JPH071988U - ゲーム機 - Google Patents

ゲーム機

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JPH071988U
JPH071988U JP3730293U JP3730293U JPH071988U JP H071988 U JPH071988 U JP H071988U JP 3730293 U JP3730293 U JP 3730293U JP 3730293 U JP3730293 U JP 3730293U JP H071988 U JPH071988 U JP H071988U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 娯楽性の高い、新しい構成の景品獲得手段を
備えたゲーム機を提供する。 【構成】 景品獲得手段4aは、景品Mを吸着するクレ
ーン本体40と、景品Mをゲーム機外部に搬出するため
の景品案内レール4bから構成される。クレーン本体4
0から景品案内レール4b上に景品を落下させて移動す
る時には、クレーン本体40と景品案内レール4bは揺
動するため、景品Mの落下位置と景品案内レール4bの
位置とを合せるようなタイミングでクレーン本体40か
ら景品Mを落下させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はゲーム機に関し、特にゲーム機本体に収納された景品をクレーンを操 作することで獲得してゲーム機外部に取出すように構成された、クレーンゲーム 機と称されるゲーム機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クレーンゲーム機では、景品収納室、並びにこの景品収納室を目視できる窓部 をゲーム機本体の上部に設けるとともに、景品収納室内に収納した景品を獲得す るためのクレーン等の景品獲得手段と、景品獲得手段を操作する操作部等を更に 備えた構成が一般的に採られる。このクレーンゲーム機では、景品獲得手段によ り獲得された景品は、ゲーム機本体内に収納された景品取出しシュート等によっ て、ゲーム機本体の外部に取出される。
【0003】 また景品獲得手段は、従来は、一対の爪を備えたクレーンを景品収納室の内部 において縦横移動自在に設け、この爪により景品を把持する構成のものが、一般 的に用いられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように一対の爪によって景品を把持する構造は長期にわたっ て広く用いられてきた結果、遊戯者に飽きられてしまい、このため顧客吸引力に かけたものであった。このためこの種のゲーム機においても遊戯者の要求に対応 してゲーム性や娯楽性等を高める必要があり、そのための新規な構造を有した景 品獲得手段の出現が強く望まれている。
【0005】 本考案は上記の課題を解決するためになされたもので、娯楽性の高い、新しい 構成の景品獲得手段を備えたゲーム機を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決して上記目的を達成するため、本考案は、景品が収納され た景品収納室と、前記景品収納室の内部を目視する窓部と、前記景品を獲得する 景品獲得手段と、前記景品獲得手段を操作する操作部を備えてなるゲーム機にお いて、前記景品獲得手段が、前記景品を吸引して保持するクレーン本体と、前記 吸引された景品をゲーム機外部に搬出するための景品案内レールとから構成され 、前記クレーン本体から前記景品案内レールへの前記景品の移動時に、前記クレ ーン本体、前記景品案内レールの少なくとも一方が揺動する、ことを特徴とする 技術的手段を講じたものである。
【0007】
【作用】
本考案のゲーム機では、上記のようにクレーン本体により吸着された景品は、 景品案内レールを介してゲーム機外部に取り出される。そして、クレーン本体の 景品を外部取り出しのために案内レール上に落下させる場合において上記のよう にクレーン本体または景品案内レールの少なくとも一方を、例えば景品落下方向 と直交する方向に回動運動させる等して揺動させることで、遊戯者は景品の落下 位置と揺動による景品案内レールの位置とを合せるように、クレーン本体からの 景品の落下タイミングを図ることで遊戯をする。そして落下タイミングが良けれ ば景品獲得が成功し、タイミングがずれれば景品獲得は失敗する。
【0008】
【実施例】
次に、本考案を添付図面に示した実施例により説明する。 「図1」、「図2」に本考案の実施例のゲーム機を示した。このゲーム機を構 成するゲーム機本体1の上部には、景品収納室2、並びにこの景品収納室2の内 部を外部から目視ないし視認できる例えば透明な窓部3が設けられている。また このゲーム機にはさらに、景品収納室2に収納した景品Mを獲得する景品獲得手 段4、並びに景品獲得手段4を操作する操作部5が設けられている。
【0009】 ゲーム機本体1は、「図2」に示したように、その上下方向の略中央部には、 景品受け台21が設けられている。そしてこの景品受け台21より上方が景品収 納部2になっている。また下方は、コイン投入確認兼コイン収納部装置61(コ イン投入確認は操作部5内で行ってもよい。)、電源装置63、あるいは制御基 板62等のコリントゲーム機器を収納する、収納室6となっている。
【0010】 景品収納部2を画定する景品受け台21は、モータ等の駆動源22によって回 転する回転皿盤形状のもので、その上には多数の景品Mが載置される。より詳し くは、景品受け台21は、下面が放射枠23aで形成されるとともに周壁部23 bを有したターンテーブル部23、ターンテーブル部23上に載置された透光性 底板25とで構成される。また透光性底板25の下方には、この透光性底板25 を介して景品M等を照明するための光源24が設けられている。尚、上記の景品 Mは、通常はカプセル入りのものが使用され、例えば「図21」に示したような 一対の半球体容器を組み合わせたカプセルM1の内部に景品M2を収納したもの や、「図22」に示したような蓋部M3を有した筒容器で作ったカプセルM1の 内部に景品を収納したもの等が用いられる。これら球状ないし円筒状等のカプセ ルM1は通常は透明のものが用いられるが、その他、例えば半透明としても良い 。
【0011】 窓部3は、例えば、その一辺をゲーム機本体1にヒンジ3a(「図15」参照 )で連結するとともに開閉のための鍵を適所に設けた開閉窓部から構成されるも ので、この窓部3を開いて景品Mを内部の景品収納室2に出入れできるようにな してある。尚、この窓部3をゲーム機本体1の前面11と一体的に構成して前面 11を開閉蓋とする構成とすることも可能である。
【0012】 景品獲得手段4は、「図1」乃至「図3」の通り、カプセル吸引吊り下げ式の クレーン4aと、景品案内レール4bとを組み合わせて構成されるものが用いら れる。クレーン4aは、クレーン本体40と、このクレーン本体40を牽引ロー プ76(後述するように複数本、本実施例では2本のロープで構成される)によ って吊り下げて昇降する牽引装置70とから構成される。
【0013】 クレーン本体40は、「図4」に示したように、モータ等の駆動源41、駆動 源41の駆動軸を中心として回転するファン42、ファン42の吸気用通孔43 がその中央部に形成された凹面44、ファン42の排気用通孔45、等から構成 される。
【0014】 ファン42は、「図5」に示したように、略円盤状のものであり、駆動源41 による回転によりその「図4」において中央部下方から空気を吸引するとともに 、吸引した空気をその外周に設けた螺旋状翼板42aから放射方向に排気する。
【0015】 凹面44は、半径の相違する凹面を複数段状に設けた断面形状のものである。 図示した例では、中央部の吸気用通孔43の周囲を小径の球状凹面44aで、ま たその外周を大径の球状凹面44bでそれぞれ形成してある。このように半径の 異なる複数の球状凹面を設けることで、1つの凹面44によって径の異なる「図 21」のような球状の景品M(カプセル)を吸引できる。
【0016】 また径の異なる「図22」のような円筒状の景品(カプセル)Mを吸引する場 合には、凹面44を、中央部の吸気用通孔43の周囲を小径の円筒状凹面とし、 またその外周を大径の円筒状凹面とすれば良いが、球状凹面でも円筒状の景品( カプセル)Mを吸引できないことはないので、獲得難度の高い景品をこの円筒状 の景品(カプセル)Mに収納するとゲーム性が向上する。
【0017】 更に3種類以上の径の異なる球状ないし円筒状の景品(カプセル)を用いる場 合には、凹面44を、中央部の吸気用通孔43の外周に漸次大きな径の球状凹面 ないし円筒状凹面とすれば良い。その他、例えば吸気用通孔43の外周に小径の 球状凹面を、またその外周に大径の円筒状凹面を形成することで、球状の景品と 円筒状の景品を混用する場合にも対応可能である。
【0018】 排気用通孔45は、ファン42の回転の際に吸気用通孔43から流入した空気 を放射方向に流過して流出するものである。この時の空気の流れを矢印Pで示し た。排気用通孔45は、図示した例ではクレーン本体40の周面に形成したが、 その他例えばクレーン本体40の底面外周側に形成しても良い。
【0019】 そしてこのクレーン本体40により吸引された景品Mは、後に詳述するように 、景品案内レール4bを介してゲーム機本体1の外部に取出される。尚、景品案 内レール4bは、「図6」のように1つのレール部材により構成しても、あるい は「図7」のように複数(図示した例は2本)のレール部材により構成しても良 い。
【0020】 牽引装置70は、「図2」、「図8」及び「図9」を参照して、景品収納室2 の上部に固定されるベース板71上に一端部を支点Qにおいて回動自在に固定さ れた揺動アーム72、モータ等で構成される駆動源73、これらを連結する偏心 回動リンク機構74、並びに揺動アーム72の回動範囲を確認するための一対の リミットスイッチLS1、LS2、等から構成される。そして駆動源73の回転 軸の回転運動は偏心回動リンク機構74により往復運動に変換され、揺動アーム 72は「図8」に矢印P1で示したように支点Qを中心として揺動運動する。な お、ベース板71は、主ベース板71aの上に固定され、揺動アーム72の先端 には転車72aが取り付けられ水平を保って揺動できるようになしてある。
【0021】 ここで、リミットスイッチLS1,LS2は揺動アーム72の揺動確認用のも のであって、交互に所定時間でON・OFFすることで正常と判断し、それ以外 は異常と判断して駆動源73への通電を停止し器機の破損を防ぐように使用され る。なお、リミットスイッチLS1、LS2に代えて公知のセンサ、例えば光セ ンサを用いても良い。その他、例えば、上記駆動軸や支点Q等に軸エンコーダ等 の回転角度センサを設け、このセンサによって揺動アーム72の回転角度を検知 し、所定の回転角度範囲内で揺動アーム72を回動する構成とすることもできる 。
【0022】 「図8」、「図9」を参照して、揺動アーム72は、金属等の剛性のある棒状 ないしアーム状の本体部分に、正逆転モータ75の回転軸に連結された巻取ドラ ム75a、この巻取ドラム75aに一端が連結された牽引ロープ76等を取付け て構成される。牽引ロープ76は他端は、案内ローラ77a、77b、77c、 77eを順次介して景品収納室2内に垂下され、上記クレーン本体40に連結さ れる。ここで、案内ローラ77b、77eの支点は固定されている。また案内ロ ーラ77a、77c、77dは、その支点が以下のように揺動ないし移動可能に 設けられている。
【0023】 案内ローラ77aは、支点771aに一端を枢支したリンク772aを他端部 に回動自在に軸支されている。また案内ローラ77aは、バネ773a等の付勢 手段によって、支点771aを中心に「図9」において時計方向に弾性付勢され ている。更にリンク772aにはリミットスイッチLS3が近接して設けられて いる。ここで、牽引ロープ76を介して上記のクレーン本体40の重さが案内ロ ーラ77aに掛かっている(クレーン本体40が「図2」のように景品収納室2 内で宙吊りされた)状態では、牽引ロープ76の張力によって案内ローラ77a は支点771aを中心として「図9」において反時計方向にやや回動した状態と なる。そしてこの時、リミットスイッチLS3がリンク772aに押されてON 状態となる。一方、クレーン本体40の重さが案内ローラ77aに掛からない( 後述するようにクレーン本体40が景品収納室2の景品M上に載置された)状態 では、案内ローラ77aは時計方向に回動するため、リミットスイッチLS3は OFF状態となる。よって、リミットスイッチLS3の出力(ON、OFF)に よって、クレーン本体40が中吊り状態なのか、あるいは景品M上に載置された 状態なのかが判別できる。
【0024】 案内ローラ77c、77dは、「図9」のように、上記の2本1組の牽引ロー プ76の各ロープをそれぞれ支持している。これら案内ローラ77c、77dは コイルバネS1、S2により吊下げられており、また「図10」に示したように 、リミットスイッチLS5をON、OFF動作させるためのロッド773dが連 結されている。図10は牽引ロープ76による張力がない状態を示したもので、 この時にはコイルバネS1(S2)の弾性により上方に移動したロッド773d に押されてリミットスイッチLS5はON状態となる。また牽引ロープ76によ る張力がある場合には、案内ローラ77c、77d、並びにロッド773dが下 降して、リミットスイッチLS5はOFF状態となる。よって、各案内ローラ7 7c、77dに設けたリミットスイッチLS5の出力(ON、OFF)を調べる ことで、例えば一方のリミットスイッチLS5の出力がOFFとなることで異常 な荷重が加わったことを検知し、またコイルバネS1(S2)の付勢力を小さく 設定することで、リミットスイッチLS5がON状態のままであれば、その案内 ローラに支持された方のロープが切れていることが検知できる。
【0025】 更に、揺動アーム72の先端には、「図9」のように、大径の円筒状部材79 が揺動アーム72とほぼ直角に固設されている。円筒状部材79の内側には、断 面T字形の小径の円筒状部材78が「図9」において上方向に移動可能に設けら れている。円筒状部材78の上端の大径部分の上方には、リミットスイッチLS 4が設けられており、また円筒状部材78の下端部は円筒状部材79の下端より 下方に延在している。なお、これら円筒状部材79,78の下部は主ベース板7 1aに設けた開溝71bを遊挿するようになしてある。
【0026】 リミットスイッチLS4は、「図9」に示した状態ではOFFになっている。 ここで、上記の円筒状部材78の内側を介して下方に垂下された牽引ロープ76 に取付られたクレーン本体40が上昇し、円筒状部材78の下端に衝突すると円 筒状部材78が「図9」において上方移動し、その際には円筒状部材78の上記 大径部分に押されてリミットスイッチLS4がONになる。よって、リミットス イッチLS4の出力(ON、OFF)により、クレーン本体40が最上部位置に 上昇したかどうかを調べることができる。
【0027】 一方、景品案内レール4bは、例えば「図11」に示したリンク機構によって 、図3に矢示したように左右に往復回動する。このリンク機構は、モータ等で構 成される駆動源87、リンク機構にそれぞれ固定された駆動軸86、軸83と8 1、リンク機構に遊嵌された軸85、並びに景品案内レール4bの回動範囲を確 認するための一対のリミットスイッチLS6、LS7、等から構成される。この 場合、駆動源87の駆動軸86の回転運動は、リンク機構によって往復運動に変 換され、景品案内レール4bは軸81を中心として回転する。そして、リミット スイッチLS6,LS7が一定の時間で交互にON・OFFすることで景品案内 レール4bの正常作動を確認している。これらリミットスイッチLS6、LS7 を用いた検知構造に代えて上記同様に、光センサや回転角度センサ等を用いた構 造としても、勿論良い。
【0028】 以上の構成である実施例のゲーム機の動作を、「図12」乃至「図14」を更 に参照しつつ説明する。
【0029】 まずゲーム機ないしゲーム機本体1の電源を投入して、各電気部分等への電力 供給を行い、ゲーム機を作動状態とする。この電源投入により、光源24により 透光性底板25を介して景品Mが照明される。その他、必要に応じて、例えばそ の他の照明を点灯したり、クレーン本体40に設けられたLED(発光ダイオー ド)を点滅する等としても良い。また電源投入により、ゲーム機はその動作のデ モンストレーションを、例えば30秒毎に1回行い、コイン投入待機状態となる 。デモンストレーションは、例えばデモ用の音楽を流しつつ、クレーン4aや景 品案内レール4bを適宜作動・停止等させることで行われる。
【0030】 デモンストレーション中ないしデモンストレーション休止時に遊戯者がコイン 投入口に使用料金(コイン)を投入した場合には、ゲーム開始状態となる。する と、例えばコイン投入の感知音、あるいはクレーン本体40の飛行音を発生させ るなどし、また操作部5のLED表示部にゲームの残り回数を表示する。更に操 作部5に設けた第1の操作ボタン(図面では「黄色ボタン」と記した。)が点滅 し、ターンテーブル部23が回転し、第1の操作ボタンの操作待機状態となる。
【0031】 第1の操作ボタンの点滅開始から所定時間、例えば60秒以内に、第1の操作 ボタンを操作、例えば押下、しない場合には、ゲーム終了状態となり、例えばク レーン本体40(図面では「UFO」と記した。)をその上下動範囲の1/3だ け昇降動作させ、飛行音を停止するとともに、第1の操作ボタンを消灯させ、ま た操作部5のLED表示部のゲーム残り回数を1つ減らして表示する。
【0032】 60秒以内に第1の操作ボタンを操作してON状態にした場合には、第1の操 作ボタンを消灯するとともに、ターンテーブル部23が回転を停止し、上記した 牽引装置70による揺動アーム72の操作によってクレーン本体40が回動運動 する。そしてクレーン本体40の揺動中に第1の操作ボタンを離す等してOFF 状態にした場合、ターンテーブル部23の回転および飛行音が停止するとともに 、上記のクレーン本体40のファン42が作動して凹面44による景品Mの吸引 (バキューム)が可能となる。
【0033】 また上記牽引装置70の働きにより、クレーン本体40が回動を停止するとと もに、下降する。クレーン本体40下降は、クレーン本体40下部が景品収納室 2の景品M上に載置され、上記のリミットスイッチLS3(図9参照)がOFF になった状態で停止する。停止後、クレーン本体40は、牽引装置70により牽 引ロープを巻上げることで上昇するとともに、第2の操作ボタン(図面では「赤 色ボタン」と記した。)が点滅し、ターンテーブル部23が再び回転し、第2の 操作ボタンの操作待機状態となる。
【0034】 ここで、上記のようにクレーン本体40がファン42を回転させながら下降し た場合、クレーン本体40の凹面44が景品(カプセル)Mに適合する位置に下 降した時には、大径あるいは小径の景品Mが吸引される。このため、クレーン本 体40を巻き上げても景品Mがクレーン本体40に吸引・保持されて一緒に上昇 する。ところが景品Mが位置ズレ等により凹面44に適合しない場合には、景品 Mは凹面44に吸引されて吊り上げられることがなく、この場合には景品獲得に 失敗したことになる。
【0035】 第2の操作ボタンの点滅開始から所定の間、例えばクレーン本体40が最上部 位置まで上昇完了するまでの間に、第2の操作ボタンを押下する等の操作をしな い場合には、処理が次の第3の操作ボタン(図面では「緑色ボタン」と記した。 )の操作待機状態になる。尚、クレーン本体40の上昇完了したかどうかは、リ ミットスイッチLS4(「図9」参照)のONによって検知する。またこの段階 で処理が第3の操作ボタンの操作待機状態になった場合、クレーン本体40によ り吸引した景品Mを景品案内レール4bを介して景品取出用縦筒部18からゲー ム機外部に取出すことができ、景品獲得に成功したことになる。尚、この場合に は、クレーン本体40の景品Mのゲーム機外部への取出しは、例えばクレーン本 体40を景品案内レール4bの上方に位置させることで、次の処理において景品 Mのゲーム機外部への取出しがなされる。
【0036】 クレーン本体40の上昇完了までに第2の操作ボタンを操作してON状態にし た場合には、第2の操作ボタンが消灯し、ターンテーブル部23の回転が停止す るとともに、牽引装置70の働きにより、クレーン本体40が再度下降して上記 と同様な景品Mの獲得動作が行われ、その後にクレーン本体40は上記同様に再 度上昇する。
【0037】 次いで、クレーン本体40は下降開始位置まで上昇して停止し、次いで牽引装 置70の働きによって左右に回動運動(揺動)する。また景品案内レール4bも 「図11」に示したリンク機構により左右に回動運動(揺動)する。更に、第3 の操作ボタン(図面では「緑色ボタン」と記した。)が点滅し、第3の操作ボタ ンの操作待機状態となる。
【0038】 ここで、クレーン本体40と景品案内レール4bのいずれか一方を揺動させる ようにしても良い。またクレーン本体40と景品案内レール4bを共に揺動させ る場合には、上記回動の速度を変えたり、あるいはこれらが常に逆回転するよう に揺動させる等して、両者の回動のタイミングをずらす。
【0039】 第3の操作ボタンを操作してON状態にした場合には、操作部5のLED表示 部のゲーム残り回数を1つ減らして表示する。尚、第3の操作ボタンの点滅開始 から所定の時間、例えば20秒経過した場合でも、第3の操作ボタンが操作され たものとして処理される。そして、更に、第3の操作ボタンが消灯し、上記揺動 が停止するとともに、クレーン本体40のファン42が停止してその吸引動作が 停止(バキュームOFF)され、景品Mの景品案内レール4bへの収納処理が行 われる。
【0040】 即ち、従来のクレーンゲームはクレーンで吊り上げると、景品獲得がほぼ確定 するが、本実施例ではさらにゲーム性を高めるため、景品案内レール4bを組合 わせて、再度、景品が獲得できるか否かの機会を与えている。これは、上記のよ うに揺動させた景品案内レール4bの上方でクレーン本体40のファン42の回 転を止めて景品Mを落とすことで、この景品Mを景品案内レール4bに案内して 景品取出口に転動するようにしたことで、達成される。つまり、揺動する景品案 内レール4bの上方に前記クレーン本体40の揺動位置を合わせ、タイミングを 合わせてファン42の回転を止めることで、景品Mが丁度景品案内レール4b上 に落下して景品を獲得できる。ところがこのタイミングが合わない場合は、景品 Mは再び景品収納室2内に落下して景品獲得に失敗することになる。
【0041】 そして、例えば「図3」において下部筒18bに設けられたリミットスイッチ LS8によって景品Mの通過の有無を検知し、景品通過の時には景品獲得音を出 力・停止させる。また最後に、ゲームの残り回数の検出処理がなされ、残り回数 があれば再びゲーム開始状態に、また無ければデモンストレーション状態に、そ れぞれ処理が移行する。
【0042】 次に、本考案のゲーム機の実施例における配置の態様について説明する。実施 例のゲーム機では、「図1」及び「図15」に示した通り、ゲーム機本体1の後 面12と2つの側面13、13との角部に、上面三角形状の欠部14、14が設 けてある。これらのの欠部14、14は、ゲーム機本体1内に設けられたターン テーブル部23の設置に支障の無い範囲で、適宜大きく設定すればよい。そして 、これらの欠部14を設けたことで、ゲーム機本体1は、前面11、側面13、 13、欠部側面15、15、並びに狭幅の後面12等でその回りが囲まれ、また 上面16と必要に応じて設けられる底面17とで箱状に構成された形状となる。
【0043】 また、ゲーム機本体1の前面11と両側面13、13との角部の一方には、上 部が景品収納室2に連通する景品取出用縦筒部(景品取出部)18が突設されて いる。景品取出用縦筒部18の下部には、景品取出口19が設けられている。
【0044】 景品取出用縦筒部18は、断面欠円状の筒で構成される。この欠円部の一端は 、一方が側面13の前辺に、また他方側が前面11(窓部3でもよい)の左右一 辺にそれぞれ連結している。更に側面13の前辺と前面11の左右一辺とには、 景品Mが通過するに充分な間隙が設けられている。
【0045】 そして図示した実施例では、景品取出用縦筒部18は、上部筒18aと下部筒 18bとに2分割されている。上部筒18aは、窓部3と一体形成されるか透明 材で構成されている。下部筒18bは、ゲーム機本体1に突設している。これら 上部筒18aと下部筒18bは上下に連通しており、また下部筒18bの正面に は景品取出口19が設けられている。なお、「図11」において、景品案内レー ル4bの揺動軸81は、下部筒18bの上端部において上記欠円部の付近に立設 されている。そして、この揺動軸81の部分からその自由端側を上方に向けて傾 斜されている景品案内レール4b上に景品Mが落下した場合、景品Mは下部筒1 8b内に転動案内される。
【0046】 「図1」及び「図15」に示した実施例においては、景品取出用縦筒部18は 、前面11と両側面13、13との角部に、即ち前面11の左右によった位置に 設けられているが、その他の構成も可能である。例えば、「図16」に示したよ うに、景品取出用縦筒部18を前面11の左右隅部に突設する構成とすることも できる。
【0047】 「図17」乃至「図20」に、本考案の実施例のゲーム機を複数台並べて配置 する例を、それぞれ示した通りで、変化に富んだ配置とすることができる。「図 17」は複数台のゲーム機を背合わせにして直線状に2列に並設して配置する場 合の例である。そしてゲーム機本体1の欠部面を順次接合させて直線状に並べる 構成とすることで、2列に並設されたゲーム機の両前面間の距離を短く、厚みを 薄く設置することができる。また「図18」は、ゲーム機本体1の欠部面を順次 接合させつつゲーム機を4台1組で環状に配置した例である。このように配置す れば、複数のゲーム機の回りで複数のプレーヤがそれぞれ遊戯できる構成とでき る。更に、「図19」は、ゲーム機本体1の欠部面を接合させた2台のゲーム機 を1組として、この複数組を間隔を設けて配置した場合の例である。この配置と すれば、2台1組のゲーム機の間の間隔を斜め通路として利用できるように構成 できる。その他、「図20」のように、ゲーム機本体1の後面12を壁側に並べ て配置すれば、従来と同様に背面を壁に当接して配置する構成も当然可能である 。
【0048】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、景品獲得手段として、景品を吸引して保持する クレーン本体と、吸引された景品をゲーム機外部に搬出するための景品案内レー ルとから構成し、またクレーン本体から景品案内レールへの景品の移動時に、ク レーン本体、景品案内レールの少なくとも一方を揺動するように構成した結果、 遊戯者は景品の落下位置と揺動による景品案内レールの位置とを合せるように景 品の落下タイミングを図ることで遊戯し、落下タイミングが良ければ景品獲得が 成功し、タイミングがずれれば景品獲得は失敗するという、娯楽性の高いゲーム 機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゲーム機の実施例の斜視図である。
【図2】図1の実施例の縦断面図である。
【図3】実施例のゲーム機を構成する景品獲得手段の斜
視図である。
【図4】実施例における景品獲得手段を構成するクレー
ン本体の断面図である。
【図5】実施例の景品獲得手段を構成するクレーン本体
に使用されるファンの平面図である。
【図6】実施例の景品獲得手段を構成する景品案内レー
ルを示した断面図である。
【図7】実施例の景品獲得手段を構成する景品案内レー
ルの他例を示した断面図である。
【図8】実施例の景品獲得手段を構成する牽引装置の平
面図である。
【図9】実施例の景品獲得手段を構成する牽引装置の側
面図である。
【図10】実施例の景品獲得手段の要部の説明図であ
る。
【図11】実施例の景品獲得手段を構成する景品案内レ
ールの駆動装置の説明図である。
【図12】実施例のゲーム機における動作を説明したフ
ローチャートである。
【図13】実施例のゲーム機における動作を説明したフ
ローチャートである。
【図14】実施例のゲーム機における動作を説明したフ
ローチャートである。
【図15】本考案の実施例のゲーム機の平面図である。
【図16】本考案の別の実施例のゲーム機の平面図であ
る。
【図17】本考案のゲーム機を複数設置する場合の配置
例の平面図である。
【図18】本考案のゲーム機を複数設置する場合の他の
配置例の平面図である。
【図19】本考案のゲーム機を複数設置する場合の別の
配置例の平面図である。
【図20】本考案のゲーム機を複数設置する場合のその
他の配置例の平面図である。
【図21】実施例のゲーム機に使用される景品の一例の
縦断面図である。
【図22】実施例のゲーム機に使用される景品の他例の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 ゲーム機本体 2 景品収納室 3 窓部 4 景品獲得手段 4a クレーン 4b 景品案内レール 5 操作部 11 前面 12 後面 13 側面 14 欠部 18 景品取出用縦筒部 19 景品取出口 21 景品受け台 23 ターンテーブル部 40 クレーン本体 42 ファン 44 凹面 44a 凹面 44b 凹面 70 牽引装置 72 揺動アーム 76 牽引ロープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品が収納された景品収納室と、前記景
    品収納室の内部を目視する窓部と、前記景品を獲得する
    景品獲得手段と、前記景品獲得手段を操作する操作部を
    備えてなるゲーム機において、 前記景品獲得手段が、前記景品を吸引して保持するクレ
    ーン本体と、前記吸引された景品をゲーム機外部に搬出
    するための景品案内レールとから構成され、 前記クレーン本体から前記景品案内レールへの前記景品
    の移動時に、前記クレーン本体、前記景品案内レールの
    少なくとも一方が揺動する、 ことを特徴とするゲーム機。
JP1993037302U 1993-06-14 1993-06-14 ゲーム機 Expired - Lifetime JP2531700Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1018488A3 (ja) * 2009-02-11 2011-01-11 Sande Dirk Van De
JP2016146883A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 株式会社バンダイナムコエンターテインメント 景品獲得ゲーム装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484985A (ja) * 1990-07-27 1992-03-18 Bandai Co Ltd 景品取り出しゲーム機

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