JPH0721114Y2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

Info

Publication number
JPH0721114Y2
JPH0721114Y2 JP1987159191U JP15919187U JPH0721114Y2 JP H0721114 Y2 JPH0721114 Y2 JP H0721114Y2 JP 1987159191 U JP1987159191 U JP 1987159191U JP 15919187 U JP15919187 U JP 15919187U JP H0721114 Y2 JPH0721114 Y2 JP H0721114Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric vibrator
rotor
electrodes
electrode
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987159191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0164995U (ja
Inventor
孝 福井
博 名倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP1987159191U priority Critical patent/JPH0721114Y2/ja
Publication of JPH0164995U publication Critical patent/JPH0164995U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0721114Y2 publication Critical patent/JPH0721114Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、超音波モータに関し、特に、円筒状圧電振動
子の内外周面に電極を設けて径方向に分極させ、該圧電
振動子の表面において励振される進行波により、該圧電
振動子に圧接したロータを回転させる超音波モータに関
するものである。
従来の技術 従来、この種の超音波モータとして、第11図に示す構成
のものが提案されている。該モータに用いる円筒状の圧
電振動子1には、その内周面に周方向に分割して複数の
電極2を設けると共に、外周面にアース接続した電極3
を設け、上記複数の電極2を図示のように結線すると共
に隣接する電極は90°移相器4を介して交流電源5に接
続し、隣接する電極2に90°位相がズレた高周波電圧を
印加することにより、圧電振動子1の表面を伸縮運動さ
せて進行波を発生させている。このように進行波が発生
する圧電振動子1の外周面にロータを圧接して上記進行
波によりロータに回転力を与えるため、ロータを2分割
し、該2分割したロータ6A、6Bをスプリング7A、7Bで連
結して圧電振動子1の外周面に加圧して当接させてい
る。
上記したように、従来の装置では、ロータを圧接させる
ために、ロータを2分割してスプリングを介設している
ため、部品点数が多くなり、組み付けに手数がかかると
共に、圧電振動子1の外周面に設けた電極3がロータ6
A、6Bとの摺接で摩損が生じ、耐久性に問題がある。
考案の目的 本考案は、上記した従来の欠点を解消せんとするもの
で、円筒状圧電振動子の端面にも進行波が発生している
ことに着目し、該端面にロータを圧接してロータに回転
力を与えるようにし、よって、ロータの圧接機構を簡単
とすると共に、ロータとの摺接による電極の摩耗を防止
するものである。
考案の構成 本考案は、上記した目的を達成するために、内周面と外
周面に電極を設けて径方向の分極とした円筒状の圧電振
動子と、バネにより付勢されて前記圧電振動子の上端面
あるいは下端面に圧接され、該圧電振動子の端面に発生
する振動波により回転される円板状のロータとを備えた
ことを特徴とする超音波モータを提供するものである。
実施例 以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。尚、図中、,は圧電振動子の分極方向を示す。
所定の厚さの円筒状に形成した圧電振動子10には、その
内周面に円筒状に形成した電極11を取り付けると共に、
外周面に図示の如き構成とした電極12を設け、径方向に
分極すると共に、後述するように発信器に接続して、圧
電振動子10の表面(内外周面、上下端面)に伸縮運動を
生じさせて進行波が発生するようにしている。
上記圧電振動子10の上端面に対して、円板状のロータ13
をバネ14で付勢して圧接し、該ロータ13にシャフト15を
軸方向には移動可能で一体に回転するように取り付け、
圧電振動子10の端面に発生する表面進行波によりロータ
13を回転して、シャフト15に回転駆動力を与えている構
成としている。
モータの構造は第1図に示すように、内外周に電極11、
12を設けた圧電振動子10をケーシング18上に吸振板19を
介して配置し、該圧電振動子10の上端面にロータ13、バ
ネ14を配置した状態でカバーケーシング16を取り付けて
バネ14でロータ13を圧電振動子10に押圧している。上記
ロータ13に取り付けたシャフト15は、その下端をケーシ
ング18の軸受部18aで回転自在に支持すると共に、カバ
ーケーシング16のシャフト取出孔16aにベアリング17を
介して回転自在支持してケーシング外方へ突出させてい
る。
上記圧電振動子10に設けた電極12の構成および該電極12
と11の結線は第3図および第4図に示す如くであり、電
極12は周方向にギャップG1、G2をあけて一対の電極12
A、12Bを設け、これら電極12A、12Bを周方向に1/2波長
のピッチで分割すると共に、夫々接点A、Bに接続して
いる。上記端子Aと端子Bは増幅器20、21に接続すると
共に、内周面側に設ける電極11も上記増幅器20、21に接
続し、これら増幅器20、21を、増幅器21側は90°移相器
22を介して発信器23に接続している。このように結線す
ることにより、交流電圧を増幅器20に、該交流電圧と90
°位相のズレた交流電圧を増幅器21に与え、第5図に示
す如き、90°位相をズラせた高周波電圧を上記端子Aと
Bに印加している。
上記したように各電極12(12A,12B)、11に高周波電圧
が印加されることにより、圧電振動子10に屈曲振動が発
生し、該屈曲振動は、第6図に示すように、圧電振動子
10の上下端面に伸縮を生じさせ、該伸縮が円周方向に進
行波となることにより、該圧電振動子10の上端面に圧接
したロータ13を回転させることとなる。
本考案は上記実施例に限定されず、第7図から第10図に
示す如く圧電振動子10として上下2段の圧電振動子10
A、10Bを設け、これら上下2段の圧電振動子10Aと10Bと
に夫々発生する伸縮運動を合成して発生する進行波によ
り、上段圧電振動子10Aの上端面に圧接するロータ(図
示せず)に回転力を与えるようにしてもよい。即ち、各
圧電振動子10Aの外周面に電極12-を10Bの外周面に電
極12-を設ける一方、圧電振動子10Aと10Bの内周面に
円筒状の電極11を設け、上記電極12-と電極12-を第
8図に示す如く構成することにより振動発生の無効部分
を無くして内外周面および上下両端面で全周にわたって
進行波を発生するようにしている。また、上記電極12-
と12-に印加する高周波電圧の位相を第9図に示す
ように90°ずらせ、上下圧電振動子10Aと10Bに第10図に
示す如き伸縮運動を生じさせている。尚、前記実施例と
同一機器は同一符号を付して説明を省略する。
考案の効果 以上の説明より明らかなように、本考案によれば、円周
状の圧電振動子の内外周面に電極を設け径方向に分極さ
せた圧電振動子に対して、進行波が発生する端面にロー
タを圧接してロータに回転力を伝える構成としたことに
より、従来のように周面で圧接させる場合に比較して、
簡単に圧接することが出来、ロータの圧接機構を極めて
簡単とすることが出来る。また、電極を設けていない端
面にロータを圧接しているため、電極にロータとの摩擦
による摩耗が生じることがなく、耐久性を向上させるこ
とが出来る等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるモータの断面図、第2図は第1
図の分解斜視図、第3図は圧電振動子に設ける電極の構
成と結線状態を示す図面、第4図は上記電極を展開した
状態を示すと共に発信器への接続状態を示す図面、第5
図は上記電極へ印加された高周波電圧のタイミングチャ
ート、第6図は圧電振動子の伸縮作動を示す圧電振動子
の一部正面図、第7図は圧電振動子の他の実施例を示す
斜視図、第8図は第7図に示す圧電振動子の電極の結線
状態を示す図面、第9図は第8図に示す電極へ印加され
る高周波電圧のタイミングチャート、第10図は第7図に
示す圧電振動子の伸縮運動を示す一部展開図、第11図は
従来例を示す図面である。 10……圧電振動子、11、12……電極、13……ロータ、14
……バネ、15……シャフト、20、21……増幅器、22……
90°移相器、23……発信器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面と外周面に電極を設けて径方向の分
    極とした円筒状の圧電振動子と、 バネにより付勢されて前記圧電振動子の上端面あるいは
    下端面に圧接され、該圧電振動子の端面に発生する振動
    波により回転される円板状のロータと を備えたことを特徴とする超音波モータ
JP1987159191U 1987-10-16 1987-10-16 超音波モータ Expired - Lifetime JPH0721114Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987159191U JPH0721114Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16 超音波モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987159191U JPH0721114Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16 超音波モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0164995U JPH0164995U (ja) 1989-04-26
JPH0721114Y2 true JPH0721114Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=31440182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987159191U Expired - Lifetime JPH0721114Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16 超音波モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721114Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002315368A (ja) * 2001-04-09 2002-10-25 Nidec Copal Corp 超音波モータ装置
JP2003009553A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Nidec Copal Corp 超音波モータ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062878A (ja) * 1983-09-13 1985-04-11 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS60170472A (ja) * 1984-02-10 1985-09-03 Canon Inc 振動波モ−タ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062878A (ja) * 1983-09-13 1985-04-11 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS60170472A (ja) * 1984-02-10 1985-09-03 Canon Inc 振動波モ−タ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0164995U (ja) 1989-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0721114Y2 (ja) 超音波モータ
JP2569545B2 (ja) 圧電振動モ−タ
EP1381092B1 (en) Vibration type drive unit
US5648696A (en) Piezoelectric motor with progressive wave
JPS6389074A (ja) 表面波モ−タ
JPH06189569A (ja) 超音波モータ
JP2585583B2 (ja) 超音波モ−タ
JP2632156B2 (ja) 超音波モータ
JPS63242185A (ja) 圧電モ−タ
JP2994023B2 (ja) 超音波モータ
JPH01107673A (ja) 超音波モータ
JP2632158B2 (ja) 超音波モータ
JP2513241B2 (ja) 超音波モ−タ
JP4731737B2 (ja) 振動波モータ
JP2000060154A (ja) 超音波モータ
JP2978382B2 (ja) 超音波モータのステータ
JPH11191968A (ja) 超音波モータのステータ
JP3120427B2 (ja) 超音波モータ
JP2585574B2 (ja) リング状圧電体振動子を使用する超音波駆動装置
JP2601659B2 (ja) 超音波駆動装置
JP3104423B2 (ja) 超音波モータ
JP2518647B2 (ja) 超音波モ−タ
JPH02303377A (ja) 超音波モータ
JPH06319271A (ja) 超音波駆動装置
JPH02250680A (ja) 超音波モータ