JP2520357Y2 - ゲーム機 - Google Patents

ゲーム機

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JP2520357Y2
JP2520357Y2 JP1993037300U JP3730093U JP2520357Y2 JP 2520357 Y2 JP2520357 Y2 JP 2520357Y2 JP 1993037300 U JP1993037300 U JP 1993037300U JP 3730093 U JP3730093 U JP 3730093U JP 2520357 Y2 JP2520357 Y2 JP 2520357Y2
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清 松下
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株式会社サンワイズ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はゲーム機に関し、より詳
しくは、一般にクレーンゲーム機と称されるゲーム機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】クレーンゲーム機では、景品収納室、並
びにこの景品収納室を目視できる窓部をゲーム機本体の
上部に設けるとともに、景品収納室内に収納した景品を
獲得するためのクレーン等の景品獲得手段と、この景品
獲得手段を操作する操作部等を更に備えた構成が一般的
にとられる。
【0003】このクレーンゲーム機では、従来は、獲得
した景品をゲーム機本体から取出すための景品取出しシ
ュートをゲーム機本体内に収納している。この景品取出
しシュートは、より詳しくは、密閉されたゲーム機本体
内の中央部位または隅部位等の適所にその上端が開口す
るとともに、その下端をゲーム機本体の前面に景品取出
し口として開口した構造となっている。そして、景品獲
得手段によって獲得された景品は、景品取出しシュート
上方において景品獲得手段から景品取出しシュート内に
落とされ、ゲーム機本体の外側に設けた景品取出し口よ
り外部に取出される。
【0004】また、上記のようなゲーム機は、通常はそ
の後面を建物の壁面に当接して設置することを想定して
作られている。このため、この種のゲーム機は一般的に
は、その横断面形状が矩形に構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、最近はこの
種のゲーム機では景品を大型化する傾向にある。このた
め、これら大型化した景品を所定数収納するゲーム機自
体を大型化する必要がある。更に、従来のゲーム機で
は、上記のようにゲーム機本体内に収納したシュートを
横断面矩形のゲーム機本体で囲む構成であるため、この
ように大型化した景品を使用する場合には、この景品を
取り出すための上記シュートの上端開口をゲーム機本体
内に確保するため、ゲーム機本体の横断面積を広く設定
したり、あるいはゲーム機本体の前面に設ける景品取出
し口を大きくする等の必要がある。そしてこのため、ゲ
ーム機が益々大型化してその設置場所を確保することが
困難であるという課題を有している。
【0006】また、近時はゲーム機を建物の壁面に沿わ
せて設置する以外に、床面の適宜位置に数台を並べて設
置する要望がある。このような要望に対しては、数台を
背合わせにして二台以上を二列に並べることで、ゲーム
機の占有スペースを有効利用する構成が通常は採られ
る。ところが、このように大型のゲーム機を並べて設置
すると、ゲーム機が仕切り壁のようになるため、ゲーム
機設置場所全体が狭苦しい感じになるという欠点があ
る。
【0007】更に、この種のゲーム機は、これにゲーム
機の使用料金(硬貨等)を投入するためのコイン投入
口、あるいはコイン投入確認装置やコイン収納容器等を
その前面側に設置する必要がある。従って、同じくゲー
ム機前面に設けられる上記の景品取出し口は、これらの
コイン投入口等を避けた位置に設置しなくてはならず、
一般的には、床面に近接した低い位置に設けられること
が多い。この場合、ゲーム機のプレーヤが景品を取出す
際には、プレーヤがしゃがんで不自然な姿勢で取り出さ
なくてはならない。そしてこのため景品の取出しが困難
となり、また不自然な景品取出し姿勢は他のプレーヤの
邪魔になるという課題を有していた。
【0008】本考案は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、占有面積が少なく、変化に富んだ配置が可
能で、かつ獲得した景品が容易に取り出せるゲーム機を
提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決して
上記目的を達成するため、本考案は、景品が収納された
景品収納室と、前記景品収納室の内部を目視する窓部と
をゲーム機本体の上部に設け、更に前記景品を獲得する
景品獲得手段と、前記景品獲得手段を操作する操作部を
備えてなるゲーム機において、前記ゲーム機本体の後面
と両側面との角部に、上面三角形状の欠部を設け、前記
ゲーム機本体の前面と両側面との角部の一方に、上部が
前記景品収納室に連通する景品取出縦筒部を該ゲーム機
本体の外方に突設するようにして設け、この景品取出縦
筒部の下部に景品取出口を設けたことを特徴とする技術
的手段を講じたものである。
【0010】
【作用】本考案のゲーム機では、上記のようにゲーム機
本体の前面と両側面との角部の一方に、従来のシュート
に代わる景品取出縦筒部(従来の景品取出しシュートに
代わるもの)を突設した構造としたので、この景品取出
縦筒部の突出量相当分だけ、ゲーム機本体自体を小さく
形成してゲーム機本体自体の占有面積を減少できる作用
を呈する。
【0011】また、上記の景品取出縦筒部の下部に景品
取出口を設けたため、景品をゲーム機本体の外に案内す
るための通路が、ゲーム機本体における収納機器の設置
の支障になることがない。更に、この収納機器を避けて
景品取出口を設けなくて良いことから、景品取出口を景
品の取出に無理な姿勢を強いられない比較的高い位置に
設定できる。
【0012】更に、ゲーム機本体の角部に上記のような
欠部を設けたことから、複数のゲーム機を床面の適宜位
置に並べて配置する場合において変化に富んだ配置が可
能になる。例えば、複数台のゲーム機を背合せにして直
線状に並べて配置する場合において、これら背合せにし
たゲーム機本体の欠部面を順次接合させれば(「図1
7」参照)、これら背合せにして配置した複数のゲーム
機の両前面間の距離を短く、即ち厚みを薄くして配置で
きる。また、ゲーム機本体の欠部面を順次接合させつつ
ゲーム機を環状に配置すれば(「図18」参照)、これ
らの回りでプレーヤが遊戯できる。更に、例えば2台1
組で所定の間隔を設けて配置する(「図19」参照)こ
とで、これらの間隔を斜め通路として利用できる。
【0013】
【実施例】次に、本考案を添付図面に示した実施例によ
り説明する。「図1」、「図2」に本考案の実施例のゲ
ーム機を示した。このゲーム機を構成するゲーム機本体
1の上部には、景品収納室2、並びにこの景品収納室2
の内部を外部から目視ないし視認できる例えば透明な窓
部3が設けられている。またこのゲーム機にはさらに、
景品収納室2に収納した景品Mを獲得する景品獲得手段
4、並びにこの景品獲得手段4を操作する操作部5が設
けられている。
【0014】上記のゲーム機本体1、景品収納室2、窓
部3、景品獲得手段4、操作部5等は、それぞれ従来公
知なものを使用すればよいが、図示した実施例において
は以下に説明する構成としている。
【0015】ゲーム機本体1は箱状に形成されたもの
で、「図2」に示したように、その上下方向の略中央部
には、景品受け台21が設けられている。そしてこの景
品受け台21より上方が景品収納部2になっている。ま
た下方は、コイン投入確認兼コイン収納部装置61(コ
イン投入確認は操作部5内で行ってもよい。)、電源装
置63、あるいは制御基板62等のコリントゲーム機器
を収納する、収納室6となっている。
【0016】景品収納部2を画定する景品受け台21
は、モータ等の駆動源22によって回転する回転皿盤形
状のもので、その上には多数の景品Mが載置される。よ
り詳しくは、景品受け台21は、下面が放射枠23aで
形成されるとともに周壁部23bを有したターンテーブ
ル部23、ターンテーブル部23上に載置された透光性
底板25とで構成される。また透光性底板25の下方に
は、この透光性底板25を介して景品M等を照明するた
めの光源24が設けられている。尚、上記の景品Mは、
通常はカプセル入りのものが使用され、例えば「図2
1」に示したような一対の透明半球体容器を組み合わせ
たカプセルM1の内部に景品M2を収納したものが使用
される。その他、カプセルを不透明として中の景品が目
視できないもの、あるいは「図22」に示したような蓋
部M3を有した透明筒容器(円筒等)で作ったカプセル
M1内に景品M2を収納したもの等を混入しても無論差
し支えない。
【0017】窓部3は、例えば、その一辺をゲーム機本
体1にヒンジ3a(「図15」参照)で連結するととも
に開閉のための鍵を適所に設けた開閉窓部から構成され
るもので、この窓部3を開いて景品Mを内部の景品収納
室2に出入れできるようになしてある。尚、この窓部3
をゲーム機本体1の前面11と一体的に構成して前面1
1全体を開閉蓋とする構成とすることも可能である。
【0018】景品獲得手段4は、本実施例の場合には、
「図1」乃至「図3」を参照して、カプセル吸引吊り下
げ式のクレーン4aと、景品案内レール4bとを組み合
わせて構成されるものが用いられる。クレーン4aは、
クレーン本体40と、このクレーン本体40を牽引ロー
プ76(後述するように複数本、本実施例では2本のロ
ープで構成される)によって吊り下げて昇降する牽引装
置70とから構成される。
【0019】クレーン本体40は、「図4」に示したよ
うに、モータ等の駆動源41、駆動源41の駆動軸を中
心として回転するファン42、ファン42の吸気用通孔
43がその中央部に形成された凹面44、ファン42の
排気用通孔45、等から構成される。
【0020】ファン42は、「図5」に示したように、
略円盤状のものであり、駆動源41による回転によりそ
の「図4」において中央部下方から空気を吸引するとと
もに、吸引した空気をその外周に設けた螺旋状翼板42
aから放射方向に排気するようになしてある。
【0021】凹面44は、半径の相違する凹面を複数段
状に設けた断面形状のものである。図示した例では、中
央部の吸気用通孔43の周囲を小径の球状凹面44a
で、またその外周を大径の球状凹面44bでそれぞれ形
成してある。このように半径の異なる複数の凹面を設け
ることで、1つの凹面44で径の異なる景品M(径の異
なるカプセル)を吸引するのに適合可能に構成できる。
【0022】排気用通孔45は、ファン42の回転の際
に吸気用通孔43から流入した空気を放射方向に流過し
て流出するものである。この時の空気の流れを矢印Pで
示した。排気用通孔45は、図示した例ではクレーン本
体40の周面に形成したが、その他例えばクレーン本体
40の底面外周側に形成しても良い。
【0023】そしてこのクレーン本体40により吸引さ
れた景品Mは、後に詳述するように、景品案内レール4
bを介してゲーム機本体1の外部に取出される。尚、景
品案内レール4bは、「図6」のように1つのレール部
材により構成しても、あるいは「図7」のように複数
(図示した例は2本)のレール部材により構成しても良
い。
【0024】牽引装置70は、「図2」、「図8」及び
「図9」を参照して、景品収納室2の上部に固定される
ベース板71上に一端部を支点Qにおいて回動自在に固
定された揺動アーム72、モータ等で構成される駆動源
73、これらを連結する偏心回動リンク機構74、並び
に揺動アーム72の回動範囲を確認するための一対のリ
ミットスイッチLS1、LS2、等から構成される。そ
して駆動源73の回転軸の回転運動は偏心回動リンク機
構74により往復運動に変換され、揺動アーム72は
「図8」に矢印P1で示したように支点Qを中心として
揺動運動する。なお、ベース板71は、主ベース板71
aの上に固定され、揺動アーム72の先端には転車72
aが取り付けられ水平を保って揺動できるようになして
ある。
【0025】ここで、リミットスイッチLS1,LS2
は揺動アーム72の揺動確認用のものであって、交互に
所定時間でON・OFFすることで正常と判断し、それ
以外は異常と判断して駆動源73への通電を停止し器機
の破損を防ぐように使用される。なお、リミットスイッ
チLS1、LS2に代えて公知のセンサ、例えば光セン
サを用いても良い。その他、例えば、上記駆動軸や支点
Q等に軸エンコーダ等の回転角度センサを設け、このセ
ンサによって揺動アーム72の回転角度を検知し、所定
の回転角度範囲内で揺動アーム72を回動する構成とす
ることもできる。
【0026】「図8」、「図9」を参照して、揺動アー
ム72は、金属等の剛性のある棒状ないしアーム状の本
体部分に、正逆転モータ75の回転軸に連結された巻取
ドラム75a、この巻取ドラム75aに一端が連結され
た牽引ロープ76等を取付けて構成される。牽引ロープ
76は他端は、案内ローラ77a、77b、77c、7
7eを順次介して景品収納室2内に垂下され、上記クレ
ーン本体40に連結される。ここで、案内ローラ77
b、77eの支点は固定されている。また案内ローラ7
7a、77c、77dは、その支点が以下のように揺動
ないし移動可能に設けられている。
【0027】案内ローラ77aは、支点771aに一端
部を枢支したリンク772aの他端部に回動自在に軸支
されている。また案内ローラ77aは、バネ773a等
の付勢手段によって、支点771aを中心に「図9」に
おいて時計方向に弾性付勢されている。更にリンク77
2aにはリミットスイッチLS3が近接して設けられて
いる。ここで、牽引ロープ76を介して上記のクレーン
本体40の重さが案内ローラ77aに掛かっている(ク
レーン本体40が[図2]のように景品収納室2内で宙
吊りされた)状態では、牽引ロープ76の張力によって
案内ローラ77aは支点771aを中心として[図9]
において反時計方向にやや回動した状態となる。そして
この時、リミットスイッチLS3がリンク772aに押
されてON状態となる。一方、クレーン本体40の重さ
が案内ローラ77aに掛からない(後述するようにクレ
ーン本体40が景品収納室2の景品M上に載置された)
状態では、案内ローラ77aは時計方向に回動するた
め、リミットスイッチLS3はOFF状態となる。よっ
て、リミットスイッチLS3の出力(ON、OFF)に
よって、クレーン本体40が中吊り状態なのか、あるい
は景品M上に載置された状態(下端まで下降した状態)
なのかが判別できる。
【0028】案内ローラ77c、77dは、「図9」の
ように、上記の2本1組の牽引ロープ76の各ロープを
それぞれ支持している。これら案内ローラ77c、77
dはコイルバネS1、S2により吊下げられており、ま
た「図10」に示したように、リミットスイッチLS5
をON、OFF動作させるためのロッド773dが連結
されている。「図10」は牽引ロープ76による張力が
ない状態を示したもので、この時にはコイルバネS1
(S2)の弾性により上方に移動したロッド773dに
押されてリミットスイッチLS5はON状態となる。ま
た牽引ロープ76による張力がある場合には、案内ロー
ラ77c、77d、並びにロッド773dが下降して、
リミットスイッチLS5はOFF状態となる。よって、
各案内ローラ77c、77dに設けたリミットスイッチ
LS5の出力(ON、OFF)を調べることで、例えば
一方のリミットスイッチLS5の出力がOFFとなるこ
とで異常な荷重が加わったことを検知し、またコイルバ
ネS1(S2)の付勢力を小さく設定することで、リミ
ットスイッチLS5がON状態のままであれば、その案
内ローラに支持された方のロープが切れていることが検
知できる。
【0029】更に、揺動アーム72の先端には、「図
9」のように、大径の円筒状部材79が揺動アーム72
とほぼ直角に固設されている。円筒状部材79の内側に
は、断面T字形の小径の円筒状部材78が「図9」にお
いて上方向に移動可能に設けられている。円筒状部材7
8の上端の大径部分の上方には、リミットスイッチLS
4が設けられており、また円筒状部材78の下端部は円
筒状部材79の下端より下方に延在している。なお、こ
れら円筒状部材79,78の下部は主ベース板71aに
設けた開溝71bを遊挿するようになしてある。
【0030】リミットスイッチLS4は、「図9」に示
した状態ではOFFになっている。ここで、上記の円筒
状部材78の内側を介して下方に垂下された牽引ロープ
76に取付られたクレーン本体40が上昇し、円筒状部
材78の下端に衝突すると円筒状部材78が「図9」に
おいて上方移動し、その際には円筒状部材78の上記大
径部分に押されてリミットスイッチLS4がONにな
る。よって、リミットスイッチLS4の出力(ON、O
FF)により、クレーン本体40が最上部位置に上昇し
たかどうかを調べることができる。
【0031】一方、景品案内レール4bは、例えば「図
11」に示したリンク機構によって、「図3」に矢示し
たように左右に往復回動をする。このリンク機構は、モ
ータ等で構成される駆動源87、リンク機構にそれぞれ
固定された駆動軸86、軸83と81、リンク機構に遊
嵌された軸85、並びに景品案内レール4bの回動範囲
を確認するための一対のリミットスイッチLS6、LS
7、等から構成される。この場合、駆動源87の駆動軸
86の回転運動は、リンク機構によって往復運動に変換
され、景品案内レール4bは軸81を中心として揺動運
動する。そして、リミットスイッチLS6,LS7が一
定の時間で交互にON・OFFすることで景品案内レー
ル4bの正常作動を確認している。これらリミットスイ
ッチLS6、LS7を用いた検知構造に代えて上記同様
に、光センサや回転角度センサ等を用いた構造として
も、勿論良い。
【0032】以上の構成である実施例のゲーム機の動作
を、「図12」乃至「図14」を更に参照しつつ説明す
る。
【0033】まずゲーム機ないしゲーム機本体1の電源
を投入して、各電気部分等への電力供給を行い、ゲーム
機を作動状態とする。この電源投入により、光源24に
より透光性底板25を介して景品Mが照明される。その
他、必要に応じて、例えばその他の照明を点灯したり、
クレーン本体40に設けられたLED(発光ダイオー
ド)を点滅する等としても良い。また電源投入により、
ゲーム機はその動作のデモンストレーションを、例えば
30秒毎に1回行い、コイン投入待機状態となる。デモ
ンストレーションは、例えばデモ用の音楽を流しつつ、
クレーン4aや景品案内レール4bを適宜作動・停止等
させることで行われる。
【0034】デモンストレーション中ないしデモンスト
レーション休止時に遊戯者がコイン投入口に使用料金
(コイン)を投入した場合には、ゲーム開始状態とな
る。すると、例えばコイン投入の感知音、あるいはクレ
ーン本体40の飛行音を発生させるなどし、また操作部
5のLED表示部にゲームの残り回数を表示する。更に
操作部5に設けた第1の操作ボタン(図面では「黄色ボ
タン」と記した。)が点滅し、ターンテーブル部23が
回転し、第1の操作ボタンの操作待機状態となる。
【0035】第1の操作ボタンの点滅開始から所定時
間、例えば60秒以内に、第1の操作ボタンを操作(例
えば押下)しない場合には、ゲーム終了状態となり、例
えばクレーン本体40(図面では「UFO」と記し
た。)をその上下動範囲の1/3だけ昇降動作させ、飛
行音を停止するとともに、第1の操作ボタンを消灯さ
せ、また操作部5のLED表示部のゲーム残り回数を1
つ減らして表示する。
【0036】60秒以内に第1の操作ボタンを操作して
ON状態にした場合には、第1の操作ボタンを消灯する
とともに、ターンテーブル部23が回転を停止し、上記
した牽引装置70による揺動アーム72の操作によって
クレーン本体40が揺動運動する。そしてクレーン本体
40の揺動中に第1の操作ボタンを離す等してOFF状
態にした場合、ターンテーブル部23の回転および飛行
音が停止するとともに、上記のクレーン本体40のファ
ン42が作動して凹面44による景品Mの吸引(バキュ
ーム)が可能となる。
【0037】また上記牽引装置70の働きにより、クレ
ーン本体40が回動を停止するとともに、下降する。ク
レーン本体40下降は、クレーン本体40下部が景品収
納室2の景品M上に載置され、上記のリミットスイッチ
LS3(図9参照)がOFFになった状態で停止する。
停止後、クレーン本体40は、牽引装置70により牽引
ロープを巻上げることで上昇するとともに、第2の操作
ボタン(図面では「赤色ボタン」と記した。)が点滅
し、ターンテーブル部23が再び回転し、第2の操作ボ
タンの操作待機状態となる。
【0038】ここで、上記のようにクレーン本体40が
ファン42を回転させながら下降した場合、クレーン本
体40の凹面44が景品(カプセル)Mに適合する位置
に下降した時には景品Mが吸引される。このため、クレ
ーン本体40を巻き上げても景品Mがクレーン本体40
に吸引・保持されて一緒に上昇する。ところが景品Mが
位置ズレ等により凹面44に適合しない場合には、景品
Mは凹面44に吸引されて吊り上げられることがなく、
この場合には景品獲得に失敗したことになる。
【0039】第2の操作ボタンの点滅開始から所定の
間、例えばクレーン本体40が最上部位置まで上昇完了
するまでの間に、第2の操作ボタンを押下する等の操作
をしない場合には、処理が次の第3の操作ボタン(図面
では「緑色ボタン」と記した。)の操作待機状態にな
る。尚、クレーン本体40の上昇完了したかどうかは、
リミットスイッチLS4(「図9」参照)のONによっ
て検知する。またこの段階で処理が第3の操作ボタンの
操作待機状態になった場合、クレーン本体40により吸
引した景品Mを景品案内レール4bを介して景品取出用
縦筒部18からゲーム機外部に取出すことができ、景品
獲得に成功したことになる。尚、この場合には、クレー
ン本体40の景品Mのゲーム機外部への取出しは、例え
ばクレーン本体40を景品案内レール4bの上部に位置
させることで、次の処理において景品Mのゲーム機外部
への取出しがなされる。
【0040】クレーン本体40の上昇完了までに第2の
操作ボタンを操作してON状態にした場合には、第2の
操作ボタンが消灯し、ターンテーブル部23の回転が停
止するとともに、牽引装置70の働きにより、クレーン
本体40が再度下降して上記と同様な景品Mの獲得動作
が行われ、その後にクレーン本体40は上記同様に再度
上昇する。なお、この第2の操作ボタンは、例えばIゲ
ームにつき2回まで、その操作を許容し3回目以降は無
視される。
【0041】次いで、クレーン本体40は下降開始位置
まで上昇して停止し、次いで牽引装置70の働きによっ
て左右に回動運動(揺動)する。また景品案内レール4
bも「図11」に示したリンク機構により左右に回動運
動(揺動)する。更に、第3の操作ポタン(図面では
「緑色ボタン」と記した。)が点滅し、第3の操作ボタ
ンの操作侍機状態となる。
【0042】ここで、クレーン本体40と景品案内レー
ル4bの一方を揺動させるようにしても良い。またクレ
ーン本体40と景品案内レール4bを共に揺動させる場
合には、上記回動の速度を変えたり、あるいはこれらが
常に逆回転するように揺動させる等して、両者の回動の
タイミングをずらす。
【0043】第3の操作ボタンを操作してON状態にし
た場合には、操作部5のLED表示部のゲーム残り回数
を1つ減らして表示する。尚、第3の操作ボタンの点滅
開始から所定の時間、例えば20秒経過した場合でも、
第3の操作ボタンが操作されたものとして処理される。
そして、更に、第3の操作ボタンが消灯し、上記揺動が
停止するとともに、クレーン本体40のファン42が停
止してその吸引動作が停止(バキュームOFF)され、
景品Mの景品案内レール4bへの収納処理が行われる。
【0044】即ち、従来のクレーンゲームは上記のよう
なクレーン4a(通常は挟持式で吸引式は新規なもので
ある。)で吊り上げると、景品獲得がほぼ確定するが、
本実施例ではさらにゲーム性を高めるため、景品案内レ
ール4bを組合わせて、再度、景品が獲得できるか否か
の機会を与えている。これは、上記のように揺動させた
景品案内レール4bの上方でクレーン本体40のファン
42の回転を止めて景品Mを落とすことで、この景品M
を景品案内レール4bに案内して景品取出口に転動する
ことで、達成される。つまり、揺動する景品案内レール
4bの上方に前記クレーン本体40の揺動位置を合わ
せ、タイミングを合わせてファン42の回転を止めるこ
とで、景品Mが丁度景品案内レール4b上に落下して景
品を獲得できる。ところがこのタイミングが合わない場
合は、景品Mは再び景品収納室2内に落下して景品獲得
に失敗することになる。
【0045】そして、例えば「図3」において下部筒1
8bに設けられたリミットスイッチLS8によって景品
Mの通過の有無を検知し、景品通過の時には景品獲得音
を出力・停止させる。また最後に、ゲームの残り回数の
検出処理がなされ、残り回数があれば再びゲーム開始状
態に、また無ければデモンストレーション状態に、それ
ぞれ処理が移行する。
【0046】次に、本考案のゲーム機の実施例における
配置の態様について説明する。実施例のゲーム機では、
「図1」及び「図15」に示した通り、ゲーム機本体1
の後面12と2つの側面13、13との角部に、上面三
角形状の欠部14、14が設けてある。これらの欠部1
4、14は、ゲーム機本体1内に設けられたターンテー
ブル部23の設置に支障の無い範囲で、適宜大きく設定
すればよい。そして、これらの欠部14を設けたこと
で、ゲーム機本体1は、前面11、側面13、13、欠
部側面15、15、並びに狭幅の後面12等でその回り
が囲まれ、また上面16と必要に応じて設けられる底面
17とで箱状に構成された形状となる。
【0047】また、ゲーム機本体1の前面11と両側面
13、13との角部の一方には、上部が景品収納室2に
連通する景品取出用縦筒部18が突設されている。景品
取出用縦筒部18の下部には、景品取出口19が設けら
れている。
【0048】景品取出用縦筒部18は、断面欠円状の筒
で構成される。この欠円部の一端は、一方が側面13の
前辺に、また他方側が前面11(窓部3でもよい)の左
右一辺にそれぞれ連結している。更に側面13の前辺と
前面11の左右一辺とには、景品Mが通過するに充分な
間隙が設けられている。
【0049】そして図示した実施例では、景品取出用縦
筒部18は、上部筒18aと下部筒18bとに2分割さ
れている。上部筒18aは、窓部3と一体形成されるか
透明材で構成されている。下部筒18bは、ゲーム機本
体1に突設している。これら上部筒18aと下部筒18
bは上下に連通しており、また下部筒18bの正面には
景品取出口19が設けられている。なお、「図11」に
おいて、景品案内レール4bの揺動軸81は、下部筒1
8bの上端部において上記欠円部の付近に立設されてい
る。そして、この揺動軸81の部分からその自由端側を
上方に向けて傾斜されている景品案内レール4b上に景
品Mが落下した場合、景品Mは下部筒18b内に転動案
内される。
【0050】「図1」及び「図15」に示した実施例に
おいては、景品取出用縦筒部18は、前面11と両側面
13、13との角部に、即ち前面11の左右によった位
置に設けられているが、その他の構成も可能である。例
えば、「図16」に示したように、景品取出用縦筒部1
8を前面11の左右隅部に突設する構成とすることもで
きる。
【0051】「図17」乃至「図20」に、本考案の実
施例のゲーム機を複数台並べて配置する例を、それぞれ
示した通りで、変化に富んだ配置とすることができる。
「図17」は複数台のゲーム機を背合わせにして直線状
に2列に並設して配置する場合の例である。そしてゲー
ム機本体1の欠部面を順次接合させて直線状に並べる構
成とすることで、2列に並設されたゲーム機の両前面間
の距離を短く、厚みを薄く設置することができる。また
「図18」は、ゲーム機本体1の欠部面を順次接合させ
つつゲーム機を4台1組で環状に配置した例である。こ
のように配置すれば、複数のゲーム機の回りで複数のプ
レーヤがそれぞれ遊戯できる構成とできる。更に、「図
19」は、ゲーム機本体1の欠部面を接合させた2台の
ゲーム機を1組として、この複数組を間隔を設けて配置
した場合の例である。この配置とすれば、2台1組のゲ
ーム機の間の間隔を斜め通路として利用できるように構
成できる。その他、「図20」のように、ゲーム機本体
1の後面12を壁側に並べて配置すれば、従来と同様に
背面を壁に当接して配置する構成も当然可能である。
【0052】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、占有スペ
ースを有効に利用できる断面積の小さいゲーム機を提供
できる。
【0053】また、本考案によれば、ゲーム機本体に欠
部を設けたことで、いろいろな変化に富んだ配置が可能
なゲーム機を提供できるものである。
【0054】更に本考案では、景品取出部をゲーム機本
体の外側に突設したので、景品取出の通路が垂直状でよ
く、景品が途中引っ掛かる心配が少なく、また、この景
品取出の通路が他の収納器機の支障となることが無い。
このため、景品取出口を比較的高い位置に設置でき、景
品取出しのために遊戯者が無理な姿勢を強いられること
が少なく、他の遊戯者の支障とならず、狭い遊戯スペー
スにそれだけ多くの台数を設置できるゲーム機を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゲーム機の実施例の斜視図である。
【図2】図1の実施例の縦断面図である。
【図3】実施例のゲーム機を構成する景品獲得手段の斜
視図である。
【図4】実施例における景品獲得手段を構成するクレー
ン本体の断面図である。
【図5】実施例の景品獲得手段を構成するクレーン本体
に使用されるファンの平面図である。
【図6】実施例の景品獲得手段を構成する景品案内レー
ルを示した断面図である。
【図7】実施例の景品獲得手段を構成する景品案内レー
ルの他例を示した断面図である。
【図8】実施例の景品獲得手段を構成する牽引装置の平
面図である。
【図9】実施例の景品獲得手段を構成する牽引装置の側
面図である。
【図10】実施例の景品獲得手段の要部の説明図であ
る。
【図11】実施例の景品獲得手段を構成する景品案内レ
ールの駆動装置の説明図である。
【図12】実施例のゲーム機における動作を説明したフ
ローチャートである。
【図13】実施例のゲーム機における動作を説明したフ
ローチャートである。
【図14】実施例のゲーム機における動作を説明したフ
ローチャートである。
【図15】本考案の実施例のゲーム機の平面図である。
【図16】本考案の別の実施例のゲーム機の平面図であ
る。
【図17】本考案のゲーム機を複数設置する場合の配置
例の平面図である。
【図18】本考案のゲーム機を複数設置する場合の他の
配置例の平面図である。
【図19】本考案のゲーム機を複数設置する場合の別の
配置例の平面図である。
【図20】本考案のゲーム機を複数設而する場合のその
他の配置例の平面図である。
【図21】実施例のゲーム機に使用される景品の一例の
縦断面図である。
【図22】実施例のゲーム機に使用される景品の他例の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 ゲーム機本体 2 景品収納室 3 窓部 4 景品獲得手段 4a クレーン 4b 景品案内レール 5 操作部 11 前面 12 後面 13 側面 14 欠部 18 景品取出用縦筒部 19 景品取出口 21 景品受け台 23 ターンテーブル部 40 クレーン本体 42 ファン 44 凹面 44a 球状凹面 44b 球状凹面 70 牽引装置 72 揺動アーム 76 牽引ロープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品が収納された景品収納室と、前記景
    品収納室の内部を目視する窓部とをゲーム機本体の上部
    に設け、更に前記景品を獲得する景品獲得手段と、前記
    景品獲得手段を操作する操作部を備えてなるゲーム機に
    おいて、 前記ゲーム機本体の後面と両側面との角部に、上面三角
    形状の欠部を設け、 前記ゲーム機本体の前面と両側面との角部の一方に、上
    部が前記景品収納室に連通する景品取出縦筒部を該ゲー
    ム機本体の外方に突設するようにして設け、この景品取
    出縦筒部の下部に景品取出口を設けたことを特徴とする
    ゲーム機。
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