JP3233315B2 - 可変インピーダンス装置 - Google Patents

可変インピーダンス装置

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JP3233315B2 JP19703393A JP19703393A JP3233315B2 JP 3233315 B2 JP3233315 B2 JP 3233315B2 JP 19703393 A JP19703393 A JP 19703393A JP 19703393 A JP19703393 A JP 19703393A JP 3233315 B2 JP3233315 B2 JP 3233315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図4〜図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図3) 作用(図4) 実施例(図1〜図3) (1)再生イコライザ回路の全体構成(図1) (2)イコライザカーブ切り換えの原理(図2及び図
3) (3)可変抵抗R10の構成 (4)実施例の動作及び効果 (5)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は可変インピーダンス装置
に関し、例えば音響機器の再生イコライザ回路に適用し
て好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、再生イコライザ回路におけるイコ
ライザ特性としては用途に応じて様々なものが規格化さ
れ使用されている。例えば磁気テープからオーデイオ信
号を再生するのに用いられるテープレコーダの場合に
は、テープスピードごとに再生時のイコライザ特性が定
められており、この1つに米国放送連盟(NAB:Nati
onal Association of Broadcasters)が定めたNAB特
性等がある(図4)。
【0004】この再生用イコライザカーブの折れ曲がり
点は2つの時定数τ1 及びτ2 によつて規定されてい
る。このうち時定数τ1 は低周波数での折れ曲がり点を
設定するもので通常3180〔μs〕の値が用いられてい
る。一方、時定数τ2 の値はテープの種類やスピードに
よつて異なり、 120〔μs〕、70〔μs〕、35〔μs〕
等の値が使い分けられている。ここでは時定数τ2 とし
て2つの値τ2'とτ2'' を設定し、2種類の再生用イコ
ライザカーブを切り換える場合について説明する。
【0005】この再生用イコライザカーブの切換え機能
が搭載された再生イコライザ回路としては、図5や図6
に示す回路構成のものが代表的に用いられている。再生
用イコライザ回路1は(図5)、オペアンプOP1の出
力端にフイードバツク回路(コンデンサC1 、抵抗
1 )を接続し、抵抗R1 と抵抗R2 を並列接続とする
か否かを内蔵スイツチSW1によつて切り換えることに
より基本時定数τ2'(=C1 ・R1 )と時定数τ2''
(=C1 ・(R1 ‖R2 ))を切り換えるようになされ
ている。
【0006】また再生用イコライザ回路2は(図6)、
フイードバツク回路(コンデンサC3 と抵抗R5
6 )が接続されているオペアンプOP1の出力端に時
定数τ(=C5 ・R9 )の直列回路(コンデンサC5
抵抗R9 )を接続するか否かを内蔵スイツチSW2によ
つて切り換えることにより基本時定数τ2'とτ2'' を切
り換えるようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが再生イコライ
ザ回路1及び2はオペアンプOP1の出力端に接続され
る受動素子(C、R)を個別部品として全て外付けにし
ているため費用が高く、また外付け部品のために回路面
積がを大きくなる問題があつた。さらに再生用イコライ
ザカーブを調整する必要がある場合には、各再生用イコ
ライザカーブごとに個々に調整しなければならず、調整
作業が複雑であつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して外付け部品点数が少なく、調整の容易
な可変インピーダンス回路を提案しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、集積回路内に形成された負帰還増
幅器10の帰還経路内に抵抗手段R10として電圧電流
変換手段15、16A、16Bを接続すると共に、当該
電圧電流変換手段15、16A、16Bのバイアス電流
値Iを切り換えることにより当該電圧電流変換手段1
5、16A、16BのインピーダンスZOUTを切り換
え、電圧電流変換手段15、16A、16Bは、当該電
圧電流変換手段15、16A、16Bの出力電圧と負帰
還増幅器10の出力電圧とを差動増幅して出力する差動
入力部15と、差動入力部15から出力された差動出力
を入力し、当該差動出力の差分を電流変換して出力する
電流出力部16A、16Bとを有し、集積回路外に接続
された抵抗手段によつて電流出力部16A、16Bのバ
イアス電流値Iを設定することにより、インピーダン
スZOUTの温度依存特性を安定させるようにした。
【0010】
【作用】電圧電流変換手段15、16A、16Bによつ
て抵抗手段R10を構成し、当該電圧電流変換手段1
5、16A、16Bのバイアス電流値Iを切り換えて
インピーダンスZOUTを切り換えるようにしたことに
より負帰還増幅器10の通過特性を容易に切り換え制御
することができる。また複数の通過特性のうち1つの通
過特性について基準特性に一致するように調整すれば、
他の通過特性はバイアス電流値Iの切り換えだけで調
整することができ、従来のように各通過特性ごとに個別
に抵抗値の値を調整しなくとも良い。さらに電圧電流変
換手段15、16A、16Bを構成する電流出力部16
A、16Bのバイアス電流値Iを集積回路外に接続さ
れた抵抗手段によつて設定することにより、インピーダ
ンスZOUTの温度依存特性を安定させることができ
る。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】(1)再生イコライザ回路の全体構成 この実施例では集積回路に内蔵させた可変抵抗を再生用
イコライザ回路の帰還路に接続し、この抵抗値を調整す
ることによつて複数の再生用イコライザカーブを切り換
える。すなわち図5との対応部分に同一符号を付して示
す図1に示すように、抵抗R1 及びR2 に代えて可変抵
抗R10をオペアンプOP1とコンデンサC1 間に接続
し、この抵抗値を切り換え制御することにより複数の再
生用イコライザカーブを切り換えるようになされてい
る。
【0013】(2)イコライザカーブ切り換えの原理 ここでは可変抵抗R10としてgm アンプを採用し、gm
アンプの出力インピーダンスZOUT を調整することによ
り複数の再生用イコライザカーブを実現する。以下gm
アンプによる出力インピーダンスZOUT の調整原理を説
明する(図2)。gm アンプの入力段は、一対のPNP
型トランジスタP11及びP12の差動対によつてなる
差動増幅段で形成されている。このPNP型トランジス
タP11及びP12のエミツタ電極にはエミツタ抵抗R
11及びR12がそれぞれ接続されている。エミツタ抵抗R
11及びR12の他端は互いに接続されており、その接続中
点に定電流源11が接続されている。
【0014】トランジスタP11及びP12は定電流源
11から供給される電流I0 をベース電極に印加される
電圧の差電圧に基づいて分流し、能動負荷を構成するト
ランジスタQ11及びQ12に与える。ここでトランジ
スタP11及びP12のベース電極にはオペアンプOP
1の出力端PIN及びコンデンサC1 の電極がそれぞれ接
続されている。因にトランジスタQ11及びQ12の共
通エミツタにはレベルシフト回路を構成するトランジス
タQ13が接続されている。
【0015】一方、gm アンプの出力段は、トランジス
タQ14及びQ15の差動対によつてなる差動増幅段に
よつて形成されている。トランジスタQ14及びQ15
のベース電極には前段の能動負荷に発生された電圧が入
力するようになされている。またトランジスタQ14及
びQ15の共通エミツタには定電流源12を構成する外
付けの抵抗が接続されており、温度依存特性を有しない
基準電流IC を引き込むようになされている。
【0016】トランジスタQ14及びQ15のコレクタ
電極には電流源13及び14が接続されている。この電
流源13及び14はカレントミラー電流源を構成し、ト
ランジスタQ14に流れるコレクタ電流と同じ大きさの
コレクタ電流を折り返してトランジスタQ15に与える
ようになされている。ところがトランジスタQ14及び
Q15に流れるコレクタ電流の電流和は常に一定の値に
制限されているため折り返しにより生じたコレクタ電流
の過不足分が出力端POUT より出し入れされるようにな
されている。すなわちトランジスタQ14のベース電位
がトランジスタQ15のベース電位より高い場合には出
力端POUT から電流iが出力され、その反対にトランジ
スタQ14のベース電位がトランジスタQ15のベース
電位より低い場合には出力端より電流iが入力される。
【0017】このgm アンプの出力端POUT における出
力インピーダンスZOUT は、内部抵抗であるエミツタ抵
抗R11、R12と、一定電流I0 及び基準電流IC を用い
て、次式
【数1】 として表すことができる。
【0018】この実施例では分母の基準電流IC の値を
切り換え、分子の一定電流I0 との電流比を調整するこ
とにより出力インピーダンスZOUT の値を可変する。因
に一定電流I0 は基準内部抵抗rの逆比(1/r)によ
つて与えられる温度依存特性を有するが、内部抵抗R1
1及びR12がそれぞれ基準内部抵抗rによつて与えら
れる温度依存特性を有するため互いの温度依存特性は打
ち消され、出力インピーダンスZOUT は温度依存特性を
有しない安定な値となる。
【0019】ここでgm アンプの低域でのゲインGL
そのときの時定数τ11を求めるとそれぞれ、次式
【数2】
【数3】 となる。一方、高域でのゲインGH とそのときの時定数
τ12を求めるとそれぞれ、次式
【数4】
【数5】 によつて表すことができる。
【0020】(3)可変抵抗R10の構成 この基準電流IC の電流値切り換え機能を有する可変抵
抗R10の構成を図2との対応部分に同一符号を付して示
す図3を用いて説明する。この実施例の場合、可変抵抗
10は入力段15に2段の電流切換用出力段16A及び
16Bを並列接続することにより構成されており、電流
切換用出力段16A及び16Bのうち一方のみを動作さ
せるか両方同時に動作させるかを切り換えることにより
基準電流IC の値を切り換えている。
【0021】すなわち電流切換用出力段16Aを常時オ
ン動作させる一方、電流切換用出力段16Bの動作状態
を切り換え、基準電流IC の値をIC1とするかIC1+I
C2とするか切り換えることにより可変抵抗R10の抵抗値
を切り換えるようになされている。
【0022】ここで入力段15は、能動負荷を構成する
トランジスタQ11A及びQ12Aのエミツタ面積がレ
ベルシフト回路を構成するトランジスタQ13のエミツ
タ面積に比して2倍に設定されていることを除いて図2
と同様の構成を有している。一方、電流切換用出力段1
6A及び16Bは一対のトランジスタQ14A、15A
及びQ14B、Q15Bによつてそれぞれ形成されてい
る。ここで各トランジスタQ14A、Q15A及びQ1
4B、Q15Bの面積はそれぞれトランジスタQ11A
及びQ11Bと同じ大きさに設定されている。
【0023】このうちトランジスタQ14A、Q14B
のベース電極には能動負荷を構成するトランジスタQ1
2Aに発生された電圧が与えられ、またトランジスタQ
15A及びQ15Bのベース電極には他方の能動負荷を
構成するトランジスタQ11Aに発生された電圧が与え
られている。この2つの能動負荷に発生した電位差に応
じて定電流源12A及び12Bに引き込まれる基準電流
C1及びIC2を分流し、その差動電流iを出力端POUT
より入出力するようになされている。
【0024】因に基準電流IC1の電流値は基準電流発生
用の定電流源17に流れる一定電流Iの電流値に対して
6分の7(=7I/6)の大きさであり、他方、基準電
流IC2の電流値は一定電流Iの電流値に対して6分の5
(=5I/6)の大きさである。
【0025】従つて電流切換用出力段16Aのみがオン
動作される場合、電流源13には基準電流IC1(=7I
/6)を分流した大きさのコレクタ電流が供給され、ま
た電流切換用出力段16Aと16Bの両方が同時にオン
動作される場合、電流源13には基準電流IC1(=7I
/6)と基準電流IC2(=5I/6)の和電流IC1+I
C2(=2I)を分流した大きさのコレクタ電流が供給さ
れることになる。このようにスイツチSW11のオン/
オフ制御によつて基準電流IC を切り換えることがで
き、出力インピーダンスZOUT を切り換えることができ
るようになされている。
【0026】ここで2つの再生用イコライザカーブがそ
れぞれ時定数τ2'及びτ2'' によつて設定されるものと
すると、2つの時定数τ2'及びτ2'' のうち時定数が大
きい方の再生用イコライザカーブを選択するにはスイツ
チSW11を制御信号によつて閉じ、電流切換用出力段
16A及び16Bの両方をオン動作させる。このとき可
変抵抗R10を構成するgm アンプの基準電流IC の大き
さは定電流源12A及び12Bに流れる一定電流I
C1(=7I/6)及びIC2(=5I/6)の和IC1+I
C2(=2I)となる。
【0027】従つてオペアンプOP1の負帰還路に接続
された可変抵抗R10の抵抗値は、次式
【数6】 によつて与えられる。
【0028】これに対して2つの時定数τ2'及びτ2''
のうち時定数が小さい方の再生用イコライザカーブを選
択するには、スイツチSW11を制御信号によつて開い
て電流切換用出力段16Aのみをオン動作させる。この
とき可変抵抗R10を構成するgm アンプの基準電流IC
の大きさは定電流源12Aに流れる一定電流IC1(=7
I/6)のみであるためオペアンプOP1の負帰還路に
接続された可変抵抗R10の抵抗値は、次式
【数7】 によつて与えられる。
【0029】(4)実施例の動作及び効果 以上の構成において、再生イコライザ回路10による再
生イコライザカーブの切り換え動作を説明する。ここで
再生イコライザ回路10にはテープの種類に応じた2つ
の再生用イコライザカーブが用意されており、各再生用
イコライザカーブはそれぞれ時定数τ1 と時定数τ2'と
の組み合わせ及び時定数τ1 と時定数τ2'' との組み合
わせによつて設定されているものとする。
【0030】このうち前者の再生用イコライザカーブを
選択する場合、制御信号によつてスイツチSW11を開
き、可変抵抗R10の抵抗値を(7)式によつて与えられ
る値に変更する。これによりオペアンプOP1の出力端
に接続された負帰還回路の時定数はτ2'に切り替わる。
この結果、オペアンプOP1に入力される再生オーデイ
オ信号AINのうち高域の周波数成分は一方の再生用イコ
ライザカーブに基づいて出力される場合よりも大きなゲ
インによつて出力される(図4)。
【0031】一方、後者の再生用イコライザカーブを選
択する場合、制御信号によつてスイツチSW11を閉
じ、可変抵抗R10の抵抗値を(6)式によつて与えられ
る値に変更する。これによりオペアンプOP1の出力端
に接続された負帰還回路の時定数はτ2'' に切り替わ
る。この結果、オペアンプOP1に入力された再生オー
デイオ信号AINのうち高域の周波数成分は前者に比べて
抑圧されて出力されることになる(図4)。このように
gm アンプの電流を切り換えるだけで2つの再生用イコ
ライザカーブを切り換えることができる。
【0032】また再生用イコライザカーブが規格値通り
の特性曲線となるようにイコライザカーブを調整するに
はいずれか1方の再生イコライザカーブだけを調整すれ
ば良い。これは一方の再生用イコライザカーブさえ正確
に調整することができれば他方は基準電流の電流比によ
つて調整できるからであり、従来のように各再生イコラ
イザカーブごとに外付け部品の特性を調整して各特性曲
線を調整する必要はない。
【0033】以上の構成によれば、再生イコライザ回路
を構成するオペアンプOP1の負帰還路にgm アンプ構
成の可変抵抗を接続し、当該可変抵抗の抵抗値をgm ア
ンプに流れる基準電流IC の切換えにより実現したこと
により、2つの再生用イコライザカーブの特性を容易に
調整できる再生イコライサ回路を実現することができ
る。
【0034】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、2種類の再生用イコライ
ザカーブを切り換える場合について述べたが、本発明は
これに限らず、3種類以上の再生用イコライザカーブを
切り換える場合にも適用し得る。この場合、電流切換用
出力段を再生用イコライザカーブの数だけ用意し、各定
電流源の電流値の比率を各時定数の値に応じて設定すれ
ば良い。また各定電流源は基準電流発生用の定電流源1
7に対してカレントミラー接続すれば良い。このとき集
積回路に外付けされる部品の数は2種類の再生用イコラ
イザカーブを切り換える場合と同じであり、このように
複数種類の再生用イコライザカーブを切り換える場合に
は特に外付け部品の数が少なくて済む利点がある。
【0035】また上述の実施例においては、電流切換用
出力段16A、16Bを図3に示す構成とし、この電流
源をオン動作させ基準電流を流すか否かを切り換えるこ
とによりgm アンプの基準電流IC の大きさを調整する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の回
路構成によつて基準電流IC の値を切り換えるようにし
ても良い。
【0036】さらに上述の実施例においては、入力段1
5を図3に示す構成とし、差動対に定電流源を1つ接続
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電
流源を2つ接続しても良く、また他の回路構成によつて
入力段を構成しても良い。
【0037】さらに上述の実施例においては、複数の再
生イコライザカーブの切換えをインピーダンスの値の切
り換えることにより実現する再生イコライザ回路につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、負帰還経路内のイ
ンピーダンスを調整することにより複数の周波数特性を
切り換え又は調整する電子回路に広く適用し得る。
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電圧電流
変換手段によつて抵抗手段を構成し、当該電圧電流変換
手段のバイアス電流値を切り換えてインピーダンスを切
り換えるようにする。これにより負帰還増幅器の通過特
性を容易に切り換え制御することができる。このように
バイアス電流値の切り換えによりインピーダンスを切り
換えるようにしたことにより、各通過特性ごとに個別に
抵抗値の値を調整しなくとも基準となる通過特性を調整
するだけで全ての調整を終えることができる。さらに電
圧電流変換手段を構成する電流出力部のバイアス電流値
を集積回路外に接続された抵抗手段によつて設定するこ
とにより、インピーダンスの温度依存特性を安定させる
ことができる。これにより通過特性の調整の容易な可変
インピーダンス装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可変インピーダンス装置の説明に
供する接続図である。
【図2】その基準電流の切り換えによるインピーダンス
の切り換え制御の説明に供する接続図である。
【図3】可変抵抗の一実施例を示す接続図である。
【図4】時定数と再生イコライザカーブとの関係を示す
特性曲線図である。
【図5】従来の再生イコライザ回路を示す接続図であ
る。
【図6】従来の再生イコライザ回路を示す接続図であ
る。
【符号の説明】
1、2、10……再生イコライザ回路、11、12、1
2A、12B、17……定電流源、13、14……電流
源、15……入力段、16A、16B……電流切換用出
力段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−152890(JP,A) 特開 昭61−220517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/46 H03F 3/45

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積回路内に形成された負帰還増幅器の帰
    還経路内に抵抗手段として電圧電流変換手段を接続する
    と共に、 当該電圧電流変換手段のバイアス電流値を切り換えるこ
    とにより当該電圧電流変換手段のインピーダンスを切り
    換え 上記電圧電流変換手段は、 当該電圧電流変換手段の出力電圧と上記負帰還増幅器の
    出力電圧とを差動増幅して出力する差動入力部と、 上記差動入力部から出力された差動出力を入力し、当該
    差動出力の差分を電流変換して出力する電流出力部とを
    有し、 上記集積回路外に接続された抵抗手段によつて上記電流
    出力部のバイアス電流値を設定することにより、上記イ
    ンピーダンスの温度依存特性を安定させた ことを特徴と
    する可変インピーダンス装置。
  2. 【請求項2】上記電流出力部は、 上記差動入力部から出力された差動出力を並列に入力す
    る複数の差動出力回路と、 当該複数の差動出力回路にそれぞれ所定電流値のバイア
    ス電流を供給する複数の電流源と、 当該電流源による上記差動出力回路への上記バイアス電
    流の供給を切り換え制御する切換回路と を有することを
    特徴とする請求項1に記載の可変インピーダンス装置。
  3. 【請求項3】集積回路内に形成された負帰還増幅器の帰
    還経路内に抵抗手段として電圧電流変換手段を接続する
    と共に、 当該電圧電流変換手段のバイアス電流値を切り換えるこ
    とにより当該電圧電流変換手段のインピーダンスを切り
    換え、 上記負帰還増幅器は非反転入力端に再生オーデイオ信号
    を入力し、 上記インピーダンスを切り換えることにより上記負帰還
    増幅器の再生イコライザ特性を切り換える ことを特徴と
    する可変インピーダンス装置。
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