JP2003009553A - 超音波モータ装置 - Google Patents

超音波モータ装置

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JP2003009553A
JP2003009553A JP2001192453A JP2001192453A JP2003009553A JP 2003009553 A JP2003009553 A JP 2003009553A JP 2001192453 A JP2001192453 A JP 2001192453A JP 2001192453 A JP2001192453 A JP 2001192453A JP 2003009553 A JP2003009553 A JP 2003009553A
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rotor
stator
ultrasonic motor
motor device
balls
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JP2001192453A
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Hiroshi Miyazaki
浩 宮崎
Kiyoshi Hosono
喜代司 細野
Tadahisa Koga
忠尚 古賀
Kiyoshi Toma
清 當摩
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波モータから安定且つ効率的な回転運動
を取り出すことのできるロータの圧接構造を提供する。 【解決手段】 超音波モータ装置は、円筒形状の圧電素
子からなり円筒端面ESに回転駆動力を発生するステー
タ1と、円筒端面ESに対して摺動的に圧接して回転駆
動力により回転運動を行なうロータ2と、ロータ2をス
テータ1の円筒端面ES側に押圧する押圧手段8とから
なる。押圧手段8は、ロータ2に接触する複数の回転可
能なボール81と、ボール81をロータ2から離脱しな
いにボール81を押える回転補助部材としての押え板8
2と、押え板82をロータ2に与圧するバネ部材83と
からなる。ロータ2には、その円周に沿って個々のボー
ル81を収納する断面円弧状の溝2Hが形成されてい
る。場合により、バネ部材83に作用して押圧力を調節
する調節部材を用いても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波モータ装置に
関する。より詳しくは、ステータに対するロータの圧接
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波モータはその振動子の重心
固定の対称励振モードである定在波型モータ及び進行波
型モータの2種類と、さらに振動子である円板又は円筒
を例えば4分割し左右の振幅が逆になる非対称モードに
より励振することで重心が中心の周りを回転移動し、円
の外周がフラフープのように偏心する電歪公転子型モー
タとが知られている。こうした超音波モータ(以下ピエ
ゾモータとも言う)は、ステータとなる圧電素子に高周
波の交流電圧を印加して、約20kHz以上の超音波振
動を発生させることにより、ステータに圧接されたロー
タを回転駆動させている。この種のピエゾモータは、構
造が簡単で小型軽量化に適するとともに、低速回転時で
も高いトルクが得られる上、駆動音も少なく静かである
という利点を有している。特に後者の電歪公転子型モー
タは、特開平10−272420号公報に示されている
ように、円筒状公転子の径および周方向に加えて軸方向
のモードも結合させた3D公転トルク発生子として利用
できるという特長を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピエゾモータは、超音
波振動を励起しているステータの摺動面に、ロータを圧
接させて回転運動などの駆動トルクを取り出している。
ステータの摺動面にロータを適切な圧力で圧接しない
と、トルク並びに回転数が得られず、又回転むらを起こ
すという課題がある。又、ステータの摺動面の摩擦が大
き過ぎると同様の問題が発生しがちである。従って回転
むらなどの原因となる摩擦を必要な範囲で低減させる
為、ステータの摺動面を研磨していた。しかしながら、
ステータの研磨加工は工数がかかり、製造コストが上が
ってしまうという不都合があった。又、上述した回転む
らなどを抑制する為、ステータにロータを圧接する際、
ロータの受け部材としてベアリングボールを用いる構造
も提案されている。しかしながら、単純にベアリングボ
ールを使うと、ピエゾモータの回転駆動中にベアリング
ボール同士がぶつかり、雑音の発生源となってしまい、
ピエゾモータの用途によっては、不都合が生じる。又、
受け部材としてベアリングボールを使うとコストが高く
つくという不都合がある。
【0004】又、従来から、ロータをステータに圧接さ
せる為にバネなどの圧接部材を用いている。この圧接部
材はロータと接触しているので、その間に摩擦が働く。
この摩擦がロータの円滑な回転を阻害させるという課題
があった。
【0005】更に、従来の圧接部材を用いた圧接構造で
は、ロータに対して一定の与圧を印加するだけで、超音
波モータの個体差に応じた与圧の調整が行なわれていな
かった。その為、ある超音波モータでは与圧が強過ぎ、
ロータの回転運動の損失が大きくなる。又、他の超音波
モータでは与圧が小さい為、ロータに十分な回転駆動力
が伝わらなかったり回転運動のむらが生じていた。この
様に、超音波モータの個体差を無視して一定の与圧を印
加するだけでは安定且つ効率的な回転運動を取り出すこ
とができなかった。又、バネなどからなる圧接部材にも
個々にばらつきがある為、製品設計上大きな余裕を見な
ければならなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は超音波モータから安定且つ効率的な
回転運動を取り出すことのできるロータの圧接構造を提
供することを目的とする。係る目的を達成するために以
下の手段を講じた。即ち、本発明の第1面は、円筒形状
の圧電素子からなり円筒端面に回転駆動力を発生するス
テータと、該円筒端面に対して摺動的に圧接して該回転
駆動力により回転運動を行なうロータと、該ロータを間
にして該ステータと反対側に位置して該ロータを受ける
基台と、該ロータと該基台の間に配され該ロータに接触
して該ロータを該ステータの円筒端面側に押圧する押圧
手段とからなる超音波モータ装置において、前記押圧手
段は、該ロータに接触する複数の回転可能なボールと、
該ボールが該ロータから離脱しない様にボールを押える
押え板と、該押え板を該ロータ側に与圧するバネ部材と
からなり、前記ロータは、その円周に沿って個々のボー
ルを収納する断面円弧状の溝が形成されていることを特
徴とする。好ましくは、前記ロータに形成された溝は、
その深さ寸法が該ボールの直径の1/2以下である。
又、前記ロータに形成された溝は、個々のボールに対応
して半球状に離散配置されている。
【0007】本発明の第2面は、円筒形状の圧電素子か
らなり円筒端面に回転駆動力を発生するステータと、該
円筒端面に対して摺動的に圧接して該回転駆動力により
回転運動を行なうロータと、該ロータを間にして該ステ
ータと反対側に位置して該ロータを受ける基台と、該ロ
ータと該基台の間に配され該ロータに接触して該ロータ
を該ステータの円筒端面側に押圧する押圧手段とからな
る超音波モータ装置において、前記押圧手段は、該ロー
タの円滑な回転運動を補助する回転補助部材と、該回転
補助部材を介して該ロータに押圧を加えるバネ部材とを
含むことを特徴とする。好ましくは、前記基台は、該回
転補助部材を回転可能に支持する受け部を有する。又、
前記回転補助部材は、該バネ部材の一部を収納する溝が
形成されている。又、前記押圧手段は、該ロータと該回
転補助部材との間に介在する複数の回転可能なボールを
含み、前記ロータは該複数のボールを収納する溝が形成
されている。又、前記ボールは樹脂材料からなる。
【0008】本発明の第3面は、円筒形状の圧電素子か
らなり円筒端面に回転駆動力を発生するステータと、該
円筒端面に対して摺動的に圧接して該回転駆動力により
回転運動を行なうロータと、該ロータを間にして該ステ
ータと反対側に位置して該ロータを受ける基台と、該ロ
ータと該基台の間に配され該ロータに接触して該ロータ
を該ステータの円筒端面側に押圧する押圧手段とからな
る超音波モータ装置において、前記押圧手段は、該ロー
タに押圧力を印加するバネ部材と、該バネ部材に作用し
て押圧力を調節する調節部材とからなることを特徴とす
る。好ましくは、前記調節部材は、該バネ部材と該基台
との間に介在し、且つ該基台に対して変位可能に螺合し
ている。又、前記バネ部材は、コイルバネ又は板バネか
らなる。
【0009】本発明の第1面によれば、ロータの裏面側
に、ベアリングボールを収納する為に適切な溝を設けて
いる。溝部分に個々のベアリングボールを落とし込み、
押え板でベアリングボールが脱落しないようにする。こ
の状態でロータの表面側をステータに押圧する。ステー
タ側に形成された電極に通電を開始するとステータが振
動を起こす。すると、ロータがベアリングボール上で回
転を開始する。この時、ベアリングボールはロータの裏
側に形成された溝によって位置が適切に確保されてい
る。これにより、回転むらが押えられるとともに、ベア
リングボールが互いにぶつかることがなく雑音が生じな
い。
【0010】本発明の第2面によれば、ロータと与圧バ
ネとの間に回転補助部材を設ける。又、回転補助部材と
ロータとの間にボールを入れる。この様に、ロータと与
圧バネの間に回転補助部材を設けることにより、ロータ
と与圧バネの間に働く摩擦を軽減し、以てロータの回転
を円滑にし、モータの回転出力の損失を低減する。又、
回転補助部材とロータとの間にボールを入れることによ
り、一層摩擦が軽減される。ボールの材質を樹脂とする
ことにより、ロータの振動による作動音も軽減できる。
【0011】本発明の第3面によれば、ステータとロー
タを接触させ、ロータはベアリングボール及びバネ部材
を介して基台に組み付けられている。基台にはネジが形
成されており、そこに調節部材としての調整リングが組
み付けられている。調整リングとロータの間に前述した
バネ部材が配される構成となり、ロータを押し上げてス
テータとの間に与圧を与える構成となっている。ここ
で、調整リングを回転させることによってバネ部材の長
さを変化させることが可能となり、ロータをステータに
押し当てる圧力を調整できる。基台に窓が設けられてお
り、調整リングはこの窓を介して回動させることができ
る。尚、従来は一定の与圧を与えるだけで製品それぞれ
の個体差調整が行なわれることはなかった。その為、ス
テータの個体差、その他の部品の個体差、ステータとロ
ータの接触面の平面性や表面粗さなどによる摩擦のばら
つきを補正することができず、安定した回転運動と力量
を取り出すことができなかった。さらに、本発明によれ
ば、前記ステータは、該円筒端面が電歪公転共振により
公転トルクをを発生し、前記ロータは該電歪公転共振ト
ルクを直接自転運動として取り出すことを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る超音
波モータ装置(ピエゾモータ装置)の第1実施形態を示
す模式的な部分断面図である。図示する様に、本ピエゾ
モータ装置0は前述したように特開平10-27242
0号公報に示されている3D公転トルク発生子よりなる
電歪公転子型モータであって、ステータ1とロータ2と
基台7と押圧手段8とで構成されている。ステータ1は
円筒形状の圧電素子からなり、円筒端面(摺動面)ES
に公転トルクを発生する。尚、図ではステータ1の円筒
壁面の一部のみが示されている。ロータ2は、円筒端面
ESに対して摺動的に圧接して、公転トルクを自転運動
に変換する。尚、ロータ2は環状であり、図では円弧の
一部のみが示されている。基台7は、ロータ2を間にし
て上方のステータ1と反対側の下方に位置して、ロータ
2を受けている。押圧手段8は、ロータ2と基台7の間
に配され、ロータ2に接触して、ロータ2をステータ1
の円筒端面ES側に押圧する。この押圧手段8により、
ステータ1の円筒端面ESに励起された公転トルクが、
直接ロータ2に伝達され回転運動として取り出される。
【0013】本実施形態の特徴事項として、押圧手段8
は、複数の回転可能なボール81と押え板82とバネ部
材83とからなる。ベアリングボール81はロータ2の
裏面側に接触している。押え板82は個々のボール81
がロータ2から離脱しない様にベアリングボール81を
押えている。バネ部材83はコイルバネなどからなり、
押え板82をロータ81側に与圧する。ここで、ロータ
2は、その円周に沿って個々のベアリングボール81を
収納する為に、断面円弧状の溝2Hが形成されている。
ロータ2に形成された溝2Hは、その深さ寸法がベアリ
ングボール81の直径の1/2以下である。又、ロータ
2に形成された溝2Hは、個々のベアリングボール81
に対応して半球状に離散配置されている。この様に、ロ
ータ2の裏面側にベアリングボールが入る適切な溝2H
を設ける。この部分に個々のベアリングボール81を落
とし込み、押え板82で蓋をする。一方、ロータ2の表
面側はステータ1の端面ESに圧接させる。ステータ1
に設けた電極(図示せず)に通電を開始すると、ステー
タ1が振動を起こす。これに応じ、ロータ2はベアリン
グボール81上で回転運動を開始する。この時、ベアリ
ングボール81は個々の溝2Hにより位置が適切に確保
されている。これにより、ロータ2の円滑な回転運動が
確保できるとともに、ボール81同士が個々に衝突して
雑音の原因となることがない。
【0014】図2は、図1に示したロータ2の裏面図で
ある。図示する様に、ロータ2は金属などの環状材料か
らなり、その円周に沿って個々のベアリングボール81
を収納する断面円弧状の溝2Hが形成されている。ロー
タ2に形成された溝2Hは、その深さ寸法がボール81
の直径の1/2以下となっており、ボール81の自由な
回転運動を阻害しない様にしている。本実施形態では、
ロータ2に形成された溝2Hは、個々のボール81に対
応して半球状に離散配置されている。これに代え、ロー
タ2の円周に沿って半円筒状に連続配置してもよい。こ
の場合でも、溝2Hは断面が円弧状となっており、個々
のボール81の位置を規制することが可能である。
【0015】図3は、図1に示した超音波モータ装置の
応用例を表わしており、超音波モータ装置を動力源とし
たカメラ用レンズ駆動装置を示している。尚、本発明に
係る超音波モータ装置の応用例はカメラ用レンズ駆動装
置に限られるものではないことは言うまでもない。本カ
メラ用レンズ駆動装置は、基本的にステータ1及びロー
タ2を含むピエゾモータと、レンズ鏡筒3と、これらを
連結する伝達部材とで構成されている。ステータ1は圧
電素子からなり交流電圧の印加を受けて超音波振動を励
振し公転トルクを発生する。ロータ2はステータ1に圧
接されており、公転トルクを自転運動に変換する。レン
ズ鏡筒3はカメラ用のレンズ(図示せず)を搭載し、且
つレンズの光軸Z方向に直線変位可能に組み込まれてい
る。ステータ1、ロータ2及びレンズ鏡筒3は鏡筒枠6
に組み込まれている。鏡筒枠6の光軸Z方向後端は基台
7で遮蔽されている。ピエゾモータのロータ2とレンズ
鏡筒3を接続する伝達部材は、ロータ2の回転運動をレ
ンズ鏡筒3の直線変位に変換して伝達する。
【0016】ステータ1は、光軸Zと平行な円筒軸を有
する円筒型の圧電素子からなる。一方、レンズ鏡筒3は
円筒型のステータ1の内側に配されており、光軸Zに沿
って鏡筒枠6の前方端から進退可能になっている。この
様に、円筒型ステータ1の内部にレンズ鏡筒3を配する
ことで、カメラ用レンズ駆動装置の小型化が可能にな
る。
【0017】本例では、ロータ2とレンズ鏡筒3を結ぶ
伝達部材は、レンズ鏡筒3と一体になったヘリコイド筒
4を含んでいる。但し、レンズ鏡筒3とヘリコイド筒4
を必ずしも一体に形成する必要はなく、場合によっては
ヘリコイド筒4に後からレンズ鏡筒3を組み込む構成と
してもよい。ヘリコイド筒4は、内部にレンズ鏡筒3を
収納する様に基本的には円筒型となっており、その外周
面にはネジ41が切られている。又、ヘリコイド筒4の
前方端には、ヘリコイド筒4自体の回転を防止する為に
ストッパ42が取り付けられており、鏡筒枠6に係合し
ている。この結果、ヘリコイド筒4は光軸Z方向に沿っ
た直線運動を行なう。上記伝達部材は更に、ロータ2と
一体に形成され且つヘリコイド筒4に螺合したヘリコイ
ドギヤ5を含む。本実施形態では環状金属からなるロー
タ2とポリカーボネートなどの樹脂からなるヘリコイド
ギヤ5は、例えばアウトサートにより一体的に成形され
ている。ロータ2の回転運動に伴ってヘリコイドギヤ5
も回転する。ヘリコイドギヤ5はその内周面にネジ51
が切られている。ヘリコイド筒4の外周面に形成された
ネジ41とヘリコイドギヤ5の内周面に形成されたネジ
51は互いに噛み合っている。ロータ2の回転に伴って
ヘリコイドギヤ5が回転すると、ヘリコイド筒4は光軸
Zに沿って直線変位する。尚、ロータ2は円筒型ステー
タ1の後端に取り付けられている。基台7とロータ2と
の間には押圧手段8が配されており、ロータ2をステー
タ1の後端に摺動的に圧接して、ステータ1の公転トル
クをロータ2の自転運動として取り出す。前述した様
に、押圧手段8は、ロータ2に接触するベアリングボー
ル81と、ベアリングボール81がロータ2の裏面から
離脱しない様にベアリングボール81を押える押え板8
2と、押え板82をロータ2側に与圧するバネ部材83
とで構成されている。ロータ2は、その円周に沿って個
々のベアリングボール81を収納する為に断面円弧状の
溝が形成されている。
【0018】図4は、本発明に係る超音波モータ装置の
第2実施形態を示している。尚、本実施形態はカメラ用
レンズ駆動装置の動力源として組み込まれたものであ
る。理解を容易にする為、図3に示した先の例と対応す
る部分には対応する参照番号を付してある。カメラ用レ
ンズ駆動装置は、基本的に、ステータ1及びロータ2か
らなる超音波モータ装置と、レンズ鏡筒3とで構成され
ている。これらの部品は、台座6を用いて組み立てられ
ている。ステータ1は外部から駆動電圧の印加を受けて
超音波振動を励振し公転トルクを発生する。ロータ2は
公転トルクを自転運動に変換する。この為、ロータ2は
押圧手段8によりステータ1に圧接されている。一方レ
ンズ鏡筒3はカメラ用のレンズ33,34を搭載し、且
つレンズの光軸Z方向に直線変位可能な様に台座6に取
り付けられている。具体的には、レンズ鏡筒3にはスト
ッパ32が形成されており、台座6に植設されたガイド
シャフト9に係合している。レンズ鏡筒3はストッパ3
2により回転を規制されているとともに、ガイドシャフ
ト9に沿って光軸Z方向に直線変位する。尚、ガイドシ
ャフト9に係合したストッパ32には、レンズ鏡筒3の
ガタ寄せ用のバネ91が装着されている。ここで、ロー
タ2の内周面にはヘリコイドギア21が形成されてい
る。又、レンズ鏡筒3の外周面にもヘリコイドギア31
が形成されている。ロータ2側のヘリコイドギア21と
レンズ鏡筒3側のヘリコイドギア31は互いに係合して
いる。ロータ2が回転運動を行なうと、ヘリコイドギア
間の係合によりレンズ鏡筒3も回転しようとする。しか
しながら、レンズ鏡筒3はストッパ32により回転を規
制されているので、結果ガイドシャフト9に沿って直線
運動を行なうことになる。
【0019】ステータ1は光軸Zと平行な円筒軸を有す
る円筒型である。レンズ鏡筒3も同じく円筒型であり、
ステータ1の光軸Z方向前端からステータ円筒の内側に
組み込まれている。これにより、レンズ鏡筒3と超音波
モータをコンパクトに実装することができる。ロータ2
はステータ1の円筒軸と一致する中心を有する環形ロー
タであって、円筒型ステータ1の光軸Z方向後端に圧接
している。この目的で、環形ロータ2と基台7との間に
前述した押圧手段8が配されている。本実施形態の特徴
事項として、押圧手段8は、ロータ2の円滑な回転運動
を補助する回転補助部材84と、回転補助部材84を介
してロータ2に押圧を加えるバネ部材83とを含んでい
る。一方、基台7は、回転補助部材84を回動可能に支
持する受け部75を有する。回転補助部材84には、バ
ネ部材83の一部を収納する溝85が形成されている。
即ち、バネ部材83はコイル形状を有し、その一端が回
転補助部材84の溝85に収納されているとともに、コ
イルの他端は基台7の表面に当接している。更に押圧手
段8は、ロータ2と回転補助部材84との間に介在する
複数の回転可能なベアリングボール81を含んでいる。
ロータ2は、その裏面側に複数のベアリングボール81
を収納する為の溝が形成されている。好ましくは、ベア
リングボール81は樹脂材料からなる。
【0020】この様に、本実施形態ではロータ2とバネ
部材83との間に回転補助部材84を設けている。これ
により、ロータ2とバネ部材83との間に働く摩擦を軽
減し、ロータ2の回転を円滑にしてモータの出力の損失
を低減する。又、回転補助部材84とロータ2との間に
ベアリングボール81を入れることにより一層摩擦が軽
減される。ベアリングボール81の材質を樹脂とするこ
とにより、ロータ2の振動に起因する作動音も低減でき
る。回転補助部材84とバネ部材83は静止している
が、回転しているロータ2との間に生ずる摩擦力はベア
リングボール81を介在させることにより軽減できる。
以上の様に、ロータ2はバネ部材83による一定の力で
ステータ1に圧接している。この時、バネ部材83は直
接ロータ2に接触せず、回転補助部材84及びベアリン
グボール81を介してステータ1に圧接する伝達機構と
なっている。回転補助部材84とバネ部材83は静止し
ているので、回転しているロータ2との間に摩擦力が働
くが、ベアリングボール81を入れることにより摩擦を
軽減できる。
【0021】図5は、本発明に係る超音波モータ装置の
第3実施形態を示す模式的な断面図である。尚本実施形
態においても、超音波モータ装置はカメラ用レンズ駆動
装置の動力源として組み込まれている。基本的には、図
4に示した先の実施形態と同様であり、対応する部分に
は対応する参照番号を付して理解を容易にしている。先
の実施形態と異なる点は、ロータ2とレンズ鏡筒3との
間に伝達部材5が介在していることと、押圧手段8に調
節部材88が組み込まれていることである。
【0022】まず最初に、本実施形態の特徴事項である
調節部材88につき説明を加える。図示する様に、押圧
手段8は、ロータ2に押圧力を印加するコイルバネなど
からなるバネ部材83と、このバネ部材83に作用して
押圧力を調節する調節部材88とを含んでいる。更に、
押圧手段8は先の実施形態と同じく回転補助部材84と
ベアリングボール81を備えている。図から明らかな様
に、ロータ2はベアリングボール81及び回転補助部材
84を介しバネ部材83によってステータ1側に押し付
けられている。調節部材88は、バネ部材83と基台7
1,72,73との間に介在し、且つ基台71,72,
73に対して変位可能に螺合している。基台を具体的に
説明すると、外側の円筒基台71に対して内側の円筒基
台72が組み込まれ、両基台71,72の間にリング状
の調節部材88が組み込まれている。両基台71,72
を互いに固定する基台73はリング状の調節部材88の
ストッパとしても機能する。内側の円筒基台72にはネ
ジが切ってあり、そこにリング状の調節部材88が組み
付けられている。調節部材88と回転補助部材84との
間にはコイルバネからなるバネ部材83が組み込まれて
おり、ロータ2を押し上げてステータ1との間に与圧を
加えた構成となっている。ここで、リング状の調節部材
88を回転させることによって、バネ部材83を伸び縮
みさせることが可能となり、ロータ2をステータ1に押
し当てる力を調整している。外側の円筒基台71には窓
が設けられており、そこから調節部材88を回転させる
ことができる。与圧を調整することで、超音波モータを
構成するステータの個体差その他の部品の個体差、ステ
ータとロータの接触面の平面性や表面粗さによる摩擦の
ばらつきなどを補正することが可能となり、安定した回
転数及び力量を確保することが可能になる。
【0023】伝達部材5は前述した様にロータ2とレン
ズ鏡筒3との間に介在している。具体的に見ると、伝達
部材5はロータ2に対して遊動可能に連結されており、
カメラの姿勢差によるレンズ鏡筒3の荷重の変動からロ
ータ2を保護している。換言すると、レンズ鏡筒3の重
量やガタ寄せバネ91の付勢力が、直接ロータ2に印加
されない様に、伝達部材5で逃がす構成となっている。
具体的には、伝達部材5とロータ2とは、これらの一方
に設けたキー溝と他方に設けられ且つキー溝に遊嵌する
キーとにより、互いに連結されている。本例では、伝達
部材5側に設けたキー52と、ロータ2側に形成したキ
ー溝とが、互いに遊嵌しており、ある程度の遊びを持っ
てロータ2と伝達部材5が互いに係合している。一方、
レンズ鏡筒3はヘリコイド筒4に装着されている。伝達
部材5とヘリコイド筒4とはヘリコイドギアにより係合
して、超音波モータの回転運動を直線変位に変換してい
る。具体的には、ヘリコイド筒4に設けたオスのヘリコ
イドギア41と、伝達部材5に設けたメスのヘリコイド
ギア51とが互いに係合している。ロータ2が回転する
と、上述したキー/キー溝の連結により伝達部材5も回
転する。更に、上述したヘリコイドギアの結合によりヘ
リコイド筒4も回転しようとするが、ストッパ42で回
転変位を規制されている為、ガイドシャフト9に沿って
光軸Z方向に直線変位することになる。ここで、伝達部
材5を回転可能に支持する受け部が基台72の頂部に取
り付けられている。基台72は伝達部材5を介して加え
られるレンズ鏡筒3の荷重やガタ寄せバネ91の付勢力
の少なくとも一部を、ロータ2側に伝えることなく、自
身で受ける様になっている。これにより、ロータ2はレ
ンズ鏡筒3側の負荷から解放される一方、自身の回転運
動を伝達部材5及びヘリコイド筒4を介してレンズ鏡筒
3側に伝達することができる。
【0024】図6は、図3、図4又は図5に示した超音
波モータの全体構造を示す模式的な斜視図である。図示
する様に、ピエゾモータは円筒型のステータ1と、その
後端に圧接された環状のロータ2とで構成されている。
円筒型ステータ1の外周面には、電極11,12,・・
・,が形成されている。図示しないが、円筒の内周面に
も電極が形成されている。円筒の外周面に形成された電
極は四分割されており、それぞれ位相の異なる交流駆動
電圧A,B,AX,BXが印加される。A相電圧とB相
電圧は位相が互いに90度異なっている。又、A相電圧
とAX相電圧は位相が180度異なっている。換言する
と、A相とAX相は互いに反対極性である。同様に、B
相とBX相も反対極性となっている。
【0025】図7は、図6に示したステータの模式的な
横断面図である。図示する様に、セラミックなどの圧電
素子からなる円筒型ステータ1の内周面には、全面的に
基準電位を与える電極10が形成されている。円筒の外
周面には四分割された駆動用の電極11〜14が形成さ
れている。これら四分割された電極11〜14には、互
いに位相が90度ずつシフトした4相の交流電圧A,
B,AX,BXが印加される。
【0026】図8を参照して、図6及び図7に示したピ
エゾモータの動作を説明する。ピエゾモータでは動力源
となる超音波振動が一定の共振周波数であるから、電流
はほぼ一定値となる。共振器はQが高く、振動振幅の立
ち上がりは1サイクル以内と考えられ、非慣性機構と見
なすことができる。負荷の慣性が影響する範囲でしか電
流は変化しない。係る特徴を有するピエゾモータは様々
な構成が開発されているが、特に電歪公転型が有力であ
る。電歪公転型は、従来の様に振動をトルクに変えるの
ではなく、周面全面に亘って一様なトルクを直接励振す
ることができる共振子を使っている。従来の超音波振動
子は定在波型と進行波型の二種類あるが、共に重心固定
の対称モードでしか励振できない。これに反して、円筒
を左右の伸縮が逆になるモードで励振すると、重心が中
心を離れて振動する。この非対称励振を行なうと、従来
の対称励振では観測できなかった円筒の共振モードが得
られる。そこで、ステータ円筒の電極を例えば四分割
し、90度ずつ位相の異なる回転電場で励振すると、図
8に示す様に、重心が中心の周りを回転するモードの共
振が見られる。この時円の外周は元の形を保ったまま、
フラフープの様に偏心するので、振動子が公転回転を行
なう。係る構成の電歪公転子では、直接回転モードが励
振され、周面には強力な公転トルクが一様に発生する。
同時に円筒形ステータの端面に、直径と垂直方向の強力
なトルクを発生させる。この公転トルクは、直接ステー
タに圧接したロータの自転運動として取り出される。
【0027】図9は、四分割されたステータ電極のそれ
ぞれに印加されるA相、B相、AX相、BX相電圧の波
形図である。図示する様に、A相に対しB相は90度シ
フトし、AX相は180度シフトし、BX相は270度
シフトしている。この様に90度ずつ位相の異なる交流
電圧をステータに印加することで回転電場が形成され、
これに応じてステータは直接公転モードを励振する。
【0028】最後に図10は、ピエゾモータの駆動回路
を表わしている。図示する様に、一対の駆動信号A,A
XはHブリッジAを介してステータ1の互いに対向する
一対の電極に印加される。同様に、他の一対の信号B,
BXもHブリッジBを介して互いに対向する他の一対の
ステータ電極に印加される。Hブリッジは、それぞれ入
力信号に応答して、ステータ電極に充分な出力電流を供
給する為のドライバ回路となっている。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の第1面によ
れば、ロータをステータに圧接する為の押圧手段は、ロ
ータに接触するベアリングボールと、これがロータから
離脱しない様に押える押え板と、これをロータ側に与圧
するバネ部材とからなり、ロータはその円周に沿って個
々のベアリングボールを収納する断面円弧状の溝が形成
されている。係る構成により、回転むらを押えた低価格
で音の静かな超音波モータ装置を提供することができ
る。又、本発明の第2面によれば、押圧手段がロータの
円滑な回転運動を補助する回転補助部材と、これを介し
てロータに押圧を加えるバネ部材とを含んでいる。ロー
タは回転補助部材とベアリングボールを介してステータ
に圧接しているので、回転補助部材とバネ部材は静止し
ているが、回転しているロータとの間に生ずる摩擦力は
ベアリングボールを入れることにより低減できる。ベア
リングボールの材質を樹脂とすることにより、ロータの
振動による作動音も低減できる。本発明の第3面によれ
ば、押圧手段がロータに押圧力を印加するバネ部材とこ
のバネ部材に作用して押圧力を調節する調節部材とで構
成されている。これにより、個々の超音波モータの個体
差を補正することができ、安定した回転数や力量を確保
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波モータ装置の第1実施形態
を示す模式的な部分断面図である。
【図2】図1に示した超音波モータ装置に含まれるロー
タの形状を示す平面図である。
【図3】図1に示した超音波モータを動力源として組み
込んだカメラ用レンズ駆動装置の一例を示す模式的な断
面図である。
【図4】本発明に係る超音波モータ装置の第2実施形態
を示す模式的な断面図である。
【図5】本発明に係る超音波モータ装置の第3実施形態
を示す断面図である。
【図6】本発明に係る超音波モータ装置の外観を示す模
式的な斜視図である。
【図7】本発明に係る超音波モータ装置の横断面図であ
る。
【図8】本発明に係る超音波モータ装置の動作および公
転トルク発生の説明に供する模式図である。
【図9】本発明に係る超音波モータ装置の動作説明に供
する波形図である。
【図10】本発明に係る超音波モータ装置の駆動回路図
である。
【符号の説明】
0・・・超音波モータ装置、1・・・ステータ、2・・
・ロータ、7・・・基台、8・・・押圧手段、81・・
・ボール、82・・・押え板、83・・・バネ部材、8
4・・・回転補助部材、88・・・調節部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 忠尚 東京都板橋区志村2丁目18番10号 日本電 産コパル株式会社内 (72)発明者 當摩 清 東京都板橋区志村2丁目18番10号 日本電 産コパル株式会社内 Fターム(参考) 5H680 AA06 AA14 AA18 BB01 BB15 BC01 CC01 DD01 DD11 DD23 DD65 DD74 DD83 DD85 EE03 EE10 EE12 EE20 FF03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の圧電素子からなり円筒端面に
    回転駆動力を発生するステータと、該円筒端面に対して
    摺動的に圧接して該回転駆動力により回転運動を行なう
    ロータと、該ロータを間にして該ステータと反対側に位
    置して該ロータを受ける基台と、該ロータと該基台の間
    に配され該ロータに接触して該ロータを該ステータの円
    筒端面側に押圧する押圧手段とからなる超音波モータ装
    置において、 前記押圧手段は、該ロータに接触する複数の回転可能な
    ボールと、該ボールが該ロータから離脱しない様にボー
    ルを押える押え板と、該押え板を該ロータ側に与圧する
    バネ部材とからなり、 前記ロータは、その円周に沿って個々のボールを収納す
    る断面円弧状の溝が形成されていることを特徴とする超
    音波モータ装置。
  2. 【請求項2】 前記ロータに形成された溝は、その深さ
    寸法が該ボールの直径の1/2以下であることを特徴と
    する請求項1記載の超音波モータ装置。
  3. 【請求項3】 前記ロータに形成された溝は、個々のボ
    ールに対応して半球状に離散配置されていることを特徴
    とする請求項1記載の超音波モータ装置。
  4. 【請求項4】 円筒形状の圧電素子からなり円筒端面に
    回転駆動力を発生するステータと、該円筒端面に対して
    摺動的に圧接して該回転駆動力により回転運動を行なう
    ロータと、該ロータを間にして該ステータと反対側に位
    置して該ロータを受ける基台と、該ロータと該基台の間
    に配され該ロータに接触して該ロータを該ステータの円
    筒端面側に押圧する押圧手段とからなる超音波モータ装
    置において、 前記押圧手段は、該ロータの円滑な回転運動を補助する
    回転補助部材と、該回転補助部材を介して該ロータに押
    圧を加えるバネ部材とを含むことを特徴とする超音波モ
    ータ装置。
  5. 【請求項5】 前記基台は、該回転補助部材を回転可能
    に支持する受け部を有することを特徴とする請求項4記
    載の超音波モータ装置。
  6. 【請求項6】 前記回転補助部材は、該バネ部材の一部
    を収納する溝が形成されていることを特徴とする請求項
    4記載の超音波モータ装置。
  7. 【請求項7】 前記押圧手段は、該ロータと該回転補助
    部材との間に介在する複数の回転可能なボールを含み、
    前記ロータは該複数のボールを収納する溝が形成されて
    いることを特徴とする請求項4記載の超音波モータ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ボールは樹脂材料からなることを特
    徴とする請求項7記載の超音波モータ装置。
  9. 【請求項9】 円筒形状の圧電素子からなり円筒端面に
    回転駆動力を発生するステータと、該円筒端面に対して
    摺動的に圧接して該回転駆動力により回転運動を行なう
    ロータと、該ロータを間にして該ステータと反対側に位
    置して該ロータを受ける基台と、該ロータと該基台の間
    に配され該ロータに接触して該ロータを該ステータの円
    筒端面側に押圧する押圧手段とからなる超音波モータ装
    置において、 前記押圧手段は、該ロータに押圧力を印加するバネ部材
    と、該バネ部材に作用して押圧力を調節する調節部材と
    からなることを特徴とする超音波モータ装置。
  10. 【請求項10】 前記調節部材は、該バネ部材と該基台
    との間に介在し、且つ該基台に対して変位可能に螺合し
    ていることを特徴とする請求項9記載の超音波モータ装
    置。
  11. 【請求項11】 前記バネ部材は、コイルバネ又は板バ
    ネからなることを特徴とする請求項9記載の超音波モー
    タ装置。
  12. 【請求項12】 前記ステータは、該円筒端面が電歪公
    転共振により公転トルクをを発生し、前記ロータは該電
    歪公転共振トルクを直接自転運動として取り出すことを
    特徴とする請求項1、4又は9いずれか記載の超音波モ
    ータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0164995U (ja) * 1987-10-16 1989-04-26
JPH0249390U (ja) * 1988-09-26 1990-04-05
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