JPH07201993A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH07201993A
JPH07201993A JP35371293A JP35371293A JPH07201993A JP H07201993 A JPH07201993 A JP H07201993A JP 35371293 A JP35371293 A JP 35371293A JP 35371293 A JP35371293 A JP 35371293A JP H07201993 A JPH07201993 A JP H07201993A
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JP
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contact hole
film
insulating film
metal
semiconductor device
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JP35371293A
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English (en)
Inventor
Masahiko Fujisawa
雅彦 藤澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクト孔部において発塵を防止できる半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 半導体基板1上に形成された絶縁膜4にコン
タクト孔5を形成し、さらにスパッタエッチングを施し
コンタクト孔5開口部の角にテーパ形状12を形成し、
コリメーションスパッタ法によって全面にTi膜6およ
びTiN膜7を形成し、その後全面にブランケットCV
D法によりW膜10を形成する。 【効果】 コンタクト孔開口部においてTiN膜が薄膜
化するのを防止でき、TiN膜の剥離を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、特
にコンタクト孔の構造およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、微細化に
伴い、種々の工程において開発、改良がなされてきてい
る。配線技術についても配線材料、配線方法とともにコ
ンタクト孔部の更なる開発、改良が求められている。
【0003】図5(a)〜(f)は従来の半導体装置の
コンタクト孔部の製造方法を示す工程断面図である。図
5(a)〜(f)に従って順次説明を行う。まず図5
(a)に示すように、半導体基板1上にLOCOS法に
より素子分離用酸化膜2を形成した後、イオン注入法お
よび熱拡散により不純物拡散層3を形成する。次に図5
(b)に示すように、CVD法等により層間絶縁膜4と
してシリコン酸化膜を形成した後、写真製版及びエッチ
ング法により層間絶縁膜4中にコンタクト孔5を形成す
る。
【0004】次に図5(c)に示すように、コリメーシ
ョンスパッタ法により金属膜としてのTi膜6を200
オングストローム程度堆積し、さらに金属窒化膜として
TiN膜7を1000オングストローム程度堆積する。
【0005】次に図5(d)に示すように、窒化性雰囲
気中にて800℃で30秒間程度熱処理を施す。この
時、コンタクト孔5底部に堆積しているTi膜6は半導
体基板1であるシリコンと反応し硅化チタン膜8とな
り、層間絶縁膜4であるシリコン酸化膜上に堆積してい
るTi膜6は窒化されてTiN膜となるためTiN膜7
と一体化して金属窒化膜としてのTiN膜9の一層構造
となる。
【0006】次に図5(e)に示すように、ブランケッ
トCVD法を用いて金属膜としてのW膜10を約600
0オングストローム程度堆積する。このときTiN膜9
はW膜10との密着性を強める役割を果たしている。
【0007】最後に図5(f)に示すように、W膜10
を全面エッチバックすることによってコンタクト孔5内
にW膜10を埋め込みWプラグ11を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置のコ
ンタクト孔部の製造方法は以上のようであり、Ti膜6
およびTiN膜7はコリメーションスパッタ法で形成さ
れている。図6は図5の工程断面図のコンタクト孔部の
拡大図であり、コンタクト孔の断面はほぼ左右対称に形
成されることによりコンタクト孔の左側断面図を示した
ものである。図において図6(a)(b)(c)は各々
図5(b)(c)(d)に対応するものである。
【0009】一般にスパッタ法ではターゲット粒子が飛
来する見込み角θは図7で示すように層間絶縁膜4上面
での見込み角θ1がコンタクト孔5側壁での見込み角θ2
に比べて大きい。従ってコンタクト孔5側壁に比べて層
間絶縁膜4上面の方が膜形成速度は速くなる。つまり、
コンタクト孔5側壁部より層間絶縁膜4上面部の膜厚が
厚く形成され、図6(b)で示すように、コンタクト孔
5開口部においてTi膜6、TiN膜7は「ひさし」6
a、7a状に成長してしまう。
【0010】さらにコリメーションスパッタ法ではター
ゲット粒子は半導体基板1に対してほぼ垂直に飛来する
ので図6(b)で示した「ひさし」6a、7a直下の部
分ではターゲット粒子が到達しにくくなりTi膜6、T
iN膜7は極端に薄く形成されてしまう。
【0011】図8はシミュレーションによって求めたコ
ンタクト孔開口部のTiN膜の形状であり、図6(c)
に対応するものである。さらに図9は実際にコリメーシ
ョンスパッタ法を用いてTiN膜を形成したときのコン
タクト孔部の断面SEM写真である。
【0012】この後、図5(e)で示すようにブランケ
ットCVD法によってW膜10を形成するのであるが、
このとき材料ガスとしてWF6、H2、SiH4等が使用
される。図10(a)で示すように、WF6やWF6がH
2によって還元されることによって生じるHFがTiN
膜9をアタックする。このとき図10(b)で示すよう
にTiN膜9厚が薄い部分ではWF6やHFのアタック
を防止することができずTiN膜9の剥離を引き起こし
てしまい、その剥がれたTiN膜9の両面にW膜10が
形成されることになる。
【0013】このような膜の剥がれを生じるとこの剥離
した膜が発塵源となって歩留まりの大幅な低下を招くと
いう問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、コンタクト孔開口部におけるT
iN膜の形状を良好なものとし、ブランケットCVD法
でW膜を形成する際にTiN膜の剥離が生じないような
コンタクト孔部の構造および製造方法を得ることを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、コンタクト孔が、絶縁膜の下部における径より絶
縁膜上面につながる部分の径が大きいものである。
【0016】また、この発明に係る半導体装置は、導電
層との接続のためのコンタクト孔が、絶縁膜の下部にお
ける径より絶縁膜上面につながる部分の径が大きいもの
である。
【0017】さらに、この発明に係る半導体装置の製造
方法は、絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形成し
た後、コンタクト孔上部の径をその下部の径より大きく
する工程を備えたものである。
【0018】また、この発明に係る半導体装置は、半導
体基板上の絶縁膜に形成されたコンタクト孔内に金属窒
化膜を形成した後、さらにコンタクト孔内を金属膜で埋
め込むものであって、コンタクト孔の開口部の角が面取
りされテーパ状に形成されているものである。
【0019】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形成した
後、スパッタエッチング法によりさらに全面をエッチン
グしコンタクト孔開口部の角をテーパ状に形成する工程
を備えたものである。
【0020】さらに、この発明に係る半導体装置の製造
方法は、絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形成し
た後、ドライエッチング法によりさらに全面をエッチン
グしコンタクト孔開口部の角をテーパ状に形成する工程
を備えたものである。
【0021】さらに、この発明に係る半導体装置の製造
方法は、絶縁膜にまずウェットエッチングを施し続いて
ドライエッチングを施すことにより開口部にテーパ形状
を有するコンタクト孔を形成する工程を備えたものであ
る。
【0022】
【作用】この発明における半導体装置は、コンタクト孔
の上部の径を下部の径より大きく形成するようにしたの
で、コンタクト孔を含む絶縁膜の全面に金属膜を形成し
た場合、コンタクト孔上部で金属膜がくびれることなく
信頼性の高いプラグが得られる。また、絶縁膜下の導電
層との確実な接続が得られる。
【0023】さらに、この発明における半導体装置の製
造方法は、絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形成
した後、コンタクト孔上部の径をその下部の径より大き
く形成するようにしたので、第1の金属膜を形成する際
にコンタクト孔開口部において第1の金属膜が極端な薄
膜となることはなく、その後第2の金属膜を形成しても
第1の金属膜の剥離を引き起こすことがない。
【0024】また、この発明における半導体装置は、コ
ンタクト孔開口部の角をテーパ状に形成し面取りするよ
うにしたので、コリメーションスパッタ法で金属窒化膜
を形成する際にコンタクト孔開口部において金属窒化膜
が極端な薄膜となることはなく、その後ブランケットC
VD法で金属膜を形成しても金属窒化膜の剥離を引き起
こすことがない。
【0025】また、この発明における半導体装置の製造
方法は、絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形成し
た後、スパッタエッチング法によりさらに全面をエッチ
ングし、コンタクト孔開口部の角をテーパ状に形成する
ようにしたので、コリメーションスパッタ法で金属窒化
膜を形成する際にコンタクト孔開口部において金属窒化
膜が極端な薄膜となることはなく、その後ブランケット
CVD法で金属膜を形成しても金属窒化膜の剥離を引き
起こすことがない。
【0026】また、この発明における半導体装置の製造
方法は絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形成した
後、ドライエッチング法によりさらに全面をエッチング
しコンタクト孔開口部の角をテーパ状に形成するように
したので、コリメーションスパッタ法で金属窒化膜を形
成する際にコンタクト孔開口部において金属窒化膜が極
端な薄膜となることはなく、その後ブランケットCVD
法で金属膜を形成しても金属窒化膜の剥離を引き起こす
ことがない。
【0027】さらに、この発明における半導体装置の製
造方法は絶縁膜にまずウェットエッチングを施し続いて
ドライエッチングを施すことにより開口部にテーパ形状
を有するコンタクト孔を形成するようにしたので、コリ
メーションスパッタ法で金属窒化膜を形成する際にコン
タクト孔開口部において金属窒化膜が極端な薄膜となる
ことはなく、その後ブランケットCVD法で金属膜を形
成しても金属窒化膜の剥離を引き起こすことがない。
【0028】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1はこの発明の一実施例の半導体装置のコンタク
ト孔部の製造方法を示す工程断面図である。図1(a)
〜(g)に従って順次説明を行う。
【0029】まず図1(a)に示すように、図5(a)
と同様に半導体基板1上にLOCOS法により素子分離
用酸化膜2を形成した後、イオン注入法および熱拡散に
より不純物拡散層3を形成する。次に図1(b)に示す
ように、図5(b)と同様にCVD法等により層間絶縁
膜4としてシリコン酸化膜を形成した後、写真製版及び
エッチング法により層間絶縁膜4中にコンタクト孔5を
形成する。
【0030】次に図1(c)に示すように、スパッタエ
ッチング法によりさらに全面をエッチバック処理する。
例えばAr1.5mTorr雰囲気で450Wのスパッ
タパワーをかけ70秒間エッチングを行うと、酸化膜は
約150オングストローム程度エッチングされる。ここ
でスパッタエッチング法とは加速したArイオンを半導
体基板1表面に衝突させてエッチングを行う処理方法で
ある。このためコンタクト孔5側壁ではその上端面(開
口部)から底部に近づくに従ってArイオンが飛来する
見込み角θ2は徐々に小さくなる。その結果エッチング
量も徐々に減少してゆきコンタクト孔5開口部にテーパ
形状12が形成されコンタクト孔5開口部の角を面取り
できる。このときのコンタクト孔5開口部の拡大断面図
を図2(a)に示す。図2は図6と同様にコンタクト孔
5断面の左側部のみを示したものである。なお、図1
(c)では、そのコンタクト孔5開口部の角を、いわゆ
るCの面取りをした形に図示しているが、いわゆるRの
面取りの形状に形成するようにしてもよい。以下の実施
例においても同様である。
【0031】次に、図1(d)に示すように、図5
(c)と同様にコリメーションスパッタ法によりTi膜
6を200オングストローム程度、さらにTiN膜7を
1000オングストローム程度堆積する。このときコン
タクト孔5開口部は面取りされてテーパ形状12となっ
ているためにTi膜6、TiN膜7がコンタクト孔5開
口部において「ひさし」6a、7a状に成長することは
ない。従って「ひさし」6a、7a直下においてTi膜
6、TiN膜7が極端に薄く形成されてしまうこともな
い。このときのコンタクト孔5開口部の拡大断面図を図
2(b)に示す。
【0032】図3はコンタクト孔開口部を面取りしテー
パ形状を形成したときのTiN膜の形成状況をシミュレ
ーションしたものである。
【0033】次に、図1(e)に示すように、図5
(d)と同様に窒化性雰囲気中で800℃、30秒間程
度熱処理を施す。このとき層間絶縁膜4であるシリコン
酸化膜上のTi膜6は窒化されてTiN膜となり、Ti
N膜7と一体化して一層構造の第1の金属膜としてのT
iN膜9が形成される。このときのコンタクト孔5開口
部の拡大断面図を図2(c)に示す。一方、コンタクト
孔5底部の半導体基板1上のTi膜6は下地のシリコン
と反応して硅化チタン膜8を形成する。
【0034】次に図1(f)に示すように、図5(e)
と同様にブランケットCVD法により第2の金属膜とし
てのW膜10を形成する。図4はW膜形成後のコンタク
ト孔の断面SEM写真である。図4からも判るように、
このときコンタクト孔5開口部においてTiN膜9が極
端に薄く形成されている部分はないのでWF6やHFに
よってTiN膜9が剥離することはない。
【0035】最後に図1(g)に示すように、図5
(f)と同様に全面エッチバック処理を施してWプラグ
11を形成し、良好なコンタクト孔5部を形成する。
【0036】実施例2.なお、上記実施例1ではコンタ
クト孔5開口部を面取りをする方法として図1(c)で
示すようにスパッタエッチング法を使用した場合につい
て示したが、図1(b)の工程後ドライエッチング法を
使用して全面エッチバック処理を行ってもよい。この場
合コンタクト孔5形成のためのドライエッチング時と同
じエッチャント、例えばC482などを用いてレジス
トパターン(図示なし)除去後150オングストローム
程度全面エッチング処理を施せばよい。このときコンタ
クト孔5側壁では半導体基板1上に比べてやはりエッチ
ャントが飛来する見込み角θが小さいため、エッチング
レートが遅くなりコンタクト孔5開口部は面取りされテ
ーパ形状12を形成することができ、上記実施例と同様
の効果が得られる。
【0037】実施例3.また、上記実施例1および2で
はコンタクト孔5形成後コンタクト孔5開口部を面取り
する方法について説明したが、コンタクト孔5形成と同
時に面取りしてもよい。この場合、層間絶縁膜4形成後
コンタクト孔5を形成するためのレジストパターン(図
示なし)を形成する。その後コンタクト孔5開口のため
のエッチング処理を施す際に、最初ウェットエッチング
法で、例えば50:1弗酸水溶液にて50秒間処理する
ことによって150オングストローム程度だけ等方性エ
ッチングを行う。続けてドライエッチング法で層間絶縁
膜4中にコンタクト孔5を形成する。このとき、ウェッ
トエッチング法の等方性によりコンタクト孔5開口部は
面取りされテーパ形状12を形成することができ、上記
実施例と同様の効果が得られる。
【0038】実施例4.なお、上記各実施例において
は、半導体基板1上の層間絶縁膜4に形成したコンタク
ト孔5開口部の角をいわゆるテーパ形状にした場合につ
いて説明したが、このコンタクト孔5に埋め込んで形成
されるW膜10上にさらに第2の層間絶縁膜を形成し、
この第2の層間絶縁膜にW膜10との接続のために形成
された第2のコンタクト孔開口部の角をテーパ形状とす
るようにしてもよい。この構成を積み重ねていくことに
より、いわゆる多層配線構造においても上記したと同様
の効果が得られる。
【0039】また、以上説明したように、コンタクト孔
開口部の角にC(R)の面取りをするか、さらに、一般
的にはコンタクト孔の上部の径を下部の径より大きく形
成することにより、その後、このコンタクト孔を含む絶
縁膜の全面に金属膜を形成してコンタクト孔内に金属膜
を埋め込む場合、コンタクト孔開口部でこの金属膜がく
びれて所望の断面積が得られないという弊害が防止され
る。特に、アスペクト比の大きいコンタクト孔において
有効である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コン
タクト孔の上部の径を下部の径より大きく形成するよう
にしたので、コンタクト孔を含む絶縁膜の全面に金属膜
を形成した場合、コンタクト孔上部で金属膜がくびれる
ことなく信頼性の高いプラグが得られる。また、絶縁膜
下の導電層との確実な接続が得られる効果がある。
【0041】また、この発明によれば、絶縁膜をエッチ
ングしてコンタクト孔を形成した後、コンタクト孔上部
の径をその下部の径より大きく形成するようにしたの
で、第1の金属膜を形成する際にコンタクト孔開口部に
おいて第1の金属膜が極端な薄膜となることはなく、そ
の後第2の金属膜を形成しても第1の金属膜が剥離して
発塵源となることを防止でき、歩留まりの向上がはかれ
る半導体装置が得られる効果がある。
【0042】また、この発明によればコンタクト孔開口
部の角をテーパ状に形成し面取りするようにしたので、
コリメーションスパッタ法で金属窒化膜を形成する際に
コンタクト孔開口部において金属窒化膜が極端な薄膜と
なることはなく、その後ブランケットCVD法で金属膜
を形成しても金属窒化膜が剥離して発塵源となることを
防止でき、歩留まりの向上がはかれる半導体装置が得ら
れる効果がある。
【0043】また、この発明によれば絶縁膜をエッチン
グしてコンタクト孔を形成した後、スパッタエッチング
法によりさらに全面をエッチングしコンタクト孔開口部
の角をテーパ状に形成するようにしたので、コリメーシ
ョンスパッタ法で金属窒化膜を形成する際にコンタクト
孔開口部において金属窒化膜が極端な薄膜となることは
なく、その後ブランケットCVD法で金属膜を形成して
も金属窒化膜が剥離して発塵源となることを防止でき、
歩留まりの向上がはかれる半導体装置の製造方法が得ら
れる効果がある。
【0044】また、この発明によれば絶縁膜をエッチン
グしてコンタクト孔を形成した後、ドライエッチング法
によりさらに全面をエッチングしコンタクト孔開口部の
角をテーパ状に形成するようにしたので、コリメーショ
ンスパッタ法で金属窒化膜を形成する際にコンタクト孔
開口部において金属窒化膜が極端な薄膜となることはな
く、その後ブランケットCVD法で金属膜を形成しても
金属窒化膜が剥離して発塵源となることを防止でき、歩
留まりの向上がはかれる半導体装置の製造方法が得られ
る効果がある。
【0045】さらに、この発明によれば絶縁膜にまずウ
ェットエッチングを施し続いてドライエッチングを施す
ことにより開口部にテーパ形状を有するコンタクト孔を
形成するようにしたので、コリメーションスパッタ法で
金属窒化膜を形成する際にコンタクト孔開口部において
金属窒化膜が極端な薄膜となることはなく、その後ブラ
ンケットCVD法で金属膜を形成しても金属窒化膜が剥
離して発塵源となることを防止でき、歩留まりの向上が
はかれる半導体装置の製造方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体装置のコンタクト孔部の製造
方法を示す工程断面図である。
【図2】この発明のコンタクト孔開口部の拡大断面図で
ある。
【図3】この発明のコンタクト孔開口部のシミュレーシ
ョン図である。
【図4】この発明のコンタクト孔開口部の断面SEM写
真である。
【図5】従来の半導体装置のコンタクト孔部の製造方法
を示す工程断面図である。
【図6】従来のコンタクト孔開口部の拡大断面図であ
る。
【図7】見込み角の説明図である。
【図8】従来のコンタクト孔開口部のシミュレーション
図である。
【図9】従来のコンタクト孔開口部の断面SEM写真で
ある。
【図10】従来のコンタクト孔開口部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 4 層間絶縁膜 5 コンタクト孔 6 Ti膜 7 TiN膜 9 TiN膜 10 W膜 11 Wプラグ 12 テーパ形状

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜と、この絶縁膜に形成されたコン
    タクト孔とを有し、上記コンタクト孔が、上記絶縁膜の
    下部における径より上記絶縁膜上面につながる部分の径
    が大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 導電層上に形成された絶縁膜と、この絶
    縁膜に形成され上記導電層との接続のためのコンタクト
    孔とを有し、上記コンタクト孔が、上記絶縁膜の下部に
    おける径より上記絶縁膜上面につながる部分の径が大き
    いことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 絶縁膜を形成する工程と、上記絶縁膜を
    エッチングしてコンタクト孔を形成する工程と、上記コ
    ンタクト孔上部の径を上記コンタクト孔下部の径より大
    きくする工程と、上記コンタクト孔内を含む全面に第1
    の金属膜を形成する工程と、上記コンタクト孔内を含む
    全面に第2の金属膜を形成する工程と、上記第1の金属
    膜および第2の金属膜をエッチングする工程とを備えた
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に絶縁膜を形成し、上記絶
    縁膜中にコンタクト孔を形成し、上記コンタクト孔内に
    金属窒化膜を形成した後、上記コンタクト孔内を金属膜
    で埋め込む半導体装置において、 上記コンタクト孔開口部の角が面取りされ、テーパ状に
    形成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に絶縁膜を形成する第1の
    工程と、上記絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形
    成する第2の工程と、上記コンタクト孔を含む全面にコ
    リメーションスパッタ法により金属膜と金属窒化膜との
    積層膜を形成した後窒素雰囲気中で熱処理を行う第3の
    工程と、上記コンタクト孔内を含む全面にブランケット
    CVD法により金属膜を形成する第4の工程と、上記金
    属膜および金属窒化膜をエッチングして上記コンタクト
    孔内に金属膜を埋め込む第5の工程とを備えた半導体装
    置の製造方法において、 上記第2の工程と第3の工程との間にスパッタエッチン
    グ法によりさらに全面をエッチングし上記コンタクト孔
    開口部の角をテーパ状に形成する工程を附加したことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に絶縁膜を形成する第1の
    工程と、上記絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形
    成する第2の工程と、上記コンタクト孔を含む全面にコ
    リメーションスパッタ法により金属膜と金属窒化膜との
    積層膜を形成した後窒素雰囲気中で熱処理を行う第3の
    工程と、上記コンタクト孔内を含む全面にブランケット
    CVD法により金属膜を形成する第4の工程と、上記金
    属膜および金属窒化膜をエッチングして上記コンタクト
    孔内に金属膜を埋め込む第5の工程とを備えた半導体装
    置の製造方法において、 上記第2の工程と第3の工程との間にドライエッチング
    法によりさらに全面をエッチングし上記コンタクト孔開
    口部の角をテーパ状に形成する工程を附加したことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に絶縁膜を形成する第1の
    工程と、上記絶縁膜をエッチングしてコンタクト孔を形
    成する第2の工程と、上記コンタクト孔を含む全面にコ
    リメーションスパッタ法により金属膜と金属窒化膜との
    積層膜を形成した後窒素雰囲気中で熱処理を行う第3の
    工程と、上記コンタクト孔内を含む全面にブランケット
    CVD法により金属膜を形成する第4の工程と、上記金
    属膜および金属窒化膜をエッチングして上記コンタクト
    孔内に金属膜を埋め込む第5の工程とを備えた半導体装
    置の製造方法において、 上記第2の工程では、上記絶縁膜にまずウェットエッチ
    ングを施し続いてドライエッチングを施すことにより開
    口部にテーパ形状を有するコンタクト孔を形成するよう
    にしたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP35371293A 1993-12-28 1993-12-28 半導体装置およびその製造方法 Pending JPH07201993A (ja)

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