JPH07210878A - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置

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JPH07210878A JP6004690A JP469094A JPH07210878A JP H07210878 A JPH07210878 A JP H07210878A JP 6004690 A JP6004690 A JP 6004690A JP 469094 A JP469094 A JP 469094A JP H07210878 A JPH07210878 A JP H07210878A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は組立作業性を改善したコンパクトな
光ディスク駆動装置を提供することを目的とする。 【構成】 信号復調回路と駆動装置制御回路とボイスコ
イルモータを駆動する駆動回路とを有する第１プリント
配線板３８がドライブベース４の表面側に搭載されてい
る。第１プリント配線板３８の裏面には第１コネクタ４
０が搭載されている。ドライブベース４には対物レンズ
５２を有する移動光学アセンブリ２４が移動可能に搭載
され、ドライブベース４の背面側にレーザダイオードモ
ジュール５４及び光検出器５６を有する固定光学アセン
ブリ２６が搭載される。固定光学アセンブリ２６は第２
コネクタ４６を有する第２プリント配線板４４を含んで
おり、第１及び第２プリント配線板３８，４４が第１及
び第２コネクタ４０，４６を介して接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に光ディスク駆動
装置に関し、特に光ディスク駆動装置の装置側プリント
配線板と光学ヘッド側プリント配線板との接続構造に関
する。
【０００２】光ディスクは近年急速に発展するマルチメ
ディア化の中で中核となるメモリ媒体として脚光を浴び
ており、通常カートリッジの中に収容された状態で使用
される。光ディスクカートリッジが光ディスク駆動装置
内にローディングされ、光学ヘッドにより光ディスクへ
のデータのライト／リードが行われる。
【０００３】
【従来の技術】最近の光ディスク駆動装置は小型化を実
現するため、レーザダイオードモジュール、レーザビー
ムの反射及び透過を行うビームスプリッタ、光ディスク
からの反射光を受光する光検出器等を含んだ固定光学ア
センブリと、ビーム立ち上げミラー及び対物レンズを含
んだ移動光学アセンブリとから構成される。
【０００４】移動光学アセンブリはボイスコイルモータ
により一対のレールに沿って光ディスクの半径方向に移
動される。固定光学アセンブリに取り付けられたレーザ
ダイオードモジュールから出射されたライトパワーのレ
ーザビームはビームスプリッタを透過し、移動光学アセ
ンブリのビーム立ち上げミラーにより反射されて対物レ
ンズにより光ディスクに集光され、光ディスクにデータ
が書き込まれる。
【０００５】一方、データの読み出しは光ディスクにリ
ードパワーを照射することにより行われる。光ディスク
からの反射光は対物レンズによりコリメートビームにさ
れた後、ビームスプリッタより反射され、この反射光が
光検出器で検出されて電気信号に変換される。
【０００６】固定光学アセンブリはヘッドベースと、該
ヘッドベースに取り付けられたヘッド側プリント配線板
とを含んでおり、ヘッド側プリント配線板は前記光検出
器で光−電気変換された信号を増幅するプリアンプと、
レーザダイオードモジュールを駆動するレーザ駆動回路
とを有している。
【０００７】従来の光ディスク駆動装置では、このヘッ
ド側プリント配線板が、信号復調回路と駆動装置制御回
路とボイスコイルモータ駆動回路等を有する装置側プリ
ント配線板にフレキシブルプリント配線板を介して接続
されていた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】このように、フレキシ
ブルプリント配線板によりヘッド側プリント配線板と装
置側プリント配線板とを接続していたため、フレキシブ
ルプリント配線板を配置する空間が必要であり、光ディ
スク駆動装置の小型化を妨げる要因の一つとなってい
た。
【０００９】また、光ディスク駆動装置の組立の際、ヘ
ッド側プリント配線板と装置側プリント配線板の接続作
業に多くの時間を要し、組立作業性が悪いという問題を
生じていた。
【００１０】さらに、ヘッド側プリント配線板と装置側
プリント配線板の接続にフレキシブルプリント配線板を
使用していたため、最近の光ディスク駆動装置のように
再生信号の周波数が高くなると、フレキシブルプリント
配線板部分でノイズを拾いやすいという欠点があった。
【００１１】よって本発明の目的は、組立作業性を改善
したコンパクトな光ディスク駆動装置を提供することで
ある。本発明の他の目的は、再生信号の周波数が高くな
った場合にもノイズを拾い難い光ディスク駆動装置を提
供することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、開口を有するドライブベースと；前
記ドライブベースに搭載されたスピンドルモータと；前
記ドライブベースに移動可能に搭載された、ビーム立ち
上げミラーと、対物レンズと、該対物レンズのフォーカ
シングを行うレンズアクチュエータとを有する移動光学
アセンブリと；前記ドライブベースに搭載された、前記
移動光学アセンブリを移動させるアクチュエータ手段
と；前記ドライブベースの表面側に搭載された、信号復
調回路と駆動装置制御回路と前記アクチュエータ手段を
駆動する駆動回路とを有する第１プリント配線板と；前
記第１プリント配線板の裏面に搭載された第１コネクタ
と；前記ドライブベースの裏面に搭載された、ヘッドベ
ースと、該ヘッドベースに取り付けられたレーザビーム
発生手段と、該ヘッドベースに取り付けられた光検出器
と、前記レーザビーム発生手段を駆動するレーザ駆動回
路と前記光検出器で光−電気変換された電気信号を増幅
するプリアンプとを有する前記ヘッドベースに取り付け
られた第２プリント配線板とを含んだ固定光学アセンブ
リと；前記第２プリント配線板の表面に搭載され、前記
ドライブベースの開口を通して前記第１コネクタに結合
した第２コネクタと；前記ドライブベースの側面に取り
付けられたフレームと；を具備したことを特徴とする光
ディスク駆動装置を提供する。
【００１３】好ましくは、第２プリント配線板とヘッド
ベースとの間には支持弾性部材が介装されており、これ
により第１及び第２プリント配線板の間隔の公差を吸収
して、第１コネクタを確実に第２コネクタに嵌合接続す
ることができる。
【００１４】
【作用】本発明によると、第１プリント配線板と第２プ
リント配線板との接続を、第１及び第２コネクタを介し
て達成するようにしたので、従来のようにフレキシブル
プリント配線板を配置する空間が不要となり、光ディス
ク駆動装置の小型化を実現できる。
【００１５】また、第１及び第２コネクタのプラグイン
接続により、第１プリント配線板が第２プリント配線板
に接続されるので、組立作業性を大幅に改善することが
できる。
【００１６】さらに、第１及び第２コネクタは金属製の
ドライブベース内に配置されるため、フレキシブルプリ
ント配線板を使用した従来の接続構造に比較して、電磁
干渉の影響を受けにくい。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図１及び図２を参照すると、本発明実施例
に係る光ディスク駆動装置の表面側及び背面側の外観斜
視図がそれぞれ示されている。符号４はアルミニウム合
金製のドライブベースであり、４個の防振ゴム２０を介
してフレーム６に取り付けられている。ドライブベース
４は後述する固定光学アセンブリ２６のコネクタ４６が
挿入される開口５を有している。
【００１８】ドライブベース４にはトップカバー８及び
ボトムカバー１８がそれぞれネジ止め固定されている。
フレーム６の前端部には、光ディスクカートリッジを光
ディスク駆動装置２に挿入するための開口１２を画成し
たフロントパネル１０が取り付けられている。光ディス
ク駆動装置２の後端部には駆動装置２をコンピュータと
電気的に接続するためのコネクタ１６が搭載されてい
る。
【００１９】符号１４はイジェクトボタンを示してお
り、イジェクトボタン１４が押されるとイジェクトモー
タが回転し、光ディスクのスピンドルモータへの光ディ
スクの装着が解除され、光ディスクは後述するシャッタ
開閉アームのバネ力によって駆動装置２の開口１２を通
して排出される。
【００２０】図３を参照すると、本発明実施例に係る光
ディスク駆動装置の分解斜視図が示されている。ドライ
ブベース４には光ディスクを回転させるスピンドルモー
タ２２が搭載されている。
【００２１】光ディスクを光ディスク駆動装置にロード
すると、スピンドルモータ２２の出力軸とディスク媒体
のハブ部が滑りを発生しにくい磁気クランプ構造で結合
される。スピンドルモータ２２の出力軸の回転と同一ス
ピードでディスク媒体が回転する。
【００２２】ドライブベース４にはさらに、移動光学ア
センブリ２４が駆動装置にロードされた光ディスク６２
の半径方向に移動可能に搭載されている。図４に示すよ
うに、ドライブベース４に固定された一対の磁気回路４
８と、移動光学アセンブリ２４に設けられたコイルとに
よりボイスコイルモータを構成し、コイルに通電するこ
とにより移動光学アセンブリ２４が一対のガイドレール
５０に沿って移動する。コイルに流す電流の方向により
移動光学アセンブリ２４の移動方向を制御する。
【００２３】移動光学アセンブリ２４はビーム立ち上げ
ミラーと、対物レンズ５２と、該対物レンズ５２のフォ
ーカシング及びトラッキングを行うレンズアクチュエー
タとを含んでいる。
【００２４】再び図３を参照すると、ドライブベース４
の裏面側に、コネクタ４６がドライブベース４の開口５
に挿入されるような位置関係で、固定光学アセンブリ２
６が固定される。固定光学アセンブリ２６はヘッドベー
ス４２にヘッド側プリント配線板４４を搭載して構成さ
れている。
【００２５】図４を参照すると、固定光学アセンブリ２
６のヘッドベース４２にはレーザダイオードモジュール
５４と、光磁気信号検出用の光検出器５６と、フォーカ
シングエラー信号検出用の光検出器５８と、トラックエ
ラー信号検出用の光検出器６０とが取り付けられてい
る。図４は固定光学アセンブリ２６と移動光学アセンブ
リ２４との配置関係を示す斜視図であり、ドライブベー
ス４は省略されている。
【００２６】図５は固定光学アセンブリ２６の分解斜視
図を示しており、アルミニウム合金製のヘッドベース４
２には第１取付面４２ａと、第１取付面４２ａよりも所
定段差高い第２取付面４２ｂが形成されている。
【００２７】ヘッドベース４２は突起６８を有してお
り、この突起６８にスポンジゴム等の弾性部材７０の穴
７１が挿入されて、弾性部材７０がヘッドベース４２に
取り付けられる。
【００２８】ヘッド側プリント配線板４４にはＬＳＩ６
４，６６等の電子部品が搭載されて、レーザダイオード
モジュール５４を駆動するレーザ駆動回路、光検出器５
６で光−電気変換された電気信号を増幅するプリアンプ
回路等を構成する。
【００２９】プリント配線板４４の第１部分４４ａをヘ
ッドベース４２の取付面４２ａに固定し、プリント配線
板４４の第１部分４４ａの上から弾性部材７０を突起６
８に取り付ける。
【００３０】次いで、コネクタ４６が弾性部材７０の上
方に来るようにプリント配線板４４を折り返して、プリ
ント配線板４４の第２部分４４ｂの穴４５をヘッドベー
ス４２の突起４２ｂに係合させ、プリント配線板４４を
固定する。
【００３１】再び図３を参照すると、符号２８は光ディ
スクカートリッジローディングアセンブリを示してお
り、バイアス磁石アセンブリ３０と、光ディスクカート
リッジのシャッタを開閉する開閉アーム３２とを有して
いる。
【００３２】バイアス磁石アセンブリ３０は永久磁石
と、バイアスコイルとを含んでおり、バイアスコイルに
流す電流の方向によって永久磁石が左右にスライドして
ストッパに押し付けられる従来公知の構成である。例え
ば、データを消去するときは左、書き込むときは右へ永
久磁石がスライドして、光ディスク媒体面にバイアス磁
界を印加する。
【００３３】カートリッジローディングアセンブリ２８
はドライブベース４の表面側にネジ止め固定され、その
上に絶縁シート３４が搭載される。絶縁シート３４の外
周部には密封性を高め光ディスクに粉塵が付着するのを
防止するために、スポンジゴム等から形成されたシール
部材３６が装着されている。
【００３４】符号３８は装置側プリント配線板を示して
おり、その後端部にはコネクタ１６が搭載されている。
図３は装置側プリント配線板３８の裏面側を示してお
り、プリント配線板３８の裏面にはヘッド側プリント配
線板４４のコネクタ４６と嵌合されるコネクタ４０が搭
載されている。
【００３５】装置側プリント配線板３８は信号復調回路
と、駆動装置制御回路と、ボイスコイルモータを駆動す
る駆動回路等を含んでいる。絶縁シート３４の上から装
置側プリント配線板３８をヘッドベース４に搭載し、雌
コネクタ４０を固定光学アセンブリ２６の雄コネクタ４
６に嵌合接続して、プリント配線板３８をドライブベー
ス４にネジ止め固定する。
【００３６】固定光学アセンブリ２６のコネクタ４６は
弾性部材７０により支持されているため、装置側プリン
ト配線板３８とヘッド側プリント配線板４４との間の間
隔の非一様性を吸収することができ、コネクタ４０を固
定光学アセンブリ２６のコネクタ４６に確実に結合させ
ることができる。
【００３７】ヘッド側プリント配線板３８をドライブベ
ース４に装着した後に、トップカバー８をドライブベー
ス４にネジ止め固定する。ドライブベース４の背面側に
はボトムカバー１８がネジ止め固定される。最後に、フ
レーム６を防振ゴム２０を介してドライブベース４の側
面に取り付けることにより、光ディスク駆動装置２が完
成する。
【００３８】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、コネクタ
を用いてヘッド側プリント配線板と装置側プリント配線
板とを接続するようにしたので、組立作業性を大幅に改
善したコンパクトな光ディスク駆動装置を提供できる。
さらに、再生信号の周波数が高くなった場合にも、ノイ
ズに影響されにくいという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】光ディスク駆動装置の表面側外観斜視図であ
る。
【図２】光ディスク駆動装置の背面側外観斜視図であ
る。
【図３】本発明実施例に係る光ディスク駆動装置の分解
斜視図である。
【図４】固定光学アセンブリと移動光学アセンブリとの
配置関係を示す斜視図であり、ドライブベースは省略さ
れている。
【図５】固定光学アセンブリの分解斜視図である。
【符号の説明】
４ ドライブベース ６ フレーム ８ トップカバー １０ フロントパネル １６ コネクタ １８ ボトムカバー ２０ 防振ゴム ２２ スピンドルモータ ２４ 移動光学アセンブリ ２６ 固定光学アセンブリ ２８ カートリッジローディングアセンブリ ３４ 絶縁シート ３６ シール部材 ３８ 装置側プリント配線板 ４０ 第１コネクタ ４２ ヘッドベース ４４ ヘッド側プリント配線板 ４６ 第２コネクタ ５４ レーザダイオードモジュール ５６，５８，６０ 光検出器 ７０ 弾性部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 開口(5) を有するドライブベース(4)
    と；前記ドライブベース(4) に搭載されたスピンドルモ
    ータ(22)と；前記ドライブベース(4) に移動可能に搭載
    された、ビーム立ち上げミラーと、対物レンズ(52)と、
    該対物レンズのフォーカシングを行うレンズアクチュエ
    ータとを有する移動光学アセンブリ(24)と；前記ドライ
    ブベース(4) に搭載された、前記移動光学アセンブリ(2
    4)を移動させるアクチュエータ手段と；前記ドライブベ
    ース(4) の表面側に搭載された、信号復調回路と駆動装
    置制御回路と前記アクチュエータ手段を駆動する駆動回
    路とを有する第１プリント配線板(38)と；前記第１プリ
    ント配線板(38)の裏面に搭載された第１コネクタ(40)
    と；前記ドライブベース(4) の裏面に搭載された、ヘッ
    ドベース(42)と、該ヘッドベース(42)に取り付けられた
    レーザビーム発生手段(54)と、該ヘッドベース(42)に取
    り付けられた光検出器(56)と、前記レーザビーム発生手
    段(54)を駆動するレーザ駆動回路と前記光検出器(56)で
    光−電気変換された電気信号を増幅するプリアンプとを
    有する前記ヘッドベース(42)に取り付けられた第２プリ
    ント配線板(44)とを含んだ固定光学アセンブリ(26)と；
    前記第２プリント配線板(44)の表面に搭載され、前記ド
    ライブベース(4) の開口(5) を通して前記第１コネクタ
    (40)に結合した第２コネクタ(46)と；を具備したことを
    特徴とする光ディスク駆動装置。
  2. 【請求項２】 前記第２コネクタ(46)を支持する弾性部
    材(70)をさらに具備した請求項１記載の光ディスク駆動
    装置。
  3. 【請求項３】 前記第１プリント配線板(38)の下側で前
    記ドライブベース(4) 上に搭載された、シャッタ開閉ア
    ーム(32)を有する光ディスクカートリッジローディング
    アセンブリ(28)と；前記光ディスクカートリッジローデ
    ィングアセンブリ(28)と第１プリント配線板(38)との間
    に介装された、外周にシール部材(36)の取り付けられた
    絶縁シート(34)とをさらに具備した請求項１記載の光デ
    ィスク駆動装置。
  4. 【請求項４】 前記ドライブベース(4) の側面に取り付
    けられたフレーム(6) をさらに具備した請求項３記載の
    光ディスク駆動装置。
  5. 【請求項５】 前記ドライブベース(4) にそれぞれ固定
    されたトップカバー(8) とボトムカバー(18)とをさらに
    具備した請求項４記載の光ディスク駆動装置。
  6. 【請求項６】 複数の防振ゴム(20)をさらに具備し、前
    記フレーム(6) は該防振ゴム(20)を介して前記ドライブ
    ベース(4) の側面に取り付けられている請求項４記載の
    光ディスク駆動装置。
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