JPH0720135Y2 - 移動装置 - Google Patents
移動装置Info
- Publication number
- JPH0720135Y2 JPH0720135Y2 JP1990076354U JP7635490U JPH0720135Y2 JP H0720135 Y2 JPH0720135 Y2 JP H0720135Y2 JP 1990076354 U JP1990076354 U JP 1990076354U JP 7635490 U JP7635490 U JP 7635490U JP H0720135 Y2 JPH0720135 Y2 JP H0720135Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guideway
- moving body
- flexible screw
- moving
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は,直線または曲線もしくは屈曲状ににも移動
できる移動装置に関する。
できる移動装置に関する。
移動体を直線または屈曲させて移動させる移動装置とし
て実開平1−109643号公報に示されるものがある。すな
わち,直線または左右に屈曲させて架設したガイドウェ
イの中に可撓性を有するフレキシブルスクリューを収容
し,フレキシブルスクリューを回転させてこれに螺合し
たナット(移動体)を移動させるものである。
て実開平1−109643号公報に示されるものがある。すな
わち,直線または左右に屈曲させて架設したガイドウェ
イの中に可撓性を有するフレキシブルスクリューを収容
し,フレキシブルスクリューを回転させてこれに螺合し
たナット(移動体)を移動させるものである。
この先行例のものは,フレキシブルスクリューの回転に
伴って移動体が回転しようとしり,あるいはフレキシブ
ルスクリューとガイドウェイとの芯ずれによって移動体
がずれようとしたりするのを,移動体をガイドウェイに
摺接させたり,あるいは移動体に別に振れ止め防止構造
を施したりして対処している。しかし,いずれにして
も,滑り接触となって摩擦抵抗が大きくなり,駆動効率
の低下,磨耗,発熱といった問題が生ずる。また,摺接
面の不整に応じて移動体がうねりながら移動するといっ
た欠点もある。
伴って移動体が回転しようとしり,あるいはフレキシブ
ルスクリューとガイドウェイとの芯ずれによって移動体
がずれようとしたりするのを,移動体をガイドウェイに
摺接させたり,あるいは移動体に別に振れ止め防止構造
を施したりして対処している。しかし,いずれにして
も,滑り接触となって摩擦抵抗が大きくなり,駆動効率
の低下,磨耗,発熱といった問題が生ずる。また,摺接
面の不整に応じて移動体がうねりながら移動するといっ
た欠点もある。
この考案は、このような問題を解消するものであり,要
するに,揺動しながらの移動を防ぎ,軽い駆動力で移動
できるようにしたものである。
するに,揺動しながらの移動を防ぎ,軽い駆動力で移動
できるようにしたものである。
以上の課題を解決するため,この考案は,直線または曲
線もしくは屈曲状に架設されるガイドウェイと、このガ
イドウェイ内に収容されるフレキシブルスクリューと,
このフレキシブルスクリューに螺合し,両側面に取り付
けた転動輪を前記ガイドウェイの内面に転動させながら
前記フレキシブルスクリューの回転によって移動する移
動体とからなる移動装置を提供したものである。
線もしくは屈曲状に架設されるガイドウェイと、このガ
イドウェイ内に収容されるフレキシブルスクリューと,
このフレキシブルスクリューに螺合し,両側面に取り付
けた転動輪を前記ガイドウェイの内面に転動させながら
前記フレキシブルスクリューの回転によって移動する移
動体とからなる移動装置を提供したものである。
以上の手段をとることにより,スクリュー自体がフレキ
シブルであって,ガイドウェイの軌道に沿うから,ガイ
ドウェイを所要の軌道に設置することにより,このスク
リューに螺合する移動体はガイドウェイの軌道に沿って
移動する。このとき,移動体の両側面にはガイドウェイ
の内面に転動する転動輪が取り付けられているから,こ
の構造のみによって振れ防止および駆動力の低減が図ら
れる。
シブルであって,ガイドウェイの軌道に沿うから,ガイ
ドウェイを所要の軌道に設置することにより,このスク
リューに螺合する移動体はガイドウェイの軌道に沿って
移動する。このとき,移動体の両側面にはガイドウェイ
の内面に転動する転動輪が取り付けられているから,こ
の構造のみによって振れ防止および駆動力の低減が図ら
れる。
以下,この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は移動装置の断面図,第2図は移動体の平面断面
図,第3図は同じく横断面図であるが,この考案に係る
移動装置はガイドウェイ1と,このガイドウェイ1内に
収容されるフレキシブルスクリュー2と,このフレキシ
ブルスクリュー2に螺合する移動体3とからなる。
図,第3図は同じく横断面図であるが,この考案に係る
移動装置はガイドウェイ1と,このガイドウェイ1内に
収容されるフレキシブルスクリュー2と,このフレキシ
ブルスクリュー2に螺合する移動体3とからなる。
ガイドウェイ1はチューブ状のものであり,目的とする
軌道どおりに直線状,または上下左右に屈曲状に,もし
くは曲線状に架設する。第4図はフレキシブルスクリュ
ー2の具体例を示すものであるが,このフレキシブルス
クリュー2として,例えば,丸針金や平角針金を多層に
螺旋形に巻いた捩線形撓み軸等からなる撓み軸2aに一本
ないし数本の突条2bを同一ピッチで螺旋状に巻き付けた
ものが考えられる。そして,このフレキシブルスクリュ
ー2をガイドウェイ1内に収容し(両端に支持部4を設
ける),一端に減速機付きモータ等を連結して駆動源5
とする。移動体3はこのフレキシブルスクリュー2に螺
合するナット6を主体としたものであり,このナット6
の両側に車軸7を突設するとともに,各車軸7に通常時
はガイドウェイ1の底面に転動する転動輪8を取り付け
たものである。なお,転動輪8とガイドウェイ1の両側
面および上面との間隙はできるだけ少なくしておく。そ
して,車輪7の一端側はガイドウェイ1外に突出させ
(したがって,ガイドウェイ1のこの側には開口部9を
設けておく),ここに外部部材を取り付ける取付体10を
取り付けておく。
軌道どおりに直線状,または上下左右に屈曲状に,もし
くは曲線状に架設する。第4図はフレキシブルスクリュ
ー2の具体例を示すものであるが,このフレキシブルス
クリュー2として,例えば,丸針金や平角針金を多層に
螺旋形に巻いた捩線形撓み軸等からなる撓み軸2aに一本
ないし数本の突条2bを同一ピッチで螺旋状に巻き付けた
ものが考えられる。そして,このフレキシブルスクリュ
ー2をガイドウェイ1内に収容し(両端に支持部4を設
ける),一端に減速機付きモータ等を連結して駆動源5
とする。移動体3はこのフレキシブルスクリュー2に螺
合するナット6を主体としたものであり,このナット6
の両側に車軸7を突設するとともに,各車軸7に通常時
はガイドウェイ1の底面に転動する転動輪8を取り付け
たものである。なお,転動輪8とガイドウェイ1の両側
面および上面との間隙はできるだけ少なくしておく。そ
して,車輪7の一端側はガイドウェイ1外に突出させ
(したがって,ガイドウェイ1のこの側には開口部9を
設けておく),ここに外部部材を取り付ける取付体10を
取り付けておく。
以上により,駆動源5を駆動すれば,フレキシブルスク
リュー2はガイドウェイ1に収容された状態のままで自
転するから,ナット6等からなる移動体3はガイドウェ
イ1の軌道に沿って移動する。このとき,移動体3がガ
イドウェイ1の中でその相対位置を変えようとしても,
その両側面に取り付けられた転動軸8の存在によってそ
れが規制される。なお,移動体3はフレキシブルスクリ
ュー2の自転方向を変えることで正逆に移動できる。
リュー2はガイドウェイ1に収容された状態のままで自
転するから,ナット6等からなる移動体3はガイドウェ
イ1の軌道に沿って移動する。このとき,移動体3がガ
イドウェイ1の中でその相対位置を変えようとしても,
その両側面に取り付けられた転動軸8の存在によってそ
れが規制される。なお,移動体3はフレキシブルスクリ
ュー2の自転方向を変えることで正逆に移動できる。
第5図はこの移動装置を階段を自動的に昇降する座席昇
降機に適用した場合の側面図であるが,前記したガイド
ウェイ1を階段11の傍にその傾斜に沿って適宜ステー12
等で架設し,移動体3の取付体9に座席13等を付設して
おく。これにより,人が座席13に腰を掛け,ガイドウェ
イ1の両端に設けられたスイッチ14を押すと,座席13は
人を載せた状態で昇降する。このとき,ガイドウェイ1
は座席13に乗り降りするときに階段11を昇降しなくても
よいように,階段11の上下で屈曲させて平坦な部分にま
で延ばしているが,このような場合であっても,座席13
はその屈曲に沿って円滑に移動する。
降機に適用した場合の側面図であるが,前記したガイド
ウェイ1を階段11の傍にその傾斜に沿って適宜ステー12
等で架設し,移動体3の取付体9に座席13等を付設して
おく。これにより,人が座席13に腰を掛け,ガイドウェ
イ1の両端に設けられたスイッチ14を押すと,座席13は
人を載せた状態で昇降する。このとき,ガイドウェイ1
は座席13に乗り降りするときに階段11を昇降しなくても
よいように,階段11の上下で屈曲させて平坦な部分にま
で延ばしているが,このような場合であっても,座席13
はその屈曲に沿って円滑に移動する。
ところで,以上は移動体3が座席13の場合についての説
明であるが,この他,人がつかまる手摺のようなもので
あってもよいし,さらに,この移動装置はこのような座
席昇降機に限らず,例えば,ゴルフ場や行楽地のロープ
ウェイ,あるいは各種物体の搬送装置等にも容易に適用
できる。
明であるが,この他,人がつかまる手摺のようなもので
あってもよいし,さらに,この移動装置はこのような座
席昇降機に限らず,例えば,ゴルフ場や行楽地のロープ
ウェイ,あるいは各種物体の搬送装置等にも容易に適用
できる。
以上,この考案は,フレキシブルスクリューをガイドウ
ェイ内に収容し,これに移動体を螺合したものであるか
ら,移動体はフレキシブルスクリュー自体によって方向
性と移動力を付与され,複雑な追従機構や駆動機構を必
要としない。このとき,移動体の両側面にはガイドウェ
イの内面に転動する転動輪が取り付けられているから,
この構造のみによって振れ防止および駆動力の低減が図
られる。これらのことより,低コストで確実,かつ,安
全な移動装置を提供できたのである。
ェイ内に収容し,これに移動体を螺合したものであるか
ら,移動体はフレキシブルスクリュー自体によって方向
性と移動力を付与され,複雑な追従機構や駆動機構を必
要としない。このとき,移動体の両側面にはガイドウェ
イの内面に転動する転動輪が取り付けられているから,
この構造のみによって振れ防止および駆動力の低減が図
られる。これらのことより,低コストで確実,かつ,安
全な移動装置を提供できたのである。
第1図は移動装置の断面図,第2図は移動体の平面断面
図,第3図は同じく横断面図,第4図はフレキシブルス
クリューの具体例を示す側面図,第5図はこの移動装置
を座席昇降機に適用した場合の側面図である。 (符号) 1…ガイドウェイ、3…移動体 2…フレキシブルスクリュー、8…転動輪
図,第3図は同じく横断面図,第4図はフレキシブルス
クリューの具体例を示す側面図,第5図はこの移動装置
を座席昇降機に適用した場合の側面図である。 (符号) 1…ガイドウェイ、3…移動体 2…フレキシブルスクリュー、8…転動輪
Claims (1)
- 【請求項1】直線または曲線もしくは屈曲状に架設され
るガイドウェイ(1)と,このガイドウェイ(1)内に
収容されるフレキシブルスクリュー(2)と,このフレ
キシブルスクリュー(2)に螺合し,両側面に取り付け
た転動輪(8)を前記ガイドウェイ(1)の内面に転動
させながら前記フレキシブルスクリュー(2)の回転に
よって移動する移動体(3)とからなる移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990076354U JPH0720135Y2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990076354U JPH0720135Y2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0434278U JPH0434278U (ja) | 1992-03-23 |
JPH0720135Y2 true JPH0720135Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31617747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990076354U Expired - Lifetime JPH0720135Y2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720135Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5633696B2 (ja) * | 2010-12-01 | 2014-12-03 | 国立大学法人横浜国立大学 | 伸縮アクチュエータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01109643U (ja) * | 1988-01-18 | 1989-07-25 |
-
1990
- 1990-07-17 JP JP1990076354U patent/JPH0720135Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0434278U (ja) | 1992-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3455999B2 (ja) | 走行台車 | |
US20120006602A1 (en) | Spherical mobility mechanism | |
JPH0720135Y2 (ja) | 移動装置 | |
JPH03503392A (ja) | 車両用の延長可能な座席装置 | |
JP2876559B2 (ja) | 軌道装置 | |
JP2741038B2 (ja) | モノレール走行装置 | |
JP2014024375A (ja) | 段差昇降装置 | |
JP2021091401A (ja) | 駆動輪ユニットおよび自動搬送台車 | |
JPS582153B2 (ja) | エスカレ−タ | |
JP3299891B2 (ja) | 階段昇降機 | |
JP3124187B2 (ja) | レール走行装置 | |
JPH0139382B2 (ja) | ||
JPH0423100Y2 (ja) | ||
JPH0143862B2 (ja) | ||
JPS644399Y2 (ja) | ||
JPH0733734B2 (ja) | エレベータ式駐車装置における台車受け渡し装置 | |
JPS6222834B2 (ja) | ||
JPH0334375Y2 (ja) | ||
JPH0317755B2 (ja) | ||
JPS6226942B2 (ja) | ||
JPH0781554A (ja) | モノレール走行装置 | |
JPS6361269B2 (ja) | ||
JPH0441732Y2 (ja) | ||
JPH0124103B2 (ja) | ||
JPH0642305U (ja) | 遊転輪 |