JPS6240802A

JPS6240802A - 誘電体同軸共振器

Info

Publication number: JPS6240802A
Application number: JP18085785A
Authority: JP
Inventors: Toshiro Hiratsuka; 敏朗平塚; Kikuo Tsunoda; 角田　紀久夫; Kazuyoshi Miyawaki; 宮脇　和良
Original assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1985-08-16
Filing date: 1985-08-16
Publication date: 1987-02-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、例えばコムラインフィルタに使用される誘電
体同軸共振器に関する。

°　〈従来の技術〉この種のコムラインフィルタとしては、例えば第４図に
示すように、１／４λ型の複数の共振素子１．１（図で
は２個）を有する一体成形フィルタが知られている。こ
の図に示されるフィルタでは、相互に平行に形成された
複数の貫通孔２．２を有する直方体状の誘電体ブロック
３を備えており、この誘電体ブロック３の外周面には外
導体４が形成され、また、各貫通孔２．２の周面には中
心導体５．５が形成されている。この誘電体ブロック３
の一方の端面６は電極が形成されない開放端面となって
おり、他方の端面７は外導体４と中心導体５．５とを短
絡する短絡電極８が形成された短絡端面となっていて、
各貫通孔２，２ごとに共振素子１．１としての１ハλ型
のコムライン型同軸共振器が構成されている。

このように構成されたフィルタは各貫通孔２に誘電体ブ
ッシング付きの入・出力端子９．９が挿入されて、シー
ルドケース１０内に収納されている。

〈発明が解決しようとする問題点〉」ユ記構成において、両共振素子１，１間を静電的に容
量結合する手段と１．では、従来では例えば、第４図に
示すように、両共振素子１，１間に結合用の角孔１１を
設（Ｊたり、あるいは、図示はしないが、開放端面６上
に結合用電極を形成したりすることにより、所要の結合
容量を得ていた。

ところが、このような従来例の構造では、該開放端面６
からの電磁波の漏洩が避（Ｊられない。このため、従来
では、開放端面６とシールドケース１０との間にカッ！
・オフ空間Ｓを設置Ｊ１このカッ）・オフ空間Ｓ内に電
磁界を閉じ込めるようにしてい　ノこ　。

しかしながら、この場合、カットオフ空間Ｓが存在する
ことによってフィルタ寸法が大型化するうえ、シールド
ケース１０の構造を開放端面６を全面的に覆うものとし
な（Ｊればならず、その分、コスト高を措くといった問
題点があった。

本発明はかかる従来の問題点に鑑み、フィルタの構造を
簡略化して、小型化を図ると共に、製造コストを低減さ
せることを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉本発明ではこのような目的を達成するために、従来から
開放端となる各貫通孔の一方の開［」側端面の全面にわ
たって外導体と連続するシールド電極を形成１２、この
シールド電極を貫通孔内に延長して中心導体との間にギ
ャップを形成した構成に特徴を有するものである。

〈実施例〉以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。

第１図はこの実施例の中央縦断面図であり、第２図はそ
の等価回路図である。この実施例の誘電体同軸共振器は
、１対のコノ、ライン型の共振素子２１．２１を１個の
誘電体ブロック２２で構成した一体成形フィルタである
。

この誘電体ブロック２２はセラミック祠を直方体ブロッ
ク状に成形してなるものであって、その外周面には全面
にわたって、両共振素子２１．２１に共通となる外導体
２３が形成されている。また、誘電体ブロック２２の軸
方向には相互に平行なＩ対の円形の貫通孔２４．２４が
形成されており、それぞれの貫通孔２４の内周面には中
心導体２５が形成されている。この中心導体２５．２５
と外導体２３とは中心導体２５が臨む貫通孔２４の開口
側端面２６に形成された短絡電極２７を介して短絡され
、これによって１７４λ型の共振素子２１．２１が各貫
通孔２４ごとに構成される。

このような基本構成を有するフィルタにおいて、本発明
では次のような特徴構成が付加される。

すなわち、前記短絡端面２６と対向する端面２８には外
導体２３と連続するシールド電極２９が全面にわたって
形成されている。また、各貫通孔２４には、その途中部
位、詳しくは対向端面２８寄りの部位に、前記中心導体
２５の径より小径となる環状フランジ３０が形成されて
いる。この環状フランジ３０の内周面３１は電極が形成
されずにセラミック面が露出しており、このセラミック
面３１を挟んで対向する段部には、それぞれシールド電
極２９の延長電極３３と中心導体２５の開放端側が達し
ている。

このように構成されたこの実施例のフィルタでは、中心
導体２５とシールド電極２９ないしその延長電極３３と
の間に両共振素子２１．２１を結合するための静電容量
Ｃ，，Ｃ７（第２図参照）が形成されることになる。し
たがって、結合容ｉＡ　ｃ　ｌ。

Ｃ２は貫通孔２４．．２４内で形成され、しかもシール
ド電極２９で遮蔽されるため、この部分で発生する電磁
波は対向端面２８から外部に殆ど漏洩しない。

なお、この実施例のフィルタは例えば両頁通孔２４、．
２４内の中心導体２５．２５に誘電体ブッシング付きの
入・出力端子３４．３４を嵌着した状態で、ケース３５
内に収納され、これによって、このケース３５に外導体
２３およびシールド電極２９が接続される。また、この
場合に、ケース３５は必ずしも用意する必要はなく、該
ケース３５を省略または簡略化することができる。更に
、従来、該ケース３５と誘電体ブロック２２との間に設
けられていたカットオフ空間を省略できる。

第３図は本発明に係る誘電体同軸共振器の他の実施例を
示す中央縦断面図である。この図に示される共振器では
、貫通孔２４の対向端面２８側近傍部位の径を中心導体
２５が形成される部分の径よりも大径に形成し、該大径
部分２４ａの奥端面２４ｂ１．ｍ％を極が形成されない
環状のセラミック面３６を設け、このセラミ；ｙり面３
６までシールド電極２つの延長電極３３と中心導体２５
の開放端側か達している。なお、その他の構成は前記実
施例とほぼ同じであり、同一の作用を有する部分には同
一符号を利してその説明を脅略する。　なお、本発明は
前記各実施例の他、諸種や設計変更が可能である。また
、前記各実施例では本発明を２段形フィルタに適用して
示したが、それ以上の多段形フィルタに適用できること
は勿論である。

〈発明の効果〉以」二のように本発明によれば、各貫通孔の一方の開口
側端面の全面にわたって外導体と連続するシールド電極
を形成し、シールド電極を貫通孔内に延長して中心導体
との間にギャップを形成したので、共振素子間の結合が
得られ、また、開放端からの電磁波の漏れが実用上無視
できる。したがって、従来例の結合用電極や角孔を省略
することができ、かつ、シールドケースを省略または簡
略化できるので、フィルタの構造が大幅に簡略化される
。また、カットオフ空間をなくすことができるので、そ
の分小型化を図ることができる。更に、これらの効果が
相まって、製造コストを低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る誘電体同軸共振器の実施例を示す
中央縦断面図、第２図はその等価回路図、第３図は本発
明に係る誘電体同軸共振器の他の実施例を示す中央縦断
面図、第４図は従来例の中央縦断面図！ある。　　　　
　　　　パ２２・・・誘電体ブロック、２３・・外導体、２４・・・貫通孔、２５・・・中心導体、２８・・・一方の開口側端面、２９・・・シールド電極、３１・・・セラミック面、３２ａ、３２ｂ・　コンデンサ電極。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）相互に平行に形成された複数の貫通孔を有する誘
電体ブロックを備え、この誘電体ブロックの外周面に外
導体を形成すると共に、前記各貫通孔の内周面に中心導
体を形成してなる誘電体同軸共振器において、前記貫通孔の一方の開口側端面において中心導体と外導
体とを短絡するとともに他方の開口側端面の全面にわた
って前記外導体と連続するシールド電極を形成し、前記
シールド電極を前記貫通孔内に延長して前記中心導体と
の間にギャップを形成したことを特徴とする誘電体同軸
共振器。