切り換
え信号としてスイッチ8の切り換えを制御することを示
す。スイッチ動作としては、送信制御信号上で送信断の
期間およびさらに送信開始のt1〜t2期間は図1の記
憶回路側に接続するよう制御され、その他の送信状態の
期間では検出器4の出力を直接接続するよう制御され
る。また記憶回路に対しては、送信制御信号により、t
1〜t3の期間では、前回送信時に記憶された送信出力
検出電圧を読み出し、t3の時点で今回の送信出力検出
電圧を書き込むよう制御する。図2(3)は送信出力制
御電圧の波形すなわち図1の実施例中cの減衰量制御信
号の波形である。そしてこれにより制御された送信出力
信号dの波形を図2(4)に示す。図2に示すように、
本発明では、送信立上り時においては送信出力制御電圧
は前回送信時の検出電圧により与えられ、送信立上り時
の検出電圧が安定化した状態の電圧で通常の一定出力制
御をするようきり換えることができるから、送信立上り
時においても過大出力が発生しない。特に本発明では、
送信出力制御電圧は、毎回最新の電圧に更新されていく
ため、2回目以降の送信立上り波形では適正な出力が得
られる。
【0010】
【発明の効果】送信立上り時に過大な出力を制限できる
ため、増幅器を破壊する可能性がない。また、送信立上
り時に増幅器が飽和することにより不要電波の発生する
ことを防ぐことができる。さらに、送信出力制御電圧を
ディジタル信号に変換して記憶することにより、周波数
チャネル毎に制御電圧を記憶でき、線形増幅器の有する
周波数特性を補正することが可能となる。また、送信出
力制御電圧の記憶値を送信の度に更新していくため、2
回目以降の送信では、より立上り波形を適正にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信出力制御回路の構成図。
【図2】本発明の送信出力制御回路の各部の波形図。
【図3】従来の送信出力制御回路の構成図。
【図4】可変減衰器の減衰量制御電圧と減衰量の関係を
示す図。
【図5】従来の送信出力制御回路の各部の波形図。
【符号の説明】
1…送信入力信号の入切スイッチ 2…可変減衰
器 3…線形増幅器 4…検出器 5…A/D回路 6…記憶回路 7…D/A回路 8…送信出力制御電圧の
切り換えスイッチ 9…遅延回路 10…増幅手段 11…制御信号回路 12…第1の
信号回路 13…第2の信号回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信の開始または断を送信制御信号により
    制御されて入力された送信入力信号を増幅し送信出力信
    号を出力する増幅手段と、該増幅手段の出力を検出して
    得られる検出電圧を送信出力制御電圧として上記増幅手
    段に帰還する制御信号回路を有して一定の送信出力を得
    る送信出力制御回路において、 上記制御信号回路に、上記増幅手段への帰還端子に接続
    したスイッチと、該スイッチの一方の接点と上記検出電
    圧の出力端子とを直接結ぶ第1の信号回路と、 該スイッチの他方の端子と上記検出電圧の出力端子と
    を、該検出電圧をA/D変換して記憶手段に記憶しその
    記憶情報をD/A変換して出力する回路を介して結ぶ第
    2の信号回路と、 該記憶手段に対して、上記送信制御信号の送信断信号時
    点で該時点における上記検出電圧を書き込み、上記送信
    制御信号の送信開始信号時点以降の送信期間において上
    記記憶情報の読み出しを行う書き込み読み出し制御手段
    と、 上記送信制御信号の出力端子と上記スイッチの制御端子
    との間に遅延回路を含んで、上記送信制御信号の送信開
    始時点を一定時間遅延させた送信立上り時の期間におい
    て上記スイッチを上記第2の信号回路に接続し、該期間
    の経過後において上記スイッチを上記第1の信号回路に
    接続するスイッチ切り換え信号の出力手段を備えること
    を特徴とする送信出力制御回路。
  2. 【請求項2】送信増幅回路の増幅度を送信出力制御電圧
    により制御して一定の送信出力を得るようにする送信出
    力制御方法において、 送信立上り時には、前回送信時の送信出力制御電圧を記
    憶回路から読み出して上記制御を行い、 送信出力が安定した時点で、送信出力を検出した検出電
    圧を上記送信出力制御電圧として上記制御を行うよう切
    り換えることを特徴とする送信出力制御方法。
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Cited By (4)

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