JPS61277203A

JPS61277203A - 誘電体共振器装置

Info

Publication number: JPS61277203A
Application number: JP11949085A
Authority: JP
Inventors: Yohei Ishikawa; 容平石川; Shuichi Wada; 秀一和田
Original assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1985-05-31
Filing date: 1985-05-31
Publication date: 1986-12-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、外形が円筒状や直方体などの空洞内におけ
るＴＭ０１δもしくはＴＭｔｔＳモードまたはこれらの
変形モードの共振を利用する誘電体共振器装置に関する
。

（従来の技術）７Ｍモード系の共振を利用したフィルタとしては、たと
えば、特開昭５３−１１９６５０号公報、特開昭５９−
６３８０１号公報などで開示されているものがあるが、
ＴＭｏ＋ｏもしくはＴ　Ｍ　ｎｏ　モードを用いている
。しかし、ざらに■共振周波数可変域を広げたい、■Ｑ
を高くしたい、■より高周波域で使（）だい、■製造を
容易にしたいといった要望があった。

（発明が解決しようとする問題点）それゆえに、この発明の目的は、■共振周波数可変域が
広い、■Ｑが高い、■より高周波域で使える、■製造が
容易な誘電体共振器装置を提供することである。

（問題点を解決するための手段）この発明の誘電体共振器装置は、ケース内に１ないし複
数の柱状誘電体が配置され、柱状Ｍ電体の一端側がケー
ス内壁面との間にスペースを有していてＴＭｏ１δもし
くは７Ｍ１＋５モードまたはこれらの変形モードを用い
るようにした誘電体共振器、および、この共振器と外部
回路を結合する外部結合手段、とを有することを特徴と
する。

（作用）このような手段によると、■共振周波数可変域が広くな
った、■Ｑが高くなった、■より高周波域で使えた、■
製造が容易になったなどの結果を得た。

（実施例）第１図、第２図には、この発明の第１の実施例の内部状
態を示す。図において１は直方体空洞シールドケース、
２は横断面正方形の柱状誘電体である。ケース１として
はアルミニュームのような材料からなる金Ｍ製のケース
や、たとえば誘電体２と同じ（Ｚｒ　Ｓｎ　）Ｔｉ　０
４セラミツクからなる直方体空洞の内面または外面にシ
ールド電極膜を設けたようなものでもよい。いずれにし
ても誘電体２の軸方向一端は金属ケース１またはセラミ
ックケース１のシールド電極膜と良好な接触状態を保ち
、他端は金属ケース１またはセラミックケース１のシー
ルド電極膜との間にスペースを有している。ケース１の
たとえばフタ部分１ａには外部結合用の同軸コネクタ３
．４が設けられそれぞれの中心導体には結合用アンテナ
棒５．６の一端が接続されている。いまケース本６体１
ｂの底面に誘電体２の軸方向一端が接触固定されている
ときは、ケース１のフタ１ａに共振周波数調整のための
金属または誘電体からなる周波数調整材１が設けられて
いて、この周波数調整材７は誘電体２へ遠近移動される
構造となっている。このような構成だと電気力線が誘電
体２の軸方向に走りしかも誘電体２に集中分布し、誘電
体２の軸と同心状に磁力線が分布するＴｔＶｈＩｇモー
ド共振が生じる。

誘電体２が横断面円形の柱状体でケース１がこれと同心
状の円筒形だとＴＭｏ＋Δモード共振が生じる。

また、誘電体２の横断面が円形でケース１が直方体空洞
状であったり、逆に誘電体２が横断面正方形の柱状体で
ケース１が円筒形であってもよい。

このような場合は電磁界分布が若干乱れるから変形モー
ドと呼ぶこととする。

ざらには誘電体形状、ケース形状共ＴＭモード共振が生
じるものであれば上述の例に限らない。

このような点は以下に述べる実施例にも適用でることで
ある。

第３図はこの発明の第２の実施例を示す。

図において、１１は、ケース１と同様の直方体空洞シー
ルドケース、１２ａ〜１２ｆは、誘電体２と同様の柱状
誘電体、１３は同軸コネクタ３と同様の同軸コネクタ、
１４は同軸コネクタ４と同様の同軸コネクタ、１５はア
ンテナ棒５と同様のアンテナ棒、１６はアンテナ棒６と
同様のアンテナ棒、７ａ〜７ｔは周波数調整材１と同様
の周波数調整材である。

第３図示例はインターデジタル形フィルタであるから、
いま、ケース１１の一側面１１とその対向側面１８を考
えるとき、側面１７の両端寄りに同軸コネクタ１３．１
４を設けそれぞれの中心導体にアンテナ棒１５．１６を
接続しである。柱状誘電体１２ａ　、　１２ｃ　。

１２８の一端側は側面１７に良好な接触状態で密着固定
してあり、他端側は側面１８の内壁面との間にスペース
を有している。逆に柱状誘電体１２ｂ　、　１２ｄ　。

１２ｆの一端側は、側面１８に良好な接触状態で密着固
定してあり、他端側は側面１７の内壁面との間にスペー
スを有している。

このような構成により、同軸コネクタ１３に入力信号が
加えられるとＴＭｏｌＪもしくはＴ　Ｍ　１ｓｓモード
またはこれらの変形モード共振が生じインクデジタル形
バンドパスフィルタとして動作し、同軸コネクタ１４か
ら所望の出力が得られる。

第４図はこの発明の第３の実施例を示す。第３図示例と
同様なものには同一番号を付して説明は省略する。第４
図示例はコムライン形バンドバスフィルタであるから、
柱状誘電体１２ａ〜１２ｆの各一端がケース１１の一端
面１７に良好な接触状態で密Ｍ固定してあり、他端側が
ケース１１の側面１８の内壁面との間にスペースを有し
ている。共振器間は誘導結合されている。

第５図はこの発明の第４の実施例を示す。この実施例は
第４図に示すコムライン形フィルタにおいて、ケース１
１の空洞体としての１１能を柱状誘電体１２ａ〜１２ｆ
と同一の材料からなるケース１９、およびそのフタ２０
とにもたせている。この場合、シールド作用をもたせる
ためにケース１９とフタ２０とにその内面または外面に
おいて電極膜を設けである。柱状誘電体１２ａ〜１２ｆ
の各一端とそれらと良好な接触状態を保つべきシールド
電極膜が設けられているケース１９あるいはフタ２０と
が一体成形加工されている方が好ましい。ケース１９や
フタ２０はセラミック体であるから機械的強度をより上
げるため内部保護のための金属ケース２１でケース１９
やフタ２０を覆うことが好ましい。この実施例ではフタ
２０に、柱状誘電体１２８〜１２ｆが入りこむ孔２２ａ
〜２２ｆが形成してあり、この孔２２ａ〜２２ｆに周波
数調整材７ａ〜７ｆが入りこんでいる。共娠周波数に関
与する部材を柱状誘電体と同一ないし同一と見なし得る
線膨脹係数をもつ材料または同じ材料で形成する割合が
大きい程温度変化による不具合発生が生じるチャンスが
小さくなる。このような構成はインターデジタル形フィ
ルタにも適用できる。

（効果）以上の実施例からもあきらかなように、この発明によれ
ば、ＴＭｕｊ；またはＴＭｏ＋Ｇモード共振（変形モー
ドを含む）を利用するから、Ｔ　Ｍ　１１゜またはＴＭ
ｏ１ｏモード共振を用いる場合に比べ、■共振周波数可
変域が広い、■０が高い、■より高周波域で使える、■
製造が容易であるといった利点を有する。また、本発明
は、外形上ＴＥＭモード共振を用いたフィルタともよく
似ているがＴＥＭモード共振器は共振棒が金属からなる
が本発明では誘電体からなるのでジュール損がなくなる
という利点も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例の内部状態を示す断面図、
第２図は第１図におけるｘ−Ｘ線断面図、第３図は本発
明の第二実施例の内部状態を示す断面図、第４図は本発
明の第三実施例の内部状態を示す断面図、第５図は本発
明の第四実施例の内部状態を示す断面図である。１．１１、はケース、２．１２８〜１２ｆは柱状誘電体
、３．４．１３．１４は同軸コネクタ、５．６．１５．
１Ｇはアンテナ棒、７．７ａ〜７ｆは周波数調整材。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ケース内に１ないし複数の柱状誘電体が配置され
、柱状誘電体の一端側がケース内壁面との間にスペース
を有していて、ＴＭ＿０＿１＿δもしくはＴＭ＿１＿１
＿δモードまたはこれらの変形モードを用いるようにし
た誘電体共振器、および、この共振器と外部回路を結合する外部結合手段
、とを有する誘電体共振器装置。
（２）複数の誘電体共振器でコムライン形フィルタとし
て構成された誘電体共振器装置。
（３）複数の誘電体共振器でインターデジタル形フィル
タとして構成された誘電体共振器装置。
（４）ケースは内部の柱状誘電体と線膨脹係数が実質上
同一の材料からなることを特徴とする特許請求の範囲第
（１）項から第（３）項までに記載の誘電体共振器装置
。
（５）ケースは内部の柱状誘電体と同じ材料で形成され
、この内面または外面にシールド電極膜が設けられてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第（４）項記載の誘
電体共振器装置。