JP3317922B2 - 半導体装置内蔵用のスイッチ回路 - Google Patents

半導体装置内蔵用のスイッチ回路

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JP3317922B2
JP3317922B2 JP14357699A JP14357699A JP3317922B2 JP 3317922 B2 JP3317922 B2 JP 3317922B2 JP 14357699 A JP14357699 A JP 14357699A JP 14357699 A JP14357699 A JP 14357699A JP 3317922 B2 JP3317922 B2 JP 3317922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のスイッチ回路はチュ
ーナ回路のバンドスイッチに係わり、特に基板に余分な
電流が流れず、スイッチングノイズの発生を抑え、出力
電位の安定した半導体内蔵用のスイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチ回路は、例えばチュー
ナ回路において、VHF/UHFの各周波数帯を受信す
る際に切り換えるバンドスイッチとして使用し、出力端
子に接続される外部のインピーダンスにより流れる電流
を選択できる特徴を持っている。
【0003】この電流を選択することにより、出力端子
に付加する容量(外部素子の容量等)の充放電によって
おこる信号の時定数を制御することができるため、広い
周波数帯域で使用するものである。
【0004】上述した従来のスイッチ回路の一例をブロ
ック図で示した図5を参照すると、このスイッチ回路
は、入力端子IN4がNPNトランジスタQ19のベー
スに接続され、NPNトランジスタQ19のエミッタは
抵抗素子R14の一端に接続され、抵抗素子R14の他
端は接地電位GNDに接続されるとともに、NPNトラ
ンジスタQ19のコレクタはNPNトランジスタQ20
のエミッタに接続される。
【0005】NPNトランジスタQ20のコレクタは抵
抗素子R13の一端に接続され、抵抗素子R13の他端
は電源電位Vccに接続されるとともに、NPNトラン
ジスタQ20のベースはNPNトランジスタQ21のエ
ミッタに接続される。
【0006】NPNトランジスタQ21のコレクタは電
源電位Vccに接続され、NPNトランジスタQ21の
ベースは抵抗素子R12の一端に接続され、抵抗素子R
12の他端は電源電位Vccに接続される。
【0007】NPNトランジスタQ20のコレクタはさ
らにPNPトランジスタQ22のベースに接続され、P
NPトランジスタQ22のエミッタは電源電位Vccに
接続され、PNPトランジスタQ22のコレクタは出力
端子OUT4に接続され、出力端子OUT4は半導体集
積回路の外部素子RL4に接続されて構成される。
【0008】上述した構成からなる従来のスイッチ回路
の動作は、入力端子IN4の電位Vin4がハイレベル
になると、出力端子OUT4の電位Vout4もハイレ
ベルとなり、PNPトランジスタQ22のコレクタの電
位はベースの電位より高くなり、PNPトランジスタQ
22は飽和する。
【0009】このPNPトランジスタQ22が飽和状態
のときに、PNPトランジスタQ22の寄生PNPトラ
ンジスタが活性化される。このPNPトランジスタQ2
2の寄生PNPトランジスタを示した図6を参照する
と、PNPトランジスタQ22のコレクタ・ベース・基
板の間に寄生PNPトランジスタQ23が形成されてい
る。
【0010】この寄生PNPトランジスタQ23はPN
PトランジスタQ22のコレクタがベース電位よりも高
い電位になると活性化されて動作し、PNPトランジス
タQ22のコレクタ電流が寄生PNPトランジスタQ2
3を通して基板に流れることを示している。
【0011】図7は従来回路での負荷抵抗素子RL4の
変動による、寄生PNPトランジスタQ23に流れる電
流変化をシミュレーションした結果のグラフである。こ
の図7を参照すると、X軸を負荷抵抗素子の抵抗値
(Ω)とし、Y軸を電流値(μA)として抵抗値および
電流の関係を示してある。同図によれば、負荷抵抗素子
の抵抗値の増加に伴って、寄生PNPトランジスタQ2
3に流れる電流も増加するため、回路電流が多くなるこ
とが判る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
スイッチ回路は、出力トランジスタの出力レベルがハイ
レベルになったときに、寄生PNPトランジスタが動作
し、基板に余分な電流が流れるので、その分だけ多くの
回路電流を流さなければならない。
【0013】また、スイッチの切り替えにより、寄生P
NPトランジスタが動作するために、スイッチングノイ
ズが発生し、そのノイズにより他の回路に影響を及ぼし
ていた。
【0014】さらに、負荷抵抗素子の抵抗値の大きさに
よって、出力電位も大きく変動していた。
【0015】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたものであり、出力トランジスタの寄生PNP
トランジスタを活性化させないようにすることにより、
基板に余分な電流が流れず、スイッチングノイズの発生
を抑え、出力電位の安定したスイッチ回路を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ナログのス
イッチ手段の出力段としてコレクタに負荷抵抗が負荷さ
れる出力用PNPトランジスタと、エミッタに電流制御
型電流源が接続され、コレクタが前記出力用PNPトラ
ンジスタのベース電流を前記電流制御型電流源によって
制御する回路に接続される入力用NPNトランジスタ
有する半導体装置内蔵用のスイッチ回路において、前
力用PNPトランジスタのコレクタ電位とベース電位
とを比較しコレクタ電位が高ければコントロール電流を
出力する比較手段を有し、この比較手段から出力された
コントロール電流を前記NPN入力トランジスタのエミ
ッタに帰還して前記出力用PNPトランジスタのベース
電位を前記コレクタ電位よりも高い電位に変化させる電
流帰還手段を備えることを特徴とする。
【0017】また、前記出力用PNPトランジスタに形
成される寄生PNPトランジスタの動作を前記電流帰還
手段により非活性化することができる。
【0018】さらに、前記出力用PNPトランジスタの
コレクタを出力端子として外部から負荷される負荷抵抗
の抵抗値の大小に係わらず、前記電流帰還手段による前
記寄生PNPトランジスタの非活性化に応答してこの寄
生PNPトランジスタに流れる電流をほぼゼロレベルに
することもできる。
【0019】さらに、各構成素子は、前記寄生PNPト
ランジスタに流れる電流量を加えない電流値に基づいて
予め設定した素子値をそれぞれ有することもできる。
【0020】さらにまた、前記電流帰還手段の前記電流
量の抑制に応答して前記負荷抵抗の抵抗値の大小による
前記出力電位の変動も抑制することができる。また、前
記電流帰還手段の前記電流量の抑制に応答して前記負荷
抵抗の抵抗値の大小による前記出力電位の変動も抑制す
る。
【0021】本発明の半導体装置内蔵用のスイッチ回路
は、入力端子が第1のNPNトランジスタのベースに接
続され、前記第1のNPNトランジスタのエミッタは第
1の抵抗素子を介して接地電位に接続されるとともに、
前記第1のNPNトランジスタのコレクタは第2のNP
Nトランジスタのエミッタに接続され、この第2のNP
Nトランジスタのコレクタは第2の抵抗素子を介して電
源電位に接続されるとともに、前記第2のNPNトラン
ジスタのベースは第3のNPNトランジスタのエミッタ
に接続され、この第3のNPNトランジスタのコレクタ
は電源電位に接続され、この第3のNPNトランジスタ
のベースは第3の抵抗素子を介して電源電位に接続さ
れ、前記第2のNPNトランジスタのコレクタはさらに
第1のPNPトランジスタのベースに接続され、この第
1のPNPトランジスタのエミッタは電源電位に接続さ
れ、この第1のPNPトランジスタのコレクタは出力端
子に接続され、前記第1のPNPトランジスタのベース
は、入力差電圧により出力電流を制御するオペアンプか
らなる電圧制御型電流出力手段の逆相入力側(−)に接
続され、前記第1のPNPトランジスタのコレクタは前
記電圧制御型電流出力手段の正相入力側(+)に接続さ
れ、前記電圧制御型電流出力手段の出力端は、前記第1
のNPNトランジスタのエミッタに接続されて構成され
ることを特徴とする。
【0022】また、前記電圧制御型電流出力手段は、前
記第1のPNPトランジスタのコレクタ電位の方が前記
第1のPNPトランジスタのベース電位よりも高い場合
にのみ、前記第1のNPNトランジスタのエミッタへ電
流を流し、常に前記第1のPNPトランジスタのベース
電位を前記第1のPNPトランジスタのコレクタ電位が
超えない制御動作をすることができる。
【0023】さらに、前記電圧制御型電流出力手段は、
電源電位に第4の抵抗素子を介して第2のPNPトラン
ジスタのエミッタが接続され、このトランジスタのコレ
クタは第4のNPNトランジスタのコレクタに接続さ
れ、この第4のNPNトランジスタのエミッタは第5の
抵抗素子を介して接地電位に接続され、前記第2のPN
Pトランジスタのベースは自身のコレクタおよび第3の
PNPトランジスタのベースとそれぞれ共通接続され、
前記第2および前記第3のPNPトランジスタはカレン
トミラーを形成し、前記第3のPNPトランジスタのエ
ミッタは第6の抵抗素子を介して電源電位に接続され、
前記第3のPNPトランジスタのコレクタは第4および
第5のPNPトランジスタのエミッタとそれぞれ共通接
続され、これら第4および第5のPNPトランジスタは
差動回路を構成し、前記第4のPNPトランジスタのコ
レクタは前記第1のNPNトランジスタのエミッタに接
続され、前記第5のPNPトランジスタのコレクタは接
地電位に接続され、前記第4のPNPトランジスタのベ
ースは第5のNPNトランジスタのエミッタおよび第6
のNPNトランジスタのコレクタと共通接続され、前記
第5のNPNトランジスタのコレクタは電源電位に接続
され、この第5のNPNトランジスタのベースは前記
相入力側(−)として前記第1のPNPトランジスタの
ベースに接続され、前記第6のNPNトランジスタのエ
ミッタは第7の抵抗素子を介して接地電位に接続され、
前記第5のPNPトランジスタのベースは第7のNPN
トランジスタのエミッタおよび第8のNPNトランジス
タのコレクタと共通接続され、前記第7のNPNトラン
ジスタのコレクタは電源電位に接続され、この第7のN
PNトランジスタのベースは前記正相入力側(+)とし
て前記第1のPNPトランジスタのコレクタに接続さ
れ、前記第8のNPNトランジスタのエミッタは第8の
抵抗素子を介して接地電位に接続され、前記第4、前記
第6および前記第8のNPNトランジスタのベースは定
電圧源と共通接続されて構成される。
【0024】さらにまた、前記第3のNPNトランジス
タおよび前記第3の抵抗素子で構成されているエミッタ
フォロア回路手段に代えて、前記第2の抵抗素子および
前記第2のNPNトランジスタ2組による差動対と前記
第1のNPNトランジスタおよび前記第1の抵抗素子1
組による定電流源とを組み合わせた差動回路手段で構成
することもできる。
【0025】本発明の半導体装置内蔵用のスイッチ回路
の他の特徴は、 差動対となる第1および第2のNPN
トランジスタのそれぞれのエミッタが第3のNPNトラ
ンジスタのコレクタと共通接続され、前記第1のNPN
トランジスタのベースは第1の入力端子に接続され、前
記第1のNPNトランジスタのコレクタは第1の抵抗素
子を介して電源電位に接続され、前記第2のNPNトラ
ンジスタのベースは第2の入力端子に接続され、前記第
2のNPNトランジスタのコレクタは第2の抵抗素子を
介して電源電位に接続され、前記第3のNPNトランジ
スタのエミッタは第3の抵抗素子を介して接地電位に接
続され、前記第3のNPNトランジスタのベースは定電
圧源が接続され、前記第1および前記第2のNPNトラ
ンジスタは前記第3のNPNトランジスタを定電流源と
した差動回路を構成し、前記第1のNPNトランジスタ
のコレクタに第1のPNPトランジスタのベースが接続
され、この第1のPNPトランジスタのエミッタは電源
電位に接続され、前記第1のPNPトランジスタのコレ
クタは第1の出力端子に接続され、前記第1のPNPト
ランジスタのコレクタはさらに第1の電圧制御型電流出
力手段の正相入力側(+)に接続され、前記第1の電圧
制御型電流出力手段の逆相入力側(−)は前記第1のP
NPトランジスタのベースに接続されるとともに、前記
第1の電圧制御型電流出力手段の出力は前記第3のNP
Nトランジスタのエミッタに接続され、前記第2のNP
Nトランジスタのコレクタに第2のPNPトランジスタ
のベースが接続され、この第2のPNPトランジスタの
エミッタは電源電位に接続され、前記第2のPNPトラ
ンジスタのコレクタは第2の出力端子に接続され、前記
第2のPNPトランジスタのコレクタはさらに第2の電
圧制御型電流出力手段の正相入力側(+)に接続され、
前記第2の電圧制御型電流出力手段の逆相入力側(−)
は前記第2のPNPトランジスタのベースに接続される
とともに、前記第2の電圧制御型電流出力手段の出力は
前記第3のNPNトランジスタのエミッタに接続されて
構成されることにある。
【0026】また、前記第1および前記第2のPNPト
ランジスタをそれぞれ同一サイズに予め設定し、かつ前
記第1および前記第2のNPNトランジスタもそれぞれ
同一サイズに予め設定しておくことができる。
【0027】さらに、前記第1および前記第2の抵抗素
子抵抗素子の抵抗値はそれぞれ同一値とし、前記第1お
よび前記第2の出力端子にそれぞれ負荷される負荷抵抗
の抵抗値もそれぞれ同一値に予め設定しておくこともで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】まず本発明の第1の実施形態を図
面を参照しながら説明する。
【0029】本発明の第1の実施形態における回路構成
を示した図1を参照すると、このスイッチ回路は、入力
端子IN1がNPNトランジスタQ1のベースに接続さ
れ、NPNトランジスタQ1のエミッタは抵抗素子R3
の一端に接続され、抵抗素子R3の他端は接地電位GN
Dに接続されるとともに、NPNトランジスタQ1のコ
レクタはNPNトランジスタQ2のエミッタに接続され
る。
【0030】NPNトランジスタQ2のコレクタは抵抗
素子R2の一端に接続され、抵抗素子R2の他端は電源
電位Vccに接続されるとともに、NPNトランジスタ
Q2のベースはNPNトランジスタQ3のエミッタに接
続される。
【0031】NPNトランジスタQ3のコレクタは電源
電位Vccに接続され、NPNトランジスタQ3のベー
スは抵抗素子R1の一端に接続され、抵抗素子R1の他
端は電源電位Vccに接続される。
【0032】NPNトランジスタQ2のコレクタはさら
にPNPトランジスタQ4のベースに接続され、PNP
トランジスタQ4のエミッタは電源電位Vccに接続さ
れ、PNPトランジスタQ4のコレクタは出力端子OU
T1に接続され、出力端子OUT1には半導体集積回路
の外部から負荷抵抗素子RLが接続される。
【0033】また、PNPトランジスタQ2のコレクタ
に接続されたPNPトランジスタQ4のベースは電圧制
御型電流出力回路(以下、VCCS1と称す)の逆相入
力側(−)に接続され、PNPトランジスタQ4のコレ
クタはVCCS1の正相入力側(+)に接続され、VC
CS1出力端は、NPNトランジスタQ1のエミッタに
接続されている。このVCCS1は入力差電圧により出
力電流を制御するオペアンプで構成される。
【0034】なお、VCCS1は、PNPトランジスタ
Q4のコレクタ電位の方がPNPトランジスタQ4のベ
ース電位よりも高い場合にのみ、NPNトランジスタQ
1のエミッタへ電流を流し、常にPNPトランジスタQ
4のベース電位をPNPトランジスタQ4のコレクタ電
位が超えないように制御する。
【0035】つまり、PNPトランジスタQ4のベース
電位はコレクタ電位よりも高くなるように制御してい
る。
【0036】図1におけるVCCS1をさらに具体的な
回路で示した図2を参照すると、このVCCS1は、電
源電位Vccに抵抗素子素子R4に一端が接続され、抵
抗素子素子R4の他端はPNPトランジスタQ5のエミ
ッタに接続され、PNPトランジスタQ5のコレクタは
NPNトランジスタQ11のコレクタに接続され、NP
NトランジスタQ11のエミッタは抵抗素子R6の一端
に接続され、抵抗素子R6の他端は接地電位GNDに接
続されている。
【0037】また、PNPトランジスタQ5のベースは
PNPトランジスタQ5のコレクタおよびPNPトラン
ジスタQ6のベースにそれぞれ接続され、PNPトラン
ジスタQ5とPNPトランジスタQ6はカレントミラー
回路を形成している。
【0038】PNPトランジスタQ6のエミッタは抵抗
素子R5の一端に接続され、抵抗素子R5の他端は電源
電位Vccに接続されている。
【0039】PNPトランジスタQ6のコレクタはPN
PトランジスタQ9およびQ10のエミッタにそれぞれ
共通接続され、PNPトランジスタQ9とQ10は差動
回路を構成している。
【0040】PNPトランジスタQ9のコレクタはVC
CS1出力としてNPNトランジスタQ1のコレクタに
接続され、PNPトランジスタQ10のコレクタは接地
電位GNDに接続されている。
【0041】PNPトランジスタQ9のベースはNPN
トランジスタQ7のエミッタおよびNPNトランジスタ
Q12のコレクタに共通接続され、NPNトランジスタ
Q7のコレクタは電源電位Vccに接続され、NPNト
ランジスタQ7のベースはNPNトランジスタQ2のコ
レクタ(PNPトランジスタQ4のベース)がVCCS
1の逆相入力側(−)として接続される。
【0042】NPNトランジスタQ12のエミッタは抵
抗素子R7の一端に接続され、抵抗素子R7の他端は接
地電位GNDに接続されている。
【0043】PNPトランジスタQ10のベースはNP
NトランジスタQ8のエミッタおよびNPNトランジス
タQ13のコレクタに共通接続され、NPNトランジス
タQ8のコレクタは電源電位Vccに接続され、NPN
トランジスタQ8のベースはPNPトランジスタQ4の
コレクタがVCCS1の正相入力側(+)として接続さ
れる。
【0044】NPNトランジスタQ13のエミッタは抵
抗素子R8の一端に接続され、抵抗素子R8の他端は接
地電位GNDに接続されている。
【0045】NPNトランジスタQ11のベースとNP
NトランジスタQ12のベースとNPNトランジスタQ
13のベースとは、定電圧源V1に共通接続されてい
る。
【0046】従って、PNPトランジスタQ4は飽和状
態にならないので、PNPトランジスタQ4のコレクタ
の電位がPNPトランジスタQ4のベースの電位より大
きいときはPNPトランジスタQ4の寄生PNPトラン
ジスタは動作せず、スイッチングノイズの発生を抑え
る、という効果が得られる。
【0047】また、PNPトランジスタQ4の寄生PN
Pトランジスタに電流が流れなくなるため、出力端子O
UT1に接続された外部の負荷抵抗素子RLの変動に対
して、常に最適な条件の電流を流すことができ、出力端
子の電位の変動も低減できる、という効果もある。
【0048】次に、VCCS1の動作による、出力端子
OUT1の電位Vout1とPNPトランジスタQ4の
ベース電位VBの電位差の変化量を検証するために、ま
ずVCCS1が動作しない場合(すなわち、図5の従来
例の回路の場合であるが、図5は図1でVCCS1が動
作しない場合と等価であるから、以下の説明では便宜上
図1を参照する)での電位差について説明する。なお、
ここで動作しないというのは、電位差がない、というこ
とではなく、電位差ΔVはあるが、VCCS1がない、
ということを示しており、VCCS1がある場合は、V
CCS1がない場合に比べて、ΔVはどの程度小さくな
るのか、ということを以下の説明で検証する。
【0049】再び図1を参照すると、出力端子OUT1
の電位Vout1がPNPトランジスタQ4のベース電
位VBより大きいときのVout1およびVBの電位差
をΔVとする。
【0050】 ΔV=Vout1−VB ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(1) Vout1は負荷抵抗素子RLに流れる電流ILによっ
て決まる。
【0051】 Vout1=RL×IL ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(2) VBはPNPトランジスタQ4のベース・エミッタ間電
圧VBE4を用いて次のように表せる。
【0052】 VB=Vcc−VBE4 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(3) 式(1)、(2)および(3)より ΔV=RL×IL−(Vcc−VBE4) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(4) NPNトランジスタQ1のコレクタ電流I1、抵抗素子
R2に流れる電流I2、PNPトランジスタQ4のベー
ス電流IBは、それぞれ以下の式で表される。
【0053】 I1=I2+IB ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(5) I2=VBE4/R2 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(6) IB=IL/hFE ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(7) ILはRLを流れる電流、hFEはPNPトランジスタ
Q4の飽和時のドライブ比である。
【0054】式(5)、(6)および(7)より IL=hFE{I1−(VBE4/R2)} ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(8) 式(4)および(8)より ΔV=RL×IL−(Vcc−VBE4) =RL×hFE{I1−(VBE4/R2)}−(Vcc−VBE4) =RL×hFE×I1−RL×hFE×VBE4/R2−Vcc +VBE4=RL×hFE×I1−Vcc +{1−(RL×hFE/R2)}×VBE4 ‥‥‥‥‥‥‥‥(9) また、電流I1を入力端子IN1の電位Vin1と、N
PNトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBE
1を用いて表すと、 I1=(Vin1−VBE1)/R3 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(10) 式(9)および(10)より ΔV=hFE×RL×{(Vin−VBE1)/R3} +{1−(hFE×RL/R2)}×VBE4−Vcc ‥‥‥(11) 次に、VCCS1が動作した場合の電位差について示
す。電位差が生じることによって、VCCS1が動作す
る。
【0055】再び図2を参照しながらVCCS1の動作
を説明する。PNPトランジスタQ4のコレクタ電位が
PNPトランジスタQ4のベース電位より高くなると、
NPNトランジスタQ7のベースがロウレベルとなり非
導通状態、NPNトランジスタQ8のベースがハイレベ
ルになり導通状態となる。
【0056】NPNトランジスタQ7のベースが非導通
となることによって、PNPトランジスタQ9のベース
がNPNトランジスタQ12および抵抗素子R7により
ロウレベルになり、PNPトランジスタQ10のベース
は導通したNPNトランジスタQ8によりハイレベルと
なる。従って、PNPトランジスタQ9が電流オン、P
NPトランジスタQ10が電流オフとなり、PNPトラ
ンジスタQ9に電流が流れる。
【0057】また、Vin1がロウレベルでPNPトラ
ンジスタQ1が非導通状態になりPNPトランジスタQ
4のベース電位がPNPトランジスタQ4のコレクタ電
位よりも高くなると、この高くなったベース電位が供給
されるNPNトランジスタQ7のベースはハイレベルに
なり導通し、低い電位のコレクタ電位が供給されるNP
NトランジスタQ8のベースはロウレベルになり非導通
となる。
【0058】NPNトランジスタQ7の導通によりPN
PトランジスタQ9のベースがハイレベルになり非導通
となり、NPNトランジスタQ8の非導通によりPNP
トランジスタQ10のベースがロウレベルになり導通す
る。すなわち、PNPトランジスタQ9が電流オフ、P
NPトランジスタQ10が電流オンとなり、PNPトラ
ンジスタQ9には電流が流れない。
【0059】PNPトランジスタQ9のコレクタはVC
CS1の出力となっているので、PNPトランジスタQ
4のコレクタ電位がPNPトランジスタQ4のベース電
位よりも高くなったときに、NPNトランジスタQ1の
エミッタにコントロール電流Icont1が流れる。V
CCS1が動作したときの電位差をΔV’とすると Icont1=ΔV’×a ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(12) ここで、aはVCCS1の電流増幅率である。
【0060】Icont1はNPNトランジスタQ1の
エミッタに流れるので、Icont1が流れたときのN
PNトランジスタQ1のコレクタ電流I1’は以下のよ
うに表せる。
【0061】 I1’=((Vin1−VBE1’)/R3)−Icont1 ‥(13) VBE1’は、Icont1が流れたときのNPNトラ
ンジスタQ1のベース・エミッタ間電圧である。ここ
で、NPNトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧
の変化量は小さく、そのためVBE1≒VBE1’と考
えることができるので、式(10)および(13)より
I1>I1’である。
【0062】式(9)より、I1が減少するとΔV’は
減少するので、Icont1が流れた後のΔV’は減少
する。
【0063】この帰還を繰り返してΔV’→0となる。
よってPNPトランジスタQ4の飽和はしなくなり、寄
生PNPトランジスタも動作しなくなる。
【0064】このΔV’の減少率は以下の計算により求
められる。電位差ΔV’が生じることによってVCCS
1が流す電流Icont1が発生したときの抵抗素子R
3を流れる電流I0’は、以下のように表せる。
【0065】 I0’=Icont1+I2’+IB’ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(14) I2’はIcontが流れたときに抵抗素子R2に流れ
る電流、IB’はIcont1が流れたときのPNPト
ランジスタQ4のベース電流である。
【0066】式(12)より I0’=a×ΔV’+I2’+IB’ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(15) Icont1が流れたときのNPNトランジスタQ1の
ベース・エミッタ間電圧VBE1’を用いて、次のよう
にも表せる。
【0067】 I0’=(Vin1−VBE1’)/R3 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(16) I2’は、Icont1が流れたときのPNPトランジ
スタQ4のベース・エミッタ間電圧VBE4’を用い
て、次のように表せる。
【0068】 I2’=VBE4’/R2 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(17) IB’は、Icont1が流れたときに負荷抵抗素子R
Lに流れる電流IL’を用いて、次のように表せる。
【0069】 IB’=IL’/hFE ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(18) Icont1が流れたときの出力電圧Vout1’は Vout1’=IL’×RL ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(19) またVout1’は、以下のようにも表せる。
【0070】 Vout1’=Vcc−VBE4’+ΔV’ ‥‥‥‥‥‥‥‥(20) 式(19)および(20)より IL’=(Vcc−VBE4’+ΔV’)/RL ‥‥‥‥‥‥(21) 式(18)および(21)より IB’=(Vcc−VBE4’+ΔV’)/(hFE×RL)‥(22) 式(15)、(16)、(17)および(22)より ΔV’={((Vin1−VBE1’)/R3)−(Vcc/(hFE×RL )) +((1/(hFE×RL))−(1/R2))×VBE4’}/{a +(1/(hFE×RL))} ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(23) Icont1が流れる前後でのトランジスタのベース・
エミッタ間電圧の変動は微量なので VBE1≒VBE1’ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(24) VBE4≒VBE4’ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(25) とすると、ΔVおよびΔV’の関係式は(11)、(2
3)、(24)および(25)より以下のように表すこ
とができる。
【0071】 ΔV’=ΔV/(1+a×hFE×RL) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(26) これより、NPNトランジスタQ1のエミッタにIco
nt1を流すことによって、寄生PNPトランジスタを
動作させる原因となるΔVは、1/(1+a×hFE×
RL)に削減できる。ΔV’をゼロに近づけるために
は、帰還定数a、負荷抵抗素子RLを大きくすればよ
い。
【0072】上述したように、PNPトランジスタQ4
のコレクタ電位がベース電位より大きくなったときに活
性化する寄生PNPトランジスタが、PNPトランジス
タQ4のコレクタ電位とベース電位の電位差ΔVをゼロ
にすることによって、寄生PNPトランジスタが非活性
化され動作しなくなるので、スイッチングノイズの発生
がなくなる。
【0073】図3は負荷抵抗素子の変動による寄生PN
Pトランジスタに流れる電流変化を、シミュレーション
によって確認し、その結果を従来回路の場合と本発明の
スイッチ回路の場合とをそれぞれグラフで示したもので
ある。
【0074】図3を参照すると、寄生PNPトランジス
タが動作することによって基板に流れていた電流は、本
発明のスイッチ回路を適用することによりほぼゼロとな
り、その結果、従来よりも回路電流を減らすことができ
ることを示している。
【0075】従来は基板に流れる電流を考慮して、電流
設定を大きくしなければならなかったが、本発明のスイ
ッチ回路では負荷抵抗素子RLに適した電流を流すよう
に調整ができるので、余分な電流を削減できる。
【0076】つまり、図6における寄生PNPトランジ
スタQ23が発生するため、回路電流は増え、図5にお
ける出力電位Vout4は上昇し、負荷抵抗RL4に流
れる電流IL4も増加する。
【0077】その結果、設計時に、電流が余分に流れる
ことを加味して各トランジスタのサイズなど、素子値に
余裕をもたせなければならない。
【0078】これに対し、本発明の実施形態(図1)の
回路によれば、VCCS1によって、PNPトランジス
タQ4のコレクタ電位がベース電位を超えないようにコ
ントロールするので、出力電位Vout1は安定する。
故に、寄生PNPトランジスタが発生しないだけでな
く、負荷抵抗RLに流れる電流も一意的に決めることが
できる(V=I×Rより)。
【0079】その結果、余分な電流が流れないので、各
トランジスタのサイズなどを、大きめに設計する必要が
なくなる。つまり、各構成素子は、寄生PNPトランジ
スタに流れる電流量を加えない電流値に基づいて予め設
定した素子値をそれぞれ有する。
【0080】また、負荷抵抗素子RLの抵抗値の違いに
よる出力電位の変動も小さくすることができる。
【0081】図2のVCCS1部分の回路および本発明
の第2の実施形態を示した図4を併せて参照すると、差
動対となるNPNトランジスタQ16およびQ17のそ
れぞれのエミッタがNPNトランジスタQ18のコレク
タに共通接続され、NPNトランジスタQ16のベース
は入力端子IN2に接続され、NPNトランジスタQ1
6のコレクタは抵抗素子R9の一端に接続され、抵抗素
子R9の他端は電源電位Vccに接続される。
【0082】NPNトランジスタQ17のベースは入力
端子IN3に接続され、NPNトランジスタQ17のコ
レクタは抵抗素子R10の一端に接続され、抵抗素子R
10の他端は電源電位Vccに接続される。
【0083】NPNトランジスタQ18のエミッタに抵
抗素子R11の一端が接続され、抵抗素子R11の他端
は接地電位GNDに接続され、NPNトランジスタQ1
8のベースおよび接地電位GND間には定電圧源V2が
接続されており、NPNトランジスタQ16およびNP
NトランジスタQ17はNPNトランジスタQ18を定
電流源とした差動回路を構成している。
【0084】差動対の一方のNPNトランジスタQ16
のコレクタにPNPトランジスタQ14のベースが接続
され、PNPトランジスタQ14のエミッタは電源電位
Vccに接続され、PNPトランジスタQ14のコレク
タは出力端子OUT2に接続され、OUT2には半導体
集積回路の外部の負荷抵抗素子RL2が接続されてい
る。
【0085】PNPトランジスタQ14のコレクタはさ
らにVCCS2の正相入力側(+)に接続され、VCC
S2の逆相入力側(−)はNPNトランジスタQ16の
コレクタに接続されるとともに、VCCS2の出力はN
PNトランジスタQ18のエミッタに接続されている。
【0086】一方、差動対の他方のNPNトランジスタ
Q17のコレクタにPNPトランジスタQ15のベース
が接続され、PNPトランジスタQ15のエミッタは電
源電位Vccに接続され、PNPトランジスタQ15の
コレクタは出力端子OUT3に接続され、OUT3には
半導体集積回路の外部の負荷抵抗素子RL3が接続され
ている。
【0087】PNPトランジスタQ15のコレクタはさ
らにVCCS3の正相入力側(+)に接続され、VCC
S3の逆相入力側(−)はNPNトランジスタQ17の
コレクタに接続されるとともに、VCCS3の出力はN
PNトランジスタQ18のエミッタに接続されている。
【0088】次にこの実施形態の動作を説明する。NP
NトランジスタQ16およびNPNトランジスタQ17
で構成されている差動回路部において、入力端子IN2
の電位Vin2がハイレベルに、入力端子IN3の電位
Vin3がロウレベルになり、NPNトランジスタQ1
6が完全に導通状態になったとき、電流は電源電位Vc
cから抵抗素子R9を経てNPNトランジスタQ16に
流れ、非導通状態にあるNPNトランジスタQ17には
流れない。
【0089】このとき、NPNトランジスタQ16が導
通状態になることによりベースがロウレベルになるPN
PトランジスタQ14は導通状態になり、電流は、一部
が電源電位VccからPNPトランジスタQ14のベー
ス電流IB2としてNPNトランジスタQ16のコレク
タへ流れ、残りはPNPトランジスタQ14のコレクタ
からIL2として負荷抵抗素子RL2を経て接地電位G
NDに流れる。
【0090】つまり、PNPトランジスタQ14が導通
して電流IL2が流れることにより、PNPトランジス
タQ14のコレクタ電位はハイレベルになり、PNPト
ランジスタQ14のベース電位よりも高くなるので、P
NPトランジスタQ14の寄生PNPトランジスタは活
性化状態になり、基板への電流経路が発生する。
【0091】従って、VCCS2の入力電位は、逆相入
力側(−)の電位<正相入力側(+)の電位、の状態で
あるから、差電圧ΔV2が発生する。このΔV2の発生
により、VCCS2(VCCS1と同一構成)のNPN
トランジスタQ7はベースがロウレベルで非導通状態、
NPNトランジスタQ8はベースがハイレベルで導通状
態になる。
【0092】その結果、PNPトランジスタQ9のベー
スはNPNトランジスタQ7が非導通であるからトラン
ジスタQ12および抵抗素子R7によりロウレベルとな
り導通して電流オン、PNPトランジスタQ10のベー
スはトランジスタQ8によりハイレベルとなり非導通で
電流オフとなり、PNPトランジスタQ9に電流が流れ
る。
【0093】このPNPトランジスタQ9の電流はVC
CS2のコントロール電流Icont2として定電流源
のNPNトランジスタQ18のエミッタに流れ、式(1
2)に準じてI6を減少させるように動作をコントロー
ルする。
【0094】その結果、前述した、逆相入力側(−)
電位<正相入力側(+)の電位、の状態で発生したΔV
2は減少する。この帰還を繰り返してΔV2→0とな
り、NPNトランジスタQ14の飽和はなくなり寄生P
NPトランジスタも動作しなくなる。
【0095】一方、入力端子IN2の電位Vin2がロ
ウレベルに、入力端子IN3の電位Vin3がハイレベ
ルになり、NPNトランジスタQ17が完全に導通状態
になったとき、電流は電源電位Vccから抵抗素子R1
0を経てNPNトランジスタQ17に流れ、非導通状態
にあるNPNトランジスタQ16には流れない。
【0096】NPNトランジスタQ16の非導通により
PNPトランジスタQ14はベースがハイレベルで非導
通になり、PNPトランジスタQ14のコレクタ電位が
PNPトランジスタQ14のベース電流よりも低くなる
と、逆相入力側(−)の電位>正相入力側(+)の電
位、の状態であるから、差電圧ΔV2は発生せず、低く
なったPNPトランジスタQ14のコレクタ電位が供給
されるVCSS2のNPNトランジスタQ8はベースが
ロウレベルで非導通になり、PNPトランジスタQ14
のベース電位が供給されるNPNトランジスタQ7はベ
ースがハイレベルで導通する。
【0097】このNPNトランジスタQ7の導通によ
り、PNPトランジスタQ9のベースがハイレベルにな
り非導通となる。PNPトランジスタQ10のベース
は、NPNトランジスタQ8が非導通状態になることに
よってトランジスタQ13および抵抗素子R8によりロ
ウレベルに引き下げられ導通する。
【0098】電流オフとなったPNPトランジスタQ9
のコレクタはVCCS2の出力であるから、この場合は
NPNトランジスタQ18のエミッタにコントロール電
流Icont2が流れない。
【0099】つまり、PNPトランジスタQ14のコレ
クタ電位がPNPトランジスタQ14のベース電位より
高くなったときにNPNトランジスタQ18のエミッタ
にコントロール電流Icont2が流れ、コレクタ電位
がベース電位より低くなるとコントロール電流Icon
t2は流れない。
【0100】また、Vin2がロウレベル、Vin3が
ハイレベルになり、NPNトランジスタQ17が完全に
オンしたとき、電流はNPNトランジスタQ17に流
れ、NPNトランジスタQ16には流れない。
【0101】このとき、NPNトランジスタQ17の導
通状態によりベースがロウレベルになるPNPトランジ
スタQ15は導通状態になり、電流は、電源電位Vcc
からPNPトランジスタQ15のベース電流IB3とし
てNPNトランジスタQ17のコレクタへ流れ、残りは
PNPトランジスタQ15のコレクタからIL3として
負荷抵抗RL3を経て接地電位GNDに流れる。
【0102】つまり、PNPトランジスタQ15が導通
して電流IL3が流れることにより、PNPトランジス
タQ15のコレクタ電位はハイレベルになり、PNPト
ランジスタQ15のベース電位よりも高くなるので、P
NPトランジスタQ15の寄生PNPトランジスタは活
性化状態になり、基板への電流経路が発生する。
【0103】従って、VCCS3の入力電位は、逆相入
力側(−)の電位<正相入力側(+)の電位、の状態で
あるから、差電圧ΔV3が発生する。このΔV3の発生
により、VCCS3(前述したVCCS1と同一構成)
のNPNトランジスタQ7のベースがロウレベルで非導
通状態、NPNトランジスタQ8のベースがハイレベル
で導通状態になる。
【0104】その結果、VCCS2の動作時と同様に、
PNPトランジスタQ9が電流オン、PNPトランジス
タQ10が電流オフとなって、PNPトランジスタQ9
に電流が流れ、前述した、逆相入力側(−)の電位<
相入力側(+)の電位、の状態で発生したΔV3は減少
する。
【0105】一方、PNPトランジスタQ15のコレク
タ電位がPNPトランジスタQ15のベース電流よりも
低くなると、VCCS3のNPNトランジスタQ7のベ
ースがハイレベル、NPNトランジスタQ8のベースが
ロウレベルになる。
【0106】NPNトランジスタQ7の導通により、P
NPトランジスタQ9のベースがハイレベルになり、P
NPトランジスタQ10のベースは、NPNトランジス
タQ8が非導通状態になることによってトランジスタQ
13および抵抗素子R8によりロウレベルに引き下げら
れ、PNPトランジスタQ9が電流オフとなり電流は流
れず、PNPトランジスタQ10が電流オンとなり電流
が流れる。
【0107】電流オフとなったPNPトランジスタQ9
のコレクタはVCCS3の出力であるから、この場合も
NPNトランジスタQ18のエミッタにコントロール電
流Icont3が流れない。つまり、PNPトランジス
タQ15のコレクタ電位がPNPトランジスタQ15の
ベース電位より高くなったときにNPNトランジスタQ
18のエミッタにコントロール電流Icont3が流
れ、コレクタ電位がベース電位より低くなるとコントロ
ール電流Icont3は流れない。
【0108】この場合もVin2とVin3がバランス
状態にあるときは、ΔV2、ΔV3とも発生しないの
で、VCCS2、VCCS3とも動作しない。
【0109】上述した第2の実施形態の回路は、第1の
実施形態が1出力であるのに対して、逆相の2出力であ
るという点で優位性がある。
【0110】ここで、回路定数は、PNPトランジスタ
Q14およびQ15をそれぞれ同一サイズにし、NPN
トランジスタQ16およびQ17もそれぞれ同一サイズ
に予め設定する。また、抵抗素子R9およびR10の抵
抗値はそれぞれ同一値とし、負荷抵抗素子RL2および
RL3の抵抗値もそれぞれ同一値に予め設定しておくも
のとする。
【0111】この第2の実施形態のように、図1におけ
るNPNトランジスタQ2で構成されているエミッタフ
ォロア回路部を、抵抗素子R2およびNPNトランジス
タQ2の2組による差動対とNPNトランジスタQ1お
よび抵抗素子R3の1組による定電流源とを組み合わせ
た差動回路に置き換えることもでき、第1の実施形態と
同様な効果を得ることができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
内蔵用のスイッチ回路は、アナログのスイッチの出力用
PNPトランジスタのコレクタ電位とベース電位とを比
較しコレクタ電位が高ければコントロール電流を出力
し、この出力されたコントロール電流を入力トランジス
タのエミッタに帰還して出力用PNPトランジスタのベ
ース電位をコレクタ電位よりも高い電位に変化させる電
流帰還手段を備え、出力用PNPトランジスタに形成さ
れる寄生PNPトランジスタの動作を電流帰還手段によ
り出力用PNPトランジスタのコレクタ電位とベース電
位の電位差ΔVをゼロにすることによって、寄生PNP
トランジスタが非活性化されるので、スイッチングノイ
ズの発生がなくなる。
【0113】また、寄生PNPトランジスタが活性化す
ることによって基板に流れていた電流はほぼゼロとな
り、その結果、従来よりも回路電流を減らすことができ
る。
【0114】さらに、従来は基板に流れる電流を考慮し
て、電流設定を大きくしなければならなかったが、負荷
抵抗素子に適した電流を流すように調整ができるので、
余分な電流を削減できる。
【0115】さらにまた、負荷抵抗素子の抵抗値の違い
による出力電位の変動も小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における回路構成を示
す図である。
【図2】図1におけるVCCS1の具体的な回路も示し
たスイッチ回路の回路図である。
【図3】図2における出力トランジスタの寄生PNPト
ランジスタに流れる電流変化を示した図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における回路構成を示
す図である。
【図5】従来のスイッチ回路の一例を示した回路図であ
る。
【図6】図5における出力トランジスタの寄生PNPト
ランジスタを含めた回路図である。
【図7】図6における寄生PNPトランジスタに流れる
電流変化を示した図である。
【符号の説明】
Q1,Q2,Q3,Q7,Q8,Q11,Q12,Q1
3,Q16,Q17,Q18,19,Q20,Q21
NPNトランジスタ Q4,Q5,Q6,Q9Q,Q10,Q14,Q15,
Q22 PNPトランジスタ Q23 寄生PNPトランジスタ R1〜R14 抵抗素子 RL,RL2〜RL4 負荷抵抗素子 VCCS1〜VCCS3 電圧制御型電流出力回路 IN1〜IN4 入力端子 OUT1〜OUT4 出力端子 Vin1〜Vin4 入力端子IN1〜IN4の電位 Vout1〜Vout4 出力端子OUT1〜OUT
4の電位 Icont1〜Icont3 コントロール電流
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/60 H03K 17/16 H04B 1/18

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナログのスイッチ手段の出力段として
    コレクタに負荷抵抗が負荷される出力用PNPトランジ
    スタと、エミッタに電流制御型電流源が接続され、コレ
    クタが前記出力用PNPトランジスタのベース電流を前
    記電流制御型電流源によって制御する回路に接続される
    入力用NPNトランジスタを有する半導体装置内蔵用の
    スイッチ回路において、 前記出力用PNPトランジスタのコレクタ電位とベース
    電位とを比較しコレクタ電位が高ければコントロール電
    流を出力する比較手段を有し、この比較手段から出力さ
    れたコントロール電流を前記NPN入力トランジスタの
    エミッタに帰還して前記出力用PNPトランジスタのベ
    ース電位を前記コレクタ電位よりも高い電位に変化させ
    る電流帰還手段を備えることを特徴とする半導体装置内
    蔵用のスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記出力用PNPトランジスタに形成さ
    れる寄生PNPトランジスタの動作を前記電流帰還手段
    により非活性化する請求項1記載の半導体装置内蔵用の
    スイッチ回路。
  3. 【請求項3】 前記出力用PNPトランジスタのコレク
    タを出力端子として外部から負荷される負荷抵抗の抵抗
    値の大小に係わらず、前記電流帰還手段による前記寄生
    PNPトランジスタの非活性化に応答してこの寄生PN
    Pトランジスタに流れる電流をほぼゼロレベルにする請
    求項2記載の半導体装置内蔵用のスイッチ回路。
  4. 【請求項4】 各構成素子は、前記寄生PNPトランジ
    スタに流れる電流量を加えない電流値に基づいて予め設
    定した素子値をそれぞれ有する請求項3記載の半導体装
    置内蔵用のスイッチ回路。
  5. 【請求項5】 前記電流帰還手段の前記電流量の抑制に
    応答して前記負荷抵抗の抵抗値の大小による前記出力電
    位の変動も抑制する請求項4記載の半導体装置内蔵用の
    スイッチ回路。
  6. 【請求項6】 入力端子が第1のNPNトランジスタの
    ベースに接続され、前記第1のNPNトランジスタのエ
    ミッタは第1の抵抗素子を介して接地電位に接続される
    とともに、前記第1のNPNトランジスタのコレクタは
    第2のNPNトランジスタのエミッタに接続され、この
    第2のNPNトランジスタのコレクタは第2の抵抗素子
    を介して電源電位に接続されるとともに、前記第2のN
    PNトランジスタのベースは第3のNPNトランジスタ
    のエミッタに接続され、この第3のNPNトランジスタ
    のコレクタは電源電位に接続され、この第3のNPNト
    ランジスタのベースは第3の抵抗素子を介して電源電位
    に接続され、前記第2のNPNトランジスタのコレクタ
    はさらに第1のPNPトランジスタのベースに接続さ
    れ、この第1のPNPトランジスタのエミッタは電源電
    位に接続され、この第1のPNPトランジスタのコレク
    タは出力端子に接続され、前記第1のPNPトランジス
    タのベースは、入力差電圧により出力電流を制御するオ
    ペアンプからなる電圧制御型電流出力手段の逆相入力側
    (−)に接続され、前記第1のPNPトランジスタのコ
    レクタは前記電圧制御型電流出力手段の正相入力側
    (+)に接続され、前記電圧制御型電流出力手段の出力
    端は、前記第1のNPNトランジスタのエミッタに接続
    されて構成されることを特徴とする半導体装置内蔵用の
    スイッチ回路。
  7. 【請求項7】 前記電圧制御型電流出力手段は、前記第
    1のPNPトランジスタのコレクタ電位の方が前記第1
    のPNPトランジスタのベース電位よりも高い場合にの
    み、前記第1のNPNトランジスタのエミッタへ電流を
    流し、常に前記第1のPNPトランジスタのベース電位
    を前記第1のPNPトランジスタのコレクタ電位が超え
    ない制御動作をする請求項6記載の半導体装置内蔵用の
    スイッチ回路。
  8. 【請求項8】 前記電圧制御型電流出力手段は、電源電
    位に第4の抵抗素子を介して第2のPNPトランジスタ
    のエミッタが接続され、このトランジスタのコレクタは
    第4のNPNトランジスタのコレクタに接続され、この
    第4のNPNトランジスタのエミッタは第5の抵抗素子
    を介して接地電位に接続され、前記第2のPNPトラン
    ジスタのベースは自身のコレクタおよび第3のPNPト
    ランジスタのベースとそれぞれ共通接続され、前記第2
    および前記第3のPNPトランジスタはカレントミラー
    を形成し、前記第3のPNPトランジスタのエミッタは
    第6の抵抗素子を介して電源電位に接続され、前記第3
    のPNPトランジスタのコレクタは第4および第5のP
    NPトランジスタのエミッタとそれぞれ共通接続され、
    これら第4および第5のPNPトランジスタは差動回路
    を構成し、前記第4のPNPトランジスタのコレクタは
    前記第1のNPNトランジスタのエミッタに接続され、
    前記第5のPNPトランジスタのコレクタは接地電位に
    接続され、前記第4のPNPトランジスタのベースは第
    5のNPNトランジスタのエミッタおよび第6のNPN
    トランジスタのコレクタと共通接続され、前記第5のN
    PNトランジスタのコレクタは電源電位に接続され、こ
    の第5のNPNトランジスタのベースは前記逆相入力側
    (−)として前記第1のPNPトランジスタのベースに
    接続され、前記第6のNPNトランジスタのエミッタは
    第7の抵抗素子を介して接地電位に接続され、前記第5
    のPNPトランジスタのベースは第7のNPNトランジ
    スタのエミッタおよび第8のNPNトランジスタのコレ
    クタと共通接続され、前記第7のNPNトランジスタの
    コレクタは電源電位に接続され、この第7のNPNトラ
    ンジスタのベースは前記正相入力側(+)として前記第
    1のPNPトランジスタのコレクタに接続され、前記第
    8のNPNトランジスタのエミッタは第8の抵抗素子を
    介して接地電位に接続され、前記第4、前記第6および
    前記第8のNPNトランジスタのベースは定電圧源と共
    通接続されて構成される請求項6記載の半導体装置内蔵
    用のスイッチ回路。
  9. 【請求項9】 前記第3のNPNトランジスタおよび前
    記第3の抵抗素子で構成されているエミッタフォロア回
    路手段に代えて、前記第2の抵抗素子および前記第2の
    NPNトランジスタ2組による差動対と前記第1のNP
    Nトランジスタおよび前記第1の抵抗素子1組による定
    電流源とを組み合わせた差動回路手段で構成する請求項
    6記載の半導体装置内蔵用のスイッチ回路。
  10. 【請求項10】 差動対となる第1および第2のNPN
    トランジスタのそれぞれのエミッタが第3のNPNトラ
    ンジスタのコレクタと共通接続され、前記第1のNPN
    トランジスタのベースは第1の入力端子に接続され、前
    記第1のNPNトランジスタのコレクタは第1の抵抗素
    子を介して電源電位に接続され、前記第2のNPNトラ
    ンジスタのベースは第2の入力端子に接続され、前記第
    2のNPNトランジスタのコレクタは第2の抵抗素子を
    介して電源電位に接続され、前記第3のNPNトランジ
    スタのエミッタは第3の抵抗素子を介して接地電位に接
    続され、前記第3のNPNトランジスタのベースは定電
    圧源が接続され、前記第1および前記第2のNPNトラ
    ンジスタは前記第3のNPNトランジスタを定電流源と
    した差動回路を構成し、前記第1のNPNトランジスタ
    のコレクタに第1のPNPトランジスタのベースが接続
    され、この第1のPNPトランジスタのエミッタは電源
    電位に接続され、前記第1のPNPトランジスタのコレ
    クタは第1の出力端子に接続され、前記第1のPNPト
    ランジスタのコレクタはさらに第1の電圧制御型電流出
    力手段の正相入力側(+)に接続され、前記第1の電圧
    制御型電流出力手段の逆相入力側(−)は前記第1のP
    NPトランジスタのベースに接続されるとともに、前記
    第1の電圧制御型電流出力手段の出力は前記第3のNP
    Nトランジスタのエミッタに接続され、前記第2のNP
    Nトランジスタのコレクタに第2のPNPトランジスタ
    のベースが接続され、この第2のPNPトランジスタの
    エミッタは電源電位に接続され、前記第2のPNPトラ
    ンジスタのコレクタは第2の出力端子に接続され、前記
    第2のPNPトランジスタのコレクタはさらに第2の電
    圧制御型電流出力手段の正相入力側(+)に接続され、
    前記第2の電圧制御型電流出力手段の逆相入力側(−)
    は前記第2のPNPトランジスタのベースに接続される
    とともに、前記第2の電圧制御型電流出力手段の出力は
    前記第3のNPNトランジスタのエミッタに接続されて
    構成されることを特徴とする半導体装置内蔵用のスイッ
    チ回路。
  11. 【請求項11】 前記第1および前記第2のPNPトラ
    ンジスタをそれぞれ同一サイズに予め設定し、かつ前記
    第1および前記第2のNPNトランジスタもそれぞれ同
    一サイズに予め設定しておく請求項10記載の半導体装
    置内蔵用のスイッチ回路。
  12. 【請求項12】 前記第1および前記第2の抵抗素子抵
    抗素子の抵抗値はそれぞれ同一値とし、前記第1および
    前記第2の出力端子にそれぞれ負荷される負荷抵抗の抵
    抗値もそれぞれ同一値に予め設定しておく請求項10記
    載の半導体装置内蔵用のスイッチ回路。
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