JPH07204364A - ハサミ - Google Patents

ハサミ

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JPH07204364A
JPH07204364A JP622494A JP622494A JPH07204364A JP H07204364 A JPH07204364 A JP H07204364A JP 622494 A JP622494 A JP 622494A JP 622494 A JP622494 A JP 622494A JP H07204364 A JPH07204364 A JP H07204364A
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scissors
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thin plate
set screw
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Kimie Kouno
仁重 河野
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Naruto KK
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Naruto KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】頻繁な手入れを必要とせず、良好な回動状態を
長期にわたって維持することのできる使い勝手に優れた
ハサミを提供することを目的としている。 【構成】動刃2と静刃3との相対峙する接合面20,3
0に、それぞれ溝部21,31が形成され、この溝部2
1,31間にパッキン状薄板4を介した状態で、この部
分が支軸ピン5と止ネジ6とによって枢着されてなるハ
サミ1であって、パッキン状薄板4の両面に、複数の潤
滑剤保持凹部40が設けられたものである。また、支軸
ピン5と止ネジ6との螺合具合によって動刃2と静刃3
との回動抵抗が調節できるようになされたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、理美容ハサミに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、理美容分野で使用されるハサミ
には、優れた回動性や耐久性が要求される。
【0003】そのため、従来より、このような理美容分
野で使用されるハサミは、動刃と静刃との相対峙する接
合面に、それぞれ溝部を形成し、この溝部間に、耐磨耗
性のパッキン状薄板を介した状態で、この部分を支軸ピ
ンと止ネジとによって枢着するようになされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ハサミは、枢着部分にオイルやグリスなどの潤滑剤を差
して回動状態を良好に保つようになされているが、上記
従来のパッキン状薄板の場合、差した潤滑剤が留まる所
が無いので、潤滑剤が切れやすく、頻繁に潤滑剤を差し
て手入れをしなければならないといった不都合を生じ
る。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、頻繁な手入れを必要とせず、良好な回動状態を長期
にわたって維持することのできる使い勝手に優れたハサ
ミを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のハサミは、動刃と静刃との相対峙する接合面
に、それぞれ溝部が形成され、この溝部間にパッキン状
薄板を介した状態で、この部分が支軸ピンと止ネジとに
よって枢着されてなるハサミであって、パッキン状薄板
の両面に、複数の潤滑剤保持凹部が設けられたものであ
る。また、支軸ピンと止ネジとの螺合具合によって動刃
と静刃との回動抵抗が調節できるようになされたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明によると、枢着部に差したオイルが、パ
ッキン状薄板に設けた複数の潤滑剤保持凹部に保持され
ることとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1はハサミ1の全体構成の概略を示し、
図2は同ハサミ1の要部断面を示している。
【0010】すなわち、このハサミ1は、動刃2と静刃
3との相対峙する接合面20,30に、それぞれ溝部2
1,31を形成し、この溝部21,31間にパッキン状
薄板4を介した状態で、この部分を支軸ピン5と止ネジ
6とによって枢着するようになされている。
【0011】動刃2の接合面20に形成された溝部21
は、円形状となされており、その深さは、動刃2の把持
部22から刃先部23に向けて連続的に徐々に深くなる
ように形成されている。また、動刃2を貫通するよう
に、溝部21の中央部に円錐形状の支軸孔24が穿孔さ
れている。
【0012】静刃3の接合面30に形成された溝部31
も、上記動刃2の溝部21と同様に、円形状となされて
おり、その深さは、静刃3の把持部32から刃先部33
に向けて連続的に徐々に深くなるように形成されてい
る。また、静刃3を貫通するように、溝部31の中央部
に四角柱形状の支軸孔34が穿孔されている。
【0013】パッキン状薄板4は、前記溝部21,31
の間に挿嵌可能なワッシャ状に形成されており、図3に
示すように、その両面には、円錐状の凹部40が、片面
に付き40個ずつ満遍なく散らばるように設けられてい
る。そして、この凹部40内に、支軸部に差したオイル
やグリスなどの潤滑剤(図示省略)を保持できるように
なされている。この凹部40としては、その内部にオイ
ルやグリスなどの潤滑剤(図示省略)を保持できるもの
であれば、特に円錐状のものに限定されるものではな
く、半球状、角錐状、立方体状などもしくはこれらの組
み合わされた各種形状のものであってもよい。また、凹
部40の数としても、特に片面に付き40個ずつに限定
されるものではなく、パッキン状薄板4の大きさに応じ
て適宜凹部40の数が増減されたのであってもよい。こ
のパッキン状薄板4の材質としては、ステンレス鋼、耐
磨耗性樹脂またはセラミック材料などによって構成する
ことができる。具体的には、ジルコン樹脂で形成したも
のを好適に用いることができる。
【0014】支軸ピン5は、頭部51の基端から連続し
て軸部52、角軸部53およびネジ軸部54が連設され
たもので、軸部52の基端部には、ワッシャ55を保持
するための保持溝部56が周設されている。そして、こ
の保持溝部56にワッシャ55を嵌合保持させておくこ
とで、組み立て時にワッシャ55が支軸ピン5から抜け
たりしてばらけることもなく、容易に組み立て作業を行
うことができることとなる。
【0015】止ネジ6は、支軸ピン5のネジ軸部54に
螺合するようになされたもので、その外周面には、止ネ
ジ6を指で容易に螺合できるようにローレット加工され
た滑り止部61が形成されている。また、この螺合状態
で支軸ピン5の頭部51と対向することとなる止ネジ6
の内面側には、爪歯車62が周設されている。
【0016】このようになるハサミ1は、支軸ピン5の
頭部51が動刃2の支軸孔24に位置し、軸部52がパ
ッキン状薄板4に位置し、角軸部53が静刃3の支軸孔
34に位置するように、それぞれ動刃2、パッキン状薄
板4および静刃3の順に、支軸ピン5が挿通される。そ
して、静刃3の外側に突出したネジ軸部54に弧状板バ
ネ7を介して止ネジ6を螺合することによって組み立て
られる。
【0017】この弧状板バネ7には、支軸ピン5を挿通
する挿通孔71が設けられ、その一端部には、係止片7
2が突設され、静刃3に設けた係止孔35に挿入係止す
るようになされている。そして、止ネジ6の螺合によっ
て、弧状に反った弧状板バネ7が徐々に板状に延ばさ
れ、この際発生する弾力によって、動刃2および静刃3
と、この両者間に設けられたパッキン状薄板4との回動
抵抗を決定するようになされている。すなわち、止ネジ
6を固く螺合して弧状板バネ7による弾性力が強く働く
ようにすることで、動刃2と静刃3との回動は重くな
る。また、止ネジ6を緩く螺合して弧状板バネ7による
弾性力が弱く働くようにすることで、動刃2と静刃3と
の回動は軽くなる。この回動抵抗の調節は、止ネジ6の
螺合具合を、使用者の好みに合わせて適当に調節するこ
とで容易に行うことができる。また、この際調節した止
ネジ6が緩まないように、弧状板バネ7に突起部73が
突設され、この突起部73が止ネジ6の爪歯車62と噛
合するようになされている。これにより、止ネジ6は、
間欠的に回動するようになされている。
【0018】このように、ハサミ1の使い心地は、止ネ
ジ6の螺合具合によって、動刃2および静刃3とこの両
者間に設けられたパッキン状薄板4との回動抵抗を調節
することによって決定されるため、動刃2および静刃3
の溝部21,31と、パッキン状薄板4との間には、オ
イルまたはグリスなどの潤滑剤(図示省略)が差され
る。これにより、回動抵抗が重くなるように設定した場
合であっても、滑らかな回動状態が得られる。また、こ
の滑らかな回動状態は、パッキン状薄板4に設けた凹部
40内に潤滑剤が保持されることによって長期間にわた
って維持されることとなり、手入れを怠っているような
場合であっても、良好な使い心地を長期間にわたって維
持することができる。
【0019】また、このハサミ1は、動刃2および静刃
3に形成された溝部21,31が、それぞれ把持部2
2,32から刃先部23,33に向けて連続的に徐々に
深くなるように形成されているので、ハサミ1を開いた
状態から閉じて行くと、図2に示すように、溝部21,
31の浅い部分にパッキン状薄板4が挟持され、把持部
22,32の間隔が拡がり、刃先部23,33がより近
接することとなり、刃先部23,33同士が適正にすり
合わされることとなる。すなわち、回動抵抗が軽くなる
ように設定している場合でも、ハサミ1を閉じた状態で
は、溝部21,31の浅い部分にパッキン状薄板4が挟
持され、弧状板バネ7の弾力に抗して把持部22,32
の間隔が拡がろうとする。そのため、ハサミ1を閉じた
状態では、回動抵抗が若干変化して重くなるが、上述し
たように、パッキン状薄板4に設けた凹部40内に潤滑
剤が保持されるので、このような場合も良好な使い心地
が長期間にわたって維持されることとなる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、枢
着部に差したオイルやグリスなどの潤滑剤が、パッキン
状薄板に設けた複数の潤滑剤保持凹部に保持されること
となるので、この潤滑剤保持凹部に保持された潤滑剤に
よって、頻繁な手入れをすることなく動刃と静刃との良
好な回動状態を長期にわたって維持することができる。
【0021】また、上述した効果は、パッキン状薄板に
複数の潤滑剤保持凹部を設けた簡単な構成で実現するこ
とができるため、組立分解などの作業が複雑化したり、
製造コストが高くなるといったこともなく、使い勝手に
優れた安価なハサミを提供することができることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハサミの全体構成の概略を示す分解斜視図であ
る。
【図2】ハサミの支軸部を示す部分断面図である。
【図3】パッキン状薄板を示す平面図および同平面図に
おけるI−I線断面図である。
【符号の説明】
1 ハサミ 2 動刃 20 接合面 21 溝部 3 静刃 30 接合面 31 溝部 4 パッキン状薄板 40 凹部(潤滑剤保持凹部) 5 支軸ピン 6 止ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動刃と静刃との相対峙する接合面に、そ
    れぞれ溝部が形成され、この溝部間にパッキン状薄板を
    介した状態で、この部分が支軸ピンと止ネジとによって
    枢着されてなるハサミであって、 パッキン状薄板の両面に、複数の潤滑剤保持凹部が設け
    られたことを特徴とするハサミ。
  2. 【請求項2】 支軸ピンと止ネジとの螺合具合によって
    動刃と静刃との回動抵抗が調節できるようになされた請
    求項1記載のハサミ。
JP6006224A 1994-01-25 1994-01-25 ハサミ Expired - Lifetime JP2760744B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005087361A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Matetsuku Matsuzaki:Kk はさみ類の両刃枢着装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57140262U (ja) * 1981-02-26 1982-09-02
JPH0428867U (ja) * 1990-06-30 1992-03-09

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