JPH0719842U - 円盤状記録媒体の記録/再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体の記録/再生装置

Info

Publication number
JPH0719842U
JPH0719842U JP4864093U JP4864093U JPH0719842U JP H0719842 U JPH0719842 U JP H0719842U JP 4864093 U JP4864093 U JP 4864093U JP 4864093 U JP4864093 U JP 4864093U JP H0719842 U JPH0719842 U JP H0719842U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
tray
drive gear
idle
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4864093U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2599391Y2 (ja
Inventor
弘行 近藤
健治 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP1993048640U priority Critical patent/JP2599391Y2/ja
Publication of JPH0719842U publication Critical patent/JPH0719842U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599391Y2 publication Critical patent/JP2599391Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 トレイ駆動ギヤー26によるトレイ2の駆動
により、トレイ2が再生位置と着脱位置とに位置変更自
在とされ、回転台駆動ギヤー29による回転台3の駆動
により、回転台3上の各CD9が再生位置に位置変更自
在とされ、クランプ駆動ギヤー32による再生部4の駆
動により、ターンテーブル14とクランパー18によっ
て、CD9がクランプされる。モーター20により駆動
される伝動ギヤー22と、左右に揺動するアイドルアー
ム23が同心状に備えられ、アイドルアーム23に、伝
動ギヤー22と噛合するアイドルギヤー24が備えら
れ、伝動ギヤー22の正逆転による、アイドルアーム2
3の揺動により、アイドルギヤー24が、トレイ駆動ギ
ヤー26、回転台駆動ギヤー29及びクランプ駆動ギヤ
ー32と選択的に解除可能に噛合する。 【効果】 部品点数の削減によるコストダウンを可能と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、円盤状記録媒体の記録/再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(コンパクトディスク)のプレーヤーとして、下記のようなオートチェン ジャー方式のものがある。 即ち、図9に示すように、CDプレーヤーの外装ケース71内には、トレイ7 2が前後方向に移動自在に備えられている。そして、トレイ駆動モーター73に より、減速巻掛伝動機構74、トレイ駆動ギヤー75、ラック76等を介して、 トレイ72が、外装ケース71内に収納され且つCDの再生動作が行われる再生 位置と、トレイ72が外装ケース71内から前方に突出し且つCDの着脱が行わ れる着脱位置とに位置変更自在とされている。
【0003】 トレイ72の上面には、CDが周方向に複数載置される回転台77が縦軸78 回りに回転自在に備えられている。そして、回転台駆動モーター79により、減 速巻掛伝動機構80、回転台駆動ギヤー81を介して、回転台77の外周部のリ ングギヤー82が回転駆動され、これにより、回転台77上の各CDが、再生部 83と対向する再生位置に位置変更自在とされている。
【0004】 再生部83は、トレイ72に上下方向に揺動自在に備えられており、再生部8 3には、CDを回転駆動するターンテーブル84が備えられている。そして、ク ランプ駆動モーター85により、減速巻掛伝動機構86、クランプ駆動ギヤー8 7、カム機構88等を介して、再生部83が上下方向に揺動されて、再生部83 のターンテーブル84とクランパーにより、再生位置のCDが解除可能にクラン プされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来においては、トレイ駆動ギヤー75、回転台駆動ギヤー81、クラン プ駆動ギヤー87の駆動用として、別個に、3個宛のモーター73,79,85 、減速巻掛伝動機構74,80,86、モーター用ドライバー回路等が設けられ ていた。
【0006】 このため、部品点数が多く、構造が複雑で、これが、CDプレーヤーのコスト アップを招来していたのが実情である。 本考案は、上記問題を解決できる円盤状記録媒体の記録/再生装置を提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とするところは、外装ケース内に、 トレイが前後方向に移動自在に備えられて、トレイ駆動ギヤーによるトレイの駆 動により、トレイが、外装ケース内に収納され且つ円盤状記録媒体の記録/再生 動作が行われる記録/再生位置と、トレイが外装ケース内から前方に突出し且つ 記録媒体の着脱が行われる着脱位置とに位置変更自在とされ、トレイ上面に、記 録媒体が周方向に複数載置される回転台が縦軸回りに回転自在に備えられて、回 転台駆動ギヤーによる回転台の駆動により、回転台上の各記録媒体が、記録/再 生動作が行われる記録/再生位置に位置変更自在とされ、トレイに、記録媒体を 回転駆動するターンテーブルと、ターンテーブルと上下方向に関して対向し且つ 記録媒体と一体に回転するクランパーの少なくとも一方が、上下方向に移動自在 に備えられて、クランプ駆動ギヤーによる、上記少なくとも一方の駆動により、 ターンテーブルとクランパーによって、記録媒体が記録/再生位置で上下から解 除可能にクランプされ、トレイに、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びク ランプ駆動ギヤーが回転自在に支持されたものにおいて、トレイに、モーターに より正逆転両方向に回転駆動される伝動ギヤーが、伝動ギヤー用支持軸を介して 回転自在に備えられ、伝動ギヤー用支持軸に、アイドルアームが揺動自在に備え られ、アイドルアームに、伝動ギヤーと噛合するアイドルギヤーが回転自在に備 えられ、アイドルアームとアイドルギヤー間に、アイドルギヤーに回転抵抗を付 与し且つ伝動ギヤーの正逆転によりアイドルアームを左右に揺動させる摩擦手段 が介装され、アイドルアームの揺動により、アイドルギヤーが、トレイ駆動ギヤ ー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤーと選択的に解除可能に噛合できる ように、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤーが伝動ギ ヤー用支持軸を中心とする円弧状に配設され、アイドルアームを、アイドルギヤ ーが各駆動ギヤーと噛合する位置に固定する手段が備えられた点にある。 尚、本明細書において、記録/再生とは、記録及び/又は再生を意味している 。
【0008】
【作用】
伝動ギヤーの正逆転による、アイドルアームの左右の揺動により、アイドルギ ヤーが、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤーと選択的 に解除可能に噛合して、各駆動ギヤーを駆動する。
【0009】 上記トレイ駆動ギヤーの駆動により、トレイは前後方向に移動せしめられて、 着脱位置と記録/再生位置とに位置変更される。 又、回転台駆動ギヤーの駆動により、回転台は回転駆動されて、回転台上の各 記録媒体は記録/再生位置に位置変更される。
【0010】 更に、クランプ駆動ギヤーの駆動により、ターンテーブルとクランパーの少な くとも一方が上下方向に移動せしめられて、記録媒体が記録/再生位置で解除可 能にクランプされる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を、オートチェンジャー方式のCDプレーヤーに適用した一実施 例を図面に基づき説明すると、図1及び図2において、CDプレーヤーは、外装 ケース1と、トレイ2と、回転台3と、再生部4と、駆動装置5等から構成され ている。
【0012】 外装ケース1は、前方に開口するボックス形状とされ、外装ケース1内にはト レイ2が前後方向に移動自在に備えられている。 回転台3は、トレイ2の天板7上方に位置して、該天板7に縦軸8回りに回転 自在に備えられており、回転台3には、CD9が載置される載置部10が、周方 向略等間隔に、複数(実施例では、5個)配設されている。
【0013】 再生部4は、CD9の再生を行うもので、トレイ2の天板7後部の左右方向中 央部に、上下方向に揺動自在に備えられている。再生部4は、トレイ2の天板7 に左右一対の支持軸12を介して上下方向に揺動自在に備えられる装着板13と 、装着板13に備えられ且つターンテーブル14を回転駆動するスピンドルモー ター15と、装着板13に備えられた光ピックアップ16等を有する。
【0014】 尚、トレイ2には、ターンテーブル14の上方に位置するクランパー18が備 えられ、CD9の再生時には、クランパー18は、再生位置に位置するCD9を ターンテーブル14と共に上下から解除可能にクランプして、CD9と一体に回 転する。
【0015】 駆動装置5は、 (1) トレイ2を前後方向に移動させて、トレイ2を、外装ケース1内に収納 され且つCD9の再生動作が行われる再生位置と、トレイ2が外装ケース 1内から前方に突出し且つCD9の着脱が行われる着脱位置とに位置変更 させるトレイ駆動機能と、 (2) 回転台3を回転させ、回転台3上の各CD9を、再生部4上方の再生位 置に位置変更させて、再生部4と対向させる回転台駆動機能と、 (3) 再生部4を上下方向に揺動させて、再生部4を、上方側の移動位置とさ れ且つターンテーブル14とクランパー18により再生位置のCD9をク ランプする再生位置と、下方側の移動位置とされ且つ再生位置のCD9の クランプを解除する待機位置とに位置変更させる再生部駆動機能と を有する。
【0016】 図3〜図8にも示すように、駆動装置5は、その略全体がトレイ2の天板7の 下方に位置するもので、モーター20と、減速巻掛伝動機構21と、伝動ギヤー 22と、アイドルアーム23と、アイドルギヤー24と、摩擦手段として例示さ れる板バネ25と、トレイ駆動ギヤー26と、トレイ駆動ピニオン27と、ラッ ク28と、回転台駆動ギヤー29と、回転台駆動ピニオン30と、リングギヤー 31と、クランプ駆動ギヤー32と、カム体33と、固定装置34等から構成さ れている。
【0017】 モーター20は、トレイ2の天板7後端部の右側部の下面に固定され、減速巻 掛伝動機構21を介して、伝動ギヤー22を正逆転両方向に回転駆動する。 減速巻掛伝動機構21は、モーター20により駆動される駆動プーリー36と 、駆動プーリー36より大径とされた従動プーリー37と、両プーリー36,3 7に巻掛けられたベルト38等から成る。従動プーリー37は、トレイ2の天板 7後端部の左右方向略中央部に伝動ギヤー用支持軸39を介して回転自在に備え られると共に、この従動プーリー37のボスの上部に伝動ギヤー22が固定され ている。
【0018】 アイドルアーム23は、従動プーリー37のボスに前端部で回動自在に備えら れて、従動プーリー37と伝動ギヤー22間に位置し、その後端部には、伝動ギ ヤー22と噛合するアイドルギヤー24が、アイドルギヤー用支持軸41により 回転自在に備えられている。アイドルギヤー用支持軸41は、トレイ2の天板7 の円弧状の案内溝42に移動自在に挿通されている。
【0019】 板バネ25は、アイドルギヤー用支持軸41に外嵌されて、アイドルアーム2 3の先端部とアイドルギヤー24間に介装されている。板バネ25は、アイドル ギヤー24に回転抵抗を付与して、伝動ギヤー22の正逆転によりアイドルアー ム23を左右に揺動させる。
【0020】 トレイ駆動ギヤー26は、伝動ギヤー22の後方に位置し、トレイ2の天板7 にトレイ駆動ギヤー用支持軸43を介して回転自在に備えられている。 トレイ駆動ピニオン27は、トレイ駆動ギヤー26に一体形成されるか、又は 、トレイ駆動ギヤー26に固着されて、トレイ駆動ギヤー26の下方に位置し、 トレイ駆動ギヤー用支持軸43に回転自在に支持されている。
【0021】 ラック28は、外装ケース1の底板46の右側部に前後方向に配設されて、ト レイ駆動ピニオン27と噛合している。 回転台駆動ギヤー29は、伝動ギヤー22の右側に配設されて、トレイ2に回 転台駆動ギヤー用支持軸48を介して回転自在に備えられている。
【0022】 回転台駆動ピニオン30は、回転台駆動ギヤー29に一体形成されるか、又は 、回転台駆動ギヤー29に固着されて、回転台駆動ギヤー29の上方に位置し、 回転台駆動ギヤー用支持軸48に回転自在に備えられて、トレイ2の天板7から 上方に突出している。
【0023】 リングギヤー31は、回転台3の外周部における、下方に突出するリング部5 0の内周面に形成され、回転台駆動ピニオン30と噛合している。 クランプ駆動ギヤー32は、上記直線44の左側、即ち、伝動ギヤー22の左 側に配設されて、トレイ2にクランプ駆動ギヤー用支持軸52を介して回転自在 に備えられている。
【0024】 尚、アイドルアーム23の揺動により、アイドルギヤー24が、トレイ駆動ギ ヤー26、回転台駆動ギヤー29及びクランプ駆動ギヤー32と選択的に解除可 能に噛合できるように、トレイ駆動ギヤー26、回転台駆動ギヤー29及びクラ ンプ駆動ギヤー32が伝動ギヤー用支持軸39を中心とする円弧状に配設されて いる。
【0025】 尚、アイドルアーム23が左右揺動範囲の中央位置に位置する時、即ち、アイ ドルギヤー24とトレイ駆動ギヤー26との噛合時には、伝動ギヤー用支持軸3 9、アイドルギヤー用支持軸41及びトレイ駆動ギヤー用支持軸43が、前後方 向の直線上に配設される。又、アイドルアーム23が左右に揺動して、アイドル ギヤー24が回転台駆動ギヤー29、又は、クランプ駆動ギヤー32と噛合した 際に、アイドルアーム23が更に右回り、又は、左回りに揺動することは、回転 台駆動ギヤー29、又は、クランプ駆動ギヤー32により阻止される。
【0026】 カム体33は、クランプ駆動ギヤー32に一体形成されるか、又は、クランプ 駆動ギヤー32に固着されて、クランプ駆動ギヤー32の下方に位置し、クラン プ駆動ギヤー用支持軸52を介して回転自在に備えられている。カム体33の外 周面には、傾斜状とされ且つ径方向外方に突出する上方案内部54と下方案内部 55が、周方向に関して、半周宛連続して形成されている。各案内部54,55 は、上面により、再生部4の装着板13から突出する従動子56を案内し、上方 案内部54により、再生部4が上方に揺動され、下方案内部55により、再生部 4が下方に案内される。
【0027】 固定装置34は、アイドルアーム23を中央位置で固定するもので、固定アー ム58と、ソレノイド59と、コイルバネ60等を有する。 固定アーム58は、クランプ駆動ギヤー用支持軸52のトレイ2とクランプ駆 動ギヤー32間に前後方向に揺動自在に支持されており、固定アーム58の右側 からは、湾曲状の固定部62が右側方に突出している。固定部62の前端部には 、凹設状とされた係合部63が形成され、この係合部63が、アイドルギヤー用 支持軸41に係脱自在に係合することで、アイドルアーム23を固定する。固定 部62の前端部における、係合部63の左右両側には、湾曲凹状とされた左右一 対の案内部64が形成され、アイドルアーム23が左右揺動位置から中央位置に 復帰する際に、アイドルギヤー用支持軸41を係合部63へ案内する。
【0028】 ソレノイド59は、トレイ2の天板7の後端部の左右方向略中央部に右向きに 固定されると共に、左右方向に駆動される可動鉄心66を有する。可動鉄心66 は、固定アーム58の後端部と係合し、固定アーム58を後方に揺動させる。 コイルバネ60は、固定アーム58の左端部とトレイ2間に介装されて、固定ア ーム58を前方、即ち、アイドルギヤー用支持軸41との係合方向に付勢する。
【0029】 尚、図示省略したが、CDプレーヤーには、 (1) トレイ2が着脱位置及び再生位置に位置変更されたことを検出する検出 機構と、 (2) 回転台3上の各CD9が再生位置に位置変更されたことを検出する検出 機構と、 (3) 再生部4が、再生位置及び待機位置に位置変更されたことを検出する検 出機構と、 (4) 上記各検出機構による検出、及び操作ボタンによる操作に応じて、モー ター20及びソレノイド59を、夫々、ドライバー回路を介して、予め定 められたタイミングチャートに従って制御するマイコン 等が備えられている。
【0030】 上記のように構成した実施例によれば、トレイ2が着脱位置に位置した状態で は、図1及び図3に示すように、アイドルアーム23は中央位置に位置して、ア イドルギヤー24がトレイ駆動ギヤー26と噛合している。
【0031】 又、ソレノイド59への通電は停止されており、コイルバネ60により前方に 付勢された固定アーム58の係合部63に、アイドルアーム23のアイドルギヤ ー用支持軸41が係合して、アイドルアーム23が固定されている。
【0032】 この状態から、CD9の再生を行う場合には、まず、モーター20により、減 速巻掛伝動機構21を介して、伝動ギヤー22が右回りに回転駆動される。これ により、アイドルギヤー24を介して、トレイ駆動ギヤー26が右回りに回転駆 動され、該ギヤー26と一体に回転するトレイ駆動ピニオン27及び、ラック2 8を介して、図1に示すように、トレイ2が後方の再生位置に移動せしめられる 。
【0033】 トレイ2が再生位置に到達したことが検出されると、モーター20が停止され る。その後、ソレノイド59に通電されて、可動鉄心66が左方に引き込まれる 。これにより、固定アーム58が後方に揺動し、その係合部63からアイドルギ ヤー用支持軸41が相対的に離脱して、アイドルアーム23の固定が解除される 。
【0034】 次に、伝動ギヤー22が左回りに回転駆動されて、アイドルギヤー24が右回 りに回転駆動される。この場合において、アイドルアーム23の先端部とアイド ルギヤー24間に、アイドルギヤー24の回転抵抗を付与する板バネ25が介装 されているので、アイドルギヤー24の回転トルクにより、アイドルアーム23 が右方に揺動して、図4に示すように、アイドルギヤー24が回転台駆動ギヤー 29と噛合する。
【0035】 この噛合後、ソレノイド59への通電が停止され、コイルバネ60により、固 定アーム58は原位置、又は、略原位置に復帰する。 そして、アイドルギヤー24によって、回転台駆動ギヤー29が左回りに回転 駆動されることにより、該ギヤー29と一体に回転する回転台駆動ピニオン30 が、回転台3のリングギヤー31を回転駆動する。この駆動により、回転台3が 右回りに回転し、CD選択ボタンで選択されたCD9が、再生位置に到達したこ とが検出されると、伝動ギヤー22が右回りに回転駆動される。
【0036】 これにより、アイドルギヤー24が左回りに回転駆動され、その回転トルクに より、アイドルアーム23が左方に揺動して、アイドルギヤー24が回転台駆動 ギヤー29から離間する。そして、モーター20が停止される。
【0037】 次に、ソレノイド59に通電されて、その可動鉄心66が左方へ引き込まれ、 固定アーム58が後方に揺動されて、アイドルアーム23の左方への揺動が可能 とされる。
【0038】 その後、伝動ギヤー22が右回りに回転駆動されて、アイドルギヤー24が左 回りに回転駆動される。アイドルギヤー24の回転トルクにより、アイドルアー ム23が左方に揺動して、図5に示すように、アイドルギヤー24がクランプ駆 動ギヤー32に噛合した後、ソレノイド59への通電が停止されて、固定アーム 58はコイルバネ60により原位置、又は、略原位置へ復帰する。
【0039】 そして、アイドルギヤー24によって、クランプ駆動ギヤー32が右回りに回 転駆動され、該ギヤー32と一体に回転するカム体33の上方案内部54により 、再生部4の従動子56が案内されて、再生部4が再生位置に上昇し、ターンテ ーブル14とクランパー18により、CD9がクランプされる。
【0040】 再生部4が再生位置に到達したことが検出されると、伝動ギヤー22が左回り に回転駆動されて、アイドルギヤー24が右回りに回転駆動される。アイドルギ ヤー24の回転トルクにより、アイドルアーム23が右方に揺動されて、アイド ルギヤー24がクランプ駆動ギヤー32から離間し、モーター20が停止される 。
【0041】 次に、スピンドルモーター15により、ターンテーブル14が回転駆動されて 、CD9の再生が行われる。 CD9の再生終了後に、トレイ2を着脱位置に移動させる際には、まず、伝動 ギヤー22が右回りに回転駆動されて、アイドルギヤー24が左回りに回転駆動 される。アイドルギヤー24の回転トルクにより、アイドルアーム23が左方に 揺動して、アイドルギヤー24がクランプ駆動ギヤー32に噛合する。
【0042】 そして、アイドルギヤー24によって、クランプ駆動ギヤー32が右回りに回 転駆動され、該ギヤー32と一体に回転するカム体33の下方案内部55により 、再生部4の従動子56が案内されて、再生部4が待機位置に下降し、ターンテ ーブル14とクランパー18による、CD9のクランプが解除される。
【0043】 次に、伝動ギヤー22が左回りに回転駆動されて、アイドルギヤー24が右回 りに回転駆動される。アイドルギヤー24の回転トルクにより、アイドルアーム 23が右方に揺動されて、アイドルギヤー24がクランプ駆動ギヤー32から離 間し、図6に示すように、アイドルギヤー用支持軸41が固定アーム58の案内 部64に当接して、案内部64により案内される。
【0044】 これにより、アイドルギヤー用支持軸41は、コイルバネ60に抗して、固定 アーム58を後方に揺動させながら、係合部63に係合されて、アイドルアーム 23が中央位置に固定され、アイドルギヤー24がトレイ駆動ギヤー26と噛合 する。
【0045】 そして、アイドルギヤー24により、トレイ駆動ギヤー26が左回りに回転駆 動される。これにより、ラック28を介して、トレイ2が前方の着脱位置に移動 せしめられ、トレイ2が着脱位置に到達したことが検出されると、モーター20 が停止される。
【0046】 上記実施例によれば、トレイ駆動ギヤー26、回転台駆動ギヤー29、クラン プ駆動ギヤー32の駆動用として、モーター20及びモーター用ドライバー回路 を単一とできると共に、減速巻掛伝動機構21も単一とでき、しかも、上記以外 には、ソレノイド59及びソレノイド用ドライバー回路を備えるだけでよいので 、従来と比較して、部品点数を削減できて、構造を簡素化でき、CDプレーヤー のコストダウンが可能となる。
【0047】 尚、実施例では、アイドルアームの左右揺動位置で、アイドルアームが更に右 回り、又は、左回りに揺動することを、回転台駆動ギヤー、又は、クランプ駆動 ギヤーにより阻止すると共に、アイドルアームを中央位置で固定する固定装置を 備えたが、固定装置により、アイドルアームを左右揺動位置でも固定するように してもよい。 尚、実施例は、本考案をCDプレーヤーに適用したものであるが、本考案は、 MD(ミニディスク)プレーヤー等にも適用可能である。
【0048】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー 、クランプ駆動ギヤーの駆動用として、モーター及びモーター用ドライバー回路 を単一とできると共に、上記以外には、アイドルアームを、アイドルギヤーが各 駆動ギヤーと噛合する位置に固定する手段を備えるだけでよいので、従来と比較 して、部品点数を削減できて、構造を簡素化でき、記録/再生装置のコストダウ ンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すCDプレーヤの要部の
平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図1の要部の一部断面とした拡大平面図であ
る。
【図4】図3の作動状態図である。
【図5】図3の作動状態図である。
【図6】図3の作動状態図である。
【図7】図3のB−B線矢視断面図である。
【図8】図3のC−C線矢視断面図である。
【図9】従来一例を示すCDプレーヤの要部の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 外装ケース 2 トレイ 3 回転台 8 縦軸 9 CD(記録媒体) 14 ターンテーブル 18 クランパー 20 モーター 22 伝動ギヤー 23 アイドルアーム 24 アイドルギヤー 25 板バネ(摩擦手段) 26 トレイ駆動ギヤー 29 回転台駆動ギヤー 32 クランプ駆動ギヤー 34 固定装置 39 伝動ギヤー用支持軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装ケース内に、トレイが前後方向に移動
    自在に備えられて、 トレイ駆動ギヤーによるトレイの駆動により、トレイ
    が、外装ケース内に収納され且つ円盤状記録媒体の記録
    /再生動作が行われる記録/再生位置と、トレイが外装
    ケース内から前方に突出し且つ記録媒体の着脱が行われ
    る着脱位置とに位置変更自在とされ、 トレイ上面に、記録媒体が周方向に複数載置される回転
    台が縦軸回りに回転自在に備えられて、 回転台駆動ギヤーによる回転台の駆動により、回転台上
    の各記録媒体が、記録/再生動作が行われる記録/再生
    位置に位置変更自在とされ、 トレイに、記録媒体を回転駆動するターンテーブルと、
    ターンテーブルと上下方向に関して対向し且つ記録媒体
    と一体に回転するクランパーの少なくとも一方が、上下
    方向に移動自在に備えられて、 クランプ駆動ギヤーによる、上記少なくとも一方の駆動
    により、ターンテーブルとクランパーによって、記録媒
    体が記録/再生位置で上下から解除可能にクランプさ
    れ、 トレイに、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びク
    ランプ駆動ギヤーが回転自在に支持されたものにおい
    て、 トレイに、モーターにより正逆転両方向に回転駆動され
    る伝動ギヤーが、伝動ギヤー用支持軸を介して回転自在
    に備えられ、 伝動ギヤー用支持軸に、アイドルアームが揺動自在に備
    えられ、 アイドルアームに、伝動ギヤーと噛合するアイドルギヤ
    ーが回転自在に備えられ、 アイドルアームとアイドルギヤー間に、アイドルギヤー
    に回転抵抗を付与し且つ伝動ギヤーの正逆転によりアイ
    ドルアームを左右に揺動させる摩擦手段が介装され、 アイドルアームの揺動により、アイドルギヤーが、トレ
    イ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤ
    ーと選択的に解除可能に噛合できるように、トレイ駆動
    ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤーが伝
    動ギヤー用支持軸を中心とする円弧状に配設され、 アイドルアームを、アイドルギヤーが各駆動ギヤーと噛
    合する位置に固定する手段が備えられたことを特徴とす
    る円盤状記録媒体の記録/再生装置。
JP1993048640U 1993-08-13 1993-08-13 円盤状記録媒体の記録/再生装置 Expired - Lifetime JP2599391Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993048640U JP2599391Y2 (ja) 1993-08-13 1993-08-13 円盤状記録媒体の記録/再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993048640U JP2599391Y2 (ja) 1993-08-13 1993-08-13 円盤状記録媒体の記録/再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0719842U true JPH0719842U (ja) 1995-04-07
JP2599391Y2 JP2599391Y2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=12808978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993048640U Expired - Lifetime JP2599391Y2 (ja) 1993-08-13 1993-08-13 円盤状記録媒体の記録/再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599391Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001015160A1 (fr) * 1999-08-24 2001-03-01 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement et/ou de reproduction de disque

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001015160A1 (fr) * 1999-08-24 2001-03-01 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement et/ou de reproduction de disque

Also Published As

Publication number Publication date
JP2599391Y2 (ja) 1999-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0319247B1 (en) Double-sided disk player
US5208798A (en) Double-sided disk player
JP2599391Y2 (ja) 円盤状記録媒体の記録/再生装置
JPS6312422Y2 (ja)
JP2509543Y2 (ja) ディスクプレ―ヤのスライドテ―ブル摺動装置
JP2627156B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2919791B2 (ja) ディスクプレーヤのディスククランプ機構
JPS62183082A (ja) デイスクプレ−ヤ
JPH10199206A (ja) 円盤状記録媒体の装填機構
JPH0529973B2 (ja)
JP2981021B2 (ja) 両面再生ディスクプレーヤ
JPH0447795Y2 (ja)
JPS62236176A (ja) 円盤保持装置
JP3701820B2 (ja) 記録媒体駆動装置
JP2685000B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0734529Y2 (ja) ディスクチェンジャープレーヤ
JPH08102123A (ja) ディスク装置
JPH07114058B2 (ja) 回転型のディスクオートチェンジャー装置
JPH02247863A (ja) ディスクチェンジャー装置
JPH07147046A (ja) チェンジャ−型ディスク再生装置
JPS59231784A (ja) 光デイスク再生装置
JPH0517638B2 (ja)
JPH01124149A (ja) 回転支持機構
JPH042354U (ja)
JPH07153167A (ja) マルチディスクプレーヤ