JPH07207681A - 基礎工法および基礎ブロック - Google Patents

基礎工法および基礎ブロック

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JPH07207681A
JPH07207681A JP68794A JP68794A JPH07207681A JP H07207681 A JPH07207681 A JP H07207681A JP 68794 A JP68794 A JP 68794A JP 68794 A JP68794 A JP 68794A JP H07207681 A JPH07207681 A JP H07207681A
Authority
JP
Japan
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mortar
foundation
block
base
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP68794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hatama
寛 畑間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
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Publication of JPH07207681A publication Critical patent/JPH07207681A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セッティングモルタル20の敷き込み不足を
防止できる。 【構成】 ベース部40と本体部41とからなり端面に
ボルト16を突設し、ベース部40に上下方向に貫通し
た開口42を設けたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の基礎工法およ
び基礎ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の基礎工法を図2ないし図12に基
づいて説明する。 (1) 図2において、敷地の基礎通りにセッティング
板10,11,12を設置する。セッティング板10,
11,12には、基礎据え付けのための目印や据え付け
部材番号等が記入されており、PC(プレキャストコン
クリート)基礎ブロック13の据え付けに際しては、セ
ッティング板10,11,12の据え付け部材番号と照
合して据え付ける。なお、PC基礎ブロック13が通気
孔15を有する部材の場合には、通気孔目印14を設け
ておく。
【0003】(2) 図3において、作業指示書に基づ
いてPC基礎ブロック13の照合を行い、照合できたも
のから部材番号を記入する。部材照合では、アンカー位
置,通気孔位置,スリーブ位置等を確認する。なお、3
5はアンカーボルト穴であり、コンベックス36にてア
ンカー位置の確認を行う。PC基礎ブロック13の端面
にはジョイントボルト16が突設されており、ボルト1
6には長ナット(図示せず)を螺合しておく。
【0004】(3) 図4はT字形のPC基礎ブロック
17の例を示しており、各端面に突設したボルト18に
長ナット19を螺合しておく。PC基礎ブロックの変形
例としては、T字形の他、L字形,十字形等がある。 (4) 図5において、敷地の基礎通りにセッティング
モルタル20を敷き込む。吊り治具21にてPC基礎ブ
ロック13を設置場所に吊りおろし、セッティング板1
0に密着させる。密着していなければ、PC基礎ブロッ
ク13を左右にゆすってセッティング板10に密着させ
る。通り寸法がほぼ正確かを確認し、大きく位置がずれ
ているものは修正する。据え付け位置は、PC基礎ブロ
ック13の芯墨22を目安にして行う。この時、図6に
示すように、セッティングモルタル20がPC基礎ブロ
ック13の下に完全に隠れてしまう状態では、セッティ
ングモルタル20の敷き込み量が不足しており、図7に
示すようにセッティングモルタル20がPC基礎ブロッ
ク13の横からはみ出るように充分に敷き込まなければ
ならない。
【0005】(5) 図8,9に示すようにして、PC
基礎ブロック13の位置調整を行う。すなわち、図8に
示すように、天端墨26と水糸27がずれている場合、
バール25をボルト16に引っ掛けて押し上げ、PC基
礎ブロック13を矢印方向に移動させて調整する。ま
た、図9に示すように、バール25をPC基礎ブロック
13の下に差し込んで押し上げて、PC基礎ブロック1
3を矢印方向に移動させて調整する。このようにして、
基礎通りに沿ってPC基礎ブロック13を整列させて据
え付ける。
【0006】(6) 図10に示すように、隣接するP
C基礎ブロック13,13を連結する。すなわち、一方
のPC基礎ブロック13のボルト16に螺合した長ナッ
ト19を緩め、他方のPC基礎ブロック13のボルト1
6に螺合し、長ナット19にて対向するボルト16どう
しを連結する。 (7) 図11に示すように、PC基礎ブロック13,
13の連結部の両面に、それぞれジョイント型枠30な
らびにベース型枠31を固定する。ジョイント型枠30
は専用の締付金具34を、ベース型枠31は埋めもどし
の土を利用して固定する。
【0007】(8) 図12に示すように、ホッパー3
3からジョイント型枠30,30間ならびにベース型枠
31,31間にコンクリート32を流し込み、バイブレ
ータで締め固め、PC基礎ブロック13,13の連結部
にコンクリート32を打設する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の基礎工法による
と、セッティングモルタル20を敷き込む際、そのモル
タル量は経験と勘に頼るところが大きく、ばらつきが生
じ易かった。そのため、図6に示すように、セッティン
グモルタル20の敷き込み不足が生じるという問題があ
った。
【0009】この発明の目的は、セッティングモルタル
の敷き込み不足を防止できる基礎工法および基礎ブロッ
クを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の基礎工法は、
ベース部と本体部とからなり端面にボルトを突設した複
数のPC(プレキャストコンクリート)基礎ブロック
を、予め敷設したセッティングモルタルの上に整列さ
せ、隣接するPC基礎ブロックの対向するボルトを長ナ
ットで連結して基礎を構築する工法であって、PC基礎
ブロックのベース部に上下方向に貫通した開口を形成し
ておき、この開口にモルタルを打設してセッティングモ
ルタルに接合することを特徴とするものである。
【0011】この発明のPC基礎ブロックは、ベース部
と本体部とからなり端面にボルトを突設し、ベース部に
上下方向に貫通した開口を設けたことを特徴とするもの
である。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、PC基礎ブロックの
ベース部に上下方向に貫通した開口を設けたので、開口
にモルタルを打設してセッティングモルタルに接合する
ことで、セッティングモルタルの敷き込み不足を防ぐこ
とができる。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。図1において、PC基礎ブロック13はベース部4
0と本体部41とからなり、ベース部40に上下方向に
貫通した開口42が形成されている。その他の構成は、
図2ないし図12に示した例と同様である。
【0014】また、基礎工法も、図2ないし図12に示
した例と同様の手順で行う。なお、施工途中にてPC基
礎ブロック13を据え付けた際に、開口42にモルタル
43を流し込み、バイブレータで締め固める。開口42
からモルタル43があふれ出せば、PC基礎ブロック1
3の下面にモルタル43が詰まっていることが判り、打
設したモルタル43はセッティングモルタル20に接合
する。
【0015】このように構成された基礎工法および基礎
ブロックによると、PC基礎ブロック13のベース部4
0に上下方向の開口42を設けたので、図7に示したよ
うにベース部40の横からモルタルがはみ出るように、
開口42に充分なモルタル43を打設してセッティング
モルタル20に接合することで、セッティングモルタル
の敷き込み不足がなくなる。
【0016】また、PC基礎ブロック13の設置後、開
口42にモルタル43を打設するので、モルタル43が
開口42からあふれ出せば、モルタル43が充分に敷き
込まれていることが一目で判り、施工性が向上する。さ
らに、ベース部40に開口42を設けたので、PC基礎
ブロック13の重量が軽くなり、作業性が向上する。
【0017】なお、ベース部40に設ける開口の大き
さ,数,形状,形成位置は、前記実施例の開口42のも
のに限らない。また、PC基礎ブロックは前記実施例の
形状のものに限るものではなく、L字形,T字形,十字
形等のPC基礎ブロックのベース部に上下方向に開口を
形成したものであってもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明の基礎工法および基礎ブロック
によれば、PC基礎ブロックのベース部に上下方向に貫
通した開口を設けたので、開口にモルタルを打設してセ
ッティングモルタルに接合することで、セッティングモ
ルタルの敷き込み不足を防ぐことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のPC基礎ブロックの据え
付け状態の斜視図である。
【図2】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロック据
え付け前の敷地の外観図である。
【図3】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロックの
斜視図である。
【図4】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロックの
変形例の斜視図である。
【図5】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロックの
据え付け状態の斜視図である。
【図6】従来例の基礎工法におけるセッティングモルタ
ルの敷き込み不足状態の断面図である。
【図7】従来例の基礎工法における充分にセッティング
モルタルを敷き込んだ状態の断面図である。
【図8】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロックの
位置調整作業の斜視図である。
【図9】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロックの
位置調整作業の斜視図である。
【図10】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロック
の連結作業の斜視図である。
【図11】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロック
の連結部分の型枠の取付作業の斜視図である。
【図12】従来例の基礎工法におけるPC基礎ブロック
の連結部分のコンクリート打設作業の斜視図である。
【符号の説明】
13 PC基礎ブロック 16 ボルト 20 セッティングモルタル 40 ベース部 41 本体部 42 開口 43 モルタル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部と本体部とからなり端面にボル
    トを突設した複数のPC(プレキャストコンクリート)
    基礎ブロックを、予め敷設したセッティングモルタルの
    上に整列させ、隣接するPC基礎ブロックの対向するボ
    ルトを長ナットで連結して基礎を構築する基礎工法にお
    いて、 前記PC基礎ブロックのベース部に上下方向に貫通した
    開口を形成しておき、この開口にモルタルを打設して前
    記セッティングモルタルに接合することを特徴とする基
    礎工法。
  2. 【請求項2】 ベース部と本体部とからなり端面にボル
    トを突設したPC基礎ブロックにおいて、前記ベース部
    に上下方向に貫通した開口を設けたことを特徴とするP
    C基礎ブロック。
JP68794A 1994-01-10 1994-01-10 基礎工法および基礎ブロック Pending JPH07207681A (ja)

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JP68794A JPH07207681A (ja) 1994-01-10 1994-01-10 基礎工法および基礎ブロック

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JP68794A JPH07207681A (ja) 1994-01-10 1994-01-10 基礎工法および基礎ブロック

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JPH07207681A true JPH07207681A (ja) 1995-08-08

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ID=11480675

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JP68794A Pending JPH07207681A (ja) 1994-01-10 1994-01-10 基礎工法および基礎ブロック

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018080555A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 鹿島建設株式会社 プレキャスト型枠、基礎構造物の構築方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05171655A (ja) * 1991-06-20 1993-07-09 Kunihiro Nishimura ユニット式布基礎および鉄筋接続金物

Patent Citations (1)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980120