JP2008529408A - 高ダイナミック・レンジを有する閉ループパワー制御 - Google Patents

高ダイナミック・レンジを有する閉ループパワー制御 Download PDF

Info

Publication number
JP2008529408A
JP2008529408A JP2007553099A JP2007553099A JP2008529408A JP 2008529408 A JP2008529408 A JP 2008529408A JP 2007553099 A JP2007553099 A JP 2007553099A JP 2007553099 A JP2007553099 A JP 2007553099A JP 2008529408 A JP2008529408 A JP 2008529408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
gain
compensation
power control
ramp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007553099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4842973B2 (ja
Inventor
ラーマン、マヒバー
アイボネット、ジョージ
プリマカンサン、プラビンクマー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NXP USA Inc
Original Assignee
NXP USA Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NXP USA Inc filed Critical NXP USA Inc
Publication of JP2008529408A publication Critical patent/JP2008529408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4842973B2 publication Critical patent/JP4842973B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/02Manually-operated control
    • H03G3/04Manually-operated control in untuned amplifiers
    • H03G3/10Manually-operated control in untuned amplifiers having semiconductor devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • H03G3/3042Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers
    • H03G3/3047Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers for intermittent signals, e.g. burst signals

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

方法(500)および機器(300、400、601)は、送信機における1つの送信パワーレベルから別の送信パワーレベルへの遷移時および遷移中に、パワー制御ループにおける閉ループ送信パワー制御を行う。この機器は、基準信号(325)および利得補償信号(417)を供給するように構成された基準経路(326)と、パワーレベルに対応する検出信号を利得補償信号に従って処理し、利得補償済み検出信号を供給するように構成された検出経路(327)と、基準信号、利得補償済み検出信号、および利得補償信号に関連するループ補償係数に従って、送信のためのパワーレベルを設定するのに適したパワー制御値を生成するように構成されたパワー制御経路(328)と、を備える。

Description

本発明は、一般にはワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレス送信機においてパワー制御を実施するための方法および機器に関する。
伝送信号のパワー制御は、GSM(Global System Mobile)、EDGE(Enhanced Data rate for GSM Evolution)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)のシステムなど、ワイヤレス通信システムおよび関連するネットワークにおける重要な性能および効率の側面である。特に様々な温度範囲、電源電圧範囲などにわたる、伝送パワー対時間マスク、周波数領域伝送パワー放射マスクなどを含む、そのような環境での伝送に対する厳しい仕様を満たすために、大抵の場合には閉ループパワー制御を用いて、精密な送信パワー制御を達成する必要がある。
伝送に関連する目標パワーレベルは、送信RF/IF経路利得変動が与えられると、閉ループ制御を用いて得られる。閉ループ制御は、関連する仕様に従ってパワー対時間マスクおよび過渡隣接チャネルパワー(ACP)レベルを達成するため、ならびにパワー増幅器(PA)負荷切換えを実施してPA効率を改善するためにしばしば使用される。ベースバンド利得制御、中間周波数(IF)利得制御、無線周波数(RF)利得制御などのうちの1つ以上を含む現代の閉ループパワー制御システムの基本的要素を使用して、要求を満たすようにRF電圧制御増幅器(VCA)やRF PAなどのRF段の送信パワー利得を調節することができる。RFパワー検出器およびA/D変換器は、検出されるデジタル信号パワーレベルが事前プログラムされた基準信号と比較され、誤差信号が生成されるように、デジタル閉ループパワー制御を行う。ループ・フィルタは、誤差信号をフィルタリングすることと、変換され、例えばVCAおよびPAパワー制御段を介して送信パワーレベルを制御するのに使用される制御出力を供給することとによって、制御システムのループ・ダイナミクスを制御する。
従来の送信パワー制御システムでの制限は、例えば、送信されたパワーがA/D変換器よりも高いダイナミック・レンジを有する場合に生じる。その結果、閉ループパワー制御範囲が限定され、パワー精度の減少、パワー対時間マスクを満たし損なうこと、許容不能な過渡ACPなどの性能低下となる。さらに、失われた変換器範囲にわたるPAにおける負荷切換え機能の損失の結果として生じる電流ドレインのために、PA効率が低下する可能性がある。例えば第1スロットに関連するパワーレベルから第2スロットに関連するパワーレベルへの切換えに関連する送信パワー遷移中に、別の制限が生じる。この遷移は、次のパワーレベルに応じてランプアップまたはランプダウンを必要とし、そのような間隔中にパワー制御が不十分であることにより、ループ帯域幅の乱れが引き起こされ、最終的には新しい利得レベルに対する収束時間または整定時間が増大する可能性がある。ランプまたは遷移間隔中の送信パワー過渡現象などはさらに、送信機にパワーマスクを超過させる可能性があり、少なくとも遷移後利得レベルが整定するまでの期間、不安定性が生じる可能性がある。
概要として、本発明は、セルラー電話や双方向無線ハンドセットなどのしばしば通信ユニットと呼ばれる装置またはユニット間の通信を行うワイヤレス通信システムにおける送信パワー制御に関する。本発明は、例えばフィードバックA/D変換器よりもはるかに広い検出経路ダイナミック・レンジを提供し、多くの従来型システムに存在する欠点を解決する混合信号パワー制御システム・アーキテクチャにおいて実装され得る。特別な工場整相ステップまたは外部ホスト・プロセッサなどによる特別なソフトウェア・セットアップを必要とすることなく、混合信号アーキテクチャによって検出経路A/D範囲における増大が自動的に達成されることによって、製造コストが削減される。様々な例示的実施形態によるパワー制御に関連する別の利点には、例えば現在の3Gパワー制御システムでの既知の問題である各パワー遷移の前に生じるソフトウェア・セットアップ・タイミング問題の解消、およびスロット間パワー遷移などの遷移に関する現在のパワーレベルから新しいパワーレベルへのパワー遷移を実施する性能が含まれる。
より具体的には、様々な発明概念および原理は、セルラー通信システム、インフラストラクチャ構成要素、あるいは通信ユニットまたは装置、より具体的には、閉ループ送信パワー制御を実施する送信機システム、集積回路、およびその方法において実施される。典型的な1組の静止インフラストラクチャ構成要素および移動局を含むことに加えて、ワイヤレス通信システムという用語は、特に、構成要素がトランシーバなどの機能の集まりを含む場合には、個々のシステム構成要素を指すことがあることに留意されたい。これらの用語のそれぞれは、サービス・プロバイダおよびユーザのうちの少なくとも一方に通常関連する装置またはシステムを示し、公開ネットワークと共に、または企業ネットワークなどの非公開ネットワーク内で使用することができるインフラストラクチャ構成要素およびワイヤレス・モバイル装置のうちの少なくとも一方を含むことができる。ワイヤレス通信ユニットの追加の例は、携帯情報端末、パーソナル・アサイメント・パッド(personal assignment pad)、ワイヤレス・オペレーションのための装備を有する他のポータブル・パーソナル・コンピュータ、セルラー・ハンドセットもしくは装置、または、そのようなユニットが本明細書で説明される原理および概念に従って構成および構築される限り、それらの均等物を含む。本発明が、本明細書で説明および記載される様々な例示的実施形態および代替の例示的実施形態によるハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、および/または混合信号ICなどの集積回路(IC)の中で実施された送信機、トランシーバ、送信パワー制御ユニットなどを対象とすることにさらに留意されたい。
指摘したように、本発明の機能の多く、および本発明の原理の多くは、それが実装されるとき、混合信号IC、デジタル信号プロセッサおよび対応するソフトウェアなどのソフトウェアとICの組合せ、またはプログラム可能機能を有する特定用途のICと共に、あるいはその中で最良にサポートされる。例えば、利用可能な時間、現在の技術、および経済的な考慮すべき点によって動機付けられる、場合によってはかなりの労力および多くの設計選択肢にもかかわらず、本明細書で開示される概念および原理によって導かれるとき、当業者はそのようなソフトウェア命令またはICを最小限の実験で容易に生成することができると予想される。したがって、簡潔さと、本発明による原理および概念を不明瞭にする危険を最小限に抑えるために、そのようなソフトウェアおよびICのさらなる説明がある場合、それは、好ましい実施形態によって使用される原理および概念に関する本質的要素に限定される。
一般的性質の送信パワー制御装置に加えて、特に注目される通信装置は、例えば、従来の双方向システムおよび装置、アナログおよびデジタル・セルラー、CDMA(符号分割多重接続)およびそれらの変形例を含む様々なセルラー・フォン・システム、GSM、GPRS(General Packet Radio Service)、UMTS(Universal Mobile Telecommuniation Service)システムなどの3Gシステム、EDGE(Enhanced Data Rate for GSM)システム、802.16、802.20、すなわち、Flarionなどのインターネット・プロトコル(IP)ワイヤレス広域ネットワーク、統合デジタル・エンハンスド・ネットワークおよびその変形例または発展例などの、セルラー広域ネットワーク(WAN)を介する音声/データ通信サービスに関連する送信パワー制御を実現または促進するものである。さらに、注目のワイヤレス通信ユニットまたは装置は、好ましくはCDMA、周波数ホッピング、OFDM、またはTDMAアクセス技術を使用する、IEEE 802.11、Bluetooth(登録商標)、Hiper−Lanなどの、通常はWLAN機能と呼ばれる近距離ワイヤレス通信機能を有することができる。
したがって、以下でさらに記載される様々な例示的実施形態によれば、混合信号統合回路などの集積回路(IC)を、基準経路、検出経路、およびパワー制御経路を含む閉ループパワー制御などの送信パワー制御を行うように構成することができる。パワー制御は、当業者なら理解するであろう複合送信信号の送信などの送信に関連する異なるパワーレベル間、例えばゼロから非ゼロ・レベル、非ゼロからゼロ・レベルまたは第1の非ゼロ・レベルから第2の非ゼロ・レベルの制御を含むことができる。異なるパワーレベルを、例えばタイムスロット間遷移、チャネル間遷移、周波数間遷移、送信機オン/ウォームアップまたはオフなどに関連する送信パワーレベル遷移と関連付けることができることも理解されよう。したがって、異なるパワーレベルは、例えば上記で指摘した送信パワー遷移に関連する遷移前パワーレベルと遷移後パワーレベルとを含む。
指摘した例示的ICは、遅延の後に生成された基準信号および利得補償信号を供給するように構成された基準経路と、アナログ利得値を印加することなどにより、パワーレベルに対応する検出信号を利得補償信号に従って処理し、アナログ利得値を含む検出信号から変換されたデジタル・フィードバック信号など、利得補償済み検出信号を供給するように構成された検出経路とを含むことができる。例示的ICは、基準信号と、利得補償済み検出信号と、利得補償信号に関連するループ補償係数とに従って、パワー制御値を生成するように構成されたパワー制御経路をさらに含むことができる。パワー制御値を使用して、送信に関する異なるパワーレベルに対してパワーレベルを設定することができる。
本発明の原理をより良く理解するために、図1に示す従来型閉ループパワー制御構成100を参照する。送信するように定められた情報信号101は、I,Qチャネル変調データを含むことができる。情報信号101は、パルス整形フィルタ102と、アナログ変換用のデジタル−アナログ変換器(DAC)103とへ入力される。DAC103の出力は、送信DAC再構築フィルタ104へ入力され、当業者なら理解するであろう追加の処理が実施される。送信DAC再構築フィルタ104の出力はミキサ105へ入力されて、それが局部発振器(LO)信号に掛けられて伝送帯信号が形成され、それが電圧制御増幅器(VCA)106およびパワー増幅器(PA)107のうちの少なくとも一方へ入力され、送信間隔中に送信または送信/受信アンテナ108を介する、例えば、複合スロット化信号もしくはその他の複合送信信号、または関連する送信信号の送信に関連する送信パワーレベルが最終的に制御される。本明細書で説明および記載される原理は、複合送信信号の送信および制御を実現するために2つ以上の送信アンテナが使用されるシステムなどの送信ダイバーシティ環境にさらに適用可能であることが、当技術分野において理解されよう。従来型閉ループパワー制御ブロック110は、例えばパワー検出器を介してサンプリングされる伝送帯信号の一部から得られるパワーレベルに基づいて閉ループパワー制御を実施することができる。
従来型閉ループパワー制御ブロック110を、より詳細に図2に示す。伝送帯信号は、アナログ−デジタル変換器(ADC)203に入力される前に、調整のため、パワー検出器201およびアンチエイリアシング・フィルタ202へ入力され得る。ADC203は、伝送帯信号からサンプリングされたデジタル・フィードバック信号を生成し、この信号が加算器または減算器204へ入力される。デジタル・フィードバック信号を基準信号と組み合わせた後、誤差信号205が生成され、ループ・フィルタ206へ入力される。ループ・フィルタ206の出力は、自動出力コントローラ(AOC)デジタル−アナログ変換器(DAC)207およびAOC DAC再構築フィルタ208へ入力され、AOC DAC再構築フィルタ208は実際のパワー制御信号を生成し、この信号が次いでVCA106およびPA107のうちの少なくとも一方へ出力され、アンテナ108でのパワーレベルを制御するのに使用される。様々なパワーレベルが送信機によって生成され、それに応じて増幅される必要があることが理解されよう。
しかしながら、従来型閉ループパワー制御ブロック110によって実現される制御が不十分であるために制限が生じる。例えば、パワー制御レベル変更中にループ・フィルタ206の帯域幅が乱される可能性がある。そのような乱れは、例えば新しい基準値の適用と対応するフィードバック値の生成との間の、例えば制御ループなどに関連する1つ以上の経路における変換遅延による待ち時間によって引き起こされる可能性がある。従来型パワー制御システムはさらに、GPRS送信システム、EDGE送信システム、WCDMA送信システム、HSDPA送信システムなどのシステムで指定される場合のある多重スロット送信に必要な、例えば以前のパワーレベルから新しいパワーレベルへの遷移などのスロット間パワー遷移中、問題を生じる。文献によっては検出経路利得を出力パワーレベルに応じて変更することを述べていることがあるが、そのような記載は、送信システムの機能的目標および性能目標を満たし、さらに一定のループ利得帯域幅を維持しながら、閉ループパワー制御システム内でどのように検出経路利得変更を達成することができるかを説明することを欠いている。具体的には、従来技術は、一定のループ帯域幅を維持しながら所望の目標パワーレベルを達成するために基準信号経路および制御信号経路に必要な機能を説明することを欠いている。
したがって、様々な例示的実施形態に従って送信機増幅器340に結合されるパワー制御システム310を有する送信機システム300を、例えば図3に示すように構築/構成することができる。パワー制御システムまたは閉ループパワー制御システム310を含むシステム300の多くを、混合信号集積回路を含む1つ以上の集積回路により実装することができる。以下でより詳細に記載するように、パワー制御システムを使用して一定のループ利得およびその他の利点を維持することができる。例えば混合信号集積回路(IC)、ソフトウェアを実行するプロセッサ、アナログ回路などにより、またはそれらとして実装することのできる閉ループパワー制御ユニット320は、例えばADC203での変換の前に、検出経路においてアナログ利得値を修正することができ、また、誤差信号205を生成するために減算器204(差を与えるように構成された加算器)で使用される基準信号または値325を基準経路において生成することができる。閉ループパワー制御ブロック320は、ループ利得安定化のためのループ補償をさらに含むことができ、1つのパワーレベルから別のパワーレベルへの遷移中に一定のループ利得帯域幅が得られる。
一般に、図3の送信機システム300またはパワー制御システム310は、送信機増幅器340からの送信に関連するスロット1でのパワーレベル1、スロット2でのパワーレベル2など、異なるパワーレベル間および異なるパワーレベルでの送信パワー制御を行うように構成される。送信機増幅器340は、信号入力341、信号出力343、および利得制御入力345を含む。信号出力はVCA106またはパワー増幅器(PA)107からの出力として見られ、入力341における所与の入力に対する出力レベルまたはパワーレベルは、制御入力345における信号または値に従って変動する。パワー制御システム310は、送信機増幅器に結合され、利得制御入力に直接的または間接的に結合された利得制御値を供給するように構成される。
以下でさらに詳細に記載するパワー制御システムは、基準信号また一部の実施形態では利得補償信号を供給するように構成された、基準信号ジェネレータ326または経路を含む。一部の場合には、基準ジェネレータは、2つのパワーレベル間の遷移に対応するランプ・プロファイルを使用する。1つ以上の実施形態では、基準経路または基準ジェネレータは利得補償信号も供給する。システム310はまた、送信機増幅器および基準信号ジェネレータの信号出力343に結合され、信号出力343における信号レベルまたはパワーレベルに対応するフィードバック信号を供給するように構成された検出器経路または検出器327も含む。一部の実施形態では、検出経路は、例えば送信機増幅器からの出力信号またはパワーレベルに対応する検出信号を利得補償信号に従って処理し、減算器(差を取るように構成された加算器)204において利得補償済み検出信号を供給するように構成される。さらに、基準信号ジェネレータと、(減算器204による)検出器からのフィードバック信号または利得補償済み検出信号とに結合され、基準信号およびフィードバック信号(一部の実施形態においては補償されるように)に対応する利得制御値を供給するように構成されるパワー制御経路、制御回路、またはコントローラ328も含まれる。パワー制御経路は、例えば、基準信号、利得補償済み信号、および利得補償信号に関連するループ補償係数に従って、送信のためのパワーレベルを設定するのに適したパワー制御値を生成するように構成されることができる。
図3の閉ループパワー制御システム310および閉ループパワー制御ユニット320を有する送信機システム300をより良く理解するために、図4に、閉ループパワー制御ユニット420(ユニット320の一実施形態)を含む送信機システム400の一実施形態の詳細な図を示す。閉ループパワー制御ユニット420は、例示的な目的で、様々な例示的実施形態による混合信号ICの部分を表すことができる。一般に、基準信号325を供給する機能ブロックは基準ジェネレータまたは経路326と見られ、検出器経路327は、アンチエイリアシング・フィルタ202からADC203までの制御ユニット420の少なくとも一部、例えばアナログ利得ユニットまたは制御可能/可変利得増幅器423を含み、パワー検出器201、フィルタ202、ADC203などのうちの1つ以上も含むように見られる。
幾分詳細には、基準経路または基準ジェネレータが、スタート・ランプ・トリガ401によってトリガされる。スタート・ランプ・トリガ401は、遷移を示し、例えば、新しい目標パワーレベルをラッチ1 402へ読み込ませるためや、以前のパワー設定(PWR_PREV)による値をラッチ2 403へ格納するために使用され得る。ラッチ1 402およびラッチ2 403の内容をPWR_NEW 405およびPWR_PREV 404として参照され、それらの値は加算器ノード406へ入力され、大きさおよび符号ビット407を含む差分値を生成することができる。408にて差分の絶対値が決定される。符号ビット407は遷移に必要なパワー制御の方向の指示を提供することが可能であるため、基準ランプ・ルックアップ・テーブル(LUT)409へ入力され、トリガ401によって開始されるように符号ビット407に基づいてLUTからランプアップまたはランプダウン・プロファイルが選択および提供されることが理解されよう。以下でさらに説明するように、LUTからの基準ランプ・プロファイルを、例えば乗算器410にてパワー差の大きさを掛けることによってスケーリングし、中間ランプ信号を形成または提供することができる。また、符号ビット407はセレクタまたはマルチプレクサ412へも入力され、PWR_NEW(例えば符号ビットは1 413)またはPWR_PREV(例えば符号ビットは0 414)を、選択されたランプアップまたはランプダウン・プロファイル、例えば中間ランプ信号に関連する値に加算することによって、基準信号に対応するランプ信号415を生成または供給するか否かを判定するために使用される。
例えば、1つのパワーレベルから別のパワーレベルへの遷移中のパワー制御は、デジタル回路のいくつかの連続するサイクルにわたって生じる場合があるため、基準ランプ値が、例えば、ランプダウン・プロファイルに関するパワー制御ループにおいて次々に印加され得る一連の下方傾向基準値、または逆に、ランプアップ・プロファイルに関するパワー制御において次々に印加され得る一連の上方傾向基準値を含むことが理解されよう。(LUTからの)ランプアップ・プロファイルは0から1の値を含むことができ、ランプダウン・プロファイルは1から0の値を含むことができることが理解されよう。数学的記述は次のようなものとなり得る。ランプアップ基準値生成では、ref_ramp(ランプ信号415)=LUT_output×abs[(pwr_new 413)−(pwr_prev 414)]+pwr_prev 414、ただし、sign[(pwr_new 413)−(pwr_prev 414)]=0(負符号)とすると、LUT_outputは0から1の値である。逆に、ランプダウン基準値生成では、ref_ramp 415=LUT_output×abs[(pwr_new 413)−(pwr_prev 414)]+pwr_new 413、ただし、sign[(pwr_new 413)−(pwr_prev 414)]=1(正符号)とすると、LUT_outputは1から0の値である。
乗算器410にて、基準ランプLUT409からの基準値に、差に関連する絶対値、大きさなど408が掛けられ、例えば、中間基準値が形成される。中間基準値は加算ノード411にてマルチプレクサ412からのpwr_new 413およびpwr_prev 414のうちの選択された一方と加算され、基準ランプ値、例えば、ランプ信号415が生成される。基準ランプ値は、例えばN+Mビット値であり得る。例えば、差408はNビット値であり得るが、制御ループの部分内の加算および乗算などの計算において、より高い数学的精度を得るために、基準ランプLUT409からの基準値との乗算の後、中間値は、例えば、N+Mビット値であり得る。
様々な実施形態での基準経路または基準信号ジェネレータ326は、ランプ信号415に結合され、ランプ信号の振幅または値に対応する利得補償信号417を供給するように構成された比較ユニット416をさらに含む。本質的に比較ユニットは、ランプ・プロファイルまたはそのスケーリング・バージョンに結合され、ランプ・プロファイルの範囲に従って利得補償信号を供給するように構成される。ランプ信号415は、しきい値比較ユニット416へ入力されてよく、ランプ信号の値、例えば振幅を、TH1,...,THNなどの、いくつかの事前プログラムされたしきい値レベルと連続的に比較することができる。特定のしきい値レベルTHiが超えられるとき、例えば第i番目の利得値に関連する制御信号または利得補償信号417が生成される。パワー制御システムを補償または利得補償するために、利得補償信号を1つの形式または別の形式で使用できることが理解されよう。図示するように、検出経路または検出器327は、ADC変換器203を駆動するように構成される検出信号にアナログ利得値を適用するように構成されるアナログ利得段またはユニット423を備える。ADCは、アナログ利得段からの出力信号を利得補償済み検出信号に変換するように構成される。利得補償済み検出信号は、送信機増幅器の信号出力での信号レベルに対応するフィードバック信号である。アナログ利得ユニットは、例えば基準信号ジェネレータによって供給される利得補償信号によってフィードバック信号の振幅範囲を制限するように制御されるかまたは制御可能である、利得補償信号に対応する利得またはアナログ利得を有する。
例えば、しきい値レベルを超えることは、アナログ利得段423での利得などのフィードバック利得がランプ信号415の現在の値に基づいて変更される必要があることを示してよい。例えばADC203などのフィードバックA/D段をオーバードライブまたはアンダードライブさせないようにしつつ、送信機の信号出力、例えば伝送帯信号のパワーレベルを正確に検出するために利得変更が必要である可能性がある。指摘したように例えば第i番目の利得値に関連する制御信号または利得補償信号417を使用して、線形利得G1,...,GNなどの可能な検出利得からGiの検出経路アナログ利得値を選択することができる。ここでG1は最低の利得設定を表し、GNは最高の利得設定を示す。
さらに、利得補償信号417または制御信号は、遅延補償信号419を供給するように構成される遅延ユニット418に印加または結合され得る。遅延ユニットは、例えば、ADC203の変換遅延などの検出経路または検出器における遅延に対応する所定または固定の遅延を有することができる。したがって、遅延補償信号が使用され得るか、または実際に、経路遅延、例えばADC203の遅延を検出するために補償される。基準経路または基準ジェネレータは、利得補償器430をさらに備える。利得補償器430は、遅延補償信号419に結合され、利得補償信号、例えば遅延補償信号に対応する利得補償をランプ信号415、例えばランプ・プロファイルに適用して基準信号325を供給するように構成される、例えば乗算器421およびマルチプレクサ431をさらに備える。検出経路アナログ利得が利得値Giに変更されたときはいつでも、ランプ信号415が、セレクタまたはマルチプレクサ430からの選択された利得補償値Gi/G1だけ乗算器421で乗算される。G1/G1の値431(1.0)、G2/G1の値432、G3/G1の値433、GN/G1の値434などの遅延補償信号419によって選択される、得られる利得補償値は乗算器421へ出力され、ランプ信号をスケーリングして基準信号を供給するために使用され得る。したがって、遅延された利得補償信号または遅延補償信号は、検出経路を介する遅延、例えばADC203を介する遅延を補償するように利得補償器を制御する。
概要として、例えば、集積回路において実装することができ、基準信号また一部の実施形態では利得補償信号を供給する、基準経路または基準ジェネレータ326を記載した。基準経路またはジェネレータは、とりわけ、新しい送信パワーレベルを格納するように構成された第1レジスタ402と、以前の送信パワーレベルを格納するように構成された第2レジスタ403と、大きさおよび符号を含む、新しい送信パワーレベルと以前の送信パワーレベルとの差を生成するように構成された差分ノード406と、複数の基準ランプ・プロファイルを含むルックアップ・テーブル(LUT)409と、基準信号に対応するランプ信号を生成するように構成されたランプ・ジェネレータ(410〜412)とを備える。ランプ・ジェネレータは、LUT409から得られた複数の基準ランプ・プロファイル値のうちの1つに差の大きさを掛け、中間ランプ信号を供給するための乗算器410と、マルチプレクサ412によって与えられる符号に基づいて新しい送信パワーレベルと以前の送信パワーレベルとのうちの一方を中間ランプ信号に加えるための加算器411とを備える。
遅延ユニット418により、利得補償が時間整合式に適用され、同じ量の利得変更が基準経路と検出経路のどちらにも適用されることに留意されたい。基準経路における検出経路利得変更に対する補償が実施されなかった場合、閉ループパワー制御システムは、誤った目標パワーレベルへ移ることになる。したがって、遅延ユニット418での遅延補償は、減算器204でのフィードバック信号または利得補償済み検出信号の到着と整合するように、基準経路におけるマルチプレクサ431にて遅延補償信号419を介して一度に適用される。したがって、検出経路および基準経路におけるいかなる利得変更も時間整合され、このことは、望ましくないループ過渡現象などを回避するのに役立つ。以下で説明するように、コントローラまたは制御回路または制御経路におけるループ補償ユニット440および乗算器424が使用されて、その経路における変更が時間整合され、一定のループ利得およびループ帯域幅が維持される。
基準ジェネレータは基準信号325を供給し、例えば、乗算器421がNビット基準値を生成する。このNビット基準値は、ADC203からのNビット・デジタル・フィードバック信号または利得補償済み検出信号と共に加算ノード、例えば減算器204へ入力され得る。基準値と検出経路におけるフィードバック信号との差の大きさなど、差を計算した後、誤差信号422が生成され、制御回路またはパワー制御経路328へ供給される。制御回路または経路は、乗算器424と、検出経路、例えばADC203を介する遅延によって利得補償信号に対応する利得補償を適用するように構成されたループ補償ユニット440、例えばマルチプレクサとを含む。乗算器424は、誤差信号とループ補償係数とを掛けることによって、パワー制御値、または利得制御値に対応する値を生成するように構成され、指摘したように、誤差信号は、基準信号と利得補償済み検出信号との差から求められる。ループ補償ユニットは、(利得補償信号に対応する)遅延補償信号419に結合され、ループ補償係数を供給するように構成され、1つ以上の実施形態では、ループ補償係数は、利得補償信号に関連する利得補償係数の逆数を含む。
例えば、誤差信号422は、乗算器424にて、さらにループ補償係数または値G1/Giが掛けられる。ループ補償係数は、上記で指摘した検出経路利得補償値またはアナログ利得値の逆数であることが理解されよう。ループ補償値は、値G1/G1 441(1)、値G1/G2 442、値G1/G3 443、および値G1/GN 444を含む。基準および検出経路利得が例えばGiに関連する値に変更されるときにはいつでも、ループ補償は一定のループ帯域幅を保証する。従来型閉ループパワー制御システムにおけるようにループ利得補償が適用されない場合、ループ不安定性、および様々な目標パワーレベルに対してPA107の出力にて望まれる所望のパワー対時間マスクを満たせないことを含めて、ループ・ダイナミクスに悪影響を及ぼすことになる。ループ補償ユニットまたはマルチプレクサが遅延補償信号から駆動されるので、制御経路における利得の変更は基準経路の利得の変更と時間整合される。
したがって、基準経路における検出利得補償および誤差信号経路などのパワー制御経路におけるループ利得補償の時間整合式の適用により、検出経路利得変更が実施されるときに、ループ・フィルタ206に対するNビットパワー制御信号425が影響を受けないままとなることが可能となる。指摘したように、AOC DAC207およびその再構築フィルタであるAOC DAC再構築フィルタ208を使用してデジタル制御信号をアナログ形式に変換した後、ループ・フィルタ206の出力における平均パワー制御信号はベースバンド、IF、またはRF利得制御段に印加される。
このように、少なくとも部分的には集積回路(IC)により実装するのに適したパワー制御システムを記載し、説明した。1つ以上の実施形態におけるシステムは、アナログ−デジタル変換器203を駆動し、利得補償信号417に対応する利得を有する可変利得増幅器423を有する検出経路327を含む。さらに、基準信号325に対して利得補償信号に対応する利得補償と、検出経路に関連する時間遅延に対応する遅延補償とを提供するように集合的に構成された利得補償器430に結合された遅延ユニット418を含む基準経路326が含まれる。また、乗算器424を介してループ補償係数を誤差信号422に適用し、パワー制御値を供給するように構成されたループ補償ユニット440を含むパワー制御経路328も含まれる。誤差信号は、基準信号および検出経路からの利得補償済み検出信号に対応し、ループ補償係数は、時間遅延を償却し、基準信号に対する利得補償に反比例する。多くの実施形態では、集積回路は、パワー制御値に従って制御される利得を有し、検出信号に対応する出力信号を供給するように構成された送信機増幅器106、107のうちの一部または全部をさらに含むことができる。パワー制御システムまたはICは、異なるパワーレベル間の、チャネル間遷移、タイムスロット間遷移、および周波数間遷移のうちの1つを含む送信パワー遷移中にパワー制御を行うように特に構成される。
様々な例示的実施形態に従って本明細書で説明および記載した原理および概念を、図5に示す例示的方法または手続き500の中で実施できることが理解されよう。この方法は、上述の機器またはその他の適切に構成された構成を使用して実施するのに適している。ハードウェアの初期化、ソフトウェア・リセット、または新しいパワーレベルなどであり得る501における開始の後、502にてランプ・トリガが検出され得る。503にて、差の符号および大きさを含めて、以前のパワーレベルは新しいパワーレベルから減算され得る。504にて、先に指摘したように、差の符号に基づいて、RAMP_DOWNまたはRAMP_UPプロファイルが、RAMP_UPでは0から1の間、RAMP_DOWNでは1から0の間の基準ランプ値に対して使用され得る。505にて、差に関連する符号値が負である場合、差の大きさにはRAMP_DOWNプロファイル値が掛けられて中間基準値を形成し、符号値が正である場合、差の大きさにはRAMP_UPプロファイル値が掛けられて中間基準値を形成し得る。506にて、符号値が正である場合、中間基準値は以前の目標パワーレベルに加えられ、ref_ramp415などの基準ランプ値を形成し、符号値が負である場合、中間基準値は新しい目標パワーレベルに加えられ、基準ランプ値を形成する。507にて、検出経路において適用されるアナログ利得値を決定するために、上述のように基準ランプ値は一連のしきい値と比較され得る。508にて利得変更が示される場合、509にて、検出経路においてアナログ利得が調節され得る。508にて利得変更が示されない場合、例示的手続きは単に戻り、例えば502にて次のランプ・トリガ・イベントを待機し得る。
510では、509におけるアナログ利得の調節後、上記で指摘したように、検出経路における変換遅延を補償するために、基準経路処理に固定遅延が追加され得る。511では、遅延後、最終的な基準信号を形成するために、検出経路利得補償値が生成され、ref_ramp値が掛けられ得る。512では、最終的な基準信号を検出フィードバック信号の負のバージョンに加える(すなわち、2つの信号を減算する)ことによって、誤差信号が生成され得る。513では、安定化パワー制御信号を形成するために、検出経路利得補償値の逆数などのループ利得補償値が生成され得る。514では、例えば、I,Q変調データに対して送信パワー制御を実施するために、パワー制御信号が使用され得る。515では、例示的手続きを終了することができるが、この手続きが開始501に戻り、例えば新しいランプ・トリガなどを待機することもできることが当業者には理解されよう。
したがって、方法500は、送信に関連する異なるパワーレベル間の送信パワー制御を行うためのものである。この方法は、検出経路およびパワー制御経路をさらに含むパワー制御ループの基準経路において基準信号507に対応する利得補償値を生成する工程と、利得補償値に基づいて検出経路における検出信号509に適用される利得を変更して、利得補償済み検出信号を供給する工程と、基準信号と、利得補償済み検出信号と、利得補償値に対応するループ補償係数とに従って、送信のためのパワーレベルを設定するのに適したパワー制御値または利得513を供給する工程と、を含む。利得補償値507を生成する工程は、ランプ信号を1つ以上のしきい値と比較し、比較結果に基づいて利得補償値を選択する工程を含む。基準信号は、複数の基準ランプ・プロファイル値を含むルックアップ・テーブル(LUT)から得られるランプアップ・プロファイルおよびランプダウン・プロファイルのうちの一方から生成される。基準信号を生成する工程は、検出経路510における遅延に関して、利得補償値511に従ってランプ信号を補償する工程を含む。
例えば上述のような様々な例示的実施形態および代替の例示的実施形態によれば、図6に示す例示的機器601を使用して本発明を実施することができる。例えば送信機、トランシーバ、送信パワー制御ユニットなどの中に配置された機器でよい例示的機器601は、バス602に結合することのできるデジタル部610と、やはりバス602に結合することのできるアナログ部620とを含む。バス602は、通常通りデジタル・バスを示すことができると共にアナログ制御信号なども含むことができ、それによって、例えば、本明細書の上記で記載したようにアナログ利得段で適用すべきアナログ利得値を選択するデジタル制御線などの、アナログ部620に対するデジタル・インターフェースを介してアナログ制御を達成することができ、またはアナログ部620に対するアナログまたは準アナログ制御信号を介して直接的に達成できることが理解されよう。図を簡単にするために図示していないが、良く理解されるように、互いに接続することができ、かつアナログまたは準アナログ制御信号線を含むバス602に接続することができるプロセッサ611およびメモリ612をデジタル部610がさらに含むことができることがさらに理解されよう。プロセッサ611は、本明細書に記載の閉ループパワー制御関連の手続きの実行専用の汎用プロセッサでもよく、閉ループパワー制御関連の作業を実施するように特に構成された専用プロセッサでもよいことが理解されよう。アナログ部620はさらに、送信ダイバーシティ送信機およびトランシーバ用の複数のアンテナ601などの1つ以上のアンテナ601に結合された送信機またはトランシーバ/RFインターフェースと共に構成することができ、例えば図3および図4などに示されるアナログ構成要素を含むことができる。
様々な例示的実施形態によるパワー制御の有利かつ予期しない結果を完全に理解するために、図7に一連のシミュレーション結果を、基準経路における検出利得補償グラフ710、検出経路における検出利得変更グラフ720、利得補償前の誤差信号グラフ730、0dBから9dBの利得変更グラフ740、利得補償後の誤差信号グラフ750、電圧制御グラフ760、アンテナパワーグラフ770の形で示す。検出利得補償グラフ710では、第1遷移点711および第2遷移点712が基準経路に示されている。検出利得変更グラフ720では、第1利得変更検出点721および第2利得変更検出点722が検出経路に示されている。検出利得補償グラフ710および検出利得変更グラフ720において、第1遷移点711,721でのランプアップ過程中など、プログラムされたしきい値レベルが超えられるとき、基準経路利得および検出経路利得が時間整合式に9dBだけ動的に低減されることが理解されよう。同様に、ランプダウン過程中の第2遷移点712,722で基準経路利得および検出経路利得が9dBだけ動的に増大される。
誤差信号グラフ730では、利得補償前の第1誤差信号遷移点731および第2誤差信号遷移点732が示されており、本明細書の上記で指摘したようにループ帯域幅不安定性を引き起こす可能性のある重大な不連続を含む。0dBから9dBの利得変更グラフ740は、フィードバックA/D段をそれぞれオーバードライブおよびアンダードライブすることを回避するための、ランプアップ中の検出経路利得の9dBの低減およびランプダウン中の9dBの増大を表す第1例示的パワーレベル遷移741および第2例示的パワーレベル遷移742を示す。誤差信号グラフ750は、利得補償後の第1誤差信号遷移点751および第2誤差信号遷移点752を示し、一定のループ利得帯域幅を維持するようなより漸進的なランピングを含む。したがって、ループ帯域幅を変更することを回避するために、誤差信号がランプアップ過程中に+9dBだけスケーリングされ、ランプダウン過程中に−9dBだけスケーリングされる。
得られる安定化パワー制御が、送信仕様を容易に満たすレベルを示す電圧制御グラフ760およびアンテナパワーグラフ770に反映される。例えばアンテナパワーグラフ770に示される、前述の得られるランプアップおよびランプダウンパワー制御応答により、様々な例示的実施形態に従って動作するパワー制御システムまたはユニットを備える送信機、トランシーバなどが、望ましくない過渡性能問題なしに所望のパワー対時間要件を満たすことが可能となる。
さらに、図8に示すように、グラフ800は、オン・チャネル信号810に関する送信パワーレベル対時間、ならびに第1遷移点811および第2遷移点812を示す。グラフ800はまた、例えば図7のランプアップおよびランプダウン遷移中の、隣接するチャネル820および代替チャネル830に関する送信パワー対時間も示す。グラフ800は、過渡隣接チャネル漏出比(ACLR)が、例えばWCDMA要件に一般に関連する、隣接するチャネルに関する性能要件33dB ACLRおよび代替チャネルに関する43dB ACLRを満たすことを示す。
従来型閉ループ送信パワー制御構成を示す図。 図1の従来型閉ループパワー制御構成をさらに示す図。 様々な例示的実施形態による高ダイナミック・レンジを有する閉ループパワー制御を示すパワー制御システムを備える例示的送信機システムを示す図。 様々な例示的実施形態による図3の送信機およびパワー制御システムのより詳細な図。 様々な例示的実施形態による例示的手続きを示すフローチャート。 様々な例示的実施形態および代替の例示的実施形態による例示的機器を示すブロック図。 様々な例示的実施形態に従って得られる一連の例示的シミュレーション結果を示す図。 様々な例示的実施形態および代替の例示的実施形態による例示的遷移中の様々なパワーレベルを示すグラフ。

Claims (20)

  1. 送信に関連する異なるパワーレベル中およびそれらのパワーレベル間の送信パワー制御を行うように構成された集積回路(IC)であって、
    基準信号および利得補償信号を供給するように構成された基準経路と、
    パワーレベルに対応する検出信号を利得補償信号に従って処理し、利得補償済み検出信号を供給するように構成された検出経路と、
    基準信号と、利得補償済み検出信号と、利得補償信号に関連するループ補償係数とに従って、送信のためのパワーレベルを設定するのに適したパワー制御値を生成するように構成されたパワー制御経路と、からなる集積回路(IC)。
  2. 基準経路は、
    利得補償信号に結合され、かつ、遅延補償信号を供給するように構成された遅延ユニットと、
    遅延補償信号に結合され、かつ、ランプ信号に利得補償を適用して基準信号を供給するように構成された利得補償器と、を含む請求項1に記載の集積回路(IC)。
  3. 基準経路は、ランプ信号に結合され、かつ、ランプ信号の振幅に対応する利得補償信号を供給するように構成された比較ユニットを含む請求項2に記載の集積回路(IC)。
  4. 基準経路は、
    新しい送信パワーレベルを格納するように構成された第1レジスタと、
    以前の送信パワーレベルを格納するように構成された第2レジスタと、
    大きさおよび符号を含む、新しい送信パワーレベルと以前の送信パワーレベルとの差を生成するように構成された差分ノードと、
    複数の基準ランプ・プロファイルを含むルックアップ・テーブル(LUT)と、
    LUTから得られた複数の基準ランプ・プロファイル値のうちの1つに差の大きさを掛けて、中間ランプ信号を供給するための乗算器、および、符号に基づいて新しい送信パワーレベルと以前の送信パワーレベルとのうちの一方を中間ランプ信号に加えるための加算器を備え、基準信号に対応するランプ信号を生成するように構成されたランプ・ジェネレータと、を含む請求項1に記載の集積回路(IC)。
  5. 検出経路は利得補償信号に対応するアナログ利得値を検出信号に適用するように構成されたアナログ利得段を含む請求項1に記載の集積回路(IC)。
  6. 検出経路はアナログ利得段からの出力信号を利得補償済み検出信号に変換するように構成されたアナログ−デジタル変換器を含む請求項5に記載の集積回路(IC)。
  7. パワー制御経路は基準信号と利得補償済み検出信号との差から導出された誤差信号と、ループ補償係数とを掛けることによってパワー制御値を生成するように構成された乗算器を含む請求項1に記載の集積回路(IC)。
  8. パワー制御経路は、利得補償信号に対応する遅延補償信号に結合され、かつ、利得補償信号に関連する利得補償係数の逆数を含むループ補償係数を供給するように構成されたループ補償ユニットを含む請求項7に記載の集積回路(IC)。
  9. 検出経路はアナログ−デジタル変換器を駆動し、かつ、利得補償信号に対応する利得を有する可変利得増幅器を含むことと、
    基準経路は利得補償信号に対応する利得補償と、検出経路に関連する時間遅延に対応する遅延補償とを基準信号に提供するように集合的に構成された利得補償器に結合された遅延ユニットを含むことと、
    パワー制御経路は基準信号および利得補償済み検出信号に対応する誤差信号に、時間遅延を償却し、かつ、基準信号に対する利得補償に反比例するループ補償係数を適用し、パワー制御値を供給するように構成されたループ補償ユニットを含むことと、を含む請求項1に記載の集積回路(IC)。
  10. パワー制御値に従って制御される利得を有し、かつ、検出信号に対応する出力信号を供給するように構成された送信増幅器を含む請求項1に記載の集積回路(IC)。
  11. 異なるパワーレベル間の、チャネル間遷移、タイムスロット間遷移、および周波数間遷移のうちの1つを含む送信パワー遷移中にパワー制御を行うように構成された請求項1に記載の集積回路(IC)。
  12. 送信に関連する異なるパワーレベル間の送信パワー制御を行うための方法であって、
    検出経路およびパワー制御経路をさらに含むパワー制御ループの基準経路において基準信号に対応する利得補償値を生成する利得補償値生成工程と、
    利得補償値に基づいて検出経路における検出信号に適用される利得を変更して、利得補償済み検出信号を供給する利得補償済み検出信号供給工程と、
    基準信号と、利得補償済み検出信号と、利得補償値に対応するループ補償係数とに従って、送信のためのパワーレベルを設定するのに適したパワー制御値を供給するパワー制御値供給工程と、からなる方法。
  13. 利得補償値生成工程はランプ信号を1つ以上のしきい値と比較し、比較結果に基づいて利得補償値を選択する工程を含む請求項12に記載の方法。
  14. 複数の基準ランプ・プロファイル値を含むルックアップ・テーブル(LUT)から得られるランプアップ・プロファイルおよびランプダウン・プロファイルのうちの一方から基準信号を生成する基準信号生成工程を含む請求項12に記載の方法。
  15. 基準信号生成工程は検出経路における遅延に関して、利得補償値に従って信号を補償する工程を含む請求項14に記載の方法。
  16. 第1パワーレベルから第2パワーレベルへの遷移中のパワー制御を行うための送信機システムであって、
    信号入力、信号出力、および利得制御入力を有する送信機増幅器と、
    送信機増幅器に結合され、かつ、利得制御入力に結合された利得制御値を供給するように構成されたパワー制御システムとからなり、
    パワー制御システムは、
    第1パワーレベルから第2パワーレベルへの遷移に対応するランプ・プロファイルを使用して基準信号を供給するように構成された基準信号ジェネレータと、
    送信機増幅器および基準信号ジェネレータの信号出力に結合され、かつ、信号出力における信号レベルに対応するフィードバック信号を供給するように構成された検出器と、
    基準信号ジェネレータおよび検出器からのフィードバック信号に結合され、かつ、基準信号およびフィードバック信号に対応する利得制御値を供給するように構成された制御回路と、を含む、
    送信機システム。
  17. 検出器は、アナログ−デジタル変換器を駆動してフィードバック信号を供給するように構成され、かつ、基準信号ジェネレータによって供給される利得補償信号によってフィードバック信号の振幅範囲を制限するように制御される利得を有するアナログ利得ユニットを含む請求項16に記載の送信機システム。
  18. 基準信号ジェネレータはランプ・プロファイルの範囲に従って利得補償信号を供給するためにランプ・プロファイルに結合された比較ユニットと、ランプ・プロファイルに利得補償を適用して基準信号を供給するための利得補償器と、を含む請求項17に記載の送信機システム。
  19. 基準信号ジェネレータは利得補償器を制御してアナログ−デジタル変換器を介する遅延を補償するために利得補償信号に結合された遅延ユニットを含む請求項18に記載の送信機システム。
  20. 制御回路はアナログ−デジタル変換器を介する遅延によって利得補償信号に対応する利得補償を適用するように構成されたループ補償ユニットを含む請求項17に記載の送信機システム。
JP2007553099A 2005-01-31 2005-12-14 高ダイナミック・レンジを有する閉ループパワー制御 Expired - Fee Related JP4842973B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/046,910 US7148749B2 (en) 2005-01-31 2005-01-31 Closed loop power control with high dynamic range
US11/046,910 2005-01-31
PCT/US2005/045206 WO2006083403A2 (en) 2005-01-31 2005-12-14 Closed loop power control with high dynamic range

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008529408A true JP2008529408A (ja) 2008-07-31
JP4842973B2 JP4842973B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=36755906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007553099A Expired - Fee Related JP4842973B2 (ja) 2005-01-31 2005-12-14 高ダイナミック・レンジを有する閉ループパワー制御

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7148749B2 (ja)
EP (1) EP1851851A4 (ja)
JP (1) JP4842973B2 (ja)
KR (2) KR101298375B1 (ja)
CN (1) CN101116242B (ja)
TW (1) TWI390868B (ja)
WO (1) WO2006083403A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041215A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Fujitsu Ltd 送信電力制御装置、送信電力制御方法、送信電力制御プログラムおよび送信電力制御回路
JP2010246105A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 General Electric Co <Ge> Dcオフセット補償システムおよび方法

Families Citing this family (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570709B2 (en) * 2001-03-08 2009-08-04 Siemens Aktiengesellschaft Automatic transmit power control loop with modulation averaging
US20050163194A1 (en) * 2004-01-28 2005-07-28 Qualcomm Incorporated Interference estimation in a wireless communication system
JP4336968B2 (ja) * 2004-02-20 2009-09-30 日本電気株式会社 移動体通信機器および送信電力制御方法
US8085831B2 (en) * 2004-05-17 2011-12-27 Qualcomm Incorporated Interference control via selective blanking/attenuation of interfering transmissions
US7830991B2 (en) * 2005-10-03 2010-11-09 Harris Corporation Frequency selective automatic gain control with dual non-symmetric attack and release times and interference detection feature
US7498882B2 (en) * 2006-04-18 2009-03-03 Rambus Inc. Signaling system with low-power automatic gain control
US7729671B2 (en) * 2006-12-06 2010-06-01 Broadcom Corporation Method and system for enhancing efficiency by modulating power amplifier gain
US8023556B2 (en) * 2007-03-30 2011-09-20 Silicon Laboratories Inc. Autonomously generating ramp profiles in a transceiver
US7646220B2 (en) * 2007-09-27 2010-01-12 Omnivision Technologies, Inc. Reduced voltage subLVDS receiver
US7805116B2 (en) * 2007-09-28 2010-09-28 Freescale Semiconductor, Inc. Gain control methods for wireless devices and transmitters
US8068797B2 (en) * 2007-09-28 2011-11-29 Freescale Semiconductor, Inc. Gain control methods for wireless devices and transmitters
CN101159456B (zh) * 2007-11-06 2013-03-27 中兴通讯股份有限公司 一种hsdpa功率控制的调度协助方法及系统
US7605660B1 (en) * 2007-11-12 2009-10-20 Rf Micro Devices, Inc. Linear multi-stage transimpedance amplifier
TW200929860A (en) * 2007-12-27 2009-07-01 Airoha Tech Corp A gain control circuit for an amplifier in a wireless transceiver
WO2009100408A2 (en) * 2008-02-08 2009-08-13 Skyworks Solutions, Inc. Closed-loop adaptive power control for adjusting bandwidth in a mobile handset transmitter
US8854019B1 (en) 2008-09-25 2014-10-07 Rf Micro Devices, Inc. Hybrid DC/DC power converter with charge-pump and buck converter
US9166471B1 (en) 2009-03-13 2015-10-20 Rf Micro Devices, Inc. 3D frequency dithering for DC-to-DC converters used in multi-mode cellular transmitters
WO2010120763A2 (en) * 2009-04-13 2010-10-21 Viasat, Inc. Dual-polarized, multi-band, full duplex, interleaved waveguide antenna aperture
TWI535194B (zh) * 2009-04-13 2016-05-21 凡爾賽特公司 前置選擇器放大器
WO2010120790A2 (en) 2009-04-13 2010-10-21 Viasat, Inc. Half-duplex phased array antenna system
US8693970B2 (en) 2009-04-13 2014-04-08 Viasat, Inc. Multi-beam active phased array architecture with independant polarization control
US10516219B2 (en) * 2009-04-13 2019-12-24 Viasat, Inc. Multi-beam active phased array architecture with independent polarization control
CN101877572A (zh) * 2009-04-30 2010-11-03 昂纳信息技术(深圳)有限公司 一种高速自动增益控制的装置和方法
US8315576B2 (en) * 2009-05-05 2012-11-20 Rf Micro Devices, Inc. Capacitive compensation of cascaded directional couplers
US8548398B2 (en) 2010-02-01 2013-10-01 Rf Micro Devices, Inc. Envelope power supply calibration of a multi-mode radio frequency power amplifier
US8538355B2 (en) 2010-04-19 2013-09-17 Rf Micro Devices, Inc. Quadrature power amplifier architecture
US9077405B2 (en) 2010-04-20 2015-07-07 Rf Micro Devices, Inc. High efficiency path based power amplifier circuitry
US9214900B2 (en) 2010-04-20 2015-12-15 Rf Micro Devices, Inc. Interference reduction between RF communications bands
US8989685B2 (en) 2010-04-20 2015-03-24 Rf Micro Devices, Inc. Look-up table based configuration of multi-mode multi-band radio frequency power amplifier circuitry
US9900204B2 (en) 2010-04-20 2018-02-20 Qorvo Us, Inc. Multiple functional equivalence digital communications interface
US8942650B2 (en) 2010-04-20 2015-01-27 Rf Micro Devices, Inc. RF PA linearity requirements based converter operating mode selection
US9030256B2 (en) 2010-04-20 2015-05-12 Rf Micro Devices, Inc. Overlay class F choke
US8913967B2 (en) 2010-04-20 2014-12-16 Rf Micro Devices, Inc. Feedback based buck timing of a direct current (DC)-DC converter
US9553550B2 (en) 2010-04-20 2017-01-24 Qorvo Us, Inc. Multiband RF switch ground isolation
US8947157B2 (en) 2010-04-20 2015-02-03 Rf Micro Devices, Inc. Voltage multiplier charge pump buck
US8958763B2 (en) 2010-04-20 2015-02-17 Rf Micro Devices, Inc. PA bias power supply undershoot compensation
US9048787B2 (en) 2010-04-20 2015-06-02 Rf Micro Devices, Inc. Combined RF detector and RF attenuator with concurrent outputs
US8913971B2 (en) 2010-04-20 2014-12-16 Rf Micro Devices, Inc. Selecting PA bias levels of RF PA circuitry during a multislot burst
US8942651B2 (en) 2010-04-20 2015-01-27 Rf Micro Devices, Inc. Cascaded converged power amplifier
US9577590B2 (en) 2010-04-20 2017-02-21 Qorvo Us, Inc. Dual inductive element charge pump buck and buck power supplies
US9214865B2 (en) 2010-04-20 2015-12-15 Rf Micro Devices, Inc. Voltage compatible charge pump buck and buck power supplies
US8983407B2 (en) 2010-04-20 2015-03-17 Rf Micro Devices, Inc. Selectable PA bias temperature compensation circuitry
US9184701B2 (en) 2010-04-20 2015-11-10 Rf Micro Devices, Inc. Snubber for a direct current (DC)-DC converter
US8983410B2 (en) 2010-04-20 2015-03-17 Rf Micro Devices, Inc. Configurable 2-wire/3-wire serial communications interface
US9008597B2 (en) 2010-04-20 2015-04-14 Rf Micro Devices, Inc. Direct current (DC)-DC converter having a multi-stage output filter
US9362825B2 (en) 2010-04-20 2016-06-07 Rf Micro Devices, Inc. Look-up table based configuration of a DC-DC converter
US8774333B2 (en) * 2010-10-31 2014-07-08 Mediatek Inc. Signal processing apparatus and related method for generating target estimated signal of specific signal component in input signal
US8269558B1 (en) * 2011-03-01 2012-09-18 National Semiconductor Corporation Power supply controller for a multi-gain step RF power amplifier
US8699626B2 (en) 2011-11-29 2014-04-15 Viasat, Inc. General purpose hybrid
US8737531B2 (en) 2011-11-29 2014-05-27 Viasat, Inc. Vector generator using octant symmetry
US9065505B2 (en) 2012-01-31 2015-06-23 Rf Micro Devices, Inc. Optimal switching frequency for envelope tracking power supply
KR102094469B1 (ko) 2013-12-10 2020-03-27 삼성전자주식회사 디지털-아날로그 변환 장치 및 방법
US9100033B2 (en) * 2013-12-20 2015-08-04 Motorola Solutions, Inc. Systems and methods for using a digital power amplifier controller (DPAC) having foward-loop correction and feedback-loop correction
KR102188059B1 (ko) 2013-12-23 2020-12-07 삼성전자 주식회사 Ldo 레귤레이터, 전원 관리 시스템 및 ldo 전압 제어 방법
KR102257344B1 (ko) * 2014-09-29 2021-05-27 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 전력 증폭기의 비선형적 특성을 개선하기 위한 장치 및 방법
CN107005207B (zh) * 2014-10-24 2020-09-29 塞瑞斯逻辑公司 具有可调节斜升/斜降增益以最小化或消除气爆噪声的放大器
KR102190358B1 (ko) 2014-12-10 2020-12-11 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 이득 제어를 위한 방법 및 장치
US10014826B2 (en) * 2015-12-10 2018-07-03 Analog Devices, Inc. Apparatus and methods for power enhancement of self-biased distributed amplifiers with gate bias networks
WO2019151992A1 (en) * 2018-01-30 2019-08-08 Power Integrations, Inc. Signal amplifier with calibrated reference
TWI768926B (zh) 2021-05-25 2022-06-21 瑞昱半導體股份有限公司 訊號強度指標電路與傳輸電路
WO2023146551A1 (en) * 2022-01-31 2023-08-03 Zeku, Inc. Apparatus and method for adjusting power consumption in a radio frequency chip

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07212255A (ja) * 1994-01-21 1995-08-11 Kokusai Electric Co Ltd 送信出力制御回路および送信出力制御方法
JPH08274559A (ja) * 1995-04-03 1996-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd 出力電力制御装置
JP2003188741A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Nec Corp 通信装置の送信出力制御回路及び方法
JP2004007441A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Renesas Technology Corp 無線通信装置および出力電力の立上げ方法
JP2004533764A (ja) * 2001-05-14 2004-11-04 モトローラ・インコーポレイテッド 移動局用の多重帯域幅増幅器制御システム及びその方法
JP2004363862A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Sony Corp アンテナ切り替え回路及び通信装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5278994A (en) * 1991-06-03 1994-01-11 Motorola, Inc. Power amplifier saturation detection and correction method and apparatus
US5150075A (en) * 1991-06-03 1992-09-22 Motorola, Inc. Power amplifier ramp up method and apparatus
JP3071582B2 (ja) * 1992-11-09 2000-07-31 日本電気株式会社 電力増幅効率の調整方法
JP2937673B2 (ja) * 1993-01-25 1999-08-23 株式会社東芝 通信装置
JPH09331222A (ja) * 1996-06-11 1997-12-22 Nec Corp 利得制御信号補正装置
US5735697A (en) * 1996-09-27 1998-04-07 Itt Corporation Surface mount connector
JP3493424B2 (ja) * 1998-05-29 2004-02-03 京セラ株式会社 Cdma方式の送信電力制御方法
US6160449A (en) * 1999-07-22 2000-12-12 Motorola, Inc. Power amplifying circuit with load adjust for control of adjacent and alternate channel power
US6670849B1 (en) * 2000-08-30 2003-12-30 Skyworks Solutions, Inc. System for closed loop power control using a linear or a non-linear power amplifier
WO2002033844A2 (en) * 2000-10-18 2002-04-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Communications systems
US6801784B1 (en) * 2000-11-02 2004-10-05 Skyworks Solutions, Inc. Continuous closed-loop power control system including modulation injection in a wireless transceiver power amplifier
US6417730B1 (en) * 2000-11-29 2002-07-09 Harris Corporation Automatic gain control system and related method
GB0115082D0 (en) * 2001-06-20 2001-08-15 Nokia Networks Oy Power control for non-constant envelope modulation
US7158762B2 (en) * 2002-01-18 2007-01-02 Broadcom Corporation Direct conversion RF transceiver with automatic transmit power control

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07212255A (ja) * 1994-01-21 1995-08-11 Kokusai Electric Co Ltd 送信出力制御回路および送信出力制御方法
JPH08274559A (ja) * 1995-04-03 1996-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd 出力電力制御装置
JP2004533764A (ja) * 2001-05-14 2004-11-04 モトローラ・インコーポレイテッド 移動局用の多重帯域幅増幅器制御システム及びその方法
JP2003188741A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Nec Corp 通信装置の送信出力制御回路及び方法
JP2004007441A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Renesas Technology Corp 無線通信装置および出力電力の立上げ方法
JP2004363862A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Sony Corp アンテナ切り替え回路及び通信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041215A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Fujitsu Ltd 送信電力制御装置、送信電力制御方法、送信電力制御プログラムおよび送信電力制御回路
JP2010246105A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 General Electric Co <Ge> Dcオフセット補償システムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006083403A2 (en) 2006-08-10
KR101298375B1 (ko) 2013-08-20
KR20070110280A (ko) 2007-11-16
CN101116242A (zh) 2008-01-30
EP1851851A2 (en) 2007-11-07
TW200642324A (en) 2006-12-01
CN101116242B (zh) 2013-04-24
WO2006083403A3 (en) 2007-06-28
EP1851851A4 (en) 2010-12-22
JP4842973B2 (ja) 2011-12-21
US20060170499A1 (en) 2006-08-03
KR20130037222A (ko) 2013-04-15
US7148749B2 (en) 2006-12-12
TWI390868B (zh) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4842973B2 (ja) 高ダイナミック・レンジを有する閉ループパワー制御
CA2739554C (en) Transmitter architectures for communications systems
US10063343B2 (en) Apparatus and methods for transmit power control in wireless communication systems
JP5600325B2 (ja) 受信機の直交位相信号経路における自動利得制御を管理するための回路、システム、および方法
US7346317B2 (en) Dynamic gain and phase compensation for power amplifier load switching
US7493091B2 (en) Transmission circuit and communication device
US8478213B2 (en) Methods and apparatus for power control
US7933567B2 (en) Method and apparatus for achieving linear monotonic output power
WO2011076025A1 (zh) 多载波闭环功率控制装置及方法
JP2001086094A (ja) 送信帯域制限フィルタ装置および送信装置
JP3587347B2 (ja) 無線通信装置および無線通信装置における送信電力制御方法
US7941109B2 (en) Polar modulation transmission apparatus and transmission power control method
JP3322307B2 (ja) 送信機
JP2011259103A (ja) 無線通信受信機
JP2010103791A (ja) 送信器及び携帯情報端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101221

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110121

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees