JPH0264184A - フッ素系粘着テープまたはシートの製造方法 - Google Patents

フッ素系粘着テープまたはシートの製造方法

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JPH0264184A
JPH0264184A JP63215485A JP21548588A JPH0264184A JP H0264184 A JPH0264184 A JP H0264184A JP 63215485 A JP63215485 A JP 63215485A JP 21548588 A JP21548588 A JP 21548588A JP H0264184 A JPH0264184 A JP H0264184A
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JP
Japan
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sheet
fluorine
adhesive
tacky adhesive
adhesive tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP63215485A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ueno
進 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フッ素系基材よりなる粘着テープまたはシー
トに関し、特には基材と粘着剤との密着力を高めると共
に、耐熱性を著しく向上せしめた粘着テープまたはシー
トの製造方法に関するものである。
(従来の技術) フッ素系粘着テープ、特にPTFE系粘着テープは、そ
のすぐれた電気特性、耐熱性、非粘着性、耐薬品性等の
特性により、電気絶縁用、ヒートシール用、ロールラッ
ピング用、その他スベリ性、非粘着性を求める用途に使
用されている。
しかしながら、フッ素系フィルムは、その基材の持つ非
粘着性の特性故に、粘着剤との密着性が悪く、フッ素系
基材上に粘着剤を塗工した粘着テープ、またはシートを
使った場合には、例えば使用時粘着剤の剥離現象を生じ
たり、あるいは高温雰囲気中でのズレを生じたりする問
題を生じ、このため、密着性、耐熱性にすぐれた粘着テ
ープまたはシートの開発が要望されている。
これを解決する方法として、フッ素系基材の表面を金属
Na−Ntl<溶液で処理する方法が提案され、これは
特に密着性に問題のあるPTFE系基材の表面処理に利
用されている。
しかしながら、金属Na−NHa処理は、表面に炭化層
が出来る欠点があり、着色する上に表面電気持性がそこ
なわれると云う問題点を有すると共に、公害上、安全上
の問題もあり、よりすぐれた密着性の改良手段が要望さ
れている。
(問題解決のための手段) 本発明者等は、この問題解決について、鋭意研究を重ね
た結果、フッ素系基材を圧力0.001〜10トルの無
機ガスの低温プラズマにさらし、表面層0.005〜0
.5μmのフッ素含有量を基材の持つフッ素含有量の1
5〜65%迄減じ、かつ酸素含有量をC原子100個当
り10〜30個含有せしめる様に改質することにより、
基材と粘着剤との密着性にすぐれ、かつ使用時、粘着剤
の剥離現象を生じない、すぐれた粘着テープまたはシー
トが得られることを見出して本発明に到達した。
本発明におけるフッ素系基材としては、PTFE。
CTFE、 PVDF、 PVF、 ETFE、 FE
P、 PFA等の各種フィルムまたはシート及びPTF
E等のフッ素系樹脂を含浸したガラスクロス、ケブラー
クロス等の基材が例示される。これ等の基材は本発明の
提案するガス圧0.001〜101−ルの低温プラズマ
処理に供され、表面のフッ素含有量を基材のフッ素含有
量の15〜65%、酸素含有量をC原子100個当り1
0〜30個含有せしめる様に改質される。
プラズマ処理の方法としては、アルゴン、酸素、窒素、
空気、ヘリウム等無機ガスの流通下、ガス圧0.001
〜10トルの真空容器内の陽陰電極間に10 kHz 
N100MHzの高周波電力を印加することによって行
われる。
フッ素系基材表面のフッ素及び酸素含有量を上記範囲内
に保つためには、両電極間に1,000V以上の電圧、
IOA以上の電流を生じさせ、なおかつ陽電極に単位面
積当り0.6W/cm2以上の高周波電力を印加するこ
とが必要である。
また、陽陰電極間距離については2〜20μmが適当で
あり、陽電極については耐電圧10.0OOV以上のガ
ラス、ホーロー、セラミックコートされた金属棒状電極
を使用するのが、電圧、電流のバランスを取る上で有効
である。
また、プラズマ処理表面のフッ素含有量が、基材のフッ
素含有量の65%以上、酸素含有量がC原子100個当
り10個以下の場合には基材と粘着剤の密着性は不十分
なものとなり、本発明の目的は達せられない、また、フ
ッ素含有量を15%以下迄に低下せしめた場合には、酸
素含有量も低下し、基材と粘着剤との密着力も低下して
しまう。表面のフッ素含有量を減することのみを優先し
て、高い印加電力を与えたり、あるいはプラズマ中での
曝露時間を長くした場合には、フィルムの変形、収縮、
着色等を生じるので好ましくない。
陽電極に印加する高周波電力としては、陽電極の単位面
積当り0.6〜6 W/cm”が適当である。
この様にプラズマ処理されたフッ素系基材の表面にドク
ター法、リバースロール法、あるいは転写法等の手段に
より、粘着剤が塗工される。
粘着剤としては、シリコーン系、アクリル系、天然ゴム
系、合成ゴム系等が例示されるが、耐熱性、耐候性の点
でシリコーン、アクリル系が特に好ましい。
膜厚としては10〜150ILm、特に20〜70μの
範囲に設定することにより、すぐれた特性を有する粘着
テープ、またはシートが得られる。
上記粘着テープ、またはシートは、そのまま巻き取るか
、はるいは離型紙を介在させることによって使用に供さ
れる。離型紙としては、シリコーン系離型紙が一般的な
ものであるが、シリコーン系粘着剤については、離型紙
の選択に十分注意を払う必要がある。
(発明の効果) 本発明の方法によって製造された粘着テープまたはシー
トは、基材との密着力にすぐれ、使用時粘着剤の剥離現
象を生ぜず、すぐれた耐熱性を示す。
本発明の方法は各種フッ素系基材に対して有効であるが
、特にPTFE基材に対して、金属Na−FJH<処理
に代る方法としては、カーボン層が形成されない故に、
白色の、かつ表面電気特性の良好な粘着テープまたはシ
ートが得られると云う意味で非常に有効である。
次ぎに本発明を具体例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。本発明の効果を示す物
性の測定法法を文末に記載した。
(実施例1) プラズマ処理装置内に厚み100μmのPTFEフィル
ム(ヨドフロンF4淀川化成)をセットし、真空度を0
.02Torr迄減圧した。ついでアルゴンガスを0.
3℃/minの流量で流し、圧力を0.04Torrに
保持したのち、110kHz、 60kwの高周波電力
を印加し、1分間処理した。
この時の電圧は1,700V、電圧値は15Aであった
。さらにESCAによる表面の改質状態を観察したとこ
ろ、フッ素含有量は基材のフッ素含有量の35%迄減じ
、酸素原子はC原子100個当り16個の値を示した。
次いで、このフィルムのプラズマ処理面にシリコーン粘
着剤(にR−101−1o、信越化学工業)を乾燥後の
膜厚が50μmになる様に塗布した。
これを80℃で2分間乾燥後、155℃で15分キュア
することにより粘着テープを得た。これをサンプルAと
する。
また、未処理のテフロンフィルムを用いて、同様に作成
した粘着テープをサンプルB(比較例)とする。
(実施例2) プラズマ処理装置内に厚み80μmのPTFEフィルム
(ヨドフロン/F4淀川化成)をセットし、真空度を0
.02Torr迄減圧した。次いで空気ガスを3.6!
l/mtnの流量で流し、圧力を0.07Torrに保
持したのち、13.56MH2,5kwの高周波電力を
印加し30秒間処理した。
この時の電圧は1,500V、電流値は18Aであった
。さらに、ESCAによる表面の改質状態を観察したと
ころ、フッ素含量は基材のフッ素含量の46%迄減じ、
酸素原子はC原子100個当り13個の値を示した。
次いでこのフィルムのプラズマ処理面に、アクリル系粘
着剤(DO−666、ノガワケミカル)を乾燥後の膜厚
が50J、Lmになる様に塗布した。これを80℃、2
分間乾燥後、40℃、16時間エージングすることによ
り粘着テープを得た。これをサンプルCとする。
また、未処理テフロンフィルムを用いて同様に作成した
粘着テープをサンプルD(比較例)とする。
サンプルA、B、C,Dについて密着性、及び耐熱性の
評価結果を第1表に示す。
蜜11パ町ζ法 粘着剤塗布面どうしを貼り合せ2kg圧着ローラーで3
往復圧着する。次いで、155℃で15分間加熱キュア
後支持板で固定した状態で、180゜剥離強度を測定し
た。なお、引張スピードは50mm/minで行った。
1800 はかし 着力の SUS 304板に幅20mmの粘着テープをはりっけ
180’で引きはがした時の粘着力を測定した。
なお、引張スピードは、300 mm/minで行った
址へ作試囚 サンプルを25cmX 50cmにカットし、一端の2
5cmX 50cm部分をステンレス板にはりつける。
他端に500grの荷重をつけたのち、これを所定の温
度に設定した恒温槽に入れ、30分後のズレ量を測定し
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、フッ素系基材の表面を、圧力0.001〜10トル
    の無機ガスの低温プラズマにさらし、表面層0.005
    〜0.5μmのフッ素含有量を基材のそれの15〜65
    %に減じ、かつ酸素含有量をC原子100個当り10〜
    30個含有せしめるように改質したのち、粘着剤を塗布
    加工することを特徴とするフッ素系粘着テープまたはシ
    ートの製造方法。
JP63215485A 1988-08-30 1988-08-30 フッ素系粘着テープまたはシートの製造方法 Pending JPH0264184A (ja)

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