JPH07202274A - 熱電装置およびその製造方法 - Google Patents

熱電装置およびその製造方法

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JPH07202274A
JPH07202274A JP5337218A JP33721893A JPH07202274A JP H07202274 A JPH07202274 A JP H07202274A JP 5337218 A JP5337218 A JP 5337218A JP 33721893 A JP33721893 A JP 33721893A JP H07202274 A JPH07202274 A JP H07202274A
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駒 圭 子 生
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林 正 和 小
Kazuhiko Shinohara
原 和 彦 篠
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極との接触抵抗が小さく、耐熱性,耐熱衝
撃性に優れた熱電装置を提供する。 【構成】 熱電素子2が電極5と接合した熱電装置1に
おいて、熱電素子2としてSiを含有する熱電素子2を
用い、Siを含有する熱電素子2の接合部分に高融点金
属シリサイドからなる中間層3が形成されているものと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源から熱起電力を取
り出すのに利用される熱電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】熱電発電装置は、p型
半導体とn型半導体からなり熱電素子が電極に接合され
てpn素子対を形成し、両端部の温度差に依存した起電
力を取り出す装置である。
【0003】熱電発電装置では、接合両端部を介して流
れる電流量が大きいほど、取り出せる電力は大きい。ま
た、両端部の温度差が大きい程、取り出せる電力が大き
い。そのため、高温側の温度はできるだけ高い方が好ま
しい。
【0004】熱電素子の接合は、金属ペースト法や半田
付け法,ろう付け法,溶着や加圧拡散接合法などによる
方法が知られている。このうち、金属ペースト法や半田
付け法,ろう付け法では、熱衝撃に対して接合強度が不
十分であるため、剥離を生じたり素子が脱落したりする
などの問題や、熱電装置の使用時にろう材や半田材が熱
電素子に拡散するため、徐々に発電能力が低下する問題
があった。また、接合部分のエネルギーバンド構造が不
連続で接合障壁が形成され、接触抵抗が大きくなるた
め、発電出力を十分取り出せない問題があった。
【0005】他方、溶着や加圧拡散接合法では、熱電素
子と電極の融点が大きく異なる場合は、接合強度や接触
抵抗の点で不十分であり、SiGe熱電素子−Si電極
の様な限られた材料においてしか使用できない欠点があ
った。
【0006】そこで、接合強度を増加するためやろう材
等の拡散を阻止するため、また、接触抵抗の小さい接合
を形成するために、熱電素子の接合面に中間層が形成さ
れた熱電装置が提案されている。たとえば、接合強度を
増加するためにPbTe熱電素子にMo層とNiめっき
層を形成した後、電極をろう付けする接合方法(特開平
5−55638号)や、BiTe熱電素子にNiめっき
層が形成され、これを半田層を介して電極に接合した熱
電装置(特開平5−41543号)や、熱電素子に無電
解ニッケル−ホウ素合金めっきする方法(特開平5−6
3243号)などが提案されている。
【0007】一般的に、PbTeの熱電装置は300℃
から500℃程度の中温領域で使用される。しかし、S
iを含有する熱電素子は約500℃以上の高温領域で使
用可能であり、この高温領域ではNiめっき層では耐熱
性が不十分で、熱電発電時にNiが熱電素子内に拡散し
て、発電能力が低下する問題がある。また、電気的に良
好な接合を形成するために、PbTeからなる熱電素子
とCu電極との間にAu中間層を挿入した熱電素子も提
案されている(特開平5−152615号)。しかし、
Siを含有する熱電素子に対しては、素子の動作温度に
おいてAuが熱電素子内に拡散し易く、徐々に熱電素子
の特性を低下させる問題があった。
【0008】特にSiを含有する熱電素子であるFeS
熱電素子は高温での耐酸化性に優れ、高温領域で動
作が可能であるが、耐熱性,耐熱衝撃性に優れた接触抵
抗の小さい接合を形成することが技術課題である。この
ようなFeSi熱電素子の接合方法としては、p−n
素子対を直接接合する冷間プレス焼結法と、熱電素子−
電極接合を形成する超音波半田付け法が知られている。
【0009】このうち、冷間プレス焼結法では、p型半
導体とn型半導体の相互拡散層を形成して接合するた
め、接合部分では両方の不純物が混在して正孔と電子が
補償された半導体になっている。それゆえ、接合部分の
抵抗が大きくなってしまう問題があった。また、電極金
属を介してp−n接合した場合は、一般的に、接合部分
の抵抗が大きくならない長所がある。しかし、超音波半
田付け法による接合では、半田層の耐熱性が不十分であ
る問題があった。
【0010】FeSiには、金属相であるα相と半導
体相であるβ相の2種類の結晶相が存在する。そして、
接触抵抗を低下させ、接合強度に優れた接合を形成する
ため、このα相−β相転移を利用した接合方法が開発さ
れている。一般的に、FeSi粉は、α相の焼結体を
形成した後、熱処理してβ化し、熱電素子を製造する。
熱電素子として使用されるのは半導体であるβ相で、α
相は金属相である。
【0011】接合部分での接触抵抗を下げるため、熱電
素子の接合部分が金属相であるα相との混晶状態の硅化
鉄からなる熱電装置が提案されている(特開昭57−1
69283号)。その製造方法として、焼結し、β化し
た素子を形成した後、接合部分を熱処理してα相を形成
する方法が開示されている。しかし、α相−β相転移は
1255Kと高温であるので、素子の一部分だけ加熱処
理する工程は温度制御が困難で、素子の信頼性が低下す
る問題がある。
【0012】α相が混在する素子部分は抵抗は低下する
が、ゼーベック係数も低下するので、加熱処理領域が大
きくなると、熱電装置の発電能力が低下する問題があ
る。また、一部分だけ加熱処理を行うと、熱によるひず
みによって熱電素子に亀裂が入るなどの問題があった。
【0013】さらに、接合強度の強い熱電素子−電極接
合を形成するために、FeSiα相焼結体を形成し、
電極金属を抵抗溶接した後、熱処理を行ってFeSi
β相に相転移する製造方法が提案されている(特開平2
−228082号)。この方法では、抵抗溶接法を使う
ことができ、接合強度は増加する長所がある。しかし、
溶接に伴う急熱急冷過程によって、部分的に熱電素子の
ドーパントの濃度分布が変化したり、電極金属元素が熱
電素子中に拡散したりするため、半導体化した後、熱電
素子の接合界面付近の熱電特性が低下する問題があっ
た。
【0014】
【発明の目的】本発明は、上記した問題を解決し、Si
を含有する熱電素子に対して、高温で接触抵抗が低い熱
電素子−電極接合が形成された熱電装置を提供すること
を目的としているものである。また、熱電素子の剥離や
素子の脱落が起きず、熱反応による熱電素子の特性低下
がない熱電装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】さらに、FeSiからなる熱電素子にお
いて、接触抵抗が低い熱電素子−電極接合、熱電素子−
熱電素子接合が形成された熱電装置およびその製造方法
を提供することを目的とするものである。さらには、接
合強度が大きい熱電装置および信頼性が高い製造方法を
提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱電素子が電
極と接合した熱電装置において、熱電素子としてSiを
含有する熱電素子を用い、前記Siを含有する熱電素子
と電極との接合部分に中間層が形成されている構成とし
たことを特徴としている。
【0017】また、熱電素子が電極と接合した熱電装置
において、熱電素子としてSiを含有する熱電素子を用
い、前記Siを含有する熱電素子の接合部分に高融点金
属シリサイドからなる中間層が形成されている構成とし
たことを特徴としており、実施態様において、熱電素子
が、硅化鉄あるいはシリコンゲルマニウム化合物を主成
分とするものであるようにしたことを特徴としている。
【0018】図1は、本発明の実施態様による熱電装置
の基本構成を示すものである。図1に示す熱電装置1
は、熱電素子としてSiを含有する熱電素子2を用い、
このSiを含有する熱電素子2の接合面上に高融点金属
シリサイドからなる中間層3が形成され、この中間層3
がろう材4を介して電極5と接合されている構成を有す
るものである。
【0019】高融点金属シリサイドよりなる中間層3と
電極5とは、公知の半田付け法やろう付け法,溶接法な
どで接合される。また、高融点金属シリサイドからなる
中間層3と電極5との間に、熱反応によって電極材料が
熱電素子2に拡散するのを防止するためや、電極5と高
融点金属シリサイドからなる中間層3との接合強度を増
加するためなどに、第二、第三の中間層を形成すること
もできる。
【0020】本発明に係わる熱電装置1において、高融
点金属シリサイドからなる中間層3を形成する高融点金
属シリサイドは、高温の動作温度において熱電素子2と
の接触抵抗が小さく、熱安定性の高いものが好ましく、
たとえば、チタンシリサイド,ジルコニウムシリサイ
ド,バナジウムシリサイド,クロムシリサイド,ニオブ
シリサイド,モリブデンシリサイド,ハフニウムシリサ
イド,タンタルシリサイド,タングステンシリサイド,
マンガンシリサイド,ルテニウムシリサイド,コバルト
シリサイドなどが挙げられる。
【0021】また、電気的な接合をさらに制御する等の
ために、これらの高融点金属シリサイド中に異種元素を
ドーピングすることもできる。
【0022】高融点金属シリサイドの形成方法は、公知
の方法で行うことができる。たとえば、高融点金属とシ
リコンとを同時に蒸着する方法や、同時にスパッタリン
グする方法、高融点金属シリサイドをスパッタリングす
る方法、CVDによる方法などが挙げられるが、これに
限定されるものではない。
【0023】本発明のSiを含有する熱電素子2として
は、硅化鉄あるいはシリコンゲルマニウム化合物を主成
分とするものとすることができるが、これらの化合物を
主成分とし、熱電特性を制御するためや耐熱性を制御す
るためなどで、異種元素が混在されたものとすることも
できる。たとえば、硅化鉄に対しては異種元素として、
Ru,Co,Mn,Cr,Ni,Ti,V,In,S
b,Zn,Cu,Ge,C,O,Al,等の元素を挙げ
ることができ、シリコンゲルマニウム化合物に対して
は、B,Al,Ga,N,P,AsなどのIII族およ
びV族,Pb,Ge,Auなどの元素をあげることがで
きる。
【0024】本発明に係わる熱電装置はまた、FeSi
を主成分とする熱電素子を使用した熱電装置におい
て、熱電素子の接合部分に、FeSi相が混在したFe
Si相混在層が形成されている構成としたことを特徴と
している。
【0025】また、本発明に係わる熱電装置の製造方法
は、FeSiを主成分とする熱電素子を使用した熱電
装置を製造するに際し、α相FeSi焼結体を形成す
る工程と、前記α相FeSi焼結体の接合面にメタラ
イズ金属層を形成して熱処理する工程と、前記α相Fe
Si焼結体をβ化する工程を経ることによって、Fe
Si熱電素子の接合部分に、FeSi相が混在したF
eSi相混在層を形成する構成としたことを特徴として
いる。
【0026】さらに、本発明に係わる熱電装置の製造方
法では、FeSiを主成分とする熱電素子を使用した
熱電装置を製造するに際し、α相FeSi圧粉体を形
成する工程と、前記α相FeSi圧粉体の接合面にメ
タライズ金属層を形成して熱処理する工程と、前記α相
FeSi圧粉体を焼結した後β化する工程を経ること
によって、FeSi熱電素子の接合部分に、FeSi
相が混在したFeSi相混在層を形成する構成とするこ
とを特徴としている。
【0027】図2は、本発明の実施態様による熱電装置
の基本構成を示すものである。図2に示す熱電装置11
は、FeSiを主成分とする熱電素子12の接合部分
に、FeSi相が混在したFeSi相混在層13が形成
されており、このFeSi相混在層13を介して電極1
4と接合されている構成を有するものである。
【0028】この種の熱電装置11において、熱電素子
12の接合部分を金属的な特性とすることによって、電
極14や半導体との接触抵抗が小さくなり、出力損失を
低減できる。この接合部分の層はできるだけ薄い方が、
熱電装置全体の特性は低下しない。
【0029】Siが欠乏したFeSi相が混在した場合
は、FeSiα相と同様にゼーベック係数は低下する
が、抵抗も低下する特性を有し、FeSi相はFeSi
相と金属を反応させることによって形成することがで
きることを発見した。そのような特性を有する金属を本
発明においてはメタライズ金属と総称することにする。
【0030】本発明は、FeSiを主体とする熱電素
子12の接合面に、メタライズ金属層を形成した後、熱
処理を行うことによって、FeSiを主体とする熱電
素子12の接合面にFeSi相が混在するFeSi相混
在層13を形成するものである。
【0031】熱処理によってメタライズ金属原子が熱電
素子中に拡散するかあるいはFeSi熱電素子中のS
i原子がメタライズ金属層中に拡散することによって、
接合部分だけにFeSi相とメタライズ金属のシリコン
化合物相を形成することができる。
【0032】本発明におけるメタライズ金属は、熱処理
時においてシリコン化合物が形成でき、熱電装置の使用
温度においては形成したシリコン化合物が熱電素子中に
拡散したり、熱電特性を低下させる反応が進行しないも
のが好ましい。本発明におけるメタライズ金属として
は、例えば、Ge,Cr,Mn,Co,W,Mo,N
b,Hf,Ta,Ruなどを挙げることができる。
【0033】接合部分の表層にFeSi相が混在するF
eSi相混在層13が形成された熱電素子12の製造工
程は、図3に示す順序で行うことができる。すなわち、
まず、FeSi原料粉を調製したのち、熱電素子形状
のα相FeSi焼結体を加圧焼成などの公知の方法で
形成する。次いで、メタライズ金属層を焼結体の接合部
分に形成し、FeSi相形成のための熱処理を行う。そ
の後、α相FeSi焼結体をβ化するために熱処理を
行う。
【0034】また、図4に示す工程で製造することもで
きる。すなわち、まず、FeSi原料粉を調製したの
ち、熱電素子形状のα相FeSi原料粉の圧粉体を形
成する。次いで、圧粉体の接合部分にメタライズ金属層
を形成し、FeSi相形成のための熱処理を行う。その
後、公知の方法に従って焼結を行い、公知の方法に従っ
てβ化するために熱処理を行う。
【0035】次に、接合表面がメタライズしたp型ある
いはn型FeSi半導体からなる熱電素子12と電極
14あるいは別の熱電素子12と接合を形成する。この
とき、接合温度がFeSi熱電素子をα相−β相転移
温度より高温に保持される場合は、β化のための熱処理
を行う前に接合工程を行うこともできる。
【0036】また、接合強度を増加させるため、図3,
図4のメタライズ金属層を形成し、熱処理を行う工程を
複数回繰り返すこともできる。図4に示す工程では、F
eSi相形成のための熱処理と焼結のための熱処理を単
一工程として行うこともできる。
【0037】本発明による熱電装置11は、p型あるい
はn型FeSi熱電素子12がそれぞれを単独で電極
14に接合したタイプ、電極14を介してp−n熱電素
子対を形成したタイプ、あるいはp−n熱電素子対を直
接接合したタイプを含む。また、本発明に従って製造し
たFeSi熱電素子12と、FeSi以外の熱電素
子を接合して熱電装置を製造することもできる。熱電素
子12の形状は、棒状以外に、熱電発電効率を上げるた
めに、弓型形状やドーナツ型形状に製造することもで
き、これに制限されるものではない。
【0038】接合は、公知の加圧拡散接合法,ろう付け
法,半田付け法などによって行うことができる。
【0039】α相FeSi原料粉は、公知の金属間化
合物の形成方法に従って合成し、粉砕して製造すること
ができる。また、熱電特性を向上させるために、不純物
元素を含む化合物を混合した原料粉や表面処理を行った
原料粉を使用することができる。不純物元素としては、
Ru,Co,Mn,Cr,Al,B,Ni,Ti,V,
In,Sb,Zn,Cu,Ge,C,Oなどを挙げるこ
とができる。
【0040】さらに、メタライズ金属層の形成は、公知
の方法に従って形成できる。たとえば、電子ビーム蒸着
法,スパッタリング法,イオンビーム蒸着法などの真空
成膜法による方法や、めっき法,メタライズ金属粉とバ
インダーからなる接着剤を塗布焼成する方法などを挙げ
ることができる。
【0041】また、メタライズ金属層を形成する端面の
酸化層を除去するためや、表面凹凸を小さくするためな
どで、端面にエッチング,研磨等の表面処理を行うこと
も含まれ、本発明はこれに制限されるものではない。
【0042】FeSi相を形成するための熱処理温度
は、使用するメタライズ金属に依存するが、650℃〜
1250℃が好ましい。この場合、650℃より低温で
は、FeSi相の形成速度が著しく遅く、製造効率が悪
くなるので好ましくない。また、1250℃より高温で
は、FeSi結晶の格子振動が活発になり、反応の制
御がむずかしくなるため好ましくない。熱処理の雰囲気
は、メタライズ金属に依存するが、酸素雰囲気や酸化雰
囲気ではSiOの生成など不必要な反応が起きるため
好ましくない。
【0043】
【発明の作用】本発明に係わる熱電装置は、熱電素子が
電極と接合した熱電装置において、熱電素子としてSi
を含有する熱電素子を用い、前記Siを含有する熱電素
子と電極との接合部分に中間層が形成されている構成と
したから、電極との接触抵抗が小さなものとなり、例え
ば、熱電発電装置の出力は損失なく取り出されることと
なる。また、耐熱性,耐熱衝撃性が向上したものとな
り、剥離を生じがたく、特性劣化も少ない高特性の熱電
装置となる。
【0044】また、本発明に係わる熱電装置は、熱電素
子が電極と接合した熱電装置において、熱電素子として
Siを含有する熱電素子を用い、前記Siを含有する熱
電素子の接合部分に高融点金属シリサイドからなる中間
層が形成されている構成としたから、電極との接触抵抗
が小さなものとなり、例えば、熱電発電装置の出力は損
失なく取り出されることとなる。また、約500℃以上
の高温領域で使用しても耐熱性,耐熱衝撃性にも優れた
ものとなり、剥離を生じにくく、特性の劣化が少ない熱
電装置となる。
【0045】さらに、本発明に係わる熱電装置は、Fe
Siを主成分とする熱電素子を使用した熱電装置にお
いて、熱電素子の接合部分に、FeSi相が混在したF
eSi相混在層が形成されている構成としたから、電極
との接触抵抗が小さなものとなり、例えば、熱電発電装
置の出力は損失なく取り出されることとなる。また、耐
熱性,耐熱衝撃性にも優れたものとなり、剥離を生じに
くく、特性劣化も少ないFeSi熱電装置となる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき、比較例と共
に、詳細に説明する。
【0047】実施例1 図1に示した基本構成の熱電装置1を製造するに際し、
Siを含有する熱電素子2を製作するにあたっては、F
eSiとCoSiとを組成比がFe1−xCo
(0.02<x<0.1)となるように秤量し、ボ
ールミルで350mesh以下まで粉砕混合した。次
に、混合原料粉をホットプレス装置を用いて、1145
℃,300kgf/cmで20分間加圧焼結した。続
いて、焼結体の両端部を逆スパッタ法により表面をエッ
チングし、2元スパッタ法によりタングステンとシリコ
ンとを同時にスパッタリングして、タングステンシリサ
イドからなる中間層3を0.7μm形成した。次いで、
タングステンシリサイドからなる中間層3を形成した熱
電素子2を高温用ろう材4によって、0.1kgf/c
の圧力をかけて650℃でモリブデン板よりなる電
極5にろう付けした。
【0048】次に、600℃において、この実施例1で
得た熱電装置1の抵抗を測定した。熱電装置1の抵抗R
は、熱電素子2の抵抗R、両端の熱電素子−電極接合
部分の抵抗Rc1,Rc2から R=Rc1+R+Rc2 と表わされる。電極5の接触抵抗が無視できる4探針法
によって熱電素子自体の比抵抗Rを測定し、抵抗R
c1+Rc2から接触抵抗率を算出すると、0.05Ω
cmであった。
【0049】比較例1 実施例1と同じ棒状の熱電素子を形成した。そして、シ
リサイド層を形成せず、モリブデン板よりなる電極にろ
う付けした。次いで、実施例1と同様に、600℃で抵
抗を測定し、接触抵抗を算出したところ、0.1Ωcm
であった。
【0050】実施例1のように、高融点金属シリサイド
層を形成した熱電装置では、接触抵抗が低く、熱電発電
した電流を効率良く取り出すことができる熱電装置を製
造することができるという良好な結果が得られたのに対
して、比較例1のようにシリサイド層を形成しない場合
には、接触抵抗が高いものとなっていて好ましくなかっ
た。
【0051】実施例2 ボロンがドープされたSiとGeとを5:1で混合粉砕
し、焼成ルツボに入れてAr雰囲気中1300℃で仮焼
した。次に、生成したシリコンゲルマニウム合金をボー
ルミルで粉砕し、350mesh以下の原料粉を形成し
た。続いて、ホットプレスを用いて、1100℃,30
0kgf/cmで30分間加圧焼結した。次いで、試
料を切断し、焼結体の両端部を逆スパッタ法により表面
をエッチングして、2元スパッタ法により表1に示す高
融点金属シリサイド層を0.3μm形成した。
【0052】次に、高融点金属シリサイドからなる中間
層3を形成した熱電素子2の端部に高温用ろう材4を用
いたろう付け法でステンレス鋼製電極5を接合した。
【0053】次に、実施例1と同様にして熱電装置1の
抵抗を500℃で測定した。算出した接触抵抗を表1に
示す。また、500℃でAr雰囲気中において100時
間の熱処理を行った後、どの試料も特性の劣化や熱電素
子の剥離は認められなかった。
【0054】比較例2 実施例2と同じ熱電素子にシリサイド層を形成すること
なく直接ろう付け法でステンレス鋼製電極を接合した。
そして、実施例2と同様にして、熱電装置の抵抗を50
0℃で測定した。算出された接触抵抗は0.2Ωcm
であった。また、500℃でAr雰囲気中において10
0時間の熱処理を行った後に、接触抵抗は1Ωcm
上に劣化した。
【0055】
【表1】
【0056】表1に示すように、シリサイド層を形成す
ることによって接触抵抗が低く、接合強度が高い熱電装
置を製造することができた。
【0057】実施例3 熱電素子2を製作するにあたっては、SiとGeとを組
成比が10:1となるように秤量し、ボールミルで35
0mesh以下まで粉砕混合して1250℃で溶融し
た。次いで、Si−Ge化合物にFeを組成比がFeS
1.9Ge0. となるように粉砕混合して真空封入
し、1250℃で溶融した。続いて、これを粉砕しホッ
トプレス装置を用いて、1145℃,300kgf/c
で20分間加圧焼結した。次に、2元蒸着法により
ダングステンとシリコンを同時に蒸着して、タングステ
ンシリサイドからなる中間層3を0.5μm形成した。
次いで、シリサイドよりなる中間層3の上に銅製電極5
を1000℃で加熱圧着した。
【0058】次に、600℃において熱電装置1の抵抗
を測定し、室温に冷却する熱サイクルを10回くりかえ
したが、特性の劣化はなかった。
【0059】実施例4 図2に示した基本構成の熱電装置11を図3に示した工
程によって製造するに際し、FeSiを主成分とする
熱電素子12を製作するにあたっては、FeSiとM
nSiとを組成比がFe1−xMnSi(0.0
2<x<0.1)となるように秤量し、ボールミルで3
50mesh以下まで粉砕混合した。次に、混合原料粉
をホットプレス装置を用いて、1145℃,300kg
f/cmで20分間加圧焼結して、α相FeSi
結体を形成した。次いで、この焼結体を真空蒸着装置に
設置し、接合面にメタライズ金属層としてモリブンデン
層を成膜速度0.5nm/secで、膜厚300nm蒸
着した。次いで、焼結体を熱処理炉に設置し、Ar雰囲
気中において1150℃で3時間の熱処理を行った。引
き続き、850℃で48時間の熱処理を行い、焼結体を
β化して熱電素子12を形成した。
【0060】次に、熱電素子12のX線結晶回折を測定
した。接合端面から測定すると、金属Mo,MoS
,FeSiとFeSiに由来するピークが検出さ
れた。一方、熱電素子側面から測定すると、主にFeS
に由来するピークだけが検出された。また、メタラ
イズした熱電素子12の両端に電極14としてMo板を
加熱圧着し、700℃で抵抗を測定したところ、0.0
4Ωcmであった。
【0061】また、一旦、室温に冷却した後昇温して抵
抗を測定する評価を10回繰り返したところ、熱電素子
12と電極14との界面での剥がれは観測されず、特性
の劣化は認められなかった。
【0062】比較例3 実施例4と同じα相FeSi焼結体を形成し、メタラ
イズせずにβ化のための熱処理を行って、熱電素子を形
成した。この熱電素子に対するX線結晶回折による評価
では、端面,側面ともにFeSiに由来するピークだ
けが検出された。そして、実施例4と同様に電極として
Mo板を加熱圧着し、700℃で接触抵抗を測定した。
この結果、1回目の接触抵抗は0.1Ωcmであっ
た。さらに、3回目の昇温測定で1Ωcm以上とな
り、熱電素子−電極界面に亀裂が生じていた。
【0063】実施例5 図2に示した基本構成の熱電装置11を図4に示した構
成によって製造するに際し、FeSiを主成分とする
熱電素子12を製作するにあたっては、組成比がFe
1−xInSi(0.01<x<0.1)となるよ
うに各元素単体を秤量し、ボールミルで350mesh
以下まで粉砕混合した。次に、混合原料粉を真空中、1
250℃で3時間加熱溶融した。これを再度350me
sh以下に粉砕し、3000kgf/cmで圧粉成型
した。この成型体試料の接合面にメタライズ金属層とし
てMn層を電子ビーム蒸着法によって50nmの厚さで
形成した。次いで、熱処理炉においてAr雰囲気中11
00℃で10時間加熱する熱処理を行った。引き続き1
200℃で3時間の熱処理を行なって焼結し、さらに、
850℃で48時間の熱処理を施してβ化を行った。
【0064】この熱電素子12では、X線結晶回折法に
よって、接合端面にFeSi相が形成していることを確
認した。そして、形成したFeSiを主成分とする熱
電素子12をろう材によって、0.1kgf/cm
加圧し550℃でCu板よりなる電極14にろう付け接
合した。次いで、300℃で熱電装置11の抵抗を測定
し、接触抵抗を算出したところ、0.01Ωcmであ
った。また、300℃で100時間の耐熱試験後におい
ても、劣化は認められなかった。
【0065】比較例4 Mn層を形成して1100℃で10時間の熱処理を行う
工程以外は、実施例5と同様にしてFeSi熱電素子
を形成した。そして、実施例5と同様にCu電極板をろ
う付け接合して、熱電装置の抵抗を測定したところ、算
出された接触抵抗は0.1Ωcmであった。また、3
00℃で100時間の耐熱試験後において、接触抵抗は
1Ωcm以上に増加していた。
【0066】実施例6 FeSiとCoSiとを組成比がFe1−xCo
Si(0.01<x<0.05)となるように秤量
し、ボールミルで350mesh以下まで粉砕混合し
た。次に、混合原料粉をホットプレス装置を用いて、1
150℃,300kgf/cmで10分間加圧焼結し
て、α相FeSi焼結体を形成した。続いて、この焼
結体を真空蒸着装置に設置し、接合面にメタライズ金属
層としてCr層を膜厚100nmでスパッタ法により成
膜した。次いで、焼結体を熱処理炉に設置し、真空中に
おいて1150℃で3時間の熱処理を行った。この後、
X線結晶回折によって、接合端面にFeSiが形成して
いることを確認した。
【0067】一方、CrSi原料粉をホットプレス装
置を用いて、1250℃,300kgf/cmで10
分間加圧焼結して、CrSi熱電素子を形成した。そ
して、α相FeSi焼結体のCr層を形成した接合面
とCrSi焼結体を1150℃で加熱圧着した。その
後、α相FeSi焼結体をβ化するため、850℃で
48時間の熱処理を行って、p−n熱電素子対を形成し
た。
【0068】接合部分をガス炎で3分間加熱し、その後
2分間冷却を繰り返して、耐熱衝撃性テストを行ったと
ころ、100回以上の加熱冷却に対して、素子接合部分
での破壊や剥離は認められなかった。
【0069】比較例5 実施例6と同様にしてα相FeSi焼結体とCrSi
熱電素子を形成した。さらに、接合面のメタライズ処
理は行わないで、実施例6と同様にして両者を加熱圧着
した。そして、同様の耐熱衝撃性テストを行ったところ
20回で接合部分に亀裂が入ったのが認められた。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる熱電装置
では、電極との接触抵抗を小さなものとすることが可能
であり、それゆえ、例えば、熱電発電装置の出力を損失
無く取り出すことが可能になると共に、耐熱性,耐熱衝
撃性にすぐれ、剥離を生じにくく、特性の劣化が少ない
熱電装置を提供することが可能であるという著大なる効
果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱電装置の一実施例における基本
構成を示す説明図である。
【図2】本発明による熱電装置の他の実施例における基
本構成を示す説明図である。
【図3】本発明による熱電装置の製造方法の一工程例を
示す説明図である。
【図4】本発明による熱電装置の製造方法の他の工程例
を示す説明図である。
【符号の説明】 1 熱電装置 2 Siを含有する熱電素子 3 高融点金属シリサイドからなる中間層 4 ろう材 5 電極 11 熱電装置 12 FeSiを主成分とする熱電素子 13 FeSi相が混在したFeSi相混在層 14 電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電素子が電極と接合した熱電装置にお
    いて、熱電素子としてSiを含有する熱電素子を用い、
    前記Siを含有する熱電素子と電極との接合部分に中間
    層が形成されていることを特徴とする熱電装置。
  2. 【請求項2】 熱電素子が電極と接合した熱電装置にお
    いて、熱電素子としてSiを含有する熱電素子を用い、
    前記Siを含有する熱電素子の接合部分に高融点金属シ
    リサイドからなる中間層が形成されていることを特徴と
    する熱電装置。
  3. 【請求項3】 熱電素子が、硅化鉄あるいはシリコンゲ
    ルマニウム化合物を主成分とする請求項1または2に記
    載の熱電装置。
  4. 【請求項4】 FeSiを主成分とする熱電素子を使
    用した熱電装置において、熱電素子の接合部分に、Fe
    Si相が混在したFeSi相混在層が形成されているこ
    とを特徴とする熱電装置。
  5. 【請求項5】 FeSiを主成分とする熱電素子を使
    用した熱電装置を製造するに際し、α相FeSi焼結
    体を形成する工程と、前記α相FeSi焼結体の接合
    面にメタライズ金属層を形成して熱処理する工程と、前
    記α相FeSi焼結体をβ化する工程を経ることによ
    って、FeSi熱電素子の接合部分に、FeSi相が
    混在したFeSi相混在層を形成することを特徴とする
    熱電装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 FeSiを主成分とする熱電素子を使
    用した熱電装置を製造するに際し、α相FeSi圧粉
    体を形成する工程と、前記α相FeSi圧粉体の接合
    面にメタライズ金属層を形成して熱処理する工程と、前
    記α相FeSi圧粉体を焼結した後β化する工程を経
    ることによって、FeSi熱電素子の接合部分に、F
    eSi相が混在したFeSi相混在層を形成することを
    特徴とする熱電装置の製造方法。
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