JP3104423B2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP3104423B2
JP3104423B2 JP04216750A JP21675092A JP3104423B2 JP 3104423 B2 JP3104423 B2 JP 3104423B2 JP 04216750 A JP04216750 A JP 04216750A JP 21675092 A JP21675092 A JP 21675092A JP 3104423 B2 JP3104423 B2 JP 3104423B2
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修 川崎
正則 住原
貴志 野島
孝弘 西倉
克 武田
勝巳 今田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電セラミック等の圧
電体を用いて、圧電体と弾性基板から成る振動体に弾性
波を励振することにより、駆動力を発生する超音波モー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら超音波モータ
の従来技術について説明を行う。
【0003】図5はリング型超音波モータの切り欠き斜
視図であり、リング面の1方に多数個の突起体を形成し
たリング形の弾性基板1のリング面の他方に、駆動用の
圧電体としてリング形圧電セラミック2を接着剤等の手
段でともに結合して、リング形振動体3を構成してい
る。4は耐磨耗性材料の摩擦材、5は弾性体であり、互
いに貼合せられて移動体6を構成している。移動体6は
摩擦材4を介して、ここでは図示していないが、ばね等
の加圧手段により振動体3と加圧接触して設置される。
【0004】図6は圧電セラミック2に形成される駆動
電極の構造図であり、弾性進行波の1/4波長相当だけ
位置的にずれた2組の駆動電極AとBを形成している。
駆動電極AとBは、それぞれ1/2波長相当の長さを持
つ小電極群からなっている。電極CとDはそれぞれ3/
4波長と1/4波長相当の長さを持ち、駆動電極AとB
に1/4波長相当の位置的なずれを作るために形成して
いる。従って、駆動電極はAとBのみであり、電極Cと
Dの部分は電極を形成しなくてもよい。
【0005】駆動電極AとBに、それぞれ90度位相の
異なる2つの交流電圧を印加すると(例えばsin波と
cos波)、図7に示すような撓み振動の進行波が振動
体3に励振される。ここで、図7(a)は撓み振動の振
動姿態を示し、図7(b)は径方向の変位分布を示して
いる。リング型超音波モータでは径方向1次で周方向3
次以上の撓み振動の進行波が振動体3に励振される。こ
の進行波の波頭の横方向成分は振動体3の突起体により
拡大され、移動体6はこの拡大された横方向の変位成分
により摩擦駆動されて回転運動をする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波モータ
は、図5に示すように振動体3を構成する弾性基板1に
多数個の突起体を構成していた。従って、超音波モータ
を小型化すると、突起体の寸法が小さくなって機械加工
がしにくく、また突起体が細くなると突起体の曲げ剛性
が小さくなって、進行波による横方向の変位成分により
移動体を充分に駆動できないいう課題を有していた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、振動
体の振動に影響を与えない様に、突起体の設置位置を考
慮して突起体の数を減らして、常に動作の安定した効率
の高い小型化が可能な超音波モータを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】振動体を構成する弾性基
板の移動体の接触面に、進行波の1波長当りに1または
2または4個の突起体を周方向にほぼ等間隔に設け、何
れの突起体の位置も進行波を構成する2つの定在波の1
方の節と他方の定在波の節のほぼ中間にある様に設定す
る。
【0009】
【作用】上記に説明したような規則に従って弾性基板上
に突起体を設ければ、進行波を構成する2つの定在波か
らみた場合、突起体の位置が何れも振動の腹と節のほぼ
中間にあることになり、突起体の振動への影響がほぼ同
程度となり、2つの定在波は擾乱の少ない理想的な進行
波を作ることができる。この結果、常に動作の安定した
効率の高い小型化が可能な超音波モータを実現すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例について
それぞれ詳細な説明を行う。
【0011】(実施例1)図1は、本発明の1実施例で
ある超音波モータの断面図である。同図において、10
は弾性基板であり、1面には変位拡大を行うために円周
状に突起体が設けられている。弾性基板10の他の面に
は、駆動用の圧電体として圧電セラミック11を接着剤
で貼合せて振動体12を構成している。振動体12は支
持基板16の上に振動阻害しないようにフェルト14を
介して設置されている。13は移動体であり振動体12
の突起体に加圧バネ17により加圧接触して設置されて
いる。
【0012】圧電体11に形成された駆動電極に交流電
圧を印加すると、振動体12に弾性進行波が励振され移
動体13が回転を始める。移動体13には回転軸18が
機械的に結合されており、移動体13の回転は回転軸1
8に伝達される。また、回転軸18は支持基板16に設
置されたベアリング15により回転位置の規制をしてい
るので、回転軸18から安定に機械出力を取り出すこと
ができる。
【0013】図2において、同図(c)は、図1に示し
た超音波モータの振動体を構成する弾性基板の直線モデ
ル図である。同図において、弾性基板10の移動体13
との接触面に、進行波の1波長当りに1個の突起体を周
方向にほぼ等間隔に設けている。
【0014】進行波を作る2つの定在波A、Bの振動の
節は、同図(a)、(b)に示すように、それぞれA
1、A2、A3、A4、A5、そしてB1、B2、B
3、B4で表され、上記突起体の位置は進行波を構成す
る2つの定在波の1方の節A1と他方の定在波B1の節
のほぼ中間にある。
【0015】1つめの突起体の位置は、進行波を構成す
る2つの定在波の1方の節A2と他方の定在波の節B1
のほぼ中間でも、2つの定在波の1方の節A2と他方の
定在波の節B2のほぼ中間でも、2つの定在波の1方の
節A3と他方の定在波の節B2のほぼ中間でもよく、以
後1波長当りに1つの割合で設ければよい。
【0016】(実施例2)図3において、同図(c)
は、同様に図1に示した超音波モータの振動体を構成す
る弾性基板の直線モデル図である。同図において、弾性
基板10の移動体13との接触面に、進行波の1波長当
りに2個の突起体を周方向にほぼ等間隔に設けている。
【0017】進行波を作る2つの定在波A、Bの振動の
節は、同図(a)、(b)に示すように、それぞれA
1、A2、A3、A4、A5、そしてB1、B2、B
3、B4で表され、突起体の位置は進行波を構成する2
つの定在波の1方の節A1と他方の定在波の節B1のほ
ぼ中間と、2つの定在波の1方の節A2と他方の定在波
の節B2のほぼ中間にある。
【0018】突起体の位置は、進行波を構成する2つの
定在波の1方の節A2と他方の定在波の節B1のほぼ中
間と、2つの定在波の1方の節A3と他方の定在波の節
B2のほぼ中間に設けてもよく、以後1波長当りに2つ
の割合で設ければよい。
【0019】(実施例3)図4において、同様に同図
(c)は、図1に示した超音波モータの振動体を構成す
る弾性基板の直線モデル図である。同図において、弾性
基板10の移動体13との接触面に、進行波の1波長当
りに4個の突起体を周方向にほぼ等間隔に設けている。
【0020】進行波を作る2つの定在波A、Bの振動の
節は、同図(a)、(b)に示すように、それぞれA
1、A2、A3、A4、A5、そしてB1、B2、B
3、B4で表され、上記突起体の位置は、進行波を構成
する2つの定在波の1方の節A1と他方の定在波B1の
節のほぼ中間と、節A2と節B1のほぼ中間と、節A2
と節B2のほぼ中間と、節A3と節B2の節のほぼ中間
に、1波長当りに4つの割合で設ければよい。
【0021】
【発明の効果】振動体を構成する弾性基板の移動体の接
触面に、進行波の1波長当りに1または2または4個の
突起体を周方向にほぼ等間隔に設け、突起体の位置を上
記に説明したような規則に従って弾性基板上に突起体を
設ければ、進行波を構成する2つの定在波からみた場
合、突起体の位置が何れも振動の腹と節のほぼ中間にあ
ることになり、突起体の振動への影響がほぼ同程度とな
り、2つの定在波は擾乱の少ない理想的な進行波を作る
ことができる。この結果、常に動作の安定した効率の高
い小型化が可能な超音波モータを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の超音波モータの断面図
【図2】(a)は、同実施例モータにおいて進行波を形
成する定在波の波形図 (b)は、同実施例モータにおいて進行波を形成する定
在波の波形図 (c)は、同実施例モータの、1波長当りに1つの突起
体を有する振動体の直線モデル図
【図3】(a)は、第2の実施例モータにおいて進行波
を形成する定在波の波形図 (b)は、同実施例モータにおいて進行波を形成する定
在波の波形図 (c)は、同実施例モータの、1波長当りに1つの突起
体を有する振動体の直線モデル図
【図4】(a)は、第3の実施例モータにおいて進行波
を形成する定在波の波形図 (b)は、同実施例モータにおいて進行波を形成する定
在波の波形図 (c)は、同実施例モータの、1波長当りに1つの突起
体を有する振動体の直線モデル図
【図5】従来のリング型超音波モータの切り欠き斜視図
【図6】同従来モータのリング形圧電体の電極の構造を
示す平面図
【図7】(a)は同従来モータの撓み振動の振動姿態の
拡大図 (b)は同従来モータの振動体の径方向の振動変位図
【符号の説明】
10 弾性基板 11 圧電体 12 振動体 13 移動体 14 フェルト 15 ベアリング 16 支持基板 17 加圧バネ 18 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西倉 孝弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 武田 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 今田 勝巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−139177(JP,A) 特開 平2−241375(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性基板に1枚の圧電体を結合して振動
    体を構成し、上記振動体の上記弾性基板に加圧接触して
    移動体を設置し、上記圧電体に形成された2組の駆動電
    極に交流駆動電圧を印加して、上記振動体に2つの弾性
    進行波をつくり、上記移動体を移動させる超音波モータ
    において、 上記弾性基板の上記移動体との接触面に、上記進行波の
    1波長当たりに1または2または4個の突起体を周方向
    の全周にわたってほぼ等間隔に設け、上記突起体が上記
    進行波を構成する一方の定在波の節と他方の節とのほぼ
    中間にあることを特徴とする超音波モータ。
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