JP2599391Y2 - 円盤状記録媒体の記録/再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体の記録/再生装置

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JP2599391Y2
JP2599391Y2 JP1993048640U JP4864093U JP2599391Y2 JP 2599391 Y2 JP2599391 Y2 JP 2599391Y2 JP 1993048640 U JP1993048640 U JP 1993048640U JP 4864093 U JP4864093 U JP 4864093U JP 2599391 Y2 JP2599391 Y2 JP 2599391Y2
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drive gear
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弘行 近藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円盤状記録媒体の記録
/再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)のプレーヤ
ーとして、下記のようなオートチェンジャー方式のもの
がある。即ち、図9に示すように、CDプレーヤーの外
装ケース71内には、トレイ72が前後方向に移動自在
に備えられている。そして、トレイ駆動モーター73に
より、減速巻掛伝動機構74、トレイ駆動ギヤー75、
ラック76等を介して、トレイ72が、外装ケース71
内に収納され且つCDの再生動作が行われる再生位置
と、トレイ72が外装ケース71内から前方に突出し且
つCDの着脱が行われる着脱位置とに位置変更自在とさ
れている。
【0003】トレイ72の上面には、CDが周方向に複
数載置される回転台77が縦軸78回りに回転自在に備
えられている。そして、回転台駆動モーター79によ
り、減速巻掛伝動機構80、回転台駆動ギヤー81を介
して、回転台77の外周部のリングギヤー82が回転駆
動され、これにより、回転台77上の各CDが、再生部
83と対向する再生位置に位置変更自在とされている。
【0004】再生部83は、トレイ72に上下方向に揺
動自在に備えられており、再生部83には、CDを回転
駆動するターンテーブル84が備えられている。そし
て、クランプ駆動モーター85により、減速巻掛伝動機
構86、クランプ駆動ギヤー87、カム機構88等を介
して、再生部83が上下方向に揺動されて、再生部83
のターンテーブル84とクランパーにより、再生位置の
CDが解除可能にクランプされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来においては、
トレイ駆動ギヤー75、回転台駆動ギヤー81、クラン
プ駆動ギヤー87の駆動用として、別個に、3個宛のモ
ーター73,79,85、減速巻掛伝動機構74,8
0,86、モーター用ドライバー回路等が設けられてい
た。
【0006】このため、部品点数が多く、構造が複雑
で、これが、CDプレーヤーのコストアップを招来して
いたのが実情である。本考案は、上記問題を解決できる
円盤状記録媒体の記録/再生装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とするところは、外装ケース内に、ト
レイが前後方向に移動自在に備えられて、トレイ駆動ギ
ヤーによるトレイの駆動により、トレイが、外装ケース
内に収納され且つ円盤状記録媒体の記録/再生動作が行
われる記録/再生位置と、トレイが外装ケース内から前
方に突出し且つ記録媒体の着脱が行われる着脱位置とに
位置変更自在とされ、トレイ上面に、記録媒体が周方向
に複数載置される回転台が縦軸回りに回転自在に備えら
れて、回転台駆動ギヤーによる回転台の駆動により、回
転台上の各記録媒体が、記録/再生動作が行われる記録
/再生位置に位置変更自在とされ、トレイに、記録媒体
を回転駆動するターンテーブルと、ターンテーブルと上
下方向に関して対向し且つ記録媒体と一体に回転するク
ランパーの少なくとも一方が、上下方向に移動自在に備
えられて、クランプ駆動ギヤーによる、上記少なくとも
一方の駆動により、ターンテーブルとクランパーによっ
て、記録媒体が記録/再生位置で上下から解除可能にク
ランプされ、トレイに、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動
ギヤー及びクランプ駆動ギヤーが回転自在に支持された
ものにおいて、トレイに、モーターにより正逆転両方向
に回転駆動される伝動ギヤーが、伝動ギヤー用支持軸を
介して回転自在に備えられ、伝動ギヤー用支持軸に、ア
イドルアームが揺動自在に備えられ、アイドルアーム
に、伝動ギヤーと噛合するアイドルギヤーが回転自在に
備えられ、アイドルアームとアイドルギヤー間に、アイ
ドルギヤーに回転抵抗を付与し且つ伝動ギヤーの正逆転
によりアイドルアームを左右に揺動させる摩擦手段が介
装され、アイドルアームの揺動により、アイドルギヤー
が、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ
駆動ギヤーと選択的に解除可能に噛合できるように、ト
レイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギ
ヤーが伝動ギヤー用支持軸を中心とする円弧状に配設さ
れ、アイドルアームを、アイドルギヤーが各駆動ギヤー
と噛合する位置に固定する手段が備えられた点にある。
尚、本明細書において、記録/再生とは、記録及び/又
は再生を意味している。
【0008】
【作用】伝動ギヤーの正逆転による、アイドルアームの
左右の揺動により、アイドルギヤーが、トレイ駆動ギヤ
ー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤーと選択的
に解除可能に噛合して、各駆動ギヤーを駆動する。
【0009】上記トレイ駆動ギヤーの駆動により、トレ
イは前後方向に移動せしめられて、着脱位置と記録/再
生位置とに位置変更される。又、回転台駆動ギヤーの駆
動により、回転台は回転駆動されて、回転台上の各記録
媒体は記録/再生位置に位置変更される。
【0010】更に、クランプ駆動ギヤーの駆動により、
ターンテーブルとクランパーの少なくとも一方が上下方
向に移動せしめられて、記録媒体が記録/再生位置で解
除可能にクランプされる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を、オートチェンジャー方式の
CDプレーヤーに適用した一実施例を図面に基づき説明
すると、図1及び図2において、CDプレーヤーは、外
装ケース1と、トレイ2と、回転台3と、再生部4と、
駆動装置5等から構成されている。
【0012】外装ケース1は、前方に開口するボックス
形状とされ、外装ケース1内にはトレイ2が前後方向に
移動自在に備えられている。回転台3は、トレイ2の天
板7上方に位置して、該天板7に縦軸8回りに回転自在
に備えられており、回転台3には、CD9が載置される
載置部10が、周方向略等間隔に、複数(実施例では、
5個)配設されている。
【0013】再生部4は、CD9の再生を行うもので、
トレイ2の天板7後部の左右方向中央部に、上下方向に
揺動自在に備えられている。再生部4は、トレイ2の天
板7に左右一対の支持軸12を介して上下方向に揺動自
在に備えられる装着板13と、装着板13に備えられ且
つターンテーブル14を回転駆動するスピンドルモータ
ー15と、装着板13に備えられた光ピックアップ16
等を有する。
【0014】尚、トレイ2には、ターンテーブル14の
上方に位置するクランパー18が備えられ、CD9の再
生時には、クランパー18は、再生位置に位置するCD
9をターンテーブル14と共に上下から解除可能にクラ
ンプして、CD9と一体に回転する。
【0015】駆動装置5は、 (1) トレイ2を前後方向に移動させて、トレイ2
を、外装ケース1内に収納され且つCD9の再生動作が
行われる再生位置と、トレイ2が外装ケース1内から前
方に突出し且つCD9の着脱が行われる着脱位置とに位
置変更させるトレイ駆動機能と、 (2) 回転台3を回転させ、回転台3上の各CD9
を、再生部4上方の再生位置に位置変更させて、再生部
4と対向させる回転台駆動機能と、 (3) 再生部4を上下方向に揺動させて、再生部4
を、上方側の移動位置とされ且つターンテーブル14と
クランパー18により再生位置のCD9をクランプする
再生位置と、下方側の移動位置とされ且つ再生位置のC
D9のクランプを解除する待機位置とに位置変更させる
再生部駆動機能とを有する。
【0016】図3〜図8にも示すように、駆動装置5
は、その略全体がトレイ2の天板7の下方に位置するも
ので、モーター20と、減速巻掛伝動機構21と、伝動
ギヤー22と、アイドルアーム23と、アイドルギヤー
24と、摩擦手段として例示される板バネ25と、トレ
イ駆動ギヤー26と、トレイ駆動ピニオン27と、ラッ
ク28と、回転台駆動ギヤー29と、回転台駆動ピニオ
ン30と、リングギヤー31と、クランプ駆動ギヤー3
2と、カム体33と、固定装置34等から構成されてい
る。
【0017】モーター20は、トレイ2の天板7後端部
の右側部の下面に固定され、減速巻掛伝動機構21を介
して、伝動ギヤー22を正逆転両方向に回転駆動する。
減速巻掛伝動機構21は、モーター20により駆動され
る駆動プーリー36と、駆動プーリー36より大径とさ
れた従動プーリー37と、両プーリー36,37に巻掛
けられたベルト38等から成る。従動プーリー37は、
トレイ2の天板7後端部の左右方向略中央部に伝動ギヤ
ー用支持軸39を介して回転自在に備えられると共に、
この従動プーリー37のボスの上部に伝動ギヤー22が
固定されている。
【0018】アイドルアーム23は、従動プーリー37
のボスに前端部で回動自在に備えられて、従動プーリー
37と伝動ギヤー22間に位置し、その後端部には、伝
動ギヤー22と噛合するアイドルギヤー24が、アイド
ルギヤー用支持軸41により回転自在に備えられてい
る。アイドルギヤー用支持軸41は、トレイ2の天板7
の円弧状の案内溝42に移動自在に挿通されている。
【0019】板バネ25は、アイドルギヤー用支持軸4
1に外嵌されて、アイドルアーム23の先端部とアイド
ルギヤー24間に介装されている。板バネ25は、アイ
ドルギヤー24に回転抵抗を付与して、伝動ギヤー22
の正逆転によりアイドルアーム23を左右に揺動させ
る。
【0020】トレイ駆動ギヤー26は、伝動ギヤー22
の後方に位置し、トレイ2の天板7にトレイ駆動ギヤー
用支持軸43を介して回転自在に備えられている。トレ
イ駆動ピニオン27は、トレイ駆動ギヤー26に一体形
成されるか、又は、トレイ駆動ギヤー26に固着され
て、トレイ駆動ギヤー26の下方に位置し、トレイ駆動
ギヤー用支持軸43に回転自在に支持されている。
【0021】ラック28は、外装ケース1の底板46の
右側部に前後方向に配設されて、トレイ駆動ピニオン2
7と噛合している。回転台駆動ギヤー29は、伝動ギヤ
ー22の右側に配設されて、トレイ2に回転台駆動ギヤ
ー用支持軸48を介して回転自在に備えられている。
【0022】回転台駆動ピニオン30は、回転台駆動ギ
ヤー29に一体形成されるか、又は、回転台駆動ギヤー
29に固着されて、回転台駆動ギヤー29の上方に位置
し、回転台駆動ギヤー用支持軸48に回転自在に備えら
れて、トレイ2の天板7から上方に突出している。
【0023】リングギヤー31は、回転台3の外周部に
おける、下方に突出するリング部50の内周面に形成さ
れ、回転台駆動ピニオン30と噛合している。クランプ
駆動ギヤー32は、上記直線44の左側、即ち、伝動ギ
ヤー22の左側に配設されて、トレイ2にクランプ駆動
ギヤー用支持軸52を介して回転自在に備えられてい
る。
【0024】尚、アイドルアーム23の揺動により、ア
イドルギヤー24が、トレイ駆動ギヤー26、回転台駆
動ギヤー29及びクランプ駆動ギヤー32と選択的に解
除可能に噛合できるように、トレイ駆動ギヤー26、回
転台駆動ギヤー29及びクランプ駆動ギヤー32が伝動
ギヤー用支持軸39を中心とする円弧状に配設されてい
る。
【0025】尚、アイドルアーム23が左右揺動範囲の
中央位置に位置する時、即ち、アイドルギヤー24とト
レイ駆動ギヤー26との噛合時には、伝動ギヤー用支持
軸39、アイドルギヤー用支持軸41及びトレイ駆動ギ
ヤー用支持軸43が、前後方向の直線上に配設される。
又、アイドルアーム23が左右に揺動して、アイドルギ
ヤー24が回転台駆動ギヤー29、又は、クランプ駆動
ギヤー32と噛合した際に、アイドルアーム23が更に
右回り、又は、左回りに揺動することは、回転台駆動ギ
ヤー29、又は、クランプ駆動ギヤー32により阻止さ
れる。
【0026】カム体33は、クランプ駆動ギヤー32に
一体形成されるか、又は、クランプ駆動ギヤー32に固
着されて、クランプ駆動ギヤー32の下方に位置し、ク
ランプ駆動ギヤー用支持軸52を介して回転自在に備え
られている。カム体33の外周面には、傾斜状とされ且
つ径方向外方に突出する上方案内部54と下方案内部5
5が、周方向に関して、半周宛連続して形成されてい
る。各案内部54,55は、上面により、再生部4の装
着板13から突出する従動子56を案内し、上方案内部
54により、再生部4が上方に揺動され、下方案内部5
5により、再生部4が下方に案内される。
【0027】固定装置34は、アイドルアーム23を中
央位置で固定するもので、固定アーム58と、ソレノイ
ド59と、コイルバネ60等を有する。固定アーム58
は、クランプ駆動ギヤー用支持軸52のトレイ2とクラ
ンプ駆動ギヤー32間に前後方向に揺動自在に支持され
ており、固定アーム58の右側からは、湾曲状の固定部
62が右側方に突出している。固定部62の前端部に
は、凹設状とされた係合部63が形成され、この係合部
63が、アイドルギヤー用支持軸41に係脱自在に係合
することで、アイドルアーム23を固定する。固定部6
2の前端部における、係合部63の左右両側には、湾曲
凹状とされた左右一対の案内部64が形成され、アイド
ルアーム23が左右揺動位置から中央位置に復帰する際
に、アイドルギヤー用支持軸41を係合部63へ案内す
る。
【0028】ソレノイド59は、トレイ2の天板7の後
端部の左右方向略中央部に右向きに固定されると共に、
左右方向に駆動される可動鉄心66を有する。可動鉄心
66は、固定アーム58の後端部と係合し、固定アーム
58を後方に揺動させる。コイルバネ60は、固定アー
ム58の左端部とトレイ2間に介装されて、固定アーム
58を前方、即ち、アイドルギヤー用支持軸41との係
合方向に付勢する。
【0029】尚、図示省略したが、CDプレーヤーに
は、 (1) トレイ2が着脱位置及び再生位置に位置変更さ
れたことを検出する検出機構と、 (2) 回転台3上の各CD9が再生位置に位置変更さ
れたことを検出する検出機構と、 (3) 再生部4が、再生位置及び待機位置に位置変更
されたことを検出する検出機構と、 (4) 上記各検出機構による検出、及び操作ボタンに
よる操作に応じて、モーター20及びソレノイド59
を、夫々、ドライバー回路を介して、予め定められたタ
イミングチャートに従って制御するマイコン等が備えら
れている。
【0030】上記のように構成した実施例によれば、ト
レイ2が着脱位置に位置した状態では、図1及び図3に
示すように、アイドルアーム23は中央位置に位置し
て、アイドルギヤー24がトレイ駆動ギヤー26と噛合
している。
【0031】又、ソレノイド59への通電は停止されて
おり、コイルバネ60により前方に付勢された固定アー
ム58の係合部63に、アイドルアーム23のアイドル
ギヤー用支持軸41が係合して、アイドルアーム23が
固定されている。
【0032】この状態から、CD9の再生を行う場合に
は、まず、モーター20により、減速巻掛伝動機構21
を介して、伝動ギヤー22が右回りに回転駆動される。
これにより、アイドルギヤー24を介して、トレイ駆動
ギヤー26が右回りに回転駆動され、該ギヤー26と一
体に回転するトレイ駆動ピニオン27及び、ラック28
を介して、図1に示すように、トレイ2が後方の再生位
置に移動せしめられる。
【0033】トレイ2が再生位置に到達したことが検出
されると、モーター20が停止される。その後、ソレノ
イド59に通電されて、可動鉄心66が左方に引き込ま
れる。これにより、固定アーム58が後方に揺動し、そ
の係合部63からアイドルギヤー用支持軸41が相対的
に離脱して、アイドルアーム23の固定が解除される。
【0034】次に、伝動ギヤー22が左回りに回転駆動
されて、アイドルギヤー24が右回りに回転駆動され
る。この場合において、アイドルアーム23の先端部と
アイドルギヤー24間に、アイドルギヤー24の回転抵
抗を付与する板バネ25が介装されているので、アイド
ルギヤー24の回転トルクにより、アイドルアーム23
が右方に揺動して、図4に示すように、アイドルギヤー
24が回転台駆動ギヤー29と噛合する。
【0035】この噛合後、ソレノイド59への通電が停
止され、コイルバネ60により、固定アーム58は原位
置、又は、略原位置に復帰する。そして、アイドルギヤ
ー24によって、回転台駆動ギヤー29が左回りに回転
駆動されることにより、該ギヤー29と一体に回転する
回転台駆動ピニオン30が、回転台3のリングギヤー3
1を回転駆動する。この駆動により、回転台3が右回り
に回転し、CD選択ボタンで選択されたCD9が、再生
位置に到達したことが検出されると、伝動ギヤー22が
右回りに回転駆動される。
【0036】これにより、アイドルギヤー24が左回り
に回転駆動され、その回転トルクにより、アイドルアー
ム23が左方に揺動して、アイドルギヤー24が回転台
駆動ギヤー29から離間する。そして、モーター20が
停止される。
【0037】次に、ソレノイド59に通電されて、その
可動鉄心66が左方へ引き込まれ、固定アーム58が後
方に揺動されて、アイドルアーム23の左方への揺動が
可能とされる。
【0038】その後、伝動ギヤー22が右回りに回転駆
動されて、アイドルギヤー24が左回りに回転駆動され
る。アイドルギヤー24の回転トルクにより、アイドル
アーム23が左方に揺動して、図5に示すように、アイ
ドルギヤー24がクランプ駆動ギヤー32に噛合した
後、ソレノイド59への通電が停止されて、固定アーム
58はコイルバネ60により原位置、又は、略原位置へ
復帰する。
【0039】そして、アイドルギヤー24によって、ク
ランプ駆動ギヤー32が右回りに回転駆動され、該ギヤ
ー32と一体に回転するカム体33の上方案内部54に
より、再生部4の従動子56が案内されて、再生部4が
再生位置に上昇し、ターンテーブル14とクランパー1
8により、CD9がクランプされる。
【0040】再生部4が再生位置に到達したことが検出
されると、伝動ギヤー22が左回りに回転駆動されて、
アイドルギヤー24が右回りに回転駆動される。アイド
ルギヤー24の回転トルクにより、アイドルアーム23
が右方に揺動されて、アイドルギヤー24がクランプ駆
動ギヤー32から離間し、モーター20が停止される。
【0041】次に、スピンドルモーター15により、タ
ーンテーブル14が回転駆動されて、CD9の再生が行
われる。CD9の再生終了後に、トレイ2を着脱位置に
移動させる際には、まず、伝動ギヤー22が右回りに回
転駆動されて、アイドルギヤー24が左回りに回転駆動
される。アイドルギヤー24の回転トルクにより、アイ
ドルアーム23が左方に揺動して、アイドルギヤー24
がクランプ駆動ギヤー32に噛合する。
【0042】そして、アイドルギヤー24によって、ク
ランプ駆動ギヤー32が右回りに回転駆動され、該ギヤ
ー32と一体に回転するカム体33の下方案内部55に
より、再生部4の従動子56が案内されて、再生部4が
待機位置に下降し、ターンテーブル14とクランパー1
8による、CD9のクランプが解除される。
【0043】次に、伝動ギヤー22が左回りに回転駆動
されて、アイドルギヤー24が右回りに回転駆動され
る。アイドルギヤー24の回転トルクにより、アイドル
アーム23が右方に揺動されて、アイドルギヤー24が
クランプ駆動ギヤー32から離間し、図6に示すよう
に、アイドルギヤー用支持軸41が固定アーム58の案
内部64に当接して、案内部64により案内される。
【0044】これにより、アイドルギヤー用支持軸41
は、コイルバネ60に抗して、固定アーム58を後方に
揺動させながら、係合部63に係合されて、アイドルア
ーム23が中央位置に固定され、アイドルギヤー24が
トレイ駆動ギヤー26と噛合する。
【0045】そして、アイドルギヤー24により、トレ
イ駆動ギヤー26が左回りに回転駆動される。これによ
り、ラック28を介して、トレイ2が前方の着脱位置に
移動せしめられ、トレイ2が着脱位置に到達したことが
検出されると、モーター20が停止される。
【0046】上記実施例によれば、トレイ駆動ギヤー2
6、回転台駆動ギヤー29、クランプ駆動ギヤー32の
駆動用として、モーター20及びモーター用ドライバー
回路を単一とできると共に、減速巻掛伝動機構21も単
一とでき、しかも、上記以外には、ソレノイド59及び
ソレノイド用ドライバー回路を備えるだけでよいので、
従来と比較して、部品点数を削減できて、構造を簡素化
でき、CDプレーヤーのコストダウンが可能となる。
【0047】尚、実施例では、アイドルアームの左右揺
動位置で、アイドルアームが更に右回り、又は、左回り
に揺動することを、回転台駆動ギヤー、又は、クランプ
駆動ギヤーにより阻止すると共に、アイドルアームを中
央位置で固定する固定装置を備えたが、固定装置によ
り、アイドルアームを左右揺動位置でも固定するように
してもよい。尚、実施例は、本考案をCDプレーヤーに
適用したものであるが、本考案は、MD(ミニディス
ク)プレーヤー等にも適用可能である。
【0048】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー、クランプ駆動ギ
ヤーの駆動用として、モーター及びモーター用ドライバ
ー回路を単一とできると共に、上記以外には、アイドル
アームを、アイドルギヤーが各駆動ギヤーと噛合する位
置に固定する手段を備えるだけでよいので、従来と比較
して、部品点数を削減できて、構造を簡素化でき、記録
/再生装置のコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すCDプレーヤの要部の
平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図1の要部の一部断面とした拡大平面図であ
る。
【図4】図3の作動状態図である。
【図5】図3の作動状態図である。
【図6】図3の作動状態図である。
【図7】図3のB−B線矢視断面図である。
【図8】図3のC−C線矢視断面図である。
【図9】従来一例を示すCDプレーヤの要部の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 外装ケース 2 トレイ 3 回転台 8 縦軸 9 CD(記録媒体) 14 ターンテーブル 18 クランパー 20 モーター 22 伝動ギヤー 23 アイドルアーム 24 アイドルギヤー 25 板バネ(摩擦手段) 26 トレイ駆動ギヤー 29 回転台駆動ギヤー 32 クランプ駆動ギヤー 34 固定装置 39 伝動ギヤー用支持軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装ケース内に、トレイが前後方向に移動
    自在に備えられて、 トレイ駆動ギヤーによるトレイの駆動により、トレイ
    が、外装ケース内に収納され且つ円盤状記録媒体の記録
    /再生動作が行われる記録/再生位置と、トレイが外装
    ケース内から前方に突出し且つ記録媒体の着脱が行われ
    る着脱位置とに位置変更自在とされ、 トレイ上面に、記録媒体が周方向に複数載置される回転
    台が縦軸回りに回転自在に備えられて、 回転台駆動ギヤーによる回転台の駆動により、回転台上
    の各記録媒体が、記録/再生動作が行われる記録/再生
    位置に位置変更自在とされ、 トレイに、記録媒体を回転駆動するターンテーブルと、
    ターンテーブルと上下方向に関して対向し且つ記録媒体
    と一体に回転するクランパーの少なくとも一方が、上下
    方向に移動自在に備えられて、 クランプ駆動ギヤーによる、上記少なくとも一方の駆動
    により、ターンテーブルとクランパーによって、記録媒
    体が記録/再生位置で上下から解除可能にクランプさ
    れ、 トレイに、トレイ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びク
    ランプ駆動ギヤーが回転自在に支持されたものにおい
    て、 トレイに、モーターにより正逆転両方向に回転駆動され
    る伝動ギヤーが、伝動ギヤー用支持軸を介して回転自在
    に備えられ、 伝動ギヤー用支持軸に、アイドルアームが揺動自在に備
    えられ、 アイドルアームに、伝動ギヤーと噛合するアイドルギヤ
    ーが回転自在に備えられ、 アイドルアームとアイドルギヤー間に、アイドルギヤー
    に回転抵抗を付与し且つ伝動ギヤーの正逆転によりアイ
    ドルアームを左右に揺動させる摩擦手段が介装され、 アイドルアームの揺動により、アイドルギヤーが、トレ
    イ駆動ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤ
    ーと選択的に解除可能に噛合できるように、トレイ駆動
    ギヤー、回転台駆動ギヤー及びクランプ駆動ギヤーが伝
    動ギヤー用支持軸を中心とする円弧状に配設され、 アイドルアームを、アイドルギヤーが各駆動ギヤーと噛
    合する位置に固定する手段が備えられたことを特徴とす
    る円盤状記録媒体の記録/再生装置。
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