JPH05217357A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

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JPH05217357A
JPH05217357A JP1772592A JP1772592A JPH05217357A JP H05217357 A JPH05217357 A JP H05217357A JP 1772592 A JP1772592 A JP 1772592A JP 1772592 A JP1772592 A JP 1772592A JP H05217357 A JPH05217357 A JP H05217357A
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JP
Japan
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flexible cable
housing
carriage
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Application number
JP1772592A
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English (en)
Inventor
Shuichi Honda
修一 本多
Susumu Katagiri
片桐  進
Hideaki Kibune
英明 木船
Takehide Ono
武英 大野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブルケーブルの固定が確実かつ容易
で、しかも内部への塵埃流入の防止を可能にする。 【構成】 ハウジング12の底面を閉鎖するように、キャ
リッジ駆動回路コネクタ25が搭載されたプリント基板17
を固定し、ハウジング12の底面には前記キャリッジ駆動
回路コネクタ25が入り込むフレキシブルケーブル給電用
の貫通窓72を形成し、この貫通窓72でハウジング12内に
向いたキャリッジ駆動回路コネクタ25に、キャリッジ35
の駆動手段に対して電気的に接続されたフレキシブルケ
ーブル71の端部71eを上方から嵌着させ、組付を容易に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク,光磁気デ
ィスク等の光学的情報記録媒体に対して記録,再生,消
去を行う光学式情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平2−144194号公報に示された線路
用フレキシブルプリント配線基板のように、光学式情報
記録再生装置におけるヘッドアンプには信号の送受信お
よび電源の供給等を行うフレキシブルプリント配線基板
が接着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
フレキシブルプリント配線基板の接続端部はヘッド側方
のコネクタに嵌着される構成であるので、コネクタが設
けられるハウジングが一般的には小型化,省スペース化
が図られているものであるので、作業用スペースが小さ
く、前記接続端部をコネクタに嵌着する際にオペレータ
は指をハウジング内の間隙に入れて接続端部を横に押す
作業が必要であり、組立が煩雑であった。
【0004】また前記フレキシブルプリント配線基板へ
の給電は装置外部の電源等から行われるため、装置内部
を外部環境に対して密封状態にすることが困難であって
装置内部への塵埃の流入があり、光学部材への塵埃の付
着による光学特性の低下を生じさせていた。
【0005】本発明の目的は、フレキシブルケーブルの
固定が確実かつ容易で、しかも内部への塵埃流入を防止
できる光学式情報記録再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、光束を光学的情報記録媒体の記録面に光
スポットとして照射させるための光学部材が設置された
移動可能なキャリッジと、キャリッジを移動可能に支持
するハウジングと、キャリッジに設けられた駆動手段に
対して電気的に接続されたフレキシブルケーブルとを備
えた光学式情報記録再生装置において、前記ハウジング
の底面に、駆動回路コネクタが設けられたプリント基板
を固定し、前記駆動回路コネクタに対応するハウジング
の底面に貫通窓を形成し、この貫通窓に前記駆動回路コ
ネクタを配して、前記フレキシブルケーブルの端部を上
方から駆動回路コネクタに嵌着させたことを特徴とす
る。
【0007】また前記フレキシブルケーブルの端部に温
度センサを設けたことを特徴とする。
【0008】また前記フレキシブルケーブルを一部が屈
曲するように設置し、フレキシブルケーブルの端部と屈
曲部分間を複数のピン部材により保持したことを特徴と
する。
【0009】また前記ピン部材をプリント基板に設けた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の手段によれば、プリント基板に設けられ
た駆動回路コネクタを、ハウジングの底面から貫通窓を
通してハウジング内へ入れ、ハウジング内のキャリッジ
に接続されたフレキシブルケーブルの端部を上方から前
記駆動回路コネクタに嵌着するので嵌着作業が容易にな
り、しかもハウジングの底面はプリント基板で覆われ、
駆動回路コネクタがハウジング内に位置されることにな
るので、駆動回路コネクタ部分への塵埃流入を阻止でき
る。
【0011】またフレキシブルケーブルの前記嵌着によ
って、内部温度管理用の温度センサが設置されるので組
付性が向上する。
【0012】またフレキシブルケーブルの端部と屈曲部
分とがピン部材により保持されるので、フレキシブルケ
ーブルの駆動回路コネクタに対する嵌着が安定した状態
で確実に維持される。
【0013】また前記ピン部材をプリント基板に設ける
ことで構成を複雑にすることなく、フレキシブルケーブ
ルとピン部材との保持作業が容易に行える。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1は本発明の一実施例の概略構成を示す
分解斜視図であり、装置の外装部は、図示しないディス
クカートリッジが挿入されるフロントベゼル1と、左右
の側面フレーム2,3と、背面フレーム4とで形成さ
れ、また前記外装部内には、ディスクカートリッジ内に
収納されている光学的情報記録媒体である光磁気ディス
ク(以下、ディスクという)を後述するスピンドルモータ
に設置するためのローディングユニット6と、ディスク
へ後述するように光束を出射するための光学部材が設置
された出射系及びディスクからの反射光によって情報検
出するための光学部材が設置された検出系を備えた光ピ
ックアップユニット7と、ディスクを回転駆動させるス
ピンドルモータユニット8と、前記光ピックアップユニ
ット7から出射された光束を絞って光スポットとしてデ
ィスクを照射させるための対物レンズLが搭載されたレ
ンズアクチュエータユニット9と、このレンズアクチュ
エータユニット9をディスク半径方向に移動させるリニ
アモータからなる一対のシークユニット10と、前記ロー
ディングユニット6上に載置されてディスクに磁界を印
加する磁気ヘッドユニット11とが設けられており、上記
の各ユニット6〜11は同一のハウジング12に支持あるい
は固定されている。
【0016】前記ハウジング12は、防振ゴム13を介して
前記側面フレーム2,3にネジ止めされており、さらに
ユニット各部を駆動させるために回路部が設けられてい
る。回路部には、電源供給とホスト側コンピュータに対
して信号の受け渡しをするためのコネクタ14が設置さ
れ、かつ側面フレーム2,3に固定される第1基板15
と、光ピックアップユニット7のハウジング12部分に固
定される第2基板16と、ハウジング12下部に固定される
第3基板17とからなる。
【0017】前記第1〜第3基板15〜17はプリント基板
であって、第1基板15は各部のコントローラ系回路を搭
載し、第2基板16は光ピックアップユニット7の出射
系,検出系の回路を搭載し、第3基板17はホームポジシ
ョンセンサ19,発光素子20,カートリッジ有無センサ2
1,ローディングスイッチ22,エジェクトスイッチ23,
モータ駆動回路コネクタ24,キャリッジ駆動回路コネク
タ25,磁気ヘッド駆動回路コネクタ26等を搭載してお
り、第1基板15の第1ケーブル27は第2基板16に接続
(→)され、第2,第3ケーブル28,29は第3基板17
に接続(→,→)されている。
【0018】尚、図1中の30は前記フロントベゼル1
のカートリッジ挿入口1aを開閉するドアユニット、31
はフロントベゼル1に設けられたエジェクトボタン、32
は前記ローディングユニット6とハウジング12の一側に
設置されるシールド板である。
【0019】前記ハウジング12の略中央部は、移動光学
系保持部34であって、前記レンズアクチュエータ9と図
示しない偏向プリズムを有する移動光学系であるキャリ
ッジ35と、キャリッジ35の移動のガイドをする一対のガ
イド軸36と、キャリッジ35を電磁作用によって移動させ
る一対の前記シークユニット10とが設置されている。
【0020】また前記移動光学系保持部34の隣りのハウ
ジング12側部はスピンドルモータユニット8を保持する
モータ保持部37であって、図2のハウジングとスピンド
ルモータユニットの関連を示す斜視図のように、スピン
ドルモータユニット8は、ターンテーブル40と、回転駆
動部41と、小径部42a及び大径部42bとからなり、かつネ
ジ挿入孔42cを形成した円形平面部42とを有しており、
さらにターンテーブル40と回転駆動部41間には間隙41a
が形成されている。一方、ハウジング12のモータ保持部
37には、前記回転駆動部41の下部突起42dと嵌合する孔
部43が形成され、さらに前記円形平面部42に形成された
3個の前記ネジ挿入孔42cに対応する位置にメネジが形
成された位置決め用の突出部44が突設されている。
【0021】前記スピンドルモータユニット8は、円形
平面部42が突出部44に載置されて位置決めされた後、ネ
ジ45をネジ挿入孔42cへ挿入して突出部44のメネジに螺
入することでハウジング12に固定される。前記円形平面
部42の一部を小径部42aとしたのは、スピンドルモータ
ユニット8方向の前記キャリッジ35の移動を妨げること
なく、ハウジング12の小型化を図るためである。
【0022】図3は図1の光ピックアップユニット7の
光学系を示す斜視図であり、半導体レーザ(LD)50から
出射した光束Bを、カップリングレンズ(CL)51で平行
光にして、第1偏光プリズム(BS)52へ入射させる。こ
の第1BS52の第1面52aで反射された光束Bを、第1
BS52の第2面52bを通過させて、前記キャリッジ35に
入射し、キャリッジ35内の偏向プリズム(DP)53で反射
して対物レンズLに導く。対物レンズLにより光束を集
束させて、ディスクの記録面上に約1μmの光スポット
として照射させる。ディスクの記録面で反射された反射
光Rを、再び対物レンズLを通過させてDP53で反射し
て第1BS52に入射させる。この第1BS52の第2面52
bにおいて、検出系を構成する各種フォトダイオード方
向に反射光Rを集束光として反射する。
【0023】前記LD50近傍には、前記第1BS52の第
2面52bで反射された光束Bの一部を受光する半導体レ
ーザフォトダイオード(LD−PD)54を設け、LD50か
ら出射する光束Bを安定化させる制御信号を検出するよ
うにしている。前記LD50,CL51,第1BS52,LD
−PD54等により出射系が構成されている。
【0024】また第1BS52の第2面52bで反射された
反射光Rは、ナイフエッジプリズム(KEP)55で一部を
第2BS56側に反射させ、またKEP55で反射されない
反射光Rをフォーカシング信号検出用のフォトダイオー
ド(FO−PD)57に入射させる。このFO−PD57は、
受光面57aが分割(本実施例では4分割)されており、図
3のX方向の差信号を取ることによって対物レンズLと
ディスク間の距離信号(光スポットのフォーカシング信
号)が検出できる。前記KEP55で反射された反射光R
は、第2BS56で一部がさらに反射され、反射された反
射光Rを情報信号検出用のフォトダイオード(MO−P
D)58に入射させ、また第2BS56を透過した反射光R
をトラッキング信号検出用のフォトダイオード(TR−
PD)59に入射させる。TR−PD59も受光面が分割さ
れており、図3のZ方向の差信号を取ることによって対
物レンズLとディスク上の情報トラックとの位置誤差信
号(光スポットのトラッキング信号)が検出できる。
【0025】図4は前記LD50の固定構成を説明するた
めの斜視図であり、LD50はLDホルダ60に固定され、
このLDホルダ60にはXZ平面上に相対的に移動可能に
CLセルホルダ61が設けられ、CLセルホルダ61に前記
CL51が固定されている。前記LDホルダ60とCLセル
ホルダ61との位置調整によってCL51の光軸に対するL
D50から出射する前記光束Bの出射角を設定する。この
調整終了後にLDホルダ60とCLセルホルダ61とをネジ
止めする。CLセルホルダ61内でCL51は、光軸方向に
移動可能であって、CL51通過後の光束Bを平行光にす
るように調整され、調整後にネジ止めされる。
【0026】前記CLセルホルダ61は、図1,図2のハ
ウジング12の移動光学系保持部34の隣りに一体に形成さ
れた出射・検出系保持部62の取付側部62aに、LDホル
ダ60と同様にXZ平面上を相対的に移動可能に設けら
れ、対物レンズLへの光束Bの光軸と対物レンズLの光
軸とを一致させるように調整し、調整後にネジ止めされ
る。
【0027】また前記第1BS52と第2BS56は出射・
検出系保持部62の底部に装着され、KEP55は出射・検
出系保持部62内に配設された図5に示したようなKEP
ホルダ63に接着されている。このKEPホルダ63は、ハ
ウジング12に対してX方向(図3)に移動可能であって、
KEP55によって各フォトダイオード(PD)57,58,59
ヘ導かれる反射光Rの光量調整をし、調整後にハウジン
グ12下面からネジ止めされる。
【0028】さらに前記FO−PD57とTR−PD59と
は、図6のFO−PD57の固定構成を説明するための斜
視図のように、ハウジング12の出射・検出系保持部62の
側部62bにプリント基板64を介して位置調整後にネジ止
めされる。またMO−PD58も同様に出射・検出系保持
部62の側部に位置調整後に固定される。
【0029】前記ハウジング12の出射・検出系保持部62
には上述したように多数の光学部材が設置されており、
隣接する移動光学系保持部34内で発生する塵埃が流入し
てきて前記光学部材に付着すると光学部材の光学特性を
低下させて信号検出に影響を与えてしまう。そこで本実
施例では、図2に示したように、ハウジング12の移動光
学系保持部34と出射・検出系保持部62との間に隔壁65を
立設して前記塵埃の出射・検出系保持部62への流入を防
いでいる。隔壁65には、出射・検出系保持部62内に設け
られた光ピックアップユニット7の第1BS52と、移動
光学系保持部34内に設けられたキャリッジ35のDP53間
における光束の入出射を可能にするように通孔66を形成
する。
【0030】前記通孔66は、図2に示したように、ハウ
ジング12の出射・検出系保持部62の側壁に加工用孔67を
形成して加工手段を内部に挿入して穿設することが考え
られるが、通孔66を形成した後には、不要になった加工
用孔67を防塵のために充填材あるいは板材によって閉鎖
する必要がある。
【0031】次に第2基板16と第3基板17について説明
する。第2基板16は、前記光ピックアップユニット7の
出射系と検出系との回路の一部が構成されており、ハウ
ジング12の出射・検出系保持部62上に固定されて、光ピ
ックアップユニット7の各部と電気的に接続される。ま
た第3基板17は、図1及び図7の第3基板とハウジング
との関連を示す側面図に示したように、ハウジング12の
下面に設置されている。
【0032】図8はハウジングの底面図であり、図2に
も示したように、ハウジング12にはキャリッジ35を設置
するためのキャリッジ用窓部70が形成され、さらに図1
に示したシークユニット10のフレキシブルケーブル71へ
第3基板17のキャリッジ駆動回路コネクタ25を介して外
部より給電するためのフレキシブルケーブル給電窓部7
2、及び第3基板17のモータ駆動回路コネクタ24部分の
スピンドルモータ給電窓部73と、磁気ヘッド駆動回路コ
ネクタ26部分の磁気ヘッド給電窓部74とが底部に形成さ
れ、貫通窓であるフレキシブルケーブ給電窓部72にはキ
ャリッジ駆動回路コネクタ25がハウジング12の底面側か
ら入り込み、またスピンドルモータ給電窓部73にはモー
タ駆動回路コネクタ24が入り込み、磁気ヘッド給電窓部
74には磁気ヘッド駆動回路コネクタ26が入り込むように
なっている。上記の各窓部70,72,73,74は、ハウジン
グ12の下面にネジ止めされる第3基板17によって塵埃が
ハウジング12内へ侵入しないように閉鎖される。ハウジ
ング12の下面には複数(図では3箇所を示した)の凸部75
が突設され、各凸部75にメネジ75aが形成されており、
第3基板17に形成された孔部76に凸部75を挿入した後
に、図7に示したように凸部75をネジ止めしている。
【0033】ところで光ピックアップユニット7には上
述したように複数の調整箇所があり、μm単位の調整を
行う。この調整のため、あるいは調整後の組付けのため
に光ピックアップユニット7に基準を設けておく必要が
ある。本実施例では、ハウジング12の下面で光ピックア
ップユニット7の基準面をとっている。すなわちハウジ
ング12の3箇所の前記凸部75をZ方向(図2)の基準と
し、しかも凸部75にメネジ75aを形成して精度よくネジ
止めがなされるようにしている。
【0034】さらにハウジング12の下面に複数(図8で
は2箇所を示した)の貫通孔からなる位置決め用の凹部7
6を形成し、この部分に組付けられる部材に、例えば円
柱ピンを凹部76に嵌合することにより、精度の高い調
整,組付けができる。ハウジング12の下面は、他部材に
比較的影響を与えない部分であるので、長い間隔で前記
凸部75及び凹部76が設けられるので、短い間隔のものよ
り調整,組付の精度を上げられる。
【0035】特に前記凸部75は、ハウジング12の下面に
設けられることで移動光学系保持部34及び出射・検出系
保持部62の加工上の基準面として使用できる。さらに凸
部75で組付基準と加工基準とを同一にすることができる
ので組付精度をより上げられる。
【0036】図9は図1のフレキシブルケーブルの固定
を説明するための分解斜視図であり、フレキシブルケー
ブル71は、前記シークユニット10への給電の外に、前記
レンズアクチュエータユニット9の電磁コイルへの給電
や対物レンズLのトラッキング方向への移動を検出する
光学部材への給電を行うものであり、キャリッジ35がシ
ーク方向に移動するため、キャリッジ35の移動に対する
負荷を極力小さくするように可撓性を有している。この
ため、フレキシブルケーブル71は平面視略U字状に屈曲
71bさせている。
【0037】前記フレキシブルケーブル71は、キャリッ
ジ35の側部とシークユニット10を構成するシーク駆動用
電磁コイルであるシークコイル80との間に配置され、キ
ャリッジ35のメネジ部81と対応する部分には結合用ネジ
挿入孔82が下左部に形成されている。結合用ネジ挿入孔
82の孔径をネジ83と嵌合状態になる径としておけば、フ
レキシブルケーブル71のキャリッジ35に対する位置決め
がなされる。フレキシブルケーブル71のネジ83を中心と
した回転方向の位置決めは、キャリッジ35の右下部に位
置するシークコイル取付凸部84aの上側部にフレキシブ
ルケーブル71の切欠下側71aを当接することでなされ、
フレキシブルケーブル71の屈曲部71bがキャリッジ移動
方向に平行に位置決めされることになる。
【0038】またフレキシブルケーブル71のキャリッジ
側には、キャリッジ35に形成されたベアリングピン挿入
用ランド85との当接を逃げるための逃げ孔86が形成さ
れ、またフレキシブルケーブル71の左上部には、キャリ
ッジ35の左上部に設けられたシークコイル取付凸部84b
との当接を逃げるための逃げ部71cが形成されている。
ベアリングピン挿入用ランド85は、キャリッジ35のガイ
ド軸36を支承する図示しないベアリングの支持ピンが挿
入され、ベアリングの位置精度を上げるためと、ベアリ
ングの固定力を大きくするためにキャリッジ35の他の枠
体部分より肉厚にしてある。
【0039】またフレキシブルケーブル71における電気
的接続用のはんだ付用端子部87は、キャリッジ35の上面
に配置されるが、キャリッジ35内に前記レンズアクチュ
エータ9が存在するためY方向に小型化する必要がある
ので、前記はんだ付用端子部87を、フレキシブルケーブ
ル71をキャリッジ側面から上面部にかけて折り曲げて形
成した折曲部71fに設けており、さらに折り曲げたこと
によってキャリッジ35の上面に対して浮き上がらないよ
うにネジ88で固定している。このネジ88が挿入されるフ
レキシブルケーブル71のネジ止め孔部89には、この部分
のフレキシブルケーブル71のX,Y方向を短かくし、か
つ固定を安定化するためにフレキシブルケーブル71のX
方向の略中央に位置させ、さらに、一対のシークコイル
(図9では一方のシークコイル80のみを示している)の電
気的接続をするパターンPを周囲に形成し、省スペース
化を図っている。
【0040】前記折り曲げによってキャリッジ35の側壁
から上面部に達するように形成された折曲部71fによっ
て、この部分でのフレキシブルケーブル71の剛性が高ま
って変形が生じにくくなり、フレキシブルケーブル71が
不用意に変形して周囲の他部材へ接触、干渉することを
防げる。
【0041】またフレキシブルケーブル71のキャリッジ
35の上面部分には、スピンドルモータユニット8の図2
に示した間隙41aに嵌合する側部71dを形成し、キャリッ
ジ35とスピンドルモータユニット8とを近接させて、キ
ャリッジ35をディスクの内周側へさらに深く移動できる
ようにしており、またフレキシブルケーブル71が存在し
ても省スペース化や装置全体の小型化が図れることにな
る。さらにフレキシブルケーブル71とキャリッジ35との
密着性を高めるために、フレキシブルケーブル71におけ
るキャリッジ側面と上面部分の裏面に裏打ち用の板材9
0,91を設けている。
【0042】そして前記フレキシブルケーブル71におけ
る上述のような組付けが終了すると、コ字状に折り曲げ
られた端部71eが、前記フレキシブルケーブル給電窓部7
2のハウジング12内に位置するキャリッジ駆動回路コネ
クタ25に上方から嵌着される。このキャリッジ駆動回路
コネクタ25部分のフレキシブルケーブル71の端部71eに
は温度センサ92が設置されている。
【0043】前記温度センサ92はハウジング内の温度変
化を検出している。ハウジング内の温度変化は回路特性
やレーザ出射特性に影響するため、各特性をコントロー
ルするために前記温度センサ92の検出データを用いる。
本実施例では温度センサ92をフレキシブルケーブル71の
端部71eに設けたので、フレキシブルケーブル71の前記
嵌着と同時にハウジング12内に設置されることになる。
【0044】またフレキシブルケーブル71の端部71eと
屈曲部71b間には、第3基板17に立設された複数(図では
5本を示した)のピン部材93が接合される。すなわち、
図10のフレキシブルケーブル端部部分の平面図のよう
に、間隙を適宜にとって立設されたピン部材93にフレキ
シブルケーブル71の端部71eは波状にからむように装着
される。このため、シーク動作によってフレキシブルケ
ーブル71がキャリッジ35と共に移動しても、キャリッジ
駆動回路コネクタ25との嵌着は、ピン部材93によりフレ
キシブルケーブル71が確実に保持されているので、安定
したものになる。
【0045】前記ピン部材93を第3基板17のキャリッジ
駆動回路25近傍に設けることにより、ピン部材93にフレ
キシブルケーブル71を上方から容易に取り付けることが
できる。
【0046】前記シークコイル80は、保持部材である板
体95に固定され、その板体95をキャリッジ35の側壁に突
設した突出部であるシークコイル取付凸部84a,84bにネ
ジ96でネジ止めすることでキャリッジ35に固定される。
またフレキシブルケーブル71は、シークコイル取付凸部
84a,84bの存在によってキャリッジ35の側壁と板体95と
の間で形成される空間内に設置されて上述したように固
定されるが、板体95には図11に示したように一隅に切欠
部95aが形成され、この切欠部95aと前記結合用ネジ挿入
孔82を通してネジ83をキャリッジ35のメネジ部81に螺入
されており、板体95の設置範囲で固定が行え、固定部分
の省スペース化を図っている。
【0047】さらに板体95の裏側のフレキシブルケーブ
ル71のキャリッジ35に対する固定部分にはゴム材からな
る板状の弾性部材97を介在させ、前記ネジ96による板体
95のキャリッジ35に対するネジ止めの緩み防止をし、組
付を安定かつ確実にしている。弾性部材97は板体95の背
面、あるいは裏打ち用の板体91の背面の少なくとも一面
部分に設置する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハウジングの底面がプリント基板で覆われ、またプリン
ト基板の駆動回路コネクタが貫通窓を通してハウジング
内に設置されるので、フレキシブルケーブルを上方から
前記駆動回路コネクタに容易に嵌着できて組付作成が簡
単になり、しかもハウジング内への塵埃流入を防止で
き、またフレキシブルケーブルに温度センサを設けたこ
とにより、前記嵌着と同時に温度センサもハウジング内
に設置でき、温度センサの設置が簡単で、設置スペース
を大きくとる必要がなくなり、またフレキシブルケーブ
ルをピン部材で保持することで、フレキシブルケーブル
の駆動回路コネクタに対する嵌着を安定した状態で確実
に維持できるので安定した給電が行われ、また前記ピン
部材をプリント基板に設けることで構成を複雑にするこ
となく、フレキシブルケーブルの保持作業を簡単にでき
るため、フレキシブルケーブルの固定が確実かつ容易
で、しかも内部への塵埃流入を防止できる光学式情報記
録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式情報記録再生装置の一実施例の
概略構成を示す分解斜視図である。
【図2】ハウジングとスピンドルモータユニットの関連
を示す斜視図である。
【図3】光ピックアップユニットの光学系を示す斜視図
である。
【図4】LDの固定構成を説明するための斜視図であ
る。
【図5】KEP部分の斜視図である。
【図6】FO−PDの固定構成を説明するための斜視図
である。
【図7】第3基板とハウジングとの関連を示す側面図で
ある。
【図8】ハウジングの底面図である。
【図9】フレキシブルケーブルの固定を説明するための
分解斜視図である。
【図10】フレキシブルケーブルの端部部分を示す平面
図である。
【図11】板材の背面部分を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10…シークユニット、 12…ハウジング、 15,16,17
…プリント基板、 25…キャリッジ駆動回路コネクタ、
35…キャリッジ、 71…フレキシブルケーブル、 71
a…切欠下側、 71b…屈曲部、 71c…逃げ部、 71d…
側部、 71e…端部、 71f…折曲部、 72…フレキシブ
ルケーブル給電窓部(貫通窓)、 80…シークコイル、
92…温度センサ、 93…ピン部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 武英 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束を光学的情報記録媒体の記録面に光
    スポットとして照射させるための光学部材が設置された
    移動可能なキャリッジと、キャリッジを移動可能に支持
    するハウジングと、キャリッジに設けられた駆動手段に
    対して電気的に接続されたフレキシブルケーブルとを備
    えた光学式情報記録再生装置において、前記ハウジング
    の底面に、駆動回路コネクタが設けられたプリント基板
    を固定し、前記駆動回路コネクタに対応するハウジング
    の底面に貫通窓を形成し、この貫通窓に前記駆動回路コ
    ネクタを配して、前記フレキシブルケーブルの端部を上
    方から駆動回路コネクタに嵌着させたことを特徴とする
    光学式情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブルケーブルの端部に温度
    センサを設けたことを特徴とする請求項1の光学式情報
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブルケーブルを一部が屈曲
    するように設置し、フレキシブルケーブルの端部と屈曲
    部分間を複数のピン部材により保持したことを特徴とす
    る請求項1の光学式情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ピン部材を請求項1記載のプリント
    基板に設けたことを特徴とする請求項3の光学式情報記
    録再生装置。
JP1772592A 1992-02-03 1992-02-03 光学式情報記録再生装置 Pending JPH05217357A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0665553A1 (en) * 1994-01-20 1995-08-02 Fujitsu Limited Optical disk drive unit
JP2010086635A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Funai Electric Co Ltd ディスク装置
DE19655296B4 (de) * 1995-04-28 2010-09-16 Mitsumi Electric Co., Ltd., Chofu Disketteneinheit

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