JP3065185B2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP3065185B2 JP4266944A JP26694492A JP3065185B2 JP 3065185 B2 JP3065185 B2 JP 3065185B2 JP 4266944 A JP4266944 A JP 4266944A JP 26694492 A JP26694492 A JP 26694492A JP 3065185 B2 JP3065185 B2 JP 3065185B2
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貴志 野島
孝弘 西倉
克 武田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電セラミックなどの
圧電体を用いて、圧電体と弾性基板から成る振動体に弾
性波を励振することにより、駆動力を発生する超音波モ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら超音波モータ
の従来技術について説明を行う。図4はリング型超音波
モータの切り欠き斜視図であり、リング形の弾性基板1
のリング面の一方に、駆動用の圧電体としてリング形の
圧電セラミック2を接着剤で貼合せてリング形の振動体
3を構成している。振動体3はここでは図示していない
が、振動を妨げないようにフェルトなどを介して位置固
定されている。4は耐磨耗性材料の摩擦材、5は弾性体
であり、互いに貼合せられて移動体6を構成しており、
摩擦材4を介して、振動体3の弾性基板1のリング面の
他方に形成された複数個の突起体上に設置されている。
移動体6は摩擦材4を介して、ここでは図示していない
がばねなどの加圧手段により振動体3と加圧接触してい
る。
【0003】図5は圧電セラミック2に形成された駆動
電極の一例を示す構造図であり、弾性進行波の1/4波
長相当だけ位置的にずれた2組の駆動電極A,Bが形成
されている。駆動電極A,Bは、それぞれ進行波の1/
2波長相当の長さを持つ小電極群からなっている。電極
C,Dは、それぞれ3/4波長と1/4波長相当の長さ
を持ち、駆動電極A,Bに1/4波長相当の位置的なず
れを作るために形成されたもので、駆動のために用いる
のではないのでなくてもよい。
【0004】駆動電極A,Bに、それぞれ時間的に90
度位相の異なる2つの交流電圧を印加すると(たとえば
sin波とcos波)、図6に示すような曲げ振動の進
行波が振動体3に励振される。ここで、図6(a) は曲げ
振動の振動姿態を示し、図6(b) は曲げ振動の径方向の
変位分布を示している。リング型超音波モータでは径方
向1次で周方向3次以上の曲げ振動の進行波が振動体3
に励振される。この進行波の波頭の横方向成分により、
移動体6は摩擦駆動される回転運動をする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、超音波モータは振動体の振動による変位を摩擦力に
より移動体に伝えるので、移動体と振動体の安定で均一
な接触が大切である。ところが、移動体や振動体などの
部品の機械加工精度や、外部負荷の変動などにより、振
動体の振動は擾乱を受け、進行波に定在波成分が重畳さ
れたり、場所によって振動の振幅が変化したりする。こ
のため、振動体の進行波の円周方向の変位成分は効率良
く移動体に伝えられず、超音波モータの効率は著しく低
下し、その安定性も悪くなる。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、振動
体と移動体の接触を均一に保つことにより、常に動作の
安定した高効率の超音波モータを提供することを目的と
する。
【0007】さらに、従来例で説明した超音波モータ
は、振動体の位置固定を振動阻害をしないようにフェル
トなどの物質を介して行っていた。ところが、フェルト
を介することにより振動体の位置がずれたり、常に加圧
されているのでフェルトが圧縮変形したりして、振動体
と移動体の相互位置がずれてお互いの接触状況が変化し
てしまい、振動体の進行波の変位成分は効率良く移動体
に伝えられず、超音波モータの効率が時間とともに著し
く低下し、その安定性も悪くなるという問題があった。
【0008】本発明は上記問題を解決するもので、振動
阻害をしないように振動体の確実な位置規定を行うこと
により、経時変化の少ない、しかも常に動作の安定した
高効率の超音波モータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の超音波モータは、移動体の中心に設けられ
た小孔に回転軸を貫通させ、移動体の振動体との接触部
をばね構造に構成するとともに、上記回転軸の上記移動
体との結合部も上記回転軸、或いは上記移動体と一体化
したばね構造に構成し、上記移動体の上記振動体との接
触部の摩擦力よりも、移動体と回転軸との結合部の摩擦
力を大きくするように構成したものである。
【0010】さらに、本発明の他の超音波モータは、支
持基板により小孔の周面部を介して振動体のラジアル方
向の位置規定を行うとともに、小孔の周縁部を介して振
動体のスラスト方向の位置規定を行うことにより、振動
体を支持固定するとともに、振動を阻害しない物質であ
るフェルトにより、振動体をその移動体との接触面と反
対側面で弾性支持をするように構成したものである。
【0011】さらに、本発明の他の超音波モータは、
動体の中心に設けられた小孔に回転軸を貫通させる構造
をとるとともに、移動体に設けられた位置決め部分Aに
回転軸に設けられた位置決め部分Bが係止するように構
成し、また移動体と回転軸との結合をゴム弾性体で行
い、移動体の上記小孔部と回転軸のがたを、位置決め部
分Aと位置決め部分Bのがたよりも大きくし、移動体と
回転軸とのゴム弾性体を介した結合位置が、移動体位置
決め部分Aと回転軸位置決め部分Bとが係止した部分よ
りも振動体側に位置するように構成したものである。
【0012】
【作用】上記のように、ばね構造を移動体と振動体との
接触部に構成するとともに、回転軸と移動体との結合部
にも構成することにより、部品の機械加工精度に起因す
る擾乱や、外部負荷の変動などによる変動成分を抑制し
て、安定で均一な移動体と振動体の接触を実現し、回転
軸のばね部と移動体との接触面の摩擦力を、移動体と振
動体との接触面の摩擦力よりも大きくしたことにより、
回転軸と移動体との滑りをなくすることができる。
【0013】また、振動体を径方向で振動の振幅が最も
小さい中心部の小孔の近傍のみで支持固定して、支持基
板により小孔の周面部を介して振動体のラジアル方向の
位置規定を行うとともに、小孔の周縁部を介して振動体
のスラスト方向の位置規定を行うことにより、振動体の
振動阻害を最小限にとどめた支持固定を実現でき、さら
に、振動を阻害しない物質であるフェルトにより振動体
をその移動体との接触面と反対側面で弾性支持したこと
により、振動の阻害が極めて少なく、しかも確実な振動
体を支持固定を実現することができる。また、支持基板
が振動体のスラスト方向の位置規定を行っているので、
フェルトの変形を制限することができ、経時変化を小さ
くすることができる。
【0014】また、回転軸を移動体の小孔に貫通させ、
移動体の位置決め部分Aと回転軸の位置決め部分Bとを
係止させることにより、移動体の回転を回転軸に効率良
く伝えることができ、また、移動体と回転軸との結合を
ゴム弾性体を介して行い、移動体の小孔部と回転軸のが
たを、位置決め部分Aと位置決め部分Bのがたよりも大
きくすることにより、部品の機械加工精度に基づく擾乱
や、外部負荷の変動による擾乱の吸収効果を大きくし
て、特性の安定性を高めることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の第1の実施例である超音
波モータの断面図である。図1において、10は中心に
小孔を持つ円板形の弾性基板であり、その一面には変位
拡大を行うために円周状に複数個の突起体が設けられて
いる。また、弾性基板10の他の面には、駆動用の圧電
体として圧電セラミック11 が接着剤などで結合されて
振動体12が構成されている。振動体12は、振動阻害
しないようにフェルト14を介して支持基板16の上に
位置固定されている。13は複合プラスチックまたは金
属などで作られた移動体であり、加圧ばね17により振
動体12の複数個の突起体上に加圧接触して設置されて
いる。圧電体11に形成された駆動電極に交流電圧を印
加すると、振動体12に弾性進行波が励振され、この進
行波の円周方向の変位成分は突起体により拡大され、移
動体13は加圧力に比例した摩擦力により駆動されて回
転を始める。移動体13にはその中央に設けられた小孔
を貫通する形体で回転軸18が設置されており、移動体
13の回転を伝えられるように移動体13と回転軸18
は機械的に結合されている。また、回転軸18は支持基
板16に設置されたベアリング15により回転位置の規
制をされており、回転軸18から安定に機械出力が取り
出される。
【0016】図1では、移動体13の中心に設けられた
小孔に回転軸18を貫通させる構造を採り、移動体13
と振動体12との接触部の移動体の方にばね部13aを
構成するとともに、回転軸18と移動体13との結合部
の回転軸18の方にも同様にばね部18aを構成してい
る。この両方の部分にばね構造を採ることにより、回転
軸18、振動体12、移動体13などの部品の機械加工
精度や、回転軸18の負荷の変動などによる振動体12
に対する機械的負荷の変動成分を抑制して、振動体12
と移動体13との安定で均一な接触を実現することがで
きる。また、回転軸18のばね部18aと移動体13と
の接触面を接着するか、片方の面もしくは両方の面を荒
すなどの手段により、移動体13と振動体12との接触
部の摩擦力よりも、移動体13と回転軸18のばね部1
8aとの結合部の摩擦力を大きくし、出力を取り出すと
きに回転軸18のばね部18aと移動体13との間の滑
りをなくして、移動体13の回転を有効に回転軸18に
伝えることができる。
【0017】また、図1では回転軸18の移動体13と
の結合部にばね部18aを構成しているが、移動体13
の回転軸18との結合部の移動体13の方にばね部を構
成しても全く同様の効果を得ることができる。
【0018】図2は本発明の第2の実施例である超音波
モータの断面図である。図2において、20は中心に小
孔22aを持つ円板形の弾性基板であり、駆動用の圧電
体として圧電セラミック21が結合されて振動体22が
構成されている。23は移動体であり、加圧ばね27に
より振動体22の複数個の突起体上に加圧接触して設置
されている。圧電体21に形成された駆動電極に交流電
圧を印加すると、振動体22に曲げ振動の弾性進行波が
励振され、この進行波の円周方向の変位成分は突起体に
より拡大され、移動体23は加圧力に比例した摩擦力に
より駆動されて回転を始める。移動体23にはその中央
に設けられた小孔を貫通する形体で回転軸28が設置さ
れており、移動体23の回転を伝えられるように移動体
23と回転軸28は機械的に結合されている。また、回
転軸28は支持基板26に設置されたベアリング25に
より回転位置の規定をされており、回転軸28から安定
に機械出力が取り出される。
【0019】図2において、振動体22は、その中心部
で振幅が小さく、外周に向かうにつれて振幅が大きくな
る曲げ振動をしているので、中心部の小孔22aの近傍
では振動の振幅はきわめて小さい。したがって、振動体
22は振動阻害しないように支持基板26により、小孔
22aの周面部を介して振動体22のラジアル方向の位
置規定を行うとともに、小孔22aの周縁部を介して振
動体22のスラスト方向の位置規定を行うことにより、
振動体22は支持固定される。それとともに、振動を阻
害しない物質であるフェルト24により、振動体22は
その移動体23との接触面と反対側面で弾性支持されて
いる。
【0020】図3は、本発明の第3の実施例である超音
波モータの断面図である。図3において、30は中心に
小孔を持つ円板形の弾性基板であり、圧電体31と結合
されて振動体32が構成されている。33は移動体であ
り、加圧ばね37により振動体32の複数個の突起体上
に加圧接触して設置されている。圧電体31に形成され
た駆動電極に交流電圧を印加すると、振動体32に曲げ
振動の弾性進行波が励振され、この進行波の円周方向の
変位成分は突起体により拡大され、移動体33は加圧力
に比例した摩擦力により駆動されて回転を始める。移動
体23にはその中央に位置決め部分A33aが設けら
れ、回転軸38には位置決め部分A33aに嵌合してこ
れと係止するように位置決め部分B38aが形成されて
いる。回転軸38は移動体33の小孔を貫通し、位置決
め部分B38aを位置決め部分A33aに嵌合させて係
止させ、移動体33の回転を回転軸38に効率良く伝え
ている。回転軸38は、振動阻害しないようにフェルト
34により支持基板36に支持固定され、また支持基板
36に設置されたベアリング35により回転位置の規制
されているので、回転軸38から安定に機械出力を取り
出すことができる。また移動体33と回転軸38との結
合をゴム弾性体39で行い、移動体33の小孔部と回転
軸38のがたを、位置決め部分A33aと位置決め部分
B38aのがたよりも大きくすることにより、振動体3
2、移動体33、回転軸38などの部品の機械加工精度
に基づく擾乱や、外部負荷の変動による擾乱を吸収し
て、それらの擾乱の影響が振動体32と移動体33の接
触状態の変化として出ないようにしている。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の超
音波モータは、弾性基板に圧電体を結合して振動体を構
成し、振動体に加圧接触して移動体を設置し、圧電体に
形成された駆動電極に交流駆動電圧を印加して、振動体
に弾性振動を励振して移動体を移動させ、移動体に機械
的に結合した回転軸により出力を取り出す超音波モータ
であって、移動体の中心に設けられた小孔に回転軸を貫
通させ、移動体の振動体との接触部をばね構造に構成す
るとともに、回転軸の移動体との結合部も回転軸、或い
は移動体と一体化したばね構造に構成し、移動体の振動
体との接触部の摩擦力よりも、移動体と回転軸との結合
部の摩擦力を大きくしたため、部品の機械加工精度に起
因する擾乱や、外部負荷の変動等による変動成分を抑制
することができ、かつ回転軸と移動体との滑りをなくす
ことができる。
【0022】また、振動体を径方向で振動の振幅が最も
小さい中心部の小孔の近傍のみで支持固定して、支持基
板により小孔の周面部を介して振動体のラジアル方向の
位置規定を行うとともに、小孔の周縁部を介して振動体
のスラスト方向の位置規定を行うことにより、振動体の
振動阻害を最小限にとどめた支持固定を実現でき、さら
に振動を阻害しない物質であるフェルトにより振動体を
その移動体との接触面と反対側面で弾性支持しているの
で、振動の阻害が極めて少なく、しかも確実な振動体を
支持固定を実現することができる。また、支持基板が振
動体のスラスト方向の位置規定を行っているので、フェ
ルトの変形を制限することができるので経時変化を小さ
くすることができ、特性の安定した、効率の高い、しか
も経時変化の小さい超音波モータを実現することができ
る。
【0023】また、本発明の請求項3記載の超音波モー
タは、弾性基板に圧電体を結合して振動体を構成し、振
動体に加圧接触して移動体を設置し、圧電体に形成され
た駆動電極に交流駆動電圧を印加して、振動体に弾性振
動を励振して移動体を移動させ、移動体に機械的に結合
した回転軸により出力を取り出す超音波モータであっ
て、移動体の中心に設けられた小孔に回転軸を貫通させ
る構造をとるとともに、移動体に設けられた位置決め部
分Aに回転軸に設けられた位置決め部分Bが係止するよ
うに構成し、また移動体と回転軸との結合をゴム弾性体
で行い、移動体の小孔部と回転軸のがたを、位置決め部
分Aと位置決め部分Bのがたよりも大きくし、移動体と
回転軸とのゴム弾性体を介した結合位置が、移動体位置
決め部分Aと回転軸位置決め部分Bとが係止した部分よ
りも振動体側に位置するように構成したため、移動体と
回転軸との嵌合部分と、振動体と移動体との接触部分の
機械加工精度に基づく擾乱と、外部負荷変動による擾乱
を吸収できるので、振動体と移動体との安定な接触状態
を保つことができ、駆動効率と動作の安定性を向上させ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の超音波モータの断面図
【図2】本発明の第2の実施例の超音波モータの断面図
【図3】本発明の第3の実施例の超音波モータの断面図
【図4】リング型超音波モータの切り欠き斜視図
【図5】リング形圧電体の電極構造図
【図6】(a) はリング型超音波モータの振動体の曲げ振
動の振動姿態図 (b) は曲げ振動の径方向の変位分布図
【符号の説明】
10 弾性基板 11 圧電体 12 振動体 13 移動体 13a 移動体のばね部 14 フェルト 15 ベアリング 16 支持基板 17 加圧ばね 18 回転軸 18a 回転軸のばね部 20 弾性基板 21 圧電体 22 振動体 22a 小孔 23 移動体 24 フェルト 25 ベアリング 26 支持基板 27 加圧ばね 28 回転軸 30 弾性基板 31 圧電体 32 振動体 33 移動体 33a 位置決め部分A 34 フェルト 35 ベアリング 36 支持基板 37 加圧ばね 38 回転軸 38a 位置決め部分B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西倉 孝弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 武田 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 今田 勝巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−303377(JP,A) 特開 平4−340381(JP,A) 特開 平3−284173(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性基板に圧電体を結合して振動体を構成
    し、上記振動体に加圧接触して移動体を設置し、上記圧
    電体に形成された駆動電極に交流駆動電圧を印加して、
    上記振動体に弾性振動を励振して上記移動体を移動さ
    せ、上記移動体に機械的に結合した回転軸により出力を
    取り出す超音波モータであって、 上記移動体の中心に設けられた小孔に上記回転軸を貫通
    させ、上記移動体の上記振動体との接触部をばね構造に
    構成するとともに、上記回転軸の上記移動体との結合部
    も上記回転軸、或いは上記移動体と一体化したばね構造
    に構成し、上記移動体の上記振動体との接触部の摩擦力
    よりも、上記移動体と上記回転軸との結合部の摩擦力を
    大きくしたことを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】弾性基板に圧電体を結合して振動体を構成
    し、上記振動体に加圧接触して移動体を設置し、上記圧
    電体に形成された駆動電極に交流駆動電圧を印加して、
    上記振動体に弾性振動を励振して上記移動体を移動させ
    る超音波モータであって、 上記振動体を中心部に小孔を有する円板状に構成し、上
    記小孔の周面部を介して上記振動体のラジアル方向の位
    置規定を行うとともに、上記小孔の周縁部を介して上記
    振動体のスラスト方向の位置固定を行うことにより、上
    記振動体を支持固定する手段を設け、上記移動体との接
    触面と反対側面で上記振動体を弾性支持する手段を設け
    たことを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】弾性基板に圧電体を結合して振動体を構成
    し、上記振動体に加圧接触して移動体を設置し、上記圧
    電体に形成された駆動電極に交流駆動電圧を印加して、
    上記振動体に弾性振動を励振して上記移動体を移動さ
    せ、上記移動体に機械的に結合した回転軸により出力を
    取り出す超音波モータであって、 上記移動体の中心に設けられた小孔に上記回転軸を貫通
    させる構造をとるとともに、上記移動体に設けられた位
    置決め部分Aに上記回転軸に設けられた位置決め部分B
    が係止するように構成し、また上記移動体と上記回転軸
    との結合をゴム弾性体で行い、上記移動体の上記小孔部
    と上記回転軸のがたを、上記位置決め部分Aと上記位置
    決め部分Bのがたよりも大きくし、上記移動体と上記回
    転軸とのゴム弾性体を介した結合位置が、上記移動体位
    置決め部分Aと上記回転軸位置決め部分Bとが係止した
    部分よりも上記振動体側に位置するように構成したこと
    を特徴とする超音波モータ。
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