JPH0720822B2 - エレベータの保守装置 - Google Patents

エレベータの保守装置

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JPH0720822B2
JPH0720822B2 JP16506088A JP16506088A JPH0720822B2 JP H0720822 B2 JPH0720822 B2 JP H0720822B2 JP 16506088 A JP16506088 A JP 16506088A JP 16506088 A JP16506088 A JP 16506088A JP H0720822 B2 JPH0720822 B2 JP H0720822B2
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英二 内田
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株式会社日立ビルシステムサービス
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータの保守装置、特に安全な保守点検作
業を実現したエレベータの保守装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
エレベータの昇降路内には、エレベータの安全運転に必
要な各種の安全装置や各種の機器が設置されている。こ
れらの昇降路内に設けられている各種の安全装置や機器
が、常に正常動作を行なつていることが、エレベータの
安全運転のために是非とも必要である。
このために、エレベータに対しては定期的に保守点検作
業が行なわれ、その際昇降路内の安全装置や機器の正常
動作の確認が保守員によつて行なわれている。
この種の保守点検作業は通常二名の保守員によつて行な
われ、一方の保守員はエレベータの乗りかご上に位置し
て、乗りかご上に設けられている運転操作盤の保守運転
スイツチを操作することにより保守運転リレーを作動さ
せ、乗りかごを保守運転する。このとき他方の保守員も
乗りかご上に位置し、保守運転下で運行される乗りかご
の、保守運行状態及び保守停止状態にそれぞれ対応し
て、昇降路内に設置されている各種の安全装置や各種の
機器についての保守点検作業を行なう。
従来行なわれている前述のようなエレベータの保守点検
作業においては、乗りかごの保守運転を行なう保守員と
昇降路内に設置されている各種の安全装置や各種の機器
についての保守点検作業を行なう保守員と、二名の保守
員が必要であつてその保守費用の面で難点があつた。
前述の従来の方式における難点を解決するためのエレベ
ータの保守運転装置が、実開昭50−136160号公報におい
て提案されている。
この実開昭50−136160号公報で提案されている方式で
は、乗りかご上に設けられている運転操作盤に乗りかご
を昇降させる昇降用釦の他に、乗りかごの起動を阻止す
る停止スイツチが設けられている。
実開昭50−136160号公報で提案されている方式では、一
名の保守員が乗りかご上に位置して運転操作盤の昇降用
釦を操作することにより、乗りかごを保守運行状態とし
て昇降路内を移動させながら、昇降路内に設置されてい
る各種の安全装置や各種の機器について保守点検作業を
行なう。また、運転操作盤の昇降用釦の操作を解除して
乗りかごを保守停止状態とし、さらに停止スイツチを操
作して乗りかごの起動を阻止した上で、昇降路内に設置
されている各種の安全装置や各種の機器について同一の
保守員が安全に保守点検作業を行なうことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述せる実開昭50−136160号公報で提案されている方式
では、乗りかごの保守停止状態において、保守員は停止
スイツチを操作して乗りかごの起動を阻止することによ
り、安全に昇降路内に設置されている各種の安全装置や
各種の機器について保守点検作業を行なうことができ
る。
しかし、保守員は作業に対する慣れから、うっかり停止
スイツチの操作をしないままで、保守点検作業を行ない
がちである。また、保守員の操作忘れや思い違いによつ
て停止スイツチが操作されないままで、昇降路内に設置
されている各種の安全装置や各種の機器についての保守
点検作業が行なわれることがある。
このように保守停止状態において停止スイツチが操作さ
れず、昇降路内の各種の安全装置や各種の機器について
保守点検作業が行なわれている状態で、保守員の身体の
一部が運転操作盤の昇降用釦に触れると、乗りかごが起
動して保守員に危険な事態が発生するおそれがある。
本発明は前述せるようなこの種のエレベータの保守装置
の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は乗りか
ごの保守停止状態で乗りかごの起動阻止が確実に行なわ
れ、保守点検作業中の保守員の安全が確保されるエレベ
ータの保守装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前述せる目的を達成するために本発明のエレベータの保
守装置は、保守運転スイツチの操作によつて保守運転リ
レーが作動して乗りかごが保守運転され、前記乗りかご
の保守運行状態と保守停止状態とで、それぞれエレベー
タの保守点検作業が行なわれるエレベータに設けられ、
前記保守停止状態で操作され、前記乗りかごの起動を阻
止する安全スイツチと、前記保守停止状態で作動を開始
し、前記安全スイツチの操作で作動を停止する警報器
と、該警報器の所定時間を越える作動を検出して前記乗
りかごと外部とを結ぶ通話装置を作動状態とする通話設
定手段とを有すると共に、前記通話設定手段で、前記通
話装置が作動されたことを表示する表示手段を外部通話
装置側に設けた構成となつている。
〔作用〕
本発明においては、保守停止状態で安全スイツチの操作
が行なわれないと、直ちに警報器が作動して保守員に対
する警報が行なわれる。また、警報器の作動が所定時間
を越えて継続すると、乗りかごと共に、表示手段が作動
されることで管理人は、保守員に異常事態が発生したの
を知ることができ、その確認を適宜に行なえる。
このように動作するので、本発明によると保守停止状態
での安全スイツチの操作忘れがなくなり、保守停止状態
での昇降路内に設置されている各種の安全装置や各種の
機器に対する保守点検作業を安全に行なうことができ
る。
また仮に、保守員に異常状態が発生して安全スイツチの
操作ができないような場合も、外部の管理人が異常を知
つて適切な処置が取られるので、保守点検作業中の保守
員が危険にさらされることはない。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を、図を使用して詳細に説明する。
ここで、図は本発明の実施例の構成を示す回路図であ
る。
図に示すように、直流電源端子P,N間に安全スイツチSW1
と安全リレー1とが直列に接続され、安全スイツチSW1
と安全リレー1の接続点と直流電源端子N間に、後述す
る上昇下降検出リレー7の接点7B、後述する保守運転リ
レー4の接点4A1及び警報器2が直列に接続されてい
る。また、この警報器2に並列にタイマ3が接続されて
いる。
また、直流電源端子P,N間に、保守運転スイツチSW2と保
守運転リレー4とが直列に接続され、同様に直流電源端
子P,N間に、安全リレー1の接点1B、保守運転リレー4
の接点4A2、上昇運転用釦UPB及び上昇運転用リレー5が
直列に接続されている。さらに、接点4Aと上昇運転用釦
UPBの接続点と直流電源端子N間に、下降運転用釦DNBと
下降運転用リレー6とが直列に接続されている。
同様に、直流電源端子P,N間に上昇運転用リレー5の接
点5Aと上昇下降検出リレー7とが直列に接続され、接点
5Aに並列に下降運転用リレー6の接点6Aが接続されてい
る。
また、直流電源端子P,N間に、通話装置8が接続され、
この通話装置8用のスイツチSW3が直流電源端子Pと通
話装置8間に接続され、このスイツチSW3に並列にタイ
マ3の接点3A1が接続されている。
前述せるような本発明の実施例において、タイマと接点
3A1とが通話設定手段を構成している。
一方、表示手段としての表示装置9はタイマ3の接点3A
2と直列に直流電源端子P,N間に接続されている。
このような構成の本発明の実施例について、その動作を
次に説明する。
エレベータの保守点検作業時には、乗りかご上に保守員
が一人位置し、保守運転スイツチSW2を操作して端子t3
側に切り替える。この保守運転スイツチSW2の操作によ
つて保守運転リレー4が付勢され、保守運転リレー4の
付勢によつて接点4A1及び4A2がONとなる。
乗りかごの保守運転状態におけるエレベータの保守点検
作業を行なう場合には、上昇運転用釦UPB或は下降運転
用釦DNBが押し込み操作される。
例えば、上昇運転用釦UPBが押し込み操作されると、直
流電源端子P、接点1B、接点4A2、上昇運転用釦UPB、上
昇運転用リレー5及び直流電源端子Nで閉回路が形成さ
れ、上昇運転用リレー5が付勢される。この上昇運転用
リレー5の付勢によつて、接点5AがONとなるので、上昇
下降検出リレー7に電源電圧が印加されて、上昇下降検
出リレー7が付勢される。
このようにして、上昇下降検出リレー7が付勢されるこ
とによつて、接点7BがOFFとなるために、この状態では
警報器2には電源電圧が印加されないので、警報器2は
作動しない。
従つて、前述せるような保守運行状態では、警報器2は
作動せず、乗りかごは低速度で上昇運行するので、乗り
かご上の保守員は乗りかごの上昇運行に伴つて昇降路内
に設置されている各種の安全装置や各種の危機の保守点
検作業を行なうことができる。この場合、上昇運転用釦
UPBが押し込まれた状態を説明したが、下降運転用釦DNB
を押し込んで、乗りかごを下降運転させても、同様に保
守運行状態におけるエレベータの保守点検作業を行なう
ことができる。
次に、乗りかごの保守停止状態におけるエレベータの保
守点検作業を行なう場合には、昇降路内の所定の位置に
おいて上昇運転用釦UPB或は下降運転用釦DNBの操作を解
除状態として、乗りかごを停止させる。このようにして
乗りかごが停止すると、接点5A或は6AがOFFとなるため
に上昇下降検出リレー7の付勢が解除されるために、接
点7BがONとなる。
前述の保守停止状態におけるエレベータの保守点検作業
を行なう場合には、昇降路内の所定位置に乗りかごが停
止したら、保守員は安全スイツチSW1を操作して端子t2
側に切り換える。この安全スイツチSW1の操作によつ
て、警報器2への電源電圧の印加が遮断されるので、警
報器2は作動することはない。
また、前述の安全スイツチSW1の操作によつて安全リレ
ー1の付勢が解除されるために、接点1BがOFFとなる。
従つて、前述せるように安全スイツチSW1の操作を行な
えば、警報器2が作動することもなく、保守員は昇降路
の所定位置に乗りかごを停止させた保守停止状態で、昇
降路内に設置されている各種の安全装置や各種の機器の
保守点検作業を行なうことができる。この保守停止状態
におけるエレベータの保守点検作業中に、保守員の身体
の一部が上昇運転用釦UPB或は下降運転用釦DNBに接触し
てこれらを押し込んでも、上昇運転用リレー5及び下降
運転用リレー6には電源電圧が印加されておらず、乗り
かごが走行を開始することがないので保守員は安全に保
守点検作業を行なうことができる。
前述の保守停止状態での保守点検作業に際して、保守員
が安全スイツチSW1の操作を行なわないと、直流電源端
子P、安全スイツチSW1、接点7B、接点4A1、警報器2及
び直流電源端子Nで閉回路が形成されているために、警
報器2が作動を継続する。
このため、保守員が安全スイツチSW1の操作をしていな
いことに気が付き、安全スイツチSW1の操作を行なう
と、警報器2の作動が停止し接点1BがOFFとなつて、前
述せるような安全な保守点検作業を行なうことができ
る。
仮に保守員の側に異常事態が発生し、安全スイツチSW1
の操作が行なえないような状態にあるときには、タイマ
3が予め設定された時間を越えて警報器2が作動してい
ることを検出して所定時間後に接点3A1及び接点3A2をON
する。
このようにしてタイマ3の動作によつて接点3A1及び接
点3A2がONとなると、直流電源端子P、接点3A1、通話装
置8及び直流電源端子Nで閉回路が形成され且つ直流電
源端子P、接点3A2、表示装置9及び直流電源端子Nで
閉回路が形成され、例えば管理室間が通話状態となると
共に表示装置9により保守員に異常状態が発生したこと
を表示するので、管理人は乗りかご上の保守員の異常状
態を知ることができると共に通話が可能となる。
従つて、管理人はこの通話装置8及び表示装置9によつ
て乗りかご上の保守員に異常事態が発生したことを知る
と共に、内容を問合せることにより、適切な処置を取つ
て保守員の安全を確保することができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、昇降路内に乗りかごを停止させた保守
停止状態での昇降路に設置されている安全装置や機器の
保守点検作業時に、警報器の作動で安全スイツチの操作
が確認されるため、保守員の安全スイツチの操作忘れが
なくなり、運転用釦が誤操作されても乗りかごは起動し
ないので、一名の保守員で安全にエレベータの保守点検
作業が行なわれ、保守点検作業費用が低減される。ま
た、保守点検作業中の保守員の異常事態の発生に際して
は、乗りかごとエレベータの管理室間が通話装置で接続
されると共に、表示装置にて保守員の異常事態の発生が
表示されるので、管理人によつて保守員の安全保持のた
めの適切な処置が迅速にとられる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例の構成を示す回路図である。 1…安全リレー、2…警報器、3…タイマ、4…保守運
転リレー、5…上昇運転用リレー、6…下降運転用リレ
ー、7…上昇下降検出リレー、8…通信装置、9…表示
装置、SW1…安全スイツチ、SW2…保守運転スイツチ、UP
B…上昇運転用釦、DNB…下降運転用釦、SW3…スイツ
チ、1B,3A1,3A2,4A1,4A2,5A,6A,7B…接点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保守運転スイツチの操作によつて保守運転
    リレーが作動して乗りかごが保守運転され、前記乗りか
    ごの保守運行状態と保守停止状態とでそれぞれエレベー
    タの保守点検作業が行なわれるエレベータに設けられ、
    前記保守停止状態で操作され、前記乗りかごの起動を阻
    止する安全スイツチと、前記保守停止状態で作動を開始
    し、前記安全スイツチの操作で作動を停止する警報器
    と、該警報器の所定時間を越える作動を検出して前記乗
    りかごと外部とを結ぶ通話装置を作動状態とする通話設
    定手段とを有すると共に、前記通話設定手段で、前記通
    話装置が作動されたことを表示する表示手段を外部通話
    装置側に設けたことを特徴とするエレベータの保守装
    置。
JP16506088A 1988-07-04 1988-07-04 エレベータの保守装置 Expired - Fee Related JPH0720822B2 (ja)

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