JPH07202599A - 音量コントロール回路 - Google Patents

音量コントロール回路

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JPH07202599A
JPH07202599A JP5334183A JP33418393A JPH07202599A JP H07202599 A JPH07202599 A JP H07202599A JP 5334183 A JP5334183 A JP 5334183A JP 33418393 A JP33418393 A JP 33418393A JP H07202599 A JPH07202599 A JP H07202599A
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transistor
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Reiji Tagome
礼二 田篭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音量最大時でのコントロール電流の不足を補償
し、利得の損失を小さくするとともにダイナミックレン
ジの大きな音量コントロール回路を提供すること。 【構成】パラレルデータのMSBを用いて、D/A変換
手段20の基準電流値を切り換える。ゲート回路G1と
スイッチングトランジスタQ51で構成されるスイッチ
回路31へスイッチング信号を供給し、基準電流回路2
1と制御手段30の定電流回路の和の電流値、あるいは
基準電流回路21の電流値を基準電流に設定する。D/
A変換手段20のLSBに対応する電流設定値をスイッ
チオフ時には、3.125 μAとし、スイッチオン時には、
6.25μAとする。音量最大時には、各ビットの電流の総
和が音量調節回路10の制御電流ICONTとして設定さ
れ、基準電流Iref と制御電流の比で決定される損失が
改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声処理回路などに用
いられる音量コントロール回路に係り、特にバスライン
制御のサウンドプロセッサICのような、論理的に音量
コントロールを行う音量コントロール回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声は、音声周波数などのスペク
トラム解析が行われ、音声用のICが各種、開発されて
いる。音源の音量あるいは音質などが、音声信号の伝達
系たとえば、人間の聴覚機構あるいは信号伝達の伝送媒
質などから考慮される。一般には、人間の聴覚特性は、
音源の大きさが20dB減衰した時には、ほぼ半分の大
きさに聞こえると言われている。これを、数式で表す
と、次式のような対数特性となる。
【数1】 Aは、聴覚感度、Xは、音源の強度である。この特性に
合っているものを理想的な音量コントロール回路という
ことができる。
【0003】図9に理想的な音量コントロールカーブを
示す。縦軸は音量の減衰量、横軸は、階調数を示してい
る。また、音量コントロール回路の集積回路で一般的に
使用されている回路を図10に示す。この回路は、コン
トロール電流ICONTの設定により、音量を調節する回路
であり、以下図面を参照して説明する。
【0004】音源AC1の入力音声信号INは、トラン
ジスタQ9、Q10と、各トランジスタのエミッタに共
通に接続されるエミッタ抵抗REと、電流源I0 とで構
成される差動増幅回路11で増幅され、負荷抵抗RLを
介して出力される。
【0005】差動増幅回路11の各トランジスタQ9,
Q10のコレクタは、各々、直流電源VCCにバイアス調
整回路12の差動回路12a,12bを介して接続され
る。各バイアス用の差動回路12a,12bは、一対の
トランジスタQ5〜Q6,Q7〜Q8と、トランジスタ
Q6,Q7のコレクタに接続される直流電源VCCと、ト
ランジスタQ5,Q8のコレクタに接続されるコレクタ
・ベース接続のダイオードQ2,Q3と、このダイオー
ドQ2,Q3にベースが接続され、エミッタが直流電源
に接続されるトランジスタQ1、Q4とを備えている。
また、外部負荷の駆動能力を向上させるトランジスタQ
11,Q12のエミッタは基準電位に接続され、ベース
は、トランジスタQ13のエミッタへ接続される。トラ
ンジスタQ13のベースは、トランジスタQ11のコレ
クタへ接続され、トランジスタQ13のコレクタは直流
電Vccに接続される。
【0006】差動回路12のトランジスタQ5〜Q8の
各ベースは、基準電流設定用(Iref )の基準電流回路
13と、コントロール電流ICONTで設定されるコントロ
ール電流設定用回路14A,14Bに、各々接続され、
各ベース電位VB1,VB2が、基準電流Iref とコン
トロール電流ICONTで設定される。
【0007】基準電流回路13は、直流電源VCCに接続
されたコレクタ・ベース接続のダイオードQ19〜Q2
3と電流源Iref とを備えており、基準電流源Iref が
ベースに接続され、エミッタが基準電位に接続されるト
ランジスタQ26と、このトランジスタQ26のエミッ
タに接続されるコレクタ・ベース接続の2段接続のダイ
オードQ24、Q25と、抵抗R3と、直流電源VCCと
で構成される。バイアス調整回路12の一方の差動回路
12aのトランジスタQ5、他方の差動回路12bのト
ランジスタQ8の各々のベースに、基準電流回路13の
トランジスタQ26のエミッタ電圧がダイオードQ2
4,Q25を介して供給される。
【0008】コントロール電流設定用回路14aは、基
準電流回路13と同様に5段接続のダイオードQ14〜
Q18と、トランジスタQ31とで構成される定電流回
路とを備え、トランジスタQ31のベース電流をコント
ロール電流ICONTで制御し、トランジスタのエミッタ電
圧をVB2を制御する。また、コントロール電流設定用
回路14bは、2段のダイオードQ27,Q28とトラ
ンジスタQ29および抵R4の直列接続にて成り、ダイ
オードQ27、抵抗R4の接続点が各差動回路12a、
12bのトランジスタQ6、Q7のベースに接続され
る。
【0009】音量コントロール回路10は、コントロー
ル電流ICONTの設定により、音量を最大からセンタに絞
ると、ほぼ20dB減衰し、音量を更に絞ると、急激に
減衰するようになっている。これは、減衰量が足りない
と残音として音が聞こえてしまうからであり、この残音
特性を除去するため、コレクタ・ベース接続のダイオー
ドQ14〜Q18,Q19〜Q23を5段、積み重ねて
いる。
【0010】以下、PN接合系の各電位関係を電子物性
を用いて詳細に説明する。バイポーラトランジスタのコ
レクタ電流をIC 、PN接合の逆方向の飽和電流をIS
、分子運動の熱係数;ボルツマン定数をK、カルビン
温度で表される絶対温度をT、電子の電荷をqとする。
コレクタ、ベース、エミッタ間の各電圧は、コレクタ;
C、ベース;B、エミッタ;Eの添字を加えて示し、た
とえばVBEでベース・エミッタ間の電位を示すものとす
る。なお、基準電流源の電流値をIref とし、コントロ
ール電流をICONTとする。また、バイポーラトランジス
タのエミッタ−コレクタ間電流増幅率をαとする。差動
回路12a,12bの入力電圧をVB1,VB2(図1
0参照)とすると、
【数2】 上式より差分を計算すると、
【数3】 さらに、PN接合系の電流特性を指数関数で表し、
【数4】 とすると、次式が算出される。
【数5】 差動増幅回路11のトランジスタQ10のベースには、
DC電圧、コレクタの出力信号が負荷抵抗RLを介して
帰還されている。音声信号の増幅率は、エミッタ抵抗R
Eと負荷抵抗RL、エミッタ電流;電流源I0 と上式の
コレクタ電流ICから算出される。デシベルに換算した
式を次式に示す。
【数6】 ここで、20dB減衰させるためには、Iref /Icont
=1.55にすれば良いことが上式より分かる。
【0011】ところが、図11に示すように、Iref /
Icont=1.55を中間値として減衰特性を設定すると、コ
ントロール電流ICONTは、リニアに変化するため、最小
値、最大値は、一意的に決定され、最大値では、電流比
は、0.775となり、減衰量2.14dBとなる。図11の点
線で示すように、減衰特性を変化させ、コントロール電
流値を中間値の3倍で最大値となるように制御電流を設
定すると最大値での減衰量は、0.31dBと改善される
が、最小値の設定が最小音量の特性に対応せず、動作範
囲外となるため、中間値近傍まで不感帯となるという問
題があった。
【0012】また、この問題の改善策として、負荷抵抗
RLを大きくして、利得を稼ぐ方法が考えられる。しか
しながら、この方法では、抵抗の熱雑音、インピーダン
ス不整合、あるいは、帰還系などから雑音特性を考慮す
ると、負荷抵抗RLがノイズ特性劣化の要因となり、残
留ノイズが悪化するという問題が生じる。また、DCオ
フセット成分、すなわち入出力信号の誤差成分は、負荷
抵抗値によりオフセット量が増大するため、この値を大
きくすることは、動作特性上不利となる。さらに、エミ
ッタ抵抗REを小さくすると、入力の最小感度が低下す
るほか、入力ダイナミックレンジが小さくなるため、バ
イアス電流を大きくしなければならない。これは、消費
電流の増大を招き、DCオフセットの悪化を招くという
問題がある。
【0013】結局、負荷抵抗RLとエミッタ抵抗REを
用いた減衰率の改善では、さほどの改善が得られず、ま
た、音量最大値でのノイズレベルについても、損失の大
きい方が悪いという問題が残り、コントロール電流の特
性がリニアでは、最大音量設定時での利得の損失を回路
の諸特性を損なわずに改善することが不可能であるとい
う問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の回
路では、コントロール電流をリニアに変化させ、音量を
可変にしているため、最大音量設定時の損失低減、入力
のダイナミックレンジの拡大、ノイズの低減といった動
作特性を同時に改善することが不可能であるという問題
があった。
【0015】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
音量最大時でのコントロール電流の不足を補償し、利得
の損失を小さくするとともにダイナミックレンジの大き
な音量コントロール回路を提供することを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の音量コン
トロール回路は、音声信号源に結合した入力端子および
音量調整用電圧が供給される制御端子を有する音量調整
回路と、複数ビットのパラレルデータを供給する手段
と、前記データの各ビット毎に対応して並列に形成した
複数の電流回路を含み、各電流回路を各ビットデータに
よってそれぞれオン・オフ制御し、これら電流回路を流
れる総和電流を出力として供給するD/A変換回路と、
前記パラレルデータの内、最上位ビットのデータに応答
して前記各電流回路の電流量を切り換え、前記D/A変
換回路からの出力電流を非線形に制御する制御手段と、
前記D/A変換回路からの出力電流を電圧に変換して前
記音量調整用電圧を発生する手段とを具備したことを特
徴とするものである。
【0017】請求項2記載の音量コントロール回路は、
請求項1記載の音量コントロール回路において、前記D
/A変換回路の各電流回路が、エミッタを共通接続し差
動回路を成す第1、第2のトランジスタと、この第1、
第2のトランジスタのエミッタに結合した第1の定電流
源と、前記第1、第2のトランジスタのベースバイアス
源と、前記第1のトランジスタのベース電圧をビットデ
ータに応答して制御し、第1、第2のトランジスタのオ
ン・オフ状態を切り換える手段とを具備し、各電流回路
の第1のトランジスタのコレクタを直流電圧源に接続
し、第2のトランジスタのコレクタを互いに結合して出
力電流を得るようにしたことを特徴とするものである。
【0018】請求項3記載の音量コントロール回路は、
請求項1記載の音量コントロール回路は、前記制御手段
が、エミッタを共通接続し差動回路を成す第3、第4の
トランジスタと、この第3、第4のトランジスタのエミ
ッタに結合した第2の定電流源と、前記第3、第4のト
ランジスタのベースバイアス源と、前記第3のトランジ
スタのベース電圧を前記最上位ビットデータに応答して
制御し第3、第4のトランジスタのオン、オフ状態を切
り換える手段と、第3のトランジスタのコレクタに入力
端子を結合した第1のカレントミラー回路と、この第1
のカレントミラー回路の出力電流および第3の定電流源
からの電流が入力として供給される第2のカレントミラ
ー回路を具備し、前記第2のカレントミラー回路の出力
電流で前記各電流回路の電流量を決定するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項4記載の音量コントロール回路は、
音声信号に結合した入力端子および音量調整用電圧が供
給される制御端子を有する音量調整回路と、複数ビット
のパラレルデータを供給する手段と、前記データのパラ
レルデータを供給する手段と、前記データの各ビット毎
に並列に形成した複数の電流回路を含み、各電流回路を
流れる電流が順次異なる値に設定され、これら電流回路
を流れる総和電流を出力として供給するD/A変換回路
と、パラレルデータの内、最上位ビットのデータに応答
して前記各電流回路の電流量の倍率を切り換え、前記D
/A変換回路の出力電流の変化特性を第1の領域と第2
の領域とで非線形に制御する制御手段と、前記D/A変
換回路からの出力電流を電圧に変換して前記音量調整用
電圧を発生する手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0020】
【作用】本発明においては、D/A変換手段の基準電流
を制御手段で制御し、基準電流を任意に設定することに
より、最大音量時での損失を抑制すると同時に最小音量
から最大音量までの入力ダイナミックレンジを拡大する
ことが可能となる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の音量コントロール回路の一実
施例である。図10と同様の構成要素には、同一の符号
を付して説明するものとする。図1において、音量コン
トロール回路は、音量調節回路10と、D/A変換手段
20と、コントロール電流を非線形に制御する制御手段
30とを備えている。
【0022】音量調節回路10は、従来と同様の構成で
あり、コントロール電流が制御手段30により制御され
る。
【0023】制御手段30は、定電流回路と、スイッチ
回路31とで構成される。定電流回路は、一対のトラン
ジスタQ49,Q50を備えた差動回路と、直流電源V
CCと、定電流源を構成するトランジスタQ46,Q5
2,Q53,抵抗R17,R20と、差動回路の一方の
トランジスタQ50のコレクタに接続されるコレクタ・
ベース接続のダイオード接続のトランジスタQ48と、
このトランジスタQ48のベースに接続され、コレクタ
が基準電流回路21に接続されるトランジスタQ47と
で構成される。
【0024】前記差動回路Q49,Q50の一方のトラ
ンジスタQ49のベースには、スイッチ回路31が接続
され、他方には直流電源V2が接続される。スイッチ回
路31は、直流電源V1と、抵抗R18と、スイッチン
グトランジスタQ51と、抵抗R19と、ゲート回路G
1とで構成される。直流電源V1が、抵抗R18を介し
て、スイッチングトランジスタQ51のコレクタへ接続
され、このトランジスタQ51のエミッタは抵抗R19
を介して、ゲート回路G1たとえば、オープンコレクタ
タイプのインバータ回路へ接続される。このスイッチン
グトランジスタQ51のベースは直流電源V3に接続さ
れる。このスイッチ回路31には、パラレルデータバス
の最上位ビットのデータ(以下、MSBという)が供給
される。基準電流回路21は、バイアス設定用の回路と
トランジスタQ44とで構成される基準電流源I1と、
ダイオード接続のトランジスタQ45と、抵抗R16と
を備える。バイアス設定用の回路は、トランジスタQ4
4のベースに接続されるダイオード接続のトランジスタ
Q43と、エミッタ接地型のトランジスタQ42と、Q
42のバイアス回路を構成する抵抗R13、R14とダ
イオード接続のトランジスタQ40,Q41を備える。
また、変換手段20は、制御手段30と、基準電流回路
21と、定電流回路22〜27と、直流電源VCCとを備
えており、定電流回路22〜27が、パラレルデータバ
スの各ビット毎に設けられる。この定電流回路22〜2
7の総和がコントロール電流ICONTとなる。最下位ビッ
ト(以下、LSBという)の定電流値毎に制御電流値I
CONTが設定できるように構成される。定電流回路22が
LSBに対応し、定電流回路27がMSBに対応してい
る。各定電流回路22〜27は、差動回路のトランジス
タQ54〜Q65と、スイッチ回路22a〜27aと、
抵抗R22〜R27と,トランジスタQ66〜Q71で
構成される定電流源I2〜I7とを備える。
【0025】定電流源I2から順次2倍の電流値が設定
され、定電流源I6は16倍の電流値が設定される。各
ビットの定電流回路22〜27は、音量回路10のコン
トロール電流設定用の電流値ICONTを制御するようダイ
オード接続のトランジスタQ100と抵抗R1を介して
直流電源VCCに接続される。ダイオード接続のトランジ
スタQ100は、コントロール電流設定回路14aのト
ランジスタQ200のベースに接続されており、D/A
変換回路20の電流に変化に応じて、直流電源VCCから
トランジスタQ200のエミッタ・コレクタを介して制
御電流ICONTが流れる。この制御電流により、差動増幅
回路11のトランジスタQ9,Q10のコレクタに接続
されるバイアス設定用回路12の差動回路Q6,Q7の
ベース電圧VB2が設定される。
【0026】図1の動作を図2、図3を参照して説明す
る。図2は、図1の回路のD/A変換手段の動作説明図
であり、図3は、図2の回路のコントロール電流の特性
を示す図である。図2において、基準電流回路21の電
流源と制御手段30の電流源には同じ電流が流れるので
各電流源をI1で示している。制御手段30のスイッチ
回路31および各定電流回路22〜27のスイッチ回路
22a〜27aをそれぞれスイッチSW1〜SW7で示
している。これらスイッチSW1〜SW7は、パラレル
ビットの各データによってオン・オフ制御され、6ビッ
トのデータの内、最下位ビットのデータがスイッチSW
2に供給され、順次、上位桁のビットデータがスイッチ
SW3〜SW6に供給され、最上位ビットのデータがス
イッチSW1とSW7に供給されている。
【0027】そして各スイッチSW1〜SW7は、供給
されるデータが“1”のとき、オン“0”であるとき、
各スイッチがオフするようになっている。また、定電流
源I2,I3,・・・I6には順次、倍の電流が流れる
ように設定されている。
【0028】この図2においてスイッチSW1〜SW7
は供給されるビットデータがいずれも“0”であると
き、各スイッチSW1〜SW7はオフとなり、トランジ
スタQ49,Q54,Q58,Q60,Q62,Q64
がオンする。一方、トランジスタQ50,Q55,Q5
7,Q59,Q61,Q63,Q65がオフするため、
トランジスタQ100には、電流が流れず、制御電流は
ゼロである。また、最下位ビット(LSB)のみが
“1”のとき定電流回路22のスイッチSW2のみがオ
ンとなり、電流I2に等しい電流がトランジスタQ10
0に流れる。
【0029】以下、上位ビットのデータが供給されるに
従って電流I3〜I6が流れ、その総和電流がトランジ
スタQ100に流れる。
【0030】さらに最上位ビット(MSB)が“1”に
なるとスイッチSW1とSW7がオンするが、トランジ
スタQ49がオフ、Q50がオンするためQ50に結合
したカレントミラQ48,Q47を介してトランジスタ
Q45に電流が流れ、このトランジスタQ45には定電
流源I1と電流とトランジスタQ47からの電流が加算
されて倍の電流が流れる。このため、Q45とともにカ
レントミラーを構成するトランジスタQ66,Q67,
Q68,Q69,Q70,Q71に流れる電流も倍にな
り、MSBが“1”になった時点(64階調の中間地
点)でトランジスタQ100に流れる電流が増加し図3
のような特性のコントロール電流ICONTが得られる。
【0031】基準電流源の電流は100μAとなり、変
換手段20の最小電流設定値(分解能)は、基準電流を
データ数で割った値すなわち100÷32=3.125μAとな
る。一方、スイッチSW1がオン、すなわちMSBがハ
イの場合、基準電流は、定電流回路の電流値100μA
との和、200μAとなり、D/A変換手段20の最小
電流設定値は、200÷32=6.25μAとなる。小音量範囲を
スイッチSW1;オフ、中間領域から最大領域をスイッ
チSW1;オンとして、図3のコントロール電流特性を
得ることが可能となる。
【0032】また、図4に示すような音量特性が得られ
る。センタ付近Aで、20dBの減衰量が得られ、音量
最大時、各ビットの総和で算出される電流値300μA
を流すことが可能となり、最大時の損失を低減できる。
図中、点線が理想の音量特性カーブであり、実線は、本
発明の実施例の音量コントロール回路の音量特性カーブ
である。スイッチSW1のオン領域とオフ領域の切り換
え点を点Aで示す。
【0033】図5に本発明の他の実施例を示す。データ
を6ビットから7ビットへ変更した例であり、各ビット
に対応する回路を1ビット分付加して構成している以
外、上記実施例と全く同様であり、最上位ビットに対応
する低電流回路28(トランジスタQ78,Q81,Q
82を含む回路)を付加したものである。このような構
成にすることにより、データが増加し、音量最大時の電
流値をさらに増加させることが可能となり、損失を低減
できる。図6に図5の実施例の音量特性を示す。7ビッ
トのデータ、128データの内100階調を用いた例で
あり、図の点線が理想の音量特性、実線が本実施例の音
量特性である。
【0034】また、図7は、図1の構成のうち、残音特
性用の5段直列構成のダイオードQ14〜Q18,Q1
9〜Q25を4段に変更した例である。この場合、従来
例の式1の指数部を5から4に変更して利得が計算され
る。データ量の増加を伴うが、小音量領域の特性が図8
のように改善される。
【0035】なお、本発明の音量コントロール回路のア
ンプの改善による特性向上の効果を下表に示す。
【0036】
【表1】 このように、アンプの性能を改善することにより、負荷
抵抗あるいはエミッタ抵抗の改善による特性劣化が無く
なるばかりでなく、負荷抵抗値を低減することができ、
負荷抵抗に起因するノイズレベルの低減(2.44dBの改善
率)、DCオフセットの低減(9.5%の改善率)、残留
ノイズの低減(0.71dB)を図ることが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、音量
調節回路の増幅回路の性能を、コントロール電流を非線
形に設定して制御することにより、S/Nの向上、残留
ノイズの低減、DCオフセットの低減を実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音量コントロール回路の一実施例
を示す回路図である。
【図2】図1のD/A変換手段の動作を説明する図であ
る。
【図3】図1の音量コントロール回路のコントロール電
流の特性を示す図である。
【図4】図1の音量コントロール回路の音量特性を示す
図である。
【図5】本発明による音量コントロール回路の他の実施
例を示す回路図である。
【図6】図5の音量コントロール回路の音量特性を示す
図である。
【図7】本発明による音量コントロール回路の他の実施
例を示す回路図である。
【図8】図7の音量コントロール回路の音量特性を示す
図である。
【図9】理想の音量コントロール特性を示す図である。
【図10】従来の音量コントロール回路を示す回路図で
ある。
【図11】従来の音量コントロール回路の制御電流の特
性を示す図である。
【符号の説明】
10…音量調節回路 20…D/A変換手段 21…基準電流回路 22〜27…定電流回路 22a〜27a…スイッチ回路 30…制御手段 31…スイッチ回路 Q1〜Q80…トランジスタ G1〜G7…ゲート回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号源に結合した入力端子および音量
    調整用電圧が供給される制御端子を有する音量調整回路
    と、 複数ビットのパラレルデータを供給する手段と、 前記データの各ビット毎に対応して並列に形成した複数
    の電流回路を含み、各電流回路を各ビットデータによっ
    てそれぞれオン・オフ制御し、これら電流回路を流れる
    総和電流を出力として供給するD/A変換回路と、 前記パラレルデータの内、最上位ビットのデータに応答
    して前記各電流回路の電流量を切り換え、前記D/A変
    換回路からの出力電流を非線形に制御する制御手段と、 前記D/A変換回路からの出力電流を電圧に変換して前
    記音量調整用電圧を発生する手段とを具備したことを特
    徴とする音量コントロール回路。
  2. 【請求項2】前記D/A変換回路の各電流回路は、 エミッタを共通接続し差動回路を成す第1、第2のトラ
    ンジスタと、この第1、第2のトランジスタのエミッタ
    に結合した第1の定電流源と、前記第1、第2のトラン
    ジスタのベースバイアス源と、前記第1のトランジスタ
    のベース電圧をビットデータに応答して制御し、第1、
    第2のトランジスタのオン・オフ状態を切り換える手段
    とを具備し、 各電流回路の第1のトランジスタのコレクタを直流電圧
    源に接続し、第2のトランジスタのコレクタを互いに結
    合して出力電流を得るようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の音量コントロール回路。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 エミッタを共通接続し差動回路を成す第3、第4のトラ
    ンジスタと、この第3、第4のトランジスタのエミッタ
    に結合した第2の定電流源と、前記第3、第4のトラン
    ジスタのベースバイアス源と、前記第3のトランジスタ
    のベース電圧を前記最上位ビットデータに応答して制御
    し第3、第4のトランジスタのオン、オフ状態を切り換
    える手段と、第3のトランジスタのコレクタに入力端子
    を結合した第1のカレントミラー回路と、この第1のカ
    レントミラー回路の出力電流および第3の定電流源から
    の電流が入力として供給される第2のカレントミラー回
    路を具備し、 前記第2のカレントミラー回路の出力電流で前記各電流
    回路の電流量を決定するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の音量コントロール回路。
  4. 【請求項4】音声信号に結合した入力端子および音量調
    整用電圧が供給される制御端子を有する音量調整回路
    と、 複数ビットのパラレルデータを供給する手段と、 前記データのパラレルデータを供給する手段と、前記デ
    ータの各ビット毎に並列に形成した複数の電流回路を含
    み、各電流回路を流れる電流が順次異なる値に設定さ
    れ、これら電流回路を流れる総和電流を出力として供給
    するD/A変換回路と、 パラレルデータの内、最上位ビットのデータに応答して
    前記各電流回路の電流量の倍率を切り換え、前記D/A
    変換回路の出力電流の変化特性を第1の領域と第2の領
    域とで非線形に制御する制御手段と、 前記D/A変換回路からの出力電流を電圧に変換して前
    記音量調整用電圧を発生する手段とを具備したことを特
    徴とする音量コントロール回路。
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