JPH0799271B2 - 超低騒音型空気調和機 - Google Patents

超低騒音型空気調和機

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Publication number
JPH0799271B2
JPH0799271B2 JP5325607A JP32560793A JPH0799271B2 JP H0799271 B2 JPH0799271 B2 JP H0799271B2 JP 5325607 A JP5325607 A JP 5325607A JP 32560793 A JP32560793 A JP 32560793A JP H0799271 B2 JPH0799271 B2 JP H0799271B2
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JP
Japan
Prior art keywords
blower
air conditioner
chamber
air
low noise
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5325607A
Other languages
English (en)
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JPH07180858A (ja
Inventor
森田満津雄
Original Assignee
木村工機株式会社
和田 隆文
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は音響ホール、美術館、
放送スタジオを始めとして展示場、病院、図書室等の如
く特に静粛な環境を必要とする室内に常時快適にて静粛
な空調展開を容易に送給行わしめんとする超低騒音型空
気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、室内に静粛な冷暖風を送給する場
合には空調機としての構造はもとより冷暖能力、機能的
等において相当な制約がある。また空調機と室内側に開
設せる空気吹出口をダクト等にて連結連通し、騒振音の
室内流出を阻止する手段として上記、ダクト内に数個の
消音器を配置する必要がある。しかるに上記、手段を用
いるとしても若干の騒振音が冷暖風と共に室内に流出す
る懸念があり、完全無音の空調を求めることが不可能で
あり、またより以上の静粛な環境を求める場合には空調
機と吹出口との相当な間隔距離が必要であり、天井内に
おけるダクト配管が複雑化となる懸念は免れなかったの
である。また例え空調機の風吐出部分に直接に消音チヤ
ンバーを付設するとしても該チヤンバーの付設によって
機体全体が嵩高となり高価である等の欠点を有し効果が
全く認められていないという現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記、問題
点に鑑みて静粛な環境を最も必要とするホール、教室、
美術館、展示場向きとして最適な超低騒音型空気調和機
を汎く提供しようとするをその主な目的としているもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成する手段として開発したものであって、その概略を図
面にて説明すると、機体1の上部または側部等適宜箇所
に吸気口2及び吹出口3の各吸、送風口を開設し、且つ
該機体1内の略中央に送風機4を設置すると共に該送風
機4を軸として上記、送風機4全体を包囲すべく周部
に、上記吸、吹出口2,3と連通してなる各室B〜Dを
消音チヤンバー室として一体的に囲僥形成せしめた構成
をその特徴としている。また上記、消音チヤンバー室を
形成せる各室内の送風通路内には適宜形状の消音機構6
が取付けられている。更に、上記送風機4の吐出口4a
を下向方向に開口すると共に該送風吐出側前方通路内に
空気流れ方向に沿うべく三角型等、適宜形状の案内兼吐
出クッション機構7を設置した構成により、風流が自然
的に円滑良好に導流行わしめると共により良好な防騒振
音効果を求めることも出来得る。
【0005】
【作用】以下、その作用を説明すると吸、吹出口2,3
はダクト(図示省略)を介して外気取入口、室内側の還
気口、送風口の各吸、送風口と夫々が連通されている。
かかる状体にて送風機4を駆動運転するにおいて新鮮な
空気の取入れ、室内空気の還気と同時に該機内に取り入
れられた空気は熱交換室C内に設置せる熱交換コイル5
によって所定の温度に熱交換が行われ、これが送気室D
内の送風通路を経て吹出口3を通じて室内に冷暖風を送
給行わしめることが出来得るのである。なおこの発明に
おいては送風機4が機体1の略中央に設置され且つ該周
部を多数曲折してなる消音チヤンバー室B〜Dにて囲僥
形成されているがために送風機4よりの吐出空気内の騒
振音が上記、消音チヤンバー室の作用によって吸収消去
し殆んど無騒音の静粛な空気を室内に送給行わしめるこ
とが出来得るのである。
【0006】
【実施例】以下、その実施例を図面について説明する
と、1は機体にて上部または側部等適宜箇所に吸気口
2、吹出口3の各吸、吹出口2、3を夫々開口設け、該
機内を仕切板にて機体中央に形成せる送風機室Aを軸に
該周部に吸気室B、熱交換室C、送気室Dの各室を恰も
送風機4を囲僥すべく形成する。また上記吸気口2、吹
出口3と各室A〜Dは左右上下に迂曲せる送風通路にて
一体的に連通連結してなるもので熱交換室Cには熱交換
コイル5、フィルター、ドレンパン等の機構装置が各設
置されている。特にこの発明においては送風機室A内に
設置せる送風機4の吐出口4aを下向方向に開口位置行
わしめることによって、送風が従来の如く直接に送風通
路内に吹出しすることもないので送風中の騒振音が空気
と共に流出することを完全に防止するは勿論、更に上記
送風機4の送風吐出側前方の送風通路内に該空気流れ方
向に適合すべく略三角形状の案内兼吐出クッション機構
7を設置行わしめることによって上記、送風を円滑に他
室側に導流する機能を有している。なお上記、送風機4
及び吐出クッション機構7の下方に振動防止用としての
防振材8が敷設されている。
【0007】他の実施例形状として設置場所等の関係に
よって図3に示す如く、送風機4の吐出口4aを上吹出
し方向に、または図4の如く、横吹出し方向に設置行わ
しめることも可能であるが、その何れも送風機4は機体
1の内部略中央に設置し、該送風機4を軸として周部全
体を消音チヤンバー室各室B〜Dにて囲僥すべく形成さ
れてている。
【0008】また、上記各室B〜Dの各送風通路内また
は必要とする送風通路内に適宜形状の消音機構6、例え
ば吸音性良好な突出片アを単体、もしくわ複数片を図5
の如く交互に凸出設け送風通路をジグサグ形状に形成し
た構造、また図6の如く上記送風通路内に適当な吸音板
を予めW形状に折曲し形成してなる吸音板イを送風方向
に併列に嵌装行わしめることによって空気流れを円滑と
し、該空気流通中において空気内の騒振音をより効果的
に抑制する機能を有している。更に上記、突出片アを風
の流通方向に曲折形成行わしめることによって、上記消
音機能と同時に風の流通をより円滑に導流する作用をも
有している。
【0009】更に、上記構成による送風通路を前後二重
構造に併列に形成行わしめることも一考であり、かかる
構成とすることによって送風通路が非常に長く形成さ
れ、その間、空気と共に通流中の騒振音を完全確実に消
去することも出来得る。
【0010】
【発明の効果】この発明は上記の如く構成してなるもの
で,送風機を吹出口の吹出近辺に設置してなる通常の空
調機構造と異なり、機体1の中央に送風機4を設置せる
送風機室Aを配置し、該室Aを軸として周部全体を消音
チヤンバー室B〜Dの消音送風通路にて一体的に囲僥形
成してなるものであるから、騒振音が直接、吹出口3よ
り洩出する懸念も毛頭なく、且つ機内の空気流通距離も
非常に長く形成され、これが該送風通路内を空気と共に
通流する騒振音を自然的に減音、抑制し騒振音の流出を
未然に阻止するは勿論、送風機4自体よりの発生音も床
上に伝振するを防し安定性良好にて機体全体をコンパク
トに形成出来得る等の効果を有している。
【0011】更にこの発明においては請求項2記載の如
く、上記送風機4を設置してなる送風機室Aを軸として
該周部に消音チヤンバーとして吸気室B、熱交換室C、
送気室Dの各室を連通し形成設けると共に上記、各室内
の送風通路内に羽根形、または突出片等適宜形状の消音
機構6を配設行わしめることによって機内を流通する空
気が送風通路内において迂曲送流し、流通中に自然的に
騒振音を消去する等より有効確実な消音効果を求めるこ
とが出来得る。
【0012】また、請求項第3項記載の如く、送風機4
の吐出口4aを該送風方向が下向方向に開口せしめたこ
とによって、送風が吹出口3より単に流出するものと異
なり該吐出する吹出空気を一時機内の下底部に押し下
げ、これを送風通路に流通するので上記、送風吐出音を
抑制する機能を有している。
【0013】しかも、上記送風機4の吐出口4aの送風
吐出前方側に請求項第4項記載の如く空気流れ方向に形
成せしめた案内兼吐出クッション機構7を設置行わしめ
ることによって上記、送風機4より吐出する空気が該ク
ッション機構7の作用によって消音し、風流をより円滑
良好に送風通路に流通する効果をも併せ有する等、超低
騒音型空気調和機としては最適な発明と謂えよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る超低騒音型空気調和機の内部
構造を示す正面図、
【図2】 同上、側面図、
【図3】 他の実施例による送風機の設置状体図、
【図4】 同上、他の実施例状体図、
【図5】 消音機構の部分拡大図、
【図6】 同上、他の実施例構造を示す部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 機体 2 吸気口 3 吹出口 4 送風機 a 吐出口 5 熱交換コイル 6 消音機構 7 案内兼吐出クッション機構 8 防振材 A 送風機室 B 吸気室 C 熱交換室 D 送気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 13/02 H G10K 11/16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の上部または側部に吸気口及び送風
    口の各吸、送風口を開設し、且つ該機体内の略中央に送
    風機を設置せる送風機室Aを形成すると共に該送風機室
    Aの周部左右及び上下に吸気室B、熱交換室C、送気室
    Dの各室を形成設け、該各室B〜Dを消音チヤンバー送
    風通路として上記送風機室Aを軸として周部全体を一体
    的に囲僥せしめたことを特徴とする超低騒音型空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の空気調和機におい
    て、上記機内中央に送風機を設置せる送風機室Aを形成
    し、該送風機室を軸として全周を吸気室B、熱交換室
    C、送気室Dの各室にて囲僥せる消音送風通路を一体的
    に形成設け、更に上記各室の送風通路内に羽根形または
    突起片形等適宜形状の消音機構を併設せしめたことを特
    徴とする超低騒音型空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項第1項、第2項記載の空気調和機
    において、機体内の略中央に設置せる送風機の該送風口
    の吐出方向を下向方向に開口すべく設置せしめたことを
    特徴とする超低騒音型空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項第3項記載の空気調和機におい
    て、送風機の送風口前方通路内に吐出空気が送風通路の
    流れ方向に沿うよう形成してなる略三角形状の案内兼吐
    出クッション機構を配設せしめたことを特徴とする超低
    騒音型空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項2項記載の消音機構付空気調和機
    において、該各消音チヤンバー室内に付設せる羽根形ま
    たは突起片形消音機構を夫々送風方向に曲折して配設せ
    しめたことを特徴とする超低騒音型空気調和機。
JP5325607A 1993-12-24 1993-12-24 超低騒音型空気調和機 Expired - Lifetime JPH0799271B2 (ja)

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JPH07180858A JPH07180858A (ja) 1995-07-18
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JP6986508B2 (ja) * 2018-12-25 2021-12-22 アイ・ホーム株式会社 空調システム収容構造

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