JPH07196440A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
- Publication number
- JPH07196440A JPH07196440A JP5353171A JP35317193A JPH07196440A JP H07196440 A JPH07196440 A JP H07196440A JP 5353171 A JP5353171 A JP 5353171A JP 35317193 A JP35317193 A JP 35317193A JP H07196440 A JPH07196440 A JP H07196440A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- skin
- fibers
- short
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】耐油性、耐水性に優れて持ちがよく皮膚に対し
てなめらかな感触を与える皮膚化粧料を提供する。 【構成】短繊維を配合してなる皮膚化粧料。
てなめらかな感触を与える皮膚化粧料を提供する。 【構成】短繊維を配合してなる皮膚化粧料。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、長さ0.1〜5mmの
短繊維を配合することを特徴とし、耐水性、耐油性に優
れ化粧持ちが良く、かつ皮膚に対してべたつきがなく、
滑らかな感触を与え、のびのよい使用性を持った新規な
皮膚化粧料に関するものである。
短繊維を配合することを特徴とし、耐水性、耐油性に優
れ化粧持ちが良く、かつ皮膚に対してべたつきがなく、
滑らかな感触を与え、のびのよい使用性を持った新規な
皮膚化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
乳液、クリーム、ファンデーション等の皮膚化粧料にお
いて、化粧持ちを良くし、かつ皮膚に対して滑らかな感
触を与えるために、タルクなどの無機粉末や多孔性球状
セルロース粉末(特開昭61−189210号公報参
照)、或いは、天然麻セルロース結晶粉末などのセルロ
−ス粉末を配合することが行われている。しかしなが
ら、無機粉末を配合することにより滑らかな感触はある
程度得られるものの、のびが悪くなったり、固化しやす
くなるなどの問題がある。また、前出公報記載の多孔性
球状セルロース粉末を配合する方法においては酢酸セル
ロースなどの再生セルロースから得られるものを用いて
いるため皮脂や汗の吸収が十分でないなどの問題があ
る。また、天然麻のセルロース結晶粉末を配合すること
により滑らかな感触はある程度得られるものの、ややべ
たつくなどの問題がある。一方、化粧料に短繊維を配合
した例としては、短繊維、親水性粉体及び水不溶性高分
子からなる凝集体の粗粉砕物を水性基剤に分散してなる
クレンジング効果と共にマッサ−ジ効果を有する化粧料
(特開昭62−238211)、短繊維の特定量を均一
に分散、含有させてなる、爪の補強効果に優れ、凹凸等
の塗布むらや補強の配向性を生じないネイルエナメル
(特開平03−101611)等が出願されている。し
かし、これらはどれも皮膚化粧料に単繊維を加えること
によって耐水性、耐油性に優れ、化粧持ちがよく、滑ら
かな感触を与える皮膚化粧料を開発するという本願の主
旨とは異なるものである。
乳液、クリーム、ファンデーション等の皮膚化粧料にお
いて、化粧持ちを良くし、かつ皮膚に対して滑らかな感
触を与えるために、タルクなどの無機粉末や多孔性球状
セルロース粉末(特開昭61−189210号公報参
照)、或いは、天然麻セルロース結晶粉末などのセルロ
−ス粉末を配合することが行われている。しかしなが
ら、無機粉末を配合することにより滑らかな感触はある
程度得られるものの、のびが悪くなったり、固化しやす
くなるなどの問題がある。また、前出公報記載の多孔性
球状セルロース粉末を配合する方法においては酢酸セル
ロースなどの再生セルロースから得られるものを用いて
いるため皮脂や汗の吸収が十分でないなどの問題があ
る。また、天然麻のセルロース結晶粉末を配合すること
により滑らかな感触はある程度得られるものの、ややべ
たつくなどの問題がある。一方、化粧料に短繊維を配合
した例としては、短繊維、親水性粉体及び水不溶性高分
子からなる凝集体の粗粉砕物を水性基剤に分散してなる
クレンジング効果と共にマッサ−ジ効果を有する化粧料
(特開昭62−238211)、短繊維の特定量を均一
に分散、含有させてなる、爪の補強効果に優れ、凹凸等
の塗布むらや補強の配向性を生じないネイルエナメル
(特開平03−101611)等が出願されている。し
かし、これらはどれも皮膚化粧料に単繊維を加えること
によって耐水性、耐油性に優れ、化粧持ちがよく、滑ら
かな感触を与える皮膚化粧料を開発するという本願の主
旨とは異なるものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決すべく種々検討を行った結果、長さ0.1〜5mm
の短繊維を配合することによって、耐水性や耐油性に優
れ、化粧持ちが良く、かつ皮膚に対して滑らかな感触を
与え、しかもべたつかず、安定性も良好な新規な皮膚化
粧料を開発するに至った。
解決すべく種々検討を行った結果、長さ0.1〜5mm
の短繊維を配合することによって、耐水性や耐油性に優
れ、化粧持ちが良く、かつ皮膚に対して滑らかな感触を
与え、しかもべたつかず、安定性も良好な新規な皮膚化
粧料を開発するに至った。
【0004】本発明に用いられる短繊維としては、木
綿、羊毛、絹、麻等の天然繊維、レーヨン、アセテート
用の化学繊維、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリ
ル系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリビニ
ルアルコール系等の合成繊維等挙げることができる。こ
れらの中で、ポリアミド系がより使用性に優れているの
で最も好ましいものである。なお、本明細書で言う短繊
維とは、通常の単繊維、複合繊維、および糸を包含す
る。
綿、羊毛、絹、麻等の天然繊維、レーヨン、アセテート
用の化学繊維、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリ
ル系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリビニ
ルアルコール系等の合成繊維等挙げることができる。こ
れらの中で、ポリアミド系がより使用性に優れているの
で最も好ましいものである。なお、本明細書で言う短繊
維とは、通常の単繊維、複合繊維、および糸を包含す
る。
【0005】短繊維の長さは、短すぎると化粧持ちが悪
くなり、長すぎるとのびの軽さやなじみが悪くなり、長
すぎても短すぎても感触の滑らかさが悪くなる。また、
長すぎると短繊維群がもつれてままことなって分散しに
くくなり、製造時に攪拌機にまつわりつくので実用的で
はない。かかる理由から本発明に用いる短繊維の長さは
0.1〜5mm、好ましくは0.1〜0.7mmであ
る。短繊維の太さは太すぎてても細すぎても感触の滑ら
かさが出にくくなる。また、細すぎるともつれてだま状
になって製造時に均等に分散し難くなり、また、太くな
りすぎると製造時に攪拌機につまるため実用的ではな
い。かかる理由から本発明に用いる短繊維の太さは0.
1〜20デニールが好ましく、さらに好ましくは0.1
〜1.2デニールである。
くなり、長すぎるとのびの軽さやなじみが悪くなり、長
すぎても短すぎても感触の滑らかさが悪くなる。また、
長すぎると短繊維群がもつれてままことなって分散しに
くくなり、製造時に攪拌機にまつわりつくので実用的で
はない。かかる理由から本発明に用いる短繊維の長さは
0.1〜5mm、好ましくは0.1〜0.7mmであ
る。短繊維の太さは太すぎてても細すぎても感触の滑ら
かさが出にくくなる。また、細すぎるともつれてだま状
になって製造時に均等に分散し難くなり、また、太くな
りすぎると製造時に攪拌機につまるため実用的ではな
い。かかる理由から本発明に用いる短繊維の太さは0.
1〜20デニールが好ましく、さらに好ましくは0.1
〜1.2デニールである。
【0006】本発明に用いられる最も好ましいポリアミ
ド系短繊維は、「ナイロンファイバー」の名称で東レ株
式会社やユニチカ株式会社などから長さ及び太さについ
て様々なものが発売されている。「ナイロンファイバ
ー」は、ε−カプロラクタムを開環重合させたポリカプ
ラミド(6−ナイロン)を溶融紡糸した後、細断したも
のである。
ド系短繊維は、「ナイロンファイバー」の名称で東レ株
式会社やユニチカ株式会社などから長さ及び太さについ
て様々なものが発売されている。「ナイロンファイバ
ー」は、ε−カプロラクタムを開環重合させたポリカプ
ラミド(6−ナイロン)を溶融紡糸した後、細断したも
のである。
【0007】本発明において、短繊維の配合割合は皮膚
化粧料全量中の0.1〜10重量%が好ましく、さらに
好ましくは0.5〜5重量%である。
化粧料全量中の0.1〜10重量%が好ましく、さらに
好ましくは0.5〜5重量%である。
【0008】本発明の皮膚化粧料には、油分、水、界面
活性剤、保湿剤、低級アルコール、増粘剤、香料、酸化
防止剤、キレート剤、色素、防腐剤等通常皮膚化粧料に
用いられる成分を配合することができる。
活性剤、保湿剤、低級アルコール、増粘剤、香料、酸化
防止剤、キレート剤、色素、防腐剤等通常皮膚化粧料に
用いられる成分を配合することができる。
【0009】
【作用】本発明の皮膚化粧料は、長さ0.1〜5mm短
繊維を配合することによって耐水性、耐油性に優れ化粧
持ちが良く、かつ皮膚に対して滑らかな感触を与え、し
かもべたつかず、安定性も良好なものとなる。
繊維を配合することによって耐水性、耐油性に優れ化粧
持ちが良く、かつ皮膚に対して滑らかな感触を与え、し
かもべたつかず、安定性も良好なものとなる。
【0010】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をより詳細に説明
する、本発明はこれにより限定されるものではない。配
合量は全て重量%である。 実施例1 水中油型乳化ローション (配合量) (1)P.O.E(20)ベヘニルエーテル 2.4 (2)ソルビタンモノパルミテート 1.6 (3)パルミチン酸イソステアリル 5.0 (4)ミリスチン酸イソプロピル 3.0 (5)脱水ラノリン 1.5 (6)ステアリン酸 1.0 (7)セタノール 1.0 (8) ミツロウ 2.0 (9) パラフィンワックス(135F°) 2.0 (10)鯨ロウ 2.0 (11)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5 (12)メチルパラベン 0.1 (13)ブチルパラベン 0.1 (14)ホウ砂 0.5 (15) カルボキシビニルポリマー(2%水溶液) 12.0 (16)プロピレングリコール 10.0 (17)精製水 残部 (18)エタノール 10.0 (19) ナイロンファイバー(ユニチカ株式会社、製長さ 0.3mm,太さ0.5デニ−ル) 2.0 (20)水酸化カリウム 0.25 (21)香料 0.2
する、本発明はこれにより限定されるものではない。配
合量は全て重量%である。 実施例1 水中油型乳化ローション (配合量) (1)P.O.E(20)ベヘニルエーテル 2.4 (2)ソルビタンモノパルミテート 1.6 (3)パルミチン酸イソステアリル 5.0 (4)ミリスチン酸イソプロピル 3.0 (5)脱水ラノリン 1.5 (6)ステアリン酸 1.0 (7)セタノール 1.0 (8) ミツロウ 2.0 (9) パラフィンワックス(135F°) 2.0 (10)鯨ロウ 2.0 (11)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5 (12)メチルパラベン 0.1 (13)ブチルパラベン 0.1 (14)ホウ砂 0.5 (15) カルボキシビニルポリマー(2%水溶液) 12.0 (16)プロピレングリコール 10.0 (17)精製水 残部 (18)エタノール 10.0 (19) ナイロンファイバー(ユニチカ株式会社、製長さ 0.3mm,太さ0.5デニ−ル) 2.0 (20)水酸化カリウム 0.25 (21)香料 0.2
【0011】(製造法)(1)〜(13)を80℃に加熱
溶解する(これをA部とする)。また、(14)〜(17)
を82℃に加熱溶解したものに(18)に(19)を攪拌し
ながら加え、均一に分散させたものを加える(これをB
部とする)。(21)に(20)を溶解させる(これをC部
とする)。A部を攪拌しながらB部に加え、攪拌乳化す
る。さらにC部および香料を加え、加え終わったら攪拌
冷却を続け、室温まで冷却する。放置脱泡後容器に充填
する。
溶解する(これをA部とする)。また、(14)〜(17)
を82℃に加熱溶解したものに(18)に(19)を攪拌し
ながら加え、均一に分散させたものを加える(これをB
部とする)。(21)に(20)を溶解させる(これをC部
とする)。A部を攪拌しながらB部に加え、攪拌乳化す
る。さらにC部および香料を加え、加え終わったら攪拌
冷却を続け、室温まで冷却する。放置脱泡後容器に充填
する。
【0012】 実施例2 水中油型ファンデーション (配合量) (1)ステアリン酸 2.4 (2)モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 (3)セトステアリルアルコール 0.2 (4)液状ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 3.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.5 (7) パラオキシ安息香酸プロピル 適量 (8) 精製水 残部 (9)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 (10)ベントナイト 0.5 (11)プロピレングリコール 4.0 (12)ナイロンファイバー(ユニチカ株式会社製、長さ 1mm,太さ1.5デニ−ル) 1.0 (13)エタノール 10.0 (14)トリエタノールアミン 1.5 (15) 精製水 10.0 (16)パラオキシ安息香酸メチル 適量 (17)酸化チタン 8.0 (18)タルク 4.0 (19)着色顔料 適量 (20)香料 適量
【0013】(製造法)(17)〜(19)を混合し粉砕す
る。(8)を70℃に加熱し、(10) を加えよく湿潤さ
せる、これにあらかじめ(11)に分散させた(9)を加え
て溶かす、これに(16)を加えて溶かす(これをA部と
する)。(1)〜(7)を混合し、70〜80℃で加熱
溶解し、(13)に(12)を攪拌しながら加え、均一に分
散させてから加える(これをB部とする)。(15)に
(14)を溶解させる(これをC部とする)。(17)〜
(19)の混合粉砕物をA部に攪拌しながら加える。加え
終わったらコロイドミルを通し、その後75℃に加熱す
る、これに80℃に加熱したB部を攪拌しながら加え、
乳化させる。さらに香料およびC部を加えて室温になる
まで攪拌冷却する。
る。(8)を70℃に加熱し、(10) を加えよく湿潤さ
せる、これにあらかじめ(11)に分散させた(9)を加え
て溶かす、これに(16)を加えて溶かす(これをA部と
する)。(1)〜(7)を混合し、70〜80℃で加熱
溶解し、(13)に(12)を攪拌しながら加え、均一に分
散させてから加える(これをB部とする)。(15)に
(14)を溶解させる(これをC部とする)。(17)〜
(19)の混合粉砕物をA部に攪拌しながら加える。加え
終わったらコロイドミルを通し、その後75℃に加熱す
る、これに80℃に加熱したB部を攪拌しながら加え、
乳化させる。さらに香料およびC部を加えて室温になる
まで攪拌冷却する。
【0014】 実施例3 水中油型クリーム (1)ステアリン酸 10.0 (2)ステアリルアルコール 4.0 (3)ステアリン酸ブチル 8.0 (4)モノステアリン酸グリセリン(自己乳化型) 2.0 (5)香料 1.0 (6)防腐剤 適量 (7)酸化防止剤 適量 (8)プロピレングリコール 10.0 (9)グリセリン 4.0 (10)水酸化カリウム 0.5 (11)精製水 残部 (12)エタノール 10.0 (13)羊毛微粉末(長さ0.5mm、太さ10デニ−ル) 0.5
【0015】(製造法)(11)に(8)、(9)および
(10)を加えて溶解して70℃に保つ(これをA部とす
る)。また(1)〜(7)を混合し、加熱溶解して70
℃に保つ(これをB部とする)。(12)に(13)を攪拌
しながら加え、均一に分散させてからA部に加え、攪拌
する、この中にB部を徐々に添加し、すべてを加え終わ
った後、暫く攪拌を行い反応乳化を進行させる。その後
ホモミキサーを用いて均一に乳化し、よくかきまぜなが
ら30℃まで冷却する。
(10)を加えて溶解して70℃に保つ(これをA部とす
る)。また(1)〜(7)を混合し、加熱溶解して70
℃に保つ(これをB部とする)。(12)に(13)を攪拌
しながら加え、均一に分散させてからA部に加え、攪拌
する、この中にB部を徐々に添加し、すべてを加え終わ
った後、暫く攪拌を行い反応乳化を進行させる。その後
ホモミキサーを用いて均一に乳化し、よくかきまぜなが
ら30℃まで冷却する。
【0016】 実施例4 油中水型クリーム (1)パラフィン 2.0 (2)マイクロクリスタリンワックス 9.0 (3)ミツロウ 3.0 (4)ワセリン 5.0 (5)還元ラノリン 8.0 (6)スクワラン 34.0 (7)ヘキサデシルアジピン酸エステル 10.0 (8)親油型モノオレイン酸グリセリン 3.5 (9)ポリオキシエチレンソルビタン モノオレイン酸エステル(20E.O) 1.0 (10)香料 0.5 (11)酸化防止剤 適量 (12)防腐剤 適量 (13)プロピレングリコール 2.0 (14)精製水 残部 (15)水酸化カリウム 0.2 (16)ナイロンファイバー(ユニチカ株式会社製、長さ 0.3mm、太さ0.5デニ−ル) 5.0
【0017】(製造法)(14)に(15)を攪拌しながら
加え、均一な溶液とする。さらに(13)に(16)を均一
に分散したものを加え、加熱して70℃にする。(これ
をA部とする)。(1)〜(12)を混合し加熱溶解して
70℃にしたものの中にA部を加え予備乳化を行い、ホ
モミキサーで均一に乳化し、熱交換器により30℃にす
る。
加え、均一な溶液とする。さらに(13)に(16)を均一
に分散したものを加え、加熱して70℃にする。(これ
をA部とする)。(1)〜(12)を混合し加熱溶解して
70℃にしたものの中にA部を加え予備乳化を行い、ホ
モミキサーで均一に乳化し、熱交換器により30℃にす
る。
【0018】 実施例5 油中水型乳化ファンデーション (配合量) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 17.0 (2)ジメチルポリシロキサン 3.0 (3)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 4.0 (4)香料 0.05 (5)デキストリン脂肪酸エステル処理粉末 20.0 (6)メチルパラベン 0.15 (7) 1.3−ブチレングリコール 5.0 (8) イオン交換水 残部 (9)水酸化カリウム 0.1 (10)ナイロンファイバー(ユニチカ株式会社製、長さ 1mm、太さ3デニ−ル) 3.0 (11)エタノール 10.0
【0019】(製造法)(1)〜(4)を70℃〜80
℃で攪拌溶解し、これに(5)を加え分散させた後室温
まで冷却する(これをA部とする)。(11)に(10)を
攪拌しながら加え、均一に分散させる。これを(9)を
溶かした(8)の中に加え均一な溶液にする、この中に
(6)および(7)を溶解させる(これをB部とす
る)。A部にB部を加え、乳化させることによって、油
中水型乳化ファンデーションを得た。なお、ここで用い
たデキストリン脂肪酸エステル処理粉末は、特開昭62
−205165号記載の方法に従い、カオリン6部、チ
タン4部を混合した原料粉末混合物を、デキストリン脂
肪酸エステルの5重量%アイソパーE(エクソン化学)
溶液に添加、攪拌後脱溶媒し、乾燥、粉砕して得た。
℃で攪拌溶解し、これに(5)を加え分散させた後室温
まで冷却する(これをA部とする)。(11)に(10)を
攪拌しながら加え、均一に分散させる。これを(9)を
溶かした(8)の中に加え均一な溶液にする、この中に
(6)および(7)を溶解させる(これをB部とす
る)。A部にB部を加え、乳化させることによって、油
中水型乳化ファンデーションを得た。なお、ここで用い
たデキストリン脂肪酸エステル処理粉末は、特開昭62
−205165号記載の方法に従い、カオリン6部、チ
タン4部を混合した原料粉末混合物を、デキストリン脂
肪酸エステルの5重量%アイソパーE(エクソン化学)
溶液に添加、攪拌後脱溶媒し、乾燥、粉砕して得た。
【0020】比較例1 実施例1の短繊維(ナイロンファイバ−)を抜去し、残
りをイオン交換水で置き換え、その他は実施例1と同様
にして水中油型乳化化粧料を得た。
りをイオン交換水で置き換え、その他は実施例1と同様
にして水中油型乳化化粧料を得た。
【0021】比較例2 実施例1の短繊維(ナイロンファイバ−)をタルクに代
えた他は実施例1と同様にして水中油型乳化化粧料を得
た。
えた他は実施例1と同様にして水中油型乳化化粧料を得
た。
【0022】比較例3 実施例1の短繊維(ナイロンファイバ−)を球状セルロ
ースに代えた他は実施例1と同様にして水中油型乳化化
粧料を得た。
ースに代えた他は実施例1と同様にして水中油型乳化化
粧料を得た。
【0023】実施例6 実施例1の短繊維(ナイロンファイバ−)を表2に示し
た長さの短繊維(ナイロンファイバ−)に置き換え、そ
の他は実施例1と同様にして水中油型乳化化粧料を得
た。
た長さの短繊維(ナイロンファイバ−)に置き換え、そ
の他は実施例1と同様にして水中油型乳化化粧料を得
た。
【0024】実施例7 実施例1の短繊維(ナイロンファイバ−)を表3に示し
た太さの短繊維(ナイロンファイバ−)に置き換え、そ
の他は実施例1と同様にして水中油型乳化化粧料を得
た。
た太さの短繊維(ナイロンファイバ−)に置き換え、そ
の他は実施例1と同様にして水中油型乳化化粧料を得
た。
【0025】実施例8 実施例1の短繊維(ナイロンファイバ−)の配合量を表
4に示した配合量に置き換え、その他は実施例1と同様
にして水中油型乳化化粧料を得た。
4に示した配合量に置き換え、その他は実施例1と同様
にして水中油型乳化化粧料を得た。
【0026】使用性試験 実施例1、6、7、8及び比較例1、2及び3で得られ
た化粧料の使用性に対する官能試験を30人のパネルを
使って行った。評価方法は、試験したサンプルに対し、
大変良い、良い、普通、悪いの4段階の評価を行なっ
た。30人のパネルに評価させ、大変良いに10点、良
いに7点、普通に5点、悪いに2点を与え、その30人
の平均点を以下のように表示した。
た化粧料の使用性に対する官能試験を30人のパネルを
使って行った。評価方法は、試験したサンプルに対し、
大変良い、良い、普通、悪いの4段階の評価を行なっ
た。30人のパネルに評価させ、大変良いに10点、良
いに7点、普通に5点、悪いに2点を与え、その30人
の平均点を以下のように表示した。
【0027】8〜10点 ◎ 6〜8点未満 ○ 4〜6点未満 △ 4点未満 ×
【0028】その結果、次の表1、表2、表3及び表4
のような結果となった。ただしここにおける評点は◎=
大変良い、○=良い、△=普通、×=悪いとした。
のような結果となった。ただしここにおける評点は◎=
大変良い、○=良い、△=普通、×=悪いとした。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0029】表1〜4に示すように、長さ0.1〜5m
m、太さ0.1〜20デニ−ルの短繊維を0.1〜1
0.0重量%配合した化粧料を使用した場合は、配合し
ない化粧料を使用した場合と比べて、評点が高いという
結果となっており、短繊維を化粧料に配合することによ
って、化粧持ちが良く、かつ皮膚に対してなめらかな感
触を与えていることが確認できる。
m、太さ0.1〜20デニ−ルの短繊維を0.1〜1
0.0重量%配合した化粧料を使用した場合は、配合し
ない化粧料を使用した場合と比べて、評点が高いという
結果となっており、短繊維を化粧料に配合することによ
って、化粧持ちが良く、かつ皮膚に対してなめらかな感
触を与えていることが確認できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は耐油性、耐水性に
優れ化粧持ちがよく、かつ皮膚に対してべたつきがな
く、滑らかな感触を与え、のびのよい使用性を持った新
規な皮膚化粧料である。
優れ化粧持ちがよく、かつ皮膚に対してべたつきがな
く、滑らかな感触を与え、のびのよい使用性を持った新
規な皮膚化粧料である。
Claims (4)
- 【請求項1】長さ0.1〜5mmの短繊維を配合してな
る皮膚化粧料。 - 【請求項2】短繊維の太さが0.1〜20デニ−ルであ
る請求項1に記載の皮膚化粧料 - 【請求項3】短繊維の配合量が0.1〜10重量%であ
る請求項1又は請求項2に記載の皮膚化粧料 - 【請求項4】短繊維がポリカプラミド(6−ナイロン)
である請求項1、2、3のいずれかに記載の皮膚化粧料 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5353171A JPH07196440A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5353171A JPH07196440A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196440A true JPH07196440A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18429046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5353171A Withdrawn JPH07196440A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07196440A (ja) |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0838210A2 (de) * | 1996-09-28 | 1998-04-29 | Wella Aktiengesellschaft | Verwendung von wasserunlöslichen Fasern in kosmetischen Mitteln zur Haarbehandlung |
US6001338A (en) * | 1996-02-13 | 1999-12-14 | L'oreal | Cosmetic use of natural microfibrils and a film-forming polymer as a composite coating agent for hair, eyelashes, eyebrows and nails |
EP1053742A1 (fr) * | 1999-05-20 | 2000-11-22 | L'oreal | Compositions anhydres de soin ou de maquillage contenants des fibres et des polyols |
EP1066817A1 (fr) * | 1999-07-08 | 2001-01-10 | L'oreal | Composition de maquillage comprenant des fibres |
JP2001048736A (ja) * | 1999-07-01 | 2001-02-20 | L'oreal Sa | 繊維及び親水性ポリオルガノシロキサンを含有するケア又はメークアップ組成物 |
JP2001048750A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-02-20 | L'oreal Sa | ポリウレタンと繊維を含むマスカラ |
EP1100451A1 (en) * | 1998-07-30 | 2001-05-23 | Color Access, Inc. | Topical moisture regulating compositions |
FR2817477A1 (fr) * | 2000-12-06 | 2002-06-07 | Rhodia Performance Fibres | Compositions cosmetiques contenant des fibres |
US6489283B1 (en) | 1999-10-07 | 2002-12-03 | L'oreal | Composition in the form of an oil-in-water emulsion containing fibers and uses thereof |
US6503520B1 (en) | 1999-10-15 | 2003-01-07 | L'oreal | Water-in-oil emulsion containing fibers and the use thereof as a cosmetic composition |
US6607734B1 (en) | 1999-10-15 | 2003-08-19 | L'oreal | Composition in the form of a water-in-oil emulsion containing fibers, and cosmetic use thereof |
JP2004035571A (ja) * | 1999-10-07 | 2004-02-05 | L'oreal Sa | 繊維を含有する水中油型エマルションの形態の組成物とその使用 |
WO2005080679A1 (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-01 | Toray Industries, Inc. | ナノファイバー配合溶液、乳液およびゲル状物およびその製造方法、ならびにナノファイバー合成紙およびその製造方法 |
JP2005314394A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Kose Corp | クレンジング料 |
JP2005314396A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Kose Corp | 透明化粧料 |
US7253249B2 (en) | 2003-04-22 | 2007-08-07 | Arizona Chemical Company | Ester-terminated poly(ester-amide) in personal care products |
US7919105B2 (en) | 2000-11-23 | 2011-04-05 | L'oreal S.A. | Cosmetic composition with continuous lipophilic phase containing flat fibers |
WO2020241847A1 (ja) | 2019-05-31 | 2020-12-03 | 花王株式会社 | 皮膜形成組成物及び極細短繊維 |
WO2020241846A1 (ja) | 2019-05-31 | 2020-12-03 | 花王株式会社 | 皮膜形成組成物 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5353171A patent/JPH07196440A/ja not_active Withdrawn
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6001338A (en) * | 1996-02-13 | 1999-12-14 | L'oreal | Cosmetic use of natural microfibrils and a film-forming polymer as a composite coating agent for hair, eyelashes, eyebrows and nails |
EP0838210A2 (de) * | 1996-09-28 | 1998-04-29 | Wella Aktiengesellschaft | Verwendung von wasserunlöslichen Fasern in kosmetischen Mitteln zur Haarbehandlung |
EP0838210A3 (de) * | 1996-09-28 | 2000-10-18 | Wella Aktiengesellschaft | Verwendung von wasserunlöslichen Fasern in kosmetischen Mitteln zur Haarbehandlung |
EP1100451A1 (en) * | 1998-07-30 | 2001-05-23 | Color Access, Inc. | Topical moisture regulating compositions |
EP1053742A1 (fr) * | 1999-05-20 | 2000-11-22 | L'oreal | Compositions anhydres de soin ou de maquillage contenants des fibres et des polyols |
FR2793683A1 (fr) * | 1999-05-20 | 2000-11-24 | Oreal | Composition anhydre de soin ou de maquillage contenant des fibres et des polyols |
KR100443777B1 (ko) * | 1999-05-20 | 2004-08-09 | 로레알 | 섬유 및 폴리올을 함유하는 메이크업 또는 보호용 무수조성물 |
JP2001048736A (ja) * | 1999-07-01 | 2001-02-20 | L'oreal Sa | 繊維及び親水性ポリオルガノシロキサンを含有するケア又はメークアップ組成物 |
EP1066817A1 (fr) * | 1999-07-08 | 2001-01-10 | L'oreal | Composition de maquillage comprenant des fibres |
FR2795957A1 (fr) * | 1999-07-08 | 2001-01-12 | Oreal | Composition de maquillage comprenant des fibres |
JP2001048750A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-02-20 | L'oreal Sa | ポリウレタンと繊維を含むマスカラ |
KR100420844B1 (ko) * | 1999-07-08 | 2004-03-02 | 로레알 | 섬유를 함유하는 메이크업 조성물 |
JP2004035571A (ja) * | 1999-10-07 | 2004-02-05 | L'oreal Sa | 繊維を含有する水中油型エマルションの形態の組成物とその使用 |
US6489283B1 (en) | 1999-10-07 | 2002-12-03 | L'oreal | Composition in the form of an oil-in-water emulsion containing fibers and uses thereof |
US6503520B1 (en) | 1999-10-15 | 2003-01-07 | L'oreal | Water-in-oil emulsion containing fibers and the use thereof as a cosmetic composition |
US6607734B1 (en) | 1999-10-15 | 2003-08-19 | L'oreal | Composition in the form of a water-in-oil emulsion containing fibers, and cosmetic use thereof |
US7919105B2 (en) | 2000-11-23 | 2011-04-05 | L'oreal S.A. | Cosmetic composition with continuous lipophilic phase containing flat fibers |
FR2817477A1 (fr) * | 2000-12-06 | 2002-06-07 | Rhodia Performance Fibres | Compositions cosmetiques contenant des fibres |
US7253249B2 (en) | 2003-04-22 | 2007-08-07 | Arizona Chemical Company | Ester-terminated poly(ester-amide) in personal care products |
US7329719B2 (en) | 2003-04-22 | 2008-02-12 | Arizona Chemical Company | Ester-terminated poly(ester-amide) in personal care products |
WO2005080679A1 (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-01 | Toray Industries, Inc. | ナノファイバー配合溶液、乳液およびゲル状物およびその製造方法、ならびにナノファイバー合成紙およびその製造方法 |
US8501642B2 (en) | 2004-02-19 | 2013-08-06 | Toray Industries, Inc. | Nano-fiber compound solutions, emulsions and gels, production method thereof, Nano-fiber synthetic papers, and production method thereof |
JP2005314394A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Kose Corp | クレンジング料 |
JP2005314396A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Kose Corp | 透明化粧料 |
WO2020241847A1 (ja) | 2019-05-31 | 2020-12-03 | 花王株式会社 | 皮膜形成組成物及び極細短繊維 |
WO2020241846A1 (ja) | 2019-05-31 | 2020-12-03 | 花王株式会社 | 皮膜形成組成物 |
KR20220002692A (ko) | 2019-05-31 | 2022-01-06 | 카오카부시키가이샤 | 피막 형성 조성물 및 극세 단섬유 |
KR20220003112A (ko) | 2019-05-31 | 2022-01-07 | 카오카부시키가이샤 | 피막 형성 조성물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07196440A (ja) | 皮膚化粧料 | |
US6534071B1 (en) | Composition in the form of an oil-in-water emulsion containing cellulose fibrils, and its uses, especially cosmetic uses | |
DE69821180T2 (de) | Stabile topische Zusammensetzungen mit einem festen elastomerischen Organopolysiloxan und sphärischen Partikeln | |
EP0534286B1 (en) | External skin care preparation | |
US6607733B1 (en) | Cosmetic or dermatological gels based on microemulsions | |
JPH0665596A (ja) | 新規複合体及び乳化組成物 | |
AU724527B2 (en) | Emulsifier composition for skin care formulations | |
JP2007015935A (ja) | 整髪料 | |
JP3659395B2 (ja) | 親水性の増粘化合物と多糖類アルキルエーテルを含有するエマルション及び該エマルションを含有する組成物及びその用途 | |
US20050031659A1 (en) | Emulsions with a concentrated internal oil phase | |
JP4276265B2 (ja) | 濃厚な水中油型エマルション | |
JP2007501787A (ja) | パーソナルケア組成物 | |
JP3672010B2 (ja) | 睫毛用又は眉毛用化粧料 | |
JP4040804B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3417567B2 (ja) | アルコール中油型乳化組成物 | |
JP2000256132A (ja) | 液晶組成物および化粧料 | |
JP3444366B2 (ja) | 乳化組成物 | |
WO2001035907A1 (en) | Gel-type oil free cosmetic | |
JP2001058922A (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JPH11263721A (ja) | 水中油型ゴマージュ化粧料 | |
JP3555907B2 (ja) | 固形状水中油型乳化化粧料 | |
JP2003113043A (ja) | 睫用化粧料 | |
JP2003183131A (ja) | マスカラオーバーコート | |
JP2001158714A (ja) | 高内水相油中水型乳化化粧料 | |
JPH08310940A (ja) | 水中油型乳化化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |