JPH08191499A - バランスコントロール回路 - Google Patents

バランスコントロール回路

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JPH08191499A
JPH08191499A JP7002110A JP211095A JPH08191499A JP H08191499 A JPH08191499 A JP H08191499A JP 7002110 A JP7002110 A JP 7002110A JP 211095 A JP211095 A JP 211095A JP H08191499 A JPH08191499 A JP H08191499A
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JP
Japan
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transistor
balance
control
current
collector
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JP7002110A
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Inventor
Reiji Tagome
礼二 田篭
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バランスセンター時においてロスがなく、バ
ランス制御用DAC出力電流のスムージングを行うコン
デンサの容量を小さくすることが可能で、大きな入力ダ
イナミックレンジがとれるバランスコントロール回路を
提供する。 【構成】 バランスコントロールを行うための制御電流
を、最小からセンターまでとセンターから最大までの2
つに分けて、前記制御電流の絶対値をとり、前者をRc
h制御用電流としてRchバランスコントロール部14
に、後者をLch制御用電流としてLchバランスコン
トロール部15にそれぞれ振り分けて出力する機能を有
する変換器16を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバランスコントロール回
路に係り、特にステレオ音声出力におけるバランスコン
トロール回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ステレオ音響装置では、スピーカの左右
の音の大きさを調整することが従来より行われている。
【0003】図7は従来のバランスコントロール回路の
一例を示す回路図である。図7に示すように、従来のバ
ランスコントロール回路は、バランスコントロール部2
0,ボリュームコントロール部19,R(右)チャンネ
ルのボリュームおよびバランス調整部17,L(左)チ
ャンネルのボリュームおよびバランス調整部18からな
っている。以下それぞれの部位の構成について説明を行
う。
【0004】先ず、バランスコントロール部20の構成
について説明を行う。直流電源供給ラインVccと基準
電位点GND間には、抵抗R10,ダイオードD20,
D21,トランジスタQ39のエミッタ・コレクタ路か
らなる直列回路及び抵抗R9,ダイオードD18,D1
9,トランジスタQ38のエミッタ・コレクタ路からな
る直列回路が接続されている。また、前記トランジスタ
Q39のベースには、抵抗R12を介して直流電圧源V
3が接続されていて、トランジスタQ38のベースには
抵抗R11を介して前記直流電圧源V3が接続されてい
る。そして、トランジスタQ38のベースと抵抗R11
の接続点には、図示しないDAC(digital to analog
converter)から出力される電流を入力するためのバラ
ンス制御電流入力端子1が接続されている。この入力端
子はコンデンサC2を介して基準電位点GNDに接続し
ている。
【0005】次に、ボリュームコントロール部19の構
成について説明を行う。直流電源供給ラインVccと基
準電位点GND間には、ダイオードD10,D11,D
12,D13,D14,トランジスタQ37のエミッタ
・コレクタ路,ダイオードD15,抵抗R7とからなる
直列回路、及びダイオードD5,D6,D7,D8,D
9,定電流源I4からなる直列回路、及び抵抗R6,ダ
イオードD3,D4,トランジスタQ36のエミッタ・
コレクタ路からなる直列回路、及び、抵抗R5,ダイオ
ードD1,D2,トランジスタQ35のエミッタ・コレ
クタ路からなる直列回路が接続されている。
【0006】また、トランジスタQ35のベースは、ダ
イオードD9と定電流源I4の接続点に接続されてい
て、トランジスタQ36のベースは、ダイオードD14
とトランジスタQ37のコレクタとの接続点に接続され
ている。そして、トランジスタQ37のベースは、DA
Cから出力される電流が入力されるボリュームコントロ
ール信号入力端子2に接続されるとともに、基準電位点
GNDとの間に、ダイオードD16,D17,抵抗R8
からなる直列回路が接続されている。また、入力端子2
はコンデンサC1を介して基準電位点GNDに接続され
ている。
【0007】次に、R(右)チャンネルのボリュームお
よびバランス調整部17の構成について説明を行う。直
流電源供給ラインVccと基準電位点GND間には、ダ
ブルエミッタトランジスタQ16のコレクタ・エミッタ
路,定電流源I3からなる直列回路、及び、トランジス
タQ15のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ17
のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路、及びトラン
ジスタQ1のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ7
のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路が接続されて
いる。また、トランジスタQ16のベースは、トランジ
スタQ15のコレクタに接続されるとともに、抵抗R2
を介して直流電圧源V2に接続されていて、トランジス
タQ7のベースはトランジスタQ7のコレクタと接続さ
れるとともにトランジスタQ17のベースと接続されて
いてカレントミラーを構成している。尚、Rチャンネル
の音声出力は、トランジスタQ16のエミッタより取り
出されるようになっている。
【0008】一方、R(右)チャンネルのボリューム調
整部は、トランジスタQ3,Q4及びトランジスタQ1
2,Q13で構成される2つの差動回路からなり、トラ
ンジスタQ3のコレクタはトランジスタQ2のコレクタ
・エミッタ路を介して直流電源供給ラインVccに接続
されていて、トランジスタQ2のベースはトランジスタ
Q2のコレクタに接続されるとともにトランジスタQ1
のベースに接続されていてカレントミラーを構成してい
る。また、トランジスタQ13のコレクタはトランジス
タQ14のコレクタ・エミッタ路を介して直流電源供給
ラインVccに接続されていて、トランジスタQ14の
ベースはトランジスタQ14のコレクタに接続されると
ともにトランジスタQ15のベースに接続されていてカ
レントミラーを構成している。
【0009】そして、トランジスタQ4及びQ12は、
各々のコレクタが直流電源供給ラインVccに接続され
るとともに、各々のベース同士が接続されている。ま
た、トランジスタQ4,Q12の共通ベースは、前記ボ
リュームコントロール部19を構成する抵抗R6及びダ
イオードD3の接続点に接続されていて、トランジスタ
Q3,Q13のベースは共に前記ボリュームコントロー
ル部19を構成する抵抗R5及びダイオードD1の接続
点に接続されている。
【0010】一方、R(右)チャンネルのバランス調整
部は、トランジスタQ5,Q6及びトランジスタQ1
0,Q11で構成される2つの差動回路からなり、トラ
ンジスタQ5のコレクタはトランジスタQ3,Q4の共
通エミッタに接続されていて、トランジスタQ11のコ
レクタはトランジスタQ12,Q13の共通エミッタに
接続されている。そして、トランジスタQ6及びQ10
は、各々のコレクタが直流電源供給ラインVccに接続
されるとともに、各々のベース間が接続されている。ま
た、トランジスタQ6,Q10の共通ベースは、前記抵
抗R10及びダイオードD20の接続点に接続されてい
て、トランジスタQ5,Q11のベースは共に前記抵抗
R9及びダイオードD18の接続点に接続されている。
【0011】そして、トランジスタQ5及びトランジス
タQ6の共通エミッタはトランジスタQ8のコレクタに
接続されていて、トランジスタQ11及びトランジスタ
Q10の共通エミッタはトランジスタQ9のコレクタに
接続されている。また、トランジスタQ8,Q9のエミ
ッタは抵抗R1を介して互いに接続されていて、抵抗R
1の両端はそれぞれ定電流源I1,I2を介して基準電
位点GNDに接続されている。さらに、トランジスタQ
8,Q9のベースにはRチャンネル側の入力信号RIN
が入力されていて、トランジスタQ9のベースには直流
電圧源V1が接続されている。
【0012】次に、L(左)チャンネルのボリュームお
よびバランス調整部18の構成について説明を行う。直
流電源供給ラインVccと基準電位点GND間には、ダ
ブルエミッタトランジスタQ33のコレクタ・エミッタ
路,定電流源I7からなる直列回路、及び、トランジス
タQ32のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ34
のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路、及び、トラ
ンジスタQ18のエミッタ・コレクタ路,トランジスタ
Q24のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路が接続
されている。また、トランジスタQ33のベースは、ト
ランジスタQ32のコレクタに接続されるとともに、抵
抗R4を介して直流電圧源V5に接続されていて、トラ
ンジスタQ24のベースはトランジスタQ24のコレク
タに接続されるとともにトランジスタQ34のベースに
接続されていてカレントミラーを構成している。尚、L
チャンネルの音声出力は、トランジスタQ33のエミッ
タより取り出されるようになっている。
【0013】一方、L(左)チャンネルのボリューム調
整部は、トランジスタQ20,Q21及びトランジスタ
Q29,Q30で構成される2つの差動回路からなり、
前記トランジスタQ20のコレクタはトランジスタQ1
9のコレクタ・エミッタ路を介して直流電源供給ライン
Vccに接続されていて、トランジスタQ19のベース
はトランジスタQ19のコレクタに接続されるとともに
トランジスタQ18のベースに接続されていてカレント
ミラーを構成している。また、トランジスタQ30のコ
レクタはトランジスタQ31のコレクタ・エミッタ路を
介して直流電源供給ラインVccに接続されていて、ト
ランジスタQ31のベースはトランジスタQ31のコレ
クタに接続されるとともにトランジスタQ32のベース
に接続されていて、カレントミラーを構成している。
【0014】そして、トランジスタQ21及びQ29
は、各々のコレクタが直流電源供給ラインVccに接続
されるとともに、各々のベース同士が接続されている。
また、トランジスタQ21,Q29の共通ベースは、前
記抵抗R6及びダイオードD3の接続点に接続されてい
て、トランジスタQ20,Q30のベースは共に前記抵
抗R5及びダイオードD1の接続点に接続されている。
【0015】一方、L(左)チャンネルのバランス調整
部は、トランジスタQ22,Q23及びトランジスタQ
27,Q28で構成される2つの差動回路からなり、前
記トランジスタQ22のコレクタはトランジスタQ2
0,Q21の共通エミッタに接続されていて、ダブルエ
ミッタトランジスタQ28のコレクタはトランジスタQ
29,Q30の共通エミッタに接続されている。そし
て、トランジスタQ23及びQ27は、各々のコレクタ
が直流電源供給ラインVccに接続されるとともに各々
のベースが接続されている。また、トランジスタQ2
3,Q27の共通ベースは、抵抗R9及びダイオードD
18の接続点に接続されていて、トランジスタQ22,
Q28のベースは共に前記抵抗R10及びダイオードD
20の接続点に接続されている。
【0016】そして、トランジスタQ22及びトランジ
スタQ23の共通エミッタはトランジスタQ25のコレ
クタに接続されていて、トランジスタQ28及びトラン
ジスタQ27の共通エミッタはトランジスタQ26のコ
レクタに接続されている。また、トランジスタQ25,
Q26のエミッタは抵抗R3を介して互いに接続されて
いて、抵抗R3の両端は、それぞれ定電流源I5,I6
を介して基準電位点GNDに接続されている。さらに、
トランジスタQ25,Q26のベースにはLチャンネル
側の入力信号LINが入力されていて、トランジスタQ
26のベースには直流電圧源V4が接続されている。
【0017】図8はDACのボリュームコントロール部
及びバランスコントロール部への出力電流の特性を示す
グラフである。
【0018】図8に示すように、DAC出力電流は、バ
ランスコントロールの場合にはレベル設定がセンターの
とき0Aであり、センターを基準としてレベル設定値が
大きくなるときには電流を出力して、レベル設定値が小
さくなるときには電流を引くようになっている。また、
ボリュームコントロールの場合には、レベル設定値が最
小のとき0Aで、レベル設定値が大きくなるにしたがっ
て電流を出力するようになっている。尚、本願において
以降DAC出力電流は、すべて以上のように変化するも
のとする。
【0019】次に、従来のバランスコントロール回路の
動作について以下に説明を行う。なお、近年ICのコン
トロールはBUS制御化されていて、バランスコントロ
ール信号入力端子1及びボリュームコントロール信号入
力端子2に入力されるDAC出力電流は階段状に変化し
ていて、このままでは切換時(レベル変化時)にPOP
音が発生するため、バランスコントロール信号入力端子
1に設けられたコンデンサC2及びボリュームコントロ
ール信号入力端子2に設けられたコンデンサC1により
それぞれスムージングが行われている。
【0020】このように平滑されたDAC出力電流がバ
ランスコントロール信号入力端子1に入力されたとす
る。(尚、上記従来のバランスコントロール回路は、バ
ランス特性を、Rチャンネルにおいては差動トランジス
タQ5,Q6,Q10,Q11のエミッタ面積の比で、
Lチャンネルにおいては差動トランジスタQ22,Q2
3,Q27,Q28のエミッタ面積の比でもって決めて
いる。) 先ず、バランス(レベル設定値)が、センター時におけ
る動作について説明する。バランスセンター時では、バ
ランスコントロール信号入力端子1より入力されるDA
C出力電流は、0Aである。このときのバランスコント
ロール部20を構成する抵抗R10とダイオードD20
との接続点及び抵抗R9とダイオードD18との接続点
における電位は等しくなり、よってRチャンネルの差動
トランジスタQ5,Q6,Q10,Q11のベース電流
及びLチャンネルの差動トランジスタQ22,Q23,
Q27,Q28のベース電位はすべて等しくなる。即
ち、トランジスタQ5,Q11,Q22,Q28のコレ
クタ・エミッタ路を流れる電流は等しく、トランジスタ
Q6,Q10,Q23,Q27のコレクタ・エミッタ路
を流れる電流は等しくなる。
【0021】一方、直流電圧源V1によりバイアス電圧
が印加され、トランジスタQ8,Q9のベースに入力さ
れるRチャンネル側の入力信号RINは、それぞれ逆極
性の電流としてトランジスタQ8,Q9のコレクタ・エ
ミッタ路を流れる。以降、トランジスタQ9のコレクタ
・エミッタ路を流れる電流(信号)についてのみ述べ
る。
【0022】このトランジスタQ9のコレクタ・エミッ
タ路を流れる電流は、トランジスタQ10,Q11の共
通エミッタで分流される。トランジスタQ10とQ11
のエミッタ面積の比を1:4とすると、トランジスタQ
10のコレクタ・エミッタ路には、前記トランジスタQ
9のコレクタ・エミッタ路を流れる電流の1/5が流
れ、トランジスタQ11のコレクタ・エミッタ路には前
記トランジスタQ9のコレクタ・エミッタ路を流れる電
流の4/5が流れることになる。ところで、トランジス
タQ10のコレクタ・エミッタ路を流れる電流は定電圧
源Vccへ流れ、トランジスタQ11のコレクタ・エミ
ッタ路を流れる電流のほとんどはトランジスタQ12,
Q13の共通エミッタに流れ、トランジスタQ13側の
コレクタ・エミッタ路を通った前記Rチャンネル側の入
力信号RINは、カレントミラーを構成するトランジス
タQ14,Q15を介してトランジスタQ16のベース
に供給され、トランジスタQ16のエミッタからRチャ
ンネルの音声信号として出力される。
【0023】同様に、直流電圧源V4によりバイアス電
圧が印加されて、トランジスタQ25,Q26のベース
に入力されたLチャンネル側の入力信号LINは、1/
5がロスされて、トランジスタQ33のエミッタからL
チャンネルの音声信号として出力される。
【0024】以上のようにして、バランスセンター時に
おける前記従来のバランスコントロール回路では、Rチ
ャンネル,Lチャンネル共に等しい音声信号出力が得ら
れるようになっている。
【0025】ところで、トランジスタQ8,Q9のベー
スに入力されたRチャンネル側の入力信号RINは、ト
ランジスタQ10,Q11を通る際、前述の通り全電流
(信号)のうちの1/5がトランジスタQ10のコレク
タ・エミッタ路を流れ、残りの4/5がトランジスタQ
11のコレクタ・エミッタ路を流れる為、1/5の電流
(信号)はRチャンネルの音声出力信号とはならずにロ
スとなってしまう。
【0026】同様に、トランジスタQ25,Q26のベ
ースに入力されたLチャンネル側の入力信号LINは、
トランジスタQ27,Q28を通る際に、前述の通り全
電流(信号)のうちの1/5がトランジスタQ27のコ
レクタ・エミッタ路を流れるため、この1/5の電流
(信号)はLチャンネルの音声出力信号とはならずにロ
スとなってしまう。
【0027】図9は従来のバランスコントロール回路の
コントロール特性を示したグラフであり、このグラフか
ら分かるように、バランスセンター時において約2dB
のロスを有していることがわかる。
【0028】次に、バランスレベル設定値を変化させた
ときの動作について説明する。バランスコントロール信
号入力端子1より入力されるDAC出力電流Iが、図8
で示した通り0<I≦150μAの間にある場合、この
トランジスタQ38のベース電位が上昇し、トランジス
タQ38のエミッタ・コレクタ路を流れる電流が減少し
て、抵抗R9とダイオードD18との接続点における電
位が上がる。また、トランジスタQ39のベース電圧は
バランスセンター時と変わらない。したがって、抵抗R
10とダイオードD20との接続点の電位も変わらな
い。
【0029】一方、抵抗R9とダイオードD18との接
続点から、Rチャンネルのバランス調整部を構成するト
ランジスタQ5,Q11に印加されるベース電圧は、バ
ランスレベル設定値を上げると上昇し、それに伴って前
記トランジスタQ5,Q11のコレクタ・エミッタ路を
流れる電流が増加する。
【0030】そして、抵抗R10とダイオードD20と
の接続点から、Rチャンネルのバランス調整部を構成す
るトランジスタQ6,Q10に印加されるベース電圧は
バランスセンター時と同電位であるので、前記トランジ
スタQ6,Q10のコレクタ・エミッタ路には一定の電
流が流れることになる。
【0031】したがって、前記トランジスタQ5,Q1
1のコレクタ・エミッタ路を流れる電流が前記トランジ
スタQ6,Q10のコレクタ・エミッタ路を流れる電流
より多くなり、かつRチャンネルの音声出力が増加する
ようになる。
【0032】一方、抵抗R9とダイオードD18との接
続点から、Lチャンネルのバランス調整部を構成するト
ランジスタQ23,Q27に印加されるベース電圧は、
バランスレベル設定値を上げると上昇し、それに伴って
前記トランジスタQ23,Q27のコレクタ・エミッタ
路を流れる電流が増加する。
【0033】そして、抵抗R10とダイオードD20と
の接続点から、Lチャンネルのバランス調整部を構成す
るトランジスタQ22,Q28に印加されるベース電圧
はバランスセンター時と同電位であるので、前記トラン
ジスタQ22,Q28のコレクタ・エミッタ路には一定
の電流が流れることになる。
【0034】したがって、前記トランジスタQ23,Q
27のコレクタ・エミッタ路を流れる電流が前記トラン
ジスタQ22,Q28のコレクタ・エミッタ路を流れる
電流より多くなり、Lチャンネルの音声出力は、前記バ
ランスセンター時のレベルから徐々に減少するようにな
る。
【0035】次に、バランスコントロール信号入力端子
1より入力されるDAC出力電流Iが、図8で示した通
り−150≦I<0μAの間にある場合は、トランジス
タQ38のベース電圧が低下し、トランジスタQ38の
エミッタ・コレクタ路を流れる電流が増加して、抵抗R
9とダイオードD18との接続点における電位が下が
る。また、トランジスタQ39のベース電圧は、バラン
スセンター時と変わりなく、抵抗R10とダイオードD
20との接続点における電位もバランスセンター時と変
わらない。
【0036】一方、抵抗R9とダイオードD18との接
続点から、Rチャンネルのバランス調整部を構成するト
ランジスタQ5,Q11に印加されるベース電圧は下降
し、それに伴って前記トランジスタQ5,Q11のコレ
クタ・エミッタ路を流れる電流が減少する。
【0037】そして、抵抗R10とダイオードD20と
の接続点から、Rチャンネルのバランス調整部を構成す
るトランジスタQ6,Q10に印加されるベース電圧は
バランスセンター時と変わらないので、前記トランジス
タQ6,Q10のコレクタ・エミッタ路には一定の電流
が流れることになる。
【0038】したがって、前記トランジスタQ5,Q1
1のコレクタ・エミッタ路を流れる電流が前記トランジ
スタQ6,Q10のコレクタ・エミッタ路を流れる電流
より少なくなり、Rチャンネルの音声出力は、前記バラ
ンスセンター時のレベルから徐々に減少するようにな
る。
【0039】一方、前記抵抗R9とダイオードD18と
の接続点からLチャンネルのバランス調整部を構成する
トランジスタQ23,Q27に印加されるベース電圧
は、バランスレベル設定値を下げると下降し、それに伴
って前記トランジスタQ23,Q27のコレクタ・エミ
ッタ路を流れる電流が減少する。
【0040】そして、抵抗R10とダイオードD20と
の接続点から、Lチャンネルのバランス調整部を構成す
るトランジスタQ22,Q28に印加されるベース電圧
はバランスセンター時と変わらないので、前記トランジ
スタQ22,Q28のコレクタ・エミッタ路には一定の
電流が流れることになる。
【0041】したがって、前記トランジスタQ23,Q
27のコレクタ・エミッタ路を流れる電流よりも前記ト
ランジスタQ22,Q28のコレクタ・エミッタ路を流
れる電流が増加し、Lチャンネルの音声出力は増加する
ようになる。
【0042】ところで、従来の回路では、前述した通
り、1/5の音声信号がロスとなって出力されるため、
約2dBのロスを原理的に持っていることになる。この
ロスはバランスレベル設定値を最大または最小としたと
きに0となるから、バランスセンター時に比べて、2d
Bレベルアップすることになる。したがって、バランス
センター時には出力ダイナミックレンジが狭くなるた
め、前記ロス分を稼ぐために負荷抵抗R2(R4)の抵
抗値を上げる必要があるが、このことは残留ノイズやオ
フセットを悪化させるという問題を生じさせている。
【0043】また、左右音声バランスの制御は、DAC
の出力電流を抵抗R11で電圧変換し、ダイオードD1
8,D19,トランジスタQ38で構成されるレベルシ
フト回路を通してトランジスタQ5,Q11,Q23,
Q27のベース電圧を制御して行っているが、このベー
スの制御範囲は高々1V程度であるため、DACの出力
電流が決まればR11の抵抗値は自ずと決まってしま
い、それに見合う時定数を持った容量C2の値も決まっ
てしまう。すなわち、前記ベース電圧の制御範囲が約1
Vとなっているため、抵抗R11の抵抗値をあまり大き
くすることができず、よってコンデンサC2の容量も小
さくできないという問題があった。
【0044】さらに、L,Rの制御電流の方向が逆であ
るために信号経路上のトランジスタQ5,Q11のベー
ス電位を動かさなくればならず、ボリュームコントロー
ルトランジスタQ3,Q4,Q12,Q13とぶつから
ないように、あらかじめ前記トランジスタQ5,Q11
のベース電位を低めに設定しておく必要がある。このた
め入力ダイナミックレンジを狭くしてしまうという問題
があった。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の回
路ではバランスセンター時においてロスがあり、また、
バランス制御用DAC出力電流のスムージングを行うコ
ンデンサ容量が大きく、回路構成上それを小さくするこ
とができず、さらに入力ダイナミックレンジが小さいと
いう問題(欠点)があった。
【0046】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
バランスセンター時においてロスがなく、バランス制御
用DAC出力電流のスムージングを行うコンデンサの容
量を小さくすることが可能で、大きな入力ダイナミック
レンジがとれるバランスコントロール回路を提供するこ
とを目的とするものである。
【0047】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るバランスコントロール回路は、第1の音声信号と第2
の音声信号のバランスを制御するバランスコントロール
回路であって、基準値を中心にしてこの基準値よりも増
加する第1の制御電流領域と、基準値よりも減少する第
2の制御電流領域とを有して変化するバランス制御電流
を生成するバランス制御電流生成手段と、前記バランス
制御電流が入力され、このバランス制御電流が前記第1
の制御電流領域にあるときその制御電流量に比例した第
1の制御電圧を発生すると共に、前記バランス制御電流
が第2の制御電流領域にあるときにその制御電流量に比
例した第2の制御電圧を発生する信号変換手段と、前記
第1の音声信号が入力される入力部と、前記第1の制御
電圧が供給される制御部とを有し、前記第1の制御電圧
に応答して減衰量の変化する第1の音声出力信号を生成
する第1の信号制御回路と、前記第2の音声信号が入力
される入力部と、前記第2の制御電圧が供給される制御
部とを有し、前記第2の制御電圧に応答して減衰量の変
化する第2の音声出力信号を生成する第2の信号制御回
路と、を具備したことを特徴とする。
【0048】請求項2記載の発明によるバランスコント
ロール回路は、請求項1記載のバランスコントロール回
路において、前記第1,第2の信号制御回路は、前記バ
ランス制御電流が基準値にあるときに、前記第1,第2
の音声出力信号量が最大値となるようにしたことを特徴
とする。
【0049】請求項3記載の発明によるバランスコント
ロール回路は、請求項1記載のバランスコントロール回
路において、前記信号変換手段は、エミッタを共通接続
した、第1,第2のトランジスタを有する第1の差動回
路と、前記第1のトランジスタのベースに基準電圧を供
給し、前記第2のトランジスタのベースに前記バランス
制御電流に比例した入力電圧を供給する手段と、前記第
1の差動回路の出力と前記入力電圧とに応答し、前記入
力電圧が前記基準電圧以上にある場合と、基準電圧以下
にある場合とでそれぞれ動作する第3,第4のトランジ
スタと、前記第3のトランジスタのコレクタ・エミッタ
電流路に入力端を結合した第1のカレントミラーと、前
記第4のトランジスタのコレクタ・エミッタ電流路に入
力端を結合した第2のカレントミラーと、前記第1のカ
レントミラーの出力電流に比例した第1の制御電圧を生
成する第1の電圧発生手段と、前記第2のカレントミラ
ーの出力電流に比例した第2の制御電圧を生成する電圧
発生手段とからなることを特徴とする。
【0050】請求項4記載の発明によるバランスコント
ロール回路は、請求項1記載のバランスコントロール回
路において、前記第1の信号制御回路は、エミッタを共
通接続した第5,第6のトランジスタを含む第2の差動
回路と、前記第5,第6のトランジスタの共通エミッタ
に前記第1の音声信号を供給する手段と、前記第5のト
ランジスタのベースに前記第1の制御電圧を供給し、第
6のトランジスタのベースに第2の基準電圧を供給する
手段と、前記第6のトランジスタのコレクタ経路から第
1の音声出力信号を取り出す手段とからなり、前記第2
の信号制御回路は、エミッタを共通接続した第7,第8
のトランジスタを含む第3の差動回路と、前記第7,第
8のトランジスタの共通エミッタに前記第2の音声信号
を供給する手段と、前記第7のトランジスタのベースに
前記第2の制御電圧を供給し、第8のトランジスタのベ
ースに第2の基準電圧を供給する手段と、前記第8のト
ランジスタのコレクタ経路から第2の音声出力信号を取
り出す手段とからなることを特徴とする。
【0051】請求項5記載の発明によるバランスコント
ロール回路は、請求項4記載のバランスコントロール回
路において、前記第5のトランジスタと第6のトランジ
スタのエミッタ面積比を異ならせ、前記第7のトランジ
スタと第8のトランジスタのエミッタ面積比を異ならせ
たことを特徴とする。
【0052】
【作用】請求項1から4記載の発明によれば、バランス
コントロール手段を2チャンネル分独立させて設け、制
御するチャンネルに対応するバランスコントロール手段
のみに対してバランス制御電流に比例した入力ベース電
圧を供給する手段を設けたので、バランスセンターを境
に確実に最大利得が出せるのでロスが少なく、その分負
荷抵抗を小さくでき、残留ノイズやオフセットの面で有
利にできる。
【0053】請求項5記載の発明によれば、エミッタの
面積比を異なる値としたので、最小からセンターまでと
センターから最大までのバランスコントロール特性を所
望の特性に設定することができる。
【0054】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明のバランスコントロール回路の一実施例を示
す回路図である。
【0055】図1に示すように、本発明によるバランス
コントロール回路は、変換部16,R(右)チャンネル
のバランスコントロール部14,L(左)チャンネルの
バランスコントロール部15,ボリュームコントロール
部13,R(右)チャンネルのボリュームおよびバラン
ス調整部11,L(左)チャンネルのボリュームおよび
バランス調整部12からなっている。以下それぞれの部
位の構成について説明を行う。
【0056】先ず、変換部16の構成について説明を行
う。変換部16は、トランジスタQ52,Q53からな
る1個の差動回路を有していて、前記差動回路の共通エ
ミッタは定電流源I11を介して基準電位点GNDに接
続されている。そして、前記トランジスタQ53のベー
スは直流電圧源V3に接続されていて、トランジスタQ
53のコレクタはトランジスタQ51のコレクタ・エミ
ッタ路を介して定電圧源Vccに接続されている。ま
た、前記トランジスタQ52のコレクタはトランジスタ
Q50のコレクタ・エミッタ路を介して定電圧源Vcc
に接続されている。
【0057】そして、トランジスタQ51のベースはト
ランジスタQ51のコレクタと接続されると共に、トラ
ンジスタQ50のベースと接続されていてカレントミラ
ーを構成している。また、トランジスタQ52のベース
は抵抗R17を介して入力端子1に接続されている。こ
の入力端子1には、DAC(digital to analog conver
ter)から出力される電流が入力されるとともに、コン
デンサC2が接続されている。
【0058】そして、前記直流電源供給ラインVccと
前記基準電位点GND間には、トランジスタQ49のエ
ミッタ・コレクタ路,定電流源I10からなる直列回路
及びトランジスタQ47のエミッタ・コレクタ路,トラ
ンジスタQ48のコレクタ・エミッタ路,トランジスタ
Q54のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ56の
コレクタ・エミッタ路からなる直列回路及びトランジス
タQ46のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ45
のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路が接続されて
いる。トランジスタQ52のベースは、トランジスタQ
48のエミッタとトランジスタQ54のエミッタに接続
されていて、トランジスタQ48のベース及びトランジ
スタQ49のベースは、トランジスタQ52のコレクタ
に接続されている。
【0059】そして、トランジスタQ47のベースとコ
レクタとが接続され、その接続点とトランジスタQ46
のベースとが接続され、カレントミラーを構成してい
る。また、トランジスタQ45のベースとコレクタとが
接続され、その接続点とトランジスタQ44のベースと
が接続されて、トランジスタQ56のベースとコレクタ
とが接続され、その接続点とトランジスタQ55のベー
スとが接続され、それぞれカレントミラーを構成してい
る。
【0060】さらに、トランジスタQ44のエミッタ及
びトランジスタQ55のエミッタはそれぞれ基準電位点
GNDに接続されている。
【0061】次に、R(右)チャンネルのバランスコン
トロール部14の構成について説明を行う。直流電源供
給ラインVccと基準電位点GND間には、定電流源I
9,ダイオードD29,D30,抵抗R12とからなる
直列回路、及びダイオードD23,D24,D25,D
26,D27,トランジスタQ40のコレクタ・エミッ
タ路,ダイオードD28,抵抗R11とからなる直列回
路、及び、ダイオードD18,D19,D20,D2
1,D22,定電流源I8からなる直列回路、及び、抵
抗R10,トランジスタQ39のエミッタ・コレクタ路
からなる直列回路、及び、抵抗R9,トランジスタQ3
8のエミッタ・コレクタ路からなる直列回路が接続され
ている。
【0062】また、トランジスタQ40のベースは、定
電流源I9とダイオードD29の接続点及びトランジス
タQ44のコレクタにそれぞれ接続されていて、トラン
ジスタ39のベースはトランジスタQ40のコレクタに
接続され、トランジスタ38のベースはダイオードD2
2と定電流源I8の接続点に接続されている。
【0063】次に、L(左)チャンネルのバランスコン
トロール部15の構成について説明を行う。直流電源供
給ラインVccと、基準電位点GND間には、定電流源
I13,ダイオードD42,D43,抵抗R16とから
なる直列回路、及び、ダイオードD36,D37,D3
8,D39,D40,トランジスタQ43のコレクタ・
エミッタ路,ダイオードD41,抵抗R15とからなる
直列回路、及び、ダイオードD31,D32,D33,
D34,D35,定電流源I12からなる直列回路、及
び、抵抗R14,トランジスタQ42のエミッタ・コレ
クタ路からなる直列回路、及び、抵抗R13,トランジ
スタQ41のエミッタ・コレクタ路からなる直列回路が
接続されている。
【0064】また、トランジスタQ43のベースは、定
電流源I13とダイオードD42の接続点及びトランジ
スタQ55のコレクタにそれぞれ接続され、トランジス
タ42のベースはトランジスタQ43のコレクタに接続
され、トランジスタ41のベースはダイオードD35と
定電流源I12の接続点に接続されている。
【0065】次に、ボリュームコントロール部13の構
成について説明を行う。直流電源供給ラインVccと基
準電位点GND間には、ダイオードD10,D11,D
12,D13,D14,トランジスタQ37のエミッタ
・コレクタ路,ダイオードD15,抵抗R7とからなる
直列回路、及びダイオードD5,D6,D7,D8,D
9,定電流源I4からなる直列回路、及び抵抗R6,ダ
イオードD3,D4,トランジスタQ36のエミッタ・
コレクタ路からなる直列回路、及び抵抗R5,ダイオー
ドD1,D2,トランジスタQ35のエミッタ・コレク
タ路からなる直列回路が接続されている。
【0066】また、トランジスタQ35のベースは、ダ
イオードD9と定電流源I4の接続点に接続され、トラ
ンジスタQ36のベースは、トランジスタQ37のコレ
クタに接続されている。そして、トランジスタQ37の
ベースは、入力端子2に接続されている。この入力端子
にはDACからボリュームコントロール信号が入力され
るとともに、コンデンサC1が接続されている。さらに
入力端子2と基準電位点GNDとの間に、ダイオードD
16,D17,抵抗R8からなる直列回路が接続されて
いる。
【0067】次に、R(右)チャンネルのボリュームお
よびバランス調整部11の構成について説明を行う。直
流電源供給ラインVccと基準電位点GND間には、ダ
ブルエミッタトランジスタ16のコレクタ・エミッタ
路,定電流源I3からなる直列回路、及び、トランジス
タQ15のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ17
のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路、及び、トラ
ンジスタQ1のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ
7のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路が接続され
ている。また、トランジスタ16のベースには、トラン
ジスタQ15のコレクタが接続され、さらに抵抗R2を
介して直流電圧源V2が接続されている。トランジスタ
Q7のベースはトランジスタQ7のコレクタと接続され
るとともにトランジスタQ17のベースと接続されカレ
ントミラーを構成している。尚、Rチャンネルの音声出
力はダブルエミッタトランジスタ16のエミッタより取
り出されるようになっている。
【0068】一方、R(右)チャンネルのボリューム調
整部は、トランジスタQ3,Q4及びトランジスタQ1
2,Q13で構成される2つの差動回路からなり、前記
差動回路を構成するトランジスタQ3のコレクタはトラ
ンジスタQ2のコレクタ・エミッタ路を介して直流電源
供給ラインVccに接続され、トランジスタQ2のベー
スはトランジスタQ2のコレクタと接続されるとともに
トランジスタQ1のベースに接続されてカレントミラー
を構成している。また、トランジスタQ13のコレクタ
はトランジスタQ14のコレクタ・エミッタ路を介して
直流電源供給ラインVccに接続され、トランジスタQ
14のベースはトランジスタQ14のコレクタに接続さ
れるとともにトランジスタQ15のベースに接続されて
カレントミラーを構成している。
【0069】そして、トランジスタQ4及びQ12は、
各々のコレクタが直流電源供給ラインVccに接続され
るとともに、各々のベース同士が接続されている。ま
た、トランジスタQ4,Q12の共通ベースは、前記抵
抗R6とダイオードD3との接続点に接続されて、トラ
ンジスタQ3,Q13のベースは共に前記抵抗R5とダ
イオードD1との接続点に接続されている。
【0070】一方、R(右)チャンネルのバランス調整
部は、トランジスタQ5,Q6及びトランジスタQ1
0,Q11で構成される2つの差動回路からなり、前記
トランジスタQ5のコレクタはトランジスタQ3,Q4
の共通エミッタに接続され、トランジスタQ11のコレ
クタはトランジスタQ12,Q13の共通エミッタに接
続されている。そして、前記トランジスタQ6及びQ1
0は、各々のコレクタが直流電源供給ラインVccと接
続されるとともに、各々のベースが接続されている。ま
た、トランジスタQ6,Q10の共通ベースは、前記抵
抗R10とトランジスタQ39のエミッタとの接続点に
接続され、トランジスタQ5,Q11のベースは共に前
記抵抗R9及びトランジスタQ38のエミッタとの接続
点に接続されている。
【0071】そして、トランジスタQ5及びトランジス
タQ6の共通エミッタはトランジスタQ8のコレクタに
接続され、トランジスタQ11及びトランジスタQ10
の共通エミッタはトランジスタQ9のコレクタに接続さ
れている。また、トランジスタQ8,Q9のエミッタは
抵抗R1を介して互いに接続され、抵抗R1の両端はそ
れぞれ定電流源I1,I2を介して基準電位点GNDに
接続されている。さらに、トランジスタQ8,Q9のベ
ースにはRチャンネル側の入力信号RINが入力され、
トランジスタQ9のベースには直流電圧源V1が接続さ
れている。
【0072】次に、L(左)チャンネルのボリュームお
よびバランス調整部12の構成について説明を行う。直
流電源供給ラインVccと基準電位点GND間には、ダ
ブルエミッタトランジスタ33のコレクタ・エミッタ
路,定電流源I7からなる直列回路、及び、トランジス
タQ32のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ34
のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路、及びトラン
ジスタQ18のエミッタ・コレクタ路,トランジスタQ
24のコレクタ・エミッタ路からなる直列回路が接続さ
れている。また、トランジスタ33のベースには、トラ
ンジスタQ32のコレクタが接続されるとともに、抵抗
R4を介して直流電圧源V5に接続されている。そし
て、トランジスタQ24のベースはトランジスタQ24
のコレクタと接続されるとともにトランジスタQ34の
ベースに接続されカレントミラーを構成している。尚、
Lチャンネルの音声出力は、トランジスタ33のエミッ
タより取り出されるようになっている。
【0073】一方、L(左)チャンネルのボリューム調
整部は、トランジスタQ20,Q21及びトランジスタ
Q29,Q30で構成される2つの差動回路からなり、
トランジスタQ20のコレクタはトランジスタQ19の
コレクタ・エミッタ路を介して直流電源供給ラインVc
cに接続され、トランジスタQ19のベースはトランジ
スタQ19のコレクタに接続されるとともにトランジス
タQ18のベースに接続されてカレントミラーを構成し
ている。また、トランジスタQ30のコレクタはトラン
ジスタQ31のコレクタ・エミッタ路を介して直流電源
供給ラインVccに接続され、トランジスタQ31のベ
ースはトランジスタQ31のコレクタに接続されるとと
もにトランジスタQ32のベースに接続されてカレント
ミラーを構成している。
【0074】そして、前記トランジスタQ21及びQ2
9は、各々のコレクタが直流電源供給ラインVccと接
続されるとともに、各々のベース同士が接続されてい
る。また、トランジスタQ21,Q29の共通ベース
は、前記抵抗R6とダイオードD3との接続点に接続さ
れていて、トランジスタQ20,Q30のベースは共に
前記抵抗R5とダイオードD1との接続点に接続されて
いる。
【0075】一方、L(左)チャンネルのバランス調整
部は、トランジスタQ22,Q23及びトランジスタQ
27,Q28で構成される2つの差動回路からなり、ト
ランジスタQ22のコレクタはトランジスタQ20,Q
21の共通エミッタに接続され、トランジスタQ28の
コレクタはトランジスタQ29,Q30の共通エミッタ
に接続されている。そして、トランジスタQ23及びQ
27は、各々のコレクタが直流電源供給ラインVccに
接続されるとともに、各々のベースが接続されている。
また、トランジスタQ23,Q27の共通ベースは、前
記抵抗R14とトランジスタQ42のエミッタとの接続
点に接続され、トランジスタQ22,Q28のベースは
共に前記抵抗R13とトランジスタQ41のエミッタと
の接続点に接続されている。
【0076】そして、トランジスタQ22及びトランジ
スタQ23の共通エミッタはトランジスタQ25のコレ
クタに接続されていて、トランジスタQ28及びトラン
ジスタQ27の共通エミッタはトランジスタQ26のコ
レクタに接続されている。また、トランジスタQ25,
Q26のエミッタは抵抗R3を介して互いに接続されて
いて、抵抗R3の両端は、それぞれ定電流源I5,I6
を介して基準電位点GNDに接続されている。さらに、
トランジスタQ25,Q26のベースにはLチャンネル
側の入力信号LINが入力されていて、トランジスタQ
26のベースには直流電圧源V4が接続されている。
【0077】図2は本発明の基本コンセプトを示したブ
ロック図である。
【0078】図2に示すように、本発明はバランスコン
トロールを行うためのDAC51からの制御電流(図8
参照)を、最小からセンターまでとセンターから最大ま
での2つに分けて、前記制御電流の絶対値をとり、前者
をRチャンネル制御用電流として伝送路54を介してR
チャンネルバランスコントロール部14に、後者をLチ
ャンネル制御用電流として伝送路53を介してLチャン
ネルバランスコントロール部15にそれぞれ振り分けて
出力する機能を有する変換器16を設けたことを特徴と
している。
【0079】次に、本発明のバランスコントロール回路
の動作について説明を行う。図3は本発明の一部である
変換器16の動作を説明するための回路図である。図3
において、入力端子1にはDAC51からのバランスコ
ントロール用の制御電流が生じるが、この制御電流は、
バランスがセンターにある場合を基準にして、センター
から最少までの間は図3(a)のように電流が入力端子
1からDAC51の方向に引かれ、センターから最大ま
での間は、図3(b)のように電流がDAC51から入
力端子1の方向へ流れ込むようになっている。
【0080】図3(a)において、バランス制御電流が
センターから最少までの間は、電流が抵抗R17を介し
て入力端子1の方向へ流れ出るため、トランジスタQ5
2のベース電圧を下げる。これによりトランジスタQ5
2のコレクタ・エミッタ路を流れる電流が減少してコレ
クタ電圧が上がり(前記バランスコントロール用制御電
流が最小になったとき最大電圧となる)、トランジスタ
Q48,Q49のベース電圧を上昇(トランジスタQ4
8,Q49オン)させ、トランジスタQ48,Q49の
コレクタ・エミッタ路を流れる電流を増加させる。
【0081】一方、前記トランジスタQ52のベース電
圧が低下することにより、トランジスタQ54のエミッ
タ電圧が下がり、このトランジスタQ54をオフさせる
(エミッタ電位<ベース電位)。また、前記トランジス
タQ48のコレクタ・エミッタ路を流れる電流はトラン
ジスタQ47,Q46,Q45,Q44のカレントミラ
ーを介し、前記DAC51からの制御電流の絶対値の大
小に比例した電流がトランジスタQ44のコレクタ・エ
ミッタ路に流れることになる。
【0082】一方、図3(b)のように、制御電流がセ
ンターから最大までの間では、バランスコントロール信
号入力端子1に入力された制御電流は抵抗R7を介して
トランジスタQ52のベースに流れ、トランジスタQ5
2のベース電圧を上げる。これによりトランジスタQ5
2のコレクタ・エミッタ路を流れる電流が増加し、コレ
クタ電圧が下がり(前記バランスコントロール用制御電
流が最大になったとき最小電圧となる)、トランジスタ
Q48,Q49のベース電圧を降下させ、トランジスタ
Q48,Q49のコレクタ・エミッタ路を流れる電流を
減少させる。
【0083】逆に、前記トランジスタQ52のベース電
圧の上昇により、トランジスタQ54のエミッタ電圧が
上がり、トランジスタQ54をオンさせる。このトラン
ジスタQ54のエミッタ・コレクタ路を流れる電流はト
ランジスタQ56,Q55のカレントミラーを介し、前
記DAC51からの制御電流の大小に比例した電流がト
ランジスタQ56のコレクタ・エミッタ路に流れること
になる。
【0084】ところで、バランスセンター時には、DA
C51からの制御電流は流れないので、前記トランジス
タQ44,Q55が引く電流はない。
【0085】図4は本発明の一部であるRチャンネルバ
ランスコントロール部14とボリュームおよびバランス
調整部11の動作説明用の回路図である。図4で、前記
DAC51からの制御電流に比例した電流がトランジス
タQ44のコレクタ・エミッタ路に流れるとトランジス
タQ40のベース電圧が降下し、トランジスタ40のコ
レクタ・エミッタ路に流れる電流が減少するので、ダイ
オードD23からD27での電圧降下が小さくなり、ト
ランジスタQ39のベース電圧が上昇し、エミッタ・コ
レクタ路に流れる電流が減少する。これにより、トラン
ジスタQ39のエミッタ電圧が上昇するからバランス調
整部のトランジスタQ6,Q10のベース電圧は上昇す
る。
【0086】一方、バランス調整部のトランジスタQ
5,Q11のベースには、ダイオードD22と定電流源
I8の接続点からトランジスタQ38を介して一定の電
圧が供給されている。
【0087】ところで、Rチャンネルの出力信号のレベ
ルは、トランジスタQ5,Q11のコレクタ・エミッタ
路を流れる電流の量で決まるので、前記DAC51から
の制御電流に比例してトランジスタQ6,Q10のベー
ス電圧が上昇すると、トランジスタQ5,Q11のコレ
クタ・エミッタ路を流れる電流量が減少して、Rチャン
ネルの出力信号のレベルが減少することになる。逆に、
トランジスタQ6,Q11のベース電圧が低下すればト
ランジスタQ5,Q11のベース電圧が上昇して、Rチ
ャンネルの出力信号が増えるようになる。
【0088】図5は本発明の一部であるLチャンネルバ
ランスコントロール部15と、Lチャンネルのボリュー
ムおよびバランス調整部12の動作説明用の回路図であ
る。図5で、前記DAC51からの制御電流に比例した
電流がトランジスタQ55のコレクタ・エミッタ路に流
れると、トランジスタQ43のベース電圧が降下して、
トランジスタ43のコレクタ・エミッタ路に流れる電流
が減少しするので、ダイオードD36からD40での電
圧降下が小さくなり、トランジスタQ42のベース電圧
が上昇し、エミッタ・コレクタ路に流れる電流が減少す
る。これにより、トランジスタQ42のエミッタ電圧が
上昇するから、バランス調整部のトランジスタQ23,
Q27のベース電圧は上昇する。
【0089】一方、バランス調整部のトランジスタQ2
2,Q28のベースには、ダイオードD35と定電流源
I12の接続点からトランジスタQ41を介して一定の
電圧が供給されている。
【0090】ところで、Lチャンネルの出力信号のレベ
ルは、トランジスタQ22,Q28のコレクタ・エミッ
タ路を流れる電流の量で決まるので、前記DAC51か
らの制御電流に比例してトランジスタQ23,Q27の
ベース電圧が上昇すると、トランジスタQ22,Q28
のコレクタ・エミッタ路を流れる電流量が減少して、L
チャンネルの出力信号のレベルが減少することになる。
逆に、トランジスタQ23,Q27のベース電圧が低下
すればトランジスタQ22,Q28のベース電圧が上昇
して、Lチャンネルの出力信号が増えるようになる。
【0091】このように、DAC51からの制御電流
が、バランスセンター時から減少又は増加した場合にお
けるRチャンネル及びLチャンネルの出力信号の変化に
ついて記述したが、バランスセンター時の動作について
以下に記す。
【0092】バランスのセンター時には、前記DAC5
1からの制御電流は流れないので、Q44,Q55が引
く電流は発生しない。したがって、Rチャンネルのダイ
オードD23からD27の電圧降下、及びLチャンネル
のダイオードD36から40の電圧降下は最大となり、
RチャンネルのトランジスタQ6,Q10のベース電
圧、及びLチャンネルのトランジスタQ23,Q27の
ベース電位が下がり、信号経路上のRチャンネルのトラ
ンジスタQ5,Q11及びLチャンネルのトランジスタ
Q22,Q28に、ほぼ100%の信号が伝わることと
なり、上段のボリューム部で制御された信号強度そのも
のが、ほとんどロスすることなく、R,L両チャンネル
の出力として伝えられる。
【0093】このように、R,Lチャンネルとも、バラ
ンスセンター時に最大の音声出力が得られ、バランス制
御電流に応答してRとLの各チャンネルの音声出力が相
対的に増減することになる。
【0094】図6は本発明におけるバランスコントロー
ルの特性を示すグラフである。図6に示すように、本発
明におけるバランスコントロール回路によれば、従来の
バランスコントロール回路にあったバランスセンター時
のロスが無くなっていることが解る。
【0095】また、本発明によれば、従来例のように例
えば前記トランジスタQ5,Q6,Q10,Q11(Q
22,Q23,Q27,Q28)のエミッタ面積を変更
することにより、前記DAC51からの制御電流(バラ
ンスコントロール)が最小からセンターまで或いはセン
ターから最大まで変化した場合における、制御電流対
R,Lチャンネルの出力の特性を、バランスセンター時
にロスを発生させることなく変更することが可能であ
る。
【0096】ところで、ボリュームのスムージングの時
定数はR8とC1の積で決まり、バランスのスムージン
グの時定数はR17とC2の積で決まるため、R17の
値はDACの出力段が飽和しない程度に大きくでき、D
ACの出力電流の電圧降下を従来例と比較すれば、従来
が1Vで有るのに対して、本実施例における回路ではD
ACにもよるが一般にVcc−2Vcesat まで可能であ
る。Vccが9Vであれば従来のものと比べて、同じP
OP音,同じDAC出力電流で有れば、容量値は約1/
9にすることができる。
【0097】また、信号経路上のトランジスタQ5,Q
11,Q22,Q28のベースは固定にできるので、コ
ントロール時に信号経路上のベース電圧は変動すること
が無く、このベース電位を飽和しない程度に上げること
ができ、入力ダイナミックレンジを拡大できる。
【0098】さらに、バランス回路をR,Lで全く同一
の構成にできる。
【0099】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、PO
P音吸収用の容量を小さくでき、またバランスセンター
時のゲインのロスを小さくでき、さらにダイナミックレ
ンジを拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバランスコントロール回路の一実施例
を示す回路図である。
【図2】本発明の基本コンセプトを示したブロック図で
ある。
【図3】本発明の一部である変換器を示した回路図であ
る。
【図4】本発明の一部であるRチャンネルバランスコン
トロール部と、Rチャンネルのボリュームおよびバラン
ス調整部の動作説明用の回路図である。
【図5】本発明の一部であるLチャンネルバランスコン
トロール部と、Lチャンネルのボリュームおよびバラン
ス調整部の動作説明用の回路図である。
【図6】本発明におけるバランスコントロールの特性を
示すグラフである。
【図7】従来のバランスコントロール回路の一例を示す
回路図である。
【図8】DACのボリュームコントロール部及びバラン
スコントロール部への出力電流の特性を示すグラフであ
る。
【図9】従来のバランスコントロール回路の特性を示し
たグラフである。
【符号の説明】
1…バランス制御電流入力端子 2…ボリューム制御電流入力端子 11…Rチャンネルのボリュームおよびバランス調整部 12…Lチャンネルのボリュームおよびバランス調整部 13…ボリュームコントロール部 14…Rチャンネルバランスコントロール部 15…Lチャンネルバランスコントロール部 16…変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の音声信号と第2の音声信号のバラン
    スを制御するバランスコントロール回路であって、 基準値を中心にしてこの基準値よりも増加する第1の制
    御電流領域と、基準値よりも減少する第2の制御電流領
    域とを有して変化するバランス制御電流を生成するバラ
    ンス制御電流生成手段と、 前記バランス制御電流が入力され、このバランス制御電
    流が前記第1の制御電流領域にあるときその制御電流量
    に比例した第1の制御電圧を発生すると共に、前記バラ
    ンス制御電流が第2の制御電流領域にあるときにその制
    御電流量に比例した第2の制御電圧を発生する信号変換
    手段と、 前記第1の音声信号が入力される入力部と、前記第1の
    制御電圧が供給される制御部とを有し、前記第1の制御
    電圧に応答して減衰量の変化する第1の音声出力信号を
    生成する第1の信号制御回路と、 前記第2の音声信号が入力される入力部と、前記第2の
    制御電圧が供給される制御部とを有し、前記第2の制御
    電圧に応答して減衰量の変化する第2の音声出力信号を
    生成する第2の信号制御回路と、 を具備したことを特徴とするバランスコントロール回
    路。
  2. 【請求項2】前記第1,第2の信号制御回路は、前記バ
    ランス制御電流が基準値にあるときに、前記第1,第2
    の音声出力信号量が最大値となるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のバランスコントロール回路。
  3. 【請求項3】前記信号変換手段は、 エミッタを共通接続した、第1,第2のトランジスタを
    有する第1の差動回路と、 前記第1のトランジスタのベースに基準電圧を供給し、
    前記第2のトランジスタのベースに前記バランス制御電
    流に比例した入力電圧を供給する手段と、 前記第1の差動回路の出力と前記入力電圧とに応答し、
    前記入力電圧が前記基準電圧以上にある場合と、基準電
    圧以下にある場合とでそれぞれ動作する第3,第4のト
    ランジスタと、 前記第3のトランジスタのコレクタ・エミッタ電流路に
    入力端を結合した第1のカレントミラーと、 前記第4のトランジスタのコレクタ・エミッタ電流路に
    入力端を結合した第2のカレントミラーと、 前記第1のカレントミラーの出力電流に比例した第1の
    制御電圧を生成する第1の電圧発生手段と、 前記第2のカレントミラーの出力電流に比例した第2の
    制御電圧を生成する電圧発生手段とからなることを特徴
    とする請求項1記載のバランスコントロール回路。
  4. 【請求項4】前記第1の信号制御回路は、 エミッタを共通接続した第5,第6のトランジスタを含
    む第2の差動回路と、前記第5,第6のトランジスタの
    共通エミッタに前記第1の音声信号を供給する手段と、
    前記第5のトランジスタのベースに前記第1の制御電圧
    を供給し、第6のトランジスタのベースに第2の基準電
    圧を供給する手段と、前記第6のトランジスタのコレク
    タ経路から第1の音声出力信号を取り出す手段とからな
    り、 前記第2の信号制御回路は、 エミッタを共通接続した第7,第8のトランジスタを含
    む第3の差動回路と、前記第7,第8のトランジスタの
    共通エミッタに前記第2の音声信号を供給する手段と、
    前記第7のトランジスタのベースに前記第2の制御電圧
    を供給し、第8のトランジスタのベースに第2の基準電
    圧を供給する手段と、前記第8のトランジスタのコレク
    タ経路から第2の音声出力信号を取り出す手段とからな
    ることを特徴とする請求項1記載のバランスコントロー
    ル回路。
  5. 【請求項5】前記第5のトランジスタと第6のトランジ
    スタのエミッタ面積比を異ならせ、前記第7のトランジ
    スタと第8のトランジスタのエミッタ面積比を異ならせ
    たことを特徴とする請求項4記載のバランスコントロー
    ル回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102571015A (zh) * 2010-12-16 2012-07-11 索尼公司 音频信号处理设备和方法、以及程序

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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