JPH0720006B2 - 誘電体共振器 - Google Patents

誘電体共振器

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JPH0720006B2
JPH0720006B2 JP2213373A JP21337390A JPH0720006B2 JP H0720006 B2 JPH0720006 B2 JP H0720006B2 JP 2213373 A JP2213373 A JP 2213373A JP 21337390 A JP21337390 A JP 21337390A JP H0720006 B2 JPH0720006 B2 JP H0720006B2
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JP
Japan
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dielectric
resonance
frame
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dielectric resonator
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JP2213373A
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容平 石川
秀一 和田
博次 阿部
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、誘電体セラミックスよりなる枠体内に共振
部分が固定された構造を有する誘電体共振器に関するも
のである。
[従来の技術] 特開昭61-121502号公報には、第2図に示す誘電体フィ
ルタが開示されている。ここでは、想像線で示す金属ケ
ース1内に複数の誘電体セラミックスよりなる共振部分
2が収納されている。各共振部分2の両端面には電極3
が形成されており、これら電極3が、金属ケース1の内
壁面に半田付けあるいは導電性接着剤を用いての接着に
より接合されている。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の構成では、熱膨張係数の異なる金属ケー
ス1と、誘電体セラミックスよりなる共振部分2とが接
合されている。したがって、周囲温度が変化した場合、
両者の熱膨張係数が異なるので、場合によっては、共振
部分2の端部が金属ケース1の内壁面から離れ、両者の
間にわずかなクリアランスが生じることがある。その結
果、共振部分2の共振周波数が変化し、結合係数を正確
に設定することが困難となる。
第2図の誘電体フィルタでは、このような問題点を少し
でも解消するために、電極3を共振部分2の端面に形成
した上で、これら電極3を金属ケース1の内壁面に半田
付けしたり、導電性接着剤を用いて接合することによ
り、共振部分2の端部が金属ケース1の内壁面から外れ
ることを防止している。しかしながら、現実には、電極
3を用いて接合したとしても、温度変化によって接合が
解かれ、やはり上記のような問題が生じることが多い。
それゆえに、この発明の目的は、温度の変動に対して安
全な特性を与えることができる誘電体共振器を提供しよ
うとすることである。
[課題を解決するための手段] この発明の誘電体共振器は、上述した技術的課題を解決
するため、誘電体セラミックスよりなる1個の枠体と、
この枠体内に設けられており、かつ両端面が枠体の内壁
面に固定された、誘電体セラミックスよりなる1個の共
振部分とを備えている。このような誘電体共振器におい
て、さらに、この発明では、外側表面に導電層が形成さ
れた一体の枠体を用いるとともに、枠体と共振部分とが
同一材料で一体的に形成されていることを特徴としてい
る。
[発明の作用および効果] この発明では、外側表面に導電層が形成された誘電体セ
ラミックスより一体に形成された枠体が用いられるとと
もに、このような枠体と共振部分とが同一材料で一体的
に形成されている。したがって、周囲温度が変化したと
しても、熱膨張係数に差が生じないため、枠体と共振部
分との間にクリアランスが生じることはない。また、共
振部分を通る電気力線は、枠体の外側表面に形成された
導電層を通ってループを描くように流れるが、この導電
層を形成する枠体自身が一体であるので、導電層に断線
が生じる余地がなく、導電層での導通を安定にすること
ができる。
それゆえに、この発明によれば、共振周波数および結合
係数を正確に制御することができ、よって信頼性に優れ
かつ安定な特性の誘電体共振器を得ることができる。
[実施例] 以下に、この発明による誘電体共振器が複数個組合され
て構成された誘電体フィルタについて説明する。
第1図は、この発明の一実施例による誘電体共振器を含
む誘電体フィルタを示す断面図である。第3図は、第1
図に示した誘電体フィルタに含まれる要素を分解して示
す斜視図である。
誘電体フィルタ10は、複数個の誘電体共振器22a,24a,26
a,28aを備える。誘電体共振器22a,24a,26a,28aは、それ
ぞれ、誘電体セラミックスより一体に形成された筒状の
枠体22,24,26,28を備える。これら枠体22,24,26,28内に
は、両端面が枠体22,24,26,28の内壁面に固定された、
誘電体セラミックスよりなる共振部分12,13,14,15がそ
れぞれ設けられる。共振部分12,13,14,15は、枠体22,2
4,26,28の内壁面上の相対向する部分間に渡された状態
とされるが、この状態は、特に第3図によく示されてい
る。
このような誘電体共振器22a,24a,26a,28aにおいて、各
々の枠体22,24,26,28と共振部分12,13,14,15とは、同一
材料で一体的に形成されている。
上述した枠体22,24,26,28に加えて、同じ誘電体セラミ
ックスよりなりかつ同じ断面形状を有する枠体21,23,2
5,27,29が、第1図および第3図に示すような順番で並
べられ、互いの間をたとえば導電性接着剤によって接合
することにより両端が開かれた誘電体セラミックスより
なる筒状体11が形成される。この筒状体11の両端には、
筒状体11と同一材料よりなる閉成部材16,17が、たとえ
ば導電性接着剤によって固定されており、それによって
筒状体11の両端の開口が閉じられている。
また、第1図に示すように、枠体21〜29の外側表面、す
なわち筒状体11の外周面、ならびに閉成部材16,17の外
側表面には、導電層31が形成される。導電層31は、銅ペ
ーストまたは銀ペーストのような適宜の導電性材料を塗
布し焼付けることにより、あるいは他の適宜の方法によ
り形成される。この導電層31は、筒状体11および閉成部
材16,17と協働して金属ケースすなわちシールドケース
として機能するとともに、実電流を流すための経路とな
る。
なお、第3図によく示されているように、共振部分12,1
4に対して共振部分13,15が異なる向きに配置されている
のは、各共振部分12〜15で構成される共振ユニット間の
結合度を調整するためであり、所望の結合度に応じて様
々な向きに配置されることができる。この場合におい
て、共振部分12と共振部分14、および共振部分13と共振
部分15は、各々、結合しないために、直交した位置関係
に配置されている。
また、共振部分12〜15が形成されていない枠体21,23,2
5,27,29を、誘電体共振器22a,24a,26a,28aならびに閉成
部材16,17の各々の間に介在させるのは、同様に各共振
ユニット間の結合度を調整するためである。
なお、枠体21〜29ならびに閉成部材16,17相互の接合に
ついては、導電性接着剤を用いずに、導電層31を筒状体
11の外周面および閉成部材16,17の外側表面に一体的に
形成することにより、上述した接着剤としての機能をも
たせるようにしてもよい。
このように、第1図および第3図に示した誘電体フィル
タ10に含まれる誘電体共振器22a,24a,26a,28aによれ
ば、導電層31が外側表面に形成された誘電体セラミック
スより一体に形成された枠体22,24,26,28が用いられて
おり、かつ共振部分12,13,14,15がそれぞれ枠体22,24,2
6,28と同一材料で一体的に形成されている。したがっ
て、周囲温度が変化したとしても、共振部分12,13,14,1
5が枠体22,24,26、28から外れることはあり得ない。そ
のため、誘電体共振器22a,24a,26a,28aを、周囲温度の
変動に対して安定なものとすることができる。また、枠
体22,24,26,28の各々自身にクリアランスが生じる可能
性が全くなく、それゆえに、共振部分12,13,14,15の各
々を通る電気力線のループ状の経路の一部を与える導電
層31に断線が生じる余地がなく、導電層31での導通を安
定にすることができる。
第1図に示した誘電体フィルタ10によれば、導電層31に
よって、枠体21〜29が電気的に接続されているでQ値の
低下が小さいという利点がある。
なお、第1図に示した誘電体フィルタ10においては、厚
みの異なる枠体21,23,25,27,29を介在させたが、目的と
する結合度によっては、等しい厚みの枠体を用いること
も可能である。
また、誘電体共振器22a,24a,26a,28aに代えて、第4図
に示すような、枠体42の厚みよりも枠体42の軸線方向に
おいて内側に引込んだ共振部分41を有する誘電体共振器
42aを用いてもよい。
また、両端に位置させる誘電体共振器として、第5図に
示すように、共振部分53および閉成部分52が枠体51と一
体的に形成された誘電体共振器51aを用いてもよい。こ
の場合、共振部分53は、閉成部分52と分離されて形成さ
れていることが必要である。
なお、第4図および第5図においては、枠体42または51
の外側表面に形成される導電層の図示が省略されてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による誘電体共振器22a,
24a,26a,28aを備える誘電体フィルタ10を示す断面図で
ある。 第2図は、従来の誘電体フィルタの一例を説明するため
の概略斜視図である。 第3図は、第1図に示した誘電体フィルタ10に含まれる
要素を分解して示す斜視図である。 第4図は、この発明の他の実施例による誘電体共振器42
aを示す断面図である。 第5図は、この発明のさらに他の実施例による誘電体共
振器51aを示す断面図である。 図において、10は誘電体フィルタ、12〜15,41,53は共振
部分、21〜29,42,51は枠体、22a,24a,26a,28a,42a,51a
は誘電体共振器、31は導電層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側表面に導電層が形成された誘電体セラ
    ミックスより一体に形成された1個の枠体と、前記枠体
    に設けられており、かつ両端面が前記枠体の内壁面に固
    定された、誘電体セラミックスよりなる1個の共振部分
    とを備え、前記枠体と前記共振部分とが同一材料で一体
    的に形成されていることを特徴とする、誘電体共振器。
JP2213373A 1990-08-09 1990-08-09 誘電体共振器 Expired - Lifetime JPH0720006B2 (ja)

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JPH03108803A JPH03108803A (ja) 1991-05-09
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JPS59139704A (ja) * 1982-10-18 1984-08-10 Murata Mfg Co Ltd 誘電体共振器
JPS5963801A (ja) * 1982-10-04 1984-04-11 Murata Mfg Co Ltd 誘電体フイルタ
JPH0720005B2 (ja) * 1989-11-09 1995-03-06 株式会社村田製作所 誘電体共振器

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