JPH07207466A - パラジウム用化学エッチャント - Google Patents

パラジウム用化学エッチャント

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JPH07207466A
JPH07207466A JP6317409A JP31740994A JPH07207466A JP H07207466 A JPH07207466 A JP H07207466A JP 6317409 A JP6317409 A JP 6317409A JP 31740994 A JP31740994 A JP 31740994A JP H07207466 A JPH07207466 A JP H07207466A
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acid
nitrobenzoic acid
compound
thallium
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JP6317409A
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Joseph A Abys
アンソニー アバイズ ジョセフ
Joseph J Maisano
ジョン マイサノ ジョセフ
Heinrich K Straschil
カール ストラチル ヘインリッヒ
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American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
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    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、パラジウムの化学エッチャントに
関する。 【構成】 銅を含む基板から、パラジウムを除去するた
めの、シアン化物を基礎とした水溶液、溶液はシアン化
物ラジカル源化合物、Na2 CO3 、ニトロベンゼン
酸、NaOH、タリウム化合物、有機メルカプト化合物
及び水を含む。タリウムを含むシアン化物槽中に、有機
メルカプト化合物が存在することにより、基板への侵食
損傷は最小で、銅を含む基板からパラジウムを効率よく
除去することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパラジウムを含む薄膜が
化学エッチングプロセスにより、パターン形成又は除去
されるデバイスの作製プロセスに係る。
【0002】
【従来の技術】多くの電子デバイスの作製において、パ
ラジウム(及びその合金)はしばしば金に代わるものと
して、たとえば銅又はニッケルの最上部にメッキされた
層として用いられ、硬金のようなフラッシュ金とともに
供給してもよい。それはその上に、金、銅、ニッケル及
び各種の他の金属をメッキするため、又は、たとえばニ
ッケルが金中に拡散するように、ある金属が他の金属中
に拡散するのを防止するための表面として用いられる。
貴金属の価格のため、不完全に形成された堆積物を除去
したり、捨てられる部分や使い古した部分から金属を回
収するために、それらを下の金属から完全に、かつ最小
の汚染と腐食で取り去る手段を提供することが、きわめ
て重要になってきた。
【0003】基板から貴金属を除去するのに効果的な多
くの手段が、従来技術に見い出される。不幸にも、従来
技術のプロセスは、金を除去するのには効果的である
が、パラジウムに対しては全く効果的でない。
【0004】この一般的な傾向の例外として、アウグス
ツス・フレッチャー(Augustus Fletcher)らは、米国
特許第4,548,791号において、タリウムを含む
組成がパラジウムを除去するのに効果的であることを明
らかにしている。溶液はニトロ安息香酸誘導体、可溶性
シアン化物及び鉛化合物を含むある種の任意に加える成
分に加え、タリウム化合物を含む。しかし、この溶液は
効果的に金及び白金を除去するが、それは銅及び銅を含
む基板を著しく侵食し、パラジウムが銅又は銅を含有す
る基板を含む合成物の薄膜又は層の1つを形成するよう
な場合には、この溶液は使用が不適切である。後者の例
は、銅を基礎としたリードフレーム又は銅を基礎とした
接続等の上のパラジウム薄膜であろう。
【0005】このように、銅のような下の金属に過度の
損傷を与えることなく、金フラッシュ被覆されたパラジ
ウム層のような、パラジウム及び他の貴金属を含む堆積
物をはがすことのできる必要性が残っている。
【0006】
【本発明の要約】銅を含む基板から、パラジウムをはが
すためのシアン化物を基礎とした水溶液である。溶液は
シアン化物ラジカル源化合物、Na2 CO3 、ニトロ安
息香酸、NaOH、タリウム化合物、有機メルカプト化
合物及び水を含む。タリウムを含むシアン化物槽中に、
有機メルカプト化合物が存在することにより、基板への
侵食損傷が最小で、銅を含む基板から効率よくパラジウ
ムをはがすことが可能となる。
【0007】
【詳細な記述】本発明を実施するエッチング溶液は、オ
キシダント、抑制剤及び塩混合物を含む3つの成分であ
る。3つの部分は別々に準備され、使用の直前に混合さ
れる。
【0008】オキシダントはリットル当り15−40グ
ラムの水酸化ナトリウム(NaOH)、60−120g
/lの3−ニトロ安息香酸(O2 N・C64 ・CO2
H)、0.3−0.6g/lの硝酸タリウム(TlNO
3 )及び濃縮物Iを1リットル生成するのに十分な水を
組合わせ、濃縮物Iとして調製する。
【0009】抑制剤はメチルエチルケトン(MEK)及
びイソプロパノール(IPA)を7:3の比で、1リッ
トルの濃縮物IIを生成するのに十分な量に混合した物
の中に、10−40gの2−メルカプトベンゾチアゾー
ルを溶解させることにより、濃縮物IIとして調製す
る。
【0010】塩混合物は、シアン化カリウム(KC
N)、炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )及び水を、50
−200g/lのKCN及び25−100g/lのNa
2 CO3を含む塩混合物1リットルが生成するよう混合
することにより調製する。KCNの代わりに、40−1
60g/lのシアン化ナトリウム(NaCN)を、塩混
合物中で用いてもよい。
【0011】除去溶液は、少量の濃縮物I及び濃縮物I
Iを順に、塩混合溶液中に加え、それぞれを加えた後完
全に混合し、次に以下のような溶液1リットルを生成す
るのに十分な量の脱イオン(D.I.)水を加えること
により準備される。溶液は以下のものを含む。 50−200g/lKCN又は40−160g/lNa
CN 25−100g/lNa2 CO3 100−400ml/l濃縮物I及び 4−20ml/l濃縮物II
【0012】そのように生成した除去剤は、以下の成分
を含むであろう。 50−200g/lKCN又は40−160g/lNa
CN 25−100g/lNa2 CO3 10−50g/l 3−ニトロ安息香酸 4−10g/lNaOH 0.075−0.15g/lTlNO3 0.1−0.5g/l 2−メルカプトベンゾチアゾー
ル 除去剤のpHは10−14の範囲でよく、10.5ない
し12.5が好ましい。
【0013】3つの成分から成る除去剤を作成する際、
用いられる好ましい化合物の代わり又はそれと組合わせ
て、他の化合物を用いてもよい。たとえば、3−ニトロ
安息香酸の代わり又はそれに加えて、2−ニトロ安息香
酸、4−ニトロ安息香酸、クロロニトロ安息香酸異性
体、クロロニトロベンゼンスルホン酸異性体及びそれら
の酸の混合物から選択されたそれらの誘導体を、そのま
ま又はそれらのアルカリ塩の形で用いてもよい。タリウ
ム塩は硝酸、硫酸、リン酸、酢酸の一価(Tl+)又は
三価(Tl3+)の塩及び他の可溶性タリウム塩から成る
類から選択してよい。抑制剤は2−メルカプトベンゾチ
アゾールの代わり又はそれに加えて、2−メルカプトベ
ンゾオキサゾール、2−ベンズイミダゾールチオール、
2−メルカプト−5−メチルベンズイミダゾール及びそ
れらの誘導体を用いて作製してもよい。これらの抑制剤
については、1984年11月20日に承認された米国
特許第4,483,739号中で、イー・エイチ・トウ
(E. H. Too)により、金除去溶液中の侵食抑制剤とし
て述べられている。しかし、2−メルカプトベンゾチア
ゾールのみが、タリウムを含む溶液中で相乗作用的効果
を示した。
【0014】除去溶液の例は、以下の例1−4で述べる
ように作成した。
【0015】
【実施例1】1リットルの濃縮物Iを作成するために、
850mlの脱イオン水中に、30gの固体水酸化ナト
リウム(NaOH)を溶解させ、NaOH溶液に120
gの固体3−ニトロ安息香酸(O2 N・C64 ・CO
2 H)を分割して溶解させ、1リットル当り32.6g
の硝酸タリウム(TlNO3 )を溶解させることにより
25g/lのTlを含む水溶液を作成し、この溶液16
mlをNaOH及びニトロ安息香酸溶液に加え、1リッ
トルの溶液が出来るよう十分な脱イオン水を加え完全に
混合する。
【0016】
【実施例2】1リットルの濃縮物IIを作成するため
に、体積で7単位のメチルエチルケトン(MEK)と体
積で3単位のイソプロパノール(IPA)を組合わせる
ことにより、混合溶液を作成し、30gの2−メルカプ
トベンゾチアゾールを950mlの混合溶液中に溶解さ
せ、溶液を濾過した後、1リットルの濃縮物IIを作る
ために、混合溶液で濾過水を満たした。
【0017】
【実施例3】1リットルの塩混合物溶液を作るため、1
リットルの脱イオン水中に、167gのKCN及び83
gのNa2 CO3 を溶解させる。
【0018】
【実施例4】除去溶液の例1リットルを作成するため、
実施例3の塩混合溶液600mlに小分割して、実施例
1の濃縮物I250mlを添加し、実施例2の濃縮物I
I10mlを加え、完全に混合し、1リットルの除去溶
液を作るため十分な量の脱イオン水で満たす。得られる
除去溶液の例は、以下の組成をもつであろう。 100g/l シアン化ナトリウム(KCN) 50g/l 炭酸ナトリウム(Na2 CO3 ) 30g/l 3−ニトロ安息香酸(O2 N・C64
CO2 H) 7.5g/l 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.1g/l 硝酸タリウム(0.13g/lTlNO
3 )としてタリウム 0.3g/l 2−メルカプトベンゾチアゾール(C7
5 NS2
【0019】塩混合物溶液及び濃縮物I及びIIは組合
わせるのが好ましく、使用直前に、40ないし45℃の
範囲の温度に加熱することが好ましい。除去はこの温度
において、適度あるいは著しく攪拌して行う。
【0020】実験は両側をPdメッキしたCu箔と、メ
ッキしていないCu箔を、各実験において、同じ溶液を
含む別々の容器中に浸すことによって行った。溶液は4
0ないし45℃の範囲の温度に保たれ、適度ないし著し
く攪拌した。実験は、シアン化物エッチング溶液中に、
タリウムと2−メルカプトベンゾチアゾールの両方が存
在すること(実施例5、8、11及び13)により、タ
リウムも2−メルカプトベンゾチアゾールのいずれも含
まない(実施例6及び9)か、タリウムのみ(実施例1
0)又は2−メルカプトベンゾチアゾールのみ(実施例
7及び12)を含むエッチング溶液で行った実験に比
べ、Pdのエッチング速度は増し、Cuのエッチング速
度は減少することを示している。
【0021】実験はタリウム(実施例10)をシアン化
物エッチング溶液(実施例6及び9)に加えることによ
り、Cuのエッチングを高く保ったまま、Pdの除去速
度が増すことを示しているが、シアン化物エッチング溶
液に2−メルカプトベンゾチアゾールを加える(実施例
7及び12)ことによって、Pdのエッチング速度は減
少し、同じ溶液中でのCuのエッチング速度にはほとん
ど影響を及ぼさない。予期できない相乗作用効果が起こ
る、すなわちCuの除去が急激に減少する一方、Pdの
除去が増すのは、シアン化物エッチング溶液中に、タリ
ウム及び2−メルカプトベンゾチアゾールの両方を含む
ときのみである。銅の侵食は両方の添加物が存在すると
きにのみ抑制される。すなわち、2−メルカプトベンゾ
チアゾールは溶液中にタリウムが存在するときのみ効果
的である。これは、Tl+ イオンが2−メルカプトベン
ゾチアゾールとともに析出物を形成するという事実にも
かかわらず起こり、それによって水溶液中の両方の物質
の濃度は減少する。
【0022】以下はCu基板からのPdの除去及びCu
侵食に対するタリウムイオン及び2−メルカプトベンゾ
チアゾールの効果を示す実験である。
【0023】
【実施例5】実施例4のPd除去溶液、すなわちTl及
び2−メルカプトベンゾチアゾールの両方を含む溶液
を、Cu基板からPdを除去するのに用いた。Cu箔は
両側にPdで電解メッキし、42℃においてこの溶液に
浸し、1分間適度に攪拌した。この間に、毎分1.0ミ
クロン(μm/min)のPd厚が表面から除去され
た。メッキされていないCu箔を同じ条件下で、この溶
液中に浸したところ、0.32μm/分で失われた。
【0024】
【実施例6】実施例4と同様のPd除去溶液であるが、
Tlも2−メルカプトベンゾチアゾールも含まないもの
を用いて、実施例5のエッチング速度と、この溶液のそ
れを比較した。同じ条件下で溶液に浸したところ、Pd
メッキCu箔からは0.37μm/分の速度でPdが除
去され、メッキされていないCu箔からは、4.3μm
/分の速度でCuが除去された。
【0025】
【実施例7】実施例6の除去溶液に、1g/lの2−メ
ルカプトベンゾチアゾールを加えた後、Pd除去速度は
0.08μm/分に減少したが、Cu除去速度は4.4
μm/分であった。
【0026】
【実施例8】すでに1g/lの2−メルカプトベンゾチ
アゾールを含む実施例7の除去溶液に、300ppmの
タリウムを加えた後に、Pdの除去速度は1.0μm/
分に増加したが、同じ条件下で浸した銅箔は、厚さが
0.32μm/分失われただけであった。好ましい0.
1−0.5g/lの範囲に比べ、2−メルカプトベンゾ
チアゾールの濃度が高いため、添加したタリウムの多く
が析出し、タリウムを添加することの潜在的な効果は十
分には実現されなかった。
【0027】
【実施例9】タリウム又は2−メルカプトベンゾチアゾ
ールを用いずに、100g/lのシアン化カリウム(K
CN)、50g/lの炭酸ナトリウム、(Na2 CO
3 )、7.5g/lの水酸化ナトリウム(NaOH)及
び30g/lの4−ニトロ安息香酸(O2 N・C64
・CO2 H)を含むPd除去溶液を作成した。両側をパ
ラジウムで電解メッキした銅箔と、メッキをしていない
Cu箔を、42℃において別の容器中のこの溶液に浸し
1分間適度に攪拌した。この間、0.30μm(平均)
のパラジウム厚が表面から溶解した。同じ条件下で浸し
た銅箔は、5.1μm(平均)厚の銅金属を失った。
【0028】
【実施例10】実施例9の溶液に、100ppmのタリ
ウムを(TlNO3 として)添加した。パラジウムをメ
ッキした銅箔を、実施例9と同じ条件下で浸した。今度
は、0.97μm(平均)のパラジウムが除去された。
同じ条件下で浸されたメッキされていない銅箔からは、
5.3μm(平均)の厚さが失われた。タリウムの添加
により、パラジウムへの侵食は加速され、一方銅に対す
る侵食速度は高く保たれることがわかる。
【0029】
【実施例11】すでに100ppmのタリウムを含む実
施例10の溶液に、300ppmの2−メルカプトベン
ゾチアゾールを添加した。少量の析出物が形成された
が、それは除去されなかった。実施例9と同じ条件下で
浸されたパラジウムメッキ銅箔は、0.88μm/分
(平均)のPd厚を失ったが、実施例9及び10と異な
り、メッキされない銅箔は同じ条件下で0.18μm/
分(平均)失っただけであった。
【0030】
【実施例12】実施例9に従い、新しい溶液に300p
pmの2−メルカプトベンゾチアゾールを添加した。実
施例9と同じ条件下で浸したパラジウムメッキ銅箔上の
パラジウムに対する侵食速度は、0.18μm/分(平
均)に減少し、銅に対する侵食速度は高く保たれ、4.
8μm/分(平均)に減少しただけであった。このこと
は、タリウムが存在せず2−メルカプトベンゾチアゾー
ルを従来の除去溶液に添加することは、銅侵食の速度を
著しく損なうことではないことを示している。
【0031】
【実施例13】実施例12の溶液に、100ppmのタ
リウムを添加した。少量の析出物が形成されたが除去し
なかった。実施例9と同じ条件下で、0.77μm/分
(平均)のパラジウムがパラジウムメッキ銅箔から除去
されたが、メッキされていない銅箔からは0.047μ
m/分(平均)のみが失われた。この結果及び実施例
5、8及び11の結果は、この型の除去溶液におけるタ
リウムと2−メルカプトベンゾチアゾールの提案した組
合わせの、銅侵食に対する相乗作用的抑制効果を証明し
ている。
【0032】タリウムを含む除去溶液に、2−メルカプ
トベンゾチアゾールを添加する量を増す効果を、別の実
験が示している。
【0033】
【実施例14】100g/lのシアン化カリウム(KC
N)、50g/lの炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )、
7.5g/lの水酸化ナトリウム(NaOH)、30g
/lの3−ニトロ安息香酸(O2 N・C64 ・CO2
H)及び100ppmのタリウムを含む除去溶液に、量
を増して、2−メルカプトベンゾチアゾール(2−MB
T)を加えた。以下の除去速度は、45℃における除去
溶液中に浸し、適度に攪拌したとき、Pd−メッキCu
箔及びメッキされていないCu箔上で観測された。
【0034】
【表1】 2−MBT 含有量、g/l Pd 除去速度、μm/分 Cu 除去速度、μm/分 0.0 1.51 2.67 0.1 0.82 0.21 0.25 0.58 0.024 0.5 0.48 0.012 1.0 0.34 0.006
【0035】これらのデータは、銅侵食は2−メルカプ
トベンゾチアゾールの追加量を増すことにより、パラジ
ウムの侵食により、はるかに抑制されることを示してい
る。図1に示されているプロットは、上のデータをPd
除去速度を表わす曲線1(□)及びCu除去速度を表わ
す曲線2(◇)で示している。ともに単位はμm/分で
ある。曲線3(●)は導かれたCu除去速度に対するp
d除去速度の比(Pd速度/Cu速度)を表わす。
【0036】Tlを含む除去溶液中の2−メルカプトベ
ンゾチアゾールで、高レベルの銅不活性化が得られたこ
とは驚きである。ニッケル除去において、銅の保護のた
めに商業的に用いられている典型的な他の添加物は、こ
のパラジウム溶液においては、実際には効果のないこと
がわかった。たとえば、ベンゾトリアゾールは銅の侵食
速度を半分だけ遅くした(抑制剤がない場合の3.8μ
m/分に対し、1.8μm/分)が、チオ尿素は銅の侵
食を全く抑制せず、ニッケルへの侵食は10倍加速し
た。それに対し、2−メルカプトベンゾチアゾールは、
銅への侵食速度を50−250分の1に減少させた。
【0037】つけ加わる利点及び修正点は、当業者には
容易にわかるであろう。このように、本発明は広義には
上で示し述べた具体的な詳細、デバイスの例及び実施例
には限定されない。従って、添付された特許請求の範囲
及びそれらの等価なものにより規定される一般的な本発
明の概念の精神及び視野を離れることなく、各種の修正
ができうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Pd及びCuのエッチング速度に対する2−メ
ルカプトベンゾチアゾールのリットル当りのグラム(g
/l)の量を変化させた場合の効果を表わすプロット及
びPd/Cuエッチング速度比をプロットした図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ ジョン マイサノ アメリカ合衆国 07866 ニュージャーシ ィ,ロックウェイ,ウッドストーン ロー ド 88 (72)発明者 ヘインリッヒ カール ストラチル アメリカ合衆国 07901 ニュージャーシ ィ,サミット,アパートメント テー− 5,ニューイングランド アヴェニュー 105

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラジウム除去溶液を作り、前記溶液中
    に除去すべきPdの部分を浸すことよりなる銅含有基板
    から、パラジウム及びその合金を除去する方法であって
    前記除去溶液は、 水中に水酸化物、ニトロ安息香酸及びタリウム化合物を
    含むオキシダント溶液を作り、 溶媒中に有機メルカプト化合物を含むCu侵食抑制溶液
    を作り、 水中にシアン化物ラジカル源化合物及びNa2 CO3
    含む塩溶液を作り、 オキシダント溶液の量を多く、次に混合しながら塩溶液
    に抑制剤を加えることによって、3つの溶液を混合する
    ことにより調製される、 銅含有基板から、パラジウム及びその合金を除去する方
    法。
  2. 【請求項2】 該調製された除去溶液は、 50−200g/lのKCN又は40−100g/lの
    NaCN、 25−100g/lのNa2 CO3 、 10−50g/lの2−、3−又は4−ニトロ安息香
    酸、 4−10g/lのNaOH、 0.075−0.15g/lのTlNO3 、 0.1−0.5g/lの2−メルカプトベンゾチアゾー
    ルを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 a) 前記酸化溶液は、 850mlの脱イオン水中に、30gの固体水酸化ナト
    リウムを溶解させ、 水酸化ナトリウム溶液へ分割して2−、3−及び4−ニ
    トロ安息香酸から選択された120gの固体ニトロ安息
    香酸を加えながら溶解させ、 NaOH及びニトロ安息香酸溶液に、1リットル当り3
    2.6gの硝酸タリウム(TlNO3 )を溶解させ、1
    6mlのこの溶液を加えることにより、25g/lのT
    lを含む水溶液を作り、 1リットルのオキシダント溶液を作るのに十分な脱イオ
    ン水を加え; b) 前記抑制剤は、 体積にして7単位のメチルエチルケトン及び3単位のイ
    ソプロパノールを組合わせ、 950mlの混合された溶媒中に、30gの2−メルカ
    プトベンゾチアゾールを溶解させ、 この溶液を濾過した後、濾過液を1リットルの抑制剤溶
    液を作るための混合溶媒で満たし、 c) 前記塩溶液は1リットルの水に、167gのKC
    Nと83gのNa2 CO3 を溶解させることにより作
    り、 d) 600mlの塩溶液に、量を増して250mlの
    オキシダント溶液を加え、 10mlの抑制剤溶液を加え、 組合わせたものを完全に混合し、 1リットルの除去溶液を作るのに十分な脱イオン水で満
    たすことにより、1リットルの除去溶液を作る請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 該調製された除去溶液は、 100g/lのシアン化カリウム(KCN)、 50g/lの炭酸ナトリウム(N2 CO3 )、 30g/lの2、3、又は4−ニトロ安息香酸(O2
    ・C64 ・CO2 H)、 7.5g/lの水酸化ナトリウム(NaOH)、 0.1g/lの硝酸タリウム(0.13g/lTlNO
    3 )としてのタリウム、 0.3g/lの2−メルカプトベンゾチアゾール(C7
    5 NS2 )、 及び1リットルの溶液を作るのに十分な量の脱イオン水
    を含む請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 作成された除去溶液は40ないし45℃
    の温度に加熱され、前記除去は適度な攪拌の下で行われ
    る請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記オキシダント溶液、前記抑制剤及び
    前記塩混合溶液は、除去溶液の使用前にのみ混合される
    請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記オキシダント剤は前記塩混合溶液
    に、量を増して添加され、続いて抑制剤溶液及び脱イオ
    ン水を加え、成分を混合する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記有機メルカプト化合物は、2−メル
    カプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキサ
    ゾール、2−ベンズイミダゾールチオール、2−メルカ
    プト−5メチルベンズイミダゾール及びそれらの誘導体
    及びそれらの混合物から成る類から選択される請求項1
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記有機メルカプト化合物は2−メルカ
    プトベンゾチアゾールを含む請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記シアン化物ラジカル化合物は、K
    CN及びNaCNの少なくとも1つを含む請求項1記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記ニトロ安息香酸誘導体は、2−ニ
    トロ安息香酸、3−ニトロ安息香酸、4−ニトロ安息香
    酸、2−ニトロベンゼンスルホン酸、3−ニトロベンゼ
    ンスルホン酸、4−ニトロベンゼンスルホン酸、クロロ
    ニトロ安息香酸異性体、クロロニトロベンゼンスルホン
    酸異性体、及びこれらの酸の混合物、それらの誘導体か
    ら成る類から選択される請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ニトロ安息香酸誘導体は、2−ニ
    トロ安息香酸、3−ニトロ安息香酸及び4−ニトロ安息
    香酸の少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記タリウム化合物は硝酸、硫酸、リ
    ン酸及び酢酸の一価(Tl+ )及び三価(Tl3+)の塩
    及び他の可溶性タリウム塩から成る類から選択される請
    求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記タリウム化合物は硝酸塩を含む請
    求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 水酸化物、水中のニトロ安息香酸タリ
    ウム化合物を含むオキシダント剤溶液を作成し、 溶媒中に有機メルカプト化合物を含むCu−侵食抑制剤
    溶液を作成し、 水中にシアン化物ラジカル源化合物及びNa2 CO3
    含む塩溶液を作成し、かつ小分割してオキシダント溶液
    を加え、次に混合しながら塩溶液に抑制剤溶液を加える
    ことにより、3つの溶液を混合することを含む銅含有基
    板からパラジウムを除去するための水溶性除去溶液の作
    成方法。
  16. 【請求項16】 該調製した除去溶液は、 50−200g/lのKCN又は40−100g/lの
    NaCN、 25−100g/lのNa2 CO3 、 10−50g/lの2−、3−又は4−ニトロ安息香
    酸、 4−10g/lのNaOH、 0.075−0.15g/lのTlNO3 及び0.1−
    0.5g/lの2−メルカプトベンゾチアゾールを含む
    請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 a) 前記オキシダント溶液は、 850mlの脱イオン水に30gの固体水酸化ナトリウ
    ムを溶解させ、 2−、3−及び4−ニトロ安息香酸から選択された12
    0gの固体ニトロ安息香酸を、水酸化ナトリウム溶液へ
    分割して添加しながら溶解させ、 1リットル当り32.6gの硝酸タリウム(TlNO
    3 )を溶解させ、この溶液16mlをNaOH及びニト
    ロ安息香酸溶液に加えることにより、25g/lのTl
    を含む水溶液を作成し、かつ1リットルのオキシダント
    溶液を作るのに十分な脱イオン水を加えることにより作
    成し、 b) 前記抑制剤溶液は、 体積にして7単位のメチルエチルケトン及び体積にして
    3単位のイソプロパノールを組合わせ、 混合された溶媒950ml中に30gの2−メルカプト
    ベンゾチアゾールを溶解させ、 この溶液を濾過した後、濾過液を1リットルの抑制剤溶
    液を作るための混合された溶媒で満たすことにより作成
    し、 c) 前記塩溶液は1リットルの水中に、167gのK
    CNと83gのNa2CO3 を溶解させることにより作
    成し、 d) 1リットルの除去溶液は、 600mlの塩溶液に小分割して、250mlのオキシ
    ダント溶液を加え、 10mlの抑制剤溶液を加え、 組合わせたものを完全に混合し、 1リットルの除去溶液を作るために十分な脱イオン水で
    満たすことにより作成される請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記タリウム化合物は硝酸塩を含む請
    求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記オキシダント溶液、前記抑制剤溶
    液及び前記塩混合溶液は、除去溶液の使用前にのみ組合
    わされる請求項15記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記オキシダント剤溶液は前記塩混合
    溶液に、量を増して添加し、続いて抑制剤溶液及び脱イ
    オン水を添加し、成分を混合する請求項15記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 前記有機メルカプト化合物は、2−メ
    ルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキ
    サゾール、2−ベンズイミダゾールチオール、2−メル
    カプト−5メチルベンズイミダゾール、それらの誘導体
    及びそれらの混合物から成る類から選択される請求項1
    5記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記有機メルカプト化合物は、2−メ
    ルカプトベンゾチアゾールを含む請求項15記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 前記シアン化物ラジカル化合物は、K
    CN及びNaCNの少なくとも1つを含む請求項15記
    載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ニトロ安息香酸誘導体は、2−ニ
    トロ安息香酸、3−ニトロ安息香酸、4−ニトロ安息香
    酸、2−ニトロベンゼンスルホン酸、3−ニトロベンゼ
    ンスルホン酸、4−ニトロベンゼンスルホン酸、クロロ
    ニトロ安息香酸異性体、クロロニトロベンゼンスルホン
    酸異性体、及びこれらの酸及びそれらの誘導体の混合物
    から成る類から選択される請求項15記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記ニトロ安息香酸誘導体は、2−ニ
    トロ安息香酸、3−ニトロ安息香酸及び4−ニトロ安息
    香酸の少なくとも1つを含む請求項15記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記タリウム化合物は、硝酸、硫酸、
    リン酸及び酢酸の一価(Tl+ )及び三価(Tl3+)の
    塩及び他の可溶性タリウム塩から成る類から選択される
    請求項15記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記タリウム化合物は硝酸塩を含む請
    求項15記載の方法。
  28. 【請求項28】 50ないし200部のシアン化物ラジ
    カル源化合物、25−100部のNa2 CO3 、10−
    50部のニトロ安息香酸、4−10部のNaOH、0.
    075ないし0.15部のタリウム化合物、0.1ない
    し0.5部の有機メルカプト化合物及び1リットルの溶
    液を作るための水から成り、前記比率は1リットル当り
    のグラム(g/l)で表わされる、銅を含む基板から、
    パラジウム及びその合金を除去するための溶液。
  29. 【請求項29】 50−200g/lのKCN又は40
    −100g/lのNaCN、 25−100g/lのNa2 CO3 、 10−50g/lの2−、3−又は4−ニトロ安息香
    酸、 4−10g/lのNaOH、 0.075−0.15g/lのTlNO3 及び0.1−
    0.5g/lの2−メルカプトベンゾチアゾールを含む
    請求項28記載の除去溶液。
  30. 【請求項30】 100g/lのシアン化カリウム(K
    CN)、 50g/lの炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )、 30g/lの2、3、又は4−ニトロ安息香酸(O2
    ・C64 ・CO2 H)、 7.5g/lの水酸化ナトリウム(NaOH)、 0.1g/lの硝酸タリウムとしてのタリウム(0.1
    3g/lTlNO3 )、 0.3g/lの2−メルカプトベンゾチアゾール(C7
    5 NS2 )及び1リットルの溶液を作るのに十分な脱
    イオン水を含む請求項28記載の除去溶液。
  31. 【請求項31】 前記有機メルカプト化合物は、2−メ
    ルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキ
    サゾール、2−ベンズイミダゾールチオール、2−メル
    カプト−5メチルベンズイミダゾール、それらの誘導体
    及びそれらの混合物から成る類から選択される請求項2
    8記載の除去溶液。
  32. 【請求項32】 前記有機メルカプト化合物は、2−メ
    ルカプトベンゾチアゾールを含む請求項28記載の除去
    溶液。
  33. 【請求項33】 前記シアン化物ラジカル化合物は、K
    CN及びNaCNの少なくとも1つを含む請求項28記
    載の除去溶液。
  34. 【請求項34】 前記ニトロ安息香酸誘導体は、2−ニ
    トロ安息香酸、3−ニトロ安息香酸、4−ニトロ安息香
    酸、2−ニトロベンゼンスルホン酸、3−ニトロベンゼ
    ンスルホン酸、4−ニトロベンゼンスルホン酸、クロロ
    ニトロ安息香酸異性体、クロロニトロベンゼンスルホン
    酸異性体及びこれらの酸の混合物及びそれらの誘導体か
    ら成る類から選択される請求項28記載の除去溶液。
  35. 【請求項35】 前記ニトロ安息香酸誘導体は、2−ニ
    トロ安息香酸、3−ニトロ安息香酸及び4−ニトロ安息
    香酸の少なくとも1つを含む請求項28記載の除去溶
    液。
  36. 【請求項36】 前記タリウム化合物は、硝酸、硫酸、
    リン酸及び酢酸の一価(Tl+ )及び三価(Tl3+)の
    塩及び他の可溶性タリウム塩から成る類から選択される
    請求項28記載の除去溶液。
  37. 【請求項37】 前記タリウム化合物は硝酸塩を含む請
    求項28記載の除去溶液。
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