JPH07196991A - フッ素樹脂粘着テープとその製造方法 - Google Patents

フッ素樹脂粘着テープとその製造方法

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JPH07196991A
JPH07196991A JP35242093A JP35242093A JPH07196991A JP H07196991 A JPH07196991 A JP H07196991A JP 35242093 A JP35242093 A JP 35242093A JP 35242093 A JP35242093 A JP 35242093A JP H07196991 A JPH07196991 A JP H07196991A
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line average
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fluororesin
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Yumi Sato
由美 佐藤
Hiroyuki Yamada
博之 山田
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OJI KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フッ素樹脂粘着テープの背面剥離力を小さく
し、また、基材の変色を抑止するとともに、基材と粘着
剤層との密着性を向上させる。 【構成】 剥離面の表面粗さが中心線平均粗さで0.0
8μm以下で、粘着剤層塗面の表面粗さが中心線平均粗
さで0.15μm以上の四フッ化エチレン樹脂(PTF
E)フィルムを基材とし、この基材フィルムの前記粘着
剤塗工面を、ガス圧1×10-4〜1×10-3Torrの
雰囲気下において高周波放電によりプラズマ表面処理
し、表面粗さが中心線平均粗さで0.15μm以上の処
理表面に粘着剤を塗工し、粘着剤層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フッ素樹脂粘着テー
プとその製造方法に関するものである。さらに詳しく
は、この発明は、背面剥離力が小さく、また、基材の変
色もなく、しかも基材と粘着剤層との密着性に優れたフ
ッ素樹脂粘着テープとこれを製造する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、フッ素樹脂フィルムを基材と
した粘着テープは、優れた耐熱性、耐薬品性、耐溶剤
性、高絶縁抵抗等を有し、また、フィルム表面の摩擦係
数が小さく、非接着性を有することから、コイル、モー
ター等の耐熱結束、ラミネーター及びコーターのロール
保護、ヒートシール用耐熱離型等に使用されてきてい
る。
【0003】一方、フッ素樹脂フィルムは、上記の通
り、非接着性であるため、そのような粘着テープとして
用いる場合には、テープ背面に剥離剤層を設ける必要は
ないものの、粘着剤塗工面の接着性を良好なものとする
ために、表面処理を施す必要があった。そこで従来は、
フッ素樹脂フィルム表面の接着性を向上させ、これを基
材とした粘着テープを工業的に製造するために、フッ素
樹脂フィルム表面にケミカル処理を施している。すなわ
ち、金属ナトリウムの液体アンモニア溶液、あるいは金
属ナトリウム・ナフタレン錯体のテトラヒドロフラン溶
液にフッ素樹脂フィルムを浸漬し、その表面を脱フッ素
化する処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フッ素
系粘着テープは、背面に剥離処理を必要としない反面、
剥離力をコントロールすることができず、シリコン系剥
離剤をテープ背面に設けた粘着テープと比較すると、フ
ッ素樹脂フィルムの背面剥離力は大きかった。このた
め、引張伸びが大きく、腰がないフッ素樹脂フィルムに
ついては、粘着テープを巻き戻す際の作業性が悪いとい
う欠点があった。
【0005】また、脱フッ素化処理により、フッ素樹脂
フィルムと粘着剤層との密着性は改善されるものの、実
際には、上記したケミカル処理剤の取扱、保管、廃棄等
が難しく、安全面と環境面との両面で問題となってい
た。しかも、フッ素樹脂フィルム表面は、処理後、黒褐
色に変色し、商品価値が低下してしまうという欠点もあ
った。
【0006】このようなケミカル処理に代わる方策とし
て、真空中でスパッタエッチング処理を行うことが提案
されてもいる。この方法は、前記のケミカル処理に比
べ、安全性が高く、また、フッ素樹脂フィルムの変色を
抑止することができるという利点がある。しかしなが
ら、この処理法においても、フッ素系粘着テープの製造
には不都合が生じているのが実情であった。すなわち、
ガス圧1×10-3Torrより低い圧力では放電しにく
く、しかも対向電極側にあるフッ素樹脂フィルム表面よ
りスパッタされたフッ素原子が電極に付着し汚染するた
め、放電が不安定となり、長時間の連続処理を行うのが
難しかった。
【0007】さらに、スパッタエッチング処理だけで
は、フッ素樹脂フィルムと粘着剤層との密着性が不十分
であり、実用上は、フッ素樹脂フィルムと粘着剤層との
間にアンカコート層を設ける必要があった。この発明
は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従
来のフッ素樹脂フィルムを基材とした粘着テープの欠点
を解消し、テープ巻戻し時の背面剥離力が軽く、基材の
変色もなく、しかも基材と粘着剤層との密着性に優れた
フッ素樹脂粘着テープとその製造方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、剥離面の表面粗さが中心平均粗
さで0.08μm以下で、粘着剤塗工面の表面粗さが中
心線平均粗さで0.15μm以上の四フッ化エチレン樹
脂(PTFE)フィルムを基材とし、この基材フィルム
の粘着剤塗工面には粘着剤層が設けられていることを特
徴とするフッ素樹脂粘着テープを提供する。
【0009】またこの発明は、剥離面の表面粗さが中心
線平均粗さで0.08μm以下で、粘着剤塗工面の表面
粗さが中心線平均粗さで0.15μm以上の四フッ化エ
チレン樹脂フィルムの前記粘着剤塗工面を、1×10-4
〜1×10-3Torrの雰囲気下において高周波放電に
よりプラズマ表面処理し、表面粗さが中心線平均粗さで
0.15μm以上の処理表面に粘着剤を塗工することを
特徴とするフッ素樹脂粘着テープの製造方法をも提供す
る。
【0010】この発明において用いるフッ素樹脂フィル
ムは、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)のフィルムで
ある。このPTFEは、融点が327℃と高く、融点に
おいても溶融粘度が高いため、溶融押出法によってはフ
ィルムを作製することはできない。このため、PTFE
フィルムは、一般的に、PTFEを圧縮成形した円柱ブ
ロックを切削加工して製造している。その際に、切削刃
の接触面の違いによりフィルム面の表裏で表面粗さに差
が生じてしまう。通常、その表面粗さは、表裏面でそれ
ぞれ中心線平均粗さで0.02〜0.5μmの範囲にあ
る。この表面粗さは、JIS表面粗さ(BOG01)に
準じて、(株)小坂研究所製・万能表面形状測定器によ
り、カットオフ値0.08mm、測定長4mmで粗さ曲
線から中心線平均粗さを測定したものを示している。
【0011】この発明の発明者等は、剥離面の表面粗さ
が中心線平均粗さで0.08μm以下で、粘着剤塗工面
の表面粗さが中心線平均粗さで0.15μm以上の時
に、背面剥離力が小さくなり、基材と粘着剤層との接着
性が良好となることを見出し、この発明を完成させたも
のである。つまり、この発明においては、剥離面の表面
粗さが中心線平均粗さで0.08μm以下のPTFEフ
ィルムを基材として使用する。剥離面の中心線平均粗さ
が0.08μmより大きくなると背面剥離力が次第に増
大し、テープ巻戻し時の作業性が悪くなる。また、粘着
剤塗工面の中心線平均粗さが0.15μm未満の時に
は、基材と粘着剤層との密着性が悪くなり、その結果、
表面処理の時間が長くなってしまう。
【0012】この発明において粘着テープを製造する際
には、まず、上記PTFEフィルムの粘着剤塗工面にプ
ラズマ表面処理を施す。この時フィルム塗工面の中心線
平均粗さは、0.15μm未満の場合には、それ以上
に、また、0.15μm以上の場合には、適宜にそれ以
上となるようにする。このプラズマ表面処理は高周波放
電により行い、表面処理にはたとえば誘導結合型電極を
備えた処理装置を好適に使用することができる。誘導結
合型電極としては、たとえば任意の径に巻いたコイル状
電極が例示される。
【0013】処理装置の真空槽の圧力は、1×10-4
1×10-3Torrとする。好ましくは、2.5×10
-4〜4×10-4Torrとすることができる。圧力が1
×10-3Torrより高いと、PTFEフィルムと粘着
剤層との密着性が不十分となり、また、1×10-4To
rrより低いと高周波放電が不安定となる。高周波電源
としては、通常、数百KHz〜数十MHzの周波数のも
のを用いるが、実用上としては工業用割当周波数の1
3.56MHzの電源を用いるのが好ましい。放電電力
については、100W〜5kWの範囲内で設定すること
ができる。処理時間は、その放電電力によっても異なる
が、たとえば放電電力が1kWの場合には2〜20秒程
度とすることができる。
【0014】真空槽内にはガスを導入するが、このガス
としては、空気、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、炭
酸ガス等から適宜なものを選択して採用することができ
る。この場合、酸素ガスを使用すると、基材と粘着剤層
との密着性が最も向上し、しかもPTFEフィルムの黄
変が少なくなる。実際に、以上のプラズマ処理を行う場
合には、たとえば図1に例示したような処理装置におい
て、基材としてのPTFEフィルム(2)を冷却ロール
(3)を通して巻出ロール(4)及び巻取ロール(5)
に掛け渡し、真空槽(9)を真空ポンプ等により減圧し
た後に、ガス導入バルブ(8)を介して酸素等の無機ガ
スを導入して所定の圧力とし、次いで高周波電源(6)
からコイル状電極(1)に高周波電圧を印加し、PTF
Eフィルムの片面のみ、すなわち粘着剤の塗工面をプラ
ズマ処理する。
【0015】この後に、この発明においては、PTFE
のプラズマ処理面に粘着剤を塗工する。粘着剤として
は、たとえば耐熱性、耐候性、耐薬品性、電気特性等の
優れた特性を有する過酸化硬化型、又は付加反応型のシ
リコーン系粘着剤などを使用することができる。また、
塗工方法としては、ナイフロールコーター、ドクターロ
ールコーター、コンマロールコーター、リバースロール
コーター等を例示することができる。粘着剤の塗布厚に
ついては特に制限はないが、たとえば20〜100μm
程度とするのが好ましい。
【0016】
【作用】この発明のフッ素樹脂粘着テープ及びその製造
方法においては、剥離面の表面粗さが中心線平均粗さで
0.08μm以下で、粘着剤塗工面の表面粗さが中心線
平均粗さで0.15μm以上の四フッ化エチレン樹脂
(PTFE)フィルムを基材として採用し、しかもその
粘着剤塗工面を1×10-4〜1×10-3Torrのガス
雰囲気下において高周波放電によりプラズマ表面処理し
た後に粘着剤層を設けるため、テープの背面剥離力が小
さくなり、しかもプラズマ処理による基材フィルムの変
色が抑制される。また、アンカーコート層を設けなくと
も基材と粘着剤層との密着性が十分となる。
【0017】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
のフッ素樹脂粘着テープとその製造方法についてさらに
詳しく説明する。実施例1 基材フィルムとして、剥離面の中心線平均粗さが0.0
8μm、粘着剤塗工面の中心線平均粗さが0.21μm
のPTFE延伸フィルム(厚み50μm、日本バルカー
工業株式会社製バルフロン)を用いた。この表面粗さの
異なる剥離面と粘着剤塗工面の5000倍の表面写真を
それぞれ図2、図3に示した。このPTFE延伸フィル
ムを、図1に例示した真空槽(9)内のロール(3)
(4)(5)にセットし、5×10-5Torrまで減圧
した後、酸素ガスを導入し、ガス圧2.5×10-4To
rrとした。
【0018】次いで、コイル状電極(1)に13.56
MHz、1kWの高周波電圧を印加し、プラズマを発生
させ、処理時間を10秒として、PTFEフィルムの粘
着剤塗工面を処理した。PTFEフィルムの変色は発生
しなかった。この処理表面に付加反応型シリコーン粘着
剤(SD−4570、東レ・ダウコーニング・シリコー
ン株式会社製)を、以下の通りの配合でナイフロールコ
ーターでダイレクト塗工した。塗布厚は、40μmとし
た。
【0019】 SD−4570(シリコーン粘着剤) 100部 SRX−212(白金触媒) 1部 トルエン 50部 このようにして得られた粘着テープを25mm×120
mmに2枚重ねたまま切断し、SUS304鋼板に貼り
付け、180度引剥法により引張速度300mm/分で
引き剥がした時の剥離力を測定した。その結果を表1に
示した。
【0020】
【表1】
【0021】次に、粘着テープの粘着面同志を貼り合わ
せ、2kgの圧着ローラーで往復圧着させた後に、引き
剥がす操作を繰り返し行ない、PTFEフィルムからシ
リコーン粘着剤が剥がれた時の回数(アンカリング)を
測定した。これらの結果も表1に併せて示した。この表
1からも明らかなように、背面剥離力が200kg/2
5mm以下と軽くなった。また、基材と粘着剤層との密
着性も良好となった。実施例2 基材フィルムの剥離面の中心線平均粗さが0.04μm
で、粘着剤塗工面の中心線平均粗さが0.15μmのP
TFE延伸フィルムを用いた他は、実施例1と同様に粘
着テープを作製した。基材フィルムの変色はなかった。
【0022】得られた粘着テープについて上記実施例1
と同様に性能テストを行った。その結果を表1に示し
た。背面剥離力が200g/25mm以下と軽くなり、
基材と粘着剤層との密着性も良好であった。実施例3 両面の中心線平均粗さが0.08μmであるPTFE延
伸フィルムを基材として、その片面を実施例1と同様な
方法にてコイル状電極を用い、高周波電圧1kW、処理
時間20秒でプラズマ表面処理し、処理面の中心線平均
粗さが0.25μmとなった。この時の処理面の状態を
示したものが図4である。その処理面に粘着剤を塗工
し、実施例1と同様に粘着テープを作製した。得られた
粘着テープについて実施例1と同様の性能テストを行っ
た。その結果を表1に示した。
【0023】表1からも明らかなように、背面剥離力が
200g/25mm以下と軽くなった。基材とシリコー
ン粘着剤の密着性も良好であった。比較例1 剥離面の中心線平均粗さが0.09μmで、粘着剤塗工
面の中心線平均粗さが0.09μmのPTFE延伸フィ
ルムを基材とした以外は、実施例1と同様に粘着テープ
を作製した。得られた粘着テープについて実施例1と同
様の性能テストを行った。その結果を表1に示した。
【0024】実施例1、2に比べ、背面剥離力が重くな
った。アンカリングも20回を越えず、基材とシリコー
ン粘着剤の密着性は不十分であった。比較例2 基材フィルムの剥離面の中心線平均粗さが0.21μm
で、粘着剤塗工面の中心平均粗さが0.08μmのPT
FE延伸フィルムとした以外は、実施例1と同様に粘着
テープを作製した。得られた粘着テープについて実施例
1と同様の性能テストを行い、その結果を表1に示し
た。
【0025】前述の実施例1及び2に比べ、背面剥離力
が大きくなった。アンカリングも20回を超えず、基材
PTFEフィルムと粘着剤層との密着性は不十分であっ
た。 比較例3 基材フィルムの剥離面の中心線平均粗さが0.17μm
で、粘着剤塗工面の中心線平均粗さが0.17μmのP
TFE延伸フィルムとした以外は、実施例1と同様に粘
着テープを作製した。得られた粘着テープについて実施
例1と同様の性能テストを行い、その結果を表1に示し
た。
【0026】前述の実施例1および2に比べ、背面剥離
力が大きくなった。もちろんこの発明は、以上の例によ
って限定されるものではない。製造条件等の細部につい
ては様々な態様が可能であることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、テープ巻戻し作業時の背面剥離力を軽くすること
ができ、作業性が向上する。また、基材フィルムの変色
が抑止され、安全でしかも基材と粘着剤層との密着性が
向上する。アンカーコート層が不要となり、粘着テープ
の製造が簡便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフッ素樹脂粘着テープの製造方法に
使用することのできるプラズマ表面処理装置の一例を示
した断面図である。
【図2】中心線平均粗さが0.08μmであるPTFE
延伸フィルムの表面状態を示す5000倍の図面に代わ
る写真である。
【図3】図2の表面の中心線平均粗さが0.21μmで
あるPTFE延伸フィルムの表面状態を示す5000倍
の図面に代わる写真である。
【図4】中心線平均粗さが0.08μmであるPTFE
延伸フィルムの表面を20秒間プラズマ表面処理し、中
心線平均粗さが0.25μmとなった表面状態を示す5
000倍の図面に代わる写真である。
【符号の説明】
1 コイル状電極 2 PTFEフィルム 3 冷却ロール 4 巻出ロール 5 巻取ロール 6 高周波電源 7 マッチングボックス 8 ガス導入バルブ 9 真空槽 10 排気系
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】中心線平均粗さが0.08μmであるPTFE
延伸フィルムの表面状態を示す5000倍の図面に代わ
顕微鏡写真である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】図2の表面の中心線平均粗さが0.21μmで
あるPTFE延伸フィルムの表面状態を示す5000倍
の図面に代わる顕微鏡写真である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】中心線平均粗さが0.08μmであるPTFE
延伸フィルムの表面を20秒間プラズマ表面処理し、中
心線平均粗さが0.25μmとなった表面状態を示す5
000倍の図面に代わる顕微鏡写真である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離面の表面粗さが中心線平均粗さで
    0.08μm以下で、粘着剤層塗工面の表面粗さが中心
    線平均粗さで0.15μm以上の四フッ化エチレン樹脂
    フィルムを基材とし、この基材フィルムの粘着剤塗工面
    には粘着剤層が設けられていることを特徴とするフッ素
    樹脂粘着テープ。
  2. 【請求項2】 剥離面の粗さが中心線平均粗さで0.0
    8μm以下の四フッ化エチレン樹脂フィルムの粘着剤塗
    工面を、1×104 〜1×10-3Torrの雰囲気下に
    おいて高周波放電によりプラズマ表面処理し、表面粗さ
    が中心線平均粗さで0.15μm以上の処理表面に粘着
    剤を塗工することを特徴とするフッ素樹脂粘着テープの
    製造方法。
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Cited By (5)

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