JPH07206301A - エレベータ - Google Patents
エレベータInfo
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- JPH07206301A JPH07206301A JP370994A JP370994A JPH07206301A JP H07206301 A JPH07206301 A JP H07206301A JP 370994 A JP370994 A JP 370994A JP 370994 A JP370994 A JP 370994A JP H07206301 A JPH07206301 A JP H07206301A
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- Japan
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- maintenance
- elevator
- car
- connector
- inspection
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 claims abstract description 83
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000007689 inspection Methods 0.000 abstract description 27
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 機械室とカゴ室との間の行き来をなくし、保
守点検の作業効率を向上させるエレベータを得ることを
目的とする。 【構成】 カゴ室の袖壁に取り付けられたカゴ操作盤2
0には、カゴ室を自動運転操作する行先階ボタン8、開
閉ボタン9等が設けられ、さらにカゴ室を手動運転操作
する操作ボタン10が設けられている。この操作ボタン
10は、保守点検時に使用するものであって、利用者が
操作できないように施錠できるスイッチカバー11内に
納められている。また、このカゴ操作盤20には、携帯
用保守装置12を接続するためのコネクタ21が設けら
れ、このコネクタ21は伝送用ケーブルを介してエレベ
ータの運行管理制御を行う制御盤に接続されている。
守点検の作業効率を向上させるエレベータを得ることを
目的とする。 【構成】 カゴ室の袖壁に取り付けられたカゴ操作盤2
0には、カゴ室を自動運転操作する行先階ボタン8、開
閉ボタン9等が設けられ、さらにカゴ室を手動運転操作
する操作ボタン10が設けられている。この操作ボタン
10は、保守点検時に使用するものであって、利用者が
操作できないように施錠できるスイッチカバー11内に
納められている。また、このカゴ操作盤20には、携帯
用保守装置12を接続するためのコネクタ21が設けら
れ、このコネクタ21は伝送用ケーブルを介してエレベ
ータの運行管理制御を行う制御盤に接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータに関し、
特に保守点検時に、カゴ室内でカゴ室を手動運転操作で
きるエレベータのカゴ室操作機構に関するものである。
特に保守点検時に、カゴ室内でカゴ室を手動運転操作で
きるエレベータのカゴ室操作機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のエレベータの保守状態を示
す模式図、図5はエレベータのカゴ室内のカゴ操作盤を
示す正面図であり、図において1はエレベータの昇降
路、2は昇降路1の上部に設けられた機械室、3は機械
室2内に設置されて速度制御や運行管理制御等の制御を
行う制御盤であり、この制御盤3には保守点検時に運行
状態から保守状態に切り替える保守スイッチ4が設けら
れ、さらに保守状態でエレベータの運行情報データを取
り出すためにコネクタ5が設けられている。6は昇降路
1内に昇降可能に取り付けられたカゴ室、7はカゴ室6
内の袖壁に設置されたカゴ操作盤であり、このカゴ操作
盤7の盤面には行先階ボタン8、開閉ボタン9等のカゴ
室6の自動運転操作に必要なスイッチ類が設けられ、運
行管理あるいは保守点検に必要な各種操作スイッチ10
は施錠されたスイッチカバー11の内側に納められ、エ
レベータの利用者が操作できないようになっている。そ
して、この操作スイッチ10によるカゴ室6の運転は、
カゴ室6を例えば低速運転モードで移動させ、昇降路1
の所望の位置に停止させる、いわゆる手動運転操作とい
われるものである。12は携帯用保守装置であり、この
携帯用保守装置12は保守員が携帯し、保守点検時に制
御盤3のコネクタ5に保守装置側コネクタ12aを嵌入
して接続して運行情報データを取り込み、キー12bを
操作して運行情報データを必要に応じて表示部12cに
呼び出し確認でき、さらに演算処理装置に接続して運行
情報データを演算処理装置に転送できるようになってい
る。13はスイッチカバー11に設けられた鍵穴、14
はカゴ操作盤7に設けられたスイッチ類と制御盤3とを
接続するケーブルである。
す模式図、図5はエレベータのカゴ室内のカゴ操作盤を
示す正面図であり、図において1はエレベータの昇降
路、2は昇降路1の上部に設けられた機械室、3は機械
室2内に設置されて速度制御や運行管理制御等の制御を
行う制御盤であり、この制御盤3には保守点検時に運行
状態から保守状態に切り替える保守スイッチ4が設けら
れ、さらに保守状態でエレベータの運行情報データを取
り出すためにコネクタ5が設けられている。6は昇降路
1内に昇降可能に取り付けられたカゴ室、7はカゴ室6
内の袖壁に設置されたカゴ操作盤であり、このカゴ操作
盤7の盤面には行先階ボタン8、開閉ボタン9等のカゴ
室6の自動運転操作に必要なスイッチ類が設けられ、運
行管理あるいは保守点検に必要な各種操作スイッチ10
は施錠されたスイッチカバー11の内側に納められ、エ
レベータの利用者が操作できないようになっている。そ
して、この操作スイッチ10によるカゴ室6の運転は、
カゴ室6を例えば低速運転モードで移動させ、昇降路1
の所望の位置に停止させる、いわゆる手動運転操作とい
われるものである。12は携帯用保守装置であり、この
携帯用保守装置12は保守員が携帯し、保守点検時に制
御盤3のコネクタ5に保守装置側コネクタ12aを嵌入
して接続して運行情報データを取り込み、キー12bを
操作して運行情報データを必要に応じて表示部12cに
呼び出し確認でき、さらに演算処理装置に接続して運行
情報データを演算処理装置に転送できるようになってい
る。13はスイッチカバー11に設けられた鍵穴、14
はカゴ操作盤7に設けられたスイッチ類と制御盤3とを
接続するケーブルである。
【0003】つぎに、上記従来のエレベータの動作につ
いて説明する。エレベータは、乗り場側呼びボタン(図
示せず)あるいはカゴ室6内の行先階ボタン8の操作に
より、カゴ室6が所望の階に移動する。そして、エレベ
ータの運行履歴、例えば起動回数、戸閉まり不良情報等
の運行情報データが、制御盤3内のメモリに記憶され
る。そこで、保守点検を実施する場合には、保守員が機
械室2に移動し、携帯する携帯用保守装置12の保守装
置側コネクタ12aを制御盤3のコネクタ5に嵌入して
接続する。そして、保守スイッチ4を押して運行状態
(自動運転モード)から保守状態(手動運転モード)に
切り替え、制御盤3から運行情報データを携帯用保守装
置12に取り込む。ついで、保守員はカゴ室6内に移動
し、キー12bを操作して必要な運行情報データ、例え
ば戸閉まり不良データを表示部12cに呼び出し、点検
箇所を確認する。そして、鍵によりスイッチカバー11
を開け、操作スイッチ10を操作して(すなわち手動運
転操作して)カゴ室6を所望の位置に移動し、戸の開閉
装置回りの保守点検作業を実施する。
いて説明する。エレベータは、乗り場側呼びボタン(図
示せず)あるいはカゴ室6内の行先階ボタン8の操作に
より、カゴ室6が所望の階に移動する。そして、エレベ
ータの運行履歴、例えば起動回数、戸閉まり不良情報等
の運行情報データが、制御盤3内のメモリに記憶され
る。そこで、保守点検を実施する場合には、保守員が機
械室2に移動し、携帯する携帯用保守装置12の保守装
置側コネクタ12aを制御盤3のコネクタ5に嵌入して
接続する。そして、保守スイッチ4を押して運行状態
(自動運転モード)から保守状態(手動運転モード)に
切り替え、制御盤3から運行情報データを携帯用保守装
置12に取り込む。ついで、保守員はカゴ室6内に移動
し、キー12bを操作して必要な運行情報データ、例え
ば戸閉まり不良データを表示部12cに呼び出し、点検
箇所を確認する。そして、鍵によりスイッチカバー11
を開け、操作スイッチ10を操作して(すなわち手動運
転操作して)カゴ室6を所望の位置に移動し、戸の開閉
装置回りの保守点検作業を実施する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータは以
上のように構成されているので、保守点検の際に、保守
員がまず機械室2内に移動してエレベータの運行情報デ
ータを携帯用保守装置12に取り込んだ後、カゴ室6内
に移動して操作スイッチ10を操作する必要があり、保
守点検作業が繁雑となるという課題があった。また、操
作スイッチ10が施錠されたスイッチカバー11内に納
められているので、鍵穴13内に異物等が混入した場合
には鍵を用いることができず、例えば袖壁にカゴ操作盤
7を取り付けているビスを取り外してスイッチカバー1
1を開けることになり、操作スイッチ10の操作に手間
がかかるとともに、緊急時には対処できないという課題
もあった。
上のように構成されているので、保守点検の際に、保守
員がまず機械室2内に移動してエレベータの運行情報デ
ータを携帯用保守装置12に取り込んだ後、カゴ室6内
に移動して操作スイッチ10を操作する必要があり、保
守点検作業が繁雑となるという課題があった。また、操
作スイッチ10が施錠されたスイッチカバー11内に納
められているので、鍵穴13内に異物等が混入した場合
には鍵を用いることができず、例えば袖壁にカゴ操作盤
7を取り付けているビスを取り外してスイッチカバー1
1を開けることになり、操作スイッチ10の操作に手間
がかかるとともに、緊急時には対処できないという課題
もあった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、保守点検作業をカゴ室内で実施
できるようにしてカゴ室と機械室との間の行き来をなく
し、保守点検の作業効率を向上させることができるエレ
ベータを得ることを目的とする。また、手動運転操作用
の操作スイッチを携帯用保守装置に装着し、保守点検の
際に、カゴ室の手動運転操作を簡易にできるエレベータ
を得ることを目的とする。
ためになされたもので、保守点検作業をカゴ室内で実施
できるようにしてカゴ室と機械室との間の行き来をなく
し、保守点検の作業効率を向上させることができるエレ
ベータを得ることを目的とする。また、手動運転操作用
の操作スイッチを携帯用保守装置に装着し、保守点検の
際に、カゴ室の手動運転操作を簡易にできるエレベータ
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るエレベータは、機械室内に設置されて運行管理制御
を行う制御盤と、カゴ室の壁に取り付けられてカゴ室の
運転操作を行うスイッチが設けられたカゴ操作盤と、制
御盤の運行情報データを取り込む携帯用保守装置とを備
えたエレベータにおいて、カゴ操作盤に携帯用保守装置
を接続するためのコネクタを設けるとともに、コネクタ
を伝送用ケーブルを介して制御盤に接続したものであ
る。
係るエレベータは、機械室内に設置されて運行管理制御
を行う制御盤と、カゴ室の壁に取り付けられてカゴ室の
運転操作を行うスイッチが設けられたカゴ操作盤と、制
御盤の運行情報データを取り込む携帯用保守装置とを備
えたエレベータにおいて、カゴ操作盤に携帯用保守装置
を接続するためのコネクタを設けるとともに、コネクタ
を伝送用ケーブルを介して制御盤に接続したものであ
る。
【0007】また、この発明の第2の発明に係るエレベ
ータは、上記第1の発明において、携帯用保守装置は、
カゴ室の手動運転操作を行うキー群を備えたものであ
る。
ータは、上記第1の発明において、携帯用保守装置は、
カゴ室の手動運転操作を行うキー群を備えたものであ
る。
【0008】
【作用】この発明の第1の発明においては、保守点検の
際に、携帯用保守装置をカゴ操作盤に設けられたコネク
タに接続すれば、制御盤に格納されている運行情報デー
タが伝送用ケーブルを介して携帯用保守装置に取り込ま
れる。
際に、携帯用保守装置をカゴ操作盤に設けられたコネク
タに接続すれば、制御盤に格納されている運行情報デー
タが伝送用ケーブルを介して携帯用保守装置に取り込ま
れる。
【0009】また、この発明の第2の発明においては、
携帯用保守装置をカゴ操作盤に設けられたコネクタに接
続した状態で、携帯用保守装置のキー群を操作すること
により、カゴ室の手動運転操作ができる。
携帯用保守装置をカゴ操作盤に設けられたコネクタに接
続した状態で、携帯用保守装置のキー群を操作すること
により、カゴ室の手動運転操作ができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るエレベータ
の保守状態を示す模式図、図2はこの発明の実施例1に
係るエレベータのカゴ室内のカゴ操作盤を示す正面図で
あり、図において図4および図5に示した従来のエレベ
ータと同一または相当部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るエレベータ
の保守状態を示す模式図、図2はこの発明の実施例1に
係るエレベータのカゴ室内のカゴ操作盤を示す正面図で
あり、図において図4および図5に示した従来のエレベ
ータと同一または相当部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0011】図において、20はカゴ室6内の袖壁に設
けられたカゴ操作盤であり、このカゴ操作盤20には制
御盤3のコネクタ5に伝送用ケーブル22で接続された
コネクタ21が設けられている。そして、このコネクタ
21は運行状態ではスライドカバー23により塞閉され
ている。なお、従来のエレベータにおいて制御盤3に設
けられている保守スイッチ4は、携帯用保守装置12の
キー12bに割り当てており、またカゴ操作盤20の他
の構成は、従来のカゴ操作盤7と同様に構成されてい
る。
けられたカゴ操作盤であり、このカゴ操作盤20には制
御盤3のコネクタ5に伝送用ケーブル22で接続された
コネクタ21が設けられている。そして、このコネクタ
21は運行状態ではスライドカバー23により塞閉され
ている。なお、従来のエレベータにおいて制御盤3に設
けられている保守スイッチ4は、携帯用保守装置12の
キー12bに割り当てており、またカゴ操作盤20の他
の構成は、従来のカゴ操作盤7と同様に構成されてい
る。
【0012】つぎに、この実施例1のエレベータの保守
点検動作について説明する。保守点検を実施する場合に
は、保守員がカゴ室6内に入り、スライドカバー23を
スライドさせてコネクタ21を開口し、携帯する携帯用
保守装置12の保守装置側コネクタ12aをカゴ操作盤
20のコネクタ21に嵌入して接続する。そして、携帯
用保守装置12のキー12bを操作して、運行状態(自
動運転モード)から保守状態(手動運転モード)に切り
替え、伝送用ケーブル22を介して制御盤3から運行情
報データを携帯用保守装置12に取り込む。ついで、保
守員はキー12bを操作して必要な運行情報データ、例
えば戸閉まり不良データを表示部12cに呼び出し、点
検箇所を確認する。そして、保守員は鍵によりスイッチ
カバー11を開け、操作スイッチ10を操作して(すな
わち手動運転操作して)カゴ室6を移動させ所望の位置
に停止させて、戸の開閉装置回りの保守点検作業を実施
する。
点検動作について説明する。保守点検を実施する場合に
は、保守員がカゴ室6内に入り、スライドカバー23を
スライドさせてコネクタ21を開口し、携帯する携帯用
保守装置12の保守装置側コネクタ12aをカゴ操作盤
20のコネクタ21に嵌入して接続する。そして、携帯
用保守装置12のキー12bを操作して、運行状態(自
動運転モード)から保守状態(手動運転モード)に切り
替え、伝送用ケーブル22を介して制御盤3から運行情
報データを携帯用保守装置12に取り込む。ついで、保
守員はキー12bを操作して必要な運行情報データ、例
えば戸閉まり不良データを表示部12cに呼び出し、点
検箇所を確認する。そして、保守員は鍵によりスイッチ
カバー11を開け、操作スイッチ10を操作して(すな
わち手動運転操作して)カゴ室6を移動させ所望の位置
に停止させて、戸の開閉装置回りの保守点検作業を実施
する。
【0013】このように、この実施例1によれば、カゴ
室6の袖壁に設けられたカゴ操作盤20に携帯用保守装
置12の保守装置側コネクタ12aを嵌入接続するコネ
クタ21を設け、このコネクタ21に伝送用ケーブル2
2を介して制御盤3のコネクタ5を接続しているので、
制御盤3内にメモリされている運行情報データが機械室
2内に移動することなくカゴ室6内にいて携帯用保守装
置20内に取り込むことができ、保守点検の作業性を向
上させることができるという効果がある。
室6の袖壁に設けられたカゴ操作盤20に携帯用保守装
置12の保守装置側コネクタ12aを嵌入接続するコネ
クタ21を設け、このコネクタ21に伝送用ケーブル2
2を介して制御盤3のコネクタ5を接続しているので、
制御盤3内にメモリされている運行情報データが機械室
2内に移動することなくカゴ室6内にいて携帯用保守装
置20内に取り込むことができ、保守点検の作業性を向
上させることができるという効果がある。
【0014】実施例2.図3はこの発明の実施例2に係
るエレベータのカゴ室のカゴ操作盤を示す正面図であ
り、図において30はカゴ室6の袖壁に設けられたカゴ
操作盤であり、このカゴ操作盤30は上記実施例1によ
るカゴ操作盤20の操作スイッチ10を携帯用保守装置
12のキー12bに割り当てて、カゴ操作盤から操作ス
イッチ10やスイッチカバー11を省略したものであ
る。
るエレベータのカゴ室のカゴ操作盤を示す正面図であ
り、図において30はカゴ室6の袖壁に設けられたカゴ
操作盤であり、このカゴ操作盤30は上記実施例1によ
るカゴ操作盤20の操作スイッチ10を携帯用保守装置
12のキー12bに割り当てて、カゴ操作盤から操作ス
イッチ10やスイッチカバー11を省略したものであ
る。
【0015】つぎに、この実施例2のエレベータの保守
点検動作について説明する。保守点検を実施する場合に
は、保守員がカゴ室6内に入り、スライドカバー23を
スライドさせてコネクタ21を開口し、携帯する携帯用
保守装置12の保守装置側コネクタ12aをカゴ操作盤
20のコネクタ21に嵌入して接続する。そして、携帯
用保守装置12のキー12bを操作して、運行状態から
保守状態に切り替え、伝送用ケーブル22を介して制御
盤3から運行情報データを携帯用保守装置12に取り込
む。ついで、保守員はキー12bを操作して必要な運行
情報データ、例えば戸閉まり不良データを表示部12c
に呼び出し、点検箇所を確認する。そして、保守員はキ
ー12bを操作してカゴ室6を移動させ所望の位置に停
止させて、戸の開閉装置回りの保守点検作業を実施す
る。
点検動作について説明する。保守点検を実施する場合に
は、保守員がカゴ室6内に入り、スライドカバー23を
スライドさせてコネクタ21を開口し、携帯する携帯用
保守装置12の保守装置側コネクタ12aをカゴ操作盤
20のコネクタ21に嵌入して接続する。そして、携帯
用保守装置12のキー12bを操作して、運行状態から
保守状態に切り替え、伝送用ケーブル22を介して制御
盤3から運行情報データを携帯用保守装置12に取り込
む。ついで、保守員はキー12bを操作して必要な運行
情報データ、例えば戸閉まり不良データを表示部12c
に呼び出し、点検箇所を確認する。そして、保守員はキ
ー12bを操作してカゴ室6を移動させ所望の位置に停
止させて、戸の開閉装置回りの保守点検作業を実施す
る。
【0016】このように、この実施例2によれば、上記
実施例1によるカゴ操作盤20の操作スイッチ10を携
帯用保守装置12のキー12bに割り当てて、カゴ操作
盤から操作スイッチ10やスイッチカバー11を省略し
てカゴ操作盤30を構成しているので、カゴ室6を手動
運転操作する際に、鍵によりスイッチカバー11を開け
て操作スイッチ10を操作するという繁雑な操作をする
ことなく、携帯用保守装置12のキー12bのみを操作
して簡易にカゴ室6を手動運転操作でき、保守点検の作
業性を一層向上させることができるという効果がある。
また、スイッチカバー11を省略して鍵穴13をなくし
ているので、鍵穴13に異物が混入してスイッチカバー
11が開かなくなるような事故が防止でき、簡易に保守
点検できるとともに、緊急時にも速やかに対処すること
ができるという効果もある。
実施例1によるカゴ操作盤20の操作スイッチ10を携
帯用保守装置12のキー12bに割り当てて、カゴ操作
盤から操作スイッチ10やスイッチカバー11を省略し
てカゴ操作盤30を構成しているので、カゴ室6を手動
運転操作する際に、鍵によりスイッチカバー11を開け
て操作スイッチ10を操作するという繁雑な操作をする
ことなく、携帯用保守装置12のキー12bのみを操作
して簡易にカゴ室6を手動運転操作でき、保守点検の作
業性を一層向上させることができるという効果がある。
また、スイッチカバー11を省略して鍵穴13をなくし
ているので、鍵穴13に異物が混入してスイッチカバー
11が開かなくなるような事故が防止でき、簡易に保守
点検できるとともに、緊急時にも速やかに対処すること
ができるという効果もある。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】この発明の第1の発明に係るエレベータ
は、カゴ操作盤に携帯用保守装置を接続するためのコネ
クタを設けるとともに、コネクタを伝送用ケーブルを介
して制御盤に接続しているので、機械室とカゴ室との間
を行き来することなく、カゴ室内にいて運行情報データ
を携帯用保守装置に取り込むことができ、保守点検の作
業性を向上させることができる。
は、カゴ操作盤に携帯用保守装置を接続するためのコネ
クタを設けるとともに、コネクタを伝送用ケーブルを介
して制御盤に接続しているので、機械室とカゴ室との間
を行き来することなく、カゴ室内にいて運行情報データ
を携帯用保守装置に取り込むことができ、保守点検の作
業性を向上させることができる。
【0019】また、この発明の第2の発明に係るエレベ
ータは、上記第1の発明において、携帯用保守装置にカ
ゴ室の手動運転操作を行うキー群を備えているので、携
帯用保守装置によりカゴ室の手動運転操作ができ、保守
点検の作業性を一層向上させることができる。さらに、
カゴ操作盤から手動運転操作のスイッチおよび該スイッ
チを収納するスイッチカバーを省略でき、スイッチカバ
ーの鍵穴に異物が混入してスイッチカバーの開閉ができ
なくなることによる手動運転操作のスイッチの操作不能
を防止することができる。
ータは、上記第1の発明において、携帯用保守装置にカ
ゴ室の手動運転操作を行うキー群を備えているので、携
帯用保守装置によりカゴ室の手動運転操作ができ、保守
点検の作業性を一層向上させることができる。さらに、
カゴ操作盤から手動運転操作のスイッチおよび該スイッ
チを収納するスイッチカバーを省略でき、スイッチカバ
ーの鍵穴に異物が混入してスイッチカバーの開閉ができ
なくなることによる手動運転操作のスイッチの操作不能
を防止することができる。
【図1】この発明の実施例1に係るエレベータの保守状
態を示す模式図である。
態を示す模式図である。
【図2】この発明の実施例1に係るエレベータのカゴ操
作盤を示す正面図である。
作盤を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例2に係るエレベータのカゴ操
作盤を示す正面図である。
作盤を示す正面図である。
【図4】従来のエレベータの保守状態を示す模式図であ
る。
る。
【図5】従来のエレベータのカゴ操作盤を示す正面図で
ある。
ある。
2 機械室 3 制御盤 6 カゴ室 8 行先階ボタン(スイッチ) 9 開閉ボタン(スイッチ) 12 携帯用保守装置 12b キー 20 カゴ操作盤 21 コネクタ 22 伝送用ケーブル 30 カゴ操作盤
Claims (2)
- 【請求項1】 機械室内に設置されて運行管理制御を行
う制御盤と、カゴ室の壁に取り付けられてカゴ室の自動
運転操作を行うスイッチが設けられたカゴ操作盤と、前
記制御盤の運行情報データを取り込む携帯用保守装置と
を備えたエレベータにおいて、前記カゴ操作盤に前記携
帯用保守装置を接続するためのコネクタを設けるととも
に、前記コネクタを伝送用ケーブルを介して前記制御盤
に接続したことを特徴とするエレベータ。 - 【請求項2】 携帯用保守装置は、カゴ室の手動運転操
作を行うキー群を備えていることを特徴とする請求項1
記載のエレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP370994A JPH07206301A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP370994A JPH07206301A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エレベータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07206301A true JPH07206301A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11564873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP370994A Pending JPH07206301A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07206301A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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