JPH0719554A - 空調・排煙共用装置 - Google Patents

空調・排煙共用装置

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JPH0719554A
JPH0719554A JP18944793A JP18944793A JPH0719554A JP H0719554 A JPH0719554 A JP H0719554A JP 18944793 A JP18944793 A JP 18944793A JP 18944793 A JP18944793 A JP 18944793A JP H0719554 A JPH0719554 A JP H0719554A
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smoke exhaust
chamber
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air conditioning
smoke
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JP18944793A
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Jiro Nishimura
二郎 西村
Kazuaki Yumioka
和明 弓岡
Kenji Aotani
健二 青谷
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KOSUTA CORP KK
Kajima Corp
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KOSUTA CORP KK
Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調設備、排煙設備の端末機を共用し、設備
機器の天井占有面積を低減し、天井面加工の省力化、施
工の簡素化、デザイン容易性の向上を図る。 【構成】 空調ユニット部31の吸込口33を天井面に
開口し、この吸込口33に空調チャンバ37を設ける。
排煙チャンバ45を空調チャンバ37に接続し、外部排
気手段47、49をこの排煙チャンバ45に接続する。
排煙チャンバ45内部における外部排気手段47側と空
調チャンバ37側とを遮断又は連通させる排煙ダンパ5
1を、排煙チャンバ45内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調及び排煙設備を有
する建物に用いる空調・排煙共用装置に関し、詳しく
は、空調吸い込み口と排煙口とを共用可能にし、室内に
均等に配設された空調用吸い込み口を排煙口としても使
用可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】建物では、空調設備はもちろんのこと、
所定の階数及び床面積(3階建以上且つ500m2
上)を越えると、建築基準法や消防法により、排煙設備
が必要となる。図4は空調設備、排煙設備が設けられた
従来の天井平面図である。排煙垂壁1に区画された天井
面3には複数のファンコイルユニット或いは冷暖房ユニ
ット(空調ユニット)5が配設され、空調ユニット5は
所定の間隔で縦横に位置する柱の間に配置されている。
空調ユニット5の間には排煙口7が配設され、排煙口7
は一般的に避難口となる出入口9の反対側に配置されて
いる。図5は空調ユニット、排煙口の断面図である。空
調ユニット5には吸込グリル11が設けられ、吸込グリ
ル11にはフィルタ13が取り付けられている。吸込グ
リル11から吸い込まれた室内空気は、熱交換器(コイ
ル)により所定温度に熱交換され、送風ファンにより再
び室内に吹き出される。一方、排煙口7には排煙チャン
バ15が連結され、排煙チャンバ15は内部に排煙ダン
パ17を有している。排煙チャンバ15には排煙ダクト
19が接続され、排煙ダクト19内の空気は排煙ファン
21により外部へ排気されるようになっている。
【0003】このように構成された空調設備、排煙設備
において、平常時には、空調ユニット5が運転され、排
煙ダンパ17が閉じられるとともに、排煙ファン21が
停止されている。一方、火災発生時には、排煙ダンパ1
7が開放(図6参照)されるとともに、排煙ファン21
が運転され、室内の煙は排煙口7、排煙チャンバ15、
排煙ダクト19により屋外へ排出されるのである。な
お、排煙設備には、上述した排煙ダクト19を有しない
ものもあり、このような設備では天井内全体が排煙チャ
ンバとなり、チャンバ内の煙は単独で設けられた排煙フ
ァンにより屋外へ排出されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調設備と排煙設備は、互いが別個に設けられ、しか
も、排煙設備においてはその取り付け位置にもある程度
の制約があるため(避難方向と逆方向に設けられること
が好ましい)、空調設備、排煙設備、照明設備等により
天井面が密集状態となり、納まり及び施工性が極めて悪
いものであった。また、これら設備により天井面が密集
状態であることは、間仕切変更等を容易に行うことに対
する障害になるとともに、デザイン統一化の障害ともな
った。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、空調
設備、排煙設備の端末機を共用することができる空調・
排煙共用装置を提供し、もって、天井占有面積を低減
(省スペース化)させることにより、天井面加工の省力
化、施工の簡素化、施工性の向上、及びデザイン容易性
の向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る空調・排煙共用装置の構成は、空調ユニ
ット部における室内空気の吸込口を天井面に開口し、こ
の吸込口と空調ユニット部内の熱交換器との間に両者を
連通させる空調チャンバを設け、排煙チャンバをこの空
調チャンバに連通して設け、外部排気手段をこの排煙チ
ャンバに連通して設け、排煙チャンバ内部における外部
排気手段側と空調チャンバ側とを遮断又は連通させる排
煙ダンパをこの排煙チャンバ内に設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】平常時には、排煙ダンパが閉じられ、空調ユニ
ット部の送風機が運転されることで、室内空気が吸込口
から吸い込まれ、空調チャンバ、熱交換機を通過した
後、再び室内に吹き出される。火災発生時には、空調ユ
ニット部の送風機が停止され、排煙ダンパが開かれると
ともに、外部排気手段が運転され、室内の煙が吸込口か
ら空調チャンバに取り込まれ、排煙ダンパを通過して外
部排気手段により外部へ排気される。従って、空調ユニ
ット部の吸込口と排煙口が共用されることで一つとな
り、別個に排煙口を設けるための天井加工が不要とな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る空調・排煙共用装置の好
適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明空調・排煙共用装置の断面図である。天井内には空
調ユニット部31が設けられ、空調ユニット部31は下
面が天井面に露出している。空調ユニット部31の下面
には吸込グリル(吸込口)33が設けられ、吸込グリル
33にはフィルタ35が取り付けられている。吸込グリ
ル33の上方には空調チャンバ37が設けられ、空調チ
ャンバ37には吸込グリル33から室内空気が流入する
ようになっている。吸込グリル33は、図示しない蝶番
等により一端が回動自在に支持され、他端が空調ユニッ
ト部31の下面から開閉するようになっている。つま
り、吸込グリル33が開放されると、空調チャンバ37
の下面が全面に亘って開放するようになっているのであ
る。
【0008】空調チャンバ37の両側には熱交換器(コ
イル)39、送風機41がそれぞれ設けられ、送風機4
1の吹出口は空調ユニット部31の吹出口43に連通さ
れている。従って、吸込グリル33から吸い込まれた室
内空気は、空調チャンバ37に取り込まれた後コイル3
9を通過し、送風機41により再び室内に吹き出される
ようになっている。ところで、空調チャンバ37の上部
には排煙チャンバ45が接続され、排煙チャンバ45の
内部は空調チャンバ37の内部と連通している。排煙チ
ャンバ45の上部には外部排気手段である排煙ダクト4
7の一端が接続され、排煙ダクト47の他端には外部排
気手段である排煙ファン49が設けられている。排煙チ
ャンバ45の内部には排煙ダンパ51が設けられ、排煙
ダンパ51は排煙チャンバ45内における空調チャンバ
37側と排煙ダクト47側とを遮断、連通自在に開閉で
きるものとなっている。つまり、排煙ダンパ51が開か
れ、排煙ファン49が運転されることにより、空調チャ
ンバ37内の空気は排煙ダクト47を介して外部へ排気
されるようになっているのである。空調チャンバ37、
排煙チャンバ45、排煙ダクト47、排煙ファン49、
排煙ダンパ51を主な部材として、本実施例に係る空調
・排煙共用装置53が構成されている。
【0009】このように構成される空調・排煙共用装置
53の作用を説明する。図2は排煙時における空調・排
煙共用装置の運転状態を説明する断面図である。平常時
には、図1に示すように、排煙ダンパ51が閉じられる
とともに、排煙ファン49が停止され、送風機41が運
転されることで、室内空気が吸込グリル33から吸い込
まれ、空調チャンバ37を通過した後コイル39で熱交
換され、送風機41により再び室内に吹き出される。一
方、火災発生時には、送風機41が停止され、図2に示
すように、吸込グリル33がフィルタ35と共に開放さ
れて空調チャンバ37の下面が全開され、煙の吸い込み
面積が最大限に確保される。同時に、排煙ダンパ51が
開かれるとともに、排煙ファン49が運転され、室内の
煙が空調チャンバ37の下面開口から排煙チャンバ45
内に流入し、排煙ダクト47を介して外部へ排気される
ことになるのである。
【0010】図3は空調・排煙共用装置が設けられた天
井平面図である。上述の空調・排煙共用装置53によれ
ば、室内に均等に配設された空調用吸い込み口を排煙口
として働かせることができるので、排煙口を別個に単独
で天井面に設ける必要がなくなり、天井占有面積を低減
(省スペース化)させることができる。また、任意の空
調用吸い込み口を排煙口とすることができるので、容易
に避難方向と逆の方向に排煙口を設けることができるよ
うになり、安全性の確保が容易となる。
【0011】なお、上述の実施例に係る空調・排煙共用
装置53では、吸込グリル33とフィルタ35を一体構
造とし、排煙時には吸込グリル33を開放可能とした
が、吸込グリル33の構造はこれに限定されるものでは
なく、例えば、フィルタ35をそれぞれのコイル39の
前面に直接設ければ、吸込グリル33を固定式とするこ
ともできる。また、上述の実施例に係る空調・排煙共用
装置53には外部排気手段である排煙ダクト47、排煙
ファン49を接続したが、例えば、天井内全体が排煙チ
ャンバとなる排煙設備においては、排煙ダクト47は接
続せず、排煙チャンバ45を直接、外部排気手段である
天井排煙チャンバ内に開口するものであっもよい。つま
り、本発明に係る空調・排煙共用装置は、排煙チャンバ
45に排煙ダクト47を接続するもの、或いは天井排気
チャンバ内に排煙チャンバ45を直接開口するもののど
ちらであってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る空調・排煙共用装置によれば、空調設備、排煙設備の
端末機が共用となるので、設備施工を行うための天井占
有面積を低減させることができ、天井面加工の省力化、
施工の簡素化、施工性の向上、及びデザイン容易性の向
上を達成することができる。また、間仕切・区画変更が
生じた際においても、吸込口が共用であるため、排煙口
の移設・増設の必要がなく、所望位置の排煙チャンバを
外部排気手段に連通させるのみで良く(天井排気チャン
バ方式では単に排煙チャンバを天井内で開口するのみで
良い)、間仕切・区画変更に容易に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明空調・排煙共用装置の断面図である。
【図2】排煙時における空調・排煙共用装置の運転状態
を説明する断面図である。
【図3】空調・排煙共用装置が設けられた天井平面図で
ある。
【図4】空調設備、排煙設備が設けられた従来の天井平
面図である。
【図5】空調ユニット、排煙口の断面図である。
【図6】排煙時における排煙設備の運転状態を説明する
断面図である。
【符号の説明】
31 空調ユニット部 33 吸込口 37 空調チャンバ 39 熱交換器 45 排煙チャンバ 47、49 外部排気手段 51 排煙ダンパ 53 空調・排煙共用装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青谷 健二 大阪府枚方市牧野本町2−7−10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ユニット部における室内空気の吸込
    口を天井面に開口し、該吸込口と空調ユニット部内の熱
    交換器との間に両者を連通させる空調チャンバを設け、
    排煙チャンバを該空調チャンバに連通して設け、外部排
    気手段を該排煙チャンバに連通して設け、排煙チャンバ
    内部における外部排気手段側と前記空調チャンバ側とを
    遮断又は連通させる排煙ダンパを該排煙チャンバ内に設
    けたことを特徴とする空調・排煙共用装置。
JP5189447A 1993-06-30 1993-06-30 空調・排煙共用装置 Expired - Lifetime JP2826256B2 (ja)

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